アルミン「……え?」
エレン「ん?」
アルミン「い、いや……続けてどうぞ」
エレン「おう。引き締まっててなかなかいい腹筋だった」
アルミン「そ、そう……っていうか、そもそもなんでミカサの腹筋を撫でたの?」
エレン「いや、話の流れでな?」
アルミン「一体どう流れたんだ……」
エレン「まぁミカサも別に嫌がってなかったから小一時間ほど撫で回してたんだけど」
アルミン「さ、流石に撫ですぎじゃないかな……」
エレン「いやぁ、ちょっと途中から夢中になっちゃって」
アルミン「……」
エレン「なんというか、硬いながらも女性特有の脂肪のやわらかさがあってだ」
アルミン「う、うん……」
エレン「引き締まっててすべすべだったから、手に馴染むというか、逆に吸い付いてくるような感触があって」
アルミン「そう……」
エレン「気がついたら日が沈んでた」
アルミン「うん……でもね、エレン……」
アルミン「僕に話すのはいいんだけど……」
エレン「ん?」
アルミン「その……」
ミカサ「……///」
アルミン「ミカサ本人がいる前でそういう話はさ、その……ね?」
エレン「え?なんで?」
アルミン「えぇ……なんでもないです……」
エレン「?」
ミカサ「……///」
ミカサに腹パンしたい
エレン「ミカサ、話しちゃ駄目だったか?」
ミカサ「わ、わたわたわたしは……べっ別にかまわない」
アルミン「ミカサ……」
ミカサ「エレンが、は、話したいと思うなら……話すべきだとっ……お、思う」
エレン「そっか」
ミカサ「う、うん……」
アルミン「あぁ、うん……でもね、ミカサ……」
ライナー「……ほう」
ベルトルト「……」ゴクリ
ジャン「……」プルプルプル
アルミン「宿舎でする話じゃないよね」
クリスタ「///」
ユミル「くっくっくっく……」プルプル
アニ「くだらない……」
サシャ「……」モグ
アルミン「ほら、サシャですらパンを食べながらこっちを気にするレベルだよ」
エレン「うーん、そうか?」
ミカサ「わたわたわたしは構わない……え、エレンの判断に任せる」
アルミン(ミカサが動揺を隠しきれていない……)
ジャン「こ、この野郎……俺へのあてつけか何かか!!」ガタン
マルコ「ジャン!」
エレン「え?」
コニー「落ち着けジャン! 女は他にも星の数ほどいるんだぞ!!」
ジャン「うるせぇちくしょおおぉお!!」
ライナー「ふっ!!」ガタン
ジャン「うおっ!? や、やめろ!離せライナー!!」
ライナー「痛い目に合いたくなかったら大人しくしてろ」
ジャン「ひっ……や、やめろ! 切れ痔になっちゃうだろうが!!」
ライナー「何言ってんだお前」
ベルトルト「ラ、ライナー! やるんだな!? 今、ここで!!」
ライナー「やらねえよ!!」
エレン「なんなんだ一体……で、続きなんだけど」
アルミン「!?」
エレン「ひとしきり撫で回して気がついたら、ミカサがなんか真っ赤になっててさ」
アルミン「うん……」
エレン「なんか普段より息も荒くてさ、目も潤んでるし」
ライナー「……ふむ」
エレン「こっちを見ては目をそらして、って感じで
なんか様子がおかしかったから体調でも崩したのかと思ってさ」
ジャン「おい!? なんか当たってんぞライナー! おい!! なんの拷問だこりゃ!?」
エレン「こう……俺が身を乗り出してミカサの顔を覗き込んだんだけど」
アルミン「エレン、ちょっと待って」
エレン「急にビクッって身体をこわばらせたんだ」
アルミン「エレン」
エレン「しばらく様子をみてたんだけど、ミカサが何か決したような感じでうなずいて」
アルミン「エレン」
エレン「俺の目をじっと見つめて『……エ、エレン』ってつぶやいて」
