夢を…夢をみていました
夢の中の私は、どうにもならないことを
どうにかしようと抗い続けている人になっていました。
その人の痛みはとても強く、その人の思いもとても強かった。
私は叫びました。頑張れ!頑張れ!頑張れ!!
そう強く願い続けていたのです。
のび太「・・・オイなんでついてくんだよぉ?」
出木杉「ついていく訳じゃない、しずかを助けに行くだけだ」
のび太「呼び捨てにすんな!!」
出木杉「そう呼んでいいと彼女は言った」
のび太「なんだとぉ!?」
出木杉「どうした? 妬いてるのか?」
のび太「誰がだよ!!」
出木杉「彼女の手料理は美味しかったな」
のび太「食ったのか!?」
出木杉「当然だ」
のび太「後で金を払え、飯代だ!!」
出木杉「お前の所有物じゃないぞ、しずかは」
のび太「だから呼び捨てにすんなぁ!!」
出木杉「ムキになるな、みっともない」
のび太「むっかつく野郎だ、てめぇは・・・!!」
出木杉「同じ台詞を返そう」
のび太「ハッ まぁいいや、今はあそこに行くのが先だ!!」
出木杉「ああ、しずかを助け、神成を」
のび太「ぶん殴る!!!」
出木杉「断罪する!!!」
のび太「そう思うだろう!? テメェも!!?」
出木杉「そう思うだろう!? 貴様も!!?」
のび太「けどよ この野郎と一緒にいる安心感はなんだ?」
出木杉「こいつといる俺の高揚感はなんだ?」
のび太「愛想もねぇ、かっこつけのすかし野郎の癖に」
出木杉「力任せに攻撃してくるただの馬鹿だと思っていたが」
のび太「違う」
出木杉「こいつが」
のび太「この男が」
出木杉「頼もしく感じる」
のび太「しねぇなぁ」
出木杉「ああ、しない」
のび太「負ける気がしねぇ!」
兵隊「いたぞ!二人を蹴散らせ!!」
のび太/出木杉「雑魚が舐めるんじゃ…ねぇえええ!!!!」
一方、二人の戦士が戦いを始めた頃
スネ夫「やれることがあるのなら行動なさい!」
スネ夫「あなたは選んだハズだ!」
ジャイアン「ハンマッ!!」
スネ夫「違いますかッ!」
しずか「……わかりました、ご無事で!」
スネ夫「任せてください!」
しずか「しずかさん」
しずか「しずかです!」
スネ夫「あってるでしょう?ハハハハ」
ジャイアン「ハンマアアアアアア!!!」
スネ夫「僕は世界を縮める男ですよ!」
ジャイアン「ハンマアアアアアア!!!」
しずか「気を付けて…たけしさん、スネ夫さん…」
ジャイ子(30)「夢をみていました」
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