ニコとホノカの魔法律相談事務所 (31)
※ラブライブキャラが死ぬので注意、内容もめちゃくちゃ、それでもOKなひとだけ読んでね
「ハナヨとリン」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403429530
???「....ここであってるのかなぁ?」
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霊でお困りの方
御相談承ります。
広報担当
高坂穂乃果
矢澤魔法律相談事務所
○市○町○-△-○-3F
○△(○△○△)○△○△
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コンコン
???「し、失礼します」カチャ
「ああああぁぁあぁぁあッ?」
???「!」
穂乃果「にこちゃぁぁん、それ穂乃果が買ってきたジャビンだよ!
穂乃果が先だよ~!」
にこ「にっこにっこにー」
にこ「ふふふ、見て見てここなんかスゴイわよ、ほらほら」
穂乃果「にこちゃぁぁん?この、人でなし!ヒトの楽しみがぁぁ...あ?」
穂乃果「お客さん?い、いらっしゃ~い、あ、あははは...」
???「は、はい...」
穂乃果「で、では気をとりなおしてー」
穂乃果「霊の事ならなんでもござれっ!よーこそ我が魔法律相談事務所へ?」
にこ「えー、仕事なの~?」
穂乃果「こっちが魔法律家の矢澤にこ」
穂乃果「で 私が高坂穂乃果、ニコとホノカって呼んでねっ!」
???「うん...」
穂乃果「...えと...お名前を教えてくれる?」
花陽「..小泉花陽です」
にこ「なんかブアイソな奴ね」
穂乃果「シッ!...えと花陽ちゃんは今日はどんな御用で...?」
花陽「...魔法律って...除霊みたいなものなんですか?」
穂乃果「え?う、うん、まーそーだね。年々増加する霊による犯罪を防ぐ為に作られたんだけどーー」
花陽「な、なんかインチキ臭いような...」
穂乃果「あ...やっぱり?」
にこ「話しだけじゃね、実演しましょーか?面倒臭いけど」すっ
穂乃果「で、でも実演ったって今は霊なんて..」
にこ「あんたはいいから机どかしときなさい」
花陽「...」
にこ「ー最近足、重いでしょ?」
花陽「ーー!な、なんで分かっ
穂乃果「、うわぁ!」
花陽「...え?」
「ケェェ...キョオオ...」
花陽「ひっ!いやああぁぁ!」
にこ「へー見えんのね」
穂乃果「動物霊だ...!いつの間にかくっついてきてじわじわ弱らせていく厄介者だよ...!」
にこ「なら話は早いわね」
にこ「魔法律第884条『獣性無断寄生』の罪によりー」
にこ「『追死』の刑に処す?」びっ
「ッ?ガ....ケェェ....」ボロボロ
花陽「.....!」
にこ「これが魔法律よ」
にこ「で、どこぞの幽霊をあの世なり地獄送りにしたいわけ?」
穂乃果「ど、動物霊ってたいがい霊の事で悩んで弱ってる人にくっついてるんだけど..」
穂乃果「できたら本題を聞かせてもらえないかな?」
花陽「...ご、五番線ですー
ーJR○△駅前ー
穂乃果「もーすぐ学校終わる頃だね、花陽ちゃん」
穂乃果「...にしてもさっきからジロジロ見られてる気がするんだけど...やっぱりこの変装目立ちすぎない?」
にこ「そんなわけないでしょ、完璧よ!」
ーニスド店内ー
穂乃果「帰りがけに友達とニスドかあ、花陽ちゃん...」
穂乃果「ま、陰があるといえばあるけど、意外と元気だね。様子見ることなかったのかも?」
にこ「...それはどーかしら」ムシャムシャ
穂乃果「...ん?あっ...席移動...?」
にこ「にっこっこ...」
穂乃果(変な笑い声..)
穂乃果「なんで...あれ?花陽ちゃん、か、顔色が...みるみる悪くなってく...!手まで震え出して...!」
穂乃果「ど、どーいうこと?」
にこ「...」ズズー
にこ「見ちゃったんでしょ、ホーム」
穂乃果「え?」
にこ「さっきの席からじゃ駅の
五番線のホーム、丸見えだからね」
ーーーーーー
穂乃果「ご、五番線の女の子?」
花陽「はい...○△駅の五番ホームに女の子の幽霊が出るっていう噂なんですけど...」
にこ「知ってるわ、足を引っ張られるってやつよね」
穂乃果「...!な、なんでほっといたの!」
にこ「仕事じゃないからよ」
にこ「ーでソイツが何?」
花陽「...その五番線の女の子がクラスメートの星空凛って噂があって...」
花陽「私の友達なんです...」
穂乃果「!」
にこ「....」
花陽「きっと成仏出来ないんだと思います」
花陽「だって凛ちゃんは私に、私に殺されたようなものだから...」
ー3週間前
凛『かよちーん!手つなごっ!』
私たちはすごく仲良しだった
高校に入っても周りとなじめずにいた私たちは、自然と目があった
凛『...うるさいね..』フフッ
花陽『...』コク
髪型は毎日相談して合わせた
いつも、いつもいっしょにいた
周りの目はまったく気にならなかった
花陽『ねぇ...私たち何があってもおばあさんになっても...』
凛『大丈夫..何かあったら凛が守ってあげる...』
花陽『ーうん、きっとね』
そんなある日凛ちゃんが風邪で休んで
高校入学の時から目をつけていたらしい合唱部が私に声を掛けてきた
突然世界が変わった
「すっごーい!」
「いい声だねー!」
「花陽ちゃんサイコー!」
それからの数日何もかもが輝いて見えた
凛『ねーねーかよちん!なんでお見舞来なかったの~』
花陽『ご、ごめんね...』
凛『すごくさみしか
「ねえ、花陽っ!またお願い!」
花陽『?』
「どうしても一人足りないのっ」
花陽『ーごめん、凛ちゃん...遅くなると思うから先にー』
凛『じゃ、じゃあ明日の髪型は?』
花陽『またメールで...ね?』
こんな事が何日も続いた...
