長女「なに？」

長男「だから、今年の夏休みに旅行へだな」

長女「旅行行くんだ。いってらっしゃい」

長男「違うだろ。そうじゃなくて」

次男「おい、次女。ピーマンもちゃんと食え。高校生でまだ好き嫌いか」

次女「えー、だったらお兄ちゃんにあげる」ﾎﾟｲｯ

長男「こら、俺の更にピーマンを移すんじゃない」

長男「いや、そうじゃなくて！！！！！」

長男「旅行に！」

長女「私、サークルで忙しいしパス」

次男「自分は、バイトっす」

三男「俺は部活～」

次女「え？旅行？いきた～い」

三女「兄さんや姉さん達に任せます」

長女「そういうわけで次女と２人で行って来なさい」

長男「待て待て」

長男「夏休みまでまだ、時間がある。早めに日を決めればお前たちも行けるだろう」

長男「そもそも、２人で行くのは嫌だ」

次女「え！なんで！？なんでよ！！」

小学校

三女友「え？家族で旅行？いいじゃない」

三女「でも、次女姉さん以外は乗り気じゃないの」

三女友「三女ちゃんのう家はお兄ちゃんやお姉ちゃんが多いから楽しいと思うんだけどね～」

三女「楽しい……」

夕方

自宅

三女（旅行……楽しい）

次女「たっだいま～」

次男「おかえり」

次女「帰ってるの次男と三女ちゃんだけ？」

次男「そうだ。お前も家事手伝え」

次女「駄目！今から寝るから」

次男「手伝えよ！」

三女「」ﾎﾞｰｯ

次女「？」（三女ちゃん、考えことかな？）

次女「おーい、三女ちゃん」

三女「はっ！」

次女「どしたの？」

三女「え？えっとそうだ！宿題忘れてました！早くしないと」ｱｾｱｾ

次女「？？」(明らかに同様している……)

次男「おい」

次女「はひっ！」

次男「手伝え」

次女「……」

次男「どうした？」

次女「いやぁ、ちょっと」

次男「なんだよ」

次女「三女ちゃんの様子がおかしいぞ」

次男「？」

次男「そうか？普通に宿題してるように見えるが」

次女「ほらほら、よく見て」

次女「すっごく悩んでるよあれ」

次男「宿題が難しいんだろう」

次女「あ、そうか」