灰原「やらせろ、今すぐ」(7)
ムラムラしてるからネタに
立ったら書くよ。
立った?
灰原「はぁっ…はぁっ……、夢…?」
灰原「……頭が狂いそう、なんで…あんな夢…」
毎晩見る夢、それは甘味にそして狂気に満ちていた
街が、国が、世界が、性欲に溺れてしまった、そんな世界
常識などなんの意味もない、自らの性の悦びを満たす
それだけではない、男女の垣根を越えた性の悦びを満たせる世界。
灰原「……、狂ってる…のかしらね。」
はぁ、と吐いた息に異様な熱気が篭っていることに気づく
夢の中の世界では、犯して、犯して、犯した
まるでケダモノのごとく、その幼い肢体を必死に動かし悦びを満たす
ゾワリとする、だが、何もかも忘れ肉欲に溺れることができたら…
確かな甘い囁きでもある、この苦痛をあの苦しみを永遠に忘れることができれば…
そこまで考えて頭を必死に左右に降る
灰原「何を考えているのかしらね…、忘れるなんて…出来るはずもない」
だが、あくまでも知的に振舞おうとする彼女の脳裏には連日の悪夢
いや、淫夢の情景がはっきりとこびり付いている。
―何者かに犯されるところから始まるその夢は、行為が終わると肉体を変える
―醜悪とも言える肉棒を宿し、レイプ魔のごとき欲に任せ少女を犯す。
―泣き叫ぶ少女が動かなくなり、中に注ぎ終われば目が覚める。
夢の中だというのにその肉棒の快感すらしっかりと体に染み付いていた。
額を拭う、汗がぬるりとした感触を齎らし、無意識に伸びる手を戒め再び横になる
灰原(否定の使用も…無い、ソコは期待に濡れ始めているのだから)
情けないやら、悔しいやら… 興奮を必死に抑え無理やり眠りについた。
―朝
灰原「おはよう、博士」
阿笠「おはよう、哀クン。寝不足のようじゃな?ほれ、クマが出来とるわい」
決まってあの夢を見るのは深夜の2時、何時に眠ろうとそれは変わりない
ただ代え難い疼きを伴い、この体に肉欲を植え付けようとする
女に限らず男としての快感、喜びすらそうしようとしている
灰原「……、ちょっと考え事が多くてね、気をつけるわ」
阿笠「それなら良いんじゃがのう、体は大切にの?」
灰原「……ありがとう。」
夢の内容を博士に聞かせたら一体何というのだろう?
疲れていると言うだろうか、それとも軽蔑するだろうか
もしくは…襲われてしまうだろうか?
灰原「…っ!」
それは耐え難い事象…と以前の私ならば言っているだろう。
だが、今の私ならば悦んで…とは行かないが、精神的な葛藤は大分下がっているだろう
薬の副作用なのか、フラストレーションの所為だろうか、
そんなことを考えていると、博士の疑問の視線を受けてしまう
灰原「シャワー…行ってくるわ」
阿笠「うむ、身だしなみは大切じゃからの!」
逃げるようにバスルームに入り込む、どうしてこんな考えばかりが浮かぶのだろうか?
全く意味がわからない、理解もできない、―する必要もない。
混乱する思考を振り払い、シャワーを浴びるために衣類を脱ぐ。
ショーツに手をかけたところで鏡に視線を向けてしまう。
当然のように自分の体が写っている、だがその視線は自らの細いラインをなぞっていることに気づく
鏡に引き寄せられる、鏡の中の自分は何かを求めている、物憂げな表情が示するは…
それが何であるか、今の自分には理解できる鏡に手が触れる、首から下衣類に隠される部分は白くすべすべとしていそうだった。
胴体を中心に視線を下げていく、まず目に留まるのは胸。
僅かに膨らんできた、そんな胸で桜色の小さな乳首が膨らみの中心にあり白い肌と幼いなかの女性を演出していた。
指でそこをなぞれば硬さはあるがしっかりと柔らかさも出来始めている。
名残惜しげに指と視線を下げればウェストのラインがある、ここも当然のように白い肌であり
縊れが出来ている、筋肉など全くないような腹筋をすぎれば今はショーツに覆われた逆三角形地帯がある。
そこが何か、そこを犯される快感、犯す快感、生えた肉棒の快感。
灰原「……はぁ…はぁ…、犯したい…」
そこに釘付けにされた、回りくどい愛撫は今の自分には不要。
鏡に詰め寄る、目の前の自分はすっかり欲情し、口端から涎を垂らし
右手は有るはずのない肉棒を扱く動きをしていた。
灰原「……、あぁ、…もう…」
鼻息荒い中、なんとか正気に戻れた灰原は鏡から目をそらしながら
しっかりと濡れたショーツを脱ぐ、下ろす際に粘度の高い白濁した粘液が糸の橋を
その割れ目からショーツに掛けて完成させたのをしっかりと目に捉えてしまっており
ごくり、と息を飲んでしまった。
灰原「…」
阿笠「おぉ、随分長かったのぉ?」
灰原「あ、暑かったから…寝汗をかいてしまっただけ」
脱衣所ではぎりぎり抑えたものの、浴室内でシャワーを浴びながら結局は慰めていたのだった
中指を優しく挿入し、シャワーの水流で剥いたクリトリスを刺激する、すっかり高まっている体は
あっさりと迎えてしまう、しかし一度で収まるはずもなく二度、三度と続けて行ってしまったため
ようやく区切りをつけたのは30分後で、そこから普段のシャワーの時間だったのだ。
幼いそこは未だに熱を持ち、ピリピリしているのだ。
そんな中で必死に言い訳を行い、誤魔化す、苦しいものであるが阿笠はあっさり納得するのだった。
眠いからねる、マジキチ展開にしたい。
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