健夜「結婚して」
京太郎「いや、俺まだ十五歳ですし」
はやり「じゃあそれまで鍛えようねっ!」
京太郎「え?」
晴絵「大丈夫。立派な十八歳にしてあげるから」
京太郎「えっ?」
理沙「約束!」
京太郎「」
何番煎じの京太郎育成スレです
苦手な方はそっとじ推奨
恋愛、育成、修行、なんでもやらせます
※注意
・一部のキャラが鬼畜と化しています(アラサー組)
・マルチバッドエンディング(結婚)
・雑談は構いませんが、他のレスに文句付けるのはやめましょう
・更新はインスピレーションが高まった時
・YJ連載の源君物語の影響があります
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404657124
どうしてこうなった
そんな思考も鈍ってしまうほどに混濁とした意識の中
俺は朧げながらに、その声に耳を傾けていた
「――これで、計画が――」
「――成功だねっ」
「でも――いいんですか」
「――大丈夫!」
いや、大丈夫じゃないって
そんな風に突っ込もうとしても、声にはならない
だって今の俺は――
京太郎「もがぁぁぁあ! もごもご!」
全身を縛られ、目隠し猿轡をされた状態
京太郎「んー! んんぅー!」
そう、この俺須賀京太郎は拉致されている
ああ神様、和様。
俺は一体、どうなってしまうのでしょうか?
<発端 一週間前>
~とある喫茶店~
都内某所に位置する喫茶店
お洒落な内装に、少々高めの料金設定のそのお店は芸能人御用達として知られている
そんな敷居の高い店に四人の女が来店した
案内の店員もその四人をよく知っている
毎日のようにこの時間に来店しては、ヒソヒソと長話して帰っていく
似合わないサングラスで変装しているが、バレバレな人達
現役トッププロ三人と一般人一人
彼女達は有名すぎた
それゆえに店内の誰もがその存在を認識し、聞き耳を立ててしまう
勿論、彼女達はそんなことつゆも知らず、赤裸々なトークを繰り広げる
今日もまた――恥じらいなく
健夜「結婚したい」
はやり「処女捨てたい」
晴絵「男の人に触れてみたい」
理沙「デート!」
ブフォッ、と近くの席の男性がコーヒーを吹きこぼす
よく見れば周囲の席全ての客が身を震わせているのだが、当然彼女達は気づかない
はやり「花粉症が流行ってるのかな?」
晴絵「まだそんな時期じゃないような気も」
理沙「用心!」
健夜「あー、病気になっても看病してくれる彼氏欲しいなぁー」
間抜けとはこの事である
リオでジャネイロ東風フリー銀メダル、史上最年少プロ八冠
永世七冠、元世界ランキング二位、つくばフリージングチキンズ所属
Grandmaster
―小鍛治健夜―
健夜(27)「あー、家を出て同棲とかしたいなぁ」
現役アイドルにして、牌のおねえさんとして活躍中
和了スピード、抜群の防御を誇るハートビーツ大宮所属
Whirlwind
―瑞原はやり―
はやり(28)「甘えたい年頃かなっ」
学生時、奈良に一つの伝説を残した女
今は後進の育成に力を注いでいる
Legend
―赤土晴絵―
晴絵(25)「私は逆に甘やかしたいですね」
興奮しやすい性格だが、その愛くるしさが人気を呼ぶ
一番年齢詐欺してるような気も――
Punpun
―野依理沙―
理沙(28)「両方!」
このある業界において有名すぎる四人がなぜ、このような場所に一堂に会しているのか?
それには深海よりも深く、天よりも尊い目的が存在する
それは――
健夜「いつになったら」
はやり「結婚」
晴絵「できるのか」
理沙「いつごろ!」
要はただの女子会だった
バイト(釣)「(変装してるくせに声が大きいんだよなぁ)」
バイト(泡)「カフェラテ一丁ー! できたー!」
健夜「それでね、本題なんだけど」
はやり「何かな?」
健夜「世の中の男って、見る目無いと思うの」
理沙「分かる!」
晴絵「そうですね。それに、選り好みしなければ私たちだって……」
はやり「あー、理想高すぎるのも考えものかなー」
健夜「でも結婚って一生ものだし……妥協したくないって思うんだ」
晴絵「ええ、全く」
はやり「気軽に付き合うとか、ナイナイ」
理沙「結婚前提!」
女子会という名の傷の舐め合い
それは、現実を受け止められない女にとって何よりの良薬
彼女達がその愚行に身を染めてから、既に数ヶ月近くが経っている
それでもまだ足りないとばかりに、彼女達はその行為をやめない
晴絵に至っては奈良くんだり通うとは、まことご苦労なことだ
健夜「あの、さ」
はやり「ん?」
健夜「私ね、思ったんだけど……」
と、健夜がおもむろに会話を切り出す
健夜「そろそろ、行動に出てみない?」
はやり「!?」
晴絵「こ、小鍛治プロ!?」
一同に動揺が走るが、それも無理は無い
そもそもこの集まりは傷の舐め合いが目的
決して現状を打破しようだとか、現実に立ち向かう為の準備などではななく
ゆえに、このような話題は今まで暗にタブーとされてきたのだ
健夜「思うんだけど……私、そろそろ本気で彼氏欲しいっていうか、なんていうか」
はやり「おうっふ」
それはもう、悲痛の声だったという
健夜「今までは無理だって思ってたけど……もし、この四人で協力できたら!」
晴絵「小鍛治プロ……!」
理沙「感動!」
はやり「うん! 今世紀最大の感動かも!」
健夜「みんな!」ジィーン
ブヘッ、と隣の席で再びコーヒーが噴出されたのは言うまでもない
男性客(リチャ)「げほっ! げほっ!」
女性客(慕)「もう、しょうがないなぁ」フキフキ
男性客(リチャ)「いや、すまん」
女性客(慕)「えへへ、でもそんなとこも好きだよ」
男性客(リチャ)「こ、こらっ!」
とまぁ、隣の席がピンク色の空気を曝け出しているわけだが
一方の女子会は、新たな目的を前に燃え盛っている
はやり「でも、どうやって相手を捜すの?」
晴絵「確かに……」
こう言ってはなんだが、この四人の理想は高すぎる
それはもうエベレスト並に
晴絵「かといって妥協はしたくない」
健夜「それに関しては、私にいい考えがあるの」
理沙「妙案!」
はやり「それは何なのかな?」
健夜「その前にまず、みんなの理想をそれぞれ挙げてみて」
健夜の言葉に、各自それぞれ自分の理想を思い出す
はやり「ジャ○ーズ並にかっこいい!」
晴絵「運動神経抜群」
理沙「家事万能!」
健夜「うんうん。それくらいならなんとか見つけられそうだよね」
とは言っても、そんな優良物件がアラサーに引っかかるかといえば
それは天文学的確率だろう
健夜「でも、みんなの【共通】の理想は――難しいよね」
みんなの【共通】の理想
それは、ここにいる全員が相手に求める最低限の条件
そう、それは――
四人「私達より麻雀が強い!!」
はい
世界中探してもそんな人そうそういません
健夜「顔はオシャレでなんとかなる、運動神経も、家事もね」
はやり「でも流石に麻雀は……うん」
理沙「才能!」
晴絵「まぁ、努力でなんとかなると言っても……私達以上は、少し」
恐らく、日本中探しても見つからないでしょう
健夜「うん。だからね、いい案を考えたんだ」
はやり「いい案?」
健夜「多分だけど、そんな人を捜すよりは簡単だと思う」
晴絵「なっ!? そんな方法が!?」
困惑する一同
そんな三人を尻目に、健夜は続ける
健夜「要は、その条件を満たす相手がいないから問題なんだよね?」
はやり「それはまぁ、そうかな?」
晴絵「まぁ、実在すれば私たちに堕とせない道理も――」
理沙「無い!」
いや、まぁ、その
そういうことでいいです
健夜「だからね、気づいたの」
はやり「気づいた――?」
健夜「条件を満たす相手がいないなら――」
三人「いないなら?」
それは、悪魔的発想
というより、常識で考えれば思いついても実践しようとは思わない考え
しかし、それでも
彼女は思いついてしまった
健夜「作ればいいんじゃないかな、って」
彼女達は――
はやり「……いいね」
賛同してしまった
晴絵「素晴らしい考えです」
共感してしまった
理沙「賛成!」
ゆえに、この計画は始動する
健夜「名づけて――」
それが、どれだけ非常識なことかを失念して
健夜「光」
はやり「源氏」
晴絵「育成」
理沙「計画!」
隣の男はまたもやコーヒーを吹き出す
向かいの女性はなぜか、幸せそうであったという
一応ここまでがプロローグとなります
京太郎の初期ステを決める前に、他の喪女戦士の参戦の可否を決めます
現時点で参加出来なくとも、今後の展開で参戦の可能性もあります
久保貴子 ↓1
藤田靖子 ↓2
三尋木咏 ↓3
戒能良子 ↓4
コンマが50以上で参戦
ノーウェイ、戒能プロが喪女とかありえません
冷静に考えれば戒能プロ参戦とか、他の連中にミンチですね
では初期ステータスを決めます(100MAX)
コンマ÷2が初期値です
ゾロ目はそのままの数値を適用
ビジュアル ↓1
運動神経 ↓2
家事炊事 ↓3
麻雀 ↓4
幸運 ↓5
運動神経以外はほとんど原作どおりっぽいですね、やりやすい
ビジュアル 45
運動神経 02
家事炊事 36
麻雀 02
幸運 48
お次は京太郎に能力を授けます
現時点では好きな系統に一つだけ、ですが
育成が進めばどの系統にも身に付けることができます
ではまず、系統を決めます
↓3
1 麻雀のオカルト
(麻雀勝負に役立つオカルトです)
2 恋愛スキル
(恋愛に役立つスキルです)
3 育成スキル
(育成に役立つスキルです)
ではコンマ↓2
0~39
【スポンジ】
失敗の最低上昇値が1になる
40~79
【予習】
育成コンマが常に+5される
80~99
【学習能力】失敗した次の育成コンマは必ず大成功になる
ゾロ目
【リバース】育成時のコンマを逆転させることができる 19→91
さっきはMAX100と書きましたが、育成を楽しむ為にも上限を上げました
どっかからの流用だという野暮な突っ込みは無しな方向でお願いします
200(EX)
150~199(A++)
100~149(A+)
~異次元の壁~
90~99(A)
80~89(B+)
70~79(B)
~超人の壁~
60~69(C)
50~59(D)
40~49(E)
~一般人の壁~
20~39(F)
00~19(G)
ビジュアル 45 E
運動神経 02 G
家事炊事 36 F
麻雀 02 G
幸運 48 E
オカルト
恋愛スキル
育成スキル
【スポンジ】
・失敗の最低上昇値が1になる
それでは最後に好感度の説明です
好感度はレベルによって分かれていて、数値が10ごとにレベルアップします
最終的にレベル10に到達したキャラの数によってEDが変わります
ガンガンレベルを上げていってください
【好感度レベル】
LV10 身も心も支配
~攻略完了~
LV9 病む
LV8 愛し合った
~身体の関係~
LV7 愛してる
LV6 大好き
LV5 好き
~好意~
LV4 好きかも
LV3 気になる
LV2 知人
LV1 嫌い
では、早速テストとばかりに清澄の好感度を決めます
最初なので補正も何も無しで、そのままの数値を適用しようかと思います
80以上が複数いたら……しゅらーば
咲↓1
和↓2
優希↓3
まこ↓4
久↓5
ちょっと皆さん最初から本気出しすぎじゃないでしょうか
まぁ、攻略キャラはたくさんいるのでこのまま続行でもいいかとも思いますが……
京太郎がヤリ○ン疑惑持たれるのが嫌な人がいるかもしれないので
一応安価とります
【LV9】
竹井久(92)
【LV8】
片岡優希(85)
原村和(83)
染谷まこ(81)
【LV7】
宮永咲 (73)
↓1~4 くらいで多い方
1 このまま続ける
2 半分にカット
~清澄高校~
四人の喪女が光源氏育成計画を練っているその頃
この物語の主人公となる少年は今、困惑していた
というのも、自分の意図しないところで水面下の争いが起きていること
その争いとは何か?
