加蓮「さっき着替えの時に、見ちゃったんだけど」
凛「? うん」
加蓮「凛のショーツ、花柄だった」
凛「え? あ」
奈緒「花屋の娘だもんな」
加蓮「ちょっと意外だったよね」
凛「……」フルフル
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405333894
http://i.imgur.com/h27PPhL.jpg
渋谷凛(15)
http://i.imgur.com/Jq7y3UL.jpg
北条加蓮(16)
http://i.imgur.com/hZ7NK2s.jpg
神谷奈緒(17)
加蓮「奈緒はアニメプリントだし」
凛「え? ほんとに!?」
奈緒「いやいや。アニメは好きだけど、さすがにそれはない」
加蓮「冗談だよ」
凛「なんだ」
奈緒「あれ、キツくて入らないし」
加蓮「それはそうだよね……え?」
凛「はいてみたの?」
奈緒「え? あっ!」
加蓮「ふーん」ニヤニヤ
凛「奈緒らしいね」クスクス
奈緒「ち、違うし! そうじゃなくて////」
加蓮「まあまあ。それはともかく、変な意味じゃなくてみんなどんなインナーなのか興味が出てきて」
凛「事務所のみんな、可愛いしキレイだからね」
奈緒「見えない所でどんなオシャレをしてるのか、参考……興味はあるな」
城ヶ崎美嘉「おはー★ みんなでなんの話ー?」
http://i.imgur.com/nDjTxx1.jpg
城ヶ崎美嘉(17)
加蓮「……」ジー
凛「……」ジー
奈緒「……」ジー
美嘉「? なに?」
加蓮「美嘉、どんなインナーつけてるの?」
美嘉「え? あ、見る?」
凛「うん。ちょっと興味ある」
奈緒「カリスマギャルは、普段どんなの着てるんだろ」
美嘉「ちょっと恥ずかしいけど、ほら」
パッ
加蓮「お、おおー……」
凛「ピンクに黒レースの上下」
奈緒「お、大人っぽいというか、さすがだな」
美嘉「夏場だし、ちょっとキレイめでキメてみた」
加蓮「あー。汗かくし薄着だし、ブラとかどうしてもちょっとスケるもんね」
凛「ピンク、やっぱり可愛いよね」
奈緒「でも黒はセクシーだよな」
美嘉「まあそういうのが、アタシのこだわりかな★」
加蓮「なんか思った通りだったねー」
凛「ちょっと大人な感じだった」
奈緒「おない歳だけど、ちょっとあれはマネできないなー……」
加蓮「まあ奈緒にはねえ」
奈緒「なんだよ……」
凛「奈緒は可愛いから」
奈緒「こ、この中ではあたしが最年長だぞ!」
加蓮「うんうん」
凛「よしよし」ナデナデ
奈緒「だから子供扱いするなよ////」
加蓮「あ、ほらほら奈緒!」
奈緒「え?」
凛「卯月だ。卯月も奈緒と同じ歳だし、ちょっと興味ある」
http://i.imgur.com/SUE2xou.jpg
島村卯月(17)
奈緒「うーん。まあイメージとしては、フリルとかたくさん付いたのじゃないのかな」
凛「わかる」
加蓮「そういうイメージだよね。おーい、卯月ちゃーん」
島村卯月「あ、みんなおはよう」
加蓮「さっそくだけど、今日どんなインナーつけてる?」
卯月「え?」
奈緒「ちょっと見えない所のファッションで、盛り上がってて」
卯月「なるほど、そうなんだ」
凛「卯月はどんなの着てるの?」
卯月「ちょっとだけだよ。……はい」
ファサッ
加蓮「ほほう。チェック柄ですか」
凛「意外」
奈緒「あ、上下で柄が違うんだ」
凛「組み合わせ方で、オシャレに見えるね」
卯月「それもあるけど、サイズが違うから揃いで買えない時もあるんだよね」
加蓮「サイズが違うって……あ」
凛「上下でサイズが違う……あ」
奈緒「? ……あ」
卯月「////」
加蓮「////」
凛「////」
奈緒「////」
