エレン「魅力度診断?」(144)

この話は エレン「恋愛能力診断?」 の続きです。

前回も今回も、単行本10巻までの情報で書いているので、ネタバレ苦手な方はご注意ください。


エレン「おはよう、アルミン。俺が食堂一番乗りかと思ったのに、今日はえらく早起きだな。」

アルミン「……おはよう、エレン。……まあ、ちょっとね。」

エレン「お、 またその機械持ってきたのか! って事は、何かわかったんだよな!?」

アルミン「あ、ああ……こんな機能もついてたみたいなんだ。」スッ

エレン「えーと、なになに……“魅力度診断”……なんだこれ?」

アルミン「使い方は、前の“恋愛能力診断”と同じだよ。名前を入力するだけ。」

アルミン「後は自動でその人の魅力を測定してくれるんだ。」

エレン「へー、面白そうだな。さっそく試してみようぜ!」

アルミン「じゃあ、『エレン』と。」 カタカタカタ  ポチッ


――――カタカタカタカタカタ


エレンの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%82%a8%e3%83%ac%e3%83%b3

ルックス――― 5

性格――――― 1

スタイル――― 4

会話――――― 5

雰囲気―――― 1

セクシー――― 5

ユーモア――― 3

声―――――― 1



エレン「ん……どうなんだ、これ?」

アルミン「これはまた、極端だね。エレンらしいと言えばらしいけど……」

エレン「性格と雰囲気と声が1だぞ。……駄目なのか?」

アルミン「性格は……『死にたがり野郎』とか言われちゃってるし、多分それのせいかな。」

アルミン「雰囲気も、『死にたがり野郎』な雰囲気が駄目なんじゃない?」

エレン「声の1とか、どうすりゃいいんだよ……」

アルミン「それは、まあ聞く人にもよるし、エレンの声はよく通るんだから気にしなくていいと思うけど。」

アルミン「あ、ちなみに、これは前回の“恋愛能力診断”と違って、現状の評価だと思うんだ。」

アルミン「だから努力すれば、きっと数字が大きくなると思うよ。」

エレン「そうなのか! じゃあ、俺は『死にたがり野郎』を返上すれば良いんだな。よし、頑張ろう!」


ジャン「……おはようさん。」ファァァ

マルコ「エレン、アルミン。おはよう。」

エレン「あ、ジャンとマルコだ。」

アルミン「おはよう、二人とも。」

ジャン「朝っぱらから何騒いでんだよ……あぁ、眠ぃ……」

ジャン「――――って、それは!?」ビクゥッ!

マルコ「なんだい、それ?」

ジャン「よせ! それを俺に見せるな! 近付けんじゃねェェェェ!!」

マルコ「どうしたの、ジャン!?」

アルミン「前回の結果がよっぽどショックだったんだね……」


エレン「大げさだな。ジャンは気にしすぎなんだよ。」

ジャン「うるせぇ! てめぇ以下の点数で、納得できるわけねぇだろ!」

エレン「なんだよ、それ……それじゃあ、もう一回試してみようぜ。別の機能が見つかった事だし。」

ジャン「断る! 絶対にごめんだね!」

マルコ「いったい何の話だい?」

アルミン「それが――――――――」 カクカク シカジカ




マルコ「へぇ、そんな事があったんだ。そう言えば、あの時ジャンを医務室に連れて行ったっけ。」

エレン「ジャンはやりたくないみたいだし、マルコやってみないか?」

マルコ「そうだね……まぁ、僕の魅力なんて大した事ないと思うけど。」

アルミン「それじゃ、『マルコ』……と。」 カタカタカタ  ポチッ


――――カタカタカタカタカタ


マルコの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%83%9e%e3%83%ab%e3%82%b3

ルックス――― 3

性格――――― 1

スタイル――― 5

会話――――― 1

雰囲気―――― 4

セクシー――― 2

ユーモア――― 2

声―――――― 1



エレン「性格と会話と声が1か。ちょっと俺の結果と似てるな。」

ジャン「エレン、お前はもう試したのか……?」

エレン「ああ、もちろん。見るか?」スッ

ジャン(ルックス、会話、セクシーが5だと!? どうなってやがる!)ギリリッ

ジャン(おまけにスタイル4でユーモアが3!? こんなもん、どう考えても確実にもてまくりじゃねぇかッ!!)ギリィ!

アルミン「でも、エレンの性格1とマルコの性格1は、多分だけど中身が違う気がするよね。」

エレン「確かに、マルコが俺みたいに『死にたがり野郎』と見られてるとは思えない。」

マルコ「……うん。これはきっと、僕の引っ込み思案な所が評価されちゃったんじゃないかな。」

ジャン「別に、お前のは引っ込み思案とかじゃねぇだろ……実戦を視野に入れて行動してるだけなんだからよ……」

エレン「他に目立つのはスタイルが5で雰囲気が4か。やったな、高得点だぞマルコ!」

マルコ「そ、そうなのかな? 自分ではよくわからないんだけど……」


アルミン「マルコは身長が178㎝で体重が70㎏だったよね?」

マルコ「うん。」

ジャン「なるほど……数字で見ると、確かに万人受けしそうだな。」

ジャン「雰囲気も穏やかだし、マルコを嫌う奴はそうそういねぇだろ。」

エレン「俺も、もう少し身長が高かったら5だったのかな……」

アルミン「声はともかくとして……性格と会話が低いのが気になるようなら、もっと自分が前に出てみると良いんじゃないかな。」

アルミン「あまり自分から話をしないから、多分マルコの魅力が皆に伝わってないんだよ。」

アルミン「だから、皆と会話をする機会が多くなれば、自然と点数も高くなるんじゃないかな?」

マルコ「……なるほど、考えてみるよ。ありがとう、アルミン。」


エレン「それにしても、やっぱりこの機械凄いな。しっかりマルコの特徴が出てるんだもんな。」

マルコ「うん、自分でも驚いてるよ……ジャンはやってみないのかい?」

ジャン「やらねぇ! 俺は絶対にやらないからな!」

ジャン(どう考えても、あのエレンの数値に勝てるとは思えねぇ……勝ち目の無い戦いに乗らないのは、恥じゃねぇからな……!)

アルミン「それじゃあ、次は僕で試してみようか。」 カタカタカタカタ  ポチッ


――――カタカタカタカタカタ


アルミンの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%9f%e3%83%b3

ルックス――― 5

性格――――― 5

スタイル――― 1

会話――――― 5

雰囲気―――― 3

セクシー――― 3

ユーモア――― 2

声―――――― 4


前回はサシャとアニのルックス5
アニのやさしさ5だけは納得いかんかった

イケメン高身長のベルトルトが巨人時考慮されて1ならアニも2とかだろうし
人間時だけで見るにしても身長低くてスタイル特色ないし鼻が残念な形なのにクリスタ抜いて5はないは…
あと巨人時ハゲだし人間時も公式ブスなユミルがルックス1じゃなく2とかちょっとな


エレン「おお、凄いぞアルミン!」

ジャン「何だとォォ!?」ガタタッ

アルミン「……え、これ、本当に?」

マルコ「僕は正しい結果だと思うよ。アルミンなら納得だ。」

エレン「スタイルが1なのは……やっぱ身長か? アルミンちっさいからな。」

ジャン(ルックスと性格と会話が5だと!? いくらでも女を落とせるだろ、これ!)ギリギリギリ

エレン「あ、声が4だぞ。初めての高得点だ。……まぁ、アルミンの声は女の子みたいでかわいいもんな。」

アルミン「か、かわいいとかやめてよ!」

エレン「わりぃわりぃ、怒るなって。」

アルミン「で、でも、ルックスが5って事は無いと思うんだけど……」

マルコ「アルミンは中性的な外見だから、それが高得点につながったのかな?」

ジャン「なるほど……男からも女からも受けが良いって事か。……言われてみりゃ確かにな。」

ジャン「身長はすぐに伸びないにしろ、たまにはアルミンも冗談の一つでも言ってみりゃあ、ユーモアが伸びるんじゃねぇか。」

アルミン「あはは……努力するよ。」

>>15

そこはもう完全に恋愛能力診断の結果に従ったので、なんとも……

ただアドレス貼り忘れてたのは不注意でした。

私が自分の基準で判定したと思っちゃった人、結構いたかもしれませんね……


ジャン(だが、三人のデータを見る限り、今回の評価基準はかなり甘いのか……?)

