エレン「ペトラさん!好きです!」ペトラ「ごめんなさい」(111)

ペトラ「エレンの気持ちはとても嬉しい。けど私…兵長と婚約してるの!」

エレン「」ガーン

ペトラ「本当に、ごめんなさい…!」

エレン(…ペトラさんと兵長が…そんな…ああ…)クラッ

ペトラ「エレン…?」

エレン「は、ははは…そうですか、ですよね!二人とも、付き合い、長いみたいですしね!」

ペトラ「エレン…その、」

エレン「お幸せに!ペトラさん!俺、二人のことお祝いしますから!結婚式、絶対呼んでくださいね!」ダダッ

ペトラ「エレンっ…!」




エレン「うぅ…グスッ…ペトラさぁん…ヒック」

オルオ「まあ…失恋くらい誰でも経験するものだ」

オルオ「特にお前くらいのガキは、ペトラみてえな少しばかり年上のイイ女を見ちまうとハシカにかかったようにガッ付いちまう」

オルオ「まあこの俺も例外ではないからな…お前の痛みはよくわかるつもりだ」

エレン「無理なんじゃないかなって気持ちは多少あったんですよ…でも止められないんですよ…」

オルオ「ああ…わかっている。だが今はとにかくその事実を遠ざけろ。祈ったところで何も変わらないんだからな」

オルオ「…お前はまだ酒を呑んでいい歳じゃないが、今夜は特別だ。呑め。酔っている間は気持ちが楽になるぞ」

エレン「グスン…ありがとうございます…」トクトクトク…

オルオ「いいか新兵、間違っても二人を恨むんじゃないぞ」

オルオ「本当にペトラを懇意にしていて兵長を尊敬しているのなら、二人の門出を祝ってやるべきなんだからな」

エレン「それは、もちろんです…」ングッングッ

オルオ「わかっているならいい…」

エレン「…(ペトラさぁん…ひぐっ)」グスッ

オルオ「…はぁ」ポンポン

エレン「オルオさん…?」グスン

オルオ「辛かったな、エレン。よく頑張った」ナデナデ

オルオ「よく勇気を出したな。お前の歳で、ペトラくらいの女に告白するなんざ並の度胸じゃできねえ」ナデナデ

オルオ「結果はどうあれ、その行動を起こせたってのは誇れることだぞ」

エレン「オルオさぁん…ヒグッ」

オルオ「ふん…ほら、今夜はこの俺が付き合ってやる。遠慮せずに呑め!」

エレン「はい!…」


~数時間後~

エレン「ですからねオルオさん!俺は夜の立体機動には絶対の自信があるんですよ!俺の超大型巨人を使えやあね!」

オルオ「ばっきゃろうオメェ、超大型は超大型でも超大型の鎧の巨人じゃねえかwww」

オルオ「んなもん何本用意したって女にゃモテんぞ?wwww」

エレン「しっ、真性じゃねーし!仮性だしっ!」

オルオ「どぅわっはっはっはっはっ!wwwwお前仮性かよぉ!ぶへっはははああははあ!!男はズル剥けで決まりだろオメェwwww」

エレン「仮性ならおねショタプレイとかできるもん!ペトラさんにやってもらうつもりだったんですよぉ!」

オルオ「ちょwwwwおまwwwwおwwねwwwショwwwタwwwwくばぁ腹痛えwww俺に性癖吐露してどうすんだよオメェwww」ブハー

エレン「『ふふ…ここはまだまだ子供だね…』とか言われながら皮の中に指とか舌とか入れられてですねっ!喘ぎつつも俺はペトラさんのメロンを揉みしだいてですねっ!」ゲッパー