それは――非常に、自分ごときには勿体なさすぎる悩み
京太郎「あ、あはは……」
清澄高校麻雀部室
そこにいるのは五人の男女
和「須賀君、笑ってないではっきり言って貰えませんか?」
元インターミドルチャンプ
ネット麻雀にて無敗を誇るのどっちこと――原村和
優希「そうだじぇ。納得の行く答えを聞かせろ!」
ちんちくりんだが、タコスを食うことでその力を増し
東場においては絶大な力を発揮する片岡優希
まこ「京太郎、まさかお前がこんなタラシじゃったとはのぅ」
ウェーブのかかった髪と、古びたメガネが印象的
知識と経験を武器に戦う染谷まこ
久「……私だけの須賀君、私以外の女に――せない」ブツブツ
清澄高校学生議会長にして、麻雀部部長
悪待ちを得意とする、絶賛病み中の竹井久
京太郎「あ、あのな。ちょっと話を聞いてくれないか?」
須賀京太郎の悩み
それはこの四人の女性と関係を持ってしまったこと
和「納得できません!」
優希「うわぁぁぁん!」
まこ「じゃが、しかし……」
久「許さない、許さないわよ須賀君……フフ」
京太郎「はぁ……」
こんなつもりじゃなかった
確かに、自分は可愛い女の子に囲まれている状況を嬉しく思っていたし
それは今でも同じだ
だが、だからといって四人同時に手をだすとは――最低だ
そもそも、こんな美少女四人にモーションかけられては抵抗のしようがない
京太郎「あの、取り敢えず後日に話し合うというのは――?」
四人「ダメ」
京太郎「あ、はい」
身から出た錆とはいえ、重苦しくて仕方ない
京太郎「……はぁ」
再び漏れたため息は、行き場をなくした主を嘲笑うかのように消えていく
京太郎「取り敢えず、どこから話しましょうか」
須賀京太郎、十五歳
経験人数四人の彼女ナシ
もげろ、と言いたくなる気持ちを抑えてこの男の弁解に耳を貸すことにしよう
そもそもの発端は全国大会終了後のことであった
全国優勝を終え、英雄のごとき扱いを受ける部活メンバーの中でただ一人
須賀京太郎だけがうまくその輪に馴染めなかった
学校が開催してくれた祝賀パーティでも、注目を浴びるのは五人の少女のみ
舞台の袖でそんな仲間を誇らしく思いつつ、しかしどこか胸の内は寂しい
京太郎「場違い、かな」
不思議と足は会場から遠のいてしまう
自分に実力が無いばかりに、どこかみんなとの間に溝を感じていた
気が付けば足は無人の部室へと向かい
一人寂しく、麻雀牌をつまんではぼんやりと過ごす
今頃パーティはどうなっているのだろうか?
自分が欠けた事に、誰か一人でも気づいてくれたのか?
そんなことを考えていると不意に部室のドアが開いた
振り返って見ると、そこにいたのは久だった
久「何してるの? 須賀君」
京太郎「部長! どうしたんですか、主賓がこんなところに」
久「あら、主賓はあなたもでしょ」
よっこいしょ、と京太郎の横に腰掛ける久の顔は朱に染まっている
会場から走ってきたのか、少し息も荒いように見えた
京太郎「冗談でも嬉しいです。そう言って貰えると」
笑いながら京太郎は麻雀牌を切る
しかし、その手をそっと久が遮った
久「冗談じゃ、ないわ」
京太郎「え?」
ドクン、と胸の鼓動が高まる
握られた手から伝わる久の暖かさが、京太郎の熱を加速させる
久「私ね――ずっと、須賀君のこと見てたのよ」
京太郎「ぶ、部長? か、かかからかってるなら――」
久「バカ。冗談でこんなこと言うわけないじゃない」
一瞬、京太郎には何が起こったのか分からなかった
視界が突然暗くなって、いい香りが広がって
そして――
久「んっ……」
唇に伝わる、柔らかい感触
京太郎「あっ……」
とろけるような甘い刺激に、京太郎の頭はオーバーヒート寸前だった
あの部長が、自分をこき使うあの部長が!
京太郎「き、キス……?」
久「ふふっ、変な顔しちゃって」
ツンっと、鼻頭を押されて思わず京太郎は我に帰る
これはなんだ? 何が起きている?
どうすればよいのだ?
ぐるぐる回る思考に頭を抱えていると、再び久がその身を乗り出した
柔らかい感触が、全身を包む
どうやら久に抱きしめられたらしい
おさげの髪が顔に当たってくすぐったいが、それ以上に胸の感触が京太郎を興奮させた
行き場の無い両手を、思わず久の背中に回す
童貞の彼にも、それくらいの常識は存在した
久「私ね、ずっと怖かったの」
京太郎「え?」
震えるような久の声に、京太郎は唖然とする
普段の凛とした久の姿から想像もできない弱さ
久「須賀君が、私達に不満を抱いてるんじゃないかって……嫌われてないかって」
京太郎「そんなこと――!」
無い、とは断言出来なかった
不満や嫌悪と行かなくても、今回パーティを抜け出したように
自分はみんなとの溝を感じて逃げ出したのだ
そしてそれは――久の目にとても辛く映ったに違いなかった
久「ごめんなさい。ずっと、雑用ばかり押し付けて――嫌だったわよね」
京太郎「それは、まぁ……少しは」
久「っ……!」
京太郎「で、でも! 俺はそれで満足してるんです! みんなの役に立てたから!」
それは嘘偽りの無い本心だった
麻雀の弱い自分にも、みんなの力になることができること
それが雑用だった
だから、自分は後悔などしていない
久「……優しいのね、須賀君」
京太郎「部長……」
久「そういうところに、私――甘えちゃってのかしら」
潤んだ瞳で、京太郎を見つめる瞳はどこか、誇らしかった
京太郎を信頼し、これまで見守ってきた暖かい眼が確かにそこにある
久「好きよ」
京太郎「部ちょ――」
返事をだす間もなく、その唇が塞がれる
唇が舌でノックされ、思わず開くと――押し込むように久の舌が侵入してくる
フレンチキスなんて、童貞には何がなんだかよく分からない
ただ一つ言えるのは
久「ぷはっ」
京太郎「……これ、めっちゃ興奮します」
久「あら、須賀君も?」クスクス
笑い合う二人
もはや、これ以上の言葉はいらなかった
京太郎「部長。いいですか?」
久「もう、バカ。今更嫌なんて言えるわけないでしょ」
抱き合ったまま、部のベッドへと移動する二人
こんな時ばかりはこの部室のベッドの存在に感謝する京太郎だった
京太郎「あの、俺こういうの初めてで、その、だから」
久「失礼ね。私だって初めてなんだから」
ぺちぺちと頬を叩いてくる久
情けないことに我らが童貞にはいささか勇気が足りないらしい
久「須賀君」
京太郎「は、はいっ!」
久「一度しか言わないから、よく聞きなさい」
そんな京太郎を見かねたのか、顔をさらに赤らめて呟く
久「須賀君に――抱いて欲しいの」
京太郎「ぶ、部長ぉぉぉ!」
久「きゃっ!?」
それからは、もはや理性や知識の入り込む余地の無い激戦だった
DNAに刻まれた、遺伝子からの情報
雌を孕ませる雄の仕組み、先祖の経験や知恵
それらが凝縮された本能が――京太郎を導いた
迸る情欲! 満たされる性欲!
