―――1時間前、森林地帯
部下1「隊長、本当にこの辺りにオークの住処があるのでしょうか?」
女騎士「うむ、報告によればこの辺りのはずだ…が」
部下2「それにしても暑いですね…」
女騎士「やはり甲冑を身につけての長時間行動は、特にこの時期だとな…」
部下3「あ!隊長!川があります!少し休んでいきませんか?」
部下1「水浴びでもしてきますか!どうです隊長も」
女騎士「バ、馬鹿を言うな!私はこれでも女だぞ」
部下2「冗談ですよ~、それに大剣振り回すような筋肉の隊長の身体見ても、ねぇ?」
部下3「あはは」
女騎士「むぅ…まあいい、休憩にしよう」
部下1「ひゃっほー!川だー!!」
部下3「脱ぐの早いですねー!」
部下2「待てよ!やっほーい!」ザブーン」
女騎士「やれやれ…」
ビュンッ…グサァッ!
部下1「うぐっ…」
部下2「矢!?どっから!?ぐあっ!」
部下3「隊長!!」
女騎士「どうした!!」
部下3「敵襲でっ…がふっ」
女騎士「なっ!?おい、お前たち!!」
女騎士「一体どこから!?」
ガサガサッ
オーク1「ブヒヒヒ」
オーク2「人間だ、人間の雌だ」
オーク3「グヒヒヒ、俺すげぇ溜まってんだ」
女騎士「…貴様らがオークか!(接近に気が付かなかったとは迂闊…!)」
女騎士「はあああああっ!!」
ズバァッ
オーク「グヒイイイイッ!!!」
女騎士「残り2匹っ!!」ガツンッ
女騎士「がっ…!?…もう…1匹いたの…か」ドサッ
―オークの巣
女騎士「はっ…こ、ここは…」
女騎士「私は…そうだ、オークに…」
女騎士「くそっ、装備は取り上げられているか…」
女騎士「それにこの縄…堅いな、とても千切ったり出来そうにない」
ガチャッ
女騎士「っ!」
オーク3「はぁ…はぁ…バヒャアアアア!!」
女騎士「なっ、なんだこいつ!」
オーク3「雌だ、雌だ、最初は俺だぁ!!」
女騎士「こいつ、私を慰みモノにする気か!?」
女騎士「ふざけたことを!!」
オーク2「お、終わったら俺にもヤラせろ!!」
オーク3「もちろんだ」
女騎士「貴様ら…これ以上近づいてみろ!!」
女騎士「その醜い陰茎を蹴り潰してやる!」
オーク3「ブヒヒヒ、おい、押さえつけろ、気をつけろ」
オーク2「わかった、ゲヒャヒャヒャ」
女騎士「来るな!来るなぁぁぁぁ!」ガッ
オーク2「凄い力、でも所詮ニンゲン」
女騎士「やめろ!やめろ!!離せ!!!」
オーク3「はぁぁ~…はぁぁ~…」
女騎士「ひっ!?」
女騎士「ま、待て…そんなもの私では受け入れられない!」
オーク3「ニンゲンの都合、俺達知らない」ビリビリッ
女騎士「ふ、服を…貴様ぁ…!」
オーク3「全部吐き出す、オマエの中」
女騎士「やめてくれ!やめて!!やめて!!嫌だあああああああああああああああああああああ!!!」
―――――――――
オーク2「フゥー…」
オーク3「スッキリした、こいつしばらく飼う」
オーク2「そうしよう、みんなで使おう」
女騎士「あ…あ…」
オーク3「エサなにあげよう」
オーク2「ニンゲン、焼いたもの食う」
オーク3「めんどくさい、生魚あげよう」
ドサッ
女騎士「…」
――――1週間後
オーク3「ブヒッ…ブヒッ…」パンパン
女騎士「…」
オーク3「出る出る出る…」
女騎士「…うっ…あ…」
オーク3「こいつ何も喋らなくなった」
オーク2「気持ち良いから気にしない」
オーク4「そうだそうだ、次は俺だ」
オーク5「早く代われ」
オーク2「待て、次は俺」
――――
オーク3「じゃあ、また明日」
女騎士「…」
バタン
女騎士「…誰か、殺せ」
女騎士「私を殺してくれ…」
女騎士「殺してくれえええええええええええええ!!!」
