総合P「過労死必死」 (1000)


「プロデューサー、企画書通りましたのでこっちの書類に目を通してください」

 ドラムロールの様に三つのタイプ音が響く事務所。
時計を見れば午前七時。もう少しすればアイドル達が出社してくる。
エアコンもまだ効いていず、コンピューターの熱気と相まって額に汗が滲む。

「了解。……それと予算案の方なんだけど」
「それはちひろさんの方にお願いします」

 インカムをつけた事務員から書類を受け取り、
言われたとおりにもう一人の事務員に声をかける。

「で、どうなった?」
「ん~、今月末までには承認させます」
「了解」

 言って。またパソコンと睨めっこ。
入社して以降負け越している。勝つ日が来る予定はない。

「おはようございます!」
「おはよう春香、今日は一番乗りだな」
「はいっ!」

 それから三十分程雑務を片付けていると事務所の扉が開き
元気な声が静かだった部屋に広がる。その後ろではエレベーターが忙しなく動いていて、
チンという音と共にざわざわとウチのアイドル達が降りてくる。

「おはよー」
「おはよう杏奈。……また夜更かししてゲームしてたか?」
「おっはようございまーす!!!」
「おはよう愛。相変わらず元気だな」
「お疲れサマー」
「おいこら杏。仕事はこれからだ」

 個性的なアイドル達。総勢250名以上。
日本最大の芸能プロダクション。俺は、そこでたった一人のプロデューサーをやっている。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404295615


―――

 たった一人、そうなんの誇張も無くたった一人。
プロデューサー兼マネージャーとして俺はここに勤務している。
いや、最初は13人だった。……うん、それでも普通じゃないか。
まぁとにかく二桁だった。そこに3人増えて、アイドルが成長し
事務所が大きくなるのをみて、俺自身もどんどんスカウトをしている内。

「気づけばこれだもんな……」

 事務所地下三階地上七階建、直ぐ隣には高級マンションさながらの女子寮。
巷では『ツインアイドルタワー』などと呼称されている。ちょっとした観光名所だ。

 特に朝の出勤時間には女子寮からアイドルがぞろぞろとでてきて、
その隣の事務所にぞろぞろと吸い込まれていくという不思議な光景が広げられ。
この辺りの名物になっている。

むしろ何故生きてる


「ちょっと! 千早のCDを輝子のデスメタルと入れ替えたの誰!? また亜美真美!?」
「うあうあー! 蒸れ衣だよー!」
「そうだよーそれは麗奈がやったんだよー!」

 打って変わって事務所が煩くなり作業どころではなくなる。

「クッキー作ってきたんですけど雪乃さんお茶会しません?」
「あらじゃあ場所なくなる前に談話室に行かないと」

 毎朝の恒例行事だ。アイドルには全員出社退社時には
二階の事務所に顔を出して『居る居ないボード』に掛かってる
自分の名前を『居る』の方にするよう義務付けている。
……じゃないと誰が居て誰がいないのかわからなくなるためだ。

「あふぅ……、美希お仕事まで時間あるから仮眠室行ってるの」
「えっと、おやすみなさい?」


 沢山のアイドルがいて、みんな仲良く楽しそうに仕事をしている。
それはデビューからずっと見守り続けたファン一号としてとても喜ばしい。

 俺自身この仕事が大好きだし。
彼女達とこれからもトップを目指して走っていく事になんの迷いも無い。
ただ、ただそれでも一つだけ言わせてもらうなら。

「なんで俺一人なんだよぉぉ!」

 三々五々。ボードをひっくり返し用事のある階に移動し、
また静かになった事務所に俺の悲痛な声が響いた。
それはもう響いた。

 ――俺が過労死するまであと何日?


 とまぁこんな感じの765+876+CG合体プロダクションとPの話
地の文ありだったり台本だったりは気分によって

765と876とCGに加えて961にミリオンに315のPも兼ねてる化け物PのSSが読めると聞いて

>>18
あ、ミリオンは入ってます(ゲス顔)


【ある日の日常1】

かな子「シフォンケーキ作って来たんですけどいかがですか?」

法子「あ、私もドーナツ持ってきた!」

春香「クッキーもありますよ!」

雪歩「あ、私お茶いれますぅ」

星梨花「お手伝いします」

絵理「て言うか糖分過多?」

P「……お前らほどほどにな」


 ほぼ毎日小規模なパーティが起こります。

面白い 期待

面白い支援

…すげぇどうでもいいことだけど、スレタイ間違えてない?
「過労死必至」じゃない?
意図的なものだったらすまぬ


【事務所の構造】

1階 受付ロビー 
 急な来客の対応などはここで
 一応受け付け嬢は居ますが、高頻度で暇なアイドルがやってたりもします

2階 事務室&談話室(その1)
  事務室
   プロデューサー(一名)と事務員(二名)が居るところ。
  談話室(その1)
   なぜその1かというとその2その3があるから
   事務室の隣なので年少組や仕事が控えてる人間が主に使う

3階 衣装室&更衣室
 アイドルの人数が人数の為、ライブ衣装だけでもとんでもない量。
 他にも仁奈の着ぐるみや、有事の際の新品の下着とかシャツとかが置いてある。

4階 ダンス&ボーカルレッスン室
 スケジュール的に移動が厳しいときや、時間を気にせず自主トレーニングに励みたい時などに使われる
 トレーナーには直接来てもらう。遮音性に優れてるので激しいダンスでも愛や茜が叫んでも大丈夫。

5階 仮眠室&シャワールーム
 名前の通り。ベッドが沢山ならんだ広い部屋は少し怖い。
 シャワールームはレッスン、仕事を終えたアイドルが割と頻繁に使う。

6階 給湯室&談話室(その2)
 給湯室自体は2階事務室にもあるが、こちらのはもはや厨房と言って問題ない規模。
 朝、昼、晩には誰かしらがここで料理をしている。(響、フェイフェイなど)
 故にここ談話室は食事を取るアイドルがしようすることが多い。
 お茶会も大抵ここで開かれるため、オフのアイドルがお菓子目当てで顔出すことも。(亜美真美など)

7階 応接室&会議室&談話室(その3)
 応接室
  大事なお客様の応対やインタビューなどを受ける部屋
 会議室
  四半期毎に何人かの成人組アイドルを交えて予算案やプロデュース案、
  経営方針などを話す。あまり使われていないため静かに集中したい人がいる。(千早、千秋など)
 談話室(その3)
  ほぼ大人組用。飲みに行くにも人数的に予約せずに行くのは難しく、
  寮で飲むのは年少組に悪影響という事で夜に宴会が開かれる場所。(このみ、楓など)

屋上 庭園
 桃華、伊織などからヘリポートに、という要求があったものの却下。
 緑豊かな屋上庭園になった。凛や夕美が植物の面倒を見て、藍子などがよく散歩をしている。
 夏場はビアガーデン化することも。

地下 1~3
 晶葉の研究室や輝子のきのこ部屋。
 泉、マキノ、晶葉の合作プロテクトが掛かった社外秘資料室など。

>>27
おうわざとだよ(ふるえ声)


【ここらじゃよくあること】

小鳥「あ、プロデューサーさん! 下についたみたいです!」

P「わかった! お前ら行くぞ!」

 事務所前

P「よし、真と涼は一台目でヴィジュアルレッスン!
 凛、奈緒、加蓮は二台目で砧スタジオへ、
 ロコとアーニャは三台目でTBS。
 蘭子、律子、桃子は四台目でまつりと春香と茄子は五代目で……!」






通行人A「あれ? なんだあのタクシーの群れ?」

通行人B「あ? ……あぁ、ここらじゃよくあることだよ」

これアイドルだけで産業成り立ってるわw

ああそっか律子はアイドルなのか


【先輩】

泰葉「あ、どうも」

桃子「……あ、うん」

泰葉「……」

桃子「……」

泰葉「えっと……」

桃子「なに……?」

 ガチャ

春香「おはようございまーす!」

泰葉「あっ、おはようございます!」

桃子「おはようございます!」

P(大先輩つえぇぇー)

しゃ、社長室……


【ある日の日常2】

小鳥「明らかにおかしいですよね」

P「ん?」

小鳥「この会社ですよ、事務員二人にプロデューサー一人って」

ちひろ「零細でももうちょっとマシですよね」

P「芸能界最大の事務所の人数ではないのは間違いない」

ちひろ「ストでも起こしましょうか?」

小鳥「……起こせたら、いいんですけどね」

P「そんなことしたらどうなるか考えるだけで恐ろしい」

ちひろ「各局のテレビ、ラジオが欠員だらけに……」

小鳥「生じる多額の賠償金」

P「よぉーし、今日も死ぬ気で働くかー」

>>38
社長はP

このプロダクション敵に回したら大御所芸人だろうと消し飛ぶな

シャッチョさんなんだから人事権あるだろ……募集かけろよ……

大御所芸人がすでに何人か…
そういえば真と涼ってどっちの涼なんだろう?

>>43
うん、本当は社長室素で忘れてました
多分休暇とってベガスに行ってる

>>44
秋月

給料は良いはず

社長からしたら「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」状態なんだろうな

>>47

【高給取り】

亜子「やらしー話、プロデューサーちゃんいくらもらってん?」

P「またずいぶんと……直球だな。その手やめろ」

伊織「あら、それは私も気になるわね」

小鳥「ちひろさんは知ってますよね」

ちひろ「まぁ、私が経理担当してますからね」

亜子「ほんま!? じゃあ、おしえてぇーな。どうせそっちはうちらの懐事情筒抜けなんやし!」

P「おいおい、それとこれとは別だろ。こっちは雇用側としてだな……」

伊織「でも、私達の為に身を粉にして働いてるプロデューサーがどう評価されてるのか
    興味を持つのは仕方ないんじゃないかしら?」

亜子「せやせや! この業界闇が深いって桃子パイセンもゆうてたしな!
    もし不当な評価されてるんならウチラかて嫌やし」

ちひろ「どうします?」

P「あー、まぁあまり言いたくないんだが……仕方ないな」

亜子「おー! で、いくらなん?」

  ガチャ 千鶴「みなさん! ごきげ――」

P「えーっと、去年は年収4億5千ま……」

伊織「は、はぁぁぁっ!?」

亜子「お、億!?」

小鳥「ぶっちゃけ事務所一番の高給取りですよね」

ちひろ「プロデュースしてる人数が人数ですから、一応十五万×人数で毎月計算してます」

千鶴「……あぁっ」 バタッ

愛「千鶴さぁぁーん! 扉開けるなり千鶴さんがーーー!!!」

P「愛うるさい」

(秋月)涼とか(松永)涼とか
(松尾)千鶴とか(二階堂)千鶴とか名前の字まで一緒だとねえ

>>55
あぁ、そっか涼は書き込んでから気づいたけど
千鶴もダブってたのか
>>54の千鶴は二階堂です
まぁ反応でわかると思うけど

凛、奈緒、加蓮の場合はTPってわかるけど奈緒も紛らわしいよね
(横山)奈緒と(神谷)奈緒

最近NIPってきてなかったんだけど
いまのNIPって結構な速度で書き込みがあるのね!
嬉しいな!

小鳥さんとちひろさんもちょっと引くくらいの給料なんだろうな
プロデューサー一名に気を取られがちだけど事務員二人も相当に酷い


【アイドルマスター】

P「……局に来るのも久しぶりだな。
  最近は営業しなくても仕事が選べるくらいだもんなぁ……
  あ、すいません局長に会いたいんですけど」

受付「アポイントメントはございますか?」

P「いえ、道すがら立ち寄っただけなので」

受付「申し訳ありません、それでは……
    もしよろしければお名前をご確認させていただいても?」

P「P、と申します」

受付「っ! しょ、少々お待ちください! ……はい、P様がお見えに……はい。
    申し訳ありません、すぐにこちらに来ると」

   (階段をものすごい勢いで駆け下りてくる音)

局長「や、やぁPくん! 今日はなんのようかね」

P「局長ご無沙汰してます、申し訳ありませんわざわざ降りてきていただいて」

局長「いやいや、わざわざ君が来たんだ他の事など些事だよ」

P「すみません。……それで、本日は来クールの番組企画で提案がありまして」

局長「わかった全て任せてくれたまえ、要望どおりに実現させよう!」

P「え? いえ、とりあえず今日は詳しい話をと……」

局長「いやいや問題ない! これがその書類かね? わかった後は任せてくれ!」

P「あ、はぁ……すいません。これからもウチのアイドルをよろしくお願いします」

局長「それはこちらの台詞だ。……これからもうちの局をよろしく頼む……いや本当に」


 事務所

P「と言うわけで企画通ったよー」

小鳥「あぁ、はいわかってました」

ちひろ「だろうと思って予算案と出演希望のアイドルのリストだしときました」

P「流石仕事が早い」

小鳥(仕事が早いというか)

ちひろ(あなたが企画して局に直で持っていった時点で……ね)

P「よーし! ……事務仕事するか」

>>70

【事務員二人のお給料】

二階堂千鶴「うぅ……わたくしとしたことが気を失ってしまうなんて」

亜子「いや、あれはうちでも卒倒しかけたわ」

伊織「私もよ。かなり稼いでないと割りに合わないとは思ってたけど」

P「ははは。まぁ、使う機会がないんだけどな」

愛「なんの話ですかー!?」

小鳥「プロデューサーのお給料の話よ」

ちひろ「アイドルの誰よりも稼いでるって話」

愛「そうなんですか!? プロデューサーさん凄いんですね!」

千鶴「4億円……一万円札が四万枚? 一生遊んで暮らせる……」

伊織「千鶴……色々とボロを出す前に正気に戻りなさい」

亜子「ちゅーか、せや。あまりのインパクトにぶっ飛んでたけど
    ちひろさんと小鳥さんはどうなん? 二人も仕事量ハンパないやん?」

小鳥「えぇ~っと」

ちひろ「プロデューサーの半分くらいですね」

P「あ、そうだったんですか?」

愛「プロデューサーさんの半分っていくら位ですか?」

伊織「……2億3000万って所かしら」

愛「えぇっ!? プロデューサーさんって4億円も稼いでたんですか!?」

P「お前聞いてなかったのか?」

千鶴「うぅん……」

ちひろ「あぁ、また千鶴ちゃんが!」


【成長?】

 ――数年前

P「あーくそ、1人でアイドル13人なんて身体がもたないって!」

小鳥「書類ここ置いておきますねー」

雪歩「お茶入りましたー」

 ――876統合後

P「急に3人も増えるって聞いたときはどうかと思ったけど
  セルフプロデュースでやってただけはあってそこまで……」

小鳥「こちら書類になりまーす」

P「……また不眠不休か」

 ――アイドル50人突破後

P「事務員も増えて少しは楽に……」

ちひろ「前回のイベント書類です」

小鳥「プロデューサーさん、アイドル志望の娘達のプロフィール目を通して置いてください」

P「……はい」

 ――アイドル100人突破後

P「最近テレビ局行くと知らないスタッフの方にも挨拶されるんだけど」

小鳥「うちも有名になりましたからねぇ」

ちひろ「もう少し人数増やして貰いたいですね」

 ――アイドル200人突破後

P「この間道をあるいてたら女の子に『私をアイドルにしてください』って声をかけられた」

小鳥「Pさんも有名になりましたからねぇ……」

ちひろ「あの、社長がバカンスに行くっていま電話が」

P「は?」

 ――アイドル250人突破後

P「あー、書類処理終わったー」

小鳥「お疲れ様ですー」

ちひろ「ちょうどこっちも終わりそうです」

P「いやぁ、今日は定時にあがれそうだ!」

小鳥「そうですねぇ。久しぶりに飲みにでも行きます?」

ちひろ「いいですね! ただ、大人組には内緒にしないと」

P「大宴会になるからなー」

「あははは」

この事務所やばいね
水瀬・箱崎・二階堂・櫻井・萩原・村上とバックも万全だし

>>87
この中に一つ仲間外れが

ライラさんもー

>>88
関西圏の訛りが激しい巴ちんの事かな?(すっとぼけ)


【動物園】

響「うわぁ~! ハム蔵! 自分が悪かった! だからでてきてよー!」

優「ほら、アッキー! ワニ子ちゃんは怖くないよー!」

雪美「ペロ……、ねこ吉と仲良し……?」

亜里沙「ウサコちゃんも仲間に入れてあげてー」

ウサコ「仲間に入れて欲しいウサー!」

仁奈「えとえと……じゃあ仁奈は羊の気持ちになるですよー!」

朋花「うふっ、可愛い子豚ちゃんですね~♪」

P「お前らペットを連れ込むな!」

>>88
わかった!二階堂さんだ
一人だけ苗字が漢字三文字ってことだろ?

>>93
>>99

P「ウチのプロダクションに仲間外れなんていない!
  みんな仲間で家族なんだ! いい加減にしろ!」

あーもうめちゃくちゃだよ(会社の構造が


いまさらだけどこれ書くのすげー大変だ

乙 続き期待してる


【仲良し】

紗南「杏奈ー! レッスンまでの間マリカーでもやんない?」

杏奈「……マリオカート? んと……やる」

紗南「よっし!折角だから四人で……やよい先輩も!」

やよい「はわっ! わ、私ですかー!?」

杏奈「……よかったら、絵理さんも」

絵理「ん……じゃあ、よろしく?」

やよい「あんまりげーむってやらないんですけど精一杯がんばりまーす!」

P(あの面子で対戦ゲームって……大丈夫か?)


やよい「はわわっ! 反対側に曲がるんですけどぉ!」

紗南「……」


やよい「光る箱とれないですー!」

杏奈「……」


やよい「あ、あれ? あれ?」

絵理「……」


やよい「うっうー! よくわかんないけど一番になれました!」

P(みんなええこや)

100超えたしあと一つ書いたら寝る
……のでなんかネタくれ

名前が似た人達の会話とか

一年ぐらいかけてねっちり書いてもええんやで

>>115
お、おう
このスレは使い切るつもり

次スレ行ってもいいんやで
まないたの会とか

大人組の飲み会の風景が見たいっす

>>117

【希望ある未来(アイドルではない)のため】

千早「……」 ゴクゴク

雫「どうですか~」

千早「……えぇ、とっても美味しいわ」

雫「ほんとうですかー? 牛さんもよろこびます~」

藍子「おはようございまーす。……あら、なに飲んでるんですか?」

千早「及川さんが実家の牛乳を差し入れしてくれたのよ」

藍子「……あー」

雫「?」

千早「……いるかしら?」

藍子「是非」

このみ「わ、わたしも……」

雫「はい~いっぱいありますからた~くさん飲んでくださいね!」

秋月涼「あ、あの私も」

千早「あなたは」

藍子「必要」

このみ「ないでしょう!」

涼「ひー!」

涼(もっと男らしくなるために身長が欲しいだけなのにー!)

P「……そのままでも十分魅力的だと思うんだけどなぁ」

961プロは別に有るっぽい?
つか、黒井社長この事務所にケンカ売れるのかな?

>>125

黒井「ウィ、わ、私に不可能などない……が、今はその時ではない……うん」

社長がいないから相手する気がないんだよ…

石川社長は居るのかな?

ボクっ娘オレっ娘男勝り( αで男の娘)の集いオナシャス!