ジャン(マルコとアルミンでこの数値なら、俺が試してもそうそう酷い事になるとは思えねぇ……)

ジャン(最悪、マルコと同じ程度なら、笑い話で済む話だ……不戦敗を認めるよりゃあ、そっちの方が……)

アルミン「……ちょっと早く来すぎたから、まだ人が集まらないね。」

エレン「だな。誰か来るまで待つしかないか。」

マルコ「僕とジャンは今朝の水汲みの当番だったから、普段より早く起きた訳だしね。」

ジャン「よ、よう……黙って待つのも、あれだしよ……俺も試してみて良いか?」

アルミン「それはもちろんだけど……良いのかい、ジャン?」

ジャン「あ、遊びにマジになっても仕方ないからな。ただの時間潰しだ。」ドキドキドキドキ

アルミン「それじゃあ、『ジャン』、と……」 カタカタカタ  ポチッ


ジャンの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%b3

ルックス――― 5

性格――――― 4

スタイル――― 5

会話――――― 2

雰囲気―――― 5

セクシー――― 1

ユーモア――― 3

声―――――― 5



ジャン「――キィィタァァァァァァァァァァ!!」ガタガタ ガッターン!

エレン「耳元で叫ぶなよ! 鼓膜が破れちゃうだろ!」

アルミン「これは、思わぬ高得点だね。でも、見ようによっては間違えてないか。」

マルコ「僕は的確な評価だと思うよ。ジャンは何て言うか……素材は良いんだ。素材は。」

ジャン「マルコ……どういう意味だ、そりゃあ。」

マルコ「ほら、特に点数が高いルックス、スタイル、雰囲気、声。これって、外見的なものだよね?」

ジャン「お、おう……?」

アルミン「なるほど……そういう事か。」

マルコ「逆に、会話とセクシーが低い点数になってる。これって内面からくるものだよね?」

ジャン「そ、そう、かもな……?」

マルコ「怒らずに聞いて欲しいんだけど……ジャンは生まれ持った素材は良いのに、内面が足を引っ張ってしまっている。」

マルコ「これはつまり、そういう評価なんじゃないかと僕は思う。」

ジャン「ぬ、ぐぐ……」


マルコ「けど、別に性格が悪い訳じゃないんだ。むしろ良い点数だろ。」

マルコ「だから、後はもう少し、周囲に気を遣った会話をするように心掛けるべきなんじゃないかな?」

アルミン「流石はマルコだね。よくジャンの事を理解してるよ。」

エレン「それにしても、声が5って凄ぇよな! 俺なんか1だったんだぜ。」

エレン「何か理由があるのか……? もしかして、歌が上手いとか?」

ジャン「し、知るかよ! そんな事考えた事もねぇよ!」

アルミン「ジャンは良い声してるもんね。確かに、歌ってみたら上手かも。」

ジャン「チッ、歌なんざ知らねぇが……そのうち、気が向いたらな……」プイッ

マルコ(ジャンが照れている……)


ライナー「……なんだ、お前達。随分早いな。」

ベルトルト「おはよう、みんな。」

エレン「おう、ライナー、ベルトルト。アルミンが、あの機械の新しい機能を見つけたぞ。」

ライナー「何ッ!?」

ベルトルト「本当なのかい、アルミン!?」

アルミン「う、うん……良かったら、二人も試してみない?」

ライナー「当然だ。なら、俺からやってくれ。」

アルミン「うん、わかった。……『ライナー』と。」 カタカタカタカタ  ポチッ


――――カタカタカタカタカタ


ライナーの魅力度

http://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%83%bc

ルックス――― 1

性格――――― 5

スタイル――― 5

会話――――― 3

雰囲気―――― 1

セクシー――― 2

ユーモア――― 3

声―――――― 5



ライナー「なんだと!?」

ジャン「ぶわははははははははッ!!」

ジャン「ル、ルックスが1って、どういう事だよ、ライナー!?」

ライナー「そ、そういうお前はどうだったんだ!?」

ジャン「ははは! よぉく見てみるんだな!」バッ

ライナー「――ッ!? 馬鹿な……ジャンのルックスは5、だと……!?」

アルミン「……うん。でもこれよく見ると、ライナーの特徴が現れてるよ。」

ライナー「ア、アルミン、お前まで!?」

アルミン「落ち着いて、ライナー。目立って低いのがルックス、雰囲気、セクシーでしょ?」

ライナー「あ、ああ……そうだな。」

アルミン「ライナーの体格は人一倍大きいから、どうしても威圧感を感じる人は多いんだよ。」

アルミン「だから、ライナーのルックスが“著しく劣っている”という意味では無くて、“魅力的ではない”って評価なんだよ。」

アルミン「雰囲気やセクシーも同様だよ。ライナーは外見だけ見れば、近寄りがたい無骨なイメージだから“魅力的ではない”って評価になっちゃうんだ。」

ライナー「それは……どう違うんだ……?」


アルミン「ライナーは魅力的に思われたいから兵士になりたいの?……それは、違うよね?」

ライナー「――――ッ!」ハッ

アルミン「この数値は、ライナーが兵士として優れている、という結果なんじゃないかな。少なくとも、僕にはそう見えるよ。」

マルコ(これが会話5の力か……凄いな、アルミン。)ゴクッ

ジャン(アルミンのやつ、正論だけで丸め込みやがった……)ゴクッ

ライナー「そうだな、アルミン……俺が間違っていたようだ。」

ライナー「兵士としての在り方を見失う所だった……礼を言う……」(結婚しよ)


エレン「立体機動には小柄な方が良いらしいけど、ライナーはその体であの成績だからな。」

エレン「やっぱライナーは凄いよ。俺もがんばらないとな!」

ライナー「お、おう……練習なら、何時でも付き合うぞ?」

エレン「近接格闘も頼むぜ、ライナーじゃないと相手に怪我させちゃいそうだし。」

ライナー「アニに教えられた技の練習台にされるのは、勘弁して欲しいんだが。」

エレン「そう言うなよ、ライナーの体なら大丈夫だろ? なんてったって、スタイル5だしな!」

ライナー「やれやれ……そう言われると、断れんな。」フッ

マルコ(アルミンとは違うやり方であっさり立ち直らせた……エレンの会話5も頷けるね。)ゴクッ

ジャン(この二人が一緒なら、どんな無茶な論法も通るんじゃねぇか……?)ゴクッ


ベルトルと「それじゃあ、次は僕だね。」

ベルトルト(ライナーには悪いけど、おかげで気が楽になった。ライナーより下って事は無いだろう……)

