八幡「平塚先生に遊びで結婚しようってメール送ったら」(28)

八幡「携帯が鳴りやまなくなった……」

注意

・基本的に短いです

・結構遅筆

・これは貴方が思っているよりも駄文です

・キャラ崩壊しかしていないような気がします

大丈夫?(´・ω・`) ok?


どうしよう、まさかここまで独身アラサ―女性の執着心を見せられるとは思わなかった。

当初テーブルの真ん中辺りにあった携帯も今やこちらに向かって『早く取れ』と言わんばかりに進んできている。

というかそろそろ落ちそうなんだけど、あれ、そこまで俺の携帯の振動ってここまで強かったんでしたっけ、携帯さん?

もう少し早めに電源を切るなりなんなりすればよかった、今じゃ携帯が何か不気味なものに見えてしかたない、こええ。

しかし本当に落ちてしまいそうだ、どうする……どうするんだ、八幡…………。

ダメ ng

終了

と、玄関からチャイム音、お客様は神様です、

誰かが来たのならもてなすのが日本の心だってばっちゃが言ってた。

走って玄関の前へと急ごう、

携帯が今だ鳴っているが気になどしない、

そうだ、今は客人をもてなすのが最優先なのだ。
普段なら居留守を使っている所だが、今回ばかりは助けてもらおう、

元々俺の家へと尋ねてくる人など少ない。悲しくなんかないぞ。


きっと小町が鍵でも忘れてしまったのだろう、

はははあの歳になって忘れ物とは片腹痛い。

流石マイ・スィート☆エンジェル(はーと)小町ちゃんだぜ、セカイイチカワイイヨ。

だけど……鳴らし過ぎじゃないっすかね、チャイム、近所迷惑じゃないのかそれ、大丈夫なのか我が妹は。

ドアノブに手をかけた所で、背中にゾクリと悪寒が走る。


一応……見ておこう。…………よかった、いつもの元気百倍小町ちゃんだ。

画面いっぱいに広がる我が妹の顔は、少々滑稽にも見えたが、黙っておこう。

八幡「……うるせえよ、どんだけチャイム鳴らすんだお前は」

小町「やっはろー!おにいちゃん!ぜんっぜん玄関に来ないもんだからちょっと心配しちゃったよー!あっ今の小町的にポイント高――」

マイ・スィート☆エンジェル(はーと)小町ちゃんの台詞を半分ほど聞いたところで、

気付いちゃいました、八幡。

携帯の音が重なっている事に、

ええ、初めは小町が電話でもかけているのかと思ったがどうやらそうではないご様子で。

なら誰か?そりゃあもう決まっている、我が愛しの先生がドヤ顔で今も話し続けているマイ・ス(ry小町ちゃんの後ろに佇んでおられました。


あっ今の八幡的にポイント高いわ。


ゴトっと何かが落ちた音がする。ああ、ついに俺の携帯が…………

別にご臨終というわけではないだろうが、故障していないことを願う。

それに合わせて俺の思考停止状態も終わったようで、瞬歩の様に自分の部屋へ一直線――


平塚「……甘い!」

瞬間、眼の前に大きく揺れる物体が。

平塚「まだまだ遅いぞ比企谷……雷王拳!!」

八幡「なん……だと……って」

なにも装備していない右手で殴られた、対鋼皮用の装備はどうしたんですか、先生。

幸いにも掠った程度なので意識が吹っ飛ぶことは無かった。


平塚「さあ、返事を聞かせてもらうぞ、あのメールは私への告白っと受け取って良いんだな、

さあここに婚姻届がある、後はお前の判子を貰うだけだ。安心しろ、出すのは二年後だ、高校を卒業したらお前を私の専業主夫にしてやる」

やばい、先生の目がマジだ、こいつにはやると言ったらやる凄味があるッ!逃げ場がないッ!

……もうやだ、死にたい。一瞬でも専業主夫と書いたあの頃の自分を殴りたい。


平塚「……ほう、今はまだ押す気が無いと見える……いいだろう、私がその精根から叩き直してやる」

ちょっとーせんせー?漢字間違ってますよー?現役の国語の教師としてそれはどうなんですかー?

八幡「ちょ、先生?首は止めて、し、絞まってます、絞まってます」

ヘッドロックで柔らかく名状しがたい何かが頭に!頭に!

アーーッ!


翌日、優雅にタバコを銜える平塚静と生まれたての小鹿の様に震える比企谷八幡が、

一つベットの上に居たらしい……。



happyend……?


平塚「という夢を見たんだ」
八幡「いや、普通に怖いです、先生」

八幡「悪口を言ってみた」


平塚「おい、比企谷、私はお前に生物のレポートを書いて来いと言った記憶は無いんだが」

いきなり放課後に一人呼び出されたからナニされるかと思ったら普通に怒られたでござるの巻。

八幡「いや、それは例えのようなもので、確かにその例えで半分ほど用紙を潰してしまったのは、

確かに申し訳ないとは思っていますが」

今回俺が提出した生徒進路用の用紙、生物生態レポートではない、断じてだ。

ちなみに例によって熊の生態を描いたものとなっている、結構いい感じに筆が乗ってしまったのが運のつき。

こうなるとちゃんと真面目に専業主夫の良い所を十個並べておく方が良かった、え?悪いって?

