アルミン「……エレン!……エレン!!」(90)

ズシン…ズシン…

キャアアァァァァ… バキバキバキ

ヤダアァァァヤメテエエェェェ ポキポキ

アルミン(なんで……)

アルミン(なんで僕は……仲間が食われている光景を……眺めているんだ……)

ズシン…ズシン…

アルミン(……)

アルミン(どうして……僕の体は動かないんだ……)プラーン

巨人「……」

ベチャ

アルミン「ひ…!?」

アルミン「うあああぁぁ!うあああああああぁぁぁ!!」

エレン「ア…アルミン……」

エレン「ハァ……ハァ……」

エレン「……」

――
―――
――――…レン!……エレン!


エレン『……』

アルミン『……エレン! ここにいたんだ!!』

エレン『どうしたよアルミン?』

アルミン『これ…じいちゃんが隠し持ってたんだ! 外の世界が書かれてる本だよ!』

エレン『外の世界の本だって!?……それっていけない物なんだろ!?
    憲兵団に捕まっちまうぞ!!』

アルミン『そんなこと言ってる場合じゃないんだ!!』

エレン『はぁ?』

アルミン『この本によると、この世界には昔……』

アルミン『メイド喫茶っていうお店があったんだって!!』

エレン『メイド喫茶?』

アルミン『しかもメイドさんはみんなご主人様って呼んでくれるんだって!!』

エレン『……!! ご主人様だって!?
    うっ…嘘付け!! メイドなんて貴族の屋敷にしかいないじゃねえか!
    きっとそれも貴族しか入れないような店に決まってる!!』

アルミン『いいや! 一般大衆にまで広く利用されていたんだ!!』

エレン『んなわけ……』

アルミン『…………!!』キラキラ

エレン『……!』

アルミン『しかもただのメイドさんがいるわけじゃない!
     黒髪ロングの正統派!
     ミニスカ巨乳!
     メガネクールなメイド長!
     きっとメイド喫茶にはこの壁の中より何倍もメイドさんがいるんだ!』

エレン『メイド喫茶……』

アルミン『……』

エレン『……』

アルミン『エレン!』

アルミン『いつか…メイド喫茶に行けたらいいね……』

エレン『お、おう……』

アルミン『……』

エレン『でもそれって外の世界でやる必要が……』

ミカサ『………』

アルミン『うああああああああああぁぁ!?』

エレン『!?……うわあああああぁぁぁ!!』

ミカサ『……ご主人様』ガッシ

エレン『!?』


――――うあああぁぁぁぁ……あぁぁ……ぁ……!
―――
――


アルミン「……うあああぁぁ!うあああああああぁぁぁ!!」

エレン(間違った……この思い出じゃねえや……)

アルミン「うわああああああぁぁぁぁ!!」

エレン(えーっと……なんだっけ、ちがう……)

エレン(あぁ、そうだこれだこれ……)

アルミン「うわぁ!うわあああぁぁぁぁっ!!」

エレン(ア…アルミン……)

――
―――
――――…レン!……エレン!


エレン『……』

アルミン『……エレン! ここにいたんだ!!』

エレン『どうしたよアルミン?』

アルミン『これ…じいちゃんが隠し持ってたんだ! 外の世界が書かれてる本だよ!』

エレン『外の世界の本だって!?……それっていけない物なんだろ!?
    憲兵団に捕まっちまうぞ!!』

アルミン『そんなこと言ってる場合じゃないんだ!!』

エレン『はぁ?』

アルミン『この本によると、外の世界には昔……』

アルミン『おっぱいパブっていうお店があったんだって!!』

エレン『おっぱいパブ?』

アルミン『しかもおっぱいパブでは店員の女の子が全員おっぱい丸出しなんだって!!』

エレン『……!! おっぱい丸出しだって!?
    うっ…嘘付け!! おっぱい丸出しなんて恥ずかしいじゃねえか!
    きっと先っぽは隠してるに決まってる!!』

アルミン『いいや! トップレスなんだ!!』

エレン『んなわけ……』

アルミン『…………!!』キラキラ

エレン『……!』

アルミン『おっぱい丸出しなだけじゃない!
     触ったり!
     揉んだり!
     突っついたり!
     きっとおっはいパブではおっぱいに限りやりたい放題なんだ!』