アルミン「それじゃあ……『ベルトルト』っと……」 カタカタカタカタカタ  ポチッ


――――カタカタカタカタカタカタカタア


ベルトルトの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%83%99%e3%83%ab%e3%83%88%e3%83%ab%e3%83%88

ルックス――― 1

性格――――― 4

スタイル――― 5

会話――――― 1

雰囲気―――― 5

セクシー――― 4

ユーモア――― 5

声―――――― 5



ベルトルト「」

ジャン「ぶわははははははははははッ!!」

ジャン「おかしいだろ! 何で二人揃ってルックス1なんだよ!?」

ライナー「ベルトルト……」

マルコ(ジャン、笑いすぎだよ……よほど前回の結果が酷かったのかな……)

エレン「いや……これ、そんなに駄目な結果か?」

アルミン「……そうだよね。僕もベルトルトらしい結果だと思うよ。」

ベルトルト「エレン、アルミン、君達まで……!?」

エレン「ルックス1にこだわりすぎなんだって。ちゃんと他の数字も見てみろよ。」

エレン「会話が1なのは、無口なんだからある意味納得だろ? それ以外は軒並み高得点だ。」

アルミン「ルックスについては僕もよくわからないけど……多分、身長が高すぎるからじゃないかな。」

アルミン「ライナーと同じで、一般的には“魅力的”じゃないのかもしれないけど、立派な兵士の体格だよ。」


エレン「その身長で俺より立体機動上手いんだからな……小柄な方が有利って話も怪しいもんだ……」

エレン「多分、会話1はもっと皆と会話してれば勝手に上がるだろ? 皆、もっとベルトルトと話したいと思うぞ。」

ベルトルト「そ、そうかな……?」

エレン「そうだよ。立体機動のコツとか、絶対に皆聞きたがるって! 少なくとも、俺が聞きたいんだから!」

エレン「今日の立体機動の訓練、同じ班だったらよろしく頼むぜ!」ニッ

ベルトルト「ああ、わかったよ。任せてくれ。」フフッ


エレン「あれ? そう言えば、前回も、二人のルックスは点数低かったよな。」

アルミン「そう言えば、そうだったような……これだけは意外だよね。」

エレン「ああ、同感だ。二人の何が悪いんだ?」

ライナー「は、はは、何でだろうな……?」ズキッ

ベルトルト「ふ、不思議だよね……?」ズキッ

ジャン「ま、どう解釈しようと、お前達のルックスが1な事には変わりないがな。」

ジャン「悪ぃなぁ、二人とも……俺のルックスが5でよぉ。」フフン

ライナー(グッ……ジャンめ……前回の反動で態度がでかくなってやがる……)ググッ

ベルトルト(前回、やさしさ1だったのは、こういう性格だからだろ……)ググッ


ミカサ「ルックスが1……? アルミン、またその機械を持ちだしてきたの?」

ジャン「お、おはよう、ミカサ!!」

エレン「よう、ミカサ。」

アルミン「おはよう、ミカサ。あの機械の新しい機能を発見したから、その実験をね。」

ミカサ「……今回は大丈夫なの? 前回は、その、色々と……」

エレン「そんなの、やってみなきゃわからないだろ。俺の結果でも見てみるか?」スッ

ミカサ(――ッ! エレンだ……この結果はエレンの特徴をよく掴んでいる……)

アルミン「ミカサもやってみる? でも前回色々あったし、無理にとは言わないけど……」


ジャン(そういや、俺は前回の時は医務室に行っちまったから、ミカサの結果を知らないんだった……)

ジャン(気になる……! 前回のは破棄しちまってるだろうから、せめて今回のだけでも知りたい……!)

ミカサ(前回のキスとベッドテクは無いみたいだし……これなら変な結果にはならないだろう……)

ミカサ(それに、エレンがやっているのに私の結果がわからないというのは……やはり寂しい……)

ミカサ「……大丈夫。アルミン、やって。」

ジャン「ライナーとベルトルトのルックスで1だから、ミカサなら全部5じゃないか? なんてな……」ハハハ

アルミン「わかったよ……『ミカサ』、と。」 カタカタカタ  ポチッ


――――カタカタカタカタカタカタカタ


ミカサの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%83%9f%e3%82%ab%e3%82%b5

ルックス――― 1

性格――――― 4

スタイル――― 3

会話――――― 1

雰囲気―――― 2

セクシー――― 2

ユーモア――― 5

声―――――― 3



ミカサ「」

ジャン「ミ、ミカサ、これは、何かの間違いだ……きっと、ああ、きっとそうに違いない……」ダラダラダラ

アルミン(ミカサ……)ホロリ

ベルトルト(どうするの、これ……?)

ライナー(やっちまったなぁ……ジャン……)

マルコ(ジャン、これはマズイよ……)

エレン「なんだ、またミカサのルックスは1か。」

ジャン「――ッ!? おい、そりゃどういう意味だ、エレン!?」

エレン「どうもこうも、ミカサは前回の結果もルックス1だったんだよ。」

ジャン「なッ!? だったら止めろよ、てめぇ!?」グイッ!

エレン「離せよ! 服が破けちゃうだろうが!!」


ミカサ「私のルックスは……ライナーとベルトルトと同レベル……」 …ズキン …ズキン …ズキン

アルミン(ミカサが今まで見た事が無いほど悲壮な表情を浮かべている!?)

ミカサ(まただ……またこんな結果が出てしまった……) …ズキン …ズキン …ズキン

ミカサ(また……この痛みを思い出して……また、ここから……始めなければいけないのか……) …ズキン …ズキン …ズキン

マルコ「ミ、ミカサ……? 大丈夫なのかい……?」

ミカサ(この世界は残酷だ……)チラッ     …ズキン …ズキン …ズキン

エレン「ミカサ、頭を押さえてどうした? 痛いのか?(ルックス5)」

ミカサ(そして……とても美しい……)ポッ     …ズキン …ズキン …ズキン

アルミン(その場面、そういう意味じゃなかったよね!?)

ミカサ(いい人生だった……) …ズキン …ズキン …ズキン





エレン「あ、朝食が並び始めた。取りに行こうぜ、ミカサ。」ガタッ

ミカサ「うん、わかった。」スクッ






ライナー「……今の寸劇はなんだったんだ?」

ベルトルト「……僕に聞かれても。」



アルミン「で、ミカサの結果だけど……」チラッ

ミカサ「大丈夫、アルミン。覚悟は出来ている……」

アルミン「ルックスは……とりあえず置いといて、会話が1なのは納得かな。」

エレン「こいつあんまりしゃべらないからな。」

マルコ(しゃべるのも、だいたいエレンかアルミンのどちらかだしね……)

ミカサ「それについては、私も異論ない。努力して改善しなければと思う……」

アルミン「雰囲気とセクシーが2なのは……まあ、近寄りがたい雰囲気ってあるよね。」

エレン「あの腹筋でセクシーとか言われても、反応に困るしな。」

ミカサ「…………」


ジャン「いや、ミカサはとても綺麗な黒髪だ! これはセクシーだろ!?」ガタッ!

