P「小鳥さん」音無「Pさん」 (19)
激短SS。
Pと音無小鳥のなんでもない話。
書き貯めなどない。
GO!
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P「最近アイドル達が伸び悩んでる気がするんだよなぁ……律子の方はどうだ?スッゴく順調そうじゃないか」ギーコーギーコー
律子「んー、そうですね。小町の三人は特に問題無いですよ」ギーコーギーコー
音無「伊織ちゃんたちは前回のフェスで、格上のジュピターに相手に金星上げたくらいですから。今が上り調子じゃないですか?」ギーコーギーコー
P「そうですよねぇ……俺の所は、春香のランダム閣下化と美希のムラっ気と、千早のバーサークと、貴音の不幸体質さえ無ければいくらでもやりようが有るんだが」ギーコーギーコー
律子「前途多難じゃないですかヤダー」ギーコーギーコー
P「……」ギーコーギーコー
音無「……」ギーコーギーコー
律子「ちょっと、無視しないで貰えません!?」
P「いやだって」
音無「律子さんには似合わないかなーって」
律子「音無さんのやよいの真似も似合わないですよ。何十歳離れてるんですか」
音無「ぴよ!?まだ二十八だから一四しか………二倍」
P「倍率更にドン!ですね」
P「………………」ギーコーギーコー
音無「………」ギーコーギーコー
律子「……」ギーコーギーコー
P「ブランコも、飽きましたね」
音無「良い大人が三人でブランコって言うのはアレですよね……まったく誰のせいだ!」
律子「音無さんが飲みに行こうって言うから、私もプロデューサー殿も定時で揚がったんですけど……まさかの休みですよ」
音無「ぴよよ、面目ねぇです律子さん」
律子「じゃあ解散かって思えば宅飲みですよ!宅飲み!!なんて言って」
P「まぁまぁ。明日は休日なんだし、多少遅くなっても良いだろ?いざとなれば泊まっていけよ」
律子「二人の愛の巣で眠れるほど図太くないんですけど……」
音無「あ、愛の巣……?!」
律子「へぇ?違うんですか?」
P「ああ、あれは賃貸だから違うな。その内マンションを買うから、それが俺と小鳥さんの愛の巣さ!」キラン
音無「Pさん……!」ウルルン
律子「ははぁ……(これがあるから宅飲みは嫌なのに」
P「そろそろ電車来るな」
音無「じゃあ駅に入りましょう!」
律子「そうですね…………プロデューサー殿は、どうして車を買わないんですか?」
P「どうしてって?」
律子「だってプロデューサー殿と音無さんの家って、此処から一駅の距離ですよね?車の方が早いし楽じゃありませんか?」
音無「あ、私も気になってました!どうしてなんですかPさん?」
P「いや……あのさ、だってさ」
律子「はっきりしてください!」
P「うぅ、すっげえ恥ずかしい理由だぞ?」
律無「かもん!」
P「…………………………………………………恋人と一緒に電車通勤って、ロマンチックじゃないか?」
律子「……?」
音無「ロマンチック……?」
P「糞っ、あくまで俺にはロマンに感じるんだよ!悪かったな!!」
律子「いやあ随分と若々しいロマンですね。年甲斐もない」
P「はぁ!?年甲斐ってお前、俺と二歳しか離れてないだろ!」
律子「私は二十歳。プロデューサー殿は二十二。世代差を感じるわー」
音無「……」
律子「あ」
P「小鳥さん!大丈夫まだ若いよ!」
音無「ま、まだ……」
P「えぇ!!二十八なんてギリギリ若者です!!」
音無「」
律子「……えげつない追撃ですね」
P「え!?」
P「着いたな」
音無「着きましたね」
律子「飛ばしましたね」
P「え?」
音無「飛ばすって……なにを?」
律子「場面というかなんというか……………気にしないでください。ほら、早く入りましょう!」
P「お、おう」ガチャ
音無「ただいまー!」
貴音「お帰りなさいませあなた様、小鳥嬢、律子嬢も」
P「ははは、誰も居なくても言いたくなりますよね」
律子「声かけ、男性物の下着干し、一人暮らしの知恵ですよね………よね?」
P「あぁ……あぁ?」
音無「えぇ……えぇ?」
響「貴音ー?プロデューサー達が帰ってきたのかー?」
貴音「えぇ」
美希「なら早く入って貰うべきなの。もう鍋の準備は出来てるし!」
響「あとは三人が座れば完璧さー」
貴音「そうですね……上着を」
P「あ、ぁぁありがとう」
貴音「ささ、小鳥嬢も」
音無「あ、ありがとう」
貴音「律子じょ……律子嬢?」
律子「なんでアンタらがいるの?」
貴音「?」
P「不思議そうな顔をされてもなぁ……」
P「お、良い匂い」
響「自分特製の四種鍋さー。ちゃんとパーテーションが付いてる鍋を買ってきたんだぞ」
P「響は可愛いなぁ」ナデクリナデクリ
響「えへへ」
律子「へぇ、響はやっぱり家庭的ね」
響「節約の為に自炊してるからな!慣れると面白いんだぞ」
律子「立派ねぇ……」
美希「しっかり、貴音しっかりするの!」
貴音「み、き……強く生きな、さ…………い」ガクッ
美希「貴音ぇぇぇ!!」オロロロロ
音無「あの、盛り上がってるのにごめんなさいね。聴き出す前に律子さんがカーフブランディング決めちゃったから事情も分からなくって、私少し困惑してるの」
美希「え?」
音無「なんで私の家の中にいたの?」
美希「鍋パーティーしたいなって思って」
音無「鍵は?」
美希「貴音がプロデューサーから合鍵貰ってたし……は」
音無「……」
美希「へ、変な意味じゃないよ?一年前、美希とプロデューサーが地方ロケ行った時なんだけど、TV局の人に書類渡すの忘れたからっていって貴音に電話してたの!「手紙受けの蓋の裏側に合い鍵あるから取って探してくれ」「貴音は頼りになるなぁ。合い鍵持っててくれて良いよ」って!!」アセアセ
音無「一年前……」ぴよぴよ
美希「でも、入っちゃったのはごめんなさいなの……」
音無「そうよ美希ちゃん、人の家に勝手に入るのはいけないわ。来るならちゃんと連絡してね?」
美希「はいなの……」
P「三人とも!早く鍋パーティーを開始しよう!」
響「出来たてが一番美味しいさぁ!締めのラーメンもあるぞ」
貴音「どさんこらぁめんぱわぁ!めいくあっぷ、ですね!!」シュバババババ
美希「た、貴音……」
音無「うふふ。美希ちゃんも行きましょう?冷めちゃうわよ?」
美希「うん!」
貴音「響、らぁめんはまだですか?」
響「締めだって言ってるだろ!?」
美希「相変わらずなの、あはっ」
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