平塚「しかもまた専業主夫とは、いよいよにもあの夢が現実味を帯びてきたな」

平塚「……コホン、しかし、それ以外にももっとほかの道は無いのか?」


いい加減にしつこいのは婚活だけにしてください先生。

……ここら辺で人にあんまりしつこくし過ぎるとどうなるか、先生にはじっくり味わってもらおう。

八幡「先生ってやっぱり結婚できないタイプですよね」

はぅっ、と心を突きぬかれた音。

八幡「知ってますか?シツコイ女性って嫌われたりとか、重いとか言われたりするんですよ?」

うぐぅっ、とロンギヌスの槍。

八幡「それにここまで重くてしつこくて嫌われ要素満載なのにさらにヘビースモーカーですもんね」

ぐがぁっ、と風遁・螺旋手裏剣……先生、それ女の人が出していい声じゃないっす。

八幡「さらに酒癖も悪くてどうしようもないですもんね?先生未来あるんすか?」

どっきゅーん、と暗黒武闘(スーパーミルクタイムの方)

……先生、それ効果音です、叫び声じゃないです。

八幡「重くてしつこく酒癖も悪い、重度の煙草好き、哀れ所か呆れ返りますよ」

くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」

…………先生、それどう発音しているんですか。


平塚「うぅぅぅぅ、おさけやめるぅぅ、たばこきらいぃぃぃ」

ついには泣き出してしまった、そろそろ俺の何かが芽生えそうなので、止めて置こう。

八幡「これであと十歳は若かったら許されるんでしょうけどね、
どうせ三日坊主ですから辞めるだけ無駄ですよ」

あれ?八幡君?何言ってるんだ君は、

これ以上言ったら鉄拳制裁所の物じゃないぞ、ペガサス流星拳とペガサス彗星拳が飛んでくるぞ。

平塚「もぅやだぁ、おうちかえるぅぅ」

八幡「先生、泣かないで下さいよ、メイクが落ちたら勿体ないし、悲惨になっちゃいますよ?」

………………、へんじがない、ただのしかばねのようだ。

というか教室でわざわざ教卓を退けてorzするのは止めてください、いきなり過ぎて吃驚しました。

後本当に帰ろうとするのは止めてください、絶対事故ると思うんで。


そこまで濃いメイクではないというか本当にナチュラルメイクだったのでさほど差は出なかった。

ただし眼は充血していて、精神年齢は二十歳ほど若返っているみたいな感じだったのだが、

三十路でそこまで子供っぽくされても……学園都市の七不思議ならともかく。

平塚「…………ェグッ……ヒグゥッ」

どうしよう、マジ泣きだよこれ、女の子がしていい泣き方じゃないよこれ……。

流石に言い過ぎたか、今更だが少しは弁解しておこう、明日の俺……生きてるかな…………?

八幡「あー、でもやっぱり先生美人だし、スタイルも良いから、きっと大丈夫ですって」

平塚「……ゥ、ホントに……?」

いまも愚図っていらっしゃる、先生、本当にアラサ―なのか?貫禄が無さすぎるぞ……。

いやいや、騙されてはいけない八幡、きっと心の奥底で専業主婦を狙っているに違いない。

寿退社でもして俺の専業主夫という守備位置をを掠め取るに違いないのだ、騙されてはいけない八幡。


なんやかんやあって俺の生徒進路用紙という名の生物生態(熊)レポートは無事にokが出たので

(正直無事かどうかは分からないが)いいらしい、いいのだろうか。

その後というもの、雪ノ下からは『最近先生の目つきがおかしいとは思わない』と睨みを利かされたり、

由比ヶ浜から異様に話しかけられる回数が増えたりと。

お父様、お母様、どうやら俺の青春ラブコメはここまでのようです、誰か助けてください、いや、マジで。



その日にに飲んだくれた平塚先生を自宅に送った時に婚姻届が、
恐らく百枚以上スタックされていて絶句したのは内緒だ。



ぐっとえんど………………?


平塚「ァアーー頭痛い…………おい、比企谷……
よく昨日の事を覚えていないんだが……何かあったか?」

八幡「覚えてないんならそれほど重要じゃないんじゃないんですかね(適当)」


やったぜ。

true end…………

実際は>>4で終わったようなものですので何とも言えませんが。

最後の最後で誤爆とか……

やりたい事やったんでさっさと自分の作業に戻ります。
御目汚し本当に申し訳ありませんでした(´・ω・`)

乙?もっと読みたいけどな?

>>23
あんまり長居し過ぎるのもあれなんで……
またの機会に書かせてもらいます。

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