エレン『おっぱいパブ……』

アルミン『……』

エレン『……』

アルミン『エレン!』

アルミン『いつか…おっパブに行けたらいいね……』

エレン『お、おう……でもやっぱり壁の中にもあるんじゃね……?』

アルミン『……』

エレン『……』

ミカサ『………』

アルミン『うああああああああああぁぁ!?』

エレン『!?……うわあああああぁぁぁ!!』

ミカサ『……おっぱいに限りやりたい放題』ガッシ

エレン『!?……やめろよ!服が破けちゃうだろ!!』


――――うあああぁぁぁぁ……あぁぁ……ぁ……!
―――
――


アルミン「……うわああああああああああああああああああぁぁぁぁっ!!」

エレン(また間違った……)

アルミン「うわあぁ!!うわあああぁぁぁぁ!!」

エレン(えーっと……あれでもない、これでも……)

エレン(あぁ、これかな?)

アルミン「うわっ!うわわあああぁぁぁぁぁ!!」

エレン(ア…アルミン……)

――
―――
――――…レン!……エレン!


エレン『……』

アルミン『……エレン! ここにいたんだ!!』

エレン『どうしたよアルミン?』

アルミン『これ…じいちゃんが隠し持ってたんだ! 外の世界が書かれてる本だよ!』

エレン『外の世界の本だって!?……それっていけない物なんだろ!?
    憲兵団に捕まっちまうぞ!!』

アルミン『そんなこと言ってる場合じゃないんだ!!』

エレン『はぁ?』

アルミン『この本によると、外の世界には昔……』

アルミン『団地っていう、集合住宅があったんだって!!』

エレン『いや、壁の中にもないか?』

アルミン『しかも団地に住んでいる人妻は団地妻って呼ばれていて、
     常に夫との冷え切った関係による不満でその熟れた身体を持て余しているんだって!!』

エレン『……!! 団地妻だって!?
    うっ…嘘付け!! いくら人口増加が壁内の悩みの種だって言っても!
    そんな妖艶極まる若奥様が常に隣にいたらガマンできないに決まってる!!』

アルミン『いいや! セックスレスなんだ!!』

エレン『んなわけ……』

アルミン『…………!!』キラキラ

エレン『……!』

アルミン『でも団地妻だってただ発情しながら待っているだけじゃない!
     お米屋さんの配達員!
     お隣の旦那さん!
     はたまた夫のお父さんとまで!
     きっと団地妻は常にその獣欲を発散する相手をさがしているんだよ!』

エレン『団地妻……』

アルミン『……』

エレン『……』

アルミン『エレン!』

アルミン『いつか…団地妻に会えたらいいね……』

エレン『お、おう……』

アルミン『……』

エレン『悪いけどアルミン、おまえの爺さんってただのエロ爺じゃね……?』

アルミン『……』

ミカサ『………』

アルミン『うああああああああああぁぁ!?』

エレン『!?……うわあああああぁぁぁ!!』

ミカサ『……まずは集合住宅に入居する』ガッシ

エレン『!?……今の家はどうするんだよ!!』


――――うあああぁぁぁぁ……あぁぁ……ぁ……!
―――
――


アルミン「……わあああぁぁ!わああああぁぁぁぁ!!」

エレン(あー、これも違うか……)

アルミン「う、うわああぁぁぁ!!わあああぁぁぁぁっ!!」

エレン(いや、でも惜しかった気がする……)

エレン(こっちか? こっちの記憶か?)

アルミン「ふわああああああああああああぁぁぁ!!」

エレン(ア…アルミン……)

――
―――
――――…レン!……エレン!