ミカサ「……ジャン。」

ジャン「お、おう。」

ミカサ「あなたは黙ってて。」

ジャン「」


ライナー「まあ、なんだ……性格とスタイルはそれなりの点数だ。そこまで悪くは無いだろう。」

ベルトルト「僕達が言っても、あまり嬉しくないかもしれないけどね……」ハハハ

ミカサ「そんな事は無い……二人のおかげで、私は踏みとどまる事が出来たのだから……」

エレン「ああ、なるほどな。確かにルックス1って言われればヘコむかもしれないけど、ライナーとベルトルトと同じレベルって考えれば、普通だもんな。」

ミカサ「エレンの言う通り……ライナー、ベルトルト、これからは仲良くしよう……」

ライナー「お、おう……何か複雑だがな……」

ベルトルト「と、とりあえず……よろしくね。」

ジャン「ミカサ、俺も――――!」

ミカサ「……やさしさ1の人は黙ってて。」

ジャン「」 ゴハッッ!

エレン「ジャンが血を吐いた!」

アルミン「前回のトラウマが蘇ったんだろうね……」

マルコ「これは、また医務室送りかな……?」


アルミン「けど一つ気になるのが……ユーモアが5なんだよね。」

マルコ「ミカサはあまり冗談を言ったり、周囲を盛り上げるタイプじゃ無いのに。」

ライナー「確かにな……」

ベルトルト「これは、不思議だね……」

ミカサ「私自身もわからない……いっそ、全部何かの間違いだったと思いたいくらい……」

アルミン(やっぱり、ミカサも女の子だもの。ルックス1は傷ついたんだね……)ホロリ

エレン「あれ? 皆わからないのか?」

アルミン「エレンにはわかったの?」

エレン「ああ、当然だろ?」

ミカサ「流石はエレン、私自身も知らない事を知ってくれている……やはり私の家族だ……」


エレン「は? 何を訳わからない事言ってんだ。ユーモア5ってのはお前の成績の事だろ?」

ミカサ「え……?」

エレン「お前の成績は悪い冗談としか思えないんだよ。……これはそういう意味だろ?」

ミカサ「」

ライナー「ふむ……エレンにしちゃ、上手い事言ったな。」

ベルトルト「そう言われれば、確かに……」

マルコ「まぁ、誰に聞いてもそう答えるかも、ね……?」

エレン「だろ? 絶対その事だよ。」

ミカサ「普段の生活の中で……エレンだけが、私のユーモアを理解していたという話では――――」

エレン「え、何の話……?」

ミカサ「」

アルミン(ミカサ……僕はもう、不憫で見てられないよ……!)ポロポロポロ

アニ「あんたら、皆で固まって何をして――――」ハッ

アニ「―― すまない、邪魔したね。」スタスタスタ

ミカサ「……待ちなさい、アニ。」ガシッ

アニ「こ、この……離せッ!」ジタバタ

ミカサ「アルミン、アニの測定を。」

アニ「やめろ! 私はもうそれに関わる気は無い!」ジタバタ

アニ(こいつ……いつも以上の馬鹿力で羽交い締めしやがって……何があった!?)

アルミン「嫌がってるのに、無理に測定するのは流石に……」

ミカサ「早く、アルミン。……今の私に、失うものは何もない。」

アルミン「アニ、ミカサはこう言ってるけど、どうする? ちなみに、前回とは違う内容だけど。」

ライナー「今回はキスやらベッドテクは入ってないぞ。前みたいな事にはならないだろう。」

ベルトルト(前回みたいに赤面するアニなんて、そうそう見れないけどね……)

エレン「ちなみに今回はこんな感じだ。俺の結果だけど、見るか?」スッ

アニ「……確かに、今回の項目はまとも……かな。」


ミカサ「アニ、これ以上抵抗するようなら、ここで最近のあなたの行動を暴露する……」ヒソヒソ

アニ「……暴露されて困るような事、した覚えは無いけど?」

ミカサ「前回の測定から、アニは唇を触る回数が増えた……それは、前回の結果を気にしているせい……」ヒソヒソ

アニ「――ッ!」

ミカサ「キスが下手なのが不安で、唇の感触をつい確かめてしまう……違うだろうか。」ヒソヒソ

アニ「――――ッッ!!」カァァァァァァァ(///

ミカサ「その気持ちは私もわかる……あなたが素直に測定されるなら、暴露するつもりは無い……」ヒソヒソ

アニ「ぐっ……わかったよ! アルミン、さっさとしな!」

アルミン「ミカサ、耳元で何を言ってたんだ……それじゃあ、『アニ』、と……」 カタカタカタ  ポチッ


――――カタカタカタカタカタ


アニの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%82%a2%e3%83%8b

ルックス――― 5

性格――――― 1

スタイル――― 3

会話――――― 2

雰囲気―――― 1

セクシー――― 2

ユーモア――― 3

声―――――― 3



ミカサ「――――ッ!」ギリギリギリギリ

アニ「ちょっと、測定したんだから離れろよ!? っていうか、痛いんだよ!」ギチギチギチギチ

ライナー「アニが振り解けないほどの力か……」

ベルトルト「間違いなく、ルックス5のせいだよね……」

アルミン「とは言っても、前回もルックス5だったんだから、妥当な結果なんだけど……」

エレン「でもさ、何て言うか……シンプルに『アニ』って感じの結果だな。」

ライナー「性格と雰囲気が1なんて、そのものズバリだ。」

ベルトルト「会話とセクシーが2なのも、かなり的確だよね。」

アニ「あんたら……」ギリッ

アルミン「アニって実は優しい筈なんだけど……魅力としてはカウントされてないのかな……」

ライナー「だが、外面だけは悪くないからな。」

ベルトルト「とはいえ、ルックスが5かと言われると微妙だけどね。」

マルコ「二人とも、意外とアニには言うんだね……」


アニ「……二人とも、今日の近接格闘付き合いな。本気で相手してやるから。」

ライナー「」

ベルトルト「」

エレン「あ、待った! それなら俺とやってくれよ!」

アルミン「エレンはいつもアニと組んでたじゃないか?」

エレン「そうじゃないんだよ! アニのやつ、最近手を抜いてやがるんだ!」

アニ「――ッ!」ギクッ

ライナー「こいつが、エレンに教えるのを怠けるか?」

ベルトルト「いや、どうだろう……無いと思うけど。」


エレン「違うんだよ、蹴り技とかの立ち技は真面目に教えてくれてるのに――――」

アニ「エレン、黙れ! それ以上、しゃべるな!」

エレン「何だよ、別に本当の事だろ……で、続きだけど、寝技は明らかに手を抜いてやがるんだ。」

ライナー(寝技だと……? これはもしや……)ピコーン!

ライナー「エレン、アニのやつが手を抜くようになった切っ掛けとかは無かったか?」

アニ「だ、黙れ、ライナー!」カァァァァァァ(///

エレン「きっかけ?……言われてみれば、この前俺が『やっぱりアニの寝技は凄いな! ベッドテク5は伊達じゃないな!』って言ってからのような気が……」

ライナー「」ブフゥゥゥゥゥ!

ベルトルト「」ブフゥゥゥゥゥ!

ジャン「うわぁ! 何しやがるてめぇら!?」ビショビショ

マルコ「あ、ジャンが復活した。」


アニ「」 ―― プ ツ ン

アニ「――――うわぁぁぁぁぁぁ!」ブンッ!

ミカサ「ッ!」 ガシャーン!