>>118

【飲んで飲まれて】


このみ「いやー、この時期はキンキンに冷えたビールが美味しい!」

早苗「Pくーん! じゃんじゃんもってきてー!」

P「飲みすぎんなよー」

あずさ「大丈夫ですよ~、ほらほらプロデューサーさんも」

P「おっ、魔王。……まーおうきに」

楓「ぶふっ……くっ……」

ちひろ「魔王なんて私はしょうちゅう飲んでますよー」

楓「くふふっ……ぶはっ!」

P「うわぁっ!」

小鳥「相変わらず沸点低いですねぇ楓さんは……」

莉緒「一番! うたいまーす!」

友紀「いいぞー! かっとばせー!」

このみ「くっそー! 私だってセクシーになりたい!」

あずさ「きゃあ! や、やめてくださいそこは……」

早苗「おぉー? セクハラかー? 逮捕するかー?」

ヘレン「ふっ、この騒がしさもまた世界レベル」

のあ「えぇそれは例えるなら人々を魅了するあの星のように」

莉緒「私の歌をきけー!」

P「くっそ俺のスーツ!」

楓「ふふっ、す、すいま……」

P「びしょぬれでスーツスーツする!」

友紀「ばーか!」

P「なんだと!?」


 ……基本カオスのようです。

>>129
高木社長と共にバカンスだよ

二時間半後に仕事なので寝ますね
おやすみなさい

乙 続き期待


【セクハラ危険】

愛海「ふんふんふふ~ん……、おっ! あそこに見えるはあずささん! よ~しここは一つ……」

 がしっ

律子「あ~つ~み~……!」

愛海「は、ははは冗談ですって」




愛海「気を取り直してあそこにいるのは雫さん! ここはリベンジで……」

あい「はぁ、懲りないな君も」



愛海「こ、今度こそ……風花ちゃ~ん」

このみ「あのね、親しき仲にも礼儀ってものがあるのよ?」

愛海「はい……。すみません」


―――

愛海「うぅ~、このところ全然揉めてないよぉ……」


秋月涼「すみませんプロデューサーお話が……」

P「あ? あー、わかったじゃあ――」


愛海「はっ! あそこにいるは涼さん! 隙だらけだしプロデューサーは比較的甘いし……」

ちひろ「プロデューサーさん! 後ろ!」

愛海「うおりゃーー!」

P「え? なっ、愛海!? 涼逃げろ!」

涼「は、はい!」

 (Pが愛海を羽交い絞めにする)

P「やめろ愛海! 涼は! 涼だけは駄目だ! 他の誰にやってもいいから涼は駄目だ!」

愛海「うるさーい! もう私は限界なんだ! もむったら揉む!」

P「代わりに音無のを触っていい!」

愛海「まじで!?」

小鳥「えぇっ!?」

P「涼が生きてく為に!」

小鳥「うぅ……そんな……」

涼「すみません小鳥さん……」


 こうして涼の秘密は守られた


【涼とPの疑惑】

まゆ「……」

千早「……あの、なにを見てるんですか?」

まゆ「あ、千早さん。えーっと……アレ見てください」

千早「アレ?」


涼「さっきはすみませんでした……」

P「いや、まぁあれは仕方ない。あいつに触られたら最後だからな、お前も気をつけろ」

涼「はい。――それでその辺りの件でお話が……」

P「あー、じゃあここでは無理だな。会議室少し使うなー」

ちひろ「はいはーい。できるだけ手早くしてくださいね」


まゆ「ね? 他のアイドルに比べて親密じゃないですか?」

千早「そうかしら……。でも涼は私達と話すときよりプロデューサーに心を開いてるとは思うけど」

まゆ「ですよね! 絶対おかしいです。Pさんの隣はまゆの指定席なのに……」

千早「……おかしいのはあなたもじゃないかしら」

まゆ「……どういう意味ですかぁ?」



涼「っ!?」

P「気にするな、目を合わせるな、息を殺してさっさと歩け」


―――

 久しく通っていなかったバーカウンターに腰掛け琥珀色の液体を喉に流す。
舌に苦味が走り、冷たくも熱い感覚が食道を通過する、
カランとグラスに溶けた氷がぶつかる音が耳朶に触れる。
BIGSHOTが小さな音量で流れる店内。私はため息を一つこぼす。

「おやぁ? くたびれた老人がいると思えば、高木ではないか」

 聞きなれた、憎たらしい、しかし嫌いにもなりきれない声。

「黒井か」

 振り返りもせず答えると、声の主はふんと鼻を慣らして一席あけて隣に座った。

「こんなところでなにをやっているんだ?」
「それはこっちの台詞だ高木。貴様は一体なにをやっている」

 その言葉が”ここで”という意味で無い事は即座にわかった。
黙って、グラスを傾ける。

「ふん。……貴様の事務所も、ずいぶん立派になったものだな」

 いいながら黒井も手元に来たグラスを勢いよく傾ける。
昔から序盤に飛ばして後半はべろべろになる奴だった。


「私の力ではないよ。……全て彼のおかげさ」

 私はなにもしていない。否、できなかった。
自分でスカウトしてきたにも関わらず、その彼のあり余る才能から逃げだしただけだ。

「私ができることは万が一の時、責任を取る事だけだ」

 本来なら社長という席は彼に与えても構わなかった。
ただ、せめて。なにかあった際。責任を取ってやめる。
一度限りのスケープゴートでも役割が欲しかったのかもしれない。

「彼は私には荷が過ぎて、苦すぎた」

 カンと、空になったグラスの音。

「だから、その才能ある男を使い潰すつもりか?
 あのままでは数年と持たずあの男は死ぬぞ。
 貴様は人事権を持つ社長としてやる事がまだあるだろう、
 以前あの男と話したが、なんだあの状況は」

 苛立たしげな口調。黒井らしい、聞きなれた物の筈が、なぜか無性に痛かった。

「それは私にはもうできないんだよ黒井」
「……どういう事だ?」

 空になったグラスを回し、ロックアイスを揺らしながら私は呟く。


「お前も知っているだろう。私が人をスカウトするときは感覚頼りだった」
「……うむ。貴様のその才能だけは認めてやる」
「――もうそれもなくなってしまったのさ、彼と出会ってから」

 彼を見つけたとき、それは大きな衝撃が私を襲った。
多くのアイドル。輝くステージ。傍に居る彼。
その映像が鮮明に脳裏に映った。――そしてその感覚は正しかった。が。

「あれほどの才能と出会い、スカウトしたことで私の運も目も
 全て消費しきってしまったのだろう。私とてその後悪あがきで幾人か声をかけたが……」

 瞬く間にやめて行った。そして私は自分の老いに否応なくぶつかった。

「貴様……それでも『親』か?」

 自嘲する私を侮蔑するように黒井は言った。

「親?」
「社長とは、会社の親だ。そして社員は子だ。
 子の時は甘い物しか好まんが、年を重ねる毎に苦みも辛さも好ましく思えるようになる」
「にがみも、からさも」
「くるしみも、つらさも、だ」

 会話をしながら既に三杯目になったグラスを空にしてテーブルに叩きつける。

「そういうものだろう……高木」

 最後の黒井の台詞は。

「あまり私を失望させるな」

 不思議と、初めて聞くように聞こえて。
それが黒井らしからぬ『優しさ』なのだと気づいたのは幾分立ってからだった。

「……私は」

 呟き、いつの間にか注がれたグラスの中身を飲み干す。

「マスター。今日は帰らせてもらう……いくらかね?」

 勢いつける為、わざとらしく立ち上がってマスターを見ると柔和な笑みを浮かべていた。

「いえ、結構です」
「そういう訳には――」
「既にいただいてますので」

 言われて、先刻まで黒井が居た席を見れば……。

「あいつめ……格好つけよって……」

 私にはまだまだ、やることがあるようだ。

黒ちゃんかっけー
ところで黒ちゃんって高木社長と同期ということは50歳ぐらいなの?

>>172
はい


基本 地の文部分のみ
    台本部分のみでも読めるようにしていこうと思います

真面目なストーリー → 地の文
のんびりな日常 →台本
と言った感じでやっていきます


【一年で一番怖い日】

P「やべぇ……もうそんな時期か……」

ちひろ「はい? どうしましたプロデューサーさん」

P「誕生日が……もうすぐ……」

小鳥「あー……」

ちひろ「? アイドルの誕生日会なんていまさらじゃないですか」

P「アイドルのはいいんですよ……、祝うのはいいんだ
  問題なのは俺の誕生日なんだよ……」

小鳥「ちひろさん去年いませんでしたっけ?」

ちひろ「え? えぇそうですねプロデューサーさんのプレゼントは翌日に渡しましたけど、
     誕生日のなにが問題なんですか?」

P「祝ってくれるのは嬉しいだけど……」

小鳥「250人が一片にですよ?」

ちひろ「あっ」

P「プレゼントの山が……」

ちひろ「で、でもそれくらいいいじゃないですか! 慕われてる証ですよ!」

小鳥「内容聞いたらそんなこと言えませんよ……」

P「去年なにを貰ったか教えようか?」

ちひろ「……えー、なんか聞きたくなくなってきた」

Pが一言ぼそりと○○が欲しいなんて言ったら大事件に膨れそうだな


 美世『プロデューサー! 最近車買い換えたいって言ってたよね!
     はいコレ! ……ん? なにって決まってるじゃん! 車の鍵だよ!
     V8ヴァンテージが安かったから! プレゼント』

P「あとで調べたら普通に八桁する車だった」

ちひろ「えっ、プロデューサーが乗ってるあの車美世ちゃんからのプレゼントだったんですか!?」

P「他にも」

 星梨花『プロデューサーさん。毎日お仕事頑張ってくれてありがとうございます。
      これよかったら使ってくださいいま使ってるの随分くたびれてますよね?』

ちひろ「で、もらったのは?」

P「Brioniのスーツ」

小鳥「13歳の娘がプレゼントするものじゃないですよね」

 伊織『あんた近くに引っ越したいって言ってたじゃない?』

ちひろ「読めました、家ですか」

P「残念、土地です。かなりの広さの」

小鳥「上物は雪歩ちゃんが建てたんですよね」

P「正確には萩原組が」

ちひろ「あーあー、きこえなーい。もうなにもきこえなーい」

P「他にも船やらヘリやら、マキノなんかは他事務所の情報とか
  晶葉は『一時間寝ただけで十時間寝たのと同様の効果が得られるベッド』だとか」

 春香『プロデューサーさん! ケーキ作ってきました!』

 卯月『はいネクタイです! え、普通って言わないでくださいよー!』

 みちる『パンどうぞー!』 法子『ドーナツどうぞー!』 かな子『美味しそう!』

P「俺はこういうのだけでよかったんだよ!」

小鳥「本当それだけで生活できますよね」

ちひろ「アイドルって怖い」


P「ただでさえ金使わない上にたまに買い換える大型の物はアイドルが悉くプレゼントしてくれるから……」

小鳥「さらに溜まる一方ですね。いっそなにかに投資したらどうです? ねぇちひろさん」

ちひろ「あーまぁいいんじゃないですか?」

P「雑な……。っていうか投資とか場合によってはさらに増えるんだけど……」

小鳥「というかアイドルへのプレゼントは?」

ちひろ「そうですよ! それだけ貰ってるならそれ相応のお返しをしてるんですよね?」

P「当然。ただ未成年が多いので金額的にそこまで多いのはと親御さんが」

小鳥「そうですよね、ただでさえギャラが高額ですから」

P「となると年齢で差をつけるのもどうかと思うので一人当たり十万くらいに……」

ちひろ「十万×250人は2500万、一月の給料で事足りますね」

小鳥「不思議ですねー。本当私達ってむちゃくちゃですねー」

P「俺にできるのは彼女達を立派なトップアイドルにしてやる事ともう割り切ってます」

ちひろ「そして増える人気、増えるギャラ」

小鳥「増えるプレゼントの額。プロデューサーの給料」

P「やめろ!」

さっき黒井社長が出てきて思ったが、961プロの人気ってどんな感じなんだろう?
アイドルの性別や目指している方向性

ミス、方向性も違うだろうけど、だ

アイドルの誕生日会とかいちいちやってるんなら一週間に4、5回はやってそうだな
ところでプロデューサーの後に採用されたちひろさんはどれだけ才能の塊なんだ…

>>187
才能とは能力じゃない金だ

実際、ちひろさんは経理の鬼だけど常識人ポジションも務められる貴重な人材だからな


【可愛い豚さん】

P「今日の仕事は朋花と……時子か」

小鳥「なんですかその組み合わせ」

P「向こうの希望だ……と、あーテステス
  『業務連絡業務連絡、天空橋朋花・財前時子。俺の所に来い以上』
  っと、いやーこの社内放送ができてから呼び出しが楽ですねー」

ちひろ「もう大声出せばって規模じゃないですからね」


 バンッ

P「おっ、来たな」

時子「私を呼び出すなんて身の程知らずな豚はどこかしらぁ?」

P「おうここだよ」

朋花「ふふ、私を呼び出したんですから。当然プロデューサーにはそれ相応の理由があるんですよね~?」

P「お前らに仕事の話だ。しかも指名だ、これはでかいぞ」

時子「そう、これでまた私に跪く豚が増えるのね」

朋花「あら駄目ですよ時子さん、子豚ちゃんには飴と鞭、たまには甘い目を見させてあげないと
   子豚ちゃん達も嫌がっちゃいますよ? ちゃんとコントロールですよ~♪」

時子「ふん、その程度なら豚にもなれない屑よ。私についてこれないなら
    豚にする価値なんてあるわけないじゃない」

朋花「子豚ちゃんの管理は頂点に立つ者の勤めですよ~?」

時子「なにを言ってるの、私は管理してあげてるの。そのやり方に文句言うのなら屠殺場行きに決まってるじゃない」

朋花「うふふ、その程度の認識ではダメダメですよ~♪」

時子「なんですって? ……小娘の癖に生意気ね」

朋花「ならどちらのやり方が正しいか子豚ちゃんたちに判断して貰いましょう~?」

時子「望むところよ」



P「うん! 相性ばっちりだな!」

小鳥「そうですね!」

ちひろ「えー……」

このP、プロデューサーや事務員が増えて余裕が出てきたらまたスカウトはじめそう

>>195
見える…見えるぞ…
その結果更に負担が激増したPの姿が…

>>195

――数ヵ月後或いは数年後

P「やったぜ! とうとう事務員が五人! プロデューサーが四人に増えたぜ!」

ちひろ「やりましたね!」

小鳥「これで少しは楽になりますね!」

P「おう! だからスカウト行ってきます!」

ちひろ「え」

小鳥「え」

 ―――数日後

P「前代未聞のアイドル500人越えですよ!」

ちひろ「わー!」

小鳥「わー!」

P「なお、仕事の激増により追加した我々以外のプロデューサー事務員はやめました!」

ちひろ「まじですか」

小鳥「わー」


【杏頑張る】

 ガチャ

杏「おはよー。おつかれー」

 ……

杏「あれ? もしもーし? 止めないのー? プロデューサー? 小鳥さーん? ちっひー?」

杏「……まじかよ。大人三人が事務室に居ないって前代未聞……」

 prrr prrr

杏「……えーっと、杏しーらない」

 prrr prrr prrr

杏「しーらな……」

 prrr! prrr! prrr! prrr!

杏「……」


 ガチャ

絵理「おはようございます?」

杏「――はい、マスターズプロダクション事務室、双葉が承ります。
  ……はい。現在Pは席を外しておりまして、折り返し連絡するように……はい。
  あ、かしこまりました。ではそのように伝えておきます。失礼いたします」

 ガチャン

杏「あー……。あっ、おはよう絵理……なにその顔」

絵理「なんというか、驚天動地?」

杏「うっさいなぁ、柄じゃないのはわかって――」

 prrr prrr

杏「――はい、マスターズプロダクション事務室、双葉が承ります。
  はい。……えっと、少々お待ちください。ちょっと絵理、プロデューサーのデスクにある書類の束とって!」

絵理「あ……はい。えぇっと、これ?」

杏「ありがと。――お待たせいたしました、はい。
  こちらの資料によりますと明後日の十七時からシアターV赤坂となっておりますが……はい」

律子「おはようございまーす……ってうわっ!?」

絵理「しー」

律子「なにこれ、どういう状況? というかプロデューサー達は?」

 prrr prrr

律子「あぁ! ――はいもしもし、マスターズプロダクション秋月です」

 prrr prrr prrr


―――

P「で、こうなったのか」

 (事務室に三十人程のアイドルが溜まっている光景)

杏「ん~……っていうかなんで誰も居なかったのさ」

小鳥「ごめんなさい納金日だったから少し席外すつもりが」

P「まさか誰も居ないとは思わなくて少し外回りを」

ちひろ「応接室で対応を……」

このみ「というか、本当にこの仕事量を毎日何時間も三人で回してるの?」

律子「ちょっと信じられないんですけど」

松尾千鶴「言ってくれれば電話番くらい……ハッ、も、もう! しっかりしてください!」

P「いや本当にごめん。みんなありがとう助かったよ」

  大変なようです


200超えたし寝る
あと三時間で仕事だから


体には気を付けて

乙ー
モバマスのアイドルはどこまで把握してるの?
出来たら長野岡山組を出して欲しいかなーって

>>208
モバマスは全体の内四分の三は顔と名前が一致する位
出身地で言われてもわかんねーから名前挙げておくれ

アイドル系の雑誌とかの末尾に『Pさんに励ましのお便りを!』という本心からのメッセージが毎回掲載されそう

追いついた~
Pと事務員2人って莫大な給料あるのに全く使えないよな…
所得税対策とか大丈夫か?

>>230
俺のちひろさんが脱税紛いの節税をしないはずがない

おらただいまだよ!

Pもオールスターにしちゃうのはどうか
赤羽根、プチマスPヘッドP、まるでダメな尾崎P etc.
>>1が過労死必死か

日野ちゃんが消費し佐竹ちゃんが補給するカロリーの永久機関が実現できるな!

>>240
それ永久機関ちゃう
資源の無駄遣いや

ワックスかける!ワックス拭き取る!の修行を思い出した
かな子作る!かな子太る!


【しゅがーはーとちゃん】

P『業務連絡業務連絡。佐藤心、至急事務室まで来るよーに繰り返しまーす
  パッション部門26歳佐藤心さん事務室までお願いしまーす』

  ピンポンパンポーン

P「これでよし」

小鳥「また心さん弄りですか?」

P「人聞きの悪いことを言うなぁ、今回はユニットの件だよ」

ちひろ「ユニット組ませるんですか?」

P「あぁ、ソロでの仕事も増えてきたしそろそろ活動の幅を広げてみようかと思って」

 バンッ

心「おいこらプロデューサー☆ ハァトって呼べって言ってるだろ☆」

P「おっ、来たか心。お前の今後について話がある上に行くぞ」

心「シュガーハァトな☆」

P「心、ついてこい」

心「話きけ☆」

 七階 会議室

P「よし、早速だがお前には今後ソロだけでなくユニット活動も行って貰う」

心「この事務所のメンバーとユニットとか超しんどそうだからパス☆」

P「個性的ではあるがみんないい子だ。すでにメンバー案もいくつかあるんだ――よし、入ってくれ」


 ――案その1

貴音「このめんばーでゆにっとですか」

のあ「あなたはいつも私の知らない一面を引き出してくれる。
    私はただ貴方の期待に答えるだけよ」

貴音「えぇ、あの夜空に浮かぶ月の様に」

のあ「……なるほど、あなたもまたそうなのね」

心「なにいってんだこいつら☆」

P「どうだ心」

心「ハァトだボケ☆ つーかこの面子はねーだろ、 頭わいてんのか☆」

P「そうか、ならこれは没だな」

貴音「あなたとならより高みを目指せたでしょう……残念です」

のあ「時としてそういう事もあるわ。星と星のように、いずれまた近づくときもある」



 ――案その2

愛「心さん、茜さんとユニットを組めるなんて嬉しいです!!」

茜「私もテンション上がってきました! うーーボンバー!!!!」

心「や~ん♪ テンション高すぎてはぁと溶けちゃいそう!
  とりあえずプロデューサーあとで面かせよ☆」

P「波長はあってると思うんだがなぁ」

愛「絶対仲良くやれると思います! よろしくお願いします!!!」

茜「一緒に頂点に向かって全力で走りましょう!!!」

心「無茶言うな☆」

P「じゃあ次!」


 ――案その3

菜々「あの~この面子はちょっと……」

このみ「プロデューサーの事は信頼してるし、仕事に間違いないとは思ってるわよ? でも……」

心「これは逆にダメダメ~♪ あとでと言わず今すぐ殴らせて☆」

P「なんだこれもダメか? 心はわがままだな。こりゃユニットはまだ先かな?」

心「前歯全部折ってやる☆」


  とりあえずユニットは保留になりました

心さんとウサミンの詐称コンビ好き

ここの雪歩は穴掘って埋まろうとしたら既に森久保と輝子が先客として入ってる的な事態になるんだろか


【最強ドリンク】

 (キーボードを叩く音)

P「あーきっつ……」

小鳥「やっぱり七月はしんどいですね……」

ちひろ「番組改編期で夏休み間近、イベントキャンペーン盛りだくさんですから……」

P「ここらで一発入れとくか……、いつもの一つずつもらえる?」

小鳥「はいはーい飴と、スパークドリンクですねー」

ちひろ「あとスタドリエナドリどうぞ」

P「どうもどうも……っと」

 (三つの瓶を開けてマグカップに注ぐ音)

 (飴を砕いて同じくマグカップに投入する音)

P「これをマドラーで混ぜて……ミックスオレのできあがり」

小鳥「HPが80回復しそうな名前ですね」

ちひろ「350円位ですからね」

P「んっんっ、……よーし残りパパッと片付けますか~!」

>>251
森久保輝子「穴があったら入りたい」
雪歩「自分から掘っていく勇気」

小梅が目をキラキラさせながら貴音に話しを聞かせようとするのと
貴音がそれから本気で怖がって逃げ回るの期待

>>251

【穴があった入りたい(切実)】

雪歩「はうぅ~、こんなダメダメな私なんて穴を掘って埋まってますぅ!」

まつり「ゆ、雪歩ちゃん。事務所に穴を掘ったらだめなのですよ~」

 (雪歩がどこからか取り出したスコップで穴を掘る音)

雪歩「うわぁぁ~ん!」

まつり「あわわ、見る見るうちに穴が……誰か来て欲しいのですよ!」

 ピンポンパンポーン

小鳥『呼び出しでーす。萩原雪歩ちゃん、事務室にお願いしまーす』

 ピンポンパンポーン

雪歩「はうっ! よ、呼び出し……」

まつり「ほ、ほら行って来ないと、ね? 一旦手を止めて行った方がいいのですよ?」

雪歩「うぅ……」

 (トボトボと雪歩がエレベーターに向かう)


―――

 (穴の下へ戻ってきた雪歩)

雪歩「ラジオの新番組……こんなちんちくりんな私にできるかなぁ……」

 (穴に入ろうとする雪歩)

雪歩「!?」

乃々「……森久保がここにいることは内密にお願いします」

輝子「ふひひ、ここ居心地いい。机の下の次くらいに……」



P「で、あれどうします?」

小鳥「とりあえず業者呼んでおきました」

ちひろ「1階じゃなければ大変なことに」

P「はぁ……雪歩にも困ったな……。で、修理費は俺がだしときますね」

小鳥「いえここは私に任せてください」

ちひろ「いえいえ私が……」


 結局三人で払いました。

穴を利用した昇降式お立ち台からの世界レベル


【ファンの方が大変】

男「……」

 いらっしゃいませー

男「そういえば今日のマスプロ新聞読んでなかったな……」

 ありがとうございました

男「なになに……え、武道館でオールスターライブ!?」

男「そうか、この季節かー早いなー」

男「今年は……休憩一時間込みで九時間、去年と同じだな」

男「帰ってチケット予約しなくちゃ!」


【展開】

男「ただいま」

男「えぇっと……」

  (テレビをつける音)

  (TBS、フジ、日テレ、テレ東が飛ばされる音)

テレビ『――はい、今日はゲストに志希ちゃんが来てくれましたー』
    『にゃははー、みんなこんにちわー』

  (そしてテレビマスプロで止まり番組が映る)

男「おっ、今日は志希ちゃんかぁ」
 

スレ立った時このプロダクションのオールスターライブは超が付くプラチナチケットなんだろうなぐらいに思ってたけど違った意味で凄かった

それとマスプロ新聞日刊でも余裕で紙面埋まりそう

>>269

日刊マスプロ新聞
 日替わりアイドルのコラム
 新譜情報、ライブイベント情報、新人アイドル情報
 ユニット情報にインタビュー、求人情報等など
 テレビ欄はどの番組にどのアイドルがでるのかを正確に
 マスプロの事をぎっちり詰め込んだ大人気新聞

