ぷちどる達による律子の誕生会 (36)
ぷちどる達が律子さんの誕生日を祝うだけの短いSSです。
何処か(ぷちどるの鳴き声とか)間違えてるかも知れません。
ぷちどるが嫌いなお引き取りを。
それでは。
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ぷちどる達が何やら話し合いをしているようです。
いお「もっ」
ちひゃー「くっ」
こあみ「とかー」
こまみ「ちー」
ちっちゃん「めっ」
どうやら、律子さんの誕生日をお祝いしたいようです。
さて、何をプレゼントするつもりなのでしょう。
ゆきぽ「ぽぇー」
はるかさん「かっかー?」←わかっていない
こあみ「とかー!」クレヨン
こまみ「ちー!」クレヨン
こあみとこまみは律子さんの似顔絵を書いてプレゼントするみたいです。
いお「!?」
ゆきぽ「?」
いお「もっ!」クレヨンぽーい
いおも似顔絵にしようと思っていたようですが、被るのが嫌みたいです。
ちっちゃん「めっ」
ちっちゃんはちっちゃん特製のパソコン高速化ソフト。
あふぅ「ナノー」
あふぅはおにぎりを握ってプレゼントするみたいです。
……どうやって、握るのかなんて考えたらダメです。
さて、他の子達は……。
ゆきぽ「ぽぇー」とんとん
いお「もっ?」
ゆきぽ「ぽぇ」つ紙とペン
いお「もっ! もっ!」
いおとゆきぽは日頃の感謝を込めて手紙を書くことにしたようです。
たかにゃ「しじょ」
ちびき「だぞー」
ちびきは子猫の貯金箱……粘土で作ったみたいです。
たかにゃ『秘境限定らぁめん』
たかにゃ「……」
たかにゃ「……」じゅるり
自分で食べたらダメですよ?
ちひゃー「くっ!」
ちひゃーはオリジナルの歌をプレゼントするようです。
みうらさん「あらー」
みうらさんは律子さんの連行……案内係ですが、何かしたいようです。
みうらさん「……」
みうらさん「うふふ」
みうらさんは何かを思いついたようです。
まこちー「まきょー」
まこちーは健康グッズをプレゼントするみたいですね。
まこちー「へへっ」
……自分のじゃないですよね?
まこちー「ヤー!?」ぶるんぶるん
ぴよぴよ「ぴっ!」
ぴよぴよは……映画のチケット二枚のようです。
みんな大体、決まって来たようですね……おや?
やよ「うー……」ぐすっ
やよ「うー」五円玉のネックレス
やよ「うー」
やよ「……」ぐすっ
やよ「うー……」うるうる
はるかさん「かっかー!」もっちゅ
やよ「う!?」びくっ
はるかさん「もにゅもにゅ」
やよ「……」
やよ「うっうー」
そうです。気持ちが大切なんですよ?
そしてーー。
律子「ふぅ……今日も忙しかったわね……ま、良いことだけど」
みうらさん「あらー」
律子「え?」
フヒュッ!
律子「え、なに……ここ……事務所?」
パンパンパーン!
『律子さん。誕生日おめでとう!!』←達筆
律子「え?」
律子(みんな忙しくて、私の誕生日会は明日になった筈……)
ちひゃー「くっ! くっ!」ぺしぺし
律子「これ……あなた達が?」
いお「もっ!」
律子「……」
ちひゃー「くっ?」
律子「ううん……何でもないわ……ありがとう」
ちひゃー「くっ」
ゆきぽ「ぽぇー」
律子「お料理もあるの? どれどーー」
形容し難き物「UUURRRRRRYYYYYYYY!!!」
ぷちどる達が一生懸命作りました。
律子「れ……?」
ぷちどる達「……」じー
律子「お、美味しそう!」ぱくっ
律子(どうしよう……本当に美味しい……)うるっ
律子「プレゼントがあるの?」
こあみ「とか!」
こまみ「ちー!」
律子「あら、これ私? ありがとう」
やよ「うっうー」
律子「これ……綺麗な石ね。くれるの? ありがとう」なでなで
やよ「うー」
DIO?
