海未「屋上に誰もいません」 (70)

海未「珍しいですね...」

海未「こう、誰もいないと」

海未「少し大それたことをやりたくなりますね」ウズ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404546357

海未「たとえば、やはり定番の」

海未「叫んでみるとか....」

海未「...誰も、いませんよね」キョロキョロ

海未「.....」

海未「.....っ」スゥーーーーッ

海未「みんなのはぁと!!
撃ち抜くぞぉーーーっっ!!!!」

海未「.....っ」スゥッ
海未「ラブアローシューーーーッッッッ!!!!!!!」

海未「いえーい!!ありがとおーーーーーーっっ!!!!」

海未「かこいい!凛々しい!!
ウミーチカッッッッ!!!!ウミーチカッッッッ!!!!」

海未「うっみうっみうーー!!!
弓矢射抜ける園田うみうみーーーー!!!
うっみうっみうううううーーー!!!」

ウーーー!

ウーー

ウー


海未「.....」ゼェゼェ

海未「ふぅ」

海未「スッキリしました。さて。教室に戻りましょうか。」スタスタ

ことり「あっ、屋上誰もいなーい!」

ことり「すごぉい!」

ことり「なんか、大それたことをやりたくなってきた...!!」ウズ

ことり「せっかくだし、ストレス発散しちゃおうかなっ!」

ことり「誰もいないもんね....!」キョロキョロ

ことり「よーし」スゥッ

ことり「ことりがヤンデレズみたいな設定多過ぎだよぉどうなってるのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

ことり「天然だけど気が利いてフォローもできるみたいな公式設定なのになんでSSだとこんな危ない人になってるのかなぁーーーーっっっっっっっ!!!!!!!??!?」

ことり「チュンチューーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!」

ことり「....」スゥッ

ことり「本田って誰だよ!!!!!!!!!!」

ダレダヨ

レダヨ

ヨ...


ことり「うーん、すっきりした☆」

ことり「かーえろっ!」パタパタ

花陽「わっ、誰もいない....!」

花陽「珍しいなぁ....、なんかラッキーかも....」

花陽「なんか、やりたくなってくるね...」ウズ

花陽「真姫ちゃんにも言われたし、ちょっと大きな声出す練習....!」

花陽「大丈夫だよね....?」

花陽「よぉし...」スゥゥゥゥ

花陽「レズ多すぎィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!」

花陽「にこまきはともかくもはやみんなレズだよぉぉぉ!!レズのバーゲンセールだよぉぉぉぉぉ!!!」

花陽「少なくとも凛ちゃんと花陽はちゃんとしたお友達なのにとんだ風評被害だよ!!!!!!!!」

花陽「....っっ」スゥッ

花陽「ていうか花陽の声あんなに濁点ついてないし!!!」

花陽「ツ゛イ゛テ゛ナ゛モ゛ン゛!!!!!」

モン゛



...