アルミン「エレン」
エレン「とりあえず熱が無いか確かめようと思って、俺のおでこをミカサの」
アルミン「イェーガー」
エレン「どうしたよアルレルト」
ミカサ「……///」
サシャ「……」モグ
クリスタ「ヒャー///」
アルミン「……やっぱりみんなの前でするような話じゃないよ!! ジャンなんか泣いてるし!!」
ジャン「ひっく……ぐすっ……」ポロポロ
エレン「そ、そうなのか? わ、悪い……」
ミカサ「わ、わたわたわt」
アルミン「ミカサも限界だ! 今日はみんな解散しよう!!」
ライナー「いや、兵士には引けない状況がある。今がそうだ……」
ベルトルト「ライナー!?」
エレン「ライナー……」
ジャン「お前は腰を引けよぉ!!」ポロポロ
ライナー「……で、続きは?」
エレン「え? いや無いけど」
ライナー「は?」
エレン「やっぱり熱があったみたいだからその場で解散して終わり」
ミカサ「……///」
アニ「……アンタは戦士になりそこねたってわけだ」
エレン「はぁ? なんだそりゃ」
アルミン「お、終わりなら今日の雑談もこれで終わり! 解散!!」
ユミル「なんだよただのノロケ話か……クリスタにはまだちょおっと早かったか?」
クリスタ「ヒャー///」フラフラ
アルミン「ハイハイ消灯時間も近いから! 解散解散!!」パンパン
ゾロゾロ……
エレン「……ん?なんでみんな前屈みなんだ? 奇行種?」
アルミン「見ないであげて!!」
――――翌日、夕刻
エレン「はぁー、今日も疲れたな……」
アルミン「うん、でもすごいねエレン。立体機動の使い方がどんどん上手くなってるのが見てて分かるよ」
エレン「そうか? 結構必死でやってるから、自分じゃあんまりわかんないな」
ミカサ「大丈夫。 エレンは確実に強くなってる」
アルミン「そうだよ、自身を持っていいと思う」
エレン「あぁ、そういや昨日ミカサの腹筋を揉んでたんだけど」
アルミン「は!?」
エレン「ん?」
アルミン「昨日の今日で!? というか今の話の流れで!?」
エレン「な、なんかまずかったか?」
アルミン「まずいも何もっ……! 昨日のいつさ!?」
エレン「解散した後かな」
アルミン「直後!?」
エレン「もののはずみで」
アルミン「どう弾んだんだ……」
ミカサ「わっわたしは大丈夫大丈夫……大丈夫!」キリッ
アルミン(駄目だ……!!)
エレン「でな、ミカサの腹筋を揉んでたんだけど」
アルミン「うん……」
エレン「最初は硬かったんだけど、揉んでたせいかだんだんほぐれてきてさ」
アルミン「……」
エレン「へその下あたりがこわばってたから重点的にほぐしてやろうかなーと思ってさ」
アルミン「……」
エレン「ズボンのすそに手を差し入れて」
アルミン「はいストップ」
ベルトルト「……」ゴクリ
ライナー「……ふむ」ギリリ
ジャン「おいライナー! 俺はまだ何も言ってねえだろ! 離せ!!」
アルミン「やっぱり人に話すようなことじゃないよ!!」
アニ「……」
クリスタ「ヒャー!///」
アルミン「見てよ! サシャが口にパン突っ込んだまま固まるレベルだよ!!」
サシャ「……」モ
エレン「そ、そうか……悪い」
アルミン「ミカサも、拒むときは拒まなきゃ駄目だ!」
ミカサ「わっわたしの命も身体もっ……もう昔から、え、えれんのものなので、ので」
アルミン「そうですね」
ジャン「うもっ! ウロロロロ!!」トシャー
コニー「うわっ!ジャンが吐いたぞ!!」
エレン「でな、ズボンに手を入れて揉んでたんだけど」
アルミン「続けるの!?」
エレン「やっぱりミカサの顔が真っ赤になっててさ」
ミカサ「///」