オルオ「聞wwwwいwwてwwwねwwwえwwww妄想力説してんじゃねえよ新兵がようwwwww」ブバッ

エレン「いいじゃないっすか新兵なんすからぁ!」ウィー

~さらに数時間後~

エレン「うぅ…相手がリヴァイ兵長じゃなければ…ヒック」

オルオ「わかるわかるぞエレンよ手も足も出んもどかしい状況はよくわかる」ゴブー

エレン「なんでなんだよォペトラさぁん…いつもあんなに優しくしてくれたじゃないですかぁ…俺に気があると思うじゃないですかァ…えぐえぐ」

オルオ「そうだよな、年上のお姉さんに優しくしてもらったらドキッときちゃうよな。わかるよーオルオさんすげーわかるよー」

エレン「…よぅし決めましたよオルオさん!決心しました!」

オルオ「おうおう兵長のところへ殴り込みかあ?兵長を殴ろうなんざいい度胸だここで俺が――」




エレン「俺、調査兵団やめて開拓地に行きます!」



オルオ「……は?」

~翌朝~

オルオ「くぉ~二日酔いだ…体が怠くてたまらん…」

リヴァイ「…遅いぞオルオ」

オルオ「はっ!申し訳ございません兵長!」

リヴァイ「…今朝、食堂のエレンの席にこれが置いてあった」ピラッ

オルオ「これは…?」

リヴァイ「…おそらくエレンの書き置きだ」

オルオ「『皆さん、短い間でしたがお世話になりました。俺は調査兵団をやめて開拓地へ行きます。
     兵団を辞める以上、皆さんとお会いする機会はほとんどないと思います。
     皆さんと過ごした半月と少しの思い出は、とても楽しく、俺の胸に刻まれています。
     本当にありがとうございました。  エレン』」