花陽「うん、これでちゃんと大きな声出せる気がする!」

花陽「よーしお昼ご飯食べないと」タッタッタ

凛「おやっ!屋上に誰もいないにゃ!」

凛「凛だけにゃーー!!」

凛「よーし、高校生らしく、空に向かって叫んでみるにゃ!」

凛「...っ」スゥゥゥゥッッ

凛「っかよちーーーーーーーーん!!!!!!!!!!」

凛「かよちんかよちんかよちんかよちんかよちーーーーーーーーん!!!!!!!」

凛「かよちん今日もクソ可愛いにゃあああああああーーーーー!!!
クソエロい身体してるにゃーーーーーーーー!!!ブチ犯してぇにゃーーーーーーーーー!!!!」

凛「この思いかよちんに届け!!お米食べてるかよちんに届けーーーーーーー!!!!!!」

ケーーー

ケーー

ケー

凛「スッキリしたにゃー!」

凛「よーしちょっくらかよちんにセクハラかましてくるにゃー!」リンガベー

真姫「....さっきから屋上で叫び声が聞こえるわ....」

真姫「なんなの...?誰もいないし....」


真姫「.....誰もいないわね....」

真姫「まあ、私は叫び声なんてあげないけど」フン

真姫「ただ、屋上で一人でやりたいことが無い、と言ったら嘘になるわよね」

真姫「....」スゥッ

真姫「...愛してる、ばんざーい♪」

真姫「.......って誰に作った曲なのよォォォォオオオ!!!!!!!!」

真姫「アニメ版だとわけわかんないわ!!!だってまだみんなと出会ってないし!!!誰を愛してるの!?なんでばんざいしてんの!?」

真姫「それとも特に相手はいないけどあんな曲作っちゃうような子なの私はあああああああ!?!??!?!」

真姫「っっっ」スゥー

真姫「とまとおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

マトーーーー

トーーー

ーー

真姫「...結局さけんでしまったわ。」

真姫「まあいいか。すっきりしたわ。帰りましょう」スタスタ

にこ「あら、屋上にだれもいないのね」

にこ「なんかよくわからないけど叫ばなきゃいけない気がするわ、なんでかしらね」

にこ「いくわよ」

にこ「にっ

希「にこっちストップー」

にこ「っこにこにっっちょ、ぅおっ、なんでいんのよ!!」

希「ずっと前から隠れとったんよ。」

にこ「びっくりしたじゃない!ていうかなんで止めんのよ!」

希「いやだってにこにーはそれさっきもうやってる人いるし....」

にこ「はぁ?」

希「アレンジやけども」

にこ「なるほど、全員ここで叫んでったってわけね。そんでそれを面白がって隠れて録音してたと」

希「いやー笑えないやつもあったけどなぁ」

にこ「私が言えないけどうみうーは無いと思うわ。」

希「本当ににこっちが言えないね。」

にこ「でも、その調子だともうあと残り少ないんじゃない?続けるの?」

希「まあまあ、やっぱえりちのは聞いておきたいやん?」

にこ「でもここに来るともかぎらないわよ?」

絵里「ハラショー!誰もいないわ!!」

にこ「来んのかよ」

絵里「なんだかすごく叫びたい気分だわ!」

絵里「いくわ!いくわよ!」

絵里「かしこい!!!」

絵里「かわいい!!!!」

絵里「えr
希「ごめんもうええわ」
にこ「そうね」

絵里「ウワアアアアアア!!!?」

絵里「えっ...!?今二人ともどっから出て来たの....!?」

希「どこやろ」
にこ「なんかあったんでしょ。隠れられる場所が」

絵里「もー!いるならいるって言いなさいよ!」

希「言わない方がおもしろいやん?」

絵里「じゃあせめて叫ばせてよ!」

希「それも言わせない方がおもしろかったから....」

絵里「なんでよ!!!」

にこ「いやもうすでにやられちゃってるのよあのネタは」

絵里「誰よかってにKKE使ったの!!」

希「いやぁ、あの子ほぼ全部やっていったからなぁ。大暴れやで。」

絵里「でも私まだハラショーが残ってるし!」

希「いや来て早々言ってたやん」
にこ「ていうか毎日言ってるじゃない。ネタとして使えないわよあんなの。もう伝統芸みたいなもんよあれ。」

絵里「もうやだおうち帰る....」

希「せやね、面白いもんも撮れたし、今日は帰ろか。」

にこ「そうね」


絵里「....」

絵里「いや!!!やっぱり認められないわぁ!!!!」

希「どしたんえりち」
にこ「そうよ。もうあんたネタ尽きたでしょ」

絵里「違うわよ!ネタとかじゃないのよ!普通に叫んでみたいのよ!
スッキリするし、すごい学生っぽいじゃない!みんなやったのに私だけできないなんてずるいわぁ!!」

希「なら好きにしい」

にこ「あ、じゃあ私も」

希「にこっちも?」

にこ「あたしも寸止めされてちょっとしこりが残ってんのよ。最後におもっきしやってやるわ」

絵里「希は?」

希「ウチは自分の弱みさらけ出すのはちょっと...」

にこ「いいじゃない。もう本当にだれもいないんだし、私たちだけしか聞かないわよ」

希「う、うーん」

絵里「決まりね!さあ行くわよ!」

絵里「μ's!ミュージック、スタート!!!」

「にっこにっこにーーーーーー!!笑顔届ける矢沢にこにこぉぉぉ↑↑↑!!!!!!!」

「ハルァァショォォーーーーッ!!!!!!!!」

「スピリチュアルやねえええええええええええええええ!!!!!!!!」

「にこにーって呼んでらぶにこぉぉぉぉぉおおお
「かしこい!!!かわいい!!!!エリーーチ
「希パワーをあなたに注入ぅぅぅううう!!!!!」

絵里「うああああああ穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果ァァァァ!!!!!」

にこ「真姫ちゃあああああん!!!!!!なんで叫び声がトマトなのおおおおおお!!?!?可愛いよぉぉおおおおおおおおお!!!!!」

希「スピリチュアル[ピザ]ってなんやねん!!!!クソオオオオオッッッッ!!!!!!」

希「いっつもいっつもウチばっかり馬鹿にしよって本当にもおおおおおおおおおおお!!!!!!ウエスト特に太くもないもん!!!焼肉好きやけどそんな食べてないもん!!!!!ドムってなによおおおおおおおおおお!!!!」

にこ「希結構溜まってたのねーーーーーーーー!!!!!」

希「もうこうなりゃヤケだよ!!!!
エセ関西弁はキャラ付けですからーーーーー!!!知らん人が声優が関西弁下手とか言わないでよ!!!!!」

絵里「穂乃果ァァァァ穂乃果ァァァァ最近エリチカと絡みが少なくて悲しいチカアアアアア」
にこ「ちょっと絵里穂乃果ばっかりじゃない!!」

絵里「そうよ今日くらい吐き出させてよ!!!どうせ誰もいないんだし!?!?!?」
希「そうだよにこっち!!!だってもう全員ここへは来ないだろうし!!!」
にこ「それもそうね!!!アハハハハハ!!!!」