時間にしては僅か二十分に満たない戦いだったが――
その二人の繋がりはやがて数億もの分身となって、その体に刻まれた
そして――終わりの時が来る
京太郎「はぁっ!はぁっ!」
久「んっ……もぅ、出しすぎよ」
身も心も真っ白に染まった久が、ぐったりとその身をよじる
妙に艶やかに見えるのは決して気のせいでない
京太郎「あ、俺――な、中に」
サァーっと顔が真っ青になる京太郎
だが、一方の久はニヤニヤと笑うばかりである
久「妊娠しちゃったかもねー、あーどうしよっかなぁ」
京太郎「ひぃぃぃ!」
久「あはは、冗談よ。今日は安全な日だから」
京太郎「へっ?」
久「だから、今日はどれだけ出しても大丈夫ってことよ」
京太郎「ぶ、部長……」
ガクリと倒れこむ京太郎
まだまだ久にはかなわないらしい
久「でも、子供ができなくても――責任は、とってくれるわよね?」ギュッ
京太郎「当たり前じゃないですか」
裸のまま抱き合う二人
そこには、確かな愛が芽生えつつあった
久「須賀君」
京太郎「はい」
抱き合った状態で、二人はなおも幸せを噛み締める
久「私、嫉妬深いんだから」
京太郎「そうなんですか? でも大丈夫ですよ、俺モテないですし」
久「そうだと、いいんだけど」
久の顔は暗い
その裏には、仲間を出し抜いたこと――きっと、自分と同じ気持ちの仲間を裏切ったこと
複雑な想いが渦を巻いているのだろう
久「ねぇ、須賀君」
京太郎「はい」
久「ずっと、一緒にいてね」
京太郎「はい、できる限り」
久「バカ、そういう時ははいだけでいいの」
京太郎「はいはい」
久「はいは一回」ポカッ
京太郎「はーい」
久「須賀君っ!」バキッ
京太郎「ずびばぜん」
仲間を裏切った
きっと自分は責められるかもしれない
でも、それでもよかった
京太郎と結ばれればそれで――久は幸せだった
久「須賀君」
京太郎「は、はい!」
久「ふふ、大好きよ」
京太郎「……はいっ!」
だが、その幸せも
けして長続きしなかった
久と京太郎が付き合ったことはすぐに、部のみんなに知らされた
咲が妙に泣き喚いていたのは嬉し泣きだと、京太郎は決めつけた
他のメンバーはみんな顔が引きつったまま拍手してくれた
久は最初こそ申し訳なさそうにしていたが、話が終わるとすぐに京太郎にベタベタしだす
結果として、それがいけなかった
京太郎と付き合う幸せを目の前で見せられた少女達の気持ちはもう、抑えられない
気が付けば、彼女達もまた獲物を狙う狩人の瞳になっていた
そして――
~~翌日~~
和「好きです!」
京太郎「なんだって? それは本当かい?」
和「だから私と付き合ってください」
京太郎「いや、でも俺にはもう――」
和「部長より、私の方が須賀君を幸せにできます!」ムギュ
京太郎「うわぁぁぁ! おもちがぁぁぁ!」
パコパコ
和「愛してます! 責任とってくださいね? あと、うちの両親は弁護士と検事ですので」
京太郎「お、おう……」
~~さらに翌日~~
優希「好きだじぇ! のどちゃんより私を選べ犬!」
京太郎「い・ら・ねー!」
優希「ぐぬぬ、えーい! この睡眠薬入りタコスを食えー!」
京太郎「もがぁー!」
パコパコ
優希「えへへ、あったかいじょ」サスサス
京太郎「」
~~さらにさらに翌日~~
まこ「たった一度でええんじゃ……忘れさせてくれ」
京太郎「いや、でも俺には――」
まこ「そっか。そうじゃな。わしなんかどうせ需要が……」
京太郎「そ、そんなことは!」
まこ「じゃあ、よろしくな」ポン
京太郎「」
パコパコ
まこ「……中々ええもんじゃのぅ」ホクホク
京太郎「」
それはもう、爛れた日々であった
そして、気が付けばこの状況である
半ば逆レイプのようなもので、京太郎だけに非があるわけではない
しかし、男の方が全面的に悪いとされるのは当然ですよね
ということで、今この状況は非常に京太郎不利であった
京太郎「だからですね。これは俺の本位では無いといいますか」
和「そんなこと、関係ありません」
優希「抱いた時点で和姦確定だじぇ!」
まこ「あれだけ中出ししておいてのぅ」
久「須賀君……?」
京太郎「だって男の子だもん」
女の子に誘惑されて勃たないわけがない
それもこれだけの美少女相手に
和「ともかく、須賀君は私のものです」
優希「いくらのどちゃんでも譲れないじょ」
まこ「わしは尻もやられたけぇのぅ」
久「尻? 私にもした事ないのに……?」
京太郎「誤解です。前が危険日だっていうから……」
まこ「その割にはしっかり出されたような」
京太郎「染谷先輩ぃぃぃぃ! ちょっと静かにぃぃぃ!」
久「やっぱりもう……須賀君と……心中……」ブツブツ
京太郎「待ってください部長! はやまっちゃいけません!」
優希「責任取れー!」
京太郎「やかましい! お前だけは絶対に取らねぇーよ!」
何はともあれ、四人の女性と関係を持ってしまったことに変わりない
そしてこの中から一人選ぶことなど、そう簡単に決められる筈もなく
京太郎「……やっぱり、保留っていうのは?」
一同「ダメ」
京太郎「はい、ごもっともです」
迷う
久は最初の相手だし、和は昔から好きだった人だ
優希も気の合う奴で、まこは危険日出しをしてしまった
四人ともできることなら幸せにしてやりたい
それなら、京太郎の取る決断は一つ
京太郎「全員、俺の彼女っていうのは――」
和「……」
優希「……」
まこ「……」
久「……」ニコッ
京太郎「あ、あはは……なーんちゃって!」
その後、京太郎が地獄よりひどい目に遭ったのは特に記載しないでおこう
~京太郎の部屋~
こうして清澄高校麻雀部のほぼ全員に愛想を尽かされた京太郎
とは言っても、全員京太郎のことを好きなのは変わりなく
敢えてライバルの前で興味を無くしたフリをして油断させているだけである
そんなことは知らない京太郎は、罪の意識に苛まされながら苦しむ
この作戦はそういう意味で、思わぬ効果を呼んでいた
京太郎「あーあ、折角彼女できたと思ったのになぁ」
これからバラ色の青春が待っていると思っていたのに
残ったのは四面楚歌の修羅場だ
こんな筈じゃなかった
だけど、自分は幸せだと思う
あれだけの女性に好かれて、抱くことができて
京太郎「俺がもっとしっかりしてればなー」
情けないと思う
自分が強い意思を持っていれば
あるいは、みんなをまとめる器量さえあれば――
京太郎「どうにか、みんな幸せにできないかな」
一夫多妻が認められてる国もある
みんなを納得させるだけの実力を身につけて、なんとか説得できないか
京太郎「……変わりたい」
京太郎は決意する
自分の仲間を幸せにする為に、自分の責任を全うすることを
京太郎「ネットで検索かけてみようかな……」
そんな彼の想いを踏みにじるように
邪悪なアラサー達の魔の手が忍び寄っていることに、彼はまだ気づかない
京太郎「うん? 光源氏育成計画? なんだこれ、スパム?」
物語は――いよいよ、始まる
もう遅いのでここまで
京太郎がいきなり浮気者になってしまいましたが、安価の結果ですのであしからず
次回からアラサー達による育成計画が始まるかもしれません
それではおやすみなさい
当スレではホモでもウェルカム(錯乱)
読み返して見ると本当に久と咲の不幸がマッハですね
でもそれが一つの愛の形なんじゃないかなって、思ったりもします
では、こんな時間からですが少し再開行きます
行動力とは何か?
何かを思い立ち、実際に行動を起こす力。
その勇気や度胸など、意味は幅広く存在する。
では、彼女達にとっての行動力とは何か?
気になる男性にモーションをかけること?
異性の電話番号を聞き出すこと?
否、そんなことが出来れば苦労はしない
それでは彼女達に行動力は存在しないのか?
それもまた否である
彼女達は充分に行動力を持っている
それはとても荒唐無稽で
ある一種の理不尽さを兼ね揃えてはいたが……
紛れもなく、行動力に溢れていた
<実現 二日前>
~とある一軒家~
健夜「えー、皆さん。お集まりで」
はやり「うん、久しぶりだね」
晴絵「いやー、奈良からは大変で」
理沙「ご苦労様!」
皆さんご存知、我らがアラサー軍団である
だだっ広い一軒家の一室で、大きなテーブルを囲む姿はどこか喜びに満ちている
一方で、端の方に座る二人組はどこか居心地が悪そうにしていた
健夜「はい。いつものメンバーと、それと今回はゲストが二人います」
靖子「どうも」
咏「わっかんねー。なんで自分がこんな状況にいるのかまるでわかんねー」
はやり「……靖子ちゃんは25歳だったよね?」
靖子(アラサー)「あ、はい」オズオズ
はやり(アラサー)「合格っ!」
靖子(アラサー)「えっ」
理沙(アラサー)「三尋木プロ!」
咏(ピチピチ)「え、24だけど……」
晴絵(アラサー)「ギルティ!」
はやり(アラサー)「処刑せよっ!」
理沙(アラサー)「拷問っ!」
咏(ピチピチ)「こわっ!?」
健夜(アラフォー)「まぁまぁ、みんな落ち着いて」
健夜「私も本当は咏ちゃんを入れるのは反対だよ? でも、あともうちょっとこっち側だし」
24歳と25歳には決定的な違いがある
アラサーであるか否か、これはアラサー軍団にとっては何よりも気になる一点だ
しかし、残り僅かでアラサーの仲間入りを果たす彼女に
慈悲の心を持って接することも、また一歩真のレディに近づくことになるのかも、しれない?
晴絵「ならいいか」
はやり「どうせ咏ちゃんに彼氏できるわけないし」
理沙「同志!」
咏「ひどい言われようじゃね?」
靖子「私はもう仲間と認識されてるようなんだけど……」
健夜「ちなみに、今回この場所を見つけてくれたのは咏ちゃんです」
三人「おー!」
パチパチと拍手される咏
こういうのにあまり慣れてないのか、ちょっとだけ嬉しそうにしている
咏「いや、別に知人に紹介されただけだし」
健夜「なんでも一家揃って海外に行ったとかで、売りに出されていたとか」
はやり「へぇ。でも、はやり達入ってるよね?」
晴絵「勝手に入っていいんですか?」
それもそうだ
売りに出されている家にこうして集まっているのは、些か不安である
健夜「大丈夫だよ、買ったから」
一同「……えっ?」
咏「(○○億円、ポンと出すとかどんだけだよ……)」
もう一度言う
この女達の行動力は、とても間違った方向に働いている
靖子「ほ、本当に買ったんですか小鍛治プロ?」
健夜「計画の為だから、うん」
はやり「流石だねっ!」
晴絵「感動の一言しか無いです」
理沙「感謝感激!」
咏「……帰りてぇ」
靖子「気が合うな……同感」
しかし、一つ大きな疑問が残る
なぜ、彼女はこの大きな家を買ったのか?
一人暮らしデビューするにはあまりにも膨大
工房付きの、和風な家は十人以上住み込める作りになっている
前に住んでいたエミヤだとかいう人間も、それくらいの数で住んでいたという
健夜「それではそろそろ本題に入るんだけど」
理沙「了解!」ムフー
健夜「この家は大きいです」
晴絵「はい」
健夜「ここにいる全員くらいなら、簡単に住めます」
はやり「そうだねっ!」
健夜「明後日からみんなで住もうかなって思います」
さらっと明かされる、衝撃の真実ゥ
というか小鍛治プロ、いきなりすぎじゃないでしょうか
晴絵「えぇっ!? いいんですか?」
理沙「!」
はやり「わーいやったー!」
咏「ちょ、待っ……!」
靖子「まさか私達も……?」
健夜「当然だよっ! 私達は気にしないから!」
咏&靖子「」
健夜「あと、麻雀協会の方には転居願い出して置いたから」
はやり「すごーい、流石できる女だねー!」
晴絵「女子力アップってとこですね」
健夜「えへへ、よしてよみんなー」
咏「く、狂ってる……」
靖子「まぁ別に家くらいならいいか……ここ広いし」
賛否両論、とは言っても反対なのは咏くらいなものだが
ここでもう一つ疑問が残る
咏「そもそも! なんでみんなで住まなきゃいけねーの?」
その疑問は至極全うである
いくら仲のいいプロ仲間とはいえ、普段は争う立場だ
馴れ合いで一緒に住むなど、それなりのプロ意識を持つ咏にとっては苦痛でしかない
健夜「何って……決まってるでしょ」ゴゴゴゴゴ
咏「き、決まってるって……?」
健夜「囲むんだよ!! ツバメを!!」
はやり「拉致監禁して!」
晴絵「自分達好みに」
理沙「調教!!!」
四人「光源氏育成計画!!!!」
ド ン ッ!