加蓮「やっぱ可愛かったね」
凛「卯月が身につけてたら、なんでも可愛くなる気もするけどね」
奈緒「それはわかるなー。でも確かに、ボリュームあったな////」
加蓮「奈緒が思い出し赤面してる」
凛「えっち」
奈緒「な、なんだよー////」
加蓮「あ、またまた17歳の娘が」
凛「智香。これはなんとなく想像つく」
奈緒「スポーツブラとか付けてそうだよな」
http://i.imgur.com/ITMKqbn.jpg
若林智香(17)
若林智香「ひゃっほーぅ☆ みんなおはようっ!」
加蓮「智香ちゃん、さっそくだけど今日はどんなインナーつけてる?」
智香「え?」
凛「みんなのインナーファッションで盛り上がってるんだよ」
奈緒「まあそういう流れというか」
智香「そうなんだ。ちょうど着替える所だから、ほらっ」
バッ
加蓮「……やっぱりスポーツブラ」
凛「予想通りだけど……やっぱり似合ってる」
奈緒「考えてみれば、プライベートでもお仕事でも、智香は身体を動かす事が多いもんな」
智香「アタシ、動きにくいと嫌なんだっ☆」
加蓮「うん。健康的でいいと思う、アタシも入院とかしてた時はこういうの羨ましかったし」
凛「身体よくなって良かったよね」
奈緒「色もイエローで、グリーンのラインか。似合ってるな」
智香「ありがとう! 似合ってるって言われると、嬉しいねっ☆」
凛「イメージとぴったりだった」
加蓮「ああいうの、アタシは似合うかな?」
奈緒「スポーツするの? 加蓮が」
加蓮「しないけど、似合うかなって」
凛「ああいうのはやっぱり、運動してるから似合うんだと思う」
加蓮「でも形から入るって言うじゃない。まず着てみたらどうなのかな」
奈緒「今より更に健康的になるかもな」
加蓮「でしょ! 後で智香ちゃんに相談してみよう」
奈緒「凛もどうだ?」
凛「え?」
加蓮「スポーティー凛! 売れる!!」
凛「プロデューサーみたいなこと言わないで」
奈緒「でもPさんが『凛、スポーティー路線だ』とか言ったらやるだろ?」
凛「それはやるけど」
奈緒「な」
凛「でもたぶん言わない」
奈緒「そうかなー?」
凛「プロデューサーは、私のことわかってるから」
加蓮「アタシのこともね」
奈緒「そうか? あたしなんか似合わない衣装、着せられてる気がするけどなー」
凛「奈緒も似合ってる」
加蓮「可愛いもんね」
奈緒「な、ばっか////」
加蓮「あー可愛い」ニヤニヤ
凛「よしよし」ナデナデ
奈緒「2人とも……お、怒るぞ////」
加蓮「あ、またまた17歳」
奈緒「菜々さんか。どんなインナーなんだろ」
凛「奈緒と同じ、可愛い系17歳だから興味ある」
奈緒「あたしはクールだから!」
http://i.imgur.com/9hHq9W7.jpg
安倍菜々(永遠の17歳)
安倍菜々「はーい! どうしたのかなーっ!? みんなして」
加蓮「菜々さん、どんなインナー着けてるんですか?」
菜々「インナー?」
凛「ちょっと今、そういうので盛り上がってて」
菜々「あのっ!」
奈緒「参考にもしたくって」
菜々「インナーって……なに?」
加蓮「え?」
凛「え?」
奈緒「え?」
菜々「?」
菜々「あー! 下着ね!! 下着っ!!! インナーってなにかと思っちゃいましたよお。インナーウエアね。そうか、イマドキはインナーって言うのか」
加蓮「言うよね、インナー」ヒソヒソ
凛「むしろ下着ってあんまり言わないかな」ヒソヒソ
奈緒「ウサミン星ではインナーって言わないんじゃないか?」ヒソヒソ
菜々「ナナ、今日はこんな下……インターなんですよっ!」
加蓮(インター?)
凛(今日は高速道路で来たのかな?)
奈緒(首都圏中央連絡自動車道ウサミン星北インターチェンジかな?)