女騎士「あああああああああああ!!」ガンッガンッガンッ
オーク2「あいつ今日も壁に頭ぶつけてる」
オーク3「お陰で髪の毛パリパリ」
オーク4「血でパリパリ」
オーク3「俺達寝る、見張り頼んだ」
オーク2「わかった、後で交代」
オーク4「わかった」
――――――
ガサガサ
オーク2「誰だ?」
オーク?「私だ」
オーク2「オマエだったのか」
オーク?「ああ、ところで捕まえた人間はどこにいる?」
オーク2「あの小屋だ、お前も味わうといい」
オーク?「ありがとう、じゃあ死ね」
オーク?「即死魔法」
オーク2「え?」ドゥンッ
オーク?「ここか」ガチャッ
オーク?「これは…っ!」
女騎士「…ああ、また来たのか」
女騎士「頼む…終わったら私を殺してくれ、終わってからでいいから」
オーク?「女騎士殿、俺ですよ」
女騎士「…?」
オーク?「あ、そうか…この姿じゃ、魔法解かないと」シュンッ
男魔導士「俺です」
女騎士「あ、ああ…お前は確か城の…」
男魔導士「はい、助けに来ました…と言っても、だいぶ手遅れだったみたいですね」
女騎士「なあ、私を殺してくれないか?」
男魔導士「ダメですよ、そんなの…」
男魔導士「早く、他のオークたちが来る前に逃げましょう!」
女騎士「…」
男魔導士「さ、俺が背負いますから」
女騎士「…お前が?」
男魔導士「あ、そうだった」
男魔導士「力倍加魔法っと」シュイン
男魔導士「これで大丈夫です。よいしょっと」
女騎士「うわっ…お前力すごいな…」
男魔導士「魔法ですよこれも、そんじゃ走ります!」タッタッタッタッ
オーク3「待て」
男魔導士「うっ…」
オーク4「お前、誰だ?」
オーク5「俺達のペット、どうする気だ?」
男魔導士「連れて帰るんですよ」
オーク4「ブヒャヒャヒャヒャ!!置いてけ」
オーク3「お前、雄だ。ペット置いてけば帰してやる」
オーク5「ペット連れてくなら殺す」
男魔導士「くっ…ここまで来て…」
女騎士「良い、下ろしてくれ」
男魔導士「そんな、ダメですよ!」
女騎士「いいんだ…奴らに穢された身、もはや…」
バシュバシュバシュッ
オーク達「ぎゃあああああ!!!!」
女弓使い「やれやれ、だから言ったのよ」
女弓使い「あんた詰めが甘いんだから」
男魔導士「女弓使い…」
オーク5「バッヒャアアア!!!雌だああああ!!」
女弓使い「ちっ、一匹外したか!」
男剣士「はっ!!」ズバァッ
オーク5「びゅああああああ!!」
女弓使い「…素敵」
男剣士「やれやれ、お前も詰めが甘いな」
女弓使い「ごめんなさぁい」
男魔導士「みんな…どうして、出発は明日の朝だって」
女弓使い「乙女の感てやつよねー、女騎士ちゃん大好きの男魔導士くんが朝まで待てるわけないっていうか」
男剣士「お前は乙女から程遠い存在だけどな」
女弓使い「うぅっ…」
男剣士「さあ、帰るぞ」
男魔導士「国王陛下、女騎士を無事、保護して参りました」
国王「ご苦労、して女騎士よ」
国王「魔物共の慰みモノになったとは誠か?」
女騎士「っ!!」
男魔導士「国王陛下!」
男剣士「抑えろ」
女騎士「…事実です」
国王「そうか、それでは貴女を本日限りで解雇とする」
男魔導士「なっ!!」
国王「魔物と交わった身体など何が起きるかわからんからな」
女騎士「…承知いたしました」
男魔導士「女騎士殿!」
女騎士「…もう、私はお前の同僚でもなんでもないただの穢れた女だ」
男魔導士「国王陛下、私も本日限りで職務を辞任致します」
国王「…好きにするがいい」
女騎士「なっ、お前まで…!」
男魔導士「いいんです。いきましょう」
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