エレン『……』

アルミン『……エレン! ここにいたんだ!!』

エレン『どうしたよアルミン? またじじいのエロ本パクってきたのか?』

アルミン『これ…じいちゃんが隠し持ってたんだ! 水着グラビアだよ!』

エレン『今回はえらいストレートだな』

アルミン『そんなこと言ってる場合じゃないんだ!!』

エレン『はぁ?』

アルミン『この本によると、外の世界には昔……』

アルミン『イエローキャブっていう芸能事務所があったんだって!!』

エレン『イエローキャブ?』

アルミン『しかもイエローキャブの所属タレントは全員巨乳の巨乳集団だったんだって!!』

エレン『……!! 巨乳集団だって!?
    うっ…嘘付け!! このご時勢にそんなにゴロゴロ巨乳が転がってるわけがあるかよ!!
    どうせみんなシリコンに決まってる!!』

アルミン『いいや! シリコンかどうかは問題じゃないんだ!!』

エレン『おまえそこまで……』

アルミン『…………!!』キラキラ

エレン『……!』

アルミン『しかもみんなただの巨乳じゃない!
     ロリ顔巨乳!
     セクシーダイナマイト!
     細身ながらパイオツだけはどっかんどっかんなエロエロ清楚系!
     きっとイエローキャブにはこの壁の中の巨乳より何倍も大きい巨乳がいるんだ!』

エレン『それじゃ奇乳じゃねえか……』

アルミン『……』

エレン『……』

アルミン『エレン!』

アルミン『いつか…イエローキャブに行けたらいいね……』

エレン『お、おう……行ってどうなるもんでもないと思うけど……』

アルミン『ほら、このページとか良くない?』

エレン『おぉ……しかしお前おっぱい星人なのな……』ペラ

ミカサ『………』

アルミン『うああああああああああぁぁ!?』

エレン『!?……うわあああああぁぁぁ!!』

ミカサ『……まずはイエローキャブに所属する』ガッシ

エレン『!?……お前には無理だろwwwwww』

アルミン『ちょwwwwwwwwエレンwwwwwwwww』

ミカサ『……!?』


――――うあああぁぁぁぁ……あぁぁ……ぁ……! バキバキ
―――
――


アルミン「……うああああぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!」

エレン(あー、この後酷い目に合ったんだ……)

アルミン「ぐわああああああああぁぁぁぁ!!」

エレン(いやでも方向性は間違ってないぞ……)

アルミン「ぎゃあああああああああぁぁぁぁ!!」

エレン(ア…アルミン……)

――
―――
――――…レン!……エレン!


エレン『こっちだ!』

アルミン『……エレン! ここにいたんだ!!』

エレン『おう、待ってたぜ』

アルミン『これ…じいちゃんが隠し持ってたんだ! 外の世界が書かれてる本だよ!』

エレン『わかったからはやく見せてくれよ!!』

アルミン『そんなこと言ってる場合じゃないんだ!!』

エレン『はぁ?』

アルミン『この本によると、外の世界には昔……』

アルミン『ノーパンしゃぶしゃぶっていう文化があったんだって!!』

エレン『ノーパンしゃぶしゃぶ?』

アルミン『しかもノーパンしゃぶしゃぶではその名の通り、店員の女の子が全員ノーパンだったんだって!!』

エレン『……!! ノーパンだって!?
    うっ…嘘付け!! そ、それじゃアルミンお前……!!
    仮に、仮にだけど、お箸とかうっかり落としちゃって……それを取ってもらおうもんならお前!!』

アルミン『いいや! それどころか床が鏡張りらしいんだ!!』

エレン『鏡張り……!?』

アルミン『…………!!』キラキラ

エレン『……!』

アルミン『しかもただノーパンっていうだけじゃない!
     超ミニスカ!
     裸エプロン!
     裸ワイシャツ!
     そんな娘さん達が僕らより一段高い段に上ってしゃぶしゃぶを振舞ってくれるらしいんだ!』

エレン『それじゃ丸見え……』ゴクリ

アルミン『……』

エレン『……』

アルミン『エレン!』

アルミン『いつか…ノーパンしゃぶしゃぶに行けたらいいね……』

エレン『おう……行ってやる! 必ず!!』

アルミン『……』

エレン『そうだ! ハンネスさんならそういうお店にも詳しいんじゃないか!?』

ミカサ『………』

アルミン『うああああああああああぁぁ!?』

エレン『!?……うわあああああぁぁぁ!!』

ミカサ『……しゃぶしゃぶ用にお湯を沸かしておいた』ガッシ

エレン『!?……ちょっ、まっ……』

――――うあああぁぁぁぁ……あぁぁ……ぁ……! ゴボッガボガボガボ
―――
――


アルミン「……いぎゃあああああああああああああぁぁぁ!!」

エレン(これも酷い目に合っただけだ……)

アルミン「んん!!んああああああああぁぁぁぁ!!」

エレン(かなり近いところまできてるんだけどな……かなり……)

アルミン「ぬわああああああぁぁぁぁぁ!!」

エレン(ア…アルミン……)

――
―――
――――…レン!……エレン!


