阿笠「麻酔針が切れたから代わりにこれを使ってくれ」 (56)

コナン「何だよコレ?」

阿笠「金属バットじゃ」

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~数日後~



小五郎「犯人が分かりましたよ!」

目暮「本当かね毛利君!」

小五郎「ええ警部! 犯人はズバリ……」

コナン(わりいなおっちゃん! 少し眠っててくれ!)


     ブンッ



          ガツン!


小五郎「ウガッ!? アグググググ……!」ドタッ

蘭「お、お父さん!?」

目暮「おおっ! いつものやつが来たのかね毛利君!」

小五郎「ガヒュッ……! ガヒュッ……!」ブクブク

コナン(あれ? 効き目悪いな……)

コナン(しゃあねえ! もういっちょ!)


  ビュッ        ゴッ!!

小五郎「うぎぃっ!」ゴロゴロ

蘭「お父さんってば、どうしたのよのた打ち回って」

コナン「おじさん、昨日もたくさんビール飲んでたからね」

蘭「やだ、今更二日酔い? しっかりしてよお父さん!」

小五郎「きゅ……救急……」ガクガク

目暮「どうした毛利君、早くいつもの名推理を聞かせてくれんか?」

コナン(ったく、博士の奴……こりゃ不良品じゃねえか)

コナン(しゃあねえ、もう少し念入りにやっとくか)ブンッ


   ゴツッ       
                ガツッ       


      ドスッ



            グチャ

小五郎「」ピクピク

コナン(ふうっ、あとは物陰に隠れてっ)ササッ

蘭「もー、お父さんたらだらしないんだから」

犯田人男「おいおい、これ以上茶番を続けるようなら私は帰らせてもらうよ!」

コナン『ちょっと待ってください犯田さん!』

犯田「!!」

コナン『凶器についていた指紋! 5人の目撃者! 防犯カメラの映像! あなたの服に付いていた血痕!』

コナン『そしてあなたが今手に持っている血の付いたナイフ!』

コナン『それらが犯人が誰かを物語るメッセージとなっているのです!』

犯田「ば、バカバカしい! こんなものの何が証拠になるというんだ!」

コナン『それだけではありません……被害者の指先を見てください』

目暮「こ……これは!」

蘭「ひらがなで字が書いてあるわ!」

ジン「は……ん……だ……! 毛利、これはまさか!」

コナン『そう! これが犯人を指し示すダイイングメッセージなのです!』

コナン『そう! 犯人は犯田さん、あなただ!!』 ドドーン!

犯田「で、でたらめだ! 俺には動機が無い!」

コナン『犯田さん、あなた被害者に1000万だまし取られたことがありますね?』

犯田「ううっ!」

コナン『さらに娘をレイプされ、息子を殺害され、自宅は燃やされ、カラオケの十八番を先に歌われたことがありますね?』

犯田「ど、どうしてそれを……!」

小五郎「」ドクドク

犯田「……そうだよ、俺がやった」

犯田「恋はスリル・ショック・サスペンスを入ってすぐに歌いやがったあいつが憎かったんだ!」

蘭「犯田さん……」

犯田「くそっ! あいつさえ、あいつさえいなければ!」ゲシッ ゲシッ

小五郎「」グチョッ グチョッ

目暮「話は署でゆっくり聞きます、こちらへ」

犯田「はい……」





コナン(こうして、事件は終わった)

コナン(彼も、この日本社会の産んだ犠牲者だったのかも知れない……)


~数日後~


蘭「お父さんったら、またイスでグータラ寝て!」

小五郎「」

蘭「やだ、ハエがたかってる! 汚い!」バシッ!