ヒラッ
加蓮「……えっ!?」
凛「これは」
奈緒「が、ががががが、ガーター!?」
菜々「ナナ、メイド喫茶の経験も長かったから、なんとなく習慣になっちゃってるんですよね!」
加蓮「……確かに似合ってる」
凛「菜々さん小柄だけど、なんていうか……セクシー」
奈緒「こ、こ、これはマネできないぞ」
菜々「まあナナも十代の頃は……じゃなくって、こういうのって少しずつ慣れていくものですからね!」
加蓮「17歳、おそるべし」
凛「いかに奈緒が可愛いかを思い知った」
奈緒「お、おい、あたしが子供っぽいみたいな言い方するなよ!」
加蓮「さすがインナーがアニメプリントの女」
奈緒「だからアニメプリントは、はいてないって!」
凛「はけなくて残念だったね」
奈緒「だーかーらー! あ!」
凛「? なに?」
奈緒「じゃあ凛と同じ15歳がどんなのつけてるか、見てみよう」
加蓮「あ、千鶴ちゃん」
http://i.imgur.com/YqCcAKH.jpg
松尾千鶴(15)
松尾千鶴「おはようございます。どうしたんですか?」
奈緒「千鶴、今日どんなインナーなんだ?」
千鶴「……え?」
加蓮「今ね、見えない所のオシャレについて話してて」
千鶴「な、なにかと思いました……あ、あの可愛くなくても……可愛くなくても笑わないで下さいね」
スルスル
凛「黒タイツ……の下は……」
加蓮「あ、ピンク」
奈緒「こ、この黒地からちょっと透けて見えるピンクが可愛いな」
千鶴「可愛い……奈緒さんに可愛いって言われた……うそ……ほんとに?」
加蓮「うんうん。真面目な千鶴ちゃんの、可愛いオシャレを垣間見ちゃったなー」
凛「同じ15歳としても、これは可愛い」
千鶴「////」
加蓮「15歳もまだまだ可愛いお年頃だね」
凛「加蓮だってまだ16だよ」
奈緒「ひとつしか違わないよな」
加蓮「アタシ、15の頃ってどんなだったかな」
凛「去年のことでしょ?」
加蓮「過去は振り返らないオンナだから。アタシ」
凛「昨日の夕食、なんだった?」
加蓮「コロッケ!」
奈緒「覚えてるんじゃないか!」
奈緒「お、またまた15歳が」
土屋亜子「大坂で~♪ 生まれてない~♪ 女やさかい~♪」
凛「亜子!」
http://i.imgur.com/B1l7w3Q.jpg
土屋亜子(15)
亜子「お、トライアドのみなさん、まいどー! どないしたんですかー?」
奈緒「亜子、さっそくだけどどんなインナーなんだ? 今日」
亜子「え? な、なんです? イキナリ!」
加蓮「みんながどんなインナーつけてるか、見せてもらってて」
凛「同じ15歳として興味がある」
亜子「あー。ま、まあエエけど、ちょっとだけやで?」
バーン
凛「意外。ブラ、ピンクなんだ」
加蓮「ショーツはブルー?」
奈緒「亜子はイエローかと思ってた」
亜子「ま、まあなんて言うかー……いつでも泉(大石泉)やさくら(村松さくら)と一緒なキモチになれる思て」
加蓮「え? あ、NWの」
凛「それであの2人のカラーにしてるんだ」
奈緒「仲間思いだな」
亜子「あははー。まあこんなことホンマはあんま言えへんけど、アタシは寂しがり屋やから」
加蓮「……似合ってるよ」
亜子「あ、そ、そうですか?」
凛「うん。三人三色そろってNWだもの」
奈緒(……胸、けっこう大きいな亜子)
加蓮「奈緒、亜子の胸を凝視してた」
凛「えっち」
奈緒「な、そ、んなわけないだろ!」
凛「あんまり見ると、お金を取られるよ」
奈緒「……ありそうで怖い」
加蓮「やっぱり見てたんだ」
奈緒「ちょ、ちょっとな。15であれは、けっこうすごいだろ」
凛「でも亜子が意外と寂しがり屋ってのは、驚いた」
奈緒「なあ。下着の色を合わせて、仲間といつでも一緒な気分になるってのはちょっと感心した」
加蓮「アタシたちもやろうか、凛」
凛「?」
加蓮「アニメプリントのインナーで、いつでも奈緒と一緒の気持ちに」
奈緒「だからアニメプリントはもう忘れろよ!」