>>267
来場記念品目的で行ったら
休憩30分で7時間ランカーの対戦見てるだけだったLoVの大会思い出した

こっちは騒ぐ分次の日死にそうだな

アイドル休暇が公休として認められるレベル

新入りに平等に仕事分配しないで
Pの10分の1位の仕事量だけまかせるとかできないもんかな

>>280
25人のアイドルの担当か…

>>280
200/10
13人より多いんだよなぁ


【Pという男】

P「今日の仕事はコレ」

 ドサッ

小鳥「もうこんなに溜まってましたか……」

ちひろ「私ファンレターが嫌いになりそうです」

P「俺もだけどやらないわけにはいかない。みんなのモチベーションにも関わるからな。
  多分明日の朝までかかるので、頑張ろう」

小鳥「では……15歳以下はこっちに」

ちひろ「16から25までがプロデューサーでそれ以上は私にですね」

P「はい。その後名前でわけていきます。一応危険物がないか触って確かめてくださいね」

小鳥「はーい」 ちひろ「了解でーす」

P「……」

小鳥「……」

ちひろ「……あっ」

P「なにかありました?」

ちひろ「……これは?」

 (プロデューサー宛の手紙を差し出す)

小鳥「あー、そういえばそういうのもありましたね」

ちひろ「……こっちにも、あ、ここにもありますねプロデューサー宛」

P「俺に送られてもなぁ……」

小鳥「ファンの間では有名ですからねぇ。伝説のPって」

ちひろ「読みます?」

P「どうぞ」

 毎日多忙な日々を送るプロデューサー殿!
 マスプロのアイドル達のファンとして尊敬申し上げます!
 つきましては是非我輩を貴君の弟子にしていただきたく――

ちひろ「濃いですねぇ……」

小鳥「こっちにもありました」

 マスプロ一の男前のPさんへ
 いつも応援しています。ラジオやテレビでたまに見かける
 その仕事振りは驚嘆の一言では表せません。
 そこで一つ質問なのですが、Pさんに血を吸われると高いプロデュース能力を得られるという話を聞きました――

P「いやいやいや」

ちひろ「まだありますよ」

P「もういいです」

P吸血鬼説

多分10tトラック2~3台(オールスターライブは9~10台)くらいで来るんだろうな

ある程度事情通になったファンは流石にファンレターを贈る頻度を落とすだろうな

ファンレター(寄せ書きで一括)

>>280

【入社の道】

 駅前付近

P「……」 キョロキョロ


通行人A「お、おい見ろよ。マスプロのPだ」

通行人B「うわマジだ…・…写真撮っても大丈夫かな?」

通行人C「本物初めてみた……オーラがやっぱ凄いな」

通行人A「キョロキョロしてるけどあれ、スカウトかな?」

通行人B「多分そうだろ――見ろよ、道行く女の子みんなそわそわしてんぞ」

通行人C「そりゃそうだろ。あの人にスカウトされたら成功は約束されてると言われてるんだから」


P「!」


通行人A「誰か見つけたみたいだぞ……」

通行人B「未来のスターの誕生か……っ?」


P「すいませんそこのお兄さん。ちょっとお話いいですか? うちの事務所でプロデューサー、やってみません?」

ABC(あ、あいつ死んだな)

1%の仕事を担当するアシスタントが10~20人だけでも居れば、Pたちの負担も減るだろうになぁ…

Pの歩く場所はどんどんと仕分けされるんだな
男は基本的にスカウトから逃げるのに遠巻きになってアイドル志望の女が微妙に近づき…


―――

P「というわけで今日は体験入社という形で来てくれました」

小鳥「おー!」

ちひろ「そのまま居ついてくれればいいですねぇ」

「よ、よろしくお願いします」

P「そんなに緊張しないでも大丈夫。
  今日は俺達が普段どんな仕事をしてるか見て貰うくらいだから」

「わかりました」

小鳥「じゃあ早速出すけどプロデューサーさん、
    各局からの新番組編成にともなう出演依頼と番組内容をまとめた書類です」

ちひろ「こちらは、今年度の総支出と来年度予算案です。
     あと善澤さんの記事ができたのでそちらと、今度出る写真集の献本です
     他にも新曲の振り付けが届いたので目を通してください」

P「はいはい」

「……え」

―――

凛「プロデューサー、少しいいかな」

伊織「凛がドラマの台本について質問があるんですって……こちらの方は?」

P「あぁ、もしかしたら今後プロデューサーとして働く事になるかもしれない人だ。
  お前達の担当になるかも知れないぞ?」

まゆ「まゆ達の……ですか」

  (アイドル達の冷たい目が集中する)

「え、えっと……」

―――

P「違う! そこの振り付けはそうじゃない! こうだ!」

 (Pが新曲の振り付けの手本を見せる)

絵理「えっと……こう?」

百合子「運動音痴ですいません……」

P「謝るな! くりかえして身体に覚えこませるんだ!」

「……」


 ―――業務終了

P「とまぁ大体こんな感じですね」

「この話はなかったことに」

300超えたけどまだ時間があるから今日は400までやろう
ネタ色々ありがとうございます
拾っていけてないのもありますができるかぎり頑張ります

蘭子のあの言語を解読できるのってPだけだったっけか?

>>305
男もティンと来たからスカウトされてるはずなんだし
多分悪いのは新人1人だけに仕事を見せてる事
人数沢山集めて
全員同じ時に仕事見せれば数人は残ってくれるはず

サイキッカーとかディーラーはいるけど
マジシャンっていたっけ?



誰だユッコの事考えたやつ


【ある日の日常3】

亜美「兄(C)兄(C)!」

真美「お仕事まで暇だYO→! 遊んでYO→!」

P「俺は忙しいんだ」

亜美「いっつもそれじゃん!」

真美「アイドルとのこみ、……こみゅ」

桃子「コミュニケーションでしょ」

亜美「そうそれそれ! って桃ちんいつのまに!?」

桃子「二人がお兄ちゃんに迷惑かけてるから」

P「へー」

桃子「って、違うから! お兄ちゃんみっともない顔しないの!」

P「はいはい」

亜美「あー! わかった、桃ちんもしかして」

真美「兄(C)を取られると思って焦ってでてきたの~?」

桃子「ち、ちが! お兄ちゃんもニコニコしてないでたまにはちゃんと二人を怒らないと!」

P「ん? なんでだ? 確かに忙しいけど、亜美真美の言うとおりコミュニケーションも大事な仕事だ」

亜美「おー! 話わかるじゃん!」

真美「さっすが兄(C)!」

P「はいはい調子いいなお前ら……。まぁ、年少組に限らず俺はアイドルみんなを妹とか家族だって思ってる。
  ……だから桃子も無理しないで甘えたいときは甘えていいんだぞ?」

桃子「う~……。お兄ちゃん最近生意気だよ」

P「ごめんごめん」

  (桃子の頭をそっと撫でる)

桃子「……桃子の頭をなでていいのはお兄ちゃんだけだからね?」

P「そっか、ありがとうな」

亜美「む~、桃ちんばっかりずるいぞ!」

真美「そうだそうだ!」

P「わかったわかった。仕事はあとにまわすよ」

P(こりゃ今日は徹夜だな……)

 と思いつつも笑顔で三人の相手をするPなのでした


小鳥「……まったくあの人は」

  (Pのデスクから書類を持っていく小鳥)

ちひろ「悪い男の人ですよね」

  (同じくちひろも書類を持っていく)

 結局三人とも日付変更前に帰りました

出社時間は何時なんですかねぇ…

>>329
刻まれ続けるタイムカード
【09:00】【17:00】
の文字

>>332
それが毎日刻まれること既に半年……

>>333
その辺ちゃんとやらないと労基所来ちゃうからね
でも実際は
P「ちゃんとやらないと労基怖い」

労基「あそこに何か言うと後が怖い」

ってなってそう


【Pの一日】

 4:00 ベッド(アイドルからのプレゼント)から起き上がる

 4:50 食事を取りスーツ(アイドルからのプレゼント)を着て
     靴(アイドルからのプレゼント)を履きネクタイ(アイドルからのプレゼント)を締め
     自宅(アイドルからのプレゼント)を出て車(アイドルからのプレゼント)に乗り出勤
     BGMは流行の音楽(アイドルからのプレゼント)を聞く
     車内にはおしゃれなポプリ(アイドルからのプレゼント)の匂い


 5:20 事務所に到着 鍵(アイドルからのプレゼントのキーホルダー付き)をあけて一番に出勤
     コンピューターに電源を入れスケジュール確認を行い事務仕事開始

 5:30 小鳥さん到着 

 5:35 ちひろさん到着

 7:00 一部のアイドル出社

 9:00 タイムカードを押す

 12:00 食事を6階で取る(アイドルの手作り)

 12:15 仕事再開

 14:00 外回りへ

 17:00 タイムカードを押すために帰社 再び外へ

 18:30 帰社 事務仕事再開

 22:00 仕事が終わっていた場合帰宅 終わってなければ終わるまで

>>343
朝食すらアイドルからのプレゼントな可能性が

食事の時間短過ぎィ!
もっとアイドルの手料理味わってやれよォ!

>>352
少なくとも牛乳の出所は確定だな

>>355
うどんとラーメンもな

>>354
ひ、暇なときはちゃんと食べるから……

Pの辞書に『暇なとき』という単語は存在しない


>>343を知ったファンの反応】

 やっぱりPさんて凄い
 僕は改めてそう思った

 沢山のアイドルに慕われ 自身のファンも多く居て
 高給取りのPさん
 凄いとは思うけど不思議とちっとも羨ましくない

 Pさんは吸血鬼 よくわかんだね

 あの……労働基――

 ↑『なかったことにした』

 全ては闇から生まれたように
 輝くトップアイドルはブラックから生まれるんだなぁ(すっとぼけ)

>>356
牛乳(牧場経営してた場合乳製品全般や牛肉など)、パン、メガネ、刺身、うどん、ラーメン、レーション、お茶
食後のデザート(クッキー、ケーキ、アップルパイ、ドーナツ、プリン)コーヒー、紅茶、ドリンク、アメ

素敵なプレゼント生活だね(震え声

>>370
まったく関係ないけど
プレゼント生活で昔やってたなすびの懸賞生活思い出しました

ん……? アイドルの懸賞生活……?

豚とワニも食べれるね!

余所から引き抜き話とか来ないのかな?

茄子さんの懸賞生活はぜひ見たい

>>375
アカァァン
>>379
雑誌公正競争規約とかガン無視して1つの雑誌の懸賞全部当てる茄子さんが見えた

>>375
やめろぉ(建前)ヤメロォ(本音)

>>379
高級品ばかり当たって企画中に消費しきれなくなりそう

>>378

【引き抜き】

P「ん~」

小鳥「なに見てるんですか?」

P「いやぁ最近引き抜きとかしてないなぁと」

ちひろ「まだアイドル増やす気ですか?」

P「みんな随分と成長したしそろそろ新人を入れようかと……」

小鳥「この間数人デビューしたばっかりだと思うんですけど……って
    その資料どこで手に入れたんですか!? 他所の候補生とかまで乗ってるじゃないですか」

P「あぁ、泉が引っこ抜いてあやめが潜入してマキノが精査して作ってくれたんですよ」

ちひろ「えっ、それ大丈夫なんですか?」

小鳥「思いっきり犯罪では……」

P「えっ、でもみくの時とかもこんな感じでしたよ」

>>378

【引き抜かれ】

「これだけだす、だからうちの事務所に来てくれないか!?
 我々には君のプロデュース力が必要なんだ!」

P「と、言われましても……」

「頼む! 君の力がどうしても欲しいんだ!
 金ならいまの倍は出す!」

P「……年十億もだせるならその金でプロモーションしたり広告打ったり
  色々やれることもあるでしょうに」

「えっ、十億?」

P「えっ? ……えぇ、いまの俺の年収はその半分くらいですから……」

「……この話はなかったことに」

他の事務所から研修依頼を受けよう
そしたらいろいろなことがわかるから


P「いえいえ、……というかそんなにやばいんですか?」

「……あぁ、もう君の力を借りるしか」

P「俺はそんな大層な人間ではないですけど……ね」

「だが、見通しが甘かったみたいだ。すまない」

P「気にしないでください。それより、引き抜きには応じられませんが
  べつの方法でなら力になりましょうか?」

「いいのか!? だが、どうして……」

P「あなたの事務所にも輝くことを夢見たアイドルがいる。
  それ以外に理由がいりますか?」

「……君という男は」

―――

P「という事で子会社ができました」

小鳥「聞いてないんですけど……」

ちひろ「買収したって事ですか?」

P「はい、そして俺がその子会社の取締役も兼任することになりました」

小鳥「……へー」

ちひろ「……ドリンク、多めにだしときますねー」

ちひろさんが採用された本当の理由って、ドリンクを調合或いは仕入れられるからじゃ…

>>391
他プロダクションの新人研修の項目に
「3日間のマスプロへの出向」
って書いてあったりするんだな

残りの大半は黒井社長が管轄でもしてるんだろうか?


おかしいな合併プロダクションで色んなアイドルのお話を書くつもりが
過労死しそうにない超人Pの話になっている……

つかこれPはロケ先に行ったり泊まったりできないよね

関ちゃんくるみちゃん可憐ちゃん雪歩ちゃんの自信がない組のビフォーアフターが見てみたい

>>417
そこに混じるスイッチOFF杏奈


【プロデューサーもロコみたいに、ワークライフバランス、ちゃんと考えないとダメですよ?】

P「はい……」

みく「ロコちゃんの言うとおりだにゃあ、毎日16時間労働ってどうなってるにゃ!」

ロコ「このままではプロデューサーがオーバーワークでデストロイになってしまいます!」

P「そこまでは、一応自分の身体は自分が一番」

小鳥「そういってバリバリ働いてる人に限って……」 ボソッ

ちひろ「気がついたらベッドの中、目を覚ます事無く……」 ボソボソッ

みく「そんなの絶対ダメにゃあ!」

ロコ「プロデューサーがロストしてしまったらロコは一体誰にプロデュースしてもらえばいいんですか!」

P「お、おう……。わかっては居るんだが現実問題難しいというか。
  そ、それに晶葉の作ってくれた機械のおかげで睡眠自体は取れてるし……」

みく「睡眠だけの問題じゃないよ!」

ロコ「プロデューサーの肩……えっと、ストーンみたいにハードじゃないですか!」

P「わかったわかった、近々休みをどうにかとるよ。
  なんなら健康診断だって行って来るさ」

みく「本当? 嘘ついたらみく怒るからね」

ロコ「ちゃんとコンディションをパーフェクトにしてください!」

P「あぁ、心配かけてごめんな」

  (二人の頭を自然に撫でる)

みく「ふにゃあ……こ、この程度でみくは怒りを静めたりは……ふにゃ」

ロコ「プロデューサーの……えっと……う~ん、……撫でられるの気持ちいいです」


小鳥「休み現実問題どうです?」

ちひろ「夏が終わる頃にはなんとか……?

もう寝るよ!
五時間後に仕事で18時間労働して
その後3時間寝て18時間労働だよ!
ばーかばーか!

乙乙、いのちだいじに
>>1の一日は39時間?

>>422
普通に24時間だよ!
日を跨ぐんだよ!

大丈夫だ
一日14時間32連勤を経験した俺にこの程度どうという事は


いや、マジで身体を壊さないよう気を付けて下さいな

人の仕事管理するような仕事すると5人くらい書類書くだけで腕しんどくなるんだけど
200人を1日とか腕動くのか?

カミソリレターでPが怪我したりしたら部屋に恐いお兄さん達が大挙して押しかけてきそう

こずえと美希は一緒にお昼寝してそう

>>466
天気が良ければこひなたんもだな

つか昼寝してる人数だけでエラい事になりそうだ

最初のNの海老原さんは保母さんにしか見えなかった

ミリオンの最近の劇場はとんでもないことになってるらしいな

>>482
最初はボロテントだったのに今や横浜ベイクォーターだもんな

その内空飛んだり国作ったりするんじゃないか?

一時帰宅なう

>>178

【その後禁句指定されました】

P「あっ……しまったなぁ」

凛「どうしたのプロデューサー」

P「いや、腕時計がさ……」

 (ガラス面に皹が入った時計を見せる)

未来「うわぁ、思いっきり入っちゃってますね……転んだりしたんですか?」

P「ははは、春香じゃないんだからそれはないよ」

未来「春香さんが聞いたら怒りますよ?」

凛「でも、じゃあどうしてそんなことになったの?」

未来「そんなに皹が入るってよっぽどですよね?」

P「多分、この間大道具にぶつかった時かな……」

凛「大道具に?」

P「あぁ、スタジオセットの裏で配置とかを再確認してたら一部が倒れてきてな。
  咄嗟に左腕で受けたんだが……、気づかなかったな……」

小鳥(あ、これはやばい流れ……)←向かいで事務仕事中



P「はー……、こりゃもう駄目だし。新しい時計欲しいなぁ……」

未来「!」

凛「!」


亜美真美(!)

亜美「聞いた真美?」

真美「聞きましたとも亜美さんや」

亜美「どうする?」

真美「と、言うかどうなると思う?」

亜美「どうなるんだろう……。ま、わからないなら試せばいいよNE!」

真美「んふふ~。お主も割るよのう」

亜美「なにをおっしゃります~。アイドルのみんなは感謝の気持ちを形にしたい。
    プロデューサーは時計が欲しい。亜美たちは面白いものがみたい」

真美「WIN-WIN-WINだね!」

亜美「こうしちゃいられん! 行くぞ真美隊員!」

真美「ごー!」

お主も割る……?
なにを言ってるんだこの真美は


凛「ち、ちなみにプロデューサーはどんな時計が好みなの?」

未来「参考までに聞かせてください」

小鳥(なんの参考にするんだか……)

P「んあ? まー、あまりごてごてしてなければそこまで拘らないよ。
  ただ色んな人に会う仕事だからな、安物はつけないようにしてるよ」

小鳥(あー、またそういう事を……)

凛「ふぅん……、あ、私用事思い出したからちょっと外出てくるね」

未来「あ、私も!」

 (パタパタと少女が二人駆けていく音)

P「あいつら、事務所からでる時はボードを直せと言ってるのに……」

小鳥「……プロデューサーさん」

P「ん? なに?」

小鳥「時計にはしばらく困りませんね」

P「は……? ――っ! し、しまったやべぇ!」

小鳥「春香ちゃんの事言えないレベルのうっかりですよ……」

P「凹んだ勢いでつい口が……」

ちひろ「ただいま戻りましたー……って、なんですかこの空気」

小鳥「プロデューサーがうっかり腕時計が欲しいとアイドルに言ってしまったんですよ」

ちひろ「……あー」

―――

 その後ブルガリ・ロレックス・オメガ・プレゲ・パテックフィリップ
 フランクミュラーにウプロ・カルティエ・ルイモネと大変な事になったPの姿があったとかなかったとか

予測可能回避不可能

両腕にしよう

りっちゃんと涼ちんが一緒の事務所だと涼ちんがいつもこき使われそう(ばれ防止のために)

>>499
本田も両腕にしてるしサッカー選手は皆そうなのかな?(偏見)

顔・7桁のメガネ(アイドルからのプレゼント)

首・6桁のネクタイ(アイドルからのプレゼント)
胴・7桁のスーツ(アイドルからのプレゼント)
腕・8桁の時計(アイドルからのプレゼント)
腰・6桁のベルト(アイドルからのプレゼント)
足・7桁の靴(アイドルからのプレゼント)

似非ゴージャスの某姉妹も霞むレベル

>>501
秋月律子
趣味:ボランティア(をさせる)


【OFF時】

杏奈「んと……」

杏「……」

杏奈「あ、……そっか」

杏「……宿題ー?」

杏奈「えと……はい」

杏「随分悩んでるみたいだけど?」

杏奈「ちょっと、むずかしい……。あの、杏さん……」

杏「え……、あーまぁいいけど」

杏奈「ありがと、ございます」

杏「気にしないでいいよ」


【ON時】

杏奈「みんなー! 今日も元気にビビッとGO~!」

杏「ごー……」

杏奈「もー杏さん元気ないですよー? 折角可愛い衣装なんだから一緒に頑張りましょう!」

杏「杏しんどいからぱーす。進行は杏奈に任せたー」

杏奈「だ~め! ほら、マイクマイク! ……じゃあファンのみんないっくよー!」

杏「もー、仕方ないなぁ……」


 どっちの時でもそれなりに相性はいいようです

>>508
DASH島ならぬ765島か
ぷちますなら「行きつけの無人島」があるけども・・・

>>510
D@SH島か

村や島、地方へ行く企画だけじゃなくて

TOKIOが高翌齢化してできなくなったような企画(電車と競争、缶蹴りetc)もいけそうだし夢が膨らむな


【癒しの時間】

P「あ゛~」

 (首を捻って骨を鳴らす音)