エレン「なんだよ、アニの奴……走ってどっか行っちまいやがった……」

ベルトルト(恥ずかしさのあまり、リミッターが振り切れた感じだったね……)

エレン「けど、ミカサをぶん投げるとは、やっぱりアニは凄いな……なのに、なんで真面目にやってくれないんだよ……」

アルミン(むしろアニの場合、真面目に考えすぎて無理なんだろうね……)

エレン「おい、大丈夫か? 立てるか、ミカサ。」スッ

ミカサ「……問題無い。でもエレンは今後アニと訓練するべきではない……エレンの相手は私がする……」ギュッ

エレン「え? やだよ。お前、人に教えれるようなタイプじゃないだろ。そういうのはアニが一番上手だ。」

ミカサ「」

アルミン(ミカサ……エレンに悪気はないんだ。気配りも無いけど、悪気は無いんだ……)ホロリ

>>59  大事な最初の一行が抜けていたので訂正します。

ミカサ「つまり、あなたは寝技の訓練を“そういう意味”に捉えてしまい、身が入らなくなった、という事……」ボソボソ

アニ「」 ―― プ ツ ン

アニ「――――うわぁぁぁぁぁぁ!」ブンッ!

ミカサ「」ガシャーン!

エレン「なんだよ、アニの奴……走ってどっか行っちまいやがった……」

ベルトルト(恥ずかしさのあまり、リミッターが振り切れた感じだったね……)

エレン「けど、ミカサをぶん投げるとは、やっぱりアニは凄いな……なのに、なんで真面目にやってくれないんだよ……」

アルミン(むしろアニの場合、真面目に考えすぎて無理なんだろうね……)

エレン「おい、大丈夫か? 立てるか、ミカサ。」スッ

ミカサ「……問題無い。でもエレンは今後アニと訓練するべきではない……エレンの相手は私がする……」ギュッ

エレン「え? やだよ。お前、人に教えれるようなタイプじゃないだろ。そういうのはアニが一番上手だ。」

ミカサ「」

アルミン(ミカサ……エレンに悪気はないんだ。気配りも無いけど、悪気は無いんだ……)ホロリ


サシャ「あのー、今アニが走ってどっか行っちゃいましたけど……そのパンはどうするんですか……?」コソコソ

エレン「サシャか。相変わらず食いモンには敏感だな。」

ライナー「……食っていいぞ、サシャ。」

サシャ「やったぁ! 本当に良いんですね!? 食べちゃったら返せないですよ!?」

ライナー「ああ、気にするな。敵前逃亡は兵士失格だ。アニにはペナルティを課さないとな。」ニヤリ

ベルトルト(そう言えば、前回はアニのせいでライナーのパンをサシャに取られたんだっけ……)

エレン「じゃ、サシャのも測ってみるか。」

アルミン「良いかい? サシャ。」

サシャ「あれ、またそれ持って来たんですか? 別に気にしないので、好きにしてください。」モグモグ

アルミン「じゃ、『サシャ』……と。」 カタカタカタ  ポチッ


――――カタカタカタカタカタカタ


サシャの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%82%b5%e3%82%b7%e3%83%a3

ルックス――― 3

性格――――― 5

スタイル――― 4

会話――――― 3

雰囲気―――― 4

セクシー――― 5

ユーモア――― 5

声―――――― 5



ミカサ「…………ッ」 メキメキメキ    …グシャ

エレン「ミカサ、何やってんだよ! スプーンを握りつぶすな!」

ジャン「おい、これどうすんだよ……」

ライナー「正直な話、反応に困るな……」

ベルトルト「まさか、サシャがこんな結果になるとは……」

アルミン「……全部の項目が3以上とか、サシャが初めてじゃないかな。」

エレン「けど、別に間違ってる感じも無いだろ?」

エレン「サシャが性格良くて面白い奴って事は、皆が知ってる訳だし。」

エレン「セクシーと声は見る人聞く人次第だろうし、好きな奴は好きなんだろ。」


サシャ「ふぅーッ ……どうやら皆さん、私の魅力に驚いたようですね。」モグモグ

ライナー「……おい、その芋女のドヤ顔やめろ。」

ベルトルト「……得意げな表情が、たまらなく神経を逆撫でするよね。」

マルコ「……教官にこの顔見せておいて、よく無事にいられたと思う。」

サシャ「きっとそれも、私の魅力のおかげなんですよ! ……その後、死ぬ寸前まで走らされましたけど。」モグ… モグ…

ジャン「けど、流石にセクシー5ってのはよぉ……」

ライナー「……もしかして、脱いだら凄いってのか?」ゴクッ

ベルトルト「いや、有り得ないとは言い切れないよ。サシャは狩猟民族だから、肉を食べて育っている筈……」

アルミン「スタイルや雰囲気も4だし、少し飾るだけで見違える可能性も……」

マルコ「言われてみれば、そんな気がしなくもない……けど、やっぱり、サシャだしなぁ……」

ジャン「……せめて、もう少し薄着にでもならないとわかんねぇぞ。」ジィィィィ

マルコ「ちょっとジャン、それは見過ぎだよ……」


エレン「え、サシャ、お前って脱いだら凄いのか?」

ミカサ「」

アルミン(エレンはなんでいつも直球で聞くんだよ! またミカサが固まってるじゃないか!)

サシャ「いえいえ、ミカサの腹筋には敵いませんよー。」モグモグ

ミカサ「」ピシッ

アルミン「うわぁ! ミカサにヒビが入った!!」

アルミン「サシャ酷いよ! 点差だけでも限界だったのに、トドメを刺すなんて!?」

ジャン「サシャ! てめぇ、よくもッ!!」ガタタッ

サシャ「な、なんですか!? 私が何したって言うんですか!? パンは渡しませんよ!」モグモグモグモグッ!


ベルトルト「ルックスと会話が3なのも、考えようによっては親近感が湧くって事だし……」

ライナー「たしかに、ミカサやアニと違って、近寄りがたいって事は無いな……」

アルミン「先入観さえ排除できれば……妥当な結果なのかもしれないね……少なくとも、理屈の上では……」

ジャン「だが、サシャだぞ!?」

マルコ「こうやって皆で気兼ねなく弄れるってのが、この数値の裏付けなんじゃないかな……」


ミカサ「前回に続き、今回も……私ではサシャに勝てないというのだろうか……」

エレン「おいおいミカサ、何言ってるんだ。お前の方が断然上だろ?」

ミカサ「―― エレン?」

エレン「おかしな事言いだすなよ。お前がしっかりしてくれないと、張り合いが無いんだからな!」

ミカサ(そうだ……数字なんてどうでも良かった……私にはエレンがいる。)ジワァ…

ミカサ(私をわかってくれるエレンがいれば……それだけで良いんだ……)ポロポロポロ


エレン「だから、今日の立体機動訓練も真面目にやれよ。今日こそお前を抜くんだからな!」

ミカサ「――え。」

エレン「だいたいサシャとミカサじゃ、勝負にならないだろ。」

エレン「確か、サシャが168㎝の55㎏か? それでお前が170㎝の6――――」

アルミン「うわぁぁぁあああああ!」ガバッ!