凛「うん。いいよ、やろう」
奈緒「その気になるなよ!」
加蓮「どんなアニメのインナーにする?」
奈緒「はいてないから!」
凛「あれがいいよ。奈緒が好きだって言ってた……覚悟の上のポニョだっけ?」
奈緒「崖の上のポニョだよ! ちゃんと聞けよ、あたしの話!!」
加蓮「それそれ。崖っぷちのポニョ」
奈緒「崖の上だって言ってるだろ!」
凛「ピーヨピヨピヨ 30前の子~♪」
加蓮「昔はアイドル やあっていた~♪」
奈緒「お、怒られるぞ! 765プロの人に」
加蓮「ウチの事務所の緑の事務員さんは、大丈夫かな?」
凛「どうなんだろう」
奈緒「後でちひろさんのインナーも見てみたいな」
加蓮「そうだね。だけどさっきも言ったけど15歳の娘って、ひとつしか違わないのになんかやっぱりまだまだ可愛いって感じがするね」
凛「そうかな」
奈緒「花柄だし」
凛「もう。怒るよ」
奈緒「さっきの仕返しだ。あ、ほらそう言ってたら16歳の娘がきたぞ」
加蓮「え?」
及川雫「どうもーっ! おはようございますー」
http://i.imgur.com/c6tmnmB.jpg
及川雫(16)
凛「……何度見ても、やっぱりすごい」
加蓮「背も高いから、ちょうどなんて言うか……目の前に……」
雫「? どうしましたかー?」
奈緒「あのな、みんながどんなインナーつけてるか見せてもらってて」
雫「インナーですか? 私のも見ますかー?」
凛「うん。見たい」
加蓮「ちょ、ちょっと待って。衝撃に備えて深呼吸」スーハー
奈緒「おおげさだな。あ、でも」
加蓮「?」
奈緒「ほら、胸が大きい人ってサイズがなかなか無くて、オシャレなのが着けられないって聞いた事ないか」ヒソヒソ
凛「そういえば」ヒソヒソ
加蓮「あれだけのサイズだと、色々なバリエーションはないかもねー」ヒソヒソ
雫「? どうぞ見てくださーい!」
ズキュウウウンンン
奈緒「う、うわあああぁぁぁあああぁぁぁ!!!」
凛「すごい」
加蓮「」スーハースーハースーハー
雫「今日はですねー、暑いですから牧場風にグリーンにしてみましたー」
奈緒「い、色もキレイだけどデザインすごいな」
凛「ガラも凝ってる」
加蓮「なんていうか、ちょっとどころじゃなくオトナな感じ。外国映画に出てきそう……」
雫「似合いませんかー?」
奈緒「そ、そんなことないけど」
凛「16とは思えない」
加蓮「うん……すごい高そうなインナーだね」
雫「あ、故郷にいたときはなかなかサイズがなかったんですけど、事務所に入ってからは色々と相談できる人がいて助かってますー」
凛「相談?」
雫「早苗さんとか、沙理奈さんとかですねー」
奈緒「あー、そりゃオトナっぽくなるよな」
加蓮「礼子さんとかは?」
雫「礼子さんは、なんだか笑っててアドバイスはもらえなかったんですよねー」
凛「? なんでだろう」
奈緒「やっぱりあのぐらいのオトナの女性になると、また違う秘訣みたいなのがあるんじゃないか?」
加蓮「これどこの? 国内なの?」
雫「これはフランスですけど。アメリカのも、もーってますよー」
凛「フランス!」
加蓮「そう言われると、なんだかさらにデザインが凝ってるな気がしてきた。」
雫「フランスは農業大国ですからねー」
奈緒「フランスという国から受ける印象が、同じ16歳でもずいぶん違うな」
凛「こういうの都内でも買えるんだ」
雫「あ、これは通信販売ですねー」
加蓮「通販? 紗理奈さんが申し込んでくれたの?」
雫「インターネット販売だったので、早苗さんと紗理奈さんと私で泉ちゃんにお願いしましたー」
奈緒「泉か。なるほど」
雫「最初はありすちゃんにお願いしたんですけど、サイズ入力の時にタブレットを落としちゃってー」
加蓮「衝撃的だったんだろうなあ」ウンウン
雫「待てるはず……待ってるはず……ってブツブツ言ってましたけど、大丈夫でしたかねー?」
奈緒「ちょっと同情するなあ」
凛「すごかった」
加蓮「同じ16とは思えない」