ちひろ「うわっ、凄い音しましたね今」

小鳥「気持ちはわかりますが、人がやってるのは怖いですね」

P「毎日十時間以上同じ姿勢でモニターに向かってればこうなりますよ……」

藍子「はいプロデューサーお茶どうぞ」

P「おっとありがとう……。すまないなアイドルにこんなこと」

藍子「いえ、好きでやってることですから。少しでも役に立てれば幸いです」

雪歩「はい小鳥さんとちひろさんも、お茶とあっついおしぼりです」

小鳥「ありがと~、嬉しいわ」

ちひろ「おしぼり気持ちいいわぁ……」

菜帆「お茶請けに美味しい和菓子もありますよ~」

P「おっ、これは周子の家の奴か? あ~、甘い物が染みるな~」

美也「お忙しいのもわかりますが~、根を詰めすぎないように~ですよ~。
    アイドルも事務員さんもプロデューサーさんも~、身体が一番ですよ~」

小鳥「ふふっ、そうねみんなありがとう」

ちひろ「うぅ、アイドルに思われて私幸せです」

藍子「大げさですよ……」

雪歩「私達の方こそいつもありがとうございます」

P「……みんな」

>>459

【えげつない】

P「っ!?」

小鳥「ど、どうしましたプロデューサーさん」

P「手、切ったみたいです。どうやら極薄のカミソリが入ってたみたいで……」

ちひろ「カミソリ!?」

P「えぇ、でもアイドル宛のじゃなくて俺宛のでよかった。
  アイドルに怪我させたら一大事だから……」

小鳥「なに言ってるんですか! 十分一大事ですよ!」

ちひろ「きゅ、救急箱取ってきます!」


巴「……」


―――

巴「っちゅーことがこないだあったようじゃ」

マキノ「えぇこちらでも情報を掴んですでに動いてるわ」

伊織「こっちの調査の結果だけど、当然住所はダミーだったわ」

マキノ「カミソリに指紋は残っていたけど指紋だけで特定は正直難しい」

 タッタッタ

茜「みんなー! 茜ちゃんが大発見しちゃいました!」

巴「大発見?」

茜「もしかしてーと思って他のみんなのファンレターを総洗いしてみたんだけど、
  そいつ普通のファンレターも送ってるみたい! 筆跡的にも間違いないよ!」

伊織「本当!?」

茜「うん! それでそのファンレターにかかれてた住所がこれなんだけど……」

巴「よし、ここからはうちにまかせぇ……舐めた真似しくさりよって……」

―――

男「ふひひ……千枝ちゃんかわゆす、こずえたんまじ天使……」

 ドンドンドンッ

男「うおっ!? な、なんだよこんな時間n――」

 バキッ ドタドタドタ

男「う、うわぁ、なんだお前ら! ふ、ふほうしんにゅ――」

―――その後

男「プロデューサーさんかっけぇ! プロデューサーさん世界一!」

茜ちゃんマジ有能

秋月涼が男だと知ってる人は何人ぐらいいるんだろう?
泉、マキノ、晶葉は社外秘資料室関連で知ってそうだし、しきにゃんも匂いでわかってそう

>>528
大人組も察してる人多そう

少なくとも礼子さん志乃さん辺りは絶対に気付いてる

んでもってイタズラ(意味深)して遊んでそう


【大人組と年少組】

 女子寮一階。適度に空調の効いたロビー。
普段オフの日のアイドルが溜まっているそこに年少組と大人組が集まっている。
本日は日曜日。隔週である勉強会の日である。

ありす「……すいませんこのみさん」

このみ「はいはーい。えぇっと――」

 年少組は市販のドリルや学校の宿題、
あるいは予習のために教科書とノートを開いて机に向かい。
それを大人組が少し離れたところで監督している。

晴「あ? なんでこうなんだよ……」

亜里沙「この問題文だとりんご一個の値段をxとして求めるから……」

ウサコ「1500-(X×8)=300と言う形になるウサ」

 アイドルだからと言って勉学を疎かにして言い訳ではない。
アイドル活動が勉強の邪魔になる様な事があってはいけない。
どちらのプロデューサーの言である。その自身の言葉に従って
最初はプロデューサー自身が教鞭を取っていたが、
仕事とアイドルの増加によって手が回らなくなったため現在こういった形が取られている。

環「む~、勉強は苦手だ~……」

あずさ「無理に一回で覚える必要はないのよ? ゆっくりやっていきましょう」

環「う~、はーい」

 休みの日にも勉強。というのは当然年齢的にも嫌がる娘が多い。
けれど大人数、それも身内だけでやるこの勉強会はいまはむしろ人気で
『学校の授業よりわかりやすい』と今では毎回全員がキチンと参加している。
しかも以前よりも成績があがったと親御さんからも大変喜ばれている。

P「……いっそ新事業にでも手を出します?」

小鳥「人が増えたらそれもいいですね」

ちひろ「増えたら。の話ですけどね」

P「じゃあ無理かー……」

仕事行ってきます

乙 お体には気をつけていや本当に

>>1の仕事が凄く気になるな
印刷でもやってるんだろうか

とりあえず乙

事務所周辺の
スーパー
コンビニ
ファミレス
ファストフード店
酒屋
居酒屋
ケーキ屋
美容室
ゲーム屋
本屋
楽器店
の競争率がヤバそうだな

個人的には古本屋になりたい


【茜の場合】

日野茜「おはようございまーす!」

野々村茜「おっ! 日野っちの方の茜ちゃん! おっはよう!」

日野茜「はいおはようございます! 野々村さんも元気いっぱいですね!」

野々村茜「もっちろん! 今日も本気の半分の二倍で頑張ろうね!」

日野茜「おー! 野々村さんも燃えてます! 私も燃えてきました……うー、ボンバー!」

野々村茜「ぼんばー! あはははっ」


 とても仲良しのようです


【奈緒の場合】

横山奈緒「はぁ~、しんど。最近レッスンキツ過ぎやとおもわへん?」

神谷奈緒「……」

横山「あり~? かみやん?」

神谷「あっ、え、なに?」

横山「も~、話ちゃんと聞いて~な。私一人でしゃべくってアホみたいやん」

神谷「ごめんごめん」

横山「で、なんでぼうっとしてたん?」

神谷「いやさ。方言って可愛いなぁって思ってさ」

横山「はいっ? ま、真面目な顔でなに言うてんねん! も~かみやんはずいわ~」

神谷「ホントにホントに。あたしは千葉なんだけどさ、
    東京よりで方言ってほとんどなかったから」

横山「あ~、かみやんって綺麗な標準語やもんね」

神谷「そうか? ……でもやっぱりこっちの方からすると方言って
    それだけで可愛くみえるからさ。アニメでも方言キャラって一人は居るし。
    アイドルやるにも使いようによっちゃ武器だよな~って」

横山「そんなことないって~やめてぇな。ほんまに照れるって……。
    それに方言なくてもかみやんはかわええやん。
    私からしたらそっちの方がうらやましいわ~。ねぇ、はにかみ乙女」

神谷「や、やめろ! その呼び方やめろ!」

横山「なんでぇ? めっちゃにおとるやん」

神谷「恥ずかしいから! あたし可愛くなんて……」

横山「うわぁ、その反応がまた可愛いわ~。ずっこいなぁ自分」

神谷「あーあーきこえなーい!」



 お互いに弄りあって照れあうようです


【涼の場合】

松永涼「おっ、あそこに居るのは……おー――」

秋月涼「うぅ、僕は一体いつになったら……」

松永「い……僕?」

秋月「うわぁっ! 松永さん! い、いつからそこに」

松永「いや、たったいま声かけ様と思ったとこだけど」

秋月「そ、そうですか……」

松永「……別にアタシはいいと思うけどね」

秋月「え?」

松永「幸子だって僕って言ってるし晴なんか俺だからね
    まぁあんたみたいな子がって少しは驚いたけど、隠す必要もないんじゃない?」

秋月「そう、なのかな……」

松永「ギャップって言うのかな、アタシは可愛いと思うよ」

秋月「か、可愛いですか……」

松永「? なんかアタシ変な事言った? って、そもそも先輩相手に悪かったね」

秋月「い、いえ! 参考になりました! ありがとうございます。
    じゃ、じゃあ私……ううん、僕はこれで」

松永「うん、また」


松永「……可愛いなぁあの子」


 一方的に気に入られたようです

野々村茜…?

>>609

野々原だった……死のう


【鞭と飴】

P「……えっと、野菜生活のCMは……悠貴にやらせるか……」

P「あとは芳乃……神田明神でイベント……」

愛「うわぁん! プロデューサーさん!!!」

P「うおっ!? な、なんだどうしたおちつけ愛! 一体何があった!?」

愛「愛海さんが……うぅ……」

P「うん、全部わかった」

―――

P「……あいつも懲りないというかなんというか、一度しっかりと話をするべきだな。
  周りに悪影響ばかり与えるようならこっちとしても……ん?」


伊織「あんたね、ちょっと自重できないの?
    年下でも愛はあんたよりずっと先輩なのよ?」

愛海「……はい」

莉緒「あんまり言いたくないけど、プロデューサー君にも迷惑がかかる訳だし」

愛海「すいません……」

あい「例えそれが君のキャラクターだとしても、限度があるだろう?」

愛海「ごめんなさい……」

伊織「調子乗りすぎてると、庇い切れなくなるわよ」

愛海「……」


P「うわぁ……」


―――

愛海「……ぐす」

P「お、おい愛海」

愛海「ぷ、ぷろでゅーさー……。ご、ごめんなざ~い」

P「わ、わかったわかった。大丈夫だから、怒ってないから」

 (泣きじゃくる愛海の頭を撫でる)

愛海「わ、私みんなに嫌われちゃったよぉ」

P「嫌われてなんかない。みんな、お前が嫌われないように怒ってくれてるんだ。
  心配いらないって……」

愛海「ぐすぐす……」

P「よしよし……。ただ、な、言われる理由もわかるだろう? 少しだけでいいから考えてくれ」

愛海「うん……もうやんない」

P「やめる必要はないよ、それがお前だからお前を否定はしないよ」

愛海「ありがとうプロデューサー……」


―――

 談話室その3

あい「……ふむ、うまくいったようだね」

莉緒「そうね。……私達の方が嫌われなければいいけど」

伊織「大丈夫でしょ、その辺も込みであいつは上手いもの」

あい「流石、付き合いが長いだけあるね。センパイ」

伊織「ふふっ、なによそれ」

莉緒「あーでも嫌な役割よね」

あい「仕方ないさ。この事務所がこれだけの大所帯なのに上手く回っているのは
   ひとえに彼の人望、信頼故だ。彼を信頼してるから彼の指示をみな疑わず従うし、
   彼の負担を減らそうと皆自発的に行動をする」

莉緒「わかってるわよ。鞭の役割は他の年長者は先輩がって事でしょ」

P「よっ、お前ら」

伊織「あら? こんな所に珍しいわねどうしたのよ」

P「あぁ。……みんなには嫌な役割をやってもらったみたいだからさ」

あい「……なんのことだい?」

莉緒「私達はここでおしゃべりしてただけよ? ねぇセンパイ」

伊織「あのねぇ……。ま、そういう事よ」

P「そっか……。じゃあ俺も混ぜてくれよ」

あい「仕事はいいのかい?」

P「なにいってんだ。年少組だけじゃなくてお前らだって俺のアイドルだぞ?
  コミュニケーションとってなにが悪い」

莉緒「ふ~ん。じゃあプロデューサーくん! 思いっきり付き合ってもらうわよ!」

P「あの、あまり長時間は勘弁してくれな。明日の俺が死ぬから」

伊織「わかってるわよ」


 年少組のコントロールには色々な人のフォローがあるようです
 そしてその色々な人にフォローするのもPの仕事です


―――

「お前ら準備はいいか?」

 武道館オールスターライブまであと数日。
今日はユニット組の最終調整日だ。完成した煌びやかな衣装に身を包み、
本番同様に歌い踊る。数日後にはファンで埋め尽くされる武道館も
いまはまだスタッフと俺達しかいない。

「まずは乙女ストーム! お前達はユニット組だけじゃないソロも含めた一発目だ。
 このライブの盛り上がりは最初のお前らにかかってる」
「はいっ! 私、精一杯頑張ります! よ~し! 元気1000万倍~!」

 リーダーである未来に従うように五人の声があがる。
最初はそのリーダーとしての資質を疑問視されたりしたものの、
いまは立派にやれている。……他のメンバーのフォローありきではあるが。

「次! TPジェネレーション! お前達はソロの後、折り返し地点だ。
 もう駆け出しじゃない。成長した姿を見せてくれ」
「任せてよ。――絶対に期待に答えるから」

 凛、未央、卯月、加蓮、奈緒の五人ユニット。
デビューまもなくユニットを組んだウチの中堅組だ。
最初のライブでの緊張は見る影もなく余裕ありげに仲間同士手を叩きあっている。

「次にDearlyStars! 大トリに繋ぐ大事な所。
 お前達なら問題なくこなせる筈だ、後輩達に格好いいとこみせてやれ」
「任せてください!! 涼さんと絵理さんと三人でしっかり先輩達に繋ぎます!」
「あぁ頼むぞ」

 この辺はもうなにも問題ない。
この規模のライブも手馴れたものだ。
……そして。

「最後にAngel's。後輩達が目指すアイドルの頂点、その実力を見せてやれ」
「はいっ! 素敵なライブにしましょうねプロデューサーさん!」

 創設期から苦楽を共にしてきた13人。
既にトップアイドルと言っても誰も否定しないだろう彼女達。

「よし、お前ら行ってこ――げほっ、こほっ」

 勢いよすぎてむせてしまった。
なんとまぁ情けのないことかと思っていると、案の定アイドル達に笑われた。

「まったくなにやってんのよ」
「プロデューサーらしい?」
「では改めてビビッ! と行きましょう!」

 まだむせている俺を置いて、勝手に進めて行ってしまった。
う~む、成長したのは素晴らしいが少し寂しいな。

「プロデューサーさんって本当にいいところでかましますよね」
「うっさいなぁ……げほっ、ごほっ」

 後ろからやってきたピヨに返事をして、また咳き込む。
咄嗟に手で抑えて――。

「っ」
「どうしました?」
「い、いやぁ手について……。ちょっと手洗ってきます」
「もう汚いですね。早く戻ってきてくださいね、
プロデューサーさんが見てなきゃ意味ないんですから」
「今更俺から言う事なんてありませんよあいつらに」

 軽く笑って、トイレに向かう。
左掌のヌルついた感触に鳥肌を立てながら。


―――

「なんだよこれ……」

 暗い舞台袖から、明るいトイレの洗面台。
場所が変わった事で掌についたものの正体が一層はっきりする。

 それは赤黒い、鼻血が止まりかけた時に奥からでてくるような、
半固形の血の塊。ドロッとしたそれが俺の左手にべったりと付着していた。

「げほっ、ごほっ……」

 困惑する間もなく、再び咳き込む。
嘔吐とはまた違う胃からなにかが競りあがってくる感覚。
唾液と胃液が口一杯に広がり、捻ったままの蛇口から流れる水に垂れる。
そして一際大きく咳き込んだときに、また赤黒いなにかが口から吐き出された。

 水を口に含み、うがいをして吐き出せば赤く染まっている。
その後水を飲み込んでみれば冷たい感覚が食道を通り胃に入ると同時に僅かな違和感。

「……はぁ……はぁ。こりゃ……胃でもやられたか?」

 いいながら鏡を見る。口元にも血の塊がついていて、
少し疲れた表情と合わさって小梅好みになっていた。

「おいおい……」

 こんな顔で戻れはしないと水を掬い顔を洗おうとして……。

「……っち。またか……」

 両腕の肘から先に痺れていることに気がつく。
正座の時のような、肘の内側の小骨を小突かれたような、痺れ。
だんだんと頻度が増えている気がする。

「まずいなこりゃ……」

 末端部の痺れは危険信号。そんなのは重々承知だ。
だが……。

「よし、収まった……」

 動くようになった両腕で改めて顔をあらい。
トイレからでる。

「遅かったじゃないですか……って、その血は!?」

 舞台袖に戻るとそういわれた。
よく見てみれば服にも血がついていたようだ。

「はは、興奮しすぎて鼻血だしました」
「なにやってるんですか……」

 まだ、俺はやることが残ってる。
それも山のように。


「みんな輝いてますねー」

 誤魔化せたのかどうか、再びステージの方を向く彼女の横に並ぶ。

「そりゃ、自慢のアイドルだからな」

 言うと同時に大きな瞳がこちらを向いた。
いまでこそ諦めているが、以前は幾度となくアイドルにならないかと
誘った彼女が至近距離で見つめてくるのは。……少し困る。

「ふふっ、みんなに直接言ってあげないんですか?」
「照れる」

 悪戯っ子の様な笑みに、少々つっけんどんに
返してしまうのは仕方がないことだろう。

「事務所で留守番なんてちひろさんも可哀想に」
「ま、本番は見れるだろうし。空にするわけにはいかないから、仕方ない」
「そうですねぇ……」

 曲が終わり、ユニットが入れ替わり次の曲が始まる。
どの曲も、ソラで歌える程聞いた。一つ一つに思い出がある。
でも、みんなもっと輝ける。まだまだ終点には遠い。
これからももっと思い出を重ねていける。

 ここに居るアイドルだけじゃない。
事務所に居る全てのアイドルをもっともっと輝かしたい。
それが俺の夢で、目的で、全てだから。


【社長?】

――最初期メンバー

律子「本当どこでなにをやってるんでしょうねあの人は」

真「もう二年以上みてないですもんね」

春香「そうだね~……。昔は音無さんと三人、いつも事務所に居たのに」

伊織「懐かしいわね……」

――876メンバー

愛「社長さんって、ほとんどあったことないんですよねー」

絵理「うん……、私もちょっとしか」

涼「辞めたって、訳じゃないんだよね?」

――中期メンバー

桃子「あー、そういえば社長ってお兄ちゃんじゃないんだっけ」

泰葉「私、一度もあったことないです」

桃子「べつにいいんじゃない? お兄ちゃん居れば」

――後期メンバー

卯月「社長? プロデューサーさんじゃないんですか?」

エミリー「私、ずっと仕掛け人様が社長だとばかり……」


【大人三人】

小鳥「今日飲みに行きませんか?」

P「えー、これ終わらせておきたいだけど」

ちひろ「たまにはいいんじゃないですか?
     明日の私達に任せちゃって」

P「それ死亡フラグ」

小鳥「でも今日の分は最低限終わってるじゃないですか。
    もう直ぐ20時ですし、ね。二時間くらいなら」

P「ん~、わかった。明日に響かない程度に」

ちひろ「いやぁ、ひっさしぶりですねぇ」

P「7,8月と12,1月はイベントクソ多いですからね。
  フェスにキャンペーンに改編にライブに」

小鳥「夏はグラビアの時期ですし、長期休暇ありますし」

ちひろ「はいはいお仕事の話はやめましょう」

P「ん~」

―――



 居酒屋

P「では、乾杯」

小鳥「かんぱーい!」

ちひろ「はい乾杯」

小鳥「久しぶりね、ここ来るの」

ちひろ「最後に来たのっていつだっけ?」

P「ちっひが暴走したとき」

小鳥「あー、脱いだ時」

ちひろ「あれは忘れてっていったでしょ!」

P「いいたかないけど、下着上下揃えようぜ」

ちひろ「もーP君!」

小鳥「今日は脱いじゃだめよ?」

ちひろ「ピヨちゃんまで……、というかババシャツ着てる
     ピヨちゃんに言われたくない」

小鳥「ちょっとちっひ!」

P「もう二人ともダメだな~」

小鳥「そういうP君はどうなの?」

P「……俺ブラジャーとかしたことないんでー」

ちひろ「いやいや、そうじゃなくて……馬鹿?」

小鳥「女性関連とかー、アイドルにも好かれてるしファンもいるしどうなの?」

P「俺、アイドル全てをトップアイドルにしたら結婚するんだー」

ちひろ「いないのねー」

小鳥「ま、わかってたけど」

P「つーかこの仕事で恋人とか100パー無理」

ちひろ「ですよねー」 

小鳥「結局三人とも仕事が恋人か」

ちひろ「ある意味アイドルが恋人とも言えるけどね」

P「語弊があるにも程がある……」



―――

小鳥「あははー! よし、この後P君ち行こう!」

ちひろ「よしきた!」

P「なぜそうなる。というかお前ら飲みすぎー」

小鳥「うっさいなー、もー、仕事なんてないさー」

ちひろ「仕事なんて嘘さー」

P「まぁちょっとどころじゃなく仕事が怖い」

ちひろ「じゃあ私の仕事をどうぞ」

小鳥「私のも」

P「おー、そっち行ったか……。ほら、もう帰るぞ」

小鳥「P君ち?」

P「おう、もうそれでいいよ」

ちひろ「わー……い」

P「もう船漕いでるよちっひ」

小鳥「一番弱いからねぇ」

P「すいませーん」

―――


翌日

P「おはよーっす」

横山奈緒「おはよー」

凛「おはよう、珍しいね私達より遅いなんて」

P「ん、事務員二人が案の定だったから」

奈緒「……は? どゆこと?」

小鳥「あたまいたーい」

ちひろ「しんどーい」

凛「……杏じゃん」

奈緒「あちゃ、二人ともアカン事になってるやん」

P「あぁ、昨日飲み行ってさ。家まで押しかけてきた」

凛「はぁ!?」

小鳥「いたた……、凛ちゃん響く響く」

P「仕事にも響いてるよ。溜まってるんだから張り切って行こう」

ちひろ「書類燃やしたい……」

凛「いやいや、それって……え?」

P「どうした?」

凛「酔った勢いで家にって……」

奈緒「送り狼……はちゃうか、送られ?」

P「あぁ、そういう……。安心しろ、俺達はまずそういう事にはならないから」

凛「なんで?」

P「俺等は……あー、二人に一つ聞きたいんだけど」

ちひろ「なんです?」

P「俺達の関係って一言で表すとなに?」

小鳥「……えー、そりゃ勿論」

ちひろ「ねぇ?」

P「じゃあせぇので行こうか」

『せーの。……戦友』

P「な?」

奈緒「えーっと、ようわからんけど」

凛「なんとなくわかった」

P「じゃあそういうことで、仕事始めるから。……ほら、二人ともさっさとやるぞ」

小鳥「はーい」

ちひろ「りょうかーい」


 見えない何かでつながってるようです


―――

 最近、足音が二つ聞こえる気がする。
振り返っても誰も居ないし、何もない。
けれど自分の革靴で廊下を歩く音とは別に、
ひたひたと忍ぶような足音が確かに俺の耳には届いていた。

 小梅や、クラリス・芳乃。あるいは歌鈴やこずえ辺りに聞けば
正体がわかるかも知れないなぁと考えて。
その時点で自分でも答えがわかってるじゃないかと苦笑する。

 多分その見えない足音の主は魔法使いのようなローブを着ている。
身の丈を超える大きな鎌を持っていて、その時が来るのを待っている。
そんな気がする。

「……今日で何日目だったかな」

 武道館ライブを明後日に控えたこの日、
夏真っ盛りの事務室は仕事量が過去最大クラスに上り
連日徹夜を繰り返す俺と事務員二人の棺桶となりかけていた。

「さぁ……、三日超えてから数えてない……」
「小鳥さん、口調が……あー、目が目が」

 二人とも、いや見えないけど恐らく自分も、
目も顔も疲れてるし髪はボサボサ服もだるだるだ。
この時期だけは例外的にホワイトボードの札も挨拶もスルー可にしてる。
可と言ってはいるが、事実上の立ち入り禁止なので、強制スルーだ。
スケジュールに関してはメールや電話でこなし、送迎などに関しては大人組に任せきりになる。
申し訳ないとは思うが、気を使う余裕など当に使い切った。

「俺、目玉がモニター焼けしそうですよ」
「もうしてますよ。ほら色白いんですから赤くなっちゃって」
「ちっひ、それ日焼けじゃなくて充血」

 机の周りにはインスタントな食品のゴミとか、
缶コーヒーや栄養ドリンクの空き瓶などが転がり、酷い有様である。
俺達自身も含めて10代以下には決して見せられない。

「くっそ……、ドリンクくれー。ミックスオレ作るー」
「また? 飲みすぎ……」
「そうですよ。身体によくないですよ……。アレはリミッター解除して
 強制的に身体を動かすモノですから……」
「知ってる。でも必要だろ」

 身をもって、痛いほど知っている。
……そういや二人も俺の事を言えない程鯨飲してるから、
もしかした同様の症状がでてるのかもしれない。
流石に混ぜてまとめて飲むのは俺だけだけど。

「んー……、でもいくらドライバー交代してガソリン入れても、
 マシンが壊れてたら走れないですよ」
「まだ壊れてないから大丈夫」
「壊れる前にと、言ってるのー」

 頭がぼぅっとしているからか、全員口調がずるっずるになっている。
重ね重ねアイドルには見られたくない。


「じゃあいいだしっぺのピヨが行って来なさい」
「ダメ、一番働いてるP君が……」
「嫌だ。仮眠室行ったら最後俺が自分で起きて来るまで起こさないつもりだろ」
「そんな訳……ないじゃないですかぁ」

 やいのやいのと、言い合う。
その理由が休みの押し付け合いというのがよくわからない。
普通は取り合うものではないのかと思い、また苦笑。

「じゃあわかった! 私が休んで一時間できっちり戻ってきますから
 そしたら二人もちゃんと休みますね!」

 俺たち三人の中では一応後輩にあたるちっひがバンと机を叩いてそういった。
その衝撃で書類がはらはらと床に落ちる。

「あーあー、もうなにやってんだ……」

 そう言って、床に落ちた書類を拾おうと椅子から立ち上がって。
――倒れた。なんの誇張もなしに、顎を打たれたボクサーの様に。

「……なにやってるんですか……」

 その俺を起き上がらせようとちっひが立ち上がって、
同じく倒れて、その後小鳥さんが同じ事をして。
結果三人床に倒れ付した。

「あー」

 三人揃って、うめき声をあげる。
冷たい床が火照った身体に気持ちいい。

「やばっ……このまま寝そう」

 それを呟いたのが誰だったのか、わからない。
自分なのか違うのかすら、わからない。
少しずつ暗転していく世界を見つめながら、
ぼーっとした頭で、仕事しなくちゃと思っていた。気がする。


―――

 次に目が覚めたのは白い部屋だった。
白いカーテンに白い壁と天井、白いシーツに消毒薬の匂い。
ぼやけた頭でもここがどこかは直ぐにわかった。

「病院……、か?」

 右に左に視線をやる。
液体の入った透明の袋がぶら下がった金属の棒。
――あぁ、点滴されてるのか。

「やべぇっ、いま何時だ!?」

 少しずつ明瞭になっていく思考で一番に考えたのはそれだった。
つくづく仕事人間だ。自分の腕を見るもののアイドルから貰った腕時計は無く。

「起きましたか……、他の二人はもう起きてますよ」

 上半身を起こした状態で時計を探していると、
カーテンを開けて人が入ってきた。

「……双海さん?」
「どうも、娘がお世話になっています」

 目を向けた先に居たのは、――亜美真美のお父さんだった。

「他の二人ってのは……」
「音無さんと千川さんと言う方です、
 貴方のアイドルが119番通報してこちらに搬送されたのですよ」

 そうかアイドルの誰かが……。
あの状態で他の二人ができたとも思えないし、妥当ではあるが。
よく気がついたものだ。いや、電話して出なかったから不審に思ったか?

「貴方達に話があります……」

 深刻そうな顔をする双海さん。
勿論言われる事はわかっているが、俺は黙って頷いた。

―――

あー、意識富んでた
寝ます

とりあえず鉄板とも言える春香卯月辺りの普通な娘たちの絡みを見てみたいです

マスプロ美食倶楽部(貴音かな子横山奈緒他)佐竹厨房訪問の巻

生っすか!のらあめん探訪として番組で訪れてもいいかも

ネタなぁ……
・上条による全方面メガネテロ
・ユリユリが購入してきたP総受けBL本を見てしまった他のアイドルたちと事務員二名
・やよい・美奈子・フェイフェイにおかずにされそうになる輝子のマイフレンズ

とりあえず思いついたのを挙げるスタイル

あっちの世界の人(?)らも「こいつ働きすぎだわ……死なせてあげないと(使命感)」みたいな状態なんじゃね?
天国でも良いところに住めそうだわ
でもまぁあの世に行っても結局同じような状況になってそうだが
天界をアイドルで牛耳る……熱い展開やん

>>682
???「そなたはまだ死ぬべきではないのでしてー」

みたいな感じで現世に戻される可能性も無きにしも非ず

他の人も言ってるけどこのプロダクションならオカルト要素に事欠かないから

まだ何とかなるんじゃあないかと楽観視してしまう自分もいる

アイドル達からの手料理で事足りるというのもあるだろうし

レストラン行きたいなって言ったらレストランをプレゼントされるだろうし

ただいまなんだよ
お腹すいたんだよ
ねむいんだよ

2時に起きて出社
11時半まで事務仕事
そこからいままで外回りってどんななんですかねぇ……

こんなに仕事できねぇよ!!!

お願いですからPも>>1も死なないでください


>>658

「率直に言います。このままの生活を続けていれば過労死はもう目と鼻の先です」
「でしょうね」
「っ」

 淀みなく返す。それはもう真っ黒な曇天を見上げて
「明日は雨だ」と言った友人相手のようにゴクゴク普通に。
そんな俺に双海さんはやや鼻白んだような顔をする。

「わかってましたから」

 ポタポタと点滴が流れる。パックの中身はほとんど残っていない。

「なら、少しは……。――あなたは身体を休めるべきです。
 最低でも一週間は安静に――」
「それはできません」

 言い切る前に首を振ってNOと答える。
ここまでで一番はっきりと言い切った。
我ながら随分と力強い。

「今この瞬間だって、きっとアイドル達が事務室でてんやわんやしてます。
 さっさと帰らないと大変です」
「なら一日の仕事量を減らしてください、人を増やすなりして……。
 娘から事情は多少聞いてます、あなたの立場ならどうとでもできるでしょう」

 当然の言葉だ。当たり前。
人を増やして負担を減らし、より効率よく仕事をこなし、
こんなデスマーチ紛いの労働からおさらばしよう。
職場の知名度は十二分。人を雇う金だってしこたまある。


「なにを悩んでるんですか? 命には代えられないでしょう」

 黙りこむ俺に医者という立場から、正論をかけてくる。

「悩んでなんて、居ませんよ。もう、答えはでていますから」

 けれどそうではない。そうじゃないんだ。
最近わかった。ずっと俺は探すふりをしてただけなんだ。
これは――。

「私達の我侭なんです。……ね、P君」
「なんとびっくり、わたし達が倒れて既に五時間経ってます」

 双海さんの後ろから戦友二人の姿がひょっこりと現れる。

「なっ、二人とも絶対安静って……!」

 突然現れた二人に双海さんは目を大きく見開いて驚いていたが、
俺はむしろおかしくて、笑ってしまっていた。
本当、考える事は同じ。良くも悪くも。


「五時間か、こりゃさっさと事務所戻らないとな」
「タクシーはさっき電話したわよ」
「もう時期正面玄関につくと思います」

 目の前の、白衣を着た医師を無視して行われている会話。
治療して貰ったくせに恩知らずも甚だしかった。

「では、我々はこれで。色々ありがとうございました」

 せめてと頭を深々と下げる。

「なにを考えているんだ君達は!? 本当に、本当に死んでしまうぞ!」
「――だから、我侭なんですよ。いまの状況は」

 意味がわからないと口角泡を飛ばして声をあげる彼に。
理解はできないだろうとわかりながらも言葉を紡ぐ。

「デビューから見守ってきたあいつらを、トップアイドルに導く。
 それは俺の夢で、目的で、使命で、全てなんです。
 素晴らしい才能を持った彼女達を輝くステージでキラキラさせてやりたい、
 そして、それを誰よりも傍で見つめていたい」

 プロデューサーになって、すぐ。
まだ候補生だった十三人が見せてくれた――否。
魅せてくれた、俺一人のためのステージ。
拙くて、未熟で、声は裏返るし、ステップは間違える、
立ち位置はずれて隣のアイドルとぶつかったり、正直下手糞だった。
でも、あの瞬間の彼女達は世界で一番幸せそうに笑顔で、輝いていた。

「キラキラした彼女達を見てると私達までキラキラできる気がする」
「そりゃしんどい時もありますし、愚痴を零す事もあります。
 でも、わたし達は一度だって。『辞めたい』って思ったことはありません」


 しみじみと、二人は語る。
俺と同様、何年もうちに秘めていた気持ちをポロポロと。

「こんな贅沢他にないでしょう? だから俺は、俺達は、
 命『程度』で今を捨てるつもりも、ましてや誰かにこの場所を譲ってやるつもりもないんですよ」

 空っぽになった点滴を抜き、ベッドから降りて。

「それにみんなをトップに導くまでは死にませんよ絶対」

 では、と改めて頭を下げて呆然とする彼の横を通り過ぎた。

「待ってください。……せめて、ドリンクの使用は控えてください。
 食べたものが全部零れ落ちるような胃になる前に、……三人ともですよ?」

 いつの間にそんな所まで検査されたのだろうか。
というかやっぱり俺以外の二人も……と、顔を見れば目を逸らされた。
いやぁ、ホントつくづく。

「わかりました。双海さん」
「ありがとうございました」
「では、失礼します」

 言って、再び歩き始める俺達の背に。

「もう二度と、ここで貴方達と出会わないことを祈りますよ」

 ――ぼそりと、小さな言葉が飛んできた。

―――

「五時間か、やばいな」
「この間はほんの三十分であんな事になってましたからねぇ」
「というか、誰が気がついたんだろ?」

 正面玄関にでればちっひの言った通りに既に一台のタクシーが横付けされていて、
俺達はさっさとそれに乗り込んだ。しわくちゃのスーツを着た俺とピヨとちっひ。
マスターズプロダクションまで、特急で。と伝えてシートに凭れながら会話を飛ばす。

「さぁ、誰でも良いよ。誰であれ、ウチのアイドルに違いはない」
「ですね、帰ったらみんなにありがとうとごめんなさいしないと」
「そしてその後にはすっぽかされた書類ちゃんをあやさないとね」

 言って、けらけらと三人で笑った。
倒れたばかりの起き抜けだというのに、それはそれは楽しそうに。
当たり前のことだ。――俺達は仕事をするのがこんなに楽しい。

これは社畜なんてチャチな一言では片付けられない

もっとヤバイ何かだろ…

とりあえずシリアスパートほぼ書き終わったけど
こっち投下終えるとなんか全部終わった感でそうだから
台本いくよー


【食材であることに間違いはありません】

 6階 厨房

美奈子「最近……ではないですね。もうずっとプロデューサーさん達働きっぱなしなので」

やよい「わたし達が元気になるお料理を作りましょー!」

フェイフェイ「それでなに作るヨー?」

美奈子「今日はこれで行きたいと思います!」

 (舞茸、しめじ、えのき、椎茸、エリンギなどが入った籠を取り出す音)

やよい「わぁー、きのこが一杯です!」

フェイフェイ「立派なキノコダヨー、これ冷蔵庫に入ってたデスヨー?」

美奈子「えっと……、近くで収穫祭が……」

やよい「しゅうかくさいですか?」

美奈子「ままま! 気にしないでじゃんじゃん作りましょう!
     普段忙しくてゆっくり食事を取る間もないプロデューサーの為に!」

フェイフェイ「おー! ふぇいふぇいも料理頑張るヨー!」

やよい「あうー、でもわたしキノコ料理あんまり作ったことないかもですー」

美奈子「そこはプロフェッショナルをお呼びしています!」

フェイフェイ「プロフェッショナル? 誰デスヨー?」

輝子「……ども」

美奈子「あれあれ~? キノコの事なのになんか元気がなくないですか~?」

輝子「うぅ、マイフレンズ……、マイフレェェェンズ!!!」

やよい「えっ、このきのこってもしかして……」

美奈子「地下にあるキノコ部屋から収穫してきました!
     ほら輝子ちゃんも、折角なんだから美味しく料理してあげよ!」

輝子「うぅぅ……――ヒャッハァァー! 美味しく料理してやるぜ親友!」

美奈子「よーしその意気だ! プロデューサーさんをみんなで健康的に太らせよう!」

フェイフェイ「えっ」

周子「おなかすいたーん。あれ、なになに? みんなでお料理中?」

やよい「あ、はいっ! キノコを使った料理を作ろうかと……」

周子「へー、キノコ。だから輝子ちゃんがいるんだね~。
   みんなーこっちこっちー」

フェイフェイ「ん? みんなってどういう事ネー」

周子「いやぁ、お腹減ったからここくれば誰かなんか作ってるかなあっておもて」

 (呼びかけに応じてアイドル達が何人も集まってくる)

美奈子「おおぅ、こんなに一杯いたら材料足りないですね!」

輝子「え」

美奈子「輝子ちゃん! みんなのために、沢山キノコもってきてくださいね!」

輝子「オォォォノォォォ!!!」


 それから後日、地下に引きこもって原木をなきながら植え付ける輝子の姿があったとか

マジレスするとキノコのカロリーってめっちゃ低かったような……

>>732
エリンギ一本12カロリーだって!
沢山食べれるね!

>>733
これマジ?
素人がしったかぶりしてすみません!
お詫びに響がしったかぶりをしてみんなに弄られるというネタを提供します!

お、俺も知ったかぶりしてすみません

>>735
弄られ役といえば幸子に麗奈と枚挙に暇がないですな!

柚が暇なアイドルとバトミントンをしていたら人が集まって、気が付いたらまぁまぁな規模のバトミントン大会になってしまったところとか見たいです!


【ある日の日常その4】

 談話室その1

卯月「あ、春香先輩!」

春香「卯月ちゃん、どうしたの?」

卯月「次の仕事まで一時間位あいちゃって、よかったらお喋りでも」

春香「そう言う事あるよね。ちょっと待ってて、確かそこの戸棚にこの間買ったマドレーヌが」

 (戸棚を漁る音)

春香「あれ?」

卯月「どうしました?」

春香「ない……。一緒に買った抹茶のバームクーヘンもない……」

卯月「抹茶のバームクーヘンって……」


未来「おいしー!」


卯月「……あれですか?」

春香「あー! 未来ちゃん!」

未来「うわわっ。あっ、先輩に卯月さん! おはようございます!」

卯月「うん、おはよう」

春香「おはよう……じゃなくってそれ食べちゃったの!?」

未来「あ、ごめんなさい! 名前も書かれてなかったし、じゃあいいのかなぁって……」

春香「そっかぁ、楽しみにしてたのになぁ……」

未来「あうあう……、新しいの買ってきます!」

春香「いま、食べたかったなぁー。ねぇ卯月ちゃん」

卯月「えっ、私はその……あはは」

春香「えー本当は食べたくなかったのー?」

卯月「いえ、そういう訳じゃ……」

未来「えとえと……」

春香「……ぶふっ、くっ」

卯月「え? せ、先輩?」

未来「どうしたんですか!?」

春香「もー、冗談だって。いくらなんでもお菓子食べられたくらいで怒らないよー! それに」

  (戸棚の奥、料理の本の裏を漁る)

春香「じゃーん! ここに取って置きのフィナンシェが!」

卯月「おー!」

未来「あ、お茶入れてきます!」

春香「じゃあ三人で食べよっか」

卯月「はいっ」

 たまには春香も先輩風を吹かしたくなる日があるようで

あ、>>731>>677から
>>741>>669からのネタです

>>701

【ある日の事務室その?】

P「あー、たまには外食とかもしたいな」

小鳥「コンビニのお弁当とか出前ばっかりですもんね」

P「ピザに寿司に蕎麦にドンブリにラーメンに……。
  この辺りの出前やってるところは、ウチの番号登録してかけたら一発らしいですよ」


ちひろ「わたしお金持ちになったら、毎日外食だと思ってました」

P「現実は非常である」

小鳥「外食してる時間が勿体無いですからねぇ……」

ちひろ「お店まで行って、注文して料理が来て食べて帰る」

P「その時間で一体どれだけ書類が片付くかを考えたら外食とか……」

小鳥「100~200は硬いですね」

ちひろ「その代償を払ってまで外食する勇気などわたしにはありません」

小鳥「私もですよ」

P「以下同文」

桃華「……なるほど」


―――

翌日

P「ん……?」

小鳥「どうしました? なにかミスでもありました?」

ちひろ「あったとしたらわたしじゃないです」

小鳥「えーっと、どういう意味かなちっひ」

P「いや、なんか書類に混じってこんなものが……」

ちひろ「招待場?」

小鳥「凝ってますね……。場所は談話室その3って書いてありますよ」

P「日付は今日の夜20時……、ristorante Ti voglio tanto bene」

ちひろ「昨日の会話が聞かれてた……?」

小鳥「はぁ~、私達も存外抜けてますね……」

P「ま、アイドルなりの気持ちですから。素直に受け取りましょうよ」

小鳥「それはその通りですけど」

ちひろ「20時に仕事終わります?」

P「……終わる終わらないじゃない。終わらせるんだ」

小鳥「おぉ、勇ましい」

ちひろ「惚れてしまいそうですね」

P「はい、手を動かしましょう」

ネタ拾ってくださってありがとうございます

赤い娘達の絡みを見たら青…蒼い娘達や黄色い娘達の絡みを

見たくなってしまった自分は絶対に間違ってないはず

―――

P「うぉっ!? なんだこりゃ」

小鳥「ここ本当に談話室ですよね?」

ちひろ「昨日の今日でよくもまぁここまで」

 (様々な装飾を施され、扉の前には雰囲気のある看板が立つ)

P「これ、凄いですね」

小鳥「ここだけなら誰が見てもお洒落なイタリアンレストランですよ」

ちひろ「いくら普段来ないとはいえ、よく気づきませんでしたねわたし達」

P「聞かれてた事といい、仕事中は内向きに集中しすぎるからなぁ俺達」

小鳥「とりあえず中入りましょうか」

 (ゆっくりと扉をあける音)

芽衣子「いらっしゃいませ~!」
琴葉「いらっしゃいませ」
貴音「いらっしゃいませ」

 (ウェイトレス衣装に身を包んだアイドル達)

P「お前達……」

芽衣子「三名様ですねー、こちらの席へどうぞ!」

 (瞬く間に中央の席に座らせられる三人)

琴葉「こちらがメニューになります」

貴音「ご注文がお決まりになりましたらお呼びくださいませ」

 (これまた作りこまれたメニューを置き、礼をして去る)

P「徹底してるなぁ……」

ちひろ「すごい、内装までしっかりと」

小鳥「うわぁ本当にレストランになってますね」

志乃「ふふっ、素敵でしょう?」

礼子「こんばんわP君。お先に頂いているわ」

 (ワイングラス片手に微笑む二人)

P「志乃さんに礼子さん……、今日のこれは二人が?」

志乃「いいえ、私達は便乗しただけよ」

礼子「美味しいお酒を頂いてるわ」

P「じゃあ誰が……っつかこれ、戻せるのか……? 壁とか色塗っちゃってるだろ?」

桃華「大丈夫ですわPちゃま」

P「うわっ桃華!?」

小鳥「ってことはこれは」
ちひろ「なるほど櫻井の力ですか……」

P「それで、大丈夫ってのは?」

桃華「こちらを普段使うのは大人組の方達ですし、
   その大人組の方々もこちらで宴会する時に雰囲気があっていいとおっしゃってました」

 (筆頭である志乃と礼子がこちらに手を振る)

小鳥「いえ、ここ一応会社の部屋なんだけど……」

ちひろ「考えたら負けです。どうせ本当に怒る人なんていません」

P「そう言う事だ。事務室以外だったら好きに使えとも前に言ったしな」

 (言いながらメニューに目を通す)


小鳥「雰囲気も店名もそうでしたけどやっぱりイタリアンなんですね」

P「Apertivoはないのか?」

桃華「ご希望でしたらおだししますわ」

P「おっ、じゃあどうする?」

小鳥「私はシャンパン……んんっchampagneで」

ちひろ「えっ、……わたしもしゃんぱーにぇ」

P「可愛い」

小鳥「可愛い」

ちひろ「ちょっと多言語使えるからって……」

桃華「はい、ではすぐ用意させますわ」

 (手の平を二度叩く音)

芽衣子「お待たせいたしました」

P「うお、クリュッグだ」

ちひろ「有名なんですか?」

小鳥「有名もなにも、シャンパンの帝王と言われているものよ」

 (グラスに注がれていく音)

P「じゃあ乾杯」

小鳥「かんぱーい」

ちひろ「かんぱい」


P「ん~、っまい」

ちひろ「上品ですね」

小鳥「本当に」

P「ありがとう桃華、この間の話聞いてたんだろ?」

桃華「はい。……けれど、本当はレストランを近くに建てようと思っていたのですけれど」

貴音「わたくしがそれは辞めた方がいいと」

P「よくやった貴音」

桃華「とにかく、普段外食する暇もないとおっしゃっていたので
    感謝の気持ちを込めてこのようなことをさせていただきました」

琴葉「私達も、それを知ってなにか手伝えることはないかって」

芽衣子「ゆっくりしていってね!」

小鳥「ありがとうみんな」

ちひろ「本当に素敵なレストランに居るみたい」

P「またここが七階なのもいいな。窓の外が夜景なのが雰囲気をだしてる」


 それからゆっくりとした雰囲気でお食事を楽しみました。
 こんなにのんびりと食事を楽しんだのはどれ位ぶりだったのか


【ある日の日常その5】

瑞希「トランプで手品ですか……?」

響「うん! なんか自分達にもできそうなのってないかな」

李衣菜「ひとつお願いします!」

瑞希「そうですね……では、簡単なのをいくつか……」

 (ポケットからトランプを取り出し手馴れた動きでシャッフルする)

李衣菜「おぉ、格好良い」

響「流石瑞希さー」

瑞希「や、やめてください。まだなにもしてないですから……。
    えっと、では早速」

 (トランプを上から順に机の上に重ねていく)

瑞希「適当な所でストップって言ってください」

響「ん~じゃあ……」

李衣菜「ストップ!」

響「あっ、なんで李衣菜が言うんだー! 自分が言おうと思ったのに!」

瑞希「えっと……いいですか?」

響「あ、うんいいぞ!」

瑞希「ではいま分けたこちらを使います」

 (分けられた方の山札を上から順番に四つの山に分けていく)

響「ふんふん」

瑞希「はいできました……。では今から念を込めるので手を貸してください」

李衣菜「手? はい」

響「こうか?」

瑞希「はい、では失礼して」

 (二人の手を掴んで目を瞑り二秒ほどして離す)

瑞希「じゃあこの四つの山をめくっていきます。まず一枚目」

李衣菜「ハートのAですね」

瑞希「二つ目」

響「クローバーのAだぞ……、あれ?」

瑞希「三つ目」

李衣菜「ダイヤのAだ!」

響「うわ、なんでだ!?」

瑞希「ふふっ……じゃあこれが最後ですね」

響「うわぁー! スペードのAだ!」

李衣菜「えっ、どうしてそうなるんですか!?」

瑞希「最初のシャッフルのときにAを山札の一番上に集めておくんです。
    そして上から分けていけば一番下にいきますから、また上から四つに分けていけば」

響「あ、なるほど」

李衣菜「え、つまりどういうこと?」

瑞希「じゃあわかりやすくトランプを逆向きにしてやってみましょうか」


  それからこのメンバーでたまに手品の練習が行われてるようです

瑞希に瑞樹に水木に……?