エレン「むぐ、むぐぐぐ!?」

ミカサ「――エレン? エレン、どういう意味?」ユサユサ ユサユサ

アルミン「なんでもないから! ミカサ、今のはなんでもないからァァ!!」ギュウ ギュウ


コニー「アルミンがエレンを押さえつけるとか、珍しい事してんなぁ……」

アルミン「コ、コニー! 丁度良い所に!」ギュウ ギュウ

コニー「なんだよ、どうかしたのか?」

アルミン「実はね――――」 カクカク シカジカ

コニー「へー、そんな面白い事してたのかよ! しまったなぁ、俺もあの時食堂に残っとくんだったぜ!」

ミカサ「エレン……ねぇ、エレン……」ユサユサ ユサユサ

エレン「もがもが、もがががもが!」ジタバタ ジタバタ

アルミン「なら、コニーもやってみる? やってみるよね!?」ギュウ ギュウ

コニー「え、なんでアルミン、そんなに必死なんだよ……」

アルミン「やるんだね!? うん、わかった!」 カタカタカタカタ  ポチッ


――――カタカタカタカタカタ


コニー「うわ、勝手に紙が出てくんのか!? 凄ぇな!」


コニーの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%82%b3%e3%83%8b%e3%83%bc

ルックス――― 4

性格――――― 2

スタイル――― 1

会話――――― 5

雰囲気―――― 1

セクシー――― 1

ユーモア――― 5

声―――――― 3



ライナー「……納得できんな、これは。」

ベルトルト「……同感だと、言わざるを得ないね。」

コニー「な、なんだよお前ら、怖い顔して……」

ライナー「スタイル、雰囲気、セクシーが1なのはわかる。」

ベルトルト「性格が2なのも、妥当だろう。」

ジャン「ひでぇな、お前ら……」

ライナー「だが、なぜお前のルックスが4なんだ!?」

ベルトルト「いくらなんでも、これはおかしいだろう!」

アルミン(ベルトルトが声を荒げるのなんて、初めて見たよ……)


エレン「会話とユーモアは5なのか。確かに、コニーは結構ムードメーカー的な所あるもんな。」

ミカサ「エレン……ねぇ、エレン……さっきのはどういう意味……?」ユサユサ ユサユサ

エレン「その辺はサシャと同じだよな――――って、何だよミカサ、さっきから……」

ジャン「おい、閃いたんだが……ユーモアってバカのレベルなんじゃないか? だってよぉ、コニーとサシャが5なんだぜ?」

コニー「てめぇ、ジャン! この野郎!」

サシャ「心外です! 私は馬鹿じゃありません!」

ミカサ「」

アルミン「ジャン……ミカサもユーモア5だったよ……」

ベルトルト「ついでに僕もね……」

ジャン「――――ッ!」サァァァァァ


ベルトルト「ジャン、今日の近接訓練は僕と組もうか……」

ミカサ「ベルトルト、ジャンの相手は私と交代でやろう……」

ライナー「ルックス1の同盟を組んだ以上、俺も手伝うとしようかな……」

ジャン「」ガクガク ブルブル

マルコ「まったく……トップ3に喧嘩売るなんて、ジャンは生き急ぎ過ぎだよ。」

アルミン(ジャン、君のおかげでエレンは助かった……ありがとう……)ホロリ


エレン「…………」ジーッ

コニー「なんだよ、エレン。何見てるんだ。俺の顔に何か付いてるか?」

エレン「いや、前々から思ってたんだけど……」スッ

コニー「へ? 人の頭に手を置くなよ。」

エレン「コニー、ちょっとごめんな。」ジョリジョリジョリジョリ

コニー「うおわぁぁぁああ!?」ゾワゾワゾワ

エレン「……やべぇ、なんか凄い良い。」

サシャ「そうなんですか? じゃあ、私も……」ジョリジョリジョリジョリ

コニー「ぬわぁぁぁぁあ!?」ゾワゾワゾワ

エレン「……な?」

サシャ「……たしかにヤバいですね。病みつきになりそうな。」

コニー「お前らやめろよ! 人の頭撫でくり回すんじゃねぇ!」


ライナー「……そんなに良いのか?」

ミカサ「……エレンがいいと言うのなら、私も。」

ベルトルト「……それじゃあ、僕も。」

マルコ「……せっかくだしね。」

ジャン「……モノは試しだよな。」

コニー「おい……なんだよ、お前ら。なんで俺を囲んでんだよ……?」

コニー「ちょ、待て……おい、よせ。近寄るなって……」

コニー「待て、待て、待てって! ちょっと、待って! やめ――――」








―――――――― アッー!








コニー「」

ライナー「ルックス4は妥当な数値だったのか……」

ベルトルト「確かにあの手触り……ルックス5でもおかしくないね……」

ミカサ「……もしかして、頭を丸めればルックスが上昇するのでは。」ハッ

アルミン「ないからね、ミカサ。もしどうしても試したいなら、先にライナーで試してね。」


ミカサ「…………」ジーッ

ライナー「お、おい、ミカサ……何で俺の頭を見てるんだ……?」

ミカサ「……ライナー、もう少し短くても似合うと思う。」ジーッ

ライナー「おい、何を考えている? 俺達は同盟を組んだんだよな!?」

ライナー「ベルトルト、ミカサを止めてくれ……ベルトルト!?」

ベルトルト(……ライナーで試してからでも遅くないよね。)ジーッ

ミカサ「別に何かをするつもりは無い……ただ、特に理由の無いカミソリがライナーを襲うかもしれない……」ジーッ

ベルトルト「ははは……あくまで可能性の話だよ……うん。」ジーッ

ライナー「ミカサ!? ベルトルト!? 冗談だよな、ユーモア5の冗談だよな!?」

ミカサ「……もちろん。」ジーッ

ベルトルト「……当たり前じゃないか、ライナー。」ジーッ

アルミン(ルックス1ってそんなにダメージがあるのか……)

アルミン(せめて後一人くらいいないと、本当にライナーが大変な事になるかもしれない……)


クリスタ「みんな、おはよう。今日は随分早く集まってるんだね。」

ユミル「ふぁぁぁ……まだ眠いな。」

エレン「おう、おはようクリスタ。」

アルミン「おはよう、クリスタ、ユミル。」

クリスタ「なんで一つのテーブルに固まってるの? え、それって――――」ビクッ

ユミル「朝っぱらから何をやって……――――」ビクッ

クリスタ「……さすがに窮屈だし、私とユミルは別のテーブルで――――」トタタッ

ミカサ「大丈夫、二人くらい問題無い。」ガシッ

クリスタ「やだ、離してミカサ! もうそれはイヤなのぉぉ!」フルフルフル

ライナー(涙目の女神も良いな……)キュン

ベルトルト(これはこれで……)キュン

アルミン(かわいい……)キュン


ユミル「おいミカサ、私のクリスタに何をしやがる!」

ミカサ「心配無い。本命はあなただから。」

ユミル「何ッ!? ま、まさか…………!」

ミカサ「クリスタを押さえれば、あなたは逃げる事は出来ない。……それとも、一人で逃げる?」

ユミル「ぐ……! クリスタを置いて、逃げる訳ねぇだろ!」

アルミン(ハッ! そうか……前回ユミルのルックスは2だった……)

アルミン(同様に前回のルックスが2だったライナーが今回は1なんだ……ユミルも1の可能性は高い……!)

アルミン(よく考えたら、ミカサは女子組で唯一のルックス1……ライナーとベルトルトとは立場が違う……!)

アルミン(ユミルを逃せば後はクリスタだけ……追い込まれたミカサは何でもするだろう……!)