奈緒「同じ年齢でも、色々と違うよなあ。アイドル同士でも」
凛「でも雫はさすがに規格外すぎて、ちょっと比較にはならない気もする」
加蓮「それもそうだよね」
奈緒「他に事務所で16歳というと……」
佐久間まゆ「みなさぁん、おはようごさいます」
http://i.imgur.com/RjgkRUW.jpg
佐久間まゆ(16)
凛「あ。ちょうどいい所に」
まゆ「? なんですかぁ?」
加蓮「まゆ、今日はどんなインナーなのかな?」
まゆ「えぇ?」
奈緒「いやさ、ちょっとみんな見えない部分でどんなオシャレしてるのか見せてもらってて」
まゆ「そうなんですかぁ。恥ずかしいですけど、ちょっとだけですよぉ」
シュッ
凛「あ、可愛い」
加蓮「白地に赤のリボン……3つも付いてる」
奈緒「イメージ通りって感じだな」
まゆ「このリボンが、あの人にきっと繋がってるんですよぉ」
凛「……可愛い」
加蓮「可愛い」
奈緒「あー可愛いなぁ、もう!」
まゆ「そうですかぁ?」
凛「まゆのそういう一途なとこ、可愛い」
加蓮「うん。抱きしめたくなる」
奈緒「純情一途って感じだよなあ////」
まゆ「えへへ。ありがとうございますねぇ」
加蓮「可愛かったけど、あれもアタシの参考にはならないかな」
凛「うん。あれはむしろ、奈緒向き」
奈緒「な、なんでだよ!」
加蓮「このリボンがあの人に繋がってるんですよぉ」
奈緒「まゆの口調じゃないか!」
凛「このプリキュアの変身ブレスが、あの人につながっているかも」
奈緒「アニメプリントのインナーじゃないんだって!」
加蓮「プリキュアのインナーは、たまにしかはかない奈緒」
凛「そう、奈緒のプリキュアは勝負インナー。ここぞという時に使用」
奈緒「いつだってはかないから!
加蓮「ときどき!プリキュア」
奈緒「はかないって言ってんだろ!!!」
加蓮「じゃあさ、年下の子たちってどんなのはいてると思う?」
凛「年下の子?」
加蓮「舞ちゃんとか、千佳ちゃんとか!」
凛「それこそアニメプリントかも知れないね」
奈緒「どうかなー。最近の子は進んでるっていうか、マセてたりするからな」
横山千佳「でね。ここでみんなでポーズを決めたいの」
福山舞「うん! わかった」
成宮由愛「……できるかな」
加蓮「ほら、噂をしてたらみんな来たよ」
http://i.imgur.com/SseEZU0.jpg
横山千佳(9)
http://i.imgur.com/D98qOwr.jpg
福山舞(10)
http://i.imgur.com/r5Srnow.jpg
成宮由愛(13)
凛「うん。ねえみんな、ちょっといい?」
舞「はーい! なんですか? 凛さん、加蓮さん、奈緒さん」
奈緒「あのさ、みんなどんなインナーつけてる?」
由愛「……え?」
加蓮「あ、変な意味じゃなくてね。みんなでどんなのつけてるか話してて、それで」
千佳「えへへー! ちょうどいいタイミング!」
奈緒「?」
舞「じゃぁ、見てて下さい。私たちの変身」
凛「あ、うん」
由愛「いやしの緑の風……!」
チラッ
加蓮「え? あ、一瞬見えたけど、由愛ちゃんがイラスト化されてプリントしてあるんだ」
舞「青き水の力よ!」
チラッ
奈緒「舞のも同じか」
千佳「みんなのパワーを一つに! マジカルテット!」
チラッ
凛「千佳も。これグッズ?」
千佳「はい。番組は実写だけど、イラスト化されて発売中です」
奈緒「うおおー! 実写というか現実だけどちょっと興奮する!」
加蓮「ポーズも決まってたよ」
凛「うん。カッコいいよみんな」
千佳「やったね!」
舞「うん!」
由愛「良かった……」
加蓮「でも……」
千佳「え?」
加蓮「1人、足らなくない?」
舞「え? あ!」
由愛「……麗奈ちゃん……」
奈緒「そうだ。そうだよ! ここまできたら、全員そろってる所を見たいよな」
凛「うん……あ、またまた噂をすれば」
小関麗奈「ふふふ……あはははは! あーっはっはっは……げほごほ。ま、待ってたわよ! アタシはこの時を待ってたのよッ!!」
