a国
男「......」スピースピー
執事「主様。」
男「...ん?」ゴシゴシ
執事「朝食の準備が整いました。」
男「ご、くろうさま。」ふあ...
執事「では。」ガチャ
男「ふぃーー。今日も気張りますかっと。」
ガチャ
男「おはよう。」
「「「おはようございます!!!」」」
男「ふぃー。大変だね、主ってモノも。」ボスッ
男「そこいらの家庭と対して変わらない生活の割には、そこいらの家庭と一線を画す生活ねぇ...。執事、b国のなんていうジャンルだっけ?非現実的な事を望み見るものは。」
執事「アニメ、もしくはゲームというモノにございます。」
男「そいつに憧れる奴に俺は託したいね。俺の役割を。どれだけヒーローが汚いかってものもね。」
執事「恐れながら主様。我々戦争屋はヒーローでは御座いません。唯のケダモノに御座います。」
男「ハハッ、違いない。まぁ最近は紛争の依頼もないものだし、国からのカネもまだある。しばらくはのんびりできそうだね。」
執事「主様。日々の訓練の怠らぬよう。」
男「分かってる。」
男「さて、喋っててもなんだ。飯でも喰おうか。」
カチャカチャ。
執事「主様。」
男「ん?」
執事「いつになったら童貞を御捨てるつもりで?」
「「「ガタッ!」」」
男「」むぐむぐむぐ...ゴクン
「「「」」」ゴクッ
男「反応するな野郎共。俺はマジシャンになるつもりだから心配すんな」
「「「ひゃっっっっほおおおおおおおおおおお!!!!!」」」
男「」イラ
執事「はぁ...。主様。跡取りもつくらずにこの家を貴方の代で終わらせるつもりですか?」
男「いざとなったら指名でいいだろ。血なんか繋がらずとも優秀だったらいい。むしろ、怠け者なのに地が繋がっているというだけで跡を継がせたらそれこそ終わる。」
執事「まぁ、それは分かりますが......。はぁ。主様の女嫌いも困ったものです。せめて、戦場の二割の気合でも女に費やしていれば...。」
男「」モグモグ
昼
男「さぁ次は、この30kgの荷物を持って訓練場を20周だ!」
「「「yes sir!」」」
男「ばてた奴は放っておくな!荷物を持つなどと甘やかす事はするな!あくまで肩を貸す程度に手をかせ!甘やかすのではない、助けるのだ。」
「「「yes sir!」」」
男「行くぞ!」
「「「おおおぉおぉおおおおおお!!!」」」
執事「主様。お電話です。」ダダッ
男「ふっ...ふっ...。相手は...?」タッタッ
執事「a国の軍務最高責任者からです。」ダダダッ
男「分かった...。皆、急用が出来たので抜ける。代わりに執事が今から指揮を取る!よく命令を聞け!」
「「「yes sir!」」」
男「...ふぅ...じゃあ......まかせたぞ。タッ
執事「sir。......皆、私に追い越さなければ遅れた周回分走ってもらうぞ。走れ!」
「「「...yes.......sir!!」」」ハァハァ
男の部屋。
男「只今変わりました。s家当主の男で御座います。」
軍務「久しぶりだな男君。約20年前の血領戦争ぶりかな?あの時の君は素晴らしかった。父の下、齢14の子供といえど功を成し遂げ、林道防衛戦では殿を務め30人の兵士で敵の大群を退けたと言われている。」
男「ありがとうございます。肩に銃弾を受けたと御聞き致しましたが軍務殿も無事でしたか?」
軍務「私は至って健康だ。。むしろ、あの時に巻き込んでしまった兵に申し訳ない。私がいくら勝ち、幾ら負けようとも、国に尽くそうとも、死んだ者の跡は償えないのだ...。」
軍務「おっと。すまない。今日はそのような話をしにかけた訳ではないのだ。
実は、君の父と母が寄せた情報なんだが...。」
男「!?父と母...ですか?ですが父と母は最後のc国攻略作戦の後、行方不明だったのでは...!?」
軍務「先日、手紙が届いたのだ。写真が同封されていてな。年は老いていたが確かに君の父と母だ。父の方は右眼に眼帯をしていた。目がやられたんだろう。母は左腕が無かった。だが確かに生きている。それだけは責任を持って言えるよ。」
男「そうですか......父と母が......。」
軍務「感傷に浸りたい気持ちは分かるが、今は情報を優先してもらいたい。君の父と母の情報によると、c国がまだ生きているらしい。」
男「!?」
軍務「どこで何をどうやって企んでいるか、まだ分からない。首謀者は、c国の参謀であり実質c国の首相を操り国を動かしたと言われる男だ。」
男「なるほど...。現場に居た生き残りの兵士から母と父が参謀、首相と共に建物ごと吹き飛ばした、という話は聞いておりましたが父と母が生きているとなると当然そいつらが生きている可能性もある...と。」
軍務「更にだ。b国を動かし共同で我がa国を滅ぼそうとしている噂もあるらしい。そこで私達軍は君達s家に依頼をしたい。かつてのc国へ向かい、真相を確かめてきて欲しい。かつての戦い、君たちはs家を名乗るも非公式で認められることなく軍所属であった。だがあの後公式に認められ正式な戦闘部隊としてs家に独立。今はどの国であろうと依頼と金さえあれば受け入れる存在だ。」
男「つまり、c国に極秘裏に依頼されたように行けば良いと。それで終止力になりますか?」
軍務「終止力ではない。潰して欲しいのだよ。幸いc国の大臣はこちらに通じている。不安の芽は潰しておかないとな。」
男「何故依頼の名義がa国ではなくc国なのですか?」
軍務「c国はレジスタンスを吸収し、国の力として強めるかもしれない。もし既にc国がその方に動き始めたのなら、簡単には押しとおらないだろう。だからc国の大臣を利用するのだ。「c国の大臣からテロリストを排除して欲しいと依頼されてきた。」幸い、今の弱いc国に目をつけたのかテロリスト共は大量にいる。我々の軍が条約のもとテロリスト殲滅に招集されたくらいだ。それを目的にしたらばれまい。私達からみれば残存兵力も十分「テロリスト」だ。」
男「もし、敵の兵力が多かったらどういった処置はしてくださるのでしょうか?」
軍務「既に一般市民に化けた我が特集部隊が100人程向こうに潜んでいる。たとえ数が多かろうと彼らと我が軍最新鋭の武器があれば1000人は相手になる。」
男「...分かりました。報酬はどれ程になりますか?」
軍務「前金で500万、成功で1000万だ。」
男「了解致しました。日時、作戦計画などはまとまり次第明日報告致します。」
軍務「良い報告が聞けて良かった。では、武運をいのる。」
ガチャ。
間違えた。
>>8訂正
c国はまだ生きているらしい
↓
c国の非認定レジスタンス勢力はまだ生きているらしい。
夕食
「「「ワイワイ」」」
男「もぐもぐ...ゴクン。」カチャ
男「皆、早速だが依頼がきた。それもしょぼい依頼じゃない。6年ぶりの戦闘依頼だ。」
「「「!?」」」
シーン...
男「ゴホン!で、内容だがかつて俺たちはc国と血領戦争を行った。その時の亡霊共が生還ろうと躍起になっているらしい。つまるところ、残存勢力[レジスタンス]の殲滅が任務だ。あれから20年。この国に恨みを持つ者も多いだろう。兵力は十分あり、苦戦を強いられるかもしれない。」
「「「...」」」
男「can you die?」
「「「sir!」」」
男「do you go to die?」
「「「yes!」」」
男「although it becomes useless death, does it go to still die?」
隊長「it only struggles so that it may not become useless!!」
「「「yes sir!」」」
男「oh. yeeeh!?」
「「「oh yeeeee!!!」」」
男「beby...?beby...?no!」ゴキュゴキュ
「「「......ゴクリ」」」
男「yeeeeeeh!!!!!!」ブバァ
「「「hooooooo!!!」」」
執事「これで戦いになるんでしょうか...?」
男「で、まぁ編成だが、隊長。お前に任せる。あ、人数は全員な。家の守りは軍務のおっちゃんにいって軍なり警察なり任せるから。」
隊長「sir!」
執事「ま、待ってください!任務遂行中の掃除はどうなるのですか?」
男「それも軍に任せる。」
執事「.......帰ったら帰ったで仕事が増えそうです。」
男「ということで、出発は5日後だ。それまでに射撃の腕磨いとけ。そして、俺たちの手で此度の戦を以て亡霊共を成仏させるぞ!いいな!?」