ミカサ「アルミン……ユミルの測定を。」

ユミル「やめろ、アルミン! 私は許可しないぞ!」

アルミン(どうしよう……下手にミカサを刺激すれば、捕まっているクリスタが何をされるか……!)


クリスタ「あ……もしかして、この紙って……?」

エレン「ああ、皆の結果だ。見てみるか?」

クリスタ「うん。ありがとう、エレン。」

ミカサ「……大丈夫。ユミル、あなたならどんな結果でも皆納得する。」

ユミル「てめぇ、そりゃどういう意味だ!?」

クリスタ「…………ユミル。」

ユミル「どうしたクリスタ!? 掴まれてる腕が痛いのか? 私がすぐに助けてやるからな!」

クリスタ「そうじゃなくて……これ、もう一度試してみない?」

ユミル「――ッ!?」


クリスタ「今回は変な項目も無いし、必ずしも前回と同じ結果になるとは限らないみたいなの。」

クリスタ「今回の“魅力度診断”は現状の魅力を測定するものみたいだから、きっと良い結果が出るよ!」

ユミル(ぐ……いくらクリスタの頼みとはいえ、またあんな結果が出ちまったら、いくら私でもかなりキツい……)

クリスタ「大丈夫、いつも一緒にいる私が言うんだから、信じて! ユミルは魅力的な女の子だよ!」

ライナー(やはり女神か……)ジィィィン

ベルトルト(女神は実在したんだ……)ジィィィン

アルミン(かわいい……)ジィィィン


ミカサ「……クリスタはこう言っている。ユミル、あなたの返答は?」

ユミル(自分の魅力なんざ、自分が一番信じれないが……私は自分よりクリスタの言葉を信じる!)

ユミル「……やれ、アルミン。」

アルミン「ほ、本当に良いの? 僕も、前回のユミルの結果には流石に同情して――――」

ユミル「何度も言わすな! やれって言ってるだろ!」

ユミル(決心が鈍るだろうが、畜生!)

アルミン「わかったよ、ユミル!」 カタカタカタ  ポチッ

ミカサ(ありがとう、クリスタ。これで私も救われる……)


――――カタカタカタカタカタカタ


ユミルの魅力度

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ルックス――― 5

性格――――― 3

スタイル――― 1

会話――――― 5

雰囲気―――― 5

セクシー――― 1

ユーモア――― 1

声―――――― 5



ライナー「何ィィィィ!?」ガタタッ!

ベルトルト「…………ッ」ギリリッ

ミカサ「」 …フラッ

クリスタ「ほら、やっぱり! やったね、ユミル!」パァァァ

ユミル「クリスタ、やっぱりお前は最高だ……結婚してくれ!」ガシッ

ジャン「朝っぱらから見せつけてんじゃねぇぞ……」イラッ

ジャン(くそが、どうなってやがる! 俺のルックス5はユミルと同レベルって事か!? 納得いかねぇ!)


アルミン「それにしても、随分極端な数値だね。」

エレン「スタイル、セクシー、ユーモアが1なんだな。……身長高いし、男っぽいからか?」

マルコ「ルックス、会話、雰囲気、声は5だ。確かに、ユミルには妖しい魅力があるよ。」

アルミン「性格3はもう少し低いかと思ったけど……」

サシャ「実は良い所もあるので、真ん中をとって3なんじゃないでしょうか。」

アルミン「そうなの?」

サシャ「そうなんですよ。」フフッ

ユミル「細かい事はどうでも良い! ハハッ、いつもの味気ない飯がやけに美味く感じるぜ!」

クリスタ「おめでとう、ユミル。」

ミカサ(こんな筈では……まさか、最後の希望が……)ジワッ


クリスタ「じゃあ、アルミン。私の分も出してもらえるかな?」

アルミン「ああ、もちろんだよ、クリスタ!」 カタカタカタカタ  ポチッ

ミカサ(いや……上がる事があるのだから、下がる事も当然有り得る……!)ハッ

ミカサ(クリスタと同レベルなら、十分耐えられる……!)


――――カタカタカタカタカタ


クリスタの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%82%af%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%82%bf

ルックス――― 5

性格――――― 5

スタイル――― 3

会話――――― 1

雰囲気―――― 1

セクシー――― 2

ユーモア――― 5

声―――――― 5



ミカサ「……うん。そんな気はしていた。」

エレン「おいミカサ、目が虚ろだぞ。大丈夫か?」

ユミル「いいぞ、クリスタ! さすがは私の嫁だ!」ヒャッハー!

クリスタ「もう、ユミルも女の子でしょ。」

クリスタ(ユミルが元気になってくれて良かった……)フフッ

ライナー「うむ、女神はやはりこうあるべきだ。」

ベルトルト「やっぱりこうでなきゃ。」

アルミン「全部5で良かったのに。」

ジャン「お前らユミルの時と、手の平返し過ぎだろ……」


エレン「あれ? 会話と雰囲気が1だぞ。なんでだ?」

マルコ「でも……言われてみれば、クリスタと話すのって何か緊張しちゃうんだよね。」

マルコ「なんだか住む世界が違う人と話してるみたいで。……あ、悪い意味じゃないよ!?」

クリスタ「き、気にしてないよ、マルコ!」ドキッ

ジャン「ま、確かに……クリスタは他の女とは雰囲気が違うかもな。上手く言葉にできねぇが……」

ライナー「女神なんだから当たり前だろう。」

ベルトルト「うん、当たり前だね。」

クリスタ「も、もう! そんな事ないからね!?」ドキドキッ

クリスタ(セクシーが2だったのが一番嬉しい……!)

クリスタ(やっぱり前回の結果がおかしかったんだよ! 私はあんないやらしい女の子じゃないもの!)カァァァァ(///

ミカサ「いい人生だった……」 …ズキン …ズキン …ズキン


ミーナ「おはよう、ミカサ。なんだか顔色が悪いけど、大丈夫?」

ミカサ「大丈夫。全ての希望を失ってしまったけど、私にはエレンがいるから……」

ミーナ「あ、あまり大丈夫じゃなさそうね……」

アルミン「おはよう、ミーナ。」

ミーナ「アルミン、おはよう。――って、何それ?」

アルミン「そっか、前回はミーナもいなかったね。これは……簡単に言うと占いの道具、かな?」

ミーナ「へー、面白そうじゃない。私も占ってよ。」

アルミン「うん、良いよ。それじゃ、『ミーナ』……と。」 カタカタカタ  ポチッ


――――カタカタカタカタカタカタカタ


ミーナの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%83%9f%e3%83%bc%e3%83%8a