エルド「…しかし、何だって急に…」

グンタ「昨日までアイツはいつも通りだったはずだ…勝手な行動を採るような奴じゃないと思っていたんだがな…」

エルド「ああ…でもエレンがいないんじゃ、この班はもう解体されるんじゃないのか?」

エルド「もともとエレンを戦力の一つとして数え、管理するために編成されたんだろう…?」

リヴァイ「…おそらくな。予定していた壁外調査の日程も変更する必要が出てくるかもしれねえ」

ペトラ「私の…せいかもしれません」

エルド「どういうことだ?」

ペトラ「昨日エレンに、好きって言われたのよ、私」

ペトラ「私は兵長との婚約があるから、受けるわけにもいかなくて断ったんだけど…」

リヴァイ「…」

グンタ「失恋のショックでこんなことを…? 自分の立場が分かってんのか、あいつ…!」

オルオ「…グンタ、重要なことを忘れているな。あいつは兵士だが、ガキだ」

オルオ「同年代の腰抜けと比べりゃメンタルも強いだろうが、根っこのところは変わらん」

エルド「ペトラ、参考程度に聞かせてほしいんだが、どんな断り方をした?」

ペトラ「き、傷つけるような言い方はしてないわよ。ごめんなさい、気持ちは嬉しいけど婚約しているからあなたの気持ちには応えられない、って」

エルド「…ならお前に非はないな。エレンの気持ちの問題、か。許されることじゃない」

リヴァイ「…手近な開拓地を片っ端から回るぞ。必ずエレンを見つけ出す」

一同「はっ!」



~翌日、とある開拓地~

エレン『オラオラオラオラオラオラ!』ゾゾゾゾゾゾゾゾッ

開拓者「すっ、すげえ!本当に巨人になって開墾してやがる!」

開拓者「これで農地面積が増えるぞ!」

ミカサ「エレン、あの岩を持ってきてここに日陰を作ってほしいという依頼を受けた」

エレン『おう、任せとけ』ドシンドシンドシン

開拓者「最初はどうなることかと思ったけど、やっぱり巨人が味方なのは頼もしいなあ」

開拓者「ああ、でかい岩もどかせるし、水も一気に運んでこれるし」

開拓者「開墾地間の移動にも便利だよなー」

エレン『岩持ってきましたけど、この辺ですかー?』ノッシノッシ

開拓者「そうそうそこそこ。ゆっくりでいいよー」

エレン『はーい』

開拓者「顔の割に礼儀正しいし、素晴らしい人材だよ」

ミカサ「皆さんは、巨人が怖くないんですね」

開拓者「俺たちを襲う巨人ならそりゃ怖いが、いい巨人だったら何人だって大歓迎だよ」

開拓者「このペースで開拓地が広まっていけば、そう遠くなく食糧問題も解決されるよ」



エレン「…ふぅ」

ミカサ「エレン、お疲れ様」

エレン「おう、今日もよく働いたなぁ」

エレン「にしてもお前まで兵団をやめる必要はなかったんだぞ、ミカサ」

ミカサ「誰が何と言おうと、私はエレンの傍に居る。エレンが開拓者を志すなら、私も兵士であることをやめる」

エレン「そっか。にしてもみんなひどいよなー、生産者だっていなけりゃ飢えちまうってのに腰抜け扱いしやがってよ」

ミカサ「一般論に流されているだけ。私は、エレンの判断が間違っているとは思わない」

エレン「ああ、人類側の問題を残して、外の事なんか見てられねえ。まずは食糧問題から解決しないとな」

エレン「巨人の力の有効利用だ。細かい作業が多いせいか、だんだんと力を支配できているような気がする」

エレン「…巨人どもを殲滅するのは、この問題を解決してからだ」

ミカサ「食べなければ死ぬだけ。食べることができれば生きる」

ミカサ「腹が減っては戦はできぬ、って言葉もある」

エレン「腹が減っては戦はできぬ、か。まさにそうだ」

エレン「今の王政は間違ってる…兵士の育成に力を入れるのはいいが、だからって生産者を蔑ろにしていいわけがねえ」

エレン「だから俺がそれを示してやる。俺が、すべての生産者の希望になるんだ!」

ミカサ「…」パチパチパチ

ミカサ(ここへ来るまでに、エレンから大体の事情を聞いた…)

ミカサ(エレンがペトラとかいう年増に奪われなかったのは幸い。でも)

ミカサ(私のエレンの心に傷を負わせた事実は許しがたい)

