ベルなんとかさん達の訓練生活(33)

教官「では、これより成績上位10ベルの訓練生を発表する」

主席 ベ・フーバー

2番 ベル・フーバー

3番 ベルト・フーバー

4番 ベクトル・フーバー

5番 ベルトルト・フーバー

6番 ベースギター・フーバー

7番 ベルトコンベア・フーバー

8番 ベンチウォーマー・フーバー

9番 ベーキングパウダー・フーバー

10番 ベランダガーデニング・フーバー

眠いので寝ます

頑張って終わらせます

3年前

ヒョオオオオォォォォ……

ザッ ザッ ザッ…ピタッ

キース「貴様は何者だ!?」

アルミン「シガンシナ区出身アルレルト・フーバーです!!」

キース「そうか!バカみてぇは名前だな!!親がつけたのか!?」

アルミン「祖父がつけてくれました!」

キース「フーバー!貴様は何しにここに来た!?」

キース「貴様は何者だ!」

ベースギター「ギュイイィン !! (ギター工房出身、ベースギター・フーバーっス。ヨロシク)」

キース「何のためにここに来た!?」

ベースギター「ギュイイィン !! (新たなバンドを結成して、世界一ビッグになるためっス)」

キース「そうか…貴様はビッグになりたいのか…」

ベースギター「ギュイイィン !! (当然っしょ、あんたになら俺の嘔(うた)を聴かせてやっても構わねぇぜ?)」

キース「ふんっ!」ボキッ

ベースギター「」

キース「立て!この程度でへこたれる奴がビッグになれるか!」

キース「貴様は何者だ!」

ベルトコンベア「ウィーン…(日本コンベア株式会社出身!ベルトコンベア・フーバーです!)」

キース「貴様は何しにここに来た!)

ベルトコンベア「ウィーン…(皆さんの為に!荷物を運ぶお手伝いをさせていただく為です!)」

キース「…………そうか…それは結構なことだ…目指すといい……だが…」

キース「きっと、お前に荷物を乗せようと思う者などおらん…」

ベルトコンベア「プシュー…」

>>6
アルミンとばしてた

アルレルト「人類の勝利の役に立つためです!!」

キース「それは素晴らしいな!!貴様には巨人のエサにでもなってもらおう!」

キース「3列目、後ろを向け!!」クルッ

キース「次っ!!貴様だ!貴様は何物だ!?」

ベンチウォーマー「ベンチ出身!ベンチウォーマー・フーバーです!」

キース「…」

キース「逆だ、ベンチウォーマー・フーバー」ミシッ

キース「最初に教わったはずだ、この敬礼は公に心臓を捧げる決意を示すものだと…」ミシミシ

キース「こんな簡単なことも忘れてしまう、だから貴様は万年補欠なのだ!」ミシミシ

プクー…

キース「ん?」

プクー

キース「お…い…貴様は何をやっている…」ドサッ

ベーキングパウダー「……?…………プクー…」

キース「なっ!?貴様だ!貴様に言ってるんだ!!」

ベーキングパウダー「!?……プクッ」

ベーキングパウダー「…(ユストゥス・フォン・リービッヒ出身!ベーキングパウダー・フーバーです!)」

キース「貴様…今何を作っていた…」

ベーキングパウダー「…(ふっくらしたパァンです!調理場に材料があったもので!つい!)」

キース「貴様…盗んだのか……なぜだ…なぜ今作り始めた…」

ベーキングパウダー「…(調理場の人より…私の方が美味しく作れるので…今私が作るべきだと判断しました…)」

キース「いや…わからないな…なぜ貴様はふっくらしたパンを作った?」

ベーキングパウダー「…(それは…「何故、人はパァン!を膨らますのか」という話でしょうか?)」

周り「」

ベーキングパウダー「…(あ!)」

キース「!」

ベーキングパウダー「…(あの…)」

ベーキングパウダー「…(焼きたてのパン…どうぞ…)」スッ

キース「」

夕方

ベンチウォーマー「おい、あいつまだ捨てられてるぞ」

ベルトコンベア「ウィーン…(すごいですね、5時間ぶっ通しですか)