コミカライズは知らないッス……

>>713

―――

「えっ!? うわっ、本当に来たっ!」

 タクシーの運転手に万札を渡し、釣りも受け取らず
ダッシュで事務所に入ると同時。
ロビーのソファに腰掛けていた美嘉が
まるで敵襲を受けたかのような反応で出迎えてくれた。

「おっす美嘉。事務所大丈夫か?」

 あわあわとテンパっている美嘉に声をかける。
もちろん大丈夫だとはちぃとも思っていない。

「あ、多分大丈夫。……だから三人ともさっさと――」
「え、本当に大丈夫なんですか?」

 語尾に重ねるようにちっひが言う。
それにピヨが「あれ? 今日実は全員オフだった……?」とか呟く。
俺自身もまさか普通に大丈夫と返ってくるとは思ってなかった。
三人が五時間居なかっただけなのにとは思わない、
自己評価はしっかりできてるつもりだ。

「うん、だから――」
「と、とりあえず事務室に行きましょう!」

 再び台詞をさえぎられる美嘉。
心配しての言葉が当の本人に邪魔されてわかりやすく不満そうだ。

「悪いな美嘉。つっても流石に信じられんし、確認だけ、な」

 いつの間にやら取り出していた黒い物。
おそらくトランシーバーの類を手にしていた美嘉は、
少しだけ逡巡して。

「もー! わかった。もしも来たら連絡してって言われてたけど、
 黙っとくからさっさと行けば!?」
「ありがとう」

 エレベーターに向か――おうと思ったら七階で止まっていたので、
そのまま通り過ぎ、階段で二階に向かう。
カンカンと足音が響く。

「え?」
「……嘘」
「まさか」

 そのままの勢いで事務室を開けるとそこに居たのは二人だけだった。
一人は晶葉、地下の研究室から持ってきたのであろう大きなPCを
事務所のパソコン全てとケーブルで繋ぎ、作業している。
そしてもう一人は……。

「社長……」

 それは実に一年半ぶりにみる、我が社の最高責任者の姿だった。

たまに来て仕事していく社長とかいいなあと思ってたら本当にそうなったパターン?
これはワクワクするわ

あー、書くペースが最初より随分遅くなっててすみません
本当に申し訳ありません、一気に進めますんで許して

>>775

 俺達が社長の姿を認め、動きをとめると同時。
社長も受話器を戻してこちらを向いた。

「……久しぶりだね諸君」

 懐かしい、と思ってしまう位聞いていなかった声だ。
俺をこの世界に引き込んだ張本人。
『君には才能がある。我が社で働いて見ないか?』
懐かしい、懐かしい記憶が蘇る。

「まさか、社長が一人で?」

 なんと言ったらいいかわからずに立ち尽くす俺をどかして、
ピヨが前にでて困惑したように問う。
室内に入り改めて見回すもののアイドルの姿は晶葉の他に居ない。

「いやいや、それこそまさかだよ。
 私は来客の対応や、電話対応の一部を受け持っただけさ。
 書類はほとんど手付かずで残っている、
 むしろ今日働いてくれたのは――」

 そこまで言って、いまだ作業中の晶葉に目を向ける。

「ん? あぁ、戻ってきていたのか。すまない気がつかなかった。
 ――しかし美嘉め、やはりこちらに連絡しなかったか……、
 まぁ予測はできていたが」

 振り向いて、困ったように笑いながら晶葉は眼鏡を直し立ち上がる。

「おかえり三人とも。本当はこのシステムを君達が倒れる前に完成させたかったんだが……」

 すまない。と頭を下げられた。

「完成させたかったって、……なにをだ?」
「うむ、三人とも自分のデスクに座ってPCを立ち上げて見てくれ」


 言われた通りに席に座り、使い慣れたパソコンに向かう。
立ち上げて、と言われたもののすでに電源は入っているのでモニターだけを点ける。
すると――。

「なんですか、この見慣れないアイコンは?」
「押して見てくれ」

 デスクトップの中心に一度も見たことのない拡張子exeのアイコンが一つ置いてあった。
それは他二人も同じだったようで俺達は言われた通りにそれをクリックして見る。

『おはようございますマスター。私、頑張りますね!』
「え、卯月ちゃん……?」
『マスター! 電話ですよ! 電話!』
「春香ちゃんそっくり」
『おはようございまーす!! これからよろしくお願いします!!』
「うるせぇ!」

 三者三様。それぞれのパソコンからアイドルの声が飛び出した。
それどころか、俺のモニターの上にはデフォルメされた愛がピコピコと動いている。

「これは一体なんだ……?」
「私が開発した電話応対、会計処理、データ整理などの事務仕事を手伝ってくれるAIプログラムだ。
 無限に近い電話上でのやりとりを円滑に行えるようにするために少々時間を食ってしまって、
 まだ不安定な所もあるが。君達が倒れてしまったと聞いて慌てて導入させた」
「まじか」

 それは出すべきところにだせば十億単位の金が悠々と動く発明だと思うが。

「というか、晶葉。どういうものかはわかったが何でアイドルの姿をしているんだ?」
「うむ、どうせなら親しみやすくという意味と、学習機能を持たせているからな、
 君達とも会話できる形態にしたかった」
「会話?」
「あぁ、君達が教えれば仕事もより覚えて効率的にこなせる様になる。
 そうすれば君達の仕事は実際に書類に判子を押したり
 感覚や経験が必要な物のみになるし、ずいぶんと楽になるはずだ」
「相変わらず凄いわね晶葉ちゃん」
「天才と言われるだけはありますね……」

 ふんと胸を張る晶葉からまたモニターに顔を戻す。

『うぅ……うるさいって言われた……やっぱり私、ダメなんだ』

 パソコン上の愛がへこんでいた。
なんだこれ。

「おい晶葉、なんかAIが凹んでるんだが……」
「君がさっきうるさいって言ったからだろうな」
「……え、それだけでか?」
「言ったろう? まだ不安定なんだ」

 あぁ、不安定ってそっちが?
俺は動作が不安定なのかと思っていたんだが、
まさかAIの情緒不安定と来るとは……。

「ごほん。いいかね」

 科学の力ってすげー。とかなんとか思っていると、
すっかり放置された社長が咳払いを一つ。


「っと、失礼しました」
「いやいいんだ。私もその発明には随分と驚いた」

 苦笑する社長。
よくみればその頬には赤いあとが残っていた。

「社長、その顔は……?」
「ん? あぁ、……まぁもてなしだな。
 ずいぶんと効いたよ。君達がアイドルにとても慕われているのが伝わってきた」
「……全員にやられなくてよかったですね」
「そうだな……ははは」

 乾いた笑いを一つ。
そしてやおら真面目な顔をして、頭を下げられた。
今日は頭を下げたり下げられたり忙しい日だ。

「君達には、本当にすまないことをしたと思っている。
 私はすべてを投げ出し、押し付け、逃げ出した屑だ、
 君達は長い間迷惑をかけた。その結果が今日のこれだ、
 アイドルにも言われたよ。今更なにをしに戻ってきた、とね」

 顔をあげぬまま、社長は続ける。

「いくら謝ったところで、済むとは思っていない。
 今更社長面するつもりなどもっとない。
 本当に申し訳ない……!」

 深い後悔と、自己嫌悪。
強い謝罪の意とか色々。

「顔を上げてください社長。私達は床にはいませんよ」

 ピヨ……小鳥が軽く声をかけ、
そこで社長がようやく顔をあげる。

「謝られても、ね?」
「そうだな。社長はバカンスに行ってただけだしな」
「仕事が多いのもプロデューサーさんがむやみやたらにスカウトしまくる所為ですもんね」
「……おう、大変申し訳ない」

 などと空気をリセットするべく軽く会話をこなして。
社長に向かって言葉を紡ぐ。

「なので社長」
「これからもよろしくおねがいします」
「おかえりなさい」

 そう言った。


「き、君達……」

 感極まった様子の社長。
そして晶葉は横で腕を組みながらなぜか満足気に頷いている。
が、良い話だけで終わらせるつもりもない。

「というわけで、これからバカンスしてた分きっちり働いてくださいね社長」
「とりあえず私達の書類の四分の一ずつわけますから」
「わからないことあったらわたし達に聞いてください、
 ビシバシ教えてあげますからね」
「とりあえずこれとこれと……」
「あと、この辺のイベント系はごっそり……」
「折角社長が戻ってきたので予算系はやっぱり社長に目を通してもらわないと……」
「そういや、この間文化放送の局長が」

 どさどさと社長の前に書類がうずたかく積まれていく。
見る見る内に顔色が悪くなっていくが、まぁ一時期の俺達程じゃないな。

「さぁ、社長仕事をしましょう」
「……お、お手柔らかに頼むよ」


―――そして

 リノリウムの床を歩く。
コツコツと靴と床がぶつかる音がする。
有体に言えば足音だ。

「よしよし、Angel'sの海外遠征は概ね成功だな……、
 DearlyStarsもそろそろSランクだし、海外の話も進めていいな」

 手元の資料を捲りながら歩く。
足音と自分の声だけが聞こえてくる。
――訂正、自分の足音と、自分の声だけが聞こえてくる。

 最近は、あのもう一つの足音が聞こえない。
あの日からだんだんと足音が遠ざかっていって、
やがて消えてなくなったのだ。

「ただいま戻りましたー」

 すれ違うアイドルと時折会話を交わしながら、事務室に戻る。

「ですから、どうして同じところを間違うんですか?」
「申し訳ない……」

 エアコンの効いた室内で、社長――否、元社長がピヨに怒られている。

「あ、また社長いじめてる」
「いじめてません!」
「ハハハ、またやってしまってね……。それと私はもう社長ではないよ」
「でしたね。……っと、ちっひ」
「はい?」
「DS組に海外遠征行かせようと思うんだけど、組んどいてくれる?」
「了解」
「あと、ピヨ」
「なにっ?」
「……ほどほどに」

 あの日から半年が経つ。
結局社長が戻ってきただけで人は増えていない。
律子やこのみを筆頭に一部のアイドル等
事務室勤務を望んだ者も居たが、俺が却下した。

 それでも晶葉開発のAIのおかげでずいぶん仕事は楽になったし、
こっち専門ではないが、アイドルも前以上に手伝ってくれるようになった。
少なくとも、月に二日は全休が取れる程には。

 と言ってもまだまだしんどいし、疲れる。
仕事が途切れる事無いし、書類が消えることもない。

 それでも、俺はもっと輝く皆を見る為に。
今日も過労死しない程度に必死に頑張っている。

__
    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                          /⌒ヽ   _,,-''"
                       _  ,( 芋  ) ,-''";  ;,
                         / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'

                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ


【エリア】

モブA「あ、悪い。今日新しいCDの発売日だからショップ寄って良い?」

モブB「ん? いいけど」

モブA「さんきゅー」

 いらっしゃいませー

モブA「えっと、あっちだ……」

モブB「え、なんだあれ?」

モブA「どうした?」

モブB「あの特設エリア……」

モブA「マスプロのだろ? 俺が用あるのもそこだけど」

モブB「TSUTAYAのアダルトコーナーより広い気がする」

モブA「マスプロだからな……コレとコレとコレと」 ひょいひょい

モブB「いや、お前幾つ買うんだよ」

モブA「新譜だけだよ? 今月は比較的少なくて助かったわ」 ひょいひょいひょい

モブB「少ないって……」

モブA「やべ、持ち切んない。ちょっと手伝って」

モブB「えー」


【黄色】

桃子「うわ、うわー! お兄ちゃん助け――」

きらり「つっかまえたー! にょわー! 桃子ちゃんきゃわうぃー!」

桃子「ぎゃっ!? た、たかっ! お、おろしてよ! 私の方が先輩なのに!」

きらり「にゅふふー、あとは亜美ちゃんと真美ちゃんだにぃ」

亜美「あわわ……、真美隊員! とうとう桃ちんがつかまってしまいました」

真美「我々も時間の問題だ……。ここは二手に分かれよう!」

亜美「了解! ……幸運を祈る」

きらり「あっ、みつけたー!」

真美「うわっ! に、にげろー!」

亜美「ダッシュー!」

きらり「にょわー! 逃がさないにぃー!」

桃子「担いだっ、ままっ、走ら、ないでよ!」

P「事務室でやんな!」

 事務室にプレイルームができる日も遠くない気がします

誤爆してて草
ちょっとくらい休んでどうぞ

>>813
言うな

とりあえず、勢いもなくなってきたし
この辺りで終わろうかな……1000行ってないけど……

あ、次はモバマスのガチ能力バトル物と
876に出向する765Pの話のどっちか書こうと思ってるんだけど
どっちがいいかな(両方とも地の分オンリー)

能力バトル物つえぇ!
じゃあ明日か明後日にでも立てるね(にっこり)

あと、もう少しだけ頑張る

>>677
二番目のネタ
P総受けBL本を見てしまったアイドルは?
このレスから↓三つ

まーじかー

能力バトル物……
つまりヒートライザ+チャージを覚えた押忍にゃんやメシアライザーを覚えた聖や(セリフが常時)テンタラフーな蘭子ちゃんやファイナルヌードを取得した十時やら回転説法を取得したよしのんやら「ふぁ……メギドラオン……」をしてくるこずえちゃんを期待してもいいのね


>>677

【生モノ本】

 談話室その2

時子「……」

絵理「?」

時子「クックックック……アーッハッハッハ!」

絵理「!」 びくっ

時子「傑作よ! 傑作だわ! なにこれ、あの豚……クハッ……」

絵理「あ、あの……」

時子「はぁーはぁー……、あら、居たの?」

絵理「えっと……はい。なにをそんなに……?」

時子「これよこれ、貴方も見る?」

 (実録! 有能プロデューサーの不潔な性!
   コレは淫棒だ! ハメられたP!を渡される)

絵理「うわぁ……」

まゆ「なんですかぁ、これは」

時子「あら、貴方もいたのね」

まゆ「廊下を歩いてたら高笑いが聞こえたので……、
    それにしても、なんでPさんが男の人に乱暴されている本がこんなところに……」

絵理「多分、大西さん?」

まゆ「いけませんねぇ、ここは年少組も使いますからぁ」

時子「クックック、私はむしろ褒めてやってもいいわ。
    これだけ愉快な気分になるのは久しぶりよ、
    見なさいこのページ、豚が惨めに泣いてる姿……ハァ、ゾクゾクするわ」

絵理「全ページカラー……気合はいりすぎ?」

  バタバタ

由里子「やばい! やばいじぇー! 買ったばっかの薄い本を置いて――」バンッ

 (叫びながら入ってきて、状況を察し停止する由里子)

絵理「うわ、うわぁ……、すご……」

由里子「あわわ、絵理ちゃんは見ちゃだめだじぇ!」

時子「あら、……貴方の本楽しませてもらったわよ」

由里子「あ、そ、そっすか……。じゃ、じゃあ返して貰っても……」

まゆ「の、前に。色々聞きたい事があるんですけど……いいですかぁ?」

由里子「……ごめんなさぁい!」

 その後、Pの預かりしらぬ所でこの本が流行ってしまい。
 Pの背筋がしばらく凍ることになりました。

>>831
まぁネタばれできる範囲で言うと
個性=能力の種類であり
職業などの後天的な物より性格などの深いモノであるほど強くなる

茜→触れる物を燃やす手、振るうと熱風の右腕に炎を放つ左腕

まゆ→縦横無尽のリボンを発生させる。板のように硬くもゴムのように伸縮自在にもできる

愛海→見えざる手 目には見えずこちらが触れようとしたもの以外は通過できる透明の手
     効果範囲は視界全て

仁奈→着ている着ぐるみによって性能変化

などなど
流石に全てのアイドルはでない。50人程が精々かと思います

>>42

【つて】

小鳥「はい、こちらマスターズプロダクション事務室。……はい?
    えぇ、Pならいますけれど。……はぁ、わかりました」

P「なんですか?」

小鳥「この間ドラマで夏樹ちゃんと拓海ちゃんの二人と競演した
    大物女優さんなんですけど、Pさんにお話しがあるって」

ちひろ「プロデューサーに直接?」

P「ん~? 了解、まわして」

小鳥「はい」

P「あ、お電話変わりましたPです……。は?
  あー、仕事ですか……。ん~、そっちはあまり本業ではないですが……、
  そういえばTBSの方で前に局Pが言ってたな……。
  えぇ、母親役なんですけど、はい。こっちですでに娘役と他にもだしてもらってるからと、
  断ったんですけど。はい、じゃあ口添えしておきます。はい」

 (電話を切る音)

小鳥「なんだったんですか?」

P「いや、仕事くれって」

ちひろ「はい? なんですかそれ」

P「そのまんまだよ。『あなたならなんとかできるでしょ』って」

小鳥「どんどん有名になってますねぇ」

ちひろ「しかもちゃんと答えちゃってますからね」

P「たまたまだよ……」

なんか書く↓三つ目のを

ば、バハッてる連中か……
了解(バハ感がでるかは不明)


【ある日の談話室】

蘭子「フハハハッ! おとなしく我の軍門に下れ聖騎士よ!」

杏奈「そうはいかない……。私は、この聖剣に、魔王を倒すと誓ったから」

 (剣と鎌がぶつかり合う音)

蘭子「ならば……、来たれ我が下僕! 大陸を覆う魔の胞子の使い手よ!」

輝子「ヒャッハー!」

杏奈「くっ……。で、でも杏奈……じゃなかった私は!」

亜美「変身!」

杏奈「この声は……!」

亜美「マジカルウェイクアップ! 魔法少女亜美! 助太刀に炊飯!」

輝子「す、推参……?」

亜美「そーそれそれ! いくよあん……じゃなくて聖騎士様!」

蘭子「ククク、猛るわ。我が魔法で我が力でその身を焼き焦がせ!」



P「おーいお前ら……」

杏奈「あ」

亜美「うわ」

蘭子「え」

輝子「ふひ?」

P「……おう、仲いいな。ただ衣装で遊ぶのはやめろ」

「はい」

 蘭子の遊びに付き合ってた筈がノリノリになってしまったようです



ってこうじゃねぇよな普通の会話でよかったのか?
すげぇしんどかった↓3つ目


【会話の方】

亜美「ねーねー」

杏奈「……なに?」

亜美「杏奈ってさー、あのファンタジーイベントで剣持ってたジャン?」

杏奈「んと、聖剣……です?」

亜美「そーそー、あれ重たくなかった? 亜美、あのハンマーめちゃ重くてさー」

杏奈「確か5kgってプロデューサーさんが……」

蘭子「煩わしい太陽ね!」

亜美「あ、おはよー」

杏奈「おはようございます……」

蘭子「時の狭間での移ろい、我も誘いたまえ」

亜美「えっと、ほらイベントでの服ってたま~に変なのあるじゃん?」

蘭子「儀式の呪われし衣?」

亜美「ダークラビットとか鋼鉄のシスターとか」

蘭子「現世に顕現せし幻想の……う~ん」

杏奈「蘭子さんも、なんかあった……よね?」

亜美「あー、鎌持った奴! なんかみんなで集まれば劇できそうだよね~」

蘭子「あ、やりたい……」

杏奈「衣装持ってこないと……」

亜美「じゃあ三階にゴー!」

 こんな感じで始まりました


【トレーナー終い】

 一日の業務終了後

ルキ「……はっ! ここは」

マス「起きたか? まったくアイドルより先にお前の体力をつけないといかんな」

ルキ「うぅ、だって毎日10時間もレッスンしてたら……」

マス「だがそれでもこなすのがプロだ」

トレ「まぁまぁ姉さん。ルキも頑張ってるんだし……」

マス「頑張ったからなどというのは甘えだ。
   アイドル達はプロとして本気で我々のレッスンに取り組んでいる。
   ならばこちらもプロとして常に全力でぶつからねばいけない」

ルキ「で、でも……」

ベテ「わかる。確かにいままで相手をしてきたアイドル事務所とは違う。
    かなりの大所帯だし、レッスン内容も濃い。が、だからこそだ」

トレ「姉さん足が震えてる」

ベテ「……こ、これは明日のレッスンを考えての武者震いだ」

ルキ「姉さん、今日はダンスの受け持ちだったよね。それもかなりダンサンブルな」

マス「こら、武者震いだと本人が言っているのであればそうなんだ」

トレ「マス姉さんは声が枯れてる」

ルキ「ボイスレッスン、今日も大変だったんだね」

マス「ち、違う! これは帰りにテンションが上がって海で叫んでいた所為だ!」

トレ「うん、わかった。はい、のど飴。ベテ姉さんは湿布ね」

マス「すまない」

ベテ「あ、ありがとう」

 トレーナー家ではのど飴と湿布の消費量がとんでもない事になってるようです

まぁなんか勘違いしてたみたいだけどいいや
ねるねるねるね

おっつおっつ

全休がとれるようになったPはちゃんと休めているのだろうか
アイドル達が押し掛けて疲れがとれるようにと癒し()しまくってるんじゃあ……

>>860

【オフ】

P「ん~……」かたかた

小鳥「プロデューサーさん」

P「はーぁ~いー?」

小鳥「明日オフですよね」

P「そうね、218日ぶりにね」

ちひろ「約七ヶ月ですか、長かったですね」

P「いや本当に」

小鳥「ゆっくり休んでくださいね」

P「そうさせてもらうよ……、ちょっと俺外でてくる」

ちひろ「いってらー」

小鳥「はい行ってらっしゃい」


―――


P「今日もあっさり営業終わったな……。
  ほとんど二つ返事だからなぁ、うちも有名になったもんだ……。
  時間も余ってるし、少し事務所の中をウロウロしてようかなっと」