ルックス――― 1

性格――――― 4

スタイル――― 1

会話――――― 5

雰囲気―――― 2

セクシー――― 2

ユーモア――― 2

声―――――― 2



ミーナ「わ、すごい! 自動で紙が出てきた!」

アルミン「……」

マルコ「……」

ミーナ「どういう仕組みになってるの? こんな道具初めて見た……」

ライナー「……」

ベルトルト「……」

ミーナ「アルミンが作った訳じゃないよね? 内地で製作されたのかな。」

エレン「……」

ジャン「……」

ミーナ「あ、それで、これってどういう意味なの?」

サシャ「……」

クリスタ「……」

ユミル「……」

ミーナ「あ、あれ? どうしたの、みんな?」


ミカサ「大丈夫、なんでもない。……ミーナ、お腹は空いている?」

ミーナ「え、それは……まぁ、多少は空いてるけど……」

ミカサ「なら、私のパンをあげよう。スープはもう飲んでしまったので……ごめんなさい。」

ミーナ「え、いいよ! そんなの悪いよ! ていうか、何でミカサは優しい笑顔なの!?」

ライナー「そういや、今日の晩飯は干し肉だったな……ミーナ、俺のを半分やろう。」

ベルトルト「僕のも半分あげるよ。」

ミーナ「え!? 何、二人ともどうしたの!? 別に今日は私の誕生日でも何でもないよ!?」


ジャン「ミーナ、お前、立体機動の成績伸び悩んでるよな。俺で良かったら、協力するぜ。」

マルコ「僕も手伝うよ。ミーナならきっと上手くなれる。」

ミーナ「そりゃあ、成績上位の二人が手伝ってくれるのは嬉しいけど……でも、なんで!?」


エレン「……」

サシャ「……」

ミーナ「エレンとサシャが、何故か私の方を見ようとしないんだけど……」

アルミン(あの二人が言葉を失うレベルって事だよ……とても口に出せないけど……)

アルミン「座学で引っ掛かりそうな所を、後でわかりやすくまとめておくよ。良かったら使ってね。」

クリスタ「ミーナ、今日の馬術の練習、一緒にやろう? わからない事があったら、なんでも聞いてね。」

ユミル「……お前、刃の扱いがイマイチだったっけ。私で良けりゃ、後で見てやるよ。」


ミーナ「え、なんなの、私もうすぐ死んじゃうの!? 実は重い病気を患ってるとか、そういう事!?」

ミカサ「いいえ、ミーナ。あなたは絶対に死んだりしない。私が死なせない。」

ベルトルト「ああ、僕達は仲間だ。」

ライナー「困った事があったら、いつでも言ってくれ。力になる。」


ミーナ「な、なんなの……? なんだか怖いんだけど……って、あれ、私の占いの結果は?」

サシャ「……」 …モグ…モグ

ミーナ「あれ……? おかしいな……そこに置いといた筈なんだけど……」

サシャ「……」 …ゴクン


エレン「ミーナ……俺が巨人を駆逐するから、一緒に外の世界を探検しような……」グスッ

ミーナ「なんでエレンは泣いてるの!?」

ミーナ「ちょっと、誰か説明してよーーーーーーー!?」

コニー「」


――――――

――――

――







エレン「ふぅ、今日の訓練も終了か。疲れたな、アルミン。」

アルミン「うん、もうヘトヘトだよ……」

エレン「じゃあ寮に戻るか。」

アルミン「あ、ごめん。教官に報告する事があるから、先に戻ってて。」

エレン「え? アルミン、何かやっちゃったのか?」

アルミン「あはは、そんなんじゃないよ……」


クリスタ「あ、いたいた。アルミーン!」タタタタ

エレン「ん、クリスタが走ってくるぞ。」

クリスタ「良かった……アルミン、もう寮に戻ったかと思った。」ハァ ハァ

アルミン「ど、どうしたの、そんなに息を切らして……」ドキッ

クリスタ「うん、今朝のお礼を言いたくて。あれのおかげで、ユミル喜んでたから。」ハァ ハァ

エレン「……そうなのか? なんか意外だな。」

クリスタ「もう、エレン! ユミルも女の子なんだよ!」

クリスタ「だから、ありがとう、アルミン。また新しい機能が見つかったら教えてね。」ニコッ

アルミン「う、うん! その時は必ず声をかけるよ。」

クリスタ「期待して良いんだよね。それじゃ、また明日も頑張ろうね!」タタタタタ

アルミン(……やっぱり、クリスタかわいい。)キュン






――――コンコン


アルミン「失礼します!」

キース「うむ、アルレルト訓練兵。良い働きだった。」

アルミン「あれで本当に効果があったんでしょうか……」

キース「……兵士が命令に従うのは当然だが、命令に従い訓練を受けるだけで一流になれるほど、甘くはない。」

キース「ただ命令に従い、何も考えずに訓練をするのと、自分に足りない部分を意識し、自発的に励むのとでは大きな差がある。」

キース「あの占いの結果を知り、自分に足りない部分を自覚させる。それによる意識改革が今回の実験の目的だった。」

アルミン「自分の方でも、各自の結果に従い、自らの欠点に気付けるように会話を誘導してみましたが……」

アルミン「果たして、どれだけの効果があったのか……」


キース「ふっ、すぐに効果が出るようなものではない……ただ、命令で内面を変えられるほど、人間は単純ではないという事だ。」

キース「今回はこれで良いが……また新しい機能を発見した時は、すぐに私に報告するように。」

アルミン「了解いたしました!」

キース「うむ。では、下がってよし。」

アルミン「ハッ、失礼します!」







アルミン「ふぅ、変な命令だったなぁ……」

アルミン「昨日、新しい機能発見の報告に行ったら、いきなり言われたんだよね。」


――――昨夜。


キース「“魅力度測定”……?」

アルミン「はい。その人の魅力を数値化するようです。」

キース「ふむ、では実際にやってみるとしようか……私のデータを出してみてくれ。」

アルミン「はい。」 カタカタカタ  ポチッ

アルミン(あれ? もしこれで変な結果が出たら、僕が怒られるんじゃ……)タラリ


――――カタカタカタカタカタ


キースの魅力度

ttp://irotsuku.com/a/dgwerett/r/%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%82%b9

ルックス――― 3

性格――――― 4

スタイル――― 2

会話――――― 5

雰囲気―――― 5

セクシー――― 1

ユーモア――― 1

声―――――― 2









アルミン「また新しい機能が見つかったら、僕がやらされるんだろうなぁ……」

アルミン「……もうこれ以上見つかりそうにありません、って事にしちゃおうか。」


―― クリスタ「だから、ありがとう、アルミン。また新しい機能が見つかったら教えてね。」

―――― クリスタ「期待して良いんだよね。それじゃ、また明日も頑張ろうね!」


アルミン「…………」

アルミン(また新しい機能を見つけたら、クリスタ喜んでくれるかなぁ……)

アルミン「……頑張るだけ、頑張ってみようかな。」トホホ…


          ――――おわり――――


【おまけ】


ライナー(禿)の魅力度

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ルックス――― 5

性格――――― 5

スタイル――― 2

会話――――― 5

雰囲気―――― 5

セクシー――― 5

ユーモア――― 2

声―――――― 5



つよい(確信)



人数が増えると、ネタと占いエンジンの整合性つけるのが凄い大変。

でも、ちゃんとコニーとマルコを出せたので満足。

それでは、お休みなさい。


>>126
>>127

※書き忘れ分です。126と127の間が抜けていました。

キース「ほう…………」

アルミン「…………」ドキドキ

キース「……これは、悪くない項目だ。」

アルミン「…………」ドキドキ

キース「アルレルト訓練兵。」

アルミン「はい!」

キース「明日の朝、成績上位者にこの測定を行う事を命じる。」

キース「貴様は朝食配布1時間前には食堂に入っているように。」

アルミン「了解いたしました!」

キース「朝食の時間は限られている。可能な限りで構わん、出来るだけ多くの訓練兵に行うよう心掛けよ。」

キース「その際、こじつけでも構わないので、低い点数の改善を促すよう声をかける事。……良いな?」

アルミン「了解いたしました!」

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