たかにゃ「しじょ!」
律子「ラーメン? ありがとう。美味しく食べさせて貰うわ」
たかにゃ「……」じゅるり
律子「くすっ……後で一緒に食べる?」
たかにゃ『否』じゅる
律子「私があなたと食べたいの……ダメかしら?」
たかにゃ『是非』
>>14ただの叫び声をあげる料理です。悪の救世主とは関係ありません。
ちびき「だぞー!」
律子「あら、可愛い子猫……ちびきが作ったの?」
ちびき「ないさー」
律子「ふふふ……ありがとう」
あふぅ「ナノー」
律子「あら……おにぎり? 良いの?」
あふぅ「ナノ!」
律子「ありがとう。きっと、美味しいわ」
ちっちゃん「めっ」
律子「これは……これがあれば……うふ、うふふふ……」
いお「もっ……」
律子さん。怖いです。
ぴよぴよ「ぴっ!」
律子「映画のチケット? 確かにこれは見たかったけど……二枚も貰っても……」
ぴよぴよ「ぴっ」
律子「ぷ、プロデューサーと!? い、いや……私とプロデューサーはそんなんじゃあ……」
ぴよぴよ「ぴっ……」しゅん
律子「わ、わかりました! プロデューサーを誘って行くわよ! 行けば良いんでしょ!」
ぴよぴよ「ぴっ!」ほっ
たかにゃ『作戦通り』
まこちー「まきょー」
律子「健康グッズ? 私の事を心配してくれて? ありがとう」
まこちー「へへっ」
いお「……」
律子「いお? どうしたの? そんな所に隠れて……」
いお「キー!」
ゆきぽ「ぽぇー」
いお「……もっ」
律子「? 手紙、読んでくれるの?」
いおとゆきぽの手紙には二人の日頃の律子さんへの気持ちが込められていました。
物ではないけれどーーその想いは律子さんの心にずっと、残り続けるでしょう。
律子「ありがとう……」ぎゅっ
いお「もっ!?」
ゆきぽ「ぽぇー」
律子「本当に、本当にありがとうね……」ぎゅう
いお「もっ……」ぷいっ
ゆきぽ「ぽー」にこにこ
ちひゃー「くっ!」
律子「歌ってくれるの? じゃあ……聞かせてもらおうかしら?」
ちひゃー「くっ!」
ちひゃー「くっくっくーくっ」
律子「……私って、こんなに涙もろかったかしら……」
はるかさん「かっかー!」もちゅっ
律子「違うの。これは嬉しいから泣いているのよ?」なでなで
はるかさん「?」もにゅもにゅ
ぷちどる達から貰ったプレゼントは、他の人から見たら無価値な物ばかりでしょう。
ですが、律子さんにとってはどんな宝石やお金よりも大事な物です。
はるかさん「かっかー!」
律子「はるかさんの笛?」
律子「はるかさんを呼べるの? あ、ありがとう……」
みうらさん「あらー」
律子「え、何、みうらさーー」
フヒュッ
何処かの公園。
律子「ぷ、プロデューサー!?」
P「律子。遅かったな?」
律子「みうらさーー」
フヒュッ
律子「」
P「律子。俺に話があるんだって?」
律子「あー……そういうこと……全く……ふふふ」
P「?」
P「そうだ。律子、誕生日おめでとう」
律子「あ、はい……ありがとうございます」
P「プレゼントを渡したいところだけど……抜け駆けになっちゃうから、勘弁してくれ」
律子「いいえ……十分です」
律子「あの……プロデューサー……これ」
P「映画のチケット? 俺とで良いのか?」
律子「べ、別にプロデューサーが嫌なら良いんですけど……」
P「……いや」
P「俺も律子と行きたいな」
律子「そ、そうですか……私も……」
P「ん」
律子「プロデューサーと……映画を見に行きたいです……」
律子「ああ……もうっ! ……照れちゃいますね」
P「照れ屋な律子が良く言えたな?」
律子「て、照れ屋で悪かったですね!? ……ま、あの子達のお陰かな」
P「あの子達?」
律子「何でもありません」
P「おい……何だよ」
律子「プロデューサーには教えてあげませんよーだ……なんて、ふふふ」
P「まあ、大体は察しもつくけどな……」
律子「プロデューサー? 受け取ったからには、絶対連れて行って貰いますからね?」
P「勿論だ」
この日は律子さんの特別な誕生日になりました。
それはきっと、律子さんの心の中に輝き続けるでしょう。
もしかしたら……それがぷちどる達の本当の誕生日プレゼントなのかも知れませんよ?
それではーーまたの機会に。
end
すまぬ……律っちゃん。もう少し時間があれば……。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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