モバP「アイドルも増えてきたし、うちの事務所も業界じゃ大きな存在になってきた」
凛「プロデューサーの頑張りのお陰かな」
モバP「みんなのお陰だって。で、人の目が増えるだろ?すると身なりに力を入れなければならない。送迎にも気を使うし、車を高級車にしたりしてな」
凛「今のままでいいと思うけど。765プロは質素にやってるよ?」
モバP「あそこは少数精鋭で特殊だから。うちはほら、大所帯だし」
凛「なら余計に無駄遣いできないよ」
モバP「アイドルの送迎にフェラーリとかリムジンとか使いたいなー」
凛「ミニバンでいいけど……」
モバP「夢も希望もねえなそれ」
凛「乗れればいいし。未央たちは面白がって喜ぶかもしれないけどさ。男と違って私は実用性しか見ないからね」
モバP「動けばいいってやつだろ?」
凛「うん」
モバP「唐突ですが、ここにキャッシュで5000万あります」
凛「気をつけなよ?盗まれても知らないからね」
モバP「カードなんてありきたり!今の時代キャッシュで高級車を買うのが流行る!」
凛「いや……流行らないから」
モバP「アタッシュケースをパカッと開けて「支払いはこれで」」
凛「それ別にカッコ良くないからね。むしろカードで払ってよ。札数える側の手間も考えて」
モバP「なんと分割手数料が掛からない」
凛「なら一括で払いなって」
モバP「フェラーリ屋「ヘイラッシャイ!」」
凛「寿司屋かっ!」
モバP「「今日は新鮮、出来立て活きのいいフェラーリあるよ!」」
凛「寿司ネタかっ!」
モバP「醤油をつけて頂きます」
凛「口に入れちゃだめ!」
モバP「凛はワガママだなぁ」
凛「今のそういう問題じゃない!」
モバP「大将!おあいそ!」
凛「やっぱり寿司屋だよ!」
モバP「大将「勘定は30万ドル!」」
凛「アメリカだった!」
モバP「そこでカード払いなんてナンセンスですよ」
凛「えっ?私今の話ついていけない……」
モバP「大将「はい3000万円入りまーす!お釣りはこちら!あ、お釣りはなかったアルヨ!」」
凛「日本円で払っちゃったよプロデューサー!しかも大将中国人じゃん!」
モバP「3000万円も30万ドルも同じようなもんだろ?」
凛「違うよ!全然違うよ!レートとかさ!」
モバP「モバP銀行は1ドル=100円でお取り引きさせて頂いております」
凛「ダメだって勝手にレートいじっちゃ」
モバP「だめぇ?」
凛「加蓮っぽく言ってもダメ」
モバP「というわけで車を買おう」
凛「嫌だよ!不安しかないよ!今の話とか聞いて」
モバP「でさ、フェラーリってどこへ行けば買えるんだ?」
凛「そこから!?」
二人「ありがとうございました!」パチパチ
会場「」
モバP「贅沢なんてしなくてもアイドルは輝ける!余計な出費は避けよう!」
凛「シンデレラプロダクションは質素を応援しております!」
モバP「凛&Pのお笑いマジック!来週も要チェキ!」
凛「イェア!」
楽屋裏
凛「……シンデレラガールの私がさ、今さら人生最大の挫折感を味わったよ……」
モバP「……言うな」
ちひろ「私の書いた台本通りでよかったですよ!また来週もお願いしますね!」
モバP「色々な意味でブラックな業界に勤めているのだが、もう俺は限界かもしれない」
おまケ
凛「あ、この5000万マニー本物だ」
モバP「それな、凛がシンデレラガールになった記念カードでたくさん儲け出たからってちひろさんが。凛へのボーナスだってさ」
凛「やっぱり優しいね」
モバP「ああ。ちひろさんは天使だよ。もっとガチャしないとな」
凛「そうだね。でも回しすぎちゃダメだよ?プロデューサーも私のカードに大金なんて使ってさ。あまり無理してほしくないよ」
モバP「優しいな、凛は」
凛「このボーナスはあげる。私からの感謝の気持ち」
モバP「いいって」
凛「貰ってくれなきゃ困る」
モバP「なら二人でさ、二人の物を買いに行こう」
凛「それ良いね」
モバP「ずっと使えるものがいいな。凛専用の送迎車本当に買っちゃおっか?」
凛「特別扱いはダメ」
モバP「冗談だって」
凛「ねぇ、プロデューサー。私シンデレラガールにもなったし、お願い叶えてよ」
モバP「お願い?」
凛「同棲……とかさ?」イチャイチャ
ちひろ「リア充ばくはつしろぉぉぉぉ!うわぁぁぁぁん」
おしマイル
朝から深夜に失礼します
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