エレン『アルミーン!』

アルミン『……エレン! ここにいたんだ!!』

エレン『今日はどんな?』

アルミン『これ…じいちゃんが隠し持ってたんだ! 外の世界が書かれてる本だよ!』

エレン『わかってるよ、とにかくイケナイ物なんだろ!?』

アルミン『そんなこと言ってる場合じゃないんだ!!』

エレン『はぁ?』

アルミン『この本によると、この地区には昔……』

アルミン『童貞狩りがあったんだって!!』

エレン『お前もうこの地区って言っちゃってる童貞狩り!?』ガタッ

アルミン『童貞狩り!』

エレン『童貞狩り!?』

アルミン『しかもその童貞ハンターはかなりの美人なお姉さんだったんだって!!』

エレン『……!! 美人なエロエロお姉さん童貞ハンターだって!?
    うっ…嘘付け!! そんなのどうせ都市伝説だろ!
    そもそも美人のお姉さんがどうしてハントしてまで男を漁るんだよ!!』

アルミン『童貞ハンターは童貞が大好物なんだよ!!』

エレン『んなわけ……』

アルミン『…………!!』キラキラ

エレン『……!』


ライナー『二人とも、詳しく聞かせてくれないか』

ジャン『あぁ、俺も興味があるな』

エレン『ライナー、ジャンまで……』

アルミン『二人とも……』

マルコ『み、みんな……そういう話は……』

ジャン『あぁ? まだお利口さんやってんのかマルコぉ!』ガシャン

マルコ『ぶっ!!』

ジャン『言えよ本音を!童貞狩りのお姉さんに童貞貰って欲しいんだろ!?』

マルコ『なっ……恥を知れよ!少なくとも俺は……!』

ジャン『あ~悪かった、お前は優等生だったな』

ジャン『しかしお前らならどうする?
    俺たちが童貞ハンターに襲われる機会なんてそうそう無いぜ!!』

ジャン『そりゃあ好きで童貞やってるわけじゃないし……
    童貞のまま巨人に食われるぐらいなら……』

ジャン『だよなぁ……みんな童貞ハンターに奪ってもらいたいよなぁ……』

ベルトルト『……僕も童貞狩りに会ってみたいな』

コニー『俺にも聞かせてくれよ! ほら、俺の村も狩りで暮らしてたし?』

エレン『関係なくね?』

トーマス『……まぁ、男の夢だしな』

サムエル『俺たちにも聞く権利があるぜ』

フランツ『おいおい、抜け駆けはさせないぞ?』

ダズ『おっ……俺も……俺にも聞かせてくれ!!』

エレン『みんな……』

エレン『ってことは、マルコ以外はみんな童貞狩りの話を聞くんだな?』

マルコ『!?』

ジャン『ほれ、どうすんだマルコ?』

マルコ『ぼ、僕は……僕はっ……!』

アルミン『まぁそんな無理強いしなくても……』

マルコ『……!!』

マルコ『ウォールローゼ南区ジナエ町出身!! マルコ・ボットです!!』ガタン

エレン『!?』

ジャン『……何しにここに来た!』

マルコ『童貞ハンターに童貞を捧げるためです!!』

エレン『こいつ……!!』

アルミン『マルコ……君って奴は!!』

ザワザワ……

ジャン『そうか……それは結構なことだ……』

マルコ『……』

ジャン『だが……』

マルコ『?』

ジャン『……童貞ハンターはきっとお前の童貞なんぞ欲しくない』

マルコ『……!?』

ライナー『ブフッ!!』ブシャアァァ

マルコ『……』プルプル

コニー『言わせといてそれはねえだろwww』

ベルトルト『マルコが放心しちゃってるよwww』

ドッ!!
ワハハハハハ……

エレン『ハハハ……』

アルミン『じゃあ、最初から詳しく説明するけど……』

ミカサ『……』

アニ『……』

サシャ『……』

クリスタ『……ひっく、ぐすっ………』

アルミン『……あっ』

ミーナ『……男子って最低』

サシャ『い、行きましょうか……』ガタ

ユミル『チッ……クリスタ、大丈夫か?』

クリスタ『うっぐ……うん……』

ハンナ『そんな……フランツ……』ポロポロ

フランツ『え、あ、いやハンナ! 僕は……!!』

ハンナ『嫌っ!!』ダダダダ

フランツ『おっおおう……!!』

ミカサ『……』ガタ

エレン『み、ミカサ……』

ミカサ『……流石にこれは擁護できない』

エレン『!?』

ミカサ『みんな、行こう』

ジャン『みっ、ミカサ! 俺は……!』ガタ

クリスタ『ひっ……!』ビク

ミーナ『ちょっと男子!近寄んないでくれる?』

クリスタ『汚い……!』ビクビク

ジャン『えっ』

シーン……

エレン『……』

アルミン『ははっ、宿舎でする話じゃなかったね!』

マルコ『……』プルプル


――――うあああぁぁぁぁ……あぁぁ……ぁ……!
―――マルコ!? 大変だ……マルコ、マルコが発狂した!!
――オウエエェェ!! ビタビタビタ!! ダズ!! ダズが吐いたぞ!!


アルミン「……んにいいいいいいいいいぃぃ!!」

エレン(あ、これ全然ちがうわ)

アルミン「ふぃ!ふひぃぃいいいいぃ!!」

エレン(しかも最近の話じゃんなこれ)

アルミン「ふはっ!!にゃああああああああああああぁぁぁ!!」

エレン(ア…アルミン……)

――
―――
――――…レン!……エレン!