http://i.imgur.com/Z9uY9y6.jpg
小関麗奈(13)
加蓮「どうしたの?」
麗奈「ついに……ついにアタシの永遠のライバル、南条光が現場に復帰してきたのよッ! 待ちかねたわ……南条の新ヒーロー番組、敵役はこのアタシが……」
千佳「!」
舞「!」
由愛「……!」
凛「でもその役って、まだ未定だよね?」
麗奈「南条の敵であり、ライバルはこのレイナサマ以外にありえないわッ!」
奈緒「で、でもな」
麗奈「待ってたのよ……待ってたわ。南条の敵として、ようやくアタシが……」
千佳「……」ジー
麗奈「? な、なによ千佳。じっとアタシを見たりして」
由愛「……行かないよね?」
麗奈「えッ!?」
舞「麗奈ちゃん、どこにも行かないよね? ずっと私たちと一緒に、魔法少女するんだよね?」
麗奈「えっ!? あ、あの……その……」
千佳「……」
由愛「…………」
舞「……」
麗奈「その、アタシは……」
加蓮「ねえ麗奈ちゃん、今日どんなインナーなの?」
麗奈「アタシは……は?」
奈緒「お、おい、加蓮!」
凛「今は……」
加蓮「ほらほら。今みんなのインナー調査をしててね。しっつれーい!」
麗奈「あ、ちょッ!」
ピラッ
千佳「あ!」
由愛「……あ」
舞「あっ!」
奈緒「マジカルガールフレイムのイラストプリントのインナー……」
加蓮「やっぱりね」
凛「ふふっ。麗奈もやっぱり、マジカルガールの一員なんだ」
麗奈「こ、これは……////」
千佳「麗奈ちゃん!」
舞「麗奈ちゃん!」
由愛「麗奈……ちゃん!」
麗奈「い、行かないわよ。どこにも。ずっとアンタたちとや、やるわよ……」
凛「年少の子たちも、本当に可愛い」
加蓮「本物のアニメプリントが見れて満足」
凛「奈緒の存在意義のピンチ」
奈緒「あたしの存在意義はそこじゃないよ!」
加蓮「年少の子が可愛いのはもちろんだけどさ、大人でも可愛い人っているじゃない」
奈緒「あ、優さんとか美紗希さんとか」
凛「女子力高いよね、二人とも」
太田優「よんだぁ?」
衛藤美紗希「みんな、おはよぅ」
http://i.imgur.com/9VwlpgG.jpg
太田優(21)
http://i.imgur.com/XFAg7Mx.jpg
衛藤美紗希(22)
加蓮「あ、おはようございます。さっそくなんですけど、お二人はどんなインナーつけてるんですか?」
優「えぇ?」
奈緒「あ、みんなの普段は見えない部分でどんなオシャレをしてるかっていう話になってて」
美紗希「そうなんだぁ。ちょっとだけなら、見せてあげちゃうわよぉ」
凛「お願いします」
優「うふふっ……はい」
ワンワン
凛「優さんもアニメプリント……じやなくて、これ毛糸?」
優「穗乃香ちゃん(綾瀬穗乃香)ちゃんに教わったのよね」
奈緒「アッキーの顔が編んであるのか、すごいな」
凛(心なしか、嫌そうな表情だけど……)
加蓮「教わっただけで、こんなに編めるようになるんですね!」
優「ちょっと手伝ってもらっちゃったけどねぇ」
凛「ちょっと?」
優「9分9厘、自分で編んだわよぉ」
奈緒「9割1厘は穗乃香ちゃんが編んだんじゃないですか!」
優「あはっ」
加蓮「でも毛糸っていいですね。優さんがはくと、全然子供っぽくない」
優「夏だけどクーラーとか強いと、つらいことあるのよねぇ」
凛「なるほど」
優「アッキーが一緒だと、嬉しいしぃ」
奈緒「亜子や年少組と同じなんだな」
加蓮「美紗希さんは? 美紗希さんのインナーは?」
美紗希「私はねぇ……はい」
サラッ
凛「綺麗……」
加蓮「これ、シルクですね」
奈緒「おお、やっぱ大人は普段からシルクかー……」
美紗希「似合ってるかなぁ」
凛「うん」
加蓮「色もベージュというか、おとなしめだけど綺麗ですね」
美紗希「ライトベージュね」
奈緒「女子力高いなあ……」
美紗希「気に入っちゃったからぁ、お母ちゃんにも同じ色の送っちゃったぁ」
凛(お母ちゃん……?)
