「…ぐぢゃ…ぐぢゃ…」男「なんだ?」 (20)

ここに入る前まで聞こえていた蝉の声は鳴り止み
今はただ、俺を探している生物の足音、いや自分の下半身を引きづる音しか聞こえてこない

あの生物から逃げるため、急いで入った部屋で一人の俺
孤独がこれほどまでに嫌な日はもうないだろう

…どうして俺、俺達はこんなところに来てしまったんだろう

男「怖い…怖いよ…」

身体は恐怖に支配され、所有権を奪われた
今の俺は、まるで電動歯ブラシの様に小刻みに揺れている

あの生物は何なのだろう
まるでスライムの様にぬるぬるとしていて、色もピンクと赤紫色で奇抜だった

それだけならただのスライムを皮膚に塗った生き物で終わるが…

あの生物は人型であり、関節など存在しない様な動き
その動き、姿を見て、この世に存在する生き物ではないと確信した

身体を両手で抑え、また考える
どうしてここに来てしまったんだろう…


七月十日______
その日、俺は友達と夏休みに肝試し計画を学校でしていた

皆、誰でも知っている心霊スポットをあげていくが
一人だけ、メガネさんがどこにあるかもわからない洋館をあげた

メガネ「あ、○○洋館なんてどうよ?」

男「何それ?聞いたことないんだけど」

メガネ「マジで?確かえっーと、かなり昔に事故なんかがあって住む人がいなくなってからは、なんかが徘徊してるって心霊スポットだった気がする」

友「なんだそれwその時の執事とかがまだ掃除してるだけじゃないの?」
女「そうじゃないん?」

メガネ「いやいやいや、確か噂によるとスライムみたいな人型生物らしいwww」

男「なんだそれwwドラクエかよww」

メガネ「じゃあそこに行くかww地図なら調べてあるよ」

男「OKじゃあ七月十四日行くか!」

友「分かったw想像だけで怖くて漏らしそうww」
女「漏らすなよwwwじゃあもう一人女の子連れてくる!」
男「スライム連れてくんなよww」

女「うるさいバーカww」

_______この日にタイムスリップできたら皆を殺してまで、この洋館に来なかっただろう

足音が近づいてくる
ゆっくりと後ろの壁にすり寄って行く

自然と呼吸数が多くなり、心臓の鼓動が早くなる

男「はぁ…はぁ…」

近くにある棒を掴み、前につき出す

あんな生物相手じゃ、太刀打ちできないだろうが、何故だか少し勇気が出てくる

あの生物はメガネを食べた

俺はそれを目の前で見てしまった

七月十四日____今日の朝だ
朝早くから集まった俺達はメガネが手に入れた地図の通りに道を歩いて行った
行く先は勿論、心霊スポット

街中とはとても離れていて森を越えなければ、その洋館は見えないらしい

男「お?あれか」
友「おおーすげ」

洋館が見えた
皆の顔はとても楽しそうだった

メガネ「普通に入っていいのかな」
女「心霊スポットが入場券取るのかよwww」
女友「www」

皆面白そうに写真を撮り続ける
俺も一応記念で五枚撮ったはずだ

洋館の扉はメガネが開けることにした

メガネ「堅え…wwよっしょっと…しつれーしまーす」

キイイィーとなる扉
古臭く錆びていて、扉はゆっくりと遅く開いた

えーと

もっと上手く書いたらまた来ます

もっとホラー感だしたいです

批判されまくってるが俺は見てるぞ
頑張れ>>1

>>19
ありがとサンクス
でもまたスレたてるから

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