ベルトコンベア「ウィーン…(しかし死ぬ寸前まで捨てられろって言われた時より…)」

ベルトコンベア「ウィーン…(訓練場のパンはイースト菌を使ってパンを発酵しているって言われた時の方がよっぽど悲壮な顔してましたよね…)」

ベンチウォーマー「ユストゥス・フォン・リービッヒってのはドイツの天才化学者だ」

ベルトコンベア「ウィーン…(すごい人なんですね…)」

ベルトコンベア「ウィーン…(そういえばあなた達の出身はどこですか?)」

ベルトルト「僕はウォール・マリア南東の山奥の村出身なんだ、そこから12歳まで開拓地に居たよ」

ベルトコンベア「ウィーン…(そうなんですか…それは…)

ベンチウォーマー「ってことは超大型巨人見たことあるのか?」

ベルトルト「う……うん…」

食堂

ベルトルト「だ……だか…ら見たことあるって…」

モブ1「マジかよ、どれぐらい大きかった?」

モブ2「鎧の巨人は?」

モブ3「壁跨いだ?」

ベルトルト「うっ…ちょっと皆離れてくれるかな…」カラン

ベルトコンベア「ウィーン…(皆さん、質問はやめてあげましょう、思い出したくないこともあるでしょうし…)」

ベンチウォーマー「す、すまん色々と思い出させちまって…こんなバカだから俺はいつも補欠なんだよな…」

ベルトルト「いや…違うよ…」バリッ

ベルトコンベア「ウィーン…(え?)」

ベルトルト「巨人なんて大したことないよ…立体起動装置を使いこなせればあんなの敵じゃない!」

ベルトルト「石拾いや草むしりじゃなくてやっと兵士として訓練出来るんだ!」

ベルトルト「さっきのは感極まっただけさ…」

ベルトコンベア「ウィーン…(そ…そうですか…)」

ベルトルト「そして、調査兵団に入って…

ギュイイィィィィン !!!

ベルトルト「え?」

ベースギター「ギュイイィン !!(おいおい、お前調査兵団に入っちゃう感じか?)」

ベルトルト「そうだけど…君は確か、バンドを結成して、世界一ビッグになりたいんだっけ?」

ベースギター「ギュイイィン !!(俺にとって「偽り」というメロディはハートを傷付けるメロディとしてしか響かねえんだ)」

ベースギター「ギュイイィン !!(強がっていながら心底ビビッているより「偽り」野郎よりかぁ…)」

ベースギター「ギュイイィン !!(よっぽど、ハートに熱いビートを刻むことが出来ると思うぜ)」

ベルトルト「なんだと!それは僕のことか?」

ベースギター「ギュイイィン !!(おっとすまねぇ、気ィ悪くさせちまったか)」

カンカンカン

ベルトコンベア「ウィーン…(ご飯の時間は終わりですね、皆さん片付ける食器は私に乗せてください)」

ベースギター「ギュイイィン !!(別にお前の考えを否定するつもりはねぇ、どう生きようが人の勝手だ)」

ベルトルト「わかったよ…僕も喧嘩腰だったね」

ベースギター「ギュイイィン !!(ああ、これで手打ちにしよう)」

ベルトルト「はいはい」

ギュイイィン !!