    ズルッ    ゴロン


蘭「やだーっ、お父さん首取れたわよー?」

コナン「蘭ねーちゃん、ジン、外で遊んでくるねー!」

蘭「うん、行ってらっしゃい!」

ジン「車に気を付けてな」

コナン「うん!」

コナン「よう、おめーら」

歩美「おはよう、コナン君!」

光彦「今日もいい天気ですね!」

元太「よーし! 今日も少年探偵団で街をパトロールだ!」

灰原「全く、この探偵ごっこも飽きないのね」

コナン「よーし、行くぞー!」

灰原「うぉおおおおおおおおお!!!」

~米花街~


「きゃあああああああああああああああああ!!」


コナン「!? な、何だ!?」


「うがああああああああああああああああああああ!!」


光彦「悲鳴です!」


「うぎいいいいいいいいいいいいい!!」


歩美「きっと何か事件よ!」


「ゲギャギャギャギャギャギャギャギャギャ」


元太「行ってみようぜ!」

コナン「こ、これは!?」


死体「」


歩美「あはっ、何これー? 内臓が全部飛び出てるー!」

光彦「ウプッ、おえええええええっ」

灰原「これは恐らく……」

元太「どうした灰原! 何か分かったのか!?」

灰原「もう死んでるわ」

コナン「ウォッカ! 警察へ連絡は!?」

ウォッカ「ああ、もう済ませたぜ」

コナン「よーし、ポリ公が来る前に俺らでパパッと調べちまおうぜ!」

灰原「うおおおおおおおおおおおおお!」

光彦「ゲボゲボゲボゲボゲボゲボゲボゲボゲボゲボ」

歩美「腸って結構長いんだねー」ズルズル

元太「被害者の胃にはうな重が入ってた! まだ食えるぜ!」モグモグ

コナン「殺されてからまだそれ程時間は経ってねえみたいだな」

ウォッカ「第一発見者を連れて来たぜ」

通理魔子「こんにちは。皆で探偵ごっこ?」

歩美「こんにちは!皆でこの生ゴミを不法投棄した犯人を探してるの!」

通理「偉いわねー、頑張ってね!」

灰原「お姉さん、その血のついたバールは何なの?」

通理「これ?街で適当に見つけた人のお腹に突き刺して内臓を掻き出すのに使うのよ!」

コナン「へーっ!」

コナン「!」テロリン!

コナン(待てよ! 血のついたバール……ってことは犯人は!)

コナン(分かったぜ!この事件の謎、トリック、そして犯人が!)

コナン(……しかし、今近くにはおっちゃんも園子も博士もいねえ、説得力を出すには大人が必要だ)

コナン(それには……)チラ


歩美「うわー! 耳の中にカタツムリがいるー!」グチョ

元太「人間の目玉って美味えのかな?」パク レロレロレロレロ

光彦「オロロロロロロロロロロロ」

ウォッカ「シェリー、俺と付き合ってくれねえか?」

灰原「考えとくわ」



コナン「あいつしかいねえ!」

あ、閲覧注意でお願いします

高木「さ、佐藤さん!今日は大事な話があります!」

佐藤「な、何かしら!?」ドキッ

高木「ぼ、僕と、け、け、け」

佐藤「……」ドキドキ



高木「僕とけっ「いっけええええええええええ!」



ガツーン!!


佐藤「うぎゃあああああああああああああああああああ!」

高木「さ、佐藤さーん!?」

妻の弁護士から連絡が来たので今日はここまで


今後の展開が楽しみですね

続けます

コナン「しまった! 佐藤刑事を眠らせても子供の俺じゃ運べねえ!」

佐藤「うがぐぐぐぐぐ……」

高木「どうしたんですかいきなりへたりこんじゃって?」

コナン「くそっ! このまま引きずって行くしかねえ!」ズルズル

佐藤「あ……だ……が……ぎ……ぐ……ん……」ガクガク

高木「佐藤さん、話の続きですけど、結婚しましょ、結婚」

佐藤「あ……あ……」ヒクヒク

高木「聞いてます? 結婚ですよ結婚」

コナン「ちっ、重てぇ!」ズルズル

通理「それじゃ、捜査頑張ってね! 小さな探偵さんたち!」

歩美「うん、ありがとう!」ズボッ

元太「うめえ! ヒトレバーうめえ!」ガツガツ

光彦「ゲロロロロロロロ」


コナン『待ちなさい! 通理魔子!』


通理「!?」

ウォッカ「なあ、考えてくれたか?」

灰原「お友達から、ってことでどう?」

コナン『その持ってるバールの血液反応を調べれば、誰が犯人かはすぐわかるはずよ!』

通理「し、しまった!」

歩美「おば、佐藤さん!」

元太「おっぱいでけえ!」

佐藤「高木くん……なんだか……寒くなってきた……」ドクドク

高木「何言ってんですか、今夏ですよ? それより結婚しましょってば、ね?」

コナン『観念しなさい!』

通理「ちいっ、こうなったら……」

光彦「あ、昨日食べた大トロ出てきた」ゲロッ

通理「オラァッ!!」 ドスッ!!

光彦「ぐべあっ!?」

歩美「あはっ♪ 知らない男の子のお腹からバールが生えた♪」

通理「オラァ! 全員動くんじゃねえ! さもねえとこのガキの命はねえぞ!!」

光彦「あがが……た、助け……」

コナン(しまった! 無関係の子供を人質に!)

通理「警察に通報してみな、このバールを引き抜いてはらわたブチ撒けるぜゲギャギャギャギャ!!」

コナン(どうする……!)

佐藤「高木くん……あなたに会えて、よかっ……」ガクッ

高木「だからさーっ、結婚するの?しないの? ったく、これだから真面目系は」ブツブツ

コナン「!」テロリン!

コナン(そうだ! 隙を見てこの麻酔バットで眠らせれば……!)

歩美「ねえねえお姉さん! そのバール引き抜いてみて!」ワクワク

通理「オラァッ!」ズボッ

光彦「ぎゃああああああああ!!」ブバーッ!

歩美「キャー! すごーい!」

元太「ヒトレバー! ヒトレバー!」



コナン(今だ!!)




コナン「いっけえええええええええええええええええええ!!!」




         ド   ゴ   ッ




服部「アカーーーーーーーン!!!」 ドタッ

和葉「平次いいいいい!」

おわり

キーボードが故障したので終わりです
応援ありがとう

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