穂乃果「呼んだー?」ガチャ

三人「」

絵里「」

希「あ、ほ、穂乃果ちゃんやん!
どうしたん?」

にこ「み、見てた?」

絵里「」

穂乃果「え?いや今ここに来たばっかりだから、何も見てないよ?」

絵里「」ハラショー

にこ「絵里が息を吹き返したわ!!」

穂乃果「でもここ来る途中に聞こえてきた声絵里ちゃん達だったんだね...、び、びっくりちゃったよ....」ヒキツリ

絵里「」シニチカ

にこ「絵里が!!!!」
希「えりちしっかり!!!」

ことり「もう穂乃果ちゃんいきなり屋上なんて、あれ、希ちゃん絵里ちゃんにこちゃん....?なんでいるの?」

海未「どうかしましたかことり...あれ?3人ともどうしてここに」

にこ「あっ!出たわねネタ泥棒!」
希「にこーーっち!!」

海未「な、何故それを...!!!
...ん?希その右手に持っているボイスレコーダーみたいな物はなんですか?よく見せてみなさい!!!!」

希「」
にこ「のぞみーーーーー!!!」

にこ「ちょ、ちょーーーっと待ちなさいよ!!あ、あたし達もう少しで卒業でしょ!?三人でちょっと気持ちを吐き出してただけなのよ!これ本当よ!?
思い出にボイスレコーダーに声吹き込んでただけなんだから!!」

希「(に、にこっち....!!!)」

海未「そ、そうなんですか?」

にこ「そ、そうよ!いくらμ'sの仲間でもこのボイスレコーダーは私達三人の思い出よ!!好き勝手に聞かれちゃたまらないわ!!」

絵里「(にこ.....)」

海未「そ、それは失礼しました。デリカシーの無いことを....」

にこっち「い、いいのよ(やった!なんとか凌いだわ!!私も成長したわね希のお陰かしら!!!)」

ガチャ


真姫「さっき下校してたらにこちゃんの声で真姫ちゃんとまトマトとか聞こえて来て飛んできたんだけど....」

にこ「」

希「にこーーーーっち!!!」

真姫「にこちゃん正直に言いなさい!!」

海未「そういえばさっきのネタ泥棒発言の件についてまだ言及していませんでした!!!」

にこ「う、うううう」
希「にこっち!」

真姫「....正直に言えばにこちゃんは許してあげるから」ホホエミ

にこ「希がやりました」
希「矢澤!!!!!!!!」

真姫「はっきりしたわねボイスレコーダーを渡しなさい!」

希「あ、あかんこれだけは!!」

ことり「話が読めて来たよ...ひ、酷いよ!!希ちゃん!」

希「ごめんことりちゃん!!」

海未「もうこの場で叩き割りましょう希ごと一刻もはやく」
凛「そうするにゃそうするにゃ。園田姐さんやっちゃってくださいにゃ」

希「そこ二人は証拠隠滅したいだけやろ!!!」

希「でもこれはウチらの声も録音しとって!ウチやにこっちはともかくえりちのはガチやねん!!!ウチはええけど親友は売れん!!堪忍!!」

絵里「希....」

穂乃果「絵里ちゃん!!!」

絵里「はい!?(怒られる!?)」

穂乃果「....穂乃果...も。寂しかったよ、絵里ちゃんと絡めなくて....。」

絵里「.....」

絵里「渡しましょう希。私はもういいわ」
希「絢瀬さん!!!!!!!!」

海未「さあ、覚悟はできていますね希」
凛「はやくよこすにゃ!」

希「うう...わかったよ。ウチが悪かった。反省もする。罰も受ける。ボイスレコーダーも大人しく渡すよ」

海未「やっと観念しましたね!でははやくそれを!この世から抹消します」
凛「勝ったにゃ!」

希「ほい真姫ちゃん」
真姫「どうも。二人も怪しいからしっかり私が聴いておくわ。」

うみりん「えええええええええええ!?!?!??」

海未「待ってください真姫!話し合いましょう!」

真姫「シラナイ」

凛「まって真姫ちゃん!!!それはまずいんだにゃ本当にガチでやばいやつマジで!!!!!!!!」

真姫「オコトワリシマス」

真姫「(だってにこちゃんの声も入ってるんだものね....////)」

花陽「レズ多すぎィィィイイ!!!」

真姫「さて帰るわよ。にこちゃん、希。罰としてこれをCDに焼く作業手伝いなさい」
希「はいな。」
にこ「えー真姫ちゃんにこは許すっていってたのに!ていうかなんで焼くの?」

絵里「ほ、穂乃果、帰り一緒にケーキ屋でも寄らない?////」
穂乃果「う、うん!もちろん!」
ことり「ふええ穂乃果ちゃん私も連れて行ってよぉ!」

花陽「帰ろう凛ちゃん。花陽が信じてるのは凛ちゃんだけだよ」
凛「この関係も今日が最後にゃ...あ、かよちん今日うちに泊まらない?もうどうにでもなれにゃ。」



海未「.....」

海未「誰もいません.....」


海未「屋上に、もう誰もいません....」


この後めちゃくちゃ号泣した。


ーおしまいー

オチも決めずに勢いだけで書き切りました。
色々おかしいところもあったと思いますがありがとうございました。

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