× ベースギター「ギュイイィン !!(強がっていながら心底ビビッているより「偽り」野郎よりかぁ…)」

○ ベースギター「ギュイイィン !!(強がっていながら心底ビビッている「偽り」野郎よりかぁ…)」

スッ

ベースギター「ギュィン…(!?な…なぁ…そこのエンジェル…)」

ベ「?」

ベースギター「ギュィン…(ああ、わりぃ…つい天使と見間違えちまった…あ…その…)」

べ「…」

ベースギター「ギュイイィン !!(俺から…君へのラブソングを送りたいんだが…)」

ベ「ベベ、べっべー(いえ、結構)」

ベースギター「」ボキッ

ベルトルト「い…いや、喧嘩になんかなっちゃいないよ…はは…」

べ「べべべべべべべべべーべべ(目を離すとすぐこうなる)」

ベルトルト「ごめん、もうわかったから…」

ベルトルト「ていうか君…この髪は長すぎじゃないの?」ベッ

ベルトルト「訓練の邪魔になるんじゃないかな?」

べ「ベベッべベベー、べべ…べべべべべべべべべべべべべ?(わかった切ろう、でも…どの辺りまで切るべきかな?)」

ベースギター「…」

ギュイイイイイイィン !!!!!

ベンチウォーマー「!?」ビクッ

ベンチウォーマー「びっくりさせんな!なんて言ったんだ!?」

ベースギター「ギュィン…(堕天使め…)」

ベーキングパウダー「…(はぁ…はぁ…)」

ベーキングパウダー「…(やっと終わった…)」

ベーキングパウダー「…(本当に…死ぬ寸前まで捨てられた…)」

ベーキングパウダー「…(ここに来れば…おいしいパンを作れると思ったのに…)」

ベーキングパウダー「…(朝には…風に流されて消えてしまう…)パサッ

ベーキングパウダー「…(イースト菌……許すまじ……)」

ヒュウウゥゥゥゥ…

………サラサラサラ…





ザッザッザッ

ベランダガーデニング「あれ?おかしいな…あの粉(こ)…どこ行ったんだろう…」キョロキョロ

翌日

キース「ではこれより適性を見せてもらう!ロープにぶら下がるだけだ!」

モブ「これで素質を見てとれる…見ろ、あの子なんて全くブレがない」

ベ「…」シーン

ベンチウォーマー「これが出来なきゃ、スタメンなんて…」ブラブラ

ベルトコンベア「ウィーン…(案外簡単ですね…)」ブラブラ

ベースギター「ギュイイィン !!(俺は今…翼が生えた気分だぜ…)」ブラブラ

モブ「だが人並み以上に出来ない子だっている…」

ベルトルト「うわぁ!」グルン

その夜

ベンチウォーマー「悪いけど俺天才だから、スタメン間違い無しなんだ、補欠は近寄らないでくれるか?」

ベースギター「ギュイイィン !!(威勢張ってた癖に、失敗したら助けを求めるなんて情けねぇ…俺のリズムが乱れるから近寄るな)」

ベルトルト「そんな…酷い…」

ベルトコンベア「ウィーン…(ベルトルトさん…あそこにすごく上手い人が居ますよ…あの方々にアドバイスをいただくのはどうでしょう?)」

ベルトルト「そうなの?ありがとう!ベルトコンベア!」

ベル「カランカラン(姿勢制御のコツか…)」

ベルト「カチャカチャ(ぶら下がるのにコツないるのかなぁ…)」

ベルトルト「お願い!助けてほしいんだ!」

ベル「カランカラン(悪いけど期待するような助言は出来ないかな…)」

ベルトルト「そうか…」

アルレルト「明日に懸けるしかないね…」

ベルトルト「よし…明日頑張るぞ!」

アルレルト「その意気だ!」

翌日

キース「ベルトルト・フーバー、今日出来なければ開拓地へ移ってもらう、いいな?」

ベルトルト「ハッ!」

キース「よし、上げてくれ」

キリキリ

ベルトルト「(僕になら出来る…根性になら誰にも負けない…)」キリキリ

ベルトルト「(これが僕の武器だ!!)」ギシギシ

ベルトルト「(よし!出来t

グルン

ベルトルト「」

キース「…」

キース「金具に破損なども見られん」

キース「ベルトルト・フーバー、貴様は開拓地送りだ」

ベルトルト「」

終わり

もう限界でした。許してください。
ベルトルトさんもごめんなさい。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom