奈緒「その次は読モの子がＰさんに一目惚れするって夢だったんだ」

モバＰ「まゆのことか。仙台から来たって言ってたな」

奈緒「その次は凛がCDデビューするって夢だった」

モバＰ「それからすぐに凛にCDデビューの話が来たよな」

奈緒「次はあたしや加蓮のCDデビューする夢だった」

モバＰ「あの頃からみんな『奈緒が予知夢を見る』って騒いでたよな」

奈緒「それからずっと見てなかったけど……凛が誰かに押されて自転車とぶつかる夢を見たんだ」

モバＰ「なにか凛に言いたそうにしてたのはそのせいか。まぁ軽傷だったからよかったけどな」

奈緒「それから加蓮が急に体調を崩して少し休養する夢だった……」

モバＰ「あの時の奈緒の取り乱し具合はひどかったな」

奈緒「それからずっとみんなに不幸が起きる夢ばかり見てた」

奈緒「それで……昨日あたしが見た夢は……」

奈緒「階段から……Ｐさんに突き飛ばされる夢だった……」

モバＰ「そうか」

奈緒「凛のことも……加蓮のことも……みんなのことも……Ｐさんにしか言ってなかった……」

モバＰ「…………」

奈緒「Ｐさんが……やったのか？」

モバＰ「ああ」

奈緒「なんでだよ……なんでそんなこと……」

モバＰ「それはな……」ﾄﾞﾝｯ

奈緒「Ｐ……さん」ｺﾞｼｬｯ

モバＰ「お前の夢を叶えてやりたかったからだよ」

奈緒「……………………」

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奈緒「なーんて夢見ちゃってさ、アニメの見すぎだよな」

モバＰ「当たり前だろ。なんで俺がそんなことしなくちゃならないんだよ」ｽｯ

奈緒「うわっ！」ｻｻｯ

モバＰ「逃げるなよ……ちょっと傷ついたぞ……」

奈緒「ごめんごめん。冗談だって」

モバＰ「なぁ奈緒」

奈緒「んー？」





「夢、叶えに行こうか」ﾆｺ