凛「あ、プロデューサー」

P「お、凛。お疲れ」

凛「お疲れ。……聞いたよ、明日オフなんだって?」

P「ひっさびさにな」

凛「えっと、ゆっくり休んで。本当に、絶対に」

P「お、おう。わかったから離れろ、近い」

凛「ごめん。つい」

P「いや、べつにいいけど。一応立場とかな」

凛「そうだね、気をつける……じゃあ」

P「はいはい」


―――

のり子「あ、プロデューサー」

P「おっす。なにしてんだ?」

のり子「カンフー映画のランキング付け、いま終わったところ」

P「それ部屋でやればいいんじゃ……?」

のり子「いや、いつプロデューサーに会うかわかんなかったからさ。っと、はいこれ」

P「ん、なんだ?」

のり子「私ランキング一位の映画! 明日オフなんでしょ?
    よかったら家で見てみてよ、ストレス解消になるよ!」

P「その為にわざわざ? ありがとうなのり子」

のり子「えっへへー、明日はゆっくりしてね!」

P「わかってるよ」

のり子「じゃあ私レッスンあるから! ばいば~い!」


―――

千早「プロデューサーお疲れ様です」

P「お疲れさん千早、どうだったレコーディングは」

千早「問題ありません。いつも通りです」

P「そっか相変わらず頼もしいな」

千早「いえ、私がここまでこれたのもひとえにプロデューサーのおかげです」

P「そう言ってもらえると嬉しいよ」

千早「えぇと……。プ、プロデューサー!」

P「な、なんだ?」

千早「これを」

P「これは、CDか?」

千早「はい。最近よく聞いているヒーリングCDです。
    明日は休みと聞いたのでよかったら、ぐっすり眠れると思います」

P「ありがとう、じゃあ早速今夜聞いてみるよ」

千早「はい。……では、私はこれで」

P「ん、じゃあまたな」

―――

秋月涼「プロデューサー」

P「涼か……その服似合ってるな。可愛いぞ」

涼「本当ですか? えへへ、」

P「……最近お前、なんか目覚めてきてないか?」

涼「なっ! そ、そんなことないですよ!」

P「本当か? なんか昔よりずいぶん……」

涼「もうっ! そんなことはいいんです! ……はいこれ」

P「これは、香油か?」

涼「香油って……アロマオイルですっ、プロデューサーさんいくつですか?」

P「ははは……、で、どうして俺にこれを?」

涼「たまの休みですからゆっくりしてもらおうと思って、
  リラックスできていいですよ。最近はまってるんです」

P「アロマオイルにハマってるって、やっぱりお前……」

涼「ちがいます!」


―――

P「ふぅ、そろそろ帰るか……」

まゆ「Pさぁん」

P「まゆか、今帰りか?」

まゆ「はい。えっと、トレーナーさんが人を増やして欲しいと伝えてくれって……」

P「あー、そうだよな……。一応当たっては居るんだけど首を縦に振ってくれなくてな」

まゆ「でしょうねぇ……。っとそれはそうとPさん明日お休みだそうで」

P「そうなんだよ」

まゆ「えっと、ちょっと待っててくださいねぇ」

 (事務所の中へ駆けていくまゆ)

 (しばらくして駆けて戻ってくる)

まゆ「はぁ……はぁ……、Pさんこれを」

P「このタッパーは?」

まゆ「こっちは煮物です。こっちは炒め物です。
   この水筒にはお吸い物が入ってます、 
   明日チンして食べてください」

P「いいのか?」

まゆ「その為に作ったんですよぉ?
    一人だと料理もあんまりしないでしょうし、外食とかだとバランス悪いですから」

P「悪いなまゆ、ありがとうちゃんと食べるよ」

まゆ「いいんですよぉ。その代わりちゃんと休んでくださいねぇ?」

P「わかったよ。……今日はみんなに言われたしな」

まゆ「それだけPさんが心配なんですよぉ」

P「心配するのは俺の仕事だと思ってたんだけどな」

まゆ「ではあまり時間をとらせるのも申し訳ないので、まゆはこれで」

P「あぁお疲れさん」

―――


 自宅(アイドルからのプレゼント)

P「ただいまっと。今日はなんかみんなから色々貰っちゃったな……」

P「……んー、じゃあとりあえず涼からもらったアロマオイルでも試して見るか」

 (部屋に甘い香りが広がる)

P「たまにはこういうのもいいな。不思議と落ち着く……、
  よしじゃあ千早からもらったCDも」

 (穏やかな音楽が流れ始める)

P「……なんだろう、肩の力が抜けるな。
  平気平気と思っていても、やっぱりオフってなると……」

P「ふわぁ……あぁ。一気に眠気が……」

P「今日は、たっぷり寝るぞ……」

P「Zzz……」

  結果。 アイドルにはめちゃくちゃ気を遣われ、
  ゆっくりとした休日を送れたようです。

いろんなもの貰いすぎて逆に時間無くなるパターンだと思ってたわ

>>873
むしろみんな気を遣いすぎて
オフの間は誰も連絡せず
休みのありあまった時間を「やることねぇなぁ」と呟きながら過ごすPになりました

いまさらだけど
200人近くのアイドルがいて
それらが皆ランク高くてかなり有名で
業界内に軽く口利きできるくらいにほぼ牛耳っている状態で
しかも、全員をP一人で抱えているのに
みんなをトップも糞もないのではと疑問
競争相手他にどこにいるのよ?

>>876

【トップアイドルとは】

小鳥「P君って……」

P「ん?」

小鳥「トップアイドルってなんだと思う?」

P「抽象的な質問だな。あと、口調」

小鳥「べつにいいじゃない……、最近なんか、作るの面倒になってきた」

ちひろ「あ、それはわかる」

P「ふぅん。まぁ別にいいけどさ……で? なにその質問」

小鳥「いや、200人近くのアイドルがいて
 それらが皆ランク高くてかなり有名で
 業界内に軽く口利きできるくらいにほぼ牛耳っている状態で
 しかも、全員をP一人で抱えているのに
 みんなをトップも糞もないのではと疑問
 競争相手他にどこにいるのよ?」

P「お、おう」

ちひろ「ど、どうしたの?」

小鳥「なんか、電波が……」

P「そういうのはアイドルだけで間に合ってるのでー」

ちひろ「同僚が電波だった件について……っと」

小鳥「ちょっとちっひ」

P「まぁ、でもそうだなー。例えば初期メンバーの13人は
  Sランク、ファン150万人、アイドルレベル16。
  もう俺から見て文句なしにトップアイドルだ」


小鳥「はいはい」

P「で、DearlyStarsももう少しでそこに辿り着ける。
  Aランク、130万人、レベル15って所だったな、確か最新の評価は」

ちひろ「でしたねぇ。立派になって」


P「で、乙女ストーム。TPジェネレーション。142’s。
  その他諸々のユニット組は乙女とTPJがこの間Aランクに昇格したものの、
  レベルで言えば12~14付近です」

小鳥「デビュー間もないソロ組なんかはB~Cランクがほとんどよね?」

ちひろ「つまりプロデューサーさんとしてはみんなをAngel'sレベルにしたいと?」

P「そんなところかな。個人的にはアイドルは競争もそうだけど、
  競い合う物じゃなくて高め合う物だと思ってるし。トップアイドルが唯一無二の頂点だとも思わない」

小鳥「なるほど……」

ちひろ「250人それぞれに150万のファンとか想像を絶しますね」

小鳥「確実に日本人口超えてるんだけど……」

ちひろ「ほら複数推しとか事務所推し的な」

P「あっ、思い出した。この間事務所推しの人と写真取ったぞ俺」

小鳥「は?」

P「いやぁ、偶然CDショップ寄ったら新譜全部買ってくれてる人が居てさ」


  P『いつもウチのアイドルを応援して頂きありがとうございます!』

  モブA『えっ? あっ!? Pさんだ! どうも! 写真撮ってください!』

  P『いいですよ! これからもアイドルを応援よろしくお願いします』

  モブA『はい! これからもどんどんお金使ってきます!』

  P『あ、生活第一ですよ?』

  モブA『Pさんには言われたくないです』

  P『ですよねー』


P「みたいな会話をした」

小鳥「おぉう……」

ちひろ「凄いですね。なんの仕事してる人でしょう?」

P「さぁ? ってなんの話しだったっけ?」

小鳥「トップアイドルってなに?」

P「あぁ……。でも、ほら全員をずっととは流石に俺も考えてないよ、
  Angel'sもいずれは解散する日が来るし、新しいアイドルはどんどんデビューする。
  ただ俺はプロデュースしてるアイドル全てに一度はあの光景を見せてやりたいんだ」

ちひろ「本当にアイドル馬鹿ですね」

小鳥「というかプロデュース馬鹿」

P「おうそうだよ」

 そんな感じのようです

でもPは事務所で唯一の男で居づらいことはないのかな?

>>890

【増す誤解】

P(……芸能事務所、特に女性アイドルに力を入れてるところは基本的にそうだろうが。
  ウチは特に10代の女子が多い。それはもうちょっとした女子校レベルだ)

P(だからか、たまにとても居辛い時がある)


神谷奈緒「あっつい……」

エレナ「今日は帰りどこよろっかー?」

奈緒「鯛焼きたこ焼き以外」

エレナ「えー、なんでー」

奈緒「あきたー」

エレナ「ワタシは毎日でも飽きないヨー♪」


P(例えば、レッスンを終えたアイドルがシャツを張り付かせて帰ってきた時)


美希「なにするのー! 愛海、美希だって怒る時は怒るの!」

愛海「うへへ、私の前で居眠りするほうが悪いんですよ!」

美希「なら……、隙あり!」

愛海「ぎゃわっ!?」

美希「愛海もなかなかのものを――」


P(女の子同士で過剰なスキンシップを取ってる場面に遭遇したとき)


愛「おはようございまーす……」

真「あれ、どうしたの愛。今日は元気ないみたいだけど」

愛「えっと、その、まぁ、あの日で……」

真「あー初日がキツイタイプ?」

愛「そうなんですよー」


P(女性特有の話をしている時等。そのタイミングは日々突然やって来る)

P(そういう時俺にできるのは息を殺して、台風が過ぎるのをじっと待つことだけだ)

P(ストレス、という程ではないが。しかしこういう事が続くとどうにも居心地の悪さを感じてしまい、
  外回りの名目で逃げることもしばしばだ……)

涼「あの、プロデューサー?」

P「はぁ……、っと涼か。悪い少し呆けてた」

涼「いえ、気にしないでください」

P「それで、なんの用だ?」

涼「えっと、実はさっきまで談話室に居たんですけど……。
  少しそっちの話題になって居づらくなっちゃって……、少しお話できないかなっと」

P「そっか、そっか! お前も俺と同じか、よしよし。じゃあ上に行こう、ジュース買ってやるよ」

涼「な、なんか機嫌いいですね」

P「いやー、お前はこの事務所での少ない俺のオアシスだからな! うん、よし行こう」

涼「お、オアシスですか……。え、えへへ……」

小鳥(P君、あなた大変な事になってるわよ……)

ちひろ(わたししーらない)

ごめんね僕涼ちん大好きなんだ

事務仕事をたまにはお手伝い!
※なお手伝ってくれるのは春香や歌鈴を代表するドジっ子勢

という電波を傍受した

>>900

【お手伝い】

春香「プロデューサーさん! なにかやることありませんか!?」

瑛梨華「アタシ達がお手伝いしてA・GE・RU☆」

歌鈴「あ、ああの! わたしも、精一杯がんばりまふっ!」

P「お前ら、今日オフじゃなかったか?」

春香「はい! でも、今日はちひろさんがオフでやる事多そうかなって思って」

瑛梨華「書類運んだりお茶入れたりくらいならMA・KA・SE・TE☆」

歌鈴「小鳥さんも、なんでも言ってくら、……ください」

小鳥「えぇ、三人ともありがとう」

P「お前達だって久々のオフだろうに……悪いな」

春香「いえいえ! いつもお世話になってるおかえしです」

P「じゃあ早速だけど、Bの資料棚から2013年度の資料持ってきてくれるか?
  青い背のバインダーの奴」

歌鈴「は、はい。……えっと、これですか? って、あわわわっ!」

春香「あ、あぶな……きゃあ!」

 どんがらがっしゃん

瑛梨華「ちょ、二人とも大丈――」

 (瑛梨華の足首にコードが引っかかる)

小鳥「あぁっ! す、ストッ――」

 (コードが引っ張られFAXが棚から落ちる音)

歌鈴「す、すみまふぇん! い、いま持って……」

 (逆さに持ったバインダーのファイルポケットから書類が散る音)

春香「わぶっ、か、顔に……」

瑛梨華「いったー……、ってちょ、なにこのSA・N・JI☆」

P「あーあー。大丈夫かお前ら本当に、怪我ないか?」

小鳥「瑛梨華ちゃん、顔から行ったけど平気?」

瑛梨華「あ、大丈夫。でも、FAXが」

P「そんなもんまた買えばいいさ。お前達に怪我なけりゃそれでいい」

春香「すみません、逆に迷惑かけてしまって」

歌鈴「あぶぶ……すいません」

小鳥「いいのよ。さ、みんなで片付けしましょ」

春香「はい……」

瑛梨華「えっと、GO・ME・N・NE?」

P「気にしてないって……、ほらさっさと片付けて、お茶でも入れてくれ」

歌鈴「は、はい!」


 この日はほとんど仕事が進みませんでした

>>903
>>121で涼には必要ないって言ってるし勘づいてる人は多そう

765 13人 876 3人 グリ 37人に対してモバ200人だからな……
一応気をつけてはいるんだけど、出番の量をあわせようとするとどうしても……

>>912
あれは女子としては身長も胸も十分あるだろ?
という知らない反応として書いたつもりでした

まぁモバPとしては知ってるキャラが出るのは非常に喜ばしい限り

お題: 亜美真美麗奈環による寮生アイドルへの早朝寝起きドッキリ
事後は律子あいこのみ辺りのお説教もあるとなおヴェネ



                  ――Epilogue

 初めて来たバー。そのカウンターに腰掛け、
時計を気にしながらグラスに注がれた琥珀色の液体をちびちびとやる。
あまり得意ではない洋酒の苦味に少し顔を顰める。
どうにも俺の舌は身体に比べ成長が遅い。

 カウンターにグラスを置けばロックアイスと硝子の触れる音。
BGMにはどこかで聞いた事のある洋楽が僅かに聞こえる。

「久しぶりだな……」

 待ち人の、まさか来るとは思ってなかった声に。
少々驚きながらも表情には出さないように振り返る。

「まさか来ていただけるとは思ってませんでしたよ」
「ふん、気まぐれだ。……いつぞやあった時に比べずいぶんと顔に色がついたな」
「お蔭様で」

 来るとは思っていなかった待ち人。
ぴっちりとしたスーツを着込み、相変わらず年齢を感じさせないその人は
少しの間こちらをじっと見つめた後、当たり前のように俺の隣に座る。
真隣に来るとはさらに思っていなかった俺は、流石に動揺する。

「高木が戻ったそうだな」
「えぇ、つい最近」
「……ふん、貴様も甘いな。社長の椅子に正式についたと同時に
 あの無能を即切ってしまえばよかったものを」

 待ち人。――黒井社長はマスターが置いたグラスを
早々に傾けながらいつも通りの少し棘のある口調で言った。
それは俺に対する苛立ちだけでなく、予想通りという安堵もあった気がした。

「正直言ってですね。社長は人を見る目はあります、
 プロデューサー時代に培った経験もあります。
 ただ、あまり事務仕事が得意な人ではありませんでした」
「あん? なんの話だ」
「……ただ、戻ってきたとき。社長は以前よりずっと仕事ができる人になってましたよ。
 そして社長が言ってました、ここで貴方に叱咤された、と」
「あの馬鹿……」

 今度は掛け値なしに苛立ち100%の声色だった。
俺はただ苦笑しておくにとどめる。

「不快だったのだ……」
「はい?」

 グラスを飲み干し、あっという間に二杯目も半分にした辺りで、
ポツリと黒井社長はそう口を開いた。

「あいつに私がなにを言ったか、聞いたか?」
「一応、ざっくばらんには」
「そうか……、私は貴様が新人のへっぽこプロデューサーだった頃から知っている」
「はい。色々お世話になりましたね。……ってそれは別に最近もそうですけど」
「ふん、貴様に気遣われるとはな」

 言って、また残りの半分を一気に飲み干す。
黒井社長と飲むのはコレが初めてではない、
だからこんなペースで飲む人ではないと知っている。

「だが、まぁそうだ。貴様がどう思ってるかは知ったことではないが、
 私にとっても貴様は……、まぁ、息子のような物だ。
 貴様を961に勧誘したことも、一度ならずあった物だ、
 だから余計に腹が立った、高木の奴はなにをしているのだ。とな」


 そこまで一息に言って、三杯目を煽る。
今日のハイペースは、もしかしたら本音を語る為なのかも知れない。
普段の黒井社長ならまず言わないであろう台詞を聞いてそう思った。
アルコールの所為という逃げ道を作っているのかも知れない、と。

「結果として、収まるところに収まってしまったのは、
 少々つまらんがな。私としては961にまとめて来てもらうのがベストだと思っていた」
「はは、いまのウチなら飲み込みますよ?」
「やれるものなら、やってみろ」

 クックックと、喉を鳴らすように笑う。
珍しい表情だ。そこそこの付き合いになるが、初めて見る。

「まぁ、一つ言っておくならば。自分の身体を大事にしろ、
 自己管理もまともにできないプロデューサーなどいくら仕事ができてもへっぽこだ」
「……そうですね。耳が痛いばかりで」

 先日倒れたばかりだ。
恐らく黒井社長ならその事も知っているだろう。
救急車がウチに来た、というだけで噂はあっという間に広がる。

「では、これで失礼させてもらおう」

 残っていたグラスの中身を勢いよく嚥下して。
颯爽と立ち上がる。そこにアルコールの陰は微塵も見えない。

「え、もうですか? もう少しゆっくりしても」
「ふん、いままでならともかく。貴様はもう一介のプロデューサーではない、
 250人から居るアイドルが所属する一大プロダクションの社長だ。
 こうして飲むのもこれが最後だ」
「だから、来てくれたんですか?」
「……」

 ふん。と鼻を鳴らしはしなかった。
ただ、少し目を細めて、こちらを見るだけで。

「じゃあ最後に、俺からも一つ本音を言わせてください」

 黙ってお金を置いていこうとする黒井社長を呼び止める。

「俺にとっても、あなたは親でした。
 高木社長が甘く優しい気弱な『お父さん』なら、
 黒井社長は厳しく厳格な『親父』でした。
 だから、もう一緒に飲み交わせなくなるのは、寂しいです」
「そうか……」
「それと、ここは俺が持ちます」
「なに?」
「最後だと言うなら、花持たせてくださいよ」

 怪訝そうな顔をする黒井社長にそういうと、
彼は目じりを少しあげて、いつもの棘のある口調で。

「貴様はやはり、生意気なへっぽこだ」

 そう言った。

「それと、……あー」
「はい?」
「人の目につかない、個室のある部屋なら、考えないでもない」
「……はいっ」
「ではな、新人へっぽこ社長」

 そして、本当に黒井社長は帰ってしまった。

「マスター、お幾らですか?」
「いえ、結構です」
「え、……そういう訳には」
「いつも、お世話になってますから」
「……そうですか。では、失礼します」

 扉を開けて、外に出た。
黒井社長の姿はすでになく、少し蒸した、都会の熱が頬を撫でた。


「はい? ってお前……、こんな時間にこんな所でなにやってんだ?」

 ぷらぷらとどこへ行くでもなく、
アルコールの熱か、都会の熱か、あるいは別の何かに浮かされて。
星よりも明るい光に照らされながら歩いていると自分のアイドルに声をかけられた。

「買い物? そんなの明日に……、俺か?
 俺はそうだな……ちょっと大事な用事がな」

 もう既に時間は遅い。
いくら眠らない街であろうと、空は黒く夜の帳はとうに降り切っている。

「はいはい、付き合うよ。こんな時間に
 アイドルを一人で出歩かせられないからな」

 この業界に入って、ずいぶん経った。
様々な人と知り合い、時には別れた。
俺の生き方に理解を示して貰えない事も、多々ある。

「じゃあ、行くぞ?」

 それでも、俺の傍にはアイドルが居てくれる。
一緒に、同じ目的を目指して歩く彼女達が。
その道はこの場所のように明るく照らされては居ないけれど、
いつか彼女達自身が道を照らす光になると、俺は信じている。

おまけのシリアス終わり
格好良い黒井社長を書くのが好き


>>920
早朝寝起きドッキリ

対象は?
以下三つ

のあ

あずさ

>>932-933
君ら、僕のこと嫌いなん?

>>936
大好きだからこそちょっと意地悪したくなっちゃう時ってありませんか?(ゲス顔

折角だから765からは>>935として
グリと876のアイドルで以下最速

涼に寝起きドッキリ……?
別の意味でやばいだろ……

>>938
KU・TA・BA・RE

寝起きドッキリ対象

のあ・時子・志希
あずさ・二階堂千鶴・涼

あれ、なんで予定の倍の人数に……?