咏&靖子「」
それはもう、鬼気迫る表情だったという
健夜「なんだか話したらお腹空いたね」
はやり「出前でも取る?」
晴絵「台所ありますし、何か作りましょうか?」
理沙「食材っ!」
健夜「あー、買い出しもしないとー」
はやり「ついでに引越しの手配も……」
健夜「それじゃあやっぱり出前だね」
咏「いや、いやいやいや!!」
健夜「あれ? 出前は嫌?」
咏「ちげぇよバカ! 常識! 良識! 欠けてんのか脳みそプリン!」
健夜「そんな、スイーツ脳だなんて」エヘヘ
はやり「羨ましいなぁ。ねぇねぇ咏ちゃん、私は何? ケーキ? パフェ?」ワクワク
咏「何で喜んでんだよ!! わっかんねー!!!」
靖子「落ち着け、興奮したら負ける」
咏「ぐぬぬぬ!!」
靖子「私だって本当は嫌だ。でも、ここは言うとおりにした方がいい」ヒソヒソ
咏「……」
靖子「見た感じ、小鍛治プロ達は本気らしいし。ツバメの件も本当かもしれない」
咏「犯罪じゃん」
靖子「……それをさせない為に、私達が見張る」
咏「えー……藤田プロだけでやってくれないかねぃ」
靖子「嫌だ」
咏「確かに一人じゃね……つーか二人でも無理じゃね」
暴走した四人のアラサーの力は、何者をも凌駕する
それは二人のよく知るところであった
咏「しょうがないねぃ。うら若き青年を……救う為だし」
靖子「頑張ろう、二人で」
暴走する四人を止める為に、協力を決める二人
だがしかし、それは――
晴絵「(ククク)」
理沙「(計画!)」
はやり「(通り!!)」
健夜「(ダメだ……まだ笑っちゃだめ……)」
この四人の手の平の上の策略であった
<次の日>
~麻雀協会~
会長「え? プロ六人で住む?」
健夜「はい」
会長「でも、チーム違うよね? それまずくない?」
健夜「後進の育成も兼ねて、交流です」
会長「いや、でも」
はやり「一般人の赤土さんもいますよ」
会長「そういう問題では無いと思うような……でも、一緒に住むくらいなら」
健夜「あと、高校生を一人調達します」
会長「え?」
健夜「指導の為です」
会長「え? でも、女六人の中に……えっ?」
はやり「育成の為です」
会長「いやでも、倫理的に……」
理沙「調きょ……教育!」
会長「今明らかに調教っていいかけたよね?」
健夜「私達を信用してください!」
会長「そんなもんねーよアラサー共」
当然、こうなることは目に見えていた
いくら金の力などで隠蔽しようと、少年を監禁するには建前がいる
その為に麻雀協会から、【男子高校生への麻雀指導】という名目を勝ち取りたかった
だが普通に考えればそんな許可、降りるわけがない
そこでの切り札が――
健夜「大丈夫ですよ。三尋木プロと藤田プロも一緒なので」
会長「え? あの二人も?」
はやり「私達はともかく、あの二人なら真面目ないい子ですよね!」
会長「確かにあの二人なら……うーむ」
理沙「無問題!」
会長「……(どうせ言っても聞かないし、あの二人が監視役ならいいかな)」
三人「……」ニコニコ
会長「しょうがない。許可しよう」
三人「わーい!」
これぞ秘技
【自分達の中に一見まともそうな人を混ぜて許可を勝ち取っちゃおう作戦】である
健夜「(これで許可は得た)」
はやり「(あとは手段と資格……そして)」
理沙「(契約!!)」
アラサー達の恐るべき魔の手は今
とある一人の少年の喉元まで、差し迫っているのであった
ところでアナウンサーにもアレな人がいるんですが出番はありますか?
>>133
安価や展開によっては全咲キャラクター出番あります
勿論男性も、ね
~京太郎の部屋~
一方その頃
アラサーの魔の手が差し迫っていることなど気づかない少年、須賀京太郎
彼は今、悩んでいた
京太郎「麻雀の指導ねぇ」
先日届いたスパムメール、もとい勧誘
というのも、京太郎が登録している麻雀サイトからであった
内容は以下の通り
・麻雀プロの指導が受けられる特別な合宿がある
・参加資格は15歳のみ
・運動部&麻雀部経験があり、身長180cm以上185cm以下
・顔写真を添付して、履歴を書いたメールを送ってエントリー
・もし決まれば、麻雀プロによる指導を住み込みで受けられる
・麻雀協会も監修してるよ!
簡略化すると、大体こういった内容であった
京太郎「確かに興味惹かれるけど……」
ただでさえ今は部活に居場所が無い(と思い込んでいる)
それに、自分を変えたいとも思っている
これを皮切りに、何か変えられないだろうか?
京太郎「麻雀で強くなって――咲達をびっくりさせるってのもいいかも」
とかくこの世界は麻雀が強い人ほどモテる
そうなれば、清澄のみんなをまとめるだけの器量が手に入るかもしれない
京太郎「まぁ、エントリーだけならタダだしな」
ダメ元で応募して、ダメだったら諦めよう
そんな軽い気持ちだった
京太郎「写真も撮って、よし。これを……」
だが、この時の京太郎は知らない
この決断が後に――自分の人生を大きく変えてしまうということに
~新小鍛治邸~
だだっ広い屋敷の一室
みんなより一足先に引越しの手続きを終えた健夜は、パソコンをいじっていた
勿論それは自分の運命の相手、もとい合宿の参加者の中から一人を選ぶというものだ
健夜「うーん、これもダメ。これもダメかな」カチカチ
だが、そうそう決められるものでもない
当然四人全員が納得しなければいけないし、そもそも健夜が納得する相手がいない
健夜「履歴はともかく……顔も大事だよね」
行き遅れ女の特徴その1
求めるハードルが無駄に高い
健夜「うーん、全国大会優勝の子かぁ……でも、あの子才能無かった気がする」
それに雀力など自分達の調教でどうとでもなる
問題は顔である
顔も多少はなんとかなるが、最初が酷いとモチベに大きく関わるのだ
健夜「はぁ……中々決められないなぁ」
既に100近いエントリーを捌いてきた健夜だが
未だに選考通過者はいない
どうしたものかと、一息付こうとした
その時である
健夜「うん……? この子は……」
履歴には、清澄高校麻雀部とある
健夜「清澄って……確かあの宮永選手のいたところだっけ」
記憶に残る、凄まじい才能の持ち主
長野の、しかも同じ部の出身ということは才能も期待できるだろうか?
健夜「身長も182cm……いいね。中学はハンドボールで県大会決勝まで……へぇ」
着々と満たされる条件
だが問題は顔である
そこをクリアできなければ、何の意味も無い
健夜「じゃあ、ファイルを開こうかな……」カチッ
データの読み込み
そして表示されるのは――
健夜「でゅふっ!」
金髪の中性的イケメン
若さゆえの粗さこそあるが、一瞬女性かと見間違うほどの美男子
健夜「……ふひひ」ニヤ
ようやく現れた
第一次選考通過者
あとは残り三人が納得さえすれば――この子で決まり
健夜「名前は……須賀京太郎君。ふふっ、京太郎君」ニヤニヤ
そして、京太郎は残る三人の選考を受けることになる
その結果がどうであったかは――
皆さんも、ご存知の通りである
ってか、>>134の条件に該当する奴がそもそもいた事に驚きだわ!!(京太郎を除く)
>>139
冷やかしや詐称も含んでます
~新小鍛治邸前~
京太郎「……受かってしまった」
それはもう、衝撃であった
エントリーした次の日には合格通知
一瞬詐欺か何かでないかと、疑ったほどであったが
学校に連絡したところ担任が泣き出した
なんでも、このプログラムに受かると無期限で授業がほとんど免除
しかも合宿を終えた後はプロの内定がほぼ決まると言っても過言無いらしい
京太郎は知るよしも無いが、一日でここまでの根回しをしたのは当然あの四人である
ちなみに教育委員会を抱き込んだのは晴絵だ
京太郎「別に麻雀プロになる気はないんだけど……」
そもそも自分にそれだけの才能があるとも思えない
今よりちょっとでも強くなれればそれでよかった
京太郎「咲達には留学って伝えたけど、大丈夫かな」
いつぐらいに帰れるのかもよく分からない
というか、ほぼなんの説明も無くここにいる
両親も教師の話を聞いて喜ぶだけだし、今更断るわけにもいかなかった
京太郎「さて、鬼が出るが蛇が出るか……」
恐怖はあるが、進むほかない
京太郎「ここから入れるのかな?」
門を開ける
屋敷の庭は思ったよりも広く、蔵や道場みたいなものもあるようだ
本当に合宿場所にはもってこいなのかもしれない
京太郎「玄関は、こっちか」
京太郎「すいませーん。今日からお世話になる須賀ですけど」
玄関先まで辿り付き、ブザーを鳴らす
すると、中でドタバタと慌てる音が聞こえてきた
どうやら、先生達はもう揃っているらしい
京太郎「……」
そういえば、誰の指導を受けるかは聞かされていない
京太郎「(麻雀プロというくらいだから、有名な人なのか?)」
考えられるのは安永プロとかか?
そもそも、男性なのかどうかすら不明だ
京太郎「……」ドキドキ
緊張する気持ちを抑え、玄関が開かれるのを待つ
そして、その扉がついに――
健夜「……」
開かれた
京太郎「えっ……? こ、小鍛治プロ?」
健夜「…………」
京太郎「……?」
健夜「フヒッ」
京太郎「ふひ?」
健夜「よ、よく来たね。うん、ウェヒヒ……歓迎するよぉ……ティヒヒ」
京太郎「は、はぁ……(なんで半笑いなんだろう)」
健夜「(生で見るとさらにイイ……!)」ムハー!
このアラサー、本当に色々と手遅れである
健夜「ンフ……小鍛治健夜です。よろしくね」
京太郎「須賀京太郎です。よろしくお願いします」
健夜「デュヒュッ。す、素敵な声だね……!」
京太郎「へ? あ、ありがとうございます?」
健夜「(やばい、この子イイよ。すごくイイ!)」ニヤニヤ
健夜「立ち話もなんだし、ウフフ、中に入って、どうぞ」
京太郎「はい! うわぁ、中も広いんですね」
健夜「うん。みんなで住むからね」
京太郎「そうですよね。俺以外の参加者はもう来てるんですか?」
健夜「ううん。参加者は京太郎君だけだから」
京太郎「あ、そうなんですねー」
健夜「……」
京太郎「……え? 俺一人?」
この指導を受けるのが自分一人?
全く持って理解できない
まさか受かったのが自分だけだとでもいうのか?
京太郎「(冗談だよな……?)」
そう京太郎が思うにも無理はない
そんな困惑を抱えた中、京太郎達は居間へとたどり着いた
そこにいたのは――
健夜「ウェヒヒ、みんなお待たせ……連れてきたよ」
京太郎「なぁっ!?」
はやり「んふふ……美味しそう」
晴絵「んぅっ……これはいいわね」
理沙「食べごろ!」
咏「はぁ……」
靖子「久のとこの一年じゃないか……」
京太郎「え、ええええええええ!?」
驚愕
ただその一言に尽きる
京太郎「な、なんで! なんでこんなにプロが、え? ええ!?」
自分のよく知るトッププロ達が一堂に会している
それだけでも驚きだが、それが自分の指導の為だなんて到底信じられない
京太郎「う、うわぁぁぁ!」
その衝撃にテンパったのか、思わず逃げ出そうとする京太郎
それは生命の危機を感じ取った本能が下した、最良の決断であったと言える
ただし問題は――
健夜「逃がさない!!」
はやり「捕まえろー!!」
晴絵「待ちなさい!」
理沙「捕縛!!」
京太郎「ぎゃぁぁぁあぁあぁぁぁ!!」
合宿用の重たい荷物を抱えた状態では、四人から逃走を図るなど不可能だということ
健夜「咏ちゃん! 縛って!」
咏「えぇ……」
京太郎「離してください! お家帰る!」
晴絵「六人に勝てるわけ無いでしょ!」
京太郎「俺は勝ちます!」
理沙「目隠し!」
京太郎「うわぁぁぁ何も見えないぃぃぃ!」
はやり「手錠♪」
京太郎「ひぃぃぃぃぃ!?」
健夜「猿轡!」
京太郎「もがぁぁぁ!!」
咏「初日からこれって……救いようが無いねぃ」
靖子「言うな。悲しくなる」
京太郎「んむぅぅぅ!」
こうして、全身がんじがらめにされ
目隠しと猿轡をされた京太郎
その薄れ行く意識の中……彼は確かに聞いた
健夜「フヒヒヒ、これで、計画が始動できるよ」
はやり「うん! 成功だねっ」
晴絵「でも、こんなに縛っていいんですか」
理沙「大丈夫!」
咏「大丈夫じゃねーっての」
靖子「すまない。本当にすまない、須賀君」
多種多様な六人の声をBGMに、京太郎は意識を失う
願わくば――これが夢であることを信じて
大丈夫!六人の内の誰か(誰とは言わない)と恋人になっちゃえば良いんだよ!