凛『かよ..ちん...』
「いやー、まじすげーって花陽ちゃん!正式部員になってよ~」
花陽『...で、でも...』
「そーそー...って あ...花陽ちゃん、あの子..」
花陽『え?凛ちゃん...』
凛『何で?何で髪型勝手に変えるの?』
凛『私たちの...!』
花陽『凛ちゃんこれには訳が...』
凛『約束なのにぃ!!なんで最近つめたいの?なんで一緒に帰ってくれないの?この人たち誰?』
凛『おねがい凛のかよちん、凛からとらないで...!』
「うっわー超必死」
「キモイ...」
花陽『...』パシッ
凛『え?かよちん?』
邪魔だと思った
せっかく新しい世界が開けたのに
せっかく新しい友達ができたのに
「うそぉ..!」
花陽『?』
凛『かよちん...手、つないでぇ...』
ドカンッ
「キャアアアアアっ!」
「人が轢かれたぞぉぉ!」
花陽『う、うそ...』
花陽「それから私、ずっとお墓参り行ってて..何度も何度も謝っても...凛ちゃん五番線にいるみたいで...」
にこ「...あんた、事故から五番線に行った?」
花陽「こ、こわくて...行けないよぉ..!」ポロポロ
ーー
穂乃果「ーで、にこちゃんさっ」
穂乃果「本当に花陽ちゃん丑三つ時に五番線に行かせるの?」
にこ「花陽なら凛をおびき出すのに手っ取り早いからね...それともあんたが行く?」
穂乃果「い、いやそーいうことじゃなくて..ほら凛ちゃんはなんだかんだ言って花陽ちゃんの友達でしょ?」
穂乃果「キレイに成仏させるならともかくにこちゃんの魔法律によってはさ..と、友達の地獄送りのところなんてなるべく...ね?」
にこ「へぇ、ならあんたならこの件どーするの?」
穂乃果「うんっ霊をおびきだすところまで一緒だけど、話し合って円満成仏っ!!がベストかな?ファイトだよ!」
にこ「...話が通じなかったら?」
穂乃果「....え...?」
にこ「にっこっこ、メンドーなことになんなきゃいいけどね..」
ー真夜中
穂乃果「ーよし!二時十分前...!」
穂乃果「そーっとそーっと...にこちゃん..誰もいない?」
にこ「....」
穂乃果「オッケー、じゃあ穂乃果たちは霊に怪しまれないように後から行くから、先に五番線にー」
花陽「....!」ガクガク
にこ「...やめるなら今よ?」
花陽(....凛ちゃん!)ダッ
穂乃果「ー花陽ちゃん、大丈夫かな?」
にこ「さあね」
穂乃果「だって自分のせいで幽霊になった友達に
「こらこら君達!こんな夜になにをやっているんだ!!」
穂乃果「あ、やばっ!警察だ!」
にこ「はぁ、仕方ないわねぇ」
にこ「魔法特例法第11項よりー」
にこ「『魔睡針』を発令する」
「お?あ....」プスッ ドサっ
穂乃果「ちょっ!魔法律は一般人に使っちゃダメなのに!」
にこ「三日三晩目が覚めないだけよ、それより急ぐわよ」
穂乃果「えぇー、三日って...あれ?モヤっぽい...?」
にこ「いや、ちがうわね。この生臭さは『霊燐』...」
穂乃果「れ、霊燐って地縛霊が出す濃度の高い霊気...!それがこんなに大量に出てるってことは...!?」
にこ「にっこっこ」
にこ「ケーサツとのタイムロスが命取りになるかもね...」
花陽(ここで、凛ちゃんは...!)ハァハァ
花陽「...や、やっぱり私...無理..!」
花陽「くっ、」ダッ
「かよちん?」ガシッ
花陽「え?」
「ホ ホントに ホントに「ホント ホントに「ホ「ホントに「ホン「トにかよちん...?
花陽(な...!何...コレ?)