「「「sir!」」」
男の部屋
コンコン
執事「失礼してもよろしいでしょうか?」
男「あぁ。」
執事「では、失礼致します」ガチャ
執事「......兵が十分というのは嘘でしょうか?」バタン
男「さすがだな。七分かもしれないし、十二分かもしれない。」
執事「やはり、貴方はお優しいですね。」
男「な、なんだよ気色悪い。」
執事「ですが、自身にも心をおかけください。父と母のように、自分を犠牲にしてまでは...。無謀と勇気は違うと古来からいいますが、自信がなければ必ずそのような行為はおやめ下さい。」
男「......(生きているなんて言えない)」
男「大丈夫だ。俺は親父と違う。俺は仲間は救う。」
執事「そ、それでは!?」
男「その上で、自分の身も考える。犠牲が必要とかよく映画でいうが俺は絶対にそんな作戦は許さん。仲間も助けて、自分も生きる。それが俺の作戦だ。どっちかが犠牲になれば良いではない。どっちも助かるように、無理な状況でもあがく。諦めない。それが俺の信念だ。」
執事「...私は心底安心を致しました。」
>>1は外人か?
所々日本語が変、なんか翻訳機かけたみたいな
>>15
いや。
ただ単に書きダメもなく考えながら好きに書いているから変な部分があるだけだとおもう。
まぁ、変な言い回しや短い日本語には意味が含められているとだけ。
執事「では、お休みなさいまぜ」ガチャ
男「あぁ。」
バタン
男「......寝るか。」
男「くぅー...くぅー...。」
.........
「premierminister」
「was ist los?」
「feind begann sich zu bewegen.」
「ist das so」
(待ち侘びた。また、君と会えると思うとぞくぞくするよ。)
五日後...。
男「では、家の留守番と家事をよろしく頼む。特に家事は念入りにな。」
警察「了解。」
おばちゃん「任せてよ!」
執事「どうか...どうかよろしくお願いします。」
おばちゃん「あいよ!」
男「では。」
警察「ご武運を。」
男「移動手段は貸切飛行機か。まぁ、このお手製の依頼書があれば向こうで顔が割れていても大丈夫だろ。」
執事「ですが、油断なさらぬよう。かの戦争について根に持っている方々は未だにおります。」
男「分かっている。」
リリクサンビョウマエ...ニ...イチ...
ゴゥン!!
ゴゥンゴゥンゴゥン
男「すぅー すぅー...。」
執事「良く寝ている事...。これから人殺しに行くというのに...」
「「「すぅー すぅー」」」
執事「本当...!よく......!」
ゴゥンゴゥンゴゥン
執事「b国を抜けた...もうすぐだな。」
男「まぁそう固くなるな。」
執事「起きていましたか。」
男「ま、観光しにきたと思え。ガチガチになっちまえば戦闘時ガチガチのまんまだ。少しは柔くしろ」
執事「はい。」
「「「...意味深(ボソ)」」」
執事「皆様方、パラシュート無しで降りましょうか。」
「zielerfassung」
pipipi
「drei」
「zwei」
「ein」
pipipi...pi!!!
「starten」
バゥン!
バゥンバゥンバゥン!!!
ワイワイガヤガヤ
男「ん?...双眼鏡双眼鏡」じーー
男「......あーー、避けて。」
執事「まったく...どうしましたか、主様?」
男「弾頭4、5現在こちらに向かって進行中。弾速不明。残り約6秒で到達。」
執事「は...?」
男「ほれ」指差し
「「「......」」」
ゴウゥゥウウウン!!
「「「アブねぇ!」」」ガシッ
男「皆ー。緊急離脱の準備ー。」カチャカチャ
隊長「今のはすれすれでしたね...」カチャカチャ
男「さぁくるぞー。」
ゴウゥゥウウウン!
男「うおっとっと。何かモノ掴んでないと傾きで転げるな。」
ビュン!ビュン!
「アブネェ!」
男「あ、もしもし、軍務殿ですか?俺です。男です。只今敵の攻撃を受けております。どういうことでしょうか?...はい...はい...。」
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