エレン『……』

アルミン『……エレン! ここにいたんだ!!』

エレン『どうしたよアルミン?』

アルミン『これ…昔の遊びが書かれてる本なんだ!!』

エレン『昔の遊び?缶蹴りとか?』

アルミン『それは今もあるじゃない!!そういう遊びじゃないんだ!!』

エレン『はぁ?』

アルミン『この本によると、この世界には昔……』

アルミン『お医者さんごっこていう遊びがあったんだって!!』

エレン『お医者さんごっこ?』

アルミン『しかもこれは男女二人用の遊びなんだって、ミカサとやってみたら?貸してあげるよこの本』

エレン『お医者さんごっこって……確かに父さんは医者だけど』

アルミン『まぁ読んでみてよ』

エレン『どれ……』ペラ

アルミン『…………!!』キラキラ

エレン『……!』

アルミン『じゃあ僕頼まれてたおつかいがあるから!』

エレン『お、おう……』

アルミン『感想聞かせてね!じゃあね!!』ダダダダダ

エレン『お医者さんごっこ……』

ミカサ『お医者さんごっこ?』

エレン『!?』

エレン『!?……うわあああああぁぁぁ!!』

ミカサ『……? その本、何? またアルミンのいやらしい本?』

エレン『え!? あいやこれはっ……!!』

ミカサ『……』ガッシ

エレン『!?』


――――うあああぁぁぁぁ……あぁぁ……ぁ……!
―――
――

エレン『こうなってるんだ……』

ミカサ『う、うん……』

エレン『あ、こら脚閉じるなよ……!』

ミカサ『う、うん……』

エレン『……じゃ、じゃあ交代な』

ミカサ『う、うん……』

――――
―――
――

アルミン「……うあああぁぁ!うあああああああぁぁぁ!!」ガッシ

アルミン「はぁ……はぁ……咄嗟に棒のような何かをひっつかんで事なきを得たよ」

アルミン「でも、なんで巨人の口の中に棒が? これって何……」

エレン「……俺のナニだ」

アルミン「エレンのナニだった」

アルミン「……うあああぁぁ!うあああああああぁぁぁ!!」

アルミン「うあああああああぁぁぁ!!」

エレン「アルミン……! そのままつかまってろよ!!」

アルミン「何!?なんで!? なんで丸出しなのさエレン!!」

エレン「うおおおぉぉ!!」ズルズルズル

アルミン「うあああああぁっぁ!!」

スポーン

アルミン「ぐっ!!」

アルミン「エレン!!」

エレン「アルミン……」ブルン

アルミン「はやく! はやくそれしまって!!」

エレン「こんな所で……死ねるか……」

アルミン「いいから! そのままだと死ぬよりひどいことになるから!!」

エレン「なぁアルミン……お前が……」

アルミン「位置的にまずいから! はやく仕舞うなり口から出るなりするんだ!!」

エレン「お前が教えてくれたから……色々と……」ブルンブルン

アルミン「エレン!! 早く!!」


 ザク 
  ポトッ

アルミン「うぎゃあああああああああぁぁぁぁッ!!」キューン

※以降ネタバレあり





ドボン

エレン「う……!?」

エレン「ああああぁ!? 俺の逞しい立体機動装置が……!?」

エレン「チクショウ……チクショウ……」

エレン「そんな……こんなはずじゃ……」