そうすれば何とかなるから・・・・タブンネ
>>151
清澄の小娘達と違って私達はみんな仲間だもんげ!(by健夜)
NO独り占め! YES共有! がキャッチコピー
京太郎「」ピクピク
はやり「さて、これからどうしよっか」
健夜「取り敢えず、京太郎君が起きるまで待たないとね」
晴絵「寝顔可愛い……」ツンツン
理沙「可愛い!」ツンツン
はやり「あーずるい! はやりもするー!」ツンツン
健夜「えへへ、これからみんなで可愛がってあげるからね」ツンツン
咏「……」
靖子「……戒能プロも連れて来くればよかった」
咏「愛宕プロの方がいいんじゃね? しらんけど」
京太郎「う……うー」
初期好感度決め
健夜 ↓1 ÷2 +20
はやり ↓2 ÷2 +20
晴絵 ↓3 ÷2 +20
理沙 ↓4 ÷2 +20
咏 ↓5 ÷3 +10
靖子 ↓6 ÷3 +10
ゾロ目は設定してませんでしたが、実はすこやんよりノリノリな咏ちゃん
というのがなんかグッと来たのでゾロ目はそのまま44で数値とします
【好感度レベル】
~攻略完了~
LV9 病む
LV8 愛し合った
~身体の関係~
LV7 愛してる
LV6 大好き
LV5 好き
~好意~
LV4 好きかも
LV3 気になる
LV2 知人
LV1 嫌い・無関心
【LV9】
竹井久(92)
【LV8】
片岡優希(85)
原村和(83)
染谷まこ(81)
【LV7】
宮永咲(73)
【LV6】
野依理沙(60)
【LV5】
瑞原はやり(50)
【LV4】
三尋木咏(44)
【LV3】
赤土晴絵(39)
小鍛治健夜(38)
【LV1】
藤田靖子(13)
遅くなってきたので、今日はここまで
次回からようやく須賀少年の調教に入れると思います
特にこれといって決めてないんですが、ご要望がありましたら気兼ねなくどうぞ
咏には+ないの?
ミスすみません
>>169
54になると好意の壁に入るので、本来22のところをゾロ目で44にした感じです
元の二倍ですし、これで納得していただければと
ここのヒロインはちょろいので、攻略もすぐだと思います
当スレでは決闘者でもウェルカム
ハーレム形成の為に咲キャラの数を数えてましたが軽く100越えてるんですね
名前有りの女性だけで140近く、男も合わせるとそれ以上
このスレでは比較的、無難なキャラしか出現しない方向でお願いします
200(EX)
~人類の壁~
150~199(A++)
100~149(A+)
~超人の壁~
90~99(A)
80~89(B+)
70~79(B)
~達人の壁~
60~69(C)
50~59(D)
40~49(E)
~才能の壁~
20~39(F)
00~19(G)
【EX】20
【A++】10
【A+】9
【A】8
【B+】7
【B】6
【C】5
【D】4
【E】3
【F】2
【G】1
ビジュアル
・数値×5=恋愛補正
運動神経
・数値×5=運動補正
家事炊事
・数値×5=ハーレム上限数
・数値×5=麻雀補正
幸運
・数値=コンマ補正
~新小鍛治邸~
走馬灯という言葉がある
自分が死に直面した瞬間、過去の記憶がゆっくりと流れ出すもののことだ
だとすると、自分はもうすぐ死ぬのではないか?
そう京太郎が覚悟したくなるほど、今の彼の脳内は混乱に満ちていた
なぜ? いつ? どうしてこうなった?
巡る過去の記憶のどれをとっても、今の事態に直面する原因は不明
全身を縛られて、手錠に猿轡
目隠しを取られた先にいるのは六人の麻雀プロ
ある人はニコやかに
ある人は半笑いで
ある人はプンプンして
ある人はハァハァして
ある人は困惑そうに
ある人は哀れみの目で
もう何がなんだか分からない
ただ、一つだけぼんやりと理解できたことがある
京太郎「……もがもが」
自分は今日ここで――
健夜「んふふ……」ニッコリ
終わるのだと
~~須賀京太郎 光源氏育成計画 一日目~~
身動きの取れない状態で今に転がされている京太郎
それを取り囲むように座っているのは六人の雀士
何をされるのか、まるで分からない恐怖に京太郎は怯える
一方、計画のスタートにお祝いモードのアラサー軍団の顔は微笑ましい
というか、ニヤけ過ぎて怖い
健夜「あー、おほん。まず自己紹介からだね」
京太郎「……もが?」
健夜「改めまして、小鍛治健夜です。末永くお願いします」
そう言って深々と頭を下げる健夜
その挙動に京太郎は困惑するばかりだ
はやり「瑞原はやりだよっ! よろしくねっ!」
タプン、と揺れる豊満な胸
これにはこの状況といえど、本能が反応する
というより、もうギンギン一歩手前だった
京太郎「むぐむぐ」
晴絵「赤土晴絵。よろしくね」
そういえばこの人だけあまり見たことがない
プロではないようだが……
そう思考する京太郎の視界を、突然柔らかい何かが遮った
理沙「野依理沙っ!」ギュゥ!
京太郎「もがっ!?」
抱きつかれた?
あの野依プロに?
というかこれどういう状況なの? いやマジで
健夜「ど、どうしたの?」
理沙「好み!」
晴絵「初対面なのに凄い食いつきですね」
ギュウギュウと、柔らかな肢体を惜しみなく押し当てる理沙
ほんのりと上気した頬が赤く、ご満悦な様子だ
咏「まだ私の自己紹介が済んで無いんだけどねぃ……」
靖子「ん? 自己紹介したかった?」
咏「あ、いや! 一応! 一応だっての!」
必死に否定する咏だが、どうも胡散臭い
というかさっきから妙に艶っぽく京太郎を見てる気がするのは気のせいなのだろうか?
はやり「もうっ、抜けがけ禁止だぞ!」
理沙「……」コクコク
ハグで満足したのか、すんなりはやりの言葉に従う理沙
まだ慌てる必要は無い
ここに捕えた以上、チャンスはいくらでもあるのだから
京太郎「もがもがっ!」
健夜「ああ、ごめんね。それ外して上げるから」
混乱の一途をたどる京太郎だったが、ようやく猿轡を外される
これでようやくまともな話し合いが出来そうだ
京太郎「皆さん! これはどういうことですか!?」
はやり「どういうことって……」
晴絵「こういうこと?」
京太郎「まるで意味が分かりません! 犯罪ですよ! 犯罪!」
咏「……いい声してんじゃん」ボソッ
京太郎「え?」
咏「……」プイーッ
靖子「三尋木プロ?」
健夜「まぁまぁ。京太郎君も落ち着いて、ね?」
京太郎「いやいや! 縛られた状態で落ち着けるわけありませんよ!」
ごもっともな意見である
しかし、年齢ゆえに短気である彼女達にとってはそんな些細な反抗すらも気に入らない
晴絵「須賀君」
京太郎「な、なんですか?」
晴絵「餌付けの調教と、鞭打ちでの調教――どっちが好み?」
京太郎「えっ?」
その目は養豚場の豚を見る目だったという
可哀想だけど明日にはアラサーの餌になってるのね、的な感じ
健夜「私達も手荒なマネはしたくないんだけどなぁ」
理沙「実力行使!」
はやり「私はどっちもイケるよ♪」
京太郎「……」
靖子「状況が飲み込めてきたかな?」
京太郎「……はい」
咏「……」
健夜「うんうん。じゃあ、何から話そうか?」
京太郎「取り敢えず……どうして俺が縛られているのか教えてください」
はやり「逃げないようにする為かな?」
京太郎「別に逃げないので外してください」
理沙「好みの問題っ!」
晴絵「野依プロが縛るの好きなのよ」
京太郎「俺は縛られるより縛る方が好きです」
理沙「最高っ!」
晴絵「そっちの方がいいってさ」
京太郎「じゃあこれ解いてください。野依プロを縛りますから」
こうして理沙は亀甲縛りとなった
京太郎「あいたた……やっと解放された」
理沙「」ビクンビクン
健夜「どこで結び方を習ったの?」
京太郎「……秘密事項です」
京太郎の性事情はともかく、これでようやく普通に話せる
色々と聞きたいことがあるが、一番気になるのは――
京太郎「俺をどうするつもりなんですか?」
この法治国家で、まさか殺されるということは無いだろう
かといって無事で済むわけもない
健夜「世界一の男にするの」
京太郎「世界一? それは麻雀でですか?」
はやり「うん。麻雀もね」
京太郎「も?」
晴絵「顔も」
京太郎「顔!?」
理沙「もがが!」
京太郎「運動神経も!?」
健夜「家事全般もね」
京太郎「ますます意味不明です!」
そんな完璧人間を作り上げるプロジェクトなんて聞いていない
それにそもそも、どうして自分が選ばれたのか
そこを差し引いても、それを彼女達に指導されるのが分からない
京太郎「本当のことを教えてください!」
健夜「本当のこと? それはね……」
↓2
1 食べる為
2 食べて貰う為
3 男子麻雀界を盛り上げる為(大嘘)
4 大沼プロにやれって言われた(大嘘)
健夜「食べて貰う為だよ」
京太郎「え?」
食べる?
それって、あれ?
京太郎「カニバリズム的なアレですか?」
晴絵「そんなわけないでしょ」
京太郎「じゃあえっと……もう一つ思い浮かぶことは思い浮かぶんですけど……」
いや、そんなこと有り得るわけがない
だってほら、アレだよ?
食うってもしかして、性的な意味ってことでしょ?
この人達みんなアラサーなんですよ?
十五歳の少年捕まえてそんなこと言うわけ――
はやり「処女もらってください」
健夜「産まれてこの方」
理沙「大事に!」
晴絵「暖めておきました」ポッ
京太郎「ひぃやぁぁあっぁぁぁぁあ!!」
おかーさーん!
この人達あたまがおかしーよー!
健夜「偉い人は言いました」
晴絵「三十過ぎたら」
はやり「陽水腐る」
理沙「サングラス!」
京太郎「??」
靖子「アラサージョークだ。気にしないでいい」
京太郎「あの、つまりヤるってことですか?」
健夜「正確には違うかな」
京太郎「と、言いますと?」
四人「種付け」ウットリ
ド ン ッ
京太郎「いやぁぁぁぁ!? この人達やっぱり正気じゃねぇぇぇ!!」
咏「全くだねぃ」
靖子「ああ」
京太郎「そ、そもそもヤるだけなら俺じゃなくても……」
健夜「種付け」
京太郎「た、た、種付けは俺じゃなくてもいいでしょ!?」
はやり「……はぁ」
晴絵「分かってない」
理沙「ダメダメ!」
京太郎「えー……?」
どう考えても常識を分かってないダメダメな人は貴女方です
健夜「旦那様になる人だからね。重要なんだよ、そういうの」
はやり「かっこよくて!」
晴絵「運動神経抜群で!」
理沙「家事万能!」
健夜「麻雀で私達より強い人じゃなきゃ、ダメだもん」
京太郎「」
咏「……この理想の高さが原因じゃね? 知りたくもないけど」
靖子「十中八九そうだな」
健夜「ということで京太郎君は見事選ばれました」パチパチ
はやり「わーい」
晴絵「やったね」
理沙「おめでとう!」
京太郎「いやいやいや! 俺条件満たしてないですよ!」
四人「???」
京太郎「えー? 何ですかそのリアクショーン」
はやり「だって条件なんて」
晴絵「これから」
理沙「満たせば」
健夜「いいでしょ」ニッコリ
京太郎「ああぁぁああ! そういうことかぁぁぁあ!」
ここに来てようやく全てを理解した京太郎
自分は選ばれたのだ
彼女達の高すぎるハードルを満たす人間を【育成】する
そのモルモットとして
京太郎「い、いや! 俺はその、地元に彼女がいまして!」
健夜「……それで?」
京太郎「実は最低の浮気ヤローで、関係も四人くらいいて!」
はやり「経験豊富なんだねー」
京太郎「だからその、皆さんとはそういうことできないというか!」
晴絵「どうして?」
京太郎「どうしてって……え?」
健夜「最低の浮気ヤローなら、私達みんなとそういうことしても抵抗無いよね」ニッコリ
はやり「経験豊富な方が、最初痛く無いかも♪」
晴絵「残してきた彼女候補も、浮気ヤローなら気にならないでしょ」
理沙「問題無い!」
京太郎「で、でも俺すぐに浮気しますよ!」
健夜「大丈夫。そんなこと出来ないくらいに……」
四人「絞り取る」
ド ン ッ
京太郎「助けてぇぇぇぇ!」
咏「頭痛くなってきた」
靖子「カツ丼食べたい」
京太郎「うぅ、助けて咲ぃ……」
~~一時間後~~
京太郎「」←泣きつかれて寝た人
健夜「ということで、見事に京太郎君を説得しました」
咏「どこが見事なんだっつの」
はやり「はいはーい!」
健夜「はい。どうしたの?」
はやり「京太郎君はほぼ私達の魅力に取りつかれてると思うんだけど……」
靖子「どこがですか」
はやり「やっぱり気が変わって逃げ出す可能性もあると思うんだ」
咏「間違いなくそうなるんじゃね? いや、絶対」
晴絵「確かに。天文学的確率だけど……ありえるわね」
靖子「なぁ、阿知賀の子達が泣くぞ? 今からでも遅くないと思うんだが」
健夜「うーん、確かに何か手を打たないとね」
理沙「対策!」
健夜「ここはやっぱり……あの手しかないよ」
一同「あの手?」
↓2
1 恥ずかしい写真で弱みを握る
2 従順になるまで檻の中に閉じ込める
3 爆弾付きの首輪をはめる
1つ質問この物語の今は何月?
>>221
9~10月
健夜「ということで、爆弾付きの首輪だよ」
ガチャン
京太郎「……」
拝啓、清澄高校の皆様
起きたら首に爆弾が付けられていました
京太郎「冗談ですよね?」
はやり「……敷地外に出ちゃダメだよ?」
京太郎「嘘ですよね?」
晴絵「……絶対に外に出ないでね」
京太郎「いや、こんなバトロワ的な……有り得ないでしょ」
理沙「爆死!」
京太郎「あは、あはは……」
咏「メイドインモンブチ……」
靖子「爆弾も作っていたのか」
健夜「鍵は六つ。ここにいる全員が外して大丈夫だと判断したら取るからね」
確かに首輪には六つの鍵穴がある
そしてその鍵はそれぞれが一つずつ持っているらしい
京太郎「こ、こんなの人権侵害ですよ!」
健夜「大丈夫。すぐに気にならなくなるから」ニッコリ
京太郎「……」
京太郎が生きてこの屋敷を出る為にはここの全員に認められる必要がある
つまり、騙してでも、盗んででも鍵を六つ揃えさえすれば出られるというわけだ
京太郎「(いや、そんなことしなくても警察に電話すれば……)」
健夜「万が一の時の為にリモコンもあります」
はやり「これもみんな持ってるからね♪」
京太郎「……」
結論
結局、どうあっても従うしか無いようだ
だが、これは一種のチャンスとも言える
京太郎「(元々ハーレムを作る術を学びにきたようなもんだ)」
その相手がアラサーだということで困惑していたが、結局は同じ
この連中を全員篭絡できるスキルを学べば、清澄のみんなも……!
京太郎「分かりました。俺、やります」
四人「!!」
咏「……ふん」
靖子「何を血迷ってるんだ……」
京太郎「(やってやる! ヤって、ヤって生き残ってヤる!!)」
【須賀京太郎 光源氏育成計画】
~MISSION1 首輪の爆弾を解除せよ~
勝利条件
・アラサー軍団六人の好感度LV10到達
敗北条件
・爆弾の爆発
成功報酬
・自由行動が可能となり、他県に移動出来る(他キャラ攻略)
ここで一時中断します
思いのほかアラサーが外道になったけど、必死可愛いってことにしてください
続きは夜に出来たらヤります
灼「……ハルちゃんが、引っ越した?」
玄「うん……さっき電話で、しばらく戻れないって」
灼「」
バターン
穏乃「ま、まさか……?」
宥「ぅっ……」ブルブル
憧「綺麗な顔してるでしょ?」
灼「」
憧「死んでるのよ、これ」
チーン
灼「」ピクピク
穏乃「うわぁぁぁ!?」
今日も阿知賀は平和です
~一日目~
京太郎「あの、麻雀やその他を教わるのはいいんですけど」
健夜「何かな?」
京太郎「学校の授業が遅れるのはどうしましょう?」
晴絵「ああ。それは私が中心に教えるわよ」
靖子「彼女、教員免許持ちなんだよ」
京太郎「え?」
咏「阿知賀の顧問でもあるしねー」
京太郎「阿知賀って、あの阿知賀ですか?」
はやり「はやりも頭には自信があるんだぞ♪」
咏「無駄に、ね」
京太郎「……」
晴絵「ということで、今日からよろしく」
京太郎「……あの、赤土さんは阿知賀が気にならないんですか?」
晴絵「……」
京太郎「……」
晴絵「あの子達も食べたい?」
京太郎「ええ、それはもう!」
六人「……」
京太郎「いえ、失言でした」
理沙「よろしい!」
なんだかんだ始まります
~一日目~
健夜「一日の流れを説明するね」
京太郎「はい」
はやり「まずは起床して、朝食の時間だね」
理沙「家事!」
京太郎「なるほど。みなさんのお世話というわけですね」
靖子「勿論私達も手伝うが、メインは須賀君に委ねる」
京太郎「(小鍛冶プロとかは家事どうなんだろうなぁ)」
晴絵「その後は授業の時間」
はやり「次にお昼ご飯だね!」
咏「そんで腹ごしらえの後はいよいよ特訓」
理沙「ビジュアル! 運動神経! 麻雀!」
京太郎「なるほど。その後は夜ご飯ですか?」
健夜「うん。夜ご飯を食べたら自由時間だよ」
靖子「ゆっくり休んで――」
はやり「はやり達とお話したり、遊んだりしようねっ!」
健夜「え、えっちなのはまだダメだよっ!」
京太郎「……」
咏「か、肩もみくらいならさせてやってもいいけど?」
靖子「三尋木プロ?」
晴絵「じゃあ、まとめるわね」
~一日の流れ~
1 家事スキル判定
2 特訓選択(ビジュアル、運動神経、麻雀)
3 夜ご飯(会話相手選択)
4 自由時間(各スキル練習or会話)
晴絵「しばらくこれでやってみて、不便なら改善ね」
京太郎「(なんで普通にこういう特訓させてくれないんだ……)」
最初の暴行や、この首輪の爆弾が無ければ全然喜んで受けるのに
頭がいいんだか悪いんだかよく分からない人達だ
はやり「後、成長によってはちょっとしたお楽しみもあるよ」
京太郎「はぁ……お楽しみ、ですか」
健夜「それじゃあ早速、やってみよー!」
五人「おー!」
靖子「……三尋木プロ?」
京太郎「……」
~もう時間がお昼なので昼食から~
京太郎「ということで、いざ料理を作りたいと思います」
六人「わー」パチパチ
京太郎「ちなみに材料の買い出しは?」
靖子「私達が仕事帰りに買ってくる」
健夜「お外には出さないよ」ニッコリ
京太郎「……ちぃっ」
咏「……」
そううまく事は運ばないか
取り敢えずやれることをやるしかない
京太郎「では、行きます!」
↓2 幸運+3
0~29 +1
30~49 +2
50~69 +3
70~89 +4
90~99 +5
ゾロ目 ゾロ目の一桁をそのまま+
京太郎「材料はいっぱいあるし……豪勢なのにしよう」
コトコト ジュージュー
京太郎「と、ここでオリーブオイル!」ジュワァァ
テクテクチーン
京太郎「できました。どうぞ」コトッ
ハンバーグ「」ジュー
ポテトサラダ「」ホクホク
ビシソワーズ「」ヒンヤーリ
健夜「」
はやり「」
晴絵「」
理沙「」
咏「」
靖子「なんだ、カツ丼は無いのか」
京太郎「あ、すみません」
靖子「ん、いや。美味しそうじゃないか」カチャッ
パクパクモグモグ
靖子「うん、美味しいよ」ポンポン
京太郎「えへへ、ありがとうございます」
五人「……」モグモグ
京太郎「どうですか?」
健夜「結婚して」
京太郎「いや、俺まだ十五歳ですし」
はやり「じゃあそれまで鍛えようねっ!」
京太郎「え?」
晴絵「大丈夫。立派な十八歳にしてあげるから」
京太郎「えっ?」
理沙「約束!」
京太郎「」
咏「……おかわり」
靖子「……三尋木プロ?」
咏「……//」
全員の好感度が1上がったぞ!
家事炊事が5上がったぞ!
家事炊事のランクが上がったぞ!
運動神経 02 G
家事炊事 41 E
麻雀 02 G
幸運 48 E
京太郎「ご飯も食べましたし、お次は何を?」
理沙「特訓!」
京太郎「ああ、そうでしたね。で、何をやるんですか?」
健夜「初日だしね」
晴絵「何にしたらいいか……」
はやり「うーん?」
咏「ビジュアルがいいんじゃね? 知らんけど」
靖子「三尋木プロ?」
咏「……」プイーッ
健夜「初日だし、京太郎君が選んでいいよ」
京太郎「え? 俺ですか?」
そう言われても、正直どうしたものか
京太郎「んと、それじゃあ」
↓2
1 ビジュアル
2 運動神経
3 麻雀
京太郎「じゃあ、三尋木プロの言うとおりビジュアルで」
咏「!」ピクッ
京太郎「あれ、ダメですか?」
咏「い、いいんじゃね? 知らんけど……」
言葉の割に袖をフリフリ揺らして嬉しそうである
靖子「(あれ、もしかして三尋木プロもそっち側?)」
はやり「ビジュアルなら任せろー!」バリバリ
健夜「ファッションセンスなら私、結構自信あるんだー」
晴絵「私も教え子のTシャツ選ぶセンスあるわよ」
理沙「……」
京太郎「あの、この三名以外の方、お願いします」
はやり「」
健夜「な、なんで!?」
理沙「当然」
晴絵「??」
咏「ほら、さっさと準備する!」グイグイ
京太郎「は、はい! (意外とノリノリだよなこの人)」
↓2 幸運+3
0~29 +1
30~49 +2
50~69 +3
70~89 +4
90~99 +5
ゾロ目 ゾロ目の一桁をそのまま+
いきなり00出すなんて、そんなん考慮しとらんよ……
ということで、ここは公平に決めたいと思います
今後も今回の決定に沿って進行します
↓2
奇数 00はファンブル 0扱い
偶数 00はクリティカル 100扱い ※よって今回は10アップ
ゾロ目 もクリティカル扱い
靖子「須賀君は随分と中性的だな」
京太郎「そうですか?」
咏「最近流行りなんじゃねー? 草食系?」
理沙「可愛い!」
京太郎「そう褒められても複雑ですね」
はやり「はやりならもっと可愛く出来るよ!」
健夜「私も、お母さんとしま○らよく行くし……」
晴絵「しま○らは有能よね」
京太郎「……」
咏「せめてユ○クロと言えばいいものを……」
靖子「言うな、悲しくなる」
京太郎「あはは……」
ビジュアルが1上昇しました
健夜「あ、もうこんな時間だね」
晴絵「それじゃあ夕飯は私達が用意しましょうか」
はやり「おまかせあーれっ♪」
咏「心配なんだけど」
靖子「まぁ、食えるものは出てくるハズ……」
理沙「大丈夫!」
京太郎「夕飯か」
夜ご飯は誰の隣に座ろうかな?
↓2
咏
片側しか開いてないんですか?
>>272
正確には重点的に話す人です
ドッガーン!
咏「厨房からする音とは思えないねぃ」
理沙「様子見!」タタッ
京太郎「(この中で一番冷静そうなのは藤田プロだな)」
確か部長の知り合いなんだよな?
もしかして部長との関係も知ってるとか……?
靖子「ん? どうかしたか?」
京太郎「あ、いえ。タバコ吸うんですね。煙管って言うんでしたっけ?」
靖子「ああ。もしかして煙たかったか?」
京太郎「あ、いえ。そういうわけじゃないんですけど」
靖子「すまない。未成年がいることを忘れてたよ」
京太郎「(もしかして俺って、全然眼中に入ってない?)」
それはそれで腹の立つことだ
なんとかこの人の興味を引いてみたい
京太郎「えと、藤田プロ」
靖子「なに?」
↓2 幸運+3 恋愛+15
0~29 +1
30~49 +2
50~69 +3
70~89 +4
90~99 +5
ゾロ目 ゾロ目の一桁をそのまま+
京太郎「好みのタイプとかってあります?」
靖子「ふふっ、なんだ? こんなおばさんをからかって楽しいか?」
京太郎「い、いえ! そういうわけじゃ!」
靖子「大丈夫。私は君の味方だよ」
京太郎「え?」
靖子「残りの五人を説得したら、鍵はちゃんと渡す」
京太郎「いいんですか?」
靖子「ああ。流石に今渡すと小鍛冶プロ達がうるさいから」
京太郎「あ、ありがとうございます」
なんだろう
それは嬉しいことのハズなのに、なんか腑に落ちない
この人が俺を好きにならないことが、納得出来ない
京太郎「(モヤモヤする)」
ガシャーン!
靖子「おっと、出来たようだ」
京太郎「はい」
その後は無難な会話をして過ごした
健夜「おまたせ!」
京太郎「……んまい」モグモグ
咏「あの音からどうやってこの料理を……」
靖子の好感度が2上がった
京太郎「さて、食後の行動はどうしようかな?」
↓2
1 誰かと話す
2 特訓する
京太郎「折角だし、何か鍛えよう」
まずは自分を鍛えることが優先だ
この人達の攻略はその後でいい
健夜「京太郎君。何か始めるの?」
京太郎「はい。食後にちょっと」
晴絵「感心だね。でもあまり無理しないようにしないと」
はやり「そうそう。なんだったらはやり達と遊んでもいいし」
理沙「添い寝!」
咏「あー、肩が凝ってるねぃ。揉みほぐしたい感じするんだけどさー」
靖子「……一服するかな」
京太郎「なるほど、平穏は無いのか」
※ありません
↓2
1 ビジュアル
2 運動神経
3 麻雀
京太郎「折角道場もあるので、運動します」
はやり「いいね。はやりも見学していい?」
健夜「私も!」
京太郎「別に構いませんけど」
健夜「(汗まみれの少年……ムフフ)」
京太郎「(何か邪念を感じる……)」
晴絵「汗をかいたら拭くようにね」
靖子「頑張ってくれ」
京太郎「はいっ!」
↓2 幸運+3 運動+5
0~29 +1
30~49 +2
50~69 +3
70~89 +4
90~99 +5
ゾロ目 ゾロ目の一桁をそのまま+
~道場~
京太郎「ふっ! はぁっ!」
バスケットボール片手に、道場内を動き回る京太郎
かつてハンドボール部で鍛えた肢体は鈍っているにも関わらず、存分な動きを見せてくれる
京太郎「しっ! ハッ!」
はやり「うわぁ……//」
健夜「かっこいい……ティヒヒ」
理沙「いい動き!」
いつしか、見学する雀士達も徐々に増えていく
咏「ふん……やるじゃん」
靖子「若いな」
晴絵「……グッと来るね」
京太郎「ふぅ……こんなもんか」
しばらくぶりに動いたが、やっぱり気持ちいい
ハンド部を辞めなければ今頃も……
理沙「タオル!」
京太郎「あ、ありがとうございます」
理沙「……//」
晴絵「わ、私も」フキフキ
京太郎「ど、どうも……」
晴絵「どういたしまして(今日はこのタオルが使えるわね)」
京太郎「よし、それじゃあシャワー浴びて今日はもう休みますね」
健夜「うん、おやすみ(カメラの用意は?)」
はやり「風邪ひかないようにね(バッチリだよ♪)」
京太郎「はい(つーか首輪どうすりゃいいんだよ……)」
全員の好感度が1上昇した
運動神経が5上昇した
~二日目~
京太郎「さて、朝だ」
なんだか、慣れてみると首輪も気にならないもんだな
というより付いてないような扱いでいいと思う
なんというか、面倒だし
京太郎「取り敢えず料理を用意するか」
まだ小鍛治プロ達は起きていないようだし
張り切って朝食を用意して驚かせよう
京太郎「よーし、まずは……」
↓2 幸運+3
0~29 +1
30~49 +2
50~69 +3
70~89 +4
90~99 +5
ゾロ目 ゾロ目の一桁をそのまま+
京太郎「ということで、どうぞ」
目玉焼き「」キラーン
タコさんウィンナー「」
味噌汁「」
納豆「」ネバー
焼き鮭「」ジュワ
健夜「美味しいよ」
晴絵「オーソドックスって、素晴らしい言葉よね」
はやり「今日も一日頑張れそう!」
理沙「完食!」
靖子「料理上手だな、須賀君」
咏「おかわりしてやっけど、別に上手くはなくもなくないんじゃね?」
京太郎「……」
頑張った甲斐もあり、賞賛を受ける京太郎
だが、一つだけ残念なことは……
京太郎「(すっぴんって……すっぴんて)」ズーン
アラサー達の寝起き姿は、刺激的だぞ☆
※特にはやりん
家事炊事が4上達した
~京太郎の部屋~
京太郎「ふぅ、勉強疲れたー」
晴絵「ふふ、お疲れ様」
午前中は小鍛冶さん達プロ組のほとんどが仕事に出ている
なのでこうして赤土さんから勉強を教わるわけだ
晴絵「お昼は朝の残りで大丈夫?」
京太郎「はい。その為に多めに作ったんですよ」
こうして二人きりの食事
午後には三尋木プロと野依プロが戻ってくるらしい
やっぱりプロは大変そうだ
晴絵「お昼からはどの特訓にする?」
京太郎「えっと。そうですねぇ」
安価↓2
1 ビジュアル
2 運動神経
3 麻雀
理沙「麻雀!」
京太郎「いきなり現れて決めないでください」
理沙「神出鬼没!」エッヘン
京太郎「褒めてないです」
咏「別にいいんじゃね」
まぁ、確かに麻雀は一番鍛えたいところである
それにこれだけのプロに教われば、きっと強くなれる筈だ
晴絵「それじゃあまずは、須賀君の実力を見ようか」
京太郎「はい!」
咏「軽い気持ちで打ちなー」
理沙「勝負!」
京太郎「お、お手柔らかに……」
↓2 幸運+3 麻雀+5
0~29 +1
30~49 +2
50~69 +3
70~89 +4
90~99 +5
ゾロ目 ゾロ目の一桁をそのまま+
理沙「ロン!」
咏「ロン!」
晴絵「ロン!」
京太郎「」
理沙「ロン!」
咏「ロン!」
晴絵「ツモ!」
京太郎「ろ、ロン」
咏「残念、頭ハネだねぃ」
京太郎「」
それはもう見事にすっからかんだったという
京太郎「」ピクピク
咏「てんで素人だねぃ……」
理沙「凡夫!」
晴絵「これからがあるから、ね?」
京太郎「ふぁい……」
強者への道は辛く、厳しいのである
健夜「ただいまー! あっ、京太郎君が打ってる!」
はやり「はやりも仲間に入れてよ~♪」
靖子「今日の相手は歯ごたえが無かったから、消化不良でね」
京太郎「」
このあと滅茶苦茶絞り取られた
麻雀が2上昇した
京太郎「……」
健夜「抜け殻だね」
はやり「まさかここまで弱いなんてびっくり」
晴絵「まぁ、癖が無いのはいいことですよ」
理沙「調教しやすい!」
咏「自分色に染める……」ニヤ
靖子「三尋木プロ?」
咏「……違う、そういう意味じゃない」
靖子「まだ何も言ってないが」
咏「……」
靖子「あー、うん。いいと思うよ」
咏「うるさいっての」
京太郎「……そろそろ夕食か」
今日はもうボコボコにされて疲れたな
京太郎「ゆっくりご飯を食べて、癒されよう」
さて、誰と話そうか?
↓2
京太郎「(昨日のこともあるし、やっぱり藤田プロかな)」
靖子「カツ丼食べたい……」
京太郎「藤田プロはやっぱりカツ丼が好きなんですね」
靖子「それはまぁ、人並み以上にはな」
京太郎「他に何か好きなものとかあるんですか?」
靖子「可愛い子」
京太郎「へ?」
靖子「いや、気にしないでいい」
京太郎「はぁ、そうですか」
やっぱり藤田プロは自分とどこか距離を取っているらしい
どうにか近づけないものか……?
京太郎「……」
↓2 幸運+3 恋愛+15
0~29 +1
30~49 +2
50~69 +3
70~89 +4
90~99 +5
ゾロ目 ゾロ目の一桁をそのまま+
京太郎「あの、藤田プロ」
靖子「もう夕食だ。話はまた後ででいいかな?」
京太郎「あ、はい。そうですね」
健夜「今日はビーフシチューだよ!」
咏「どう見てもカレーに見えるんだけどねぃ」
晴絵「食べられればなんでもいいから……」
理沙「ビーフカレー!」
健夜「あ、味はシチューだもん!」
京太郎「いや、そんなまさか……」ズズッ
はやり「流石にこれがシチューは……」
五人「あ、ビーフシチュー!」
健夜「ほーらね!」
いやでも、なんで見た目はカレーなんだ……?
京太郎「謎だ……」
靖子の好感度が2上昇した
京太郎「さて、食後は何をしようか」
↓2
1 誰かと会話
2 特訓
京太郎「今日は疲れたし、もう寝よう」
寝る前に歯磨きしないとな
って、その前に夕食の食器も洗っておきたいし
うーん、やることが多すぎる
京太郎「家事も結構大変なんだなぁ」
一家の家事を全部担ってる母ちゃんの存在って大事なんだ
もし無事に家に帰れたら……ありがとうって言ってみよう
?「……」
京太郎「って、あれ? 誰か居間に残ってる」
あの後ろ姿は――
↓2
京太郎「三尋木プロ!」
咏「んー? なんだ、須賀じゃん」
京太郎「どうしたんですか、居間で一人で」
いつもの和服から、寝巻きのパジャマに着替えた姿が愛らしい
というかどう見ても24歳には見えないんですけども
咏「べっつにー。お前に関係ないし」プイー
京太郎「あはは、つれないですね」
咏「……」
京太郎「じゃあ俺、皿洗いするので」
咏「じゃあ、こっちで見ててやるかねぃ」
京太郎「あはは、それなら手伝ってくださいよ」
咏「嫌だっつの」
京太郎「分かってました」クスクス
咏「……」
↓2 幸運+3 恋愛+15
0~29 +1
30~49 +2
50~69 +3
70~89 +4
90~99 +5
ゾロ目 ゾロ目の一桁をそのまま+
京太郎「拭き拭きーっと」キュキュ
咏「……」ジッ
京太郎「綺麗綺麗にして~♪」
咏「おい」
京太郎「はい?」
咏「……なんでこんなことしてんの?」
京太郎「こんなこと?」
咏「普通に考えれば、逃げ出す方法なんていくらでもあるんじゃね?」
京太郎「そりゃまぁ、そうでしょうけど」
咏「バカみたいに従わなくてもさ、それなりに生きてけばいいじゃん」
確かに三尋木プロの言うことは最もだ
こんな自分でも長野に戻れば自分を好きだと言ってくれる人が居る
その中から一人を選べば、きっと自分は幸せになれるだろう
でも、それは嫌だった
京太郎「それなり、なんて嫌なんですよ」
咏「……?」
京太郎「俺は全員を幸せにしたいので」
その言葉は、奇しくも……この屋敷の前持ち主と同じ言葉であった
京太郎「一人を選んで誰かが傷つくのは嫌ですから」
咏「ふーん。じゃあ本気であのアラサー共を幸せにするつもり?」
京太郎「ええ、当然です」
咏「狂ってるねぃ」
京太郎「そうですか? 男なら普通だと思いますけど」
咏「……」
京太郎「それに、始まりは壊滅的でしたけど、今は結構楽しんでますよ」
目標を再認識出来た
自分の目指すべきことを、しっかり理解した
それだけで充分だ
京太郎「俺は絶対、この首輪を外して見せますよ」
咏「残念だけど、私が味方とは限らないんじゃね?」ニヤリ
京太郎「?」
咏「面白いのが見れればそれでいいし。最悪ずっと渡さないかもねぃ」
京太郎「ああ、そこは心配してません」
咏「?」
京太郎「俺は三尋木プロも幸せにしますから」
咏「……は?」
京太郎「ちゃんと俺を好きになってもらって。信頼を得て、鍵を渡して貰います」
咏「え、ちょ、はぁっ!?」
京太郎「だからその鍵。ちゃんと大事に持っていてくださいね」
咏「じょ、冗談にしてはセンスないねぃ」
京太郎「冗談に聞こえます?」
咏「当たり前」
京太郎「なら、もっと精進します」
咏「ふざけろっての」
京太郎「いいえマジです」
咏「ウザイ」
京太郎「ちょっと傷つきました」
咏「……ぐっ」
京太郎「じゃあ洗い物も終わったので、俺は部屋に戻ります」
咏「あっ……」
京太郎「おやすみなさい、三尋木プロ」
去っていく
自分の前から、須賀京太郎という少年が
まだ会って二日しか経っていない、ただの少年
それなのに、こんなにも心乱されるのはどうしてだろうか?
分からない
この須賀京太郎という少年は、なぜこうも不可思議な生命体なのか
咏「ま、待てっつの!」
京太郎「はい?」
咏「それ、やめて欲しいんだけど?」
京太郎「それ? それってなんですか三尋木プロ?」
咏「そ、その三尋木プロって! 呼び方!」
京太郎「あ、ああ。何か不快でした?」
咏「不快も不快。気に入らないねぃ!」
京太郎「藤田プロもこう呼んでると思うんですけど……」
咏「う、うるさい。年下からそう呼ばれるのが嫌なだけであって!」
京太郎「そうなんですか? じゃあ、三尋木さんて呼びますね」
咏「みょ、苗字やめろ! 」
京太郎「へ? どうしてですか?」
咏「長いし、呼びづらいだろうって、思ってさ」
京太郎「じゃあなんて呼べば……」
咏「……う、うた」
京太郎「!?」
咏「咏、さん。とかさ……いいんじゃね? し、知らんけど」プイー
京太郎「……」
咏「……っ」カァァ
京太郎「あの、もう休んだ方が……」
咏「ぐっ! 言われなくても!」
気恥ずかしさと苛立ちからか、顔を真っ赤にして居間を飛び出そうとする咏
その後ろ姿を見て、京太郎はそっと声をかける
京太郎「おやすみなさい、咏さん」
咏「……おやすみ」
閉じられる襖
その先に消えていった彼女は、今頃何を思うのか
咏「咏さん……おやすみなさい、咏さん」ボソリ
呟いた言葉、夜の闇へと溶けていく
その行方を知る者は誰もいない
咏「ふふっ、ばーか」
妙に晴れ晴れしい気持ちで、自室へと歩き出す
今日は久しぶりに安眠できそうだ
夢にあのバカが出てきたらどうしてやろうか?
そんなことを考えながら、
咏は一人――微笑むのであった
咏の好感度が8上昇しました
~~とある誰かの日記~~
○月○日
今日は全国大会優勝の祝賀パーティがあった
部長もみんなも喜んでいて、私もなんだか泣きそうになっちゃったよぉ
先生も褒めてくれたし、お父さんも誇らしげだったなぁ
こんな時ばっかりやっぱりお父さんだなって思っちゃう、これって変かな?
だけど、全国大会は本当にいい経験になった
友達も出来たし、お姉ちゃんと仲直りもできた
これも全部、京ちゃんが私を麻雀部に誘ってくれたからだよねっ!
王子様……は、少し言い過ぎかも?←やっぱり似合わない!
そういえば、パーティの途中で京ちゃんどこに行ったんだろ?
部長も捜しに行って戻らなかったし……後で電話しよっと
これからも幸せな日々が、ずっとずっと続くといいな!
○月▼日
嘘だ
これは夢だよね、きっと
明日になったらきっと、覚めてくれる
そうだよね、京ちゃん
私達――ずっと、ずっと一緒だよね?
神様、お願いします
○月■日
夢じゃなかった
どうして?
こんなことなら、麻雀なんてやらなければよかった
お姉ちゃん、ごめんなさい
そんなこと考えるなんて、私……最低だよね
今日も京ちゃんと話せなかった
○月▽日
和ちゃんと京ちゃんが抱き合ってた
○月◆日
今日は優希ちゃん
○月☆日
染谷先輩
○月∀日
今日は私の日なのかもしれない
その一縷の希望に賭けてみた
でも、京ちゃんは私のところには来なかった
あの四人と、部室で何か話し合っていた
私だけ、私だけ仲間はずれだ
○月◎日
京ちゃんがいなくなった
(それから数ページ、ビリビリに破られた跡)
○月∧日 (書きなぐるように)
捜さなきゃ
会って、話がしたい
京ちゃん。待っててね
ヤバいやっぱ魔王は健在だった。
逃げたい(ガクブル)
~~とある誰かの日記 その2~~
○月○日
今日は人生最高の日ね!
いや、でも大会優勝の時も同じくらい嬉しかったかしら?
ふふっ、幸せを比べるなんて贅沢な悩みよね
美穂子も泣いて喜んでくれたし、これからもっと幸せにならないと!
卒業してからも、須賀君が浮気しませんよーに!
(それからしばらくノロケの日が続く)
○月◎日
私は須賀君が好き 須賀君を愛してる
須賀君のことだけ考えてる 須賀君の為に生きてる
それなのにどうして? なんで? 何がいけないの?
ねぇ、どうして? 私は須賀君を愛してるのよ?
須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる
須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる
須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる
須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる
須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる
須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる
須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる須賀君愛してる
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○月∧日
ミツケタ
~~とある誰かの日記 その3~~
○月○日
(綺麗な字だが、時々赤黒い何かが滲んでいる)
須賀京太郎
清澄高校麻雀部一年
久の彼氏らしいです
というより、久の彼氏のつもりらしいです
なんて傲慢な方でしょう
須賀京太郎、この人をどうにかしないと……
ネットで、睡眠薬って買えるのかしら?
ロープと、練炭と……フフ、明日学校で華菜に聞いてみましょう
~とある誰かの日記その4~
○月▼日
今日はコーチに三発ぶたれた
一発目はチーピン切り
二発目もチーピン切り
三発目もチーピン切り
もう二度とチーピンは切らないし
というかチーピンを集めるオカルトでも手に入れたのかもしれない
そういえば
キャプテンがネットで睡眠薬を買いたいって言ってたし!
これって何かよからぬ事件の前触れ?
もしかして華菜ちゃんの為にあのにっくきコーチを始末してくれるのか!?
そう思って通販のイロハを叩き込んだし!
これでキャプテンも幸せになること間違いない
あー、行き遅れの更年期コーチが早く引退しますように
大魔王にまかせよう(安心感)
~とある誰かの日記その5~
○月■日
昨日はまた勢い余って池田を叩いてしまった
期待しているからこその裏返しなんだが……気づいてるだろうか?
あいつには来年こそ活躍してもらいたい
それと今日もまた母さんから見合いの写真が送られてきた
もうウンザリだ
藤田プロに相談しようかとも思ったが、どうにも気が進まない
そういえば、なんだか新しいプロジェクトが動き出したらしい
新人の育成か
何か参考になるかもしれないし、一度覗きに行ってみようかな
あと、猫飼いたい
ペットショップのガラスケースのアレ
反則だ
にゃーにゃー
にゃにゃにゃー
にゃにゃにゃーにゃ?
にゃー
(可愛い猫の落書き ちょっと池田っぽい)
今日はここまで
日記ネタ書くの楽しいので、機会があればまた次回
【ステータス】
ビジュアル 46 E
運動神経 07 G
家事炊事 44 E
麻雀 04 G
幸運 48 E
オカルト
恋愛スキル
育成スキル
【スポンジ】
・失敗の最低上昇値が1になる
【好感度レベル】
【LV9】
竹井久(92)
【LV8】
片岡優希(85)
原村和(83)
染谷まこ(81)
【LV7】
宮永咲(73)
【LV6】
野依理沙(62)
【LV5】
三尋木咏(55)
瑞原はやり(52)
【LV4】
赤土晴絵(41)
小鍛治健夜(40)
【LV3】
【LV1】
藤田靖子(19)
このSSまとめへのコメント
いい加減こういうことだけはやめろよ
普通に京太郎好きな人まで白い目で見られるんだよ、この盗作野郎