美紗希「お母ちゃんも同じのつけてくれたら、嬉しいかもぉ」
加蓮「そっか、それも一体感を感じられますね」
凛「やっぱり大人の女性は違う」
加蓮「ちょっと憧れる」
奈緒「普段着からシルクとか、やっぱり女子力高い」
加蓮「凛も、ハナコの顔を編んだ毛糸のショーツとかはいてみる?」
凛「ハナコの顔は嬉しいけど、毛糸のショーツはちょっと恥ずかしい」
奈緒「でも優さんのはなんていうか、セクシーに見えたよな」
加蓮「それなんだよね。ああいうのが、インナーに頼らないっていうか大人の魅力なのかな」
凛「でもあの優さんが毛糸のショーツっていうのが、セクシーさと可愛さを出してるのかも」
奈緒「奥が深いな、インナーも」
加蓮「ねー。このままもう少し、大人組のインナーを見てみたいな」
ヘレン「グッモーニン、エブリワン!」
http://i.imgur.com/hPLv045.jpg
ヘレン(24)
加蓮「……あ、はい」
凛「……おはよう……ございます」
奈緒「……はい」
ヘレン「どうしたのかしら? なにか盛り上がってたみたいだけど」
加蓮「どうする?」ヒソヒソ
凛「興味はあるけど」ヒソヒソ
奈緒「ちょっと怖いな、見せてもらうの」ヒソヒソ
ヘレン「わかったわ! きっとインナーについての話題でもりあがっていたのね」
加蓮「なんでわかるんですか!?」
ヘレン「それは私が、世界レベルだからよ。そうでしょう?」
奈緒「いや、それはおかしい」
ヘレン「実はそこで、優と美紗希に会って聞いたのよ」
凛「納得」
ヘレン「世界レベルは最初からクライマックス! 心までファッショナブルな私のインナーをご覧なさい!」
奈緒「はやっ! って、ええっ!?」
ドジャアアアアン
加蓮「ある意味予想通りイイイィィィ!!!」
凛「てぃ、Tバック!?」
ヘレン「ノンノン。Tバックは和製英語ね。世界レベルでは『strings』」
凛「strings……つまり、紐?」
奈緒「いやああああああ////」
ヘレン「もしくは『tanga』」
加蓮「たん……え?」
ヘレン「tanga。タンザニアの人が身につけているものに似ているから、そう呼ばれているの」
加蓮「タンザニア……どこだっけ?」
ヘレン「中央アフリカよ」
奈緒「へえ。珍しいですよね、そういう地域の名前が身につけるものの名前になるって」
ヘレン「なにを言っているの、他にもあるわよ。ビキニもそうね」
凛「ビキニって、水着の?」
ヘレン「そう。ビキニは、ビキニ環礁の人が身につけていた水着からその名がきてる」
奈緒「へえ、知らなかった」
ヘレン「という説もあるわ」
加蓮「え?」
ヘレン「ともかく、インナーも世界レベルの話題にあふれてるの。貴女方も、もっと世界を学びなさい。じやあね、チャオ!」
加蓮「大人というか、なんだかよくわからなかったけど凄かった」
凛「あれが世界レベル」
奈緒「参考にはできないけど、それなりに勉強にはなった。うん」
和久井留美「あら、どうしたの3人そろって」
http://i.imgur.com/yGEaoeX.jpg
和久井留美(26)
加蓮「あ、留美さん」
奈緒「ちょうどいいや。留美さん、インナーはどんなのなんですか?」
留美「え?」
凛「みんなに見せてもらってて、留美さんのも大人の参考にしたいから」
留美「えー……あ、わ、私は参考にはならないかも知れないわよ?」
加蓮「?」
奈緒「?」
凛「?」
留美「じゃ、じゃあそういうことで……」
奈緒「わかった!」
凛「? なに」
奈緒「留美さんもあれなんでしょー。優さんと同じ!」
加蓮「え? あ、そっか留美さん猫好きだもんね!」
凛「そうだった。しかも猫アレルギーだから、本物の猫を抱くと鼻がつらいんだよね」
奈緒「だ、か、らー、留美さんも猫ショーツとかなんでしょ!」
凛「今までのパターンから、予想できた」
加蓮「恥ずかしがることないですよ。他にもそういう、普段いっしょにいたいものをインナーにしてる人、大勢いますから!」
留美「え、あの、ちょ……」
加蓮「どれどれー? 猫ちゃーん、失礼しまーす!」
留美「あ、だめ、ほんとうに……」
ピラッ
加蓮「……え?」
凛「え!?」
奈緒「うわあああぁぁぁーーーっっっ!!!」
加蓮「こ、これは……うっすらと向こうが……!」
凛「み、み、み、見えて、す、スケ……」
奈緒「うわああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーっっっっっっ!!!!!!」
留美「見られたかにはしょうがないわね。そう、これが女の勝負下着よ!」
加蓮「////」
凛「////」
奈緒「////////」
留美「私だって、今までこんなのを身につけたことはなかったわ。でも、先日……」
~2014年 新宿~
P「大丈夫ですか? 留美さん」
留美「ええ。このぐらいで酔ったりは……あっ」
P「! 危ない!」
ダッ ギュッ
P「大丈夫ですか!?」
留美「え、ええ……ハッ!」
留美「P君に抱かれて……このシチュエーション、ムード、これは……いけるわ!」
P「る、留美さん……」
留美「P君。私……」
留美(考えて! 考えるのよ留美!! すべての条件は揃っているはずよね!? P君もあんなに情熱的に私を見て……ハッ!!!)