「てぇ.....にぎってぇ.....」
ガシッガシッガシッガシッガシッ
ガシッガシッガシッガシッガシッ
ガシッガシッガシッガシッガシッ
花陽「...うぁあ..!!ああああ..!!」
穂乃果「?」
穂乃果「にこちゃん...!あれは?」
にこ「凛の霊よ、幽霊というよりあれは化け物ね」
にこ「ただでさえ駅は人身事故で地縛霊が多発する..怨念が怨念を増長した結果ね」
穂乃果「急がなきゃ!」
にこ「にっこっこ 無事なら奇跡ね」
穂乃果「花陽ちゃん!」ざざっ
穂乃果「?」
にこ「ちっ」
花陽「うう...ううう?うぐうううううう?」
穂乃果「ま、まずいよっ!とりこまれてる!」
にこ「落ち着きなさい、まだ間に合うわ」
にこ「魔法律第244条『物体無断ー
穂乃果「!!にこちゃん、危ない」ダッ
穂乃果「うぅ?」ドサッ
にこ「穂乃果?ちぃぃ...!」
「凛とぉ かよちんのぉジャマはぁゆぅぅうるさないぃぃ....!!」
「ミテミテぇぇかよちぃぃいん こおんなにてぇがいっぱいぃいぃ!」
「たくさぁんかよちんとてぇつなぐために!!いいっぱいつけたのぉおおおお?」
花陽「り...んちゃ....」
にこ「ーそう、それはいいわね」
にこ「地獄で便利かもよ」
にこ「『物体無断霊化』及び『魔法律執行妨害』の罪によりー」
にこ「『冥王の晩餐』の刑に処す?」
「?ひっ」
パクン!!
穂乃果「!なっなんで花陽ちゃんまで...!」
にこ「だまって見てなさい、冥王の口に合わないものは吐き出されるから」
冥王「...」もっちゃくっちゃもちゃ
冥王「ぺっ」ぶりゅっ
穂乃果「あ、花陽ちゃん!...え?」
花陽「り...んちゃん」ぐぐぐ ずぽっ
「うぅ...」
にこ「ちっ、アホが...!」
穂乃果「だいぶ小さくなってる!」
にこ「冥王の唾液で霊気がこそげおちたのよ...しかしー」
冥王「ニニコ ニコ ニココニコニコ」オォォ
穂乃果「...今、な、なんて?」
にこ「ま、簡単に言えばメシを返さないと全員地獄行きらしいわよ」
穂乃果「そ、そんな!せめて凛ちゃんを地獄行きじゃなくするとか!な、なんとかならないの!にこちゃん!」
にこ「ーー穂乃果、あんた何か勘違いしてない?凛は罪を犯したのよ?」
にこ「罪には、罰よ」
冥王「ニ ニコッ!ニニココココオォォニコニコニコ!!」
花陽「りんちゃん...!」
にこ「冥王の胃袋は地獄に直結している...手を離さなかったら花陽、どーなるかわかるわね」
花陽「ー凛ちゃん...!ごめん...ね!」
花陽「あのとき私が手を握っていれば..こんなことには!!」
花陽「でも、でも?もう二度と...!離さない!!」
にこ「....それでいいのね」
花陽「いいよ 私ー
凛「だめ...だよ..かよちん..」
凛「でも うれ...しい 手ぇ うれしい」スッ
凛「ありがとう..」
花陽「あっ!凛ちゃん!...りん..ちゃん」
にこ「...ニコ ニコニコ ニココ」
冥王「....ニコッ」スゥ..
にこ「ー冥王の気が変わったわ、凛は『三途の川』行きに変更よ」
穂乃果「...!えへへ..もぅ!にこちゃんは素直じゃないなぁ!」
にこ「はぁ!?何言ってんのよ!変な勘違いしないでくれる!?」
ー二日後
にこの魔法律家ルールその1
【依頼人との再会を禁ず】
花陽「ごめんくださーい」コンコン
花陽(きのうもいなかった...いないのかな...)
花陽「あっ こんな時間...!遅刻しちゃうっ」タタタッ
穂乃果「...よかったぁ、花陽ちゃん元気そう」
穂乃果「もう会えないのはさみしいけど..穂乃果たちと関わると霊の厄介ごとにあっちゃうかもしれないしね..」ゴソゴソ
にこ「へぇ..なら、どこに行く気なのかしら?」
穂乃果「うぇっ!?」ギクッ
穂乃果「ちょっと花陽ちゃんにあいさつを...おっかしいなぁ~魔法律使ったら三日はにこちゃん起きないのになぁ~」タラタラ
にこ「ほほぅ」ガシッ
穂乃果「うわぁぁぁん、一言ぐらいしゃべってもいいじゃん!!さみしーよー」
にこ「あっちに迷惑なだけよ...それに、あんたにはに、にこがいるでしょ!///」
穂乃果「にこちゃん...!」
穂乃果「ふふふ、まったくにこちゃんは素直じゃないなぁ」
おわり
このSSまとめへのコメント
ムヒョとロージーだっけ?懐かしいなぁ