プロデュサーと三人の女の子【デレマス】 (33)

私はこの春アイドルになりました。

ずっとずっと夢に見ていたアイドルに。

そして、私以外にもアイドルになった子がいるんです!!

これはそんなお話です。

私たち三人がアイドルになったお話です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403105868

期待!

「アイドルのプロデューサー……か」

下校途中の学生が現われるようになった時間。

俺は交差点で歩きながら呟く。

俺はアイドルのプロデューサーをすることになった。

詳しく話すと長くなるので簡単に言うと、いきなりアイドルプロダクションの社長にティン!ときたと言われスカウトされた。

二つ返事でいいと言ってしまったが正直不安だ。

歩きながら考え込んでしまう。

これから会うアイドルの子はどんな子なのだろう。

これから踏み込む世界はどんな世界なのだろう。

頭の中で様々なことが溢れ出てくる。

しかし、それは長く続かなかった。

「きゃっ、すみません」

「あ、こちらこそすみません」

歩きながら考え事をするもんじゃない。

人とぶつかってしまった。

ぶつかった相手は女子高生だった。

派手なわけでもなく、地味なわけでもない普通の女子高生。

しかし、何故か俺は彼女に目を奪われた。

「…………」

「?」

「えっと…私になにかご用ですか?」

ぶつかった女子高生は不思議そうに俺にそう訊いてきた。

「いや、別にないけど?」

俺は変な疑いを持たれないために、簡潔に答える。

「気のせい…だったかな?」

「すみません、これから養成所に行くところなんです!」

「失礼しますね!」

そう言って彼女は笑顔で去っていった。

俺は体を後ろに向ける。彼女を目で追うために。

彼女は遠くへ行くほど小さくなり点となって、そして、視界から消えた。

「………………」

しばらく立ち止まっていた。

まだ彼女に目を奪われていた。

しかし、ここにずっといるわけにもいかないので足を動かす。

さっきまであった不安はどこかへ消え去った。

今日はここまでです。
更新は不定期です。

始まりの書き方でお気づきの方。
一応、あれの続きになります
知らない方は知らないままでいてください。
大丈夫です。
知らなくても話は分かります。(むしろあれは必要なかった。あれを知るとこれを読む気がなくなる可能性有)
お願いします。

蛇足

陽一Pの凛のSSを見て、自分は本当に文章を書くのが下手だと再確認しました。

続き期待

陽一P?

>>11さん
ありがとうございます!
>>12さん
陽一Pっていうのはニコニコ動画でノベマスとかやっている方です。
自分が尊敬するPです。

【モバマス】 “楓は気づかいが少ない” 【高垣楓】
http://sp.nicovideo.jp/watch/sm17141089

なくてななくせ【渋谷凛SS・挿絵つき】
http://sp.ch.nicovideo.jp/youichi_9393/blomaga/ar512886?zeromypage_nicorepo

貼れたかな?

>>2さん
ありがとうございます!

すこし書きます。
いろいろ書き込みすぎてすみませんでした。これからはしません。

✽ ✽ ✽

「社長いますか?」

俺は事務所のドアを開けながら言う。

「おお! やっと来てくれたかね!」

ここが今日から俺が働く場所。シンデレラガールズプロダクション。略してCGプロ。

「正直、君が来るか心配だったよ」

ガハハハハッと笑いながら言う。 

「でしょうね。こんなに小さな事務所ならなおさら」

最近立ち上げたと聞いていたのでさほど驚かなかったがこの事務所は小さい。

この事務所は四回建ての雑居ビルの二階にあった。

外から見たときは事務所の中の方は……と期待したが中も中だった。

事務所の中は応接間や給湯室、社長室などの最低限の部屋はあるようだが、空き部屋が見当たらない。

社長室以外は壁で区切られてる訳でなく、パーティションで仕切られていた。

会議室はないようだがどこで打ち合わせはすればいいのだろうか。

唯一の救いは給湯室とは別にテレビや雑誌が置いてある憩いの場があることだけだ。

デスクは四つしかなかった。

一つのデスクは既に使われているようで、書類などが散乱していた。俺と社長を含めて社員は3人だけなのだろうか?

この事務所は一年もつのだろうかとまた不安に襲われるが、気にしたら負けである。

「さて、立ち話もなんだからこちらに来たまえ」

社長は俺を自室へ……つまり、社長室へ呼んだ。

さすがに社長室はそこそこに豪華だった。いや、本当はそんなにすごくないのかもしれないのかもしれないが、今の俺にはそう見える。

書類を置く棚もあるし、ソファーとソファーの間には机もある。そして、さっき見たものよりも少し豪華なデスクがあった。

ソファーに座れるように言われてから座ると社長が話を始めた。

「さて、君には色々説明しなてはならないね」

「色々っていうか全部説明してください」

「それもそうだね!」

また社長は景気の良い笑い声をあげた。

そこから社長は一から十まで説明してくれた。

今年の予算や俺の給料こと。

事務員の女性が一人いること。

その人の名前は千川ちひろさんということ。

研修は事務所に人がいないのでないということ。

アイドルのプロデュースはすべて俺がするが、スケジュール管理や現場への移動への付き添いなどのいわゆるマネジャーの仕事は社長や事務員さんもすること。

自分の武勇伝も話してくれた。

時間にして一時間弱で話は終わった。

そこで俺は違和感に気づく。

現在の時刻は17時30分である。

普通の小・中・高校ならとっくに下校時間を過ぎているはずだ。

しかし、先程からドアが開く音がまったくしない。ましてや挨拶の声もしない。

……嫌な予感がする。

俺はこの予想は外れていると信じて口を開く。

「……社長」

「ん? 何か質問かい?」

「いや……質問っていうか……質問なんですけど……」

恐る恐る口にする。

「この事務所にいるアイドルって何人ですか?」

「まだいないよ?」

外れてくれと願ったが即答だった。しかも、それを不思議そうに言う。

「なのにアイドルプロダクションって名乗っていいんですか!?」

俺は前にある机に体重を預けるように前かがみになって社長に怒鳴る。

「大丈夫、大丈夫」

社長はそんなことかと思っているのか余裕を含んだ言い方をした。

しかし、一体なにが大丈夫なのだろうか?

「君がスカウトしてくるアイドルが来ればアイドルプロダクションだろ?」

「…………はあ?」

言葉の意味が理解できなかった。

「だから、君がスカウトしてくれば……」

「いや、いや、いや」

目上の人が話している最中にしゃべるなんて失礼だが、今は別だろう。

「僕は昨日、スカウトされたばかりで右も左も上も下もわからない新人プロデューサーですよ?」

スカウトというものは才能というより経験が大切なものだろう。

だから、経験値が0の俺がスカウトなんてのは馬鹿げている。

「なのになんで?」

「ティンときたから」

「…………」

言葉を失う。

ここに来て1時間と少し。

いきなりですが辞表を提出していいですか?

以上です。
しばらくは書かないと思います。7月中旬辺りにまとめて書いていきたいと思います。
レスを返しすぎてすみません。嬉しくてつい……
動画は作ってます。完成してないので投稿はしてないです。
また書きすぎましたね。すみません。
それでは

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