エレン「昨日より息も荒くなってて、もう泣きそうな顔になってたから」
アルミン「エレン、もう……」
エレン「すぐにやめようと思ったら、ミカサが『も、もっと下の方……』って」
ジャン「は、はぁ…う、うぐっ……!? え、えぼっ!! ェ、ェーヴ!!エーヴ!!」ビタビタビタ
コニー「ジャンがリアルに吐いてるぞ!!」
アルミン「地獄だ……!」
ライナー「で、続きは?」
ベルトルト「ライナー……」
エレン「いや、今日もそれで終わりだ」
ミカサ「……」
ライナー「……そうか」
アルミン「……」
ライナー「明日に期待だな」
ベルトルト「ライナー……昔の君は戦士だった」
ライナー「……なんだって?」
ベルトルト「今は違う」
ライナー「……かもしれん」
アルミン「はいはい解散! 解散!」
ゾロゾロ……
エレン「……なんでみんなお辞儀してんだ?」
アルミン「放っておいてあげて!!」
――――翌日、夕刻
アルミン「はぁ、今日も厳しかったね……」
ミカサ「食事はきちんととって、すぐに身体を休めるべき」
アルミン「そうだね……でも、今日もパンとスープだけなんだよね……」
エレン「あぁ、昨日はミカサのおっぱい揉んだんだけど」
アルミン「……」バターン!
ミカサ「///」
エレン「アルミン! 大丈夫か!!」
アルミン「大丈夫じゃないよ!!」
エレン「そうか!」
アルミン「今までは腹筋だったからまだセーフだったのに!」
エレン「折に触れてさ」
アルミン「触れすぎだよ!いよいよ人に話すようなことじゃないよ!!」
ミカサ「た、ただのマッサージ、マッサージだから」
アルミン「マッサージでも胸は揉まない!!」
アニ「ライナー……どうする?」
ライナー「いや、今日はまだだな……ヤルなら次の休暇で人が出払ったときだろうな」
ベルトルト「……何が?」
ライナー「ナニだ」
アルミン「そもそもどうして人が集まる夕飯時にそんな話をするのさ!!」
エレン「だ、駄目かな」
アルミン「サシャなんてすでに完食していつでも聞けるようにスタンバってるレベルだよ!」
サシャ「……」フゥーッ
エレン「そ、そうか……悪い」
ユミル「……もういいだろうアルミン? 聞いてやれよ、そういいうプレイなんだろうさ」
アルミン「幼馴染の情事の詳細を聞く身にもなってよ!!」
エレン「でな、おっぱい揉んでたんだけどさ」
アルミン「うん……」ポロポロ
エレン「胸筋で押し上げられて張りのあるおっぱいがなんとも揉み応えがあって」
アルミン「……」
エレン「大きすぎず小さすぎず、俺の手にしっかりと収まって、まさにミカサのおっぱいだったな」
アルミン「そう、よかったじゃない……」
クリスタ「~~~///!!」バタバタバタ
ユミル「あっはっはwwwあっはっはっはwwwww」
エレン「で、しばらく夢中になって揉んでたんだけど」
アルミン「……」
エレン「やっぱりミカサが息を荒げながら、手で口元を覆って、まるで声を押し殺してるような感じでさ」
アルミン「……エレン」
エレン「なんか太ももをこすり合わせて、辛そうにしてたんだけど、流石に三度目だからだんだん俺も分かってきて」
アルミン「エレン、ちょっと待って」
エレン「どうしたんだ?って聞いたら、ミカサは首を振るばっかりだったんで」
アルミン「エレン」
エレン「『もっと下の方』を触ってほしいのかって聞いたら、ゆっくりうなずいてさ」
アルミン「……!?」
エレン「なら仕方ないってんで、へそよりもっと下の方を……」
アルミン「あっ……ああぁぁぁぁぁ!?」
エレン「そう……」
エレン「……昨日のようにな!!」
アルミン「……アルレルトパンチ!!」シュッ