エレン「うぅ……諦めて……たまるか……」

エレン「俺は………………おっぱい……」

アルミン「あ、あぁあぁぁ……エレンのエレンだけが手元に……」

アルミン「どうしよう……こんなのミカサに渡せないよ……誰の形見にもならないよ……」ポロポロ

巨人「……」

アルミン「うぅ……僕のせいで……性に敏感な時期に僕が色々と教え込んじゃったからこんなことに……」ポロポロ

巨人「!?」

アルミン「え!?」

巨人「ゴボアアアァァァ!!」ニョキ

アルミン「うぎゃあああああああああぁぁぁぁ!!」

巨人「オボオオオォォォ!!」

アルミン「巨人の口から巨大なナニがぁぁぁ!!」


バリバリバリ

巨根「ゴアアアアアアアアアアアアアアアァァ!!」

アルミン「うあああああああああああぁぁぁぁ!?」

巨根「……」

アルミン「ひぃ……なんだこれ、なんだこれ……なんで巨人に生殖器が……」

巨根「……」シュッシュッ

アルミン「え……」

巨根「……」シュッシュッ

アルミン「え、えっ……ちょっとまって、やめて! やめてください!!」

巨根「……」シュッシュッ

アルミン「こっちに向けないで!!」

アルミン「うあああああぁぁ!!どうしよう!!まずいよどうしよう!!」

アルミン「どうすればいいんですか!! こいつには……巨根の巨人には知性がある!!でも理性はない!!」

アルミン「うっうわあぁぁぁっ……!!」

アルミン「うあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

――――……ミン! ……アルミン!
―――
――

コニー「アルミン!! 目を覚ませ!!」

アルミン「コニー……」

コニー「ケガは無いのか!? お前の班は!?」

アルミン「……班?」

コニー「オイオイしっかりしろよ! どうして一人だけなんだよ!?」

アルミン「……」

コニー「なんかお前の身体ぬめっとしててイカくせえし……何があったんだ?」

アルミン「……うあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

コニー「!?」

アルミン「うえっ……うもっ! モロロロロロ!!」ビタビタビタ

コニー「アルミン!?」

――――
―――
――


ミカサ「いい人生だった……」

巨人「……」ズシンズシン

ミカサ「あぁ……後ろからも巨人が来た。いい人生だった……」

巨根「……」ブルンブルン

ミカサ「……!?」

巨根「フオオオォォォォォォ!!」

ボクシャアァァ

巨人「ウボァー」


ミカサ「一体ナニが……!?」

巨根「アアアアアアアアアアァァァァ!!」シュシュシュ

ミカサ「!?……あの手癖は!?」

ミカサ「まさか……!?」

ただひたすら 困惑した

生殖器が付いている巨人なんて 聞いたことが無い……

そして…微かに

興奮した

その光景は……

人類の性欲が体現されたように見えたから……


巨根「アアアアアアアアアアァァァァ!!」シュシュシュ


進撃の巨人 ~完~

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