ミカサ(もしもこれから、その女狐に会うことがあれば…)チャキ

エレン「うわお前、立体機動装置持ってきたのかよっ!危ねえだろ!」

ミカサ「私はエレンを正しいと思うけれど、世間的にはあなたは重罪人」

ミカサ「あなたを捕らえようとする者からあなたを守るために、これは必要なもの」

エレン「ったく…バレないように隠しておけよ…」

リヴァイ「何をだ?」

エレン「立体機動装置に決まってんだろ。軍事機密なんだから、下手したら死刑にされちゃうだろ…って、今の声は!?」

エレン「リヴァイ兵長っ!?」

ミカサ「あのチビ…!」

リヴァイ「…随分と楽しそうだな、生産者の希望。人類の希望も地に落ちたもんだ」

ペトラ「エレン…!」

オルオ「ようやく見つけたぞ」

エレン「ペトラさんにオルオさんまで…」

ミカサ(この女が……ペトラ……!)ゴゴゴゴゴ

リヴァイ「俺たちの許可なく巨人化を繰り返していたようだな。そればかりか一般人にその様を見せている」

リヴァイ「ただでさえお前は特例だ。判断する人間の機嫌次第でいくらでも法を曲げちまえる」

リヴァイ「審議するまでもなく極刑に値するぞ、エレン」

オルオ「おまけにそっちの女は立体機動装置も持ち出しているのか…」

ペトラ「エレン、私たちのところへ戻ってきなさい。今ならまだ、裁量の余地が――」

エレン「…嫌です」

エレン「兵長さっき、言いましたよね…人類の希望も地に落ちたもんだって」

リヴァイ「ああ、言ったな」

エレン「…生産者の味方をして何が悪いんですか…アンタが食ってるメシは全部、俺たち生産者が作ってんだぞ!?」

エレン「生産者が居なけりゃ人類は生きてけねえのに、軽視しやがって!」

生産者「そうだ…」ゾロゾロ

生産者「俺たちが頑張ってもひもじい飯を一食しか食えねえのに…」ゾロゾロ

ペトラ「軽視なんてしていないわ!それに調査兵団は命を懸けて…」

エレン「確かに。でもペトラさん、生産者の死亡者数って把握しているんですか?」

エレン「ひもじい飯で暑い中働かされて、バッタバッタ死んでんですよ」

エレン「一度に死ぬ数は少ないかもしれないけど、絶対数はこっちの方が上です」

エレン「辛さは五分五分。なら待遇は?」

ミカサ「圧倒的に開拓者が悪い」

ペトラ「…っ」

生産者「そうだよな…考えたら馬鹿馬鹿しいよな」

生産者「ああ…作った俺たちが成果の1割も貰えねえのに、なんで納得してたんだ…」

生産者「…」ジャキッ

ペトラ「ちょ、皆さん落ち着いて!鍬を下ろしてください!」

エレン「もちろん俺も、二度と兵長たちと一緒に戦わないとは言いません」

エレン「…生産者の待遇改善、これを要求します」

リヴァイ「…てめぇは、ここで俺に言うだけでそれが変えられると思ってんのか」

エレン「人類最強の兵士である兵長なら、あるいは」

リヴァイ「…」

生産者「おいエレン…こいつらは人の面を被った鬼だ。俺たちを虐げる悪魔だ」

生産者「言葉なんか意味ねえよ…ここで潰して、その辺に埋めちまおうぜ…」

エレン「そんなことねえよ。みんな巨人化する俺を受け入れてくれた立派な人たちなんだ」

ミカサ「でも…この女はエレンを傷付けた…いい人なわけがない」

ペトラ(なにこの子こわい)

エレン「やめてくれミカサ。ペトラさんには幸せになって貰わねえと困るんだ」

ミカサ「…」ブスー

ペトラ(かわいい)

リヴァイ「…わかった。俺からエルヴィンに…いや、議会に掛け合ってみよう」

生産者「本当、か…?」

リヴァイ「ああ。ただ、お前たちの理想の形になるという保証もない。最善は尽くす。それだけは理解してほしい」

生産者「そんな言葉が信じられると思うのか!」

生産者「五年前、何人が巨人の餌にされたと思ってやがるっ!」

生産者「俺の、俺の親父と爺ちゃんも…アンタたちのせいでっ!」

エレン「みんな、気持ちはわかるが落ち着いてくれ!」

エレン「この人たちは信頼できるって言っただろ!大丈夫だ、きっとこの最悪な環境を変えてくれる!」

生産者「でもっ!」

生産者(70)「落ち着け者ども。イェーガーの小僧が言うのならば、賭けてみようじゃないか」

生産者「長…」

生産者(70)「これで何も変わらなければ、人類最強(笑)と嘲笑ってやるだけじゃ」

オルオ「このジジィ兵長に向かって…」

リヴァイ「抑えろオルオ。ここで契約が破綻するのが一番の痛手だ」

生産者(70)(あっちの姉ちゃんかわいいな。胸でけえし)