【寝起きドッキリ(撮影関係無し)】

真美「おはようございまーす」(小声)

亜美「ここはマスターズプロダクション。ツインアイドルタワーのもう一つの方、
    マスプロ女子寮でーす」(小声)

真美「今日はここを舞台にドッキリの定番」

亜美「寝起きドッキリをしかけちゃいます」

真美「もちろん、仕掛け人は真美達だけではありません」

亜美「悪戯大好きな亜美達の愉快な仲間、麗奈と環ちゃんどうぞ!」

麗奈「ふわぁ……あ」

環「ねむぅ……」

真美「……おやおや~、二人ともまだまだおねむの様です」

亜美「じゃあ今日の為の七つ道具その1を早速……」

 (クラッカーの破裂する音)

環「うわぁっ!?」

麗奈「な、なにごと!?」

亜美「おはよー、目覚めた?」

真美「んもー。今日は寝起きどっきりやるって四人で話してたじゃん」

環「昨日はたまき一杯おしごとして眠い……」

麗奈「っていうか、いきなりこんな所でクラッカー鳴らしてみんな起きちゃうじゃない!」

 (現在地、女子寮前。歩道)

亜美「大丈夫だって、ウチの女子寮は防音完璧だしー」

真美「そうそう、それに上階までは届きようがないしー」

麗奈「ならいいけど」

環「でもみんなの部屋にどうやって入るんだ~?」

亜美「もちろん……、これを使ってだよ」

麗奈「それは、マスターキー!?」

真美「いえーす! 昨日兄(C)の机からこっそりと」

環「お~! それならみんなの部屋に入れるな!」

麗奈「なるほどね……。よし! この麗奈様が女子寮のみんなをドッキリさせてやるわよ!」

亜美「おっ、二人ともエンジンかかってきましたな~!」

真美「じゃあ早速、いってみよ!」


―― 一人目 高峰のあ

亜美「……」

真美「……」

麗奈「……」

環「?」

亜美「入る前から凄い迫力があるね」(小声)

真美「そうだね。……よし、麗奈ゴー!」(小声)

麗奈「ちょ、なんで私なのよ!?」(小声)

亜美「みんなをドッキリさせてやるって張り切ってたじゃん!」(小声)

麗奈「だからってなんで一人目でのあ!? 最初っからクライマックスじゃない!?」(小声)

真美「おー、麗奈。着々と相方の影響を……」

亜美「恐ろしいですなぁ……」

麗奈「あんた達ねぇ……」

環「いかないのか~? じゃあたまきが行くぞ! おやぶんも臆せず攻めろって言ってたし!」

麗奈「しずかに! 静かによ!?」

 ガチャッ

環「おはようございまーす……」

のあ「すーすー」

麗奈「……寝てる?」

亜美「顔隠れてるけど、多分寝てる……?」

環「で、たまきはどうするんだ~?」

麗奈「……じゃあ顔の所に、あの机置いて」

亜美「なるほど、その後音で驚かして頭をぶつける、と」

真美「んっふっふ~、お主も悪よのう……」

環「あの小さい机運べばいいのか~? わかった!」

 (折りたたみ式のテーブルを運ぶ環)

 (そして顔の所へ運ぼうとしたところで勢いよく振り向くのあ)

のあ「けたけたけた!」(ゾンビ面装備)

環「うわぁぁぁぁっ!!!!」

麗奈「いやあぁぁぁ!!!」

亜美「えっ!? な、なに!?」

真美「わ、わかんないけど、逃げよう!」

環「うわ、うわぁぁぁぁ!!!」

麗奈「ちょ、ま、待って! 置いてかないで!!」

 (二度三度転びながら出て行く四人)

のあ「……寝顔を隠すためのお面が役に立ったようね」


―――二人目財前時子

真美「け、結局さっきのは一体なんだったの?」

環「のあのねえちゃんじゃなくてゾンビだった……」

亜美「え、なにそれ」

麗奈「はぁはぁ……、心臓が止まったわ」

真美「えー、……もしかしてバレてた?」

亜美「ん~。部屋の前で騒ぎすぎたかな?」

麗奈「でも、即座にゾンビのお面なんて用意できる?」

環「めちゃくちゃ怖かったぞっ」

真美「というかのあ姉ちゃんとゾンビ面ってのが意外すぎる……」

亜美「どうする?」

麗奈「決まってるでしょ! 続行よ!」

真美「おっ、その心は?」

麗奈「この麗奈様がやられて素直に引き返す訳ないじゃない!」

亜美「その意気やよし」

環「じゃあ次は誰にするんだー?」

真美「ん~、なんか勢いで階段上ったり降りたりしちゃったけどこの階だと」

亜美「じゃあ、あそこは!」

麗奈「どこでもいいわ! 誰相手でも今度こそドッキリさせてやるわ」

真美「その言葉が」

亜美「聞きたかった」

 (ネームプレート 財前時子)

麗奈「……ちぇ、チェンジで」

真美「むぅーりぃー」


環「おはようございまーす」(小声)

麗奈「お、おはようございまーす」(小声)

亜美「まーす」

真美「っす」

時子「Zzz……」

環「おっ、寝てるぞ」

亜美「寝顔確認!」

麗奈「こ、今度は寝てるわよね」

真美「だいじょうぶっしょー。のあ姉ちゃんと違って寝た振りする人じゃないし」

麗奈「そ、そうよね……よし! ……退路をちゃんと作っといてね」

亜美「らじゃー」

環「らじゃー」

真美「アイテムはなにつかう?」

麗奈「……じゃあ水――」

真美「麗奈様バズーカ入りまーす」

亜美「入りまーす」

環「まーす」

麗奈「ちょ、ちょっと!」(小声)

真美「えー、まさかびびって軽い物に逃げようなんて考えてないよねー?」

麗奈「と、当然よ! 貸しなさい! 私がお手本を見せてあげるから!」(小声)

 (麗奈様バズーカを受け取りベッドへ近づく麗奈)

時子「Zzz……」

麗奈「……え、えぇい!!」

 (爆発音)

時子「っ!?」びくっ

亜美「や、やった!」

真美「真美達にできないことを平然とやってのける!」

環「そこにしびれるあこがれるぅ」

 (いいながら脱兎の如く部屋から退出していく三名)

麗奈「え、ちょ、嘘でしょ!?」

時子「……なにが、嘘なのかしらぁ?」

麗奈「ひっ!?」

時子「私の優雅な眠りを妨げるのはどこの豚かしらぁ」

 (枕元から鞭を取り出す)

麗奈「い、いやぁぁあ!!!」



麗奈「……」

亜美「だ、大丈夫?」

麗奈「なんかRPGのボスみたいな台詞吐きながらお尻叩かれたわよ!」

真美「おぉう、流石、寝起きでもキャラがぶれない……」

麗奈「っていうかなんであんたら私置いて逃げんのよ!?」

環「おやぶんが、時には逃げることもひつようだって言ってたような……」

麗奈「うぅ~、お尻いた~い」

亜美「どうする? 辞める?」

真美「ここまで二連敗だもんねー」

麗奈「それは絶対人選の問題だと思う……」

環「でも、ドッキリ自体はできてたぞっ!」

真美「まねー。ベッドの上で飛び跳ねる姿は今後一生見れないだろうね」

亜美「ね」

麗奈「せ、せめて次の相手は私に選ばせなさい!」

真美「いいよー」

亜美「じゃあどうする? あいさん? 真奈美さん? 清良さん?」

麗奈「なんでそっち系なのよ……もっとドッキリしやすそうな」

 (一之瀬志希のネームプレート発見)

環「ん?」

亜美「あー、確かにちょっとドッキリ姿は想像できないね」

真美「うんうん」

麗奈「……ま、まだマシよね」


―――三人目 一ノ瀬志希

亜美「おはようございまー……、ってうわっ! なんか変な匂いする!」

真美「え? わっ、ホントだ! なにこれ!?」

志希「んにゅー……」

麗奈「あ、あんたらうるさい!」(小声)

環「うあー、なんだこれーなんだこれー」

亜美「ふんふん……あれ? でも、なんか嗅いでる内に」

真美「亜美も? なんか落ち着いてくるというか……」

麗奈「そういわれるとそうね、なにかしらこの匂い」

環「えー、たまきはこの匂いなんかへん!」

麗奈「ってそんなんどうでもいいのよ。やるならさっさとしましょ!」

亜美「おー張り切ってますなー」

真美「しっかしこの部屋、試験管とか一杯でなんか理科室みたい」

環「む~? なーなー、ふぇろもんってなんだー?」

麗奈「は?」

環「これこれ」

 (プロデューサーのフェロモン香水)

麗奈「……うわ」

亜美「おおう……」

真美「み、みてはいけないものをみてしまった……」

志希「……みーたーなー!」

麗奈「し、しまった!」

志希「にゃふふ~、これだけ部屋の中で騒がれたら起きるよ~。
    でなくても、部屋の中に四つも別の匂いが混ざったらね、
    あたしの鼻は誤魔化せないよー♪」

亜美「え、えいっ!」

 (煙玉を床にたたきつける音)

志希「わぷっ!? なにこれ~!」

真美「て、撤退撤退ー!」

環「お? てったいー!」

麗奈「また失敗じゃないのー!」


 廊下

環「はぁ……はぁ……」

亜美「ふぅー、逃げ切った」

麗奈「あ、危なかったわ。変な薬品で記憶を奪われる所だった」

真美「って言うか、これ。確実に兄(C)達に怒られるよね」

亜美「……」

環「……」

麗奈「だ、誰よいいだしっぺ」

真美「え、麗奈でしょ」

亜美「うん」

環「そうだぞ」

麗奈「……つ、つぎ行きましょう!」

真美「おー! どうせ怒られるなら限界までやったる!」

亜美「よっしゃー」

環「おー!」


―――四人目 三浦あずさ

麗奈「おはようございまーす。って、これ毎回やる意味ある?」

亜美「一応寝起きドッキリの体なので」

真美「ま、誰も見てないしカメラもないんだけどね」

環「たまき知ってるぞ。けじめって言うんだ」

麗奈「あっそ……」

あずさ「……くー」

麗奈「寝てるわね。……パックしながら」

亜美「ゾンビ面の後だからそうでもないけど」

真美「いきなり振り向かれたらパックも結構怖いよね」

環「今回はどうするんだー?」

亜美「あずさお姉ちゃんだったらある程度は許してくれそうだし」

真美「えー、でもあずさお姉ちゃんみたいのこそ怒らせると」

環「こわそうだぞ」

麗奈「で、どうするのよ」

亜美「じゃあくじで」

真美「ほいきた! じゃあ麗奈引いて」

麗奈「はいはい……くすぐりね」

真美「了解、では今回は四人でかかります」

環「たまき、くすぐりは得意だぞっ!」

麗奈「よし、行くわよ!」


亜美「せーのっ!」

真美「かかれー!」

環「やー!」

麗奈「やー!」

あずさ「!? え、な、なに!? きゃ、ど、どうして……あは、あはははは!」

亜美「手を止めるなー!」

あずさ「や、やめ、やめてぇ! あ、あははは!」

真美「手応えあり!」

麗奈「アーッハッハ、これよ! これが正しいありかたよ!」

あずさ「な、なんなのー!? うふ、あはは!」

環「はい、すとっぷー!」

あずさ「はぁーはぁー……」ぐったり

亜美「……」

真美「……なんか、色っぽいね」

麗奈「っていうかエロいわね」

環「これが大人……」

あずさ「な、なんだったの……? はぁ、はぁ……ふぅ……」

亜美「じゃーん! あずさお姉ちゃんみてみて!」

真美「はい一緒に呼んで!」

あずさ「ど、ドッキリ大成功? あら? じゃあこれカメラ回ってるの!?」

麗奈「まわってないからそんなに慌てなくて平気よ」

環「やっと看板だせたぞっ!」

亜美「ながかった……」

あずさ「あらあら? ドッキリ……、カメラない……え?」

真美「混乱しておりますなー」

あずさ「……あっ、これまたみんなの悪戯ね?」

環「えっと……そうなる、かな?」

あずさ「もう、驚いたわ~。でも、女性の寝起きは高いんだから
     勝手にこんなことしちゃダメよ? 私だったからよかったけど……」

亜美「いや本当に」

麗奈「これが本当の大人……」

環「ごめんなさい」

真美「ごめんなさいあずさお姉ちゃん」

麗奈「ごめんなさい」

亜美「亜美もごめんなさい」

あずさ「はい。すぐ謝れてみんな偉いわね……。いままだ五時半?
     ふわぁ……、もう少しだけ私は寝るわね。もうこんなことしちゃダメよ?」

真美「はい、おやすみなさい」

亜美「またあとでね」

麗奈「……あと、か」

環「ばいばーい」


 廊下

亜美「めちゃくちゃ大人だったね」

真美「ね」

麗奈「今までの大人がびっくりするくらい大人だったわ」

環「いろいろと」

亜美「ね」

真美「っていうか看板これが初登場だよー!」

麗奈「このまま使わないかと思ったわ」

環「で、次は?」

亜美「……あの後でよくそんなこと言えるよね」

真美「環、どうやら真美達以上の逸材かも知れない」

麗奈「でも、どうせ事務所に行ったら他にもやってるのバレるし」

亜美「毒をくわばら皿までってね」

麗奈「それをいうならくわらば……くわ……」

環「食らわば?」

真美「それそれ」

麗奈「でもあずさの反応はよかったわね。やっと正しい趣旨に戻れた気がするわ」

亜美「だねー。じゃあ次もこっち系で?」

真美「ならすぐ近くに確か……あったあった」

 (二階堂千鶴)


―――五人目 二階堂千鶴

真美「おはようござまーす」

亜美「ござますー」

麗奈「けじめは……?」

千鶴「zz……」

環「寝てるぞ~」

真美「ちづるんにはどうしよっか?」

亜美「あえてスタンダードなのがいいと思います」

麗奈「でもバズーカもクラッカーも使っちゃったし同じのってのはね……」

亜美「これで行こう」

 (エアホーンを取り出す亜美)

環「うわ、すごいうるさい奴だ」

麗奈「これガチの奴じゃない……」

環「で、誰がやるんだ? たまきはうるさいから嫌だぞっ」

亜美「亜美は看板持ってるね!」

真美「……真美、先輩」

麗奈「……やればいいんでしょ」

 (麗奈がエアホーンを受け取るなり耳を塞ぐ三人)

麗奈「ぐぬぬ……」

千鶴「すー」

麗奈「えいっ」

 (車のクラクション以上の音が鳴る)

千鶴「ひゃあっ!? な、なに、なにごとですか!?」

亜美「テロだー!!!」

真美「逃げろー!!!」

環「撃たれるぞー!!」

 (残ってたクラッカーを三人で鳴らす)

千鶴「きゃああー!!! え、て、テロ!? う、嘘!? え? なに!?」

亜美「と、ここでネタばらし」

千鶴「あ、亜美ちゃん?」

真美「はい、この看板読んでー」

千鶴「え? ……うん、どっきりだいせいこう……」

環「大成功!」

真美「大成功!」

千鶴「え? ドッキリ? え? ……おーほっほっほ、セレブのわたくしをドッキリにかけるとは
    中々勇気がおありですのね! 寝起きのわたくしも高貴なものでしょう?」

麗奈「あ、カメラは回ってないわよ」

千鶴「へ? ……ドッキリじゃなくて結局いつもの悪戯ではないですか!!」

亜美「にっげろー」

真美「ばっははーい」

千鶴「むきー!」


 廊下

亜美「いやぁー、ドッキリと気づくや否やの変わり身はすごいね」

真美「プロ根性だねぇ。もしカメラ回ってたら遅いけど」

亜美「完全に最初素だったもんね」

麗奈「あーあー、……まだ耳が」

環「だいじょぶか?」

麗奈「え? なに?」

環「だいじょーぶかー!?」

麗奈「なんとかね、まだ聞こえづらいけど」

亜美「いやぁ、しかしなんか良い感じだよねー」

真美「ねー、最初はどうなることかと思ったけど」

麗奈「でも、時間的にそろそろ終わらせないとね」

環「次が最後か?」

亜美「最後か、誰がいいかな?」

真美「あ、じゃあはい!」

亜美「はい真美君!」

真美「個人的に気になってたんだけど、涼おねーちゃんの部屋って
    若干他の人の部屋より離れてるよね?」

麗奈「そういえばそうね。なんでかしら」

環「なんかあるのかー?」

亜美「気になったら?」

真美「即行動! と、言うわけで最後は涼おねーちゃんに決定!」


―――ラスト 秋月涼

亜美「まーす……」

真美「っすー」

環「すー」

麗奈「だからけじめ……ってあら?」

亜美「いない……」

真美「えー!? もう事務所に行ってるの?」

麗奈「そんな訳ないじゃない! こんな時間に仕事してるの事務室の連中だけよ!」

環「でもいないぞ~? ベッドの下にもいなーい」

真美「あれ、この部屋トイレあるよ? いないけど」

亜美「シャワーもある! なんで!? 他の部屋なかったよね?」

真美「なかには?」

亜美「いなーい」

麗奈「じゃあどこに……」

このみ「ここよ」

真美「えっ? ……えーっと」

律子「あーんーたーたーちー……!」

環「うわ、うわわわ……」

あい「まったく、流石に悪戯がすぎるんじゃないか?」

麗奈「な、なんで……」

このみ「被害者がプロデューサーに連絡入れたのよ。そして私達にまわってきたの」

亜美「で、でもなんでここが」

律子「あのね、この寮内にどれだけカメラがあると思ってるの?
    晶葉に頼んで先回りしたのよ」

あい「悪戯も度が過ぎれば単に嫌がらせになる事もある。
    ましてや彼の机から鍵を盗むとはね……。
    悪いが今日ばかりは大人しく説教されるんだ」

真美「うわー! ごめんなさーい!」

環「ごめんなさーい」

麗奈「誰よこんなこといいだしたの!」

亜美「だから麗奈だってー! うわーん!」

  それから四人そろって正座でこっぴどく叱られました。


―――その頃

涼「危なかった……」

P「本当にな、のあが連絡してくれなければお前の正体がバレてたかも知れないな」

涼「いろいろ手を回してくれてありがとうございました」

P「いや、今回は流石にやりすぎだし。たまにはいいお灸だろ。
  しっかしやっぱり女子寮にお前が居るのも大変だな」

涼「それは……はい」

P「いっそのこと俺の家くるか? 部屋あまってるし」

涼「え、……いいんですか!?」

P「おう、無駄に広い家だからな」

涼「じゃ、じゃあ早速今日からでも!?」

P「おういいぞ! ははは」

涼「やった……」

P「なんだ、そんなに女子寮がキツかったか? まぁそうだよな、ごめんな」

涼「いえ、……えへへ」

小鳥(この人、大丈夫かしら)

ちひろ(実際はどうあれ女性アイドルとして認知されてるという事忘れてるんでしょうか……)

小鳥・ちひろ(ま、いいか。あんまり触れたくないし……)

寝起きドッキリ終わり
クッソ疲れた!
つーかもう仕事行く時間だよクソがっ!

できるだけ>>920に沿う形にしてみました
じゃあな

ふぅちょっと落ち着いて
>>976はいらねぇなと思いましたまる

響が事務手伝うけど、
仕事量が全然追いつかずてんてこ舞いになる話が見たいです

ただいま一時帰宅なう
もう1000行ってると思ってました。まる。
ネタはあるけど同じ勢いで書ける気がしない。シリアス使い切ったし。
まぁ立てるかどうかは>>995が決めてくれ

そんな他人任せでええのんか(唖然)

>>990
自分で決めたわけじゃないからって言い訳ができます(小学生並の発想)

>>981

【響のお手伝い】

響「なんかやることないー?」

小鳥「あら響ちゃん。どうしたの急に」

響「なんか前に春香と歌鈴と瑛梨華がみんなの手伝いをしたって聞いて、
  自分もみんなの為にできることがないかなって!」

P「あー、あったな……」

ちひろ「ちょ、その反応失礼ですよ」

響「ん?」

P「いや、気持ちは嬉しいんだが……。考えて見てくれ響その三人が慣れない事務室で
  俺達の仕事の手伝いしようと張り切ったらどうなるか」

響「……あー。で、でも自分は大丈夫だぞ! その三人には悪いけど、自分は完璧だからな!」

小鳥「んー……じゃあ折角だからお願いしようかしら」

P「いいのか?」

小鳥「実際いまでも人手が足りないのは事実だし……」

P「はぁ……。じゃあ響、そこのPCでこの書類に書かれてる番号を上から順に打ち込んでいってくれ」

ちひろ「それくらいなら……」

響「うん! 自分にお任せさー!」

―――

響「……」カタ、カタ……

ちひろ「……」カタカタカタッ

小鳥「……」カタカタカタカタッ

P「……」ガガガガガガガガガ

響(な、なんかみんな怖いぞ……。そ、それだけ仕事に集中してるってことだよね!
   よぉーし自分もがんばるぞー!)

ちひろ「響ちゃん、それ終わったらこっちお願いね」


響「なんくるないさー!」

小鳥「精査終わり……、こっちもお願い」

響「うん、任せて」

P「大丈夫か?」

響「うん! プロデューサーもどんどん来てよ!」

P「そうか? じゃあとりあえずここまで終わったから、手が空いたらやってくれ」ドサッ

響「……うわ」

P「本当に大丈夫か?」

響「う、うん! 自分完璧だからな!」

小鳥「頼もしいわね」

ちひろ「無理はしちゃだめよ? ゆっくりでいいから」

響「が、頑張るよ!」

P「……」ガガガガガガガガガガ

響(キーボード壊れるんじゃないか……?)

―――

響「あ、間違えた……」

響「あれ? 総数がなんでこんなに……」

響「あー!? 一列間違えて入力してたー!?」

P「あー、響?」

響「ご、ごめんなさい。すぐに直すから……」

小鳥「いいのよ。手伝ってくれてるだけでありがたいから、ね?」

響「うぅ、みんなごめん……」

ちひろ「あ、あぁ泣かないで響ちゃん」

響「自分、全然完璧なんかじゃないさぁぁ! うわーん!」


 結局、響を泣き止ませて作業を再開するのに小一時間かかりました。

乙、響かわいい
次スレ見たいな!

出せてないキャラも一杯居るし、
ちょっとしか出せてないのも居るし。
かといえば逆に出演数めちゃ多いのもいるしその辺もう少し頑張りたいです

思いつきで立てたスレが1000行くとは正直思ってませんでした
沢山のレスありがとうございます。とても励みになりました。仕事の。
次がどれ位伸びるかわからないけど、とりあえず間になんか挟んでから立てようと思います

では

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月13日 (日) 11:53:38   ID: k4WIWlJW

またやってもええんやで?

2 :  SS好きの774さん   2014年10月23日 (木) 18:33:19   ID: pQz_OJsV

続き1
http://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=234477
続き2
http://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=236892

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