ニャーン
留美(もしかして、今日の私のインナー……)
ニャーン
留美(猫ちゃんプリントだったー……ッッッ!!!)
P「あの、留美さん……」
留美「ありがとうP君。私、帰るわ」
P「え? あ、でも……」
留美「大丈夫だから! じゃあ」
ダッ
P「留美さん……」
加蓮「……はあ」
凛「留美さんのプロデューサーと……」
奈緒「そんなことがあったんだ」
留美「お酒がね……」
奈緒「?」
留美「私の反応を、コンマ1秒遅らせたのよ……」
奈緒「それあんまり関係ないんじゃ……」
留美「そう?」
凛「そりゃあ、留美さん……留美さんがわるいよ」
加蓮「婚活者は日常が試合で勝負なんだから、常に勝負下着じゃないと」
留美「おっしゃる通りよ……あれ以来、私は常に勝負下着なの。いつでも勝負に挑めるように」
奈緒「押忍」
加蓮「すごいものを見た」
凛「あれが噂に聞く勝負下着……」
奈緒「あたし、あんなの身につける度胸ないぞ……」
加蓮「大人ってすごい」
凛「まだまだ子供だって思い知った」
奈緒「な、なあ、ここらで終わりにしよう。これ以上は……」
高橋礼子「あら、おはようみんな」
加蓮「!」
凛「!」
奈緒「!」
http://imgur.com/81iMTAj
高橋礼子(31)
礼子「どうかしたのかしら?」
奈緒「ど、どうする?」ヒソヒソ
凛「あの雫を余裕で見られる礼子さん……」ヒソヒソ
加蓮「興味がないと言ったら、ウソになるけど……」ヒソヒソ
礼子「聞いたわよ。インナーの勉強ですって?」
凛「え?」
礼子「優ちゃんに聞いたわ」
加蓮「そ、そうですか」
礼子「オトナの勉強、感心ね」
奈緒「そ、それほどでも」
礼子「ここは私が……大人の魅力、教えてあげる」
ズキュュュウウウンンン
加蓮「いやあああぁぁぁーーーっっっ!!!」
凛「え? え? え////」
奈緒「こ、これはああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーっっっっっっ」
加蓮「も……」
凛「モ……」
奈緒「……ロ」
礼子「これぞ究極の大人の女性のインナーよ」
加蓮「……」
凛「……」
奈緒「////」
礼子「あら? 刺激が強すぎたかしら? はーい! 起きて、起きて!」
加蓮「! れ、礼子さん……」
凛「! 私たち、まだまだ子供でいいです……」
奈緒「////////////////」
礼子「ふふっ。それでいいのよ。あなたたちは、まだまだ若さを武器にしていればいいの。じゃあね」
加蓮「礼子さんすごい……すでにインナーでもなんでもない気がしたけど、それすら問題じゃないよ」
凛「うん。私、子供でいいよ」
奈緒「アニメプリントでも全然、恥ずかしくない気がしてきた」
加蓮「だね。私たち」
凛「まだまだ大人じゃない」
奈緒「ぞー!」
お わ り
※訂正
>>106
http://i.imgur.com/wyH0r1H.jpg
高橋礼子(31)
以上で終わりです。おつき合いいただきまして、ありがとうございました。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません