絵里「どうしてこうなった」 (13)

時系列は2期8話のすぐ後くらい


ことり「絵里ちゃん、ちょっといいかな?」

絵里「どうかしたの?ことりから話しかけてくるなんて珍しいわね」

ことり「あのね、この前みんなで恋愛ソングを作ったときに参考にしようとした映画があるでしょ?」

絵里「ああ、あれは感動したわね。最後まで見れなかったのが残念だけど…」

ことり「うん、だからね? 絵里ちゃんさえ良かったら今日一緒に見ない?」

絵里「私はいいけど、花陽は誘わないの? あの子も見たがると思うんだけど」

ことり「花陽ちゃんは先に誘ったんだけど、今日は凛ちゃんとお泊りするから見れないんだって」

絵里「それなら花陽の家で見ればいいんじゃないの?」

ことり「もう、絵里ちゃんってば。2人きりの時間を邪魔しちゃだめだよぉ」

絵里「? まあいいわ。それより、今日は亜里沙が穂乃果の家に泊まるから私が家に居なきゃいけないの。」

ことり「それじゃあ一度家に帰って、それから絵里ちゃんの家に行くね」

絵里「ええ、そうしてくれるとありがたいわ」

ことり「わかったよ!じゃあまた後でね~」

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ことり「絵里ちゃーん、来たよー!」ピンポーン

絵里「あら、早かったのね 今開けるわ」

ことり「えへへ、絵里ちゃんに早く会いたかったから…///」

絵里「もう… からかわないの。さ、入って」

ことり「おじゃましまーすっ!」

絵里「それじゃ、早速だけど映画を観ましょうか」

ことり「絵里ちゃんせっかちすぎだよぉ。ことり、お菓子持ってきたから一緒に食べよ?」

絵里「そうね、頂こうかしら」

ことり「うんっ!いっぱい召し上がれ?」

絵里「もしかしてこれ、ことりが作ったの?」mgmg

ことり「そうだよ~。絵里ちゃんと食べたいなって思って、昨日作っておいたんだっ!」


絵里「…さすがことりね、とっても美味しいわ」

ことり「えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな」

ことり「! そうだ!今度2人で一緒に作ってみない?」

絵里「料理は苦手じゃないけど…お菓子作りなんてしたことないわよ」

ことり「絵里ちゃん、手先が器用そうだしきっと上手くできるよ!」

絵里「ふふっ、じゃあ今度はことりの家で遊びましょうね」prrr

絵里「…あら、ごめんなさい、ママから電話だわ。ちょっと失礼するわね」

――――――――――――

絵里「もしもし、ママ?どうかしたの?」

絵里ママ『予想外に雪が積もったせいで会社から車を出すことができないの』

絵里「えっ 大丈夫なの?」

絵里ママ『ええ、今日はパパと近くのホテルに泊まっていくから明日まで帰れないわ』

絵里「わかったわ、気をつけてね」

絵里ママ『それより、あなた一人で留守番できるの?亜里沙は居ないんでしょう?』

絵里「だ、大丈夫よ。もう高校3年生なんだから、留守番くらい」

絵里ママ『そう… なにかあったら連絡するのよ』

絵里「大丈夫だってば、じゃあね」プツッ

――――――――――――

絵里「ことり、おまたせ」

ことり「ううん、大丈夫だよ。ところで何て電話だったの?」

絵里「雪が積もったせいで、親が会社から帰ってこれないの」

ことり「ってことは… 今日は絵里ちゃん一人しか居ないの?」

絵里「まあ、そうなるわね」

ことり「絵里ちゃん、一人でお留守番できるの?怖くない?」

絵里「ことりまで… 私を何だと思ってるのよ。できるわよ、留守番くらい」

ことり「ふーん… ねえ絵里ちゃん、こんな話知ってる?」

絵里「? なあに?」

ことり「イマキヨさんっていう、一人暮らしの人の家に現れるお化けの話なんだけどね…」

――――――――――――

絵里「」ガクブル

絵里「こ、ことり、良かったら今日うちに泊まっていかない?」

ことり「うんっ、喜んで?」

絵里「べ、別に怖くなったとかじゃないのよ? ほら、その方がゆっくり映画が見られるでしょ?」

ことり「わかってるよ~♪ じゃあことり、着替えを取りに一度家に戻るねっ」

絵里「えっ、ちょちょちょ、ちょっと待って、ことり」

ことり「ん~?どうしたの?」

絵里「着替えなら私のを貸してあげるわよ。雪が降ってる中で家まで往復するのは大変でしょう?」

ことり「あっそうか!絵里ちゃんありがと~♪」

絵里「…じゃあ、時間に余裕ができたわけだし、先に夕飯を食べましょうか」

絵里「ちょっと早いけど、まあ大丈夫でしょ」

ことり「どうせなら2人で一緒に作ろ?」

絵里「ことりはお客さんなんだから待っててくれればいいわ。…その間に両親に連絡をしておいた方がいいんじゃない?」

ことり「うーん、そうだね。じゃあそうするよ」

ことり「絵里ちゃーん、やっぱりことりも何かお手伝いするよ」

絵里「うーん…じゃあお風呂を洗っておいてくれるかしら?」

ことり「おっけー!ことりに任せて!」

絵里「それが終わったら、一緒にご飯を食べましょうね」

ことり「絵里ちゃんの料理、楽しみだなぁ」

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