エレン「くっ!イェーガード!!」カキーン
アルミン「……エレン!……エレン!!」
エレン「どうしたよアルミン?」
アルミン「それはもう……ペッティングだ!!」
エレン「ペッティングってお前」
アルミン「君ら二人は、分かってて僕に聞かせたろ!!」
エレン「そりゃそうだろ……ここまで何の知識もなくやってたら異常だろ」
アルミン「だってエレンだもの!」
エレン「いや、そこまで鈍感じゃねーし……俺をなんだと思ってたんだよ……」
アルミン「そ、そうだね……ごめん……」
エレン「……いや、俺も巻き込んで悪かったよ」
ミカサ「……///」
ジャン「……」グイッ
コニー「うわっ! お前人の服で何に拭って……おい!? まさか!?」
マルコ「ジャンは弱い人間だから……今ナニをすべきか、明確にわかるんだろう」
アルミン「ミカサもミカサだ! エレンだからって身を許しすぎだ!!」
ミカサ「わ、わたしは……かまわない、エレンなら……」
アルミン「でもエレンはミカサが君に従順なのをいいことにやりたい放題だ!
このままだと、君は本当にそこのゲスに処女膜ブチやぶられるよ!!」
エレン「ひどくない?」
ミカサ「……うん。もしかしたら手近な女性がたまたま私だっただけかもしれない」
ミカサ「もしかしたら、エレンは私に対してそういう感情は持っていないかもしれない……」
ミカサ「それでも良い……私は……私の全ては、元々、エレンのものだから……」ポロポロ
アルミン「ミカサ……」
ミカサ「そしてそんな背徳感がたまらなく心地よくてついつい身体を許してしまう」キッ
アルミン「あ、そう」
エレン「えぇー、ちょっと待ってくれよ……俺だけ悪者じゃないか?」
アルミン「だってそうでしょ!? じゃあ君はミカサの事をどう思ってるんだ!!」
エレン「家族」
アルミン「ほらもう!!」
ミカサ「……///」ブルッ
アルミン「ミカサああぁぁぁ!!」
エレン「え?だっておかしいだろ! 家族でペッティングしちゃいけないのかよ!?」
アルミン「普通はしないよ!!」
エレン「えぇ……じゃあ俺の父さんと母さんもペッティングしちゃ駄目なのか!?」
アルミン「……んん?」
ミカサ「!?」
エレン「じゃあ……母さんはどうやって俺を産んだんだ……」
アルミン「ちょっと待ってエレン」
エレン「じゃあ……父さんと母さんは家族じゃない……?」
アルミン「ごめんエレン、前提がおかしかったみたいだ」
エレン「え?」
アルミン「家族って広義のくくりじゃなくて……ええと、家族にも色々とあるじゃない?父母兄弟とか狭義のくくりが」
その狭いくくりで言うと、ミカサはエレンの何……?」
エレン「……妻?」
ミカサ「……!!」バターン!!
アルミン「なんだ、ただのノロケか……」
ユミル「だから言ったろ、そういうプレイなんだよ……」
ミカサ「……!!……!!///」ゴロゴロゴロガッシャアァァ
エレン「ミカサ!?」
ガチャ
ギイイィィィィ
アルミン「!?」
キース「今しがたペッティングと聞こえたが……誰か理由を説明してもらおうか……」
ミカサ「……」スッ
ミカサ「私とエレンがペッティングをしていました」
アルミン「!?」
キース「また貴様らか……」
アルミン「また!?」
キース「少しは慎みを覚えろ」
ガチャバタン
アルミン「……おめでとうでいいんだろうか」
進撃の前戯 ~attack on petting~
おわり
ミカサの腹筋を愛でる話を書きたかっただけだから続きは無いんやで
またどこか別の腹筋で会おうな
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