リヴァイ「いい知らせを待て。失礼する」ザッザッ

オルオ「覚えてろよ!」ザザザッ

ペトラ(あー怖かった…漏らしちゃうかと思ったわ)ザッザッ

ミカサ「エレン…あんなチビにすべてを任せていいの?」

エレン「ああ…兵長ならやってくれる。絶対にな」

生産者「あんな可愛い娘がいるなんて知らなかった」

生産者「訓練兵志願するんだった…」

生産者「リヴァイって人を開墾したい」

~一週間後~

リヴァイ「…結論から言おう」

生産者's「…」

エレン「…」

リヴァイ「お前たち『生産者』の待遇を改善する事案は通らなかった」

生産者's「…ッ」

エレン「そうですか…」

生産者(71)「…残念だよ、リヴァイ兵士長。お主ならやってくれると思うておったのだがな…」

生産者「…もうがまんできねえ。こいつら全員ぶっ殺して…!」

リヴァイ「ただし」

リヴァイ「俺たちは新たな兵団を創設した。そこに入って貰えれば、お前たちの生活は改善される」

生産者「…新しい兵団だと?」

生産者「この上戦いにも出ろってのか!この――」

ミカサ「最後まで話を聞いて」ゴキッ

リヴァイ「兵団と言っても名前だけだ。やることは今までと変わらない」

リヴァイ「エレンを含む元調査兵団リヴァイ班の面々のみが兵役を帯びる。他の者は籍だけ置いておけばいい」

ミカサ「私も入れてほしい。エレンと仲間外れになりたくない」

リヴァイ「話聞いてくれ」

エレン「生産者の改善が無理だったから、新しい階級を創設したってことですか」

リヴァイ「ああ。生産業を営みながら有志にて兵役を帯びる、新しい形の兵団だ」

リヴァイ「俺はこの兵団に『屯田兵団』と名付けた」

ペトラ「これがそのマークよ」

エレン「すげえ…農具と小麦の葉っぱでデザインされてる…」

生産者's「かっけえ」

リヴァイ「団長はこの俺が務める」

エレン「兵長…調査兵団のことはどうするんですか」

リヴァイ「何のために兵役を帯びていると思っている。屯田兵団は有志で壁外調査にも出るし壁の修理もするぞ」

リヴァイ「希望者も既に――」

サシャ「エレーン!ミカサー!」

エレン「サシャ!?」

アルミン「はぁ、はぁ、走るのが早いよサシャ…」

ジャン「ったく…食い物のことになるとすぐこれだ」

ライナー「ほう、土のいい香りがするな」

ベルトルト「そうだね」

コニー「いやぁ懐かしいぜこの感じ!」

アニ「…」

クリスタ「エレン、久しぶり!」

ユミル「空気は悪くねえなー」

エレン「お前ら…」

アルミン「屯田兵団が創設されたって聞いてね。二人が心配で来ちゃった」

ジャン「生産者がいねえと旨いメシが食えねえからな(ミカサ寂しかったよミカサ)」

ベルトルト「僕もみんなと似た理由だよ」

アニ「右に同じ」

ライナー「掘ることなら俺の右に出る者はいないぜ?」

コニー「俺はサシャと一緒に居たいし」

クリスタ「エレンたちが心配だったし、調査兵団と同じこともできるって聞いたから」

ユミル「クリスタのあるところ私在り、だ」

リヴァイ「…俺はお前との約束を果たしたと言えねえか」

エレン「十分ですよ、兵長…ありがとうございます」

長老(71)「ほっほっほ、何だかわからんが、本当にやりとげよったのう、あの男」

生産者「ええ…籍を置くだけでいいだなんて」

生産者「殺そうとした自分が恥ずかしいです」

生産者(71)「…して、ペトラさんや」サワ

ペトラ「ちょっ!?何お尻触ってんですかいきなり!」バッ

生産者(71)「ワシは昨日誕生日だったんじゃが…」ジリジリ

ペトラ「知りませんよ…私婚約者がいるのでやめてください」

生産者(71)「」ガーン

生産者's「なんだ…」ガッカリ

ペトラ(えええええええ何これ、私何かした!?)

リヴァイ「…これより、屯田兵団最初の活動を始める!」

屯田兵団「はっ!」

リヴァイ「…元生産者の諸君の指示の下、農作業に移れ!」

屯田兵団「了解しました!」


エレン(屯田兵団の設立から、人類領域の食糧問題は次々と解決されていった)

エレン(さらに巨人の力を支配できた俺は、自立半巨人の骨格内を温室にすることができるようになり)

エレン(季節の野菜が年中採れるようになった)

エレン(リヴァイ兵長とペトラさんの結婚式は屯田兵団が総力を上げてバックアップし)

エレン(人類最大の規模を誇る結婚式を催した)

エレン(結果として二人の門出を盛大に祝うことができたこと)

エレン(そしてペトラさんの笑顔が見られたことが、屯田兵長の俺の収穫だ)

エレン「それにしても、結婚っていいな!俺もすげえ結婚したくなった!」

ミカサ「……エレン、嬉しい……」ヌギッ

エレン「ん?」

~おしまい~

くぅ疲これ完!
本当は失恋したエレンが病んでく話だったんだが、屯田兵団って名前を思い付いたから
こんな形になりました!

ご飯は残さず食べろよ!食べたら歯磨けよ!
ただし食ってから30分後にしないとエナメル質が取れるから注意な!

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