ほむら「…鳳凰院凶真?」 (55)
ワルプルギス「ギャッハッハッハ」
ほむら(今回も…勝てない…)
まどか「ほむらちゃん!!」
ほむら「まど、か? …ここには来てはいけないと言ったはずよ」
まどか「ごめん、でも…」
ほむら「大丈夫よ。何度でもやり直すわ。…あなたを助けるまで」
まどか「やっぱり本当だったんだね。前に未来から来たって言ってたこと」
ほむら「ええ、そうよ」
まどか「ねえQB、いるんでしょ。私は魔法少女になる!」
ほむら「まどか! 駄目ッ!」
まどか「全宇宙…過去でも未来でもいい、次にほむらちゃんが過去に戻ったらら…全てを解決できる存在を連れて来て!」
QB「そんなことができるとしたら、それは因果関係を自由に改変できる存在だけだ。まどか、君は神でも召喚するつもりかい? もしそんなのがいるとしたら、僕らが活動する必要もなさそうだけどね」
まどか「…お願い!」
QB「まさかッ! おめでとう、君の願いは宇宙のエントロピーを凌駕した」
Chapter0 そんな存在いればいいなってーー end
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2~5日ごとに一つChapterを投下する亀更新になると思いますがご了承ください。
Chapter1に関しては早くて今日の夜、遅くとも明日の夜に投下します。
かなり少しだけエピグラフのネタバレがあるので未読の方はご注意ください。
ーー????年
岡部「俺だ。ついにオペレーション・アルタイルを完遂した。これで奴らは運命石の扉へと辿り着くだろう。フッ、俺は行かないさ。あそこに行くには汚れすぎたからな。ああ、問題ない。エル・プサイ・コングルゥ」
そっとケータイを閉じた。もはや2025年では使い手のいないガラケーモデルのものだが、やはりしっくりくる。
このケータイには色々と思い入れもあり、機種変更をしてからも持ち歩いていた。…というよりは手放すのが怖かったというのが本音だったりする。
かつて幾多のタイムリープにおいて、このケータイこそが俺の生命線となっていたのだから無理もないだろう。
ーーふと周囲を見渡せば、ラジ館の屋上から世界がぐにゃぐにゃと歪んで見えていた。
止まっていた世界が捻じ曲げられていく。
気づけば時空間の狭間のようなものに閉じ込められていた。おそらく二度と出られないだろう。
だが、これでいい。代わりにまゆりと鈴羽を2025年に送ることができたのだからな。
後はリーディングシュタイナーを発動させずにここで死んでいけば良い。
シュタインズゲート世界線へと辿り着いてくれているであろう過去の俺の意識を乗っ取るのは気が引けるからな。
…さて、俺が死ぬのはいつになることやら。
この空間において俺の主観時間は引き伸ばされ続けている。
一秒が、来ない。永遠とも思える一秒が過ぎて、また永遠がくる。
何秒、何分、経っただろうか。
何となくぼーっとしていた意識が急に覚醒してーー
岡部「ッ!?」
気づけば、都会の街並みが視界に広がった。
ーーChapter1 次元漂流のデジャヴ
続きは明日? 今日の夜に投下します
正確には無限遠点のネタバレでしたね。
アマデウスは出る予定はないです。
岡部「バカな…」
リーディングシュタイナーが発動したとでも言うのか?
いや、そんなはずはない。世界線が移動した感覚はなかった。
では今の状況はどう説明する?
…落ちつけ。こうなった原因は必ず存在する。
俺が今すべきことは情報収集だ。
岡部「すみません。ここは何県の何市ですか?」
通りすがりの人に声をかける。
怪しむような目で俺を見ているものの、親切に教えてくれた。
「ここは東京の見滝原市ですよ」
聞いたこともない地名だった。
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