15歳童貞.元いじめられっ子で元引きこもりの中学三年生オレこと柿田将宏は、
妄想好きで、魔法の世界に憧れていた。
妄想に明け暮れていた、ある日トラックに跳ねられてしまった。
だが――目を覚ますと赤ん坊の姿で魔法・魔術が存在する異世界に転生していた！？
妄想好きでもあるオレは魔法を習得しようとする。
その魔法で、魔術師として生きていくと思っている。
今は、......

（……ここは病院か？）

覚えている最後の記憶は、トラックに跳ねられるというものだ。
病院に運ばれ、運良く一命を取り留めたのだと思ったが、どうもそんな感じではない。
ふかふかの真っ白なシーツの上に寝かせられているが、なぜか自分の近くには、美男美女がいる。

美男（仮）年若い茶髪の男性で、ぎこちない笑みを俺に向けている。
正直気持ち悪い。
だが、よく見てみると筋肉が凄い。
茶髪でワガママそうとか、
そういうDQNっぽいのは見た瞬間に拒否反応が出るはずなのだが、
不思議と嫌悪感はなかった。
恐らく、彼の髪が染めたものではないからだろう。
綺麗な茶髪だった。

つうか今ほぼ同じスレタイの架空戦記もののやつあるじゃん。
主人公の名前まで同じだし、同じ人だとしてもあっちの更新途絶えてるのに新しいスレ立てていいのかよ

女性が俺を見て、にっこり笑って何かを言った。
何を言っているのだろうか。
なんだかボンヤリして聞き取りにくいし、全然わからない。
もしかして、日本語じゃないのか？
男の方も、ごつい顔で返事を返す。
いやほんと、何言ってるのかわからない。
日本語というより英語に似ている。

>>8
そのスレ俺が建てやつです。
証拠に9時10分にストーリーを進めます。

体を起こして、ここはどこで、そのリア充聞こうとした。
俺の口から出てきたのは、うめき声ともあえぎ声とも判別のつかない音だった。
体も動かない。
指先や腕が動く感触はあるのだが、上半身が起こせない。
俺は、内心焦った。
（俺、赤ん坊じゃない？）