・比叡ちゃんが提督と双子な関係のSSです
・思いつきで書き始めたのでスローペースだと思います
・金剛姉妹も姉妹として出てくる予定です
【今決まってるある程度の設定】
艦これ学園
・男子は提督候補生、女子は艦むす候補生として教育を受ける場
・小等部から高等部が存在
・等部の隔たりはほとんどない
・クラスは男女混合(A~Dまで)
提督家
・長年提督、艦むすを排出してきた由緒正しき家柄
・金剛は高等部を卒業し、艦むすとなっている。提督と比叡は高等部2年、榛名は高等部1年、霧島は中等部2年
こんなものかな
注意事項
・>>1はにわかに毛が生えた程度の艦これ好きな上、SS初挑戦です。お手柔らかにお願いします。
・恋愛系は何も考えてません気分で決めてきます。もしかしたら安価に委ねるかも
よろしくお願いします
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402418535
とりあえずプロット練ってくるので明日か明後日に投稿始めます
見切り発車ですみません
榛名と霧島も双子じゃなかったっけ?
期待
プロローグが完成しました
投下開始します
途中地の文での世界観の説明がありますが、読みづらいかもしれないのでそう思ったら読み飛ばしていただいて結構です。
プロローグ
春の木漏れ日が心地良い日だ
今日から新しい学年ということで気持ちが高揚しているのもあるのだろう
そんな感慨にふけっていると、俺の隣を歩く妹が話しかけてきた
比叡「提督、今日のご飯なにがいい?」
提督「まだ朝だぞ?」
比叡「いいじゃない。今日は私が当番だから早く決めとこうと思ってさ」
提督「…カレー以外ならなんでもいいかな」
比叡「……」
桜が舞ういい朝だ。
俺はそう思うことで双子の妹、比叡の非難的な視線から目を逸らす。
なぜ俺がわざわざカレー以外と言ったのか
それはこの妹のカレーは破壊兵器と言っても遜色無いことが原因である。
和食は普通に作れるのに、何故かカレーとなると恐ろしい味のカレーを作り出すのだ、この比叡という妹は。
比叡「…少しは上手くなったもん」
提督「へーそうなのふーん」
比叡「お、お姉様がこの前食べた時は美味しいっていってくれた!」
提督「…そっかーよかったなー」
比叡「なに…その含みのある言い方…」
金剛姉さんには黙っていてと言われたが、彼女はその翌日比叡にばれないように死にそうな顔で早朝出勤していたのだ。
全く健気な姉である。
末っ子の霧島など「比叡姉さんのカレーはアレルギーで食べれない」などとこじつけをしているというのに。
かく言う俺も面と向かってNoと言っているのだが。
彼女は何故か自分のカレーに自信満々なのだ。
提督「年度の始まりから気持ち悪くなってきた…」
比叡「むー…失礼な兄だよ本当に」
提督「はいはい」
比叡「このっ」ブンッ
提督「あぶねっ」
比叡「チィ…」
提督「チィ…じゃねーよ!お前の一撃どれだけ痛いのかわかってるのか!?」
比叡「当てるつもりはなかったよ」
提督「嘘つけ!」
何故男の俺がこんな小娘にビビっているのか。
それは俺たちが通っている学校が関係している。
国立「艦これ学園」
なんともふざけた名前だが、これでもこの国最高峰の学園である。
何故かって?
それはこの学園が人類存続の最後の砦の一部だからだ
まずはこの世界の歴史を語る必要があるだろう。
今から数百年前、未知の敵が突如出現したのだ。
その敵は出現してすぐに人類への攻撃を仕掛け始めた。
そのため世界中がその敵を潰すために軍を動かしたのだが…
全ての軍は相手の姿を見ることもできず散って行った
彼らの攻撃は全て弾かれ、核ミサイルさえも喰らわなかったのだ
世界は人類の終わりを悟り滅びを待つのみだったのだ…
そこで現れたのが"艦むす"という存在である
しかし、彼女たちは深海棲艦が現れる前は"精神病患者"の扱いを受けていたのだ
ある年までは普通だったのに突然自分の名前がわからなくなり、経験したこともない記憶を元から持っていたと錯覚する。更には妖精のようなものが見えるという始末。
そして1番ひどかったのは、彼女たちの体が日に日に衰弱していったことだ。
今でこそ、その原因はボーキサイトなどの不足と言われているが
当時は原因がわからなかったため、"病気"としか言いようが無かったのだ。
では何故そんな彼女たちが艦むすと名付けられ、深海棲艦との戦闘に従事することとなったのか
その時代に将来を誓い合った男女がいた
しかし、女の方が例の"病気"にかかってしまい、2人の将来は絶望的となった
その時代の普通ならば男は女を見捨てていたのだろう
だがその男はそうはしなかった
彼女の病気が治癒することを信じていたのだ
だから彼は何でもやった
彼女が見えると言った妖精と対話しようとする
彼女が語る謎の記憶がどんなものかを研究する
彼女が名乗ってしまう名前は何なのかを考える
そして彼はある結論に至る
彼女はかつての大日本帝国軍の艦船の意識を持っているのではないか
というものだ。
実に馬鹿げている。
だが、それが彼の出せた精一杯の答えだった。
そしてちょうどその結論に至った頃、彼は妖精を見ることが話すことが出来るようになった。
彼はその妖精ならば彼女の異変を知っているのかもしれない、と必死になって妖精たちから話を聞いた
彼の仮説が確信へと変わった
しかも女が生きていく手段をも知り得たのだ。
それはかつての艦船を動かしていた資材であった。
幸いにも男は軍人だったのでそのようなツテはあったため、資材はすぐに集まった。
そしてその資材を女と妖精さんに預けると、妖精さんは何かを作り始めた
そして女が資材を手にとったとき女に変化が起きた
これが"艦むす"の誕生である
その後男は日本中の艦むすの少女たちを救い始めた
さて、ここで問題が起こる
精神病の一種を解決したと思ったらそれは兵器を生み出す物だったのだ
しかも深海棲艦と同じ人型の兵器を生み出しているとしたら、男が反逆の疑いを持たれるのも必然であった。
もちろん男は捕らえられることとなった。
しかし、軍部が最終的に下した結論は
「彼女たちはあの兵器に似ているのだから倒せるのではないか」
というものだった。
もちろん反対意見も多かったが藁にもすがる思いの軍部はこれを断行した。
男は提督として少佐の地位を与えられ、彼女たち"艦むす"を統治することなったのだ。
結論から言うと、軍部の判断は間違っていなかったのだ。
彼女たちの攻撃は深海棲艦に通り、世界は脅威に立ち向かう手段を得たのだ
そして艦むす達は世代交代を行うことが判明し、それを養成するために作られたのが、俺たち兄妹が通う"艦これ学園"である
何故男の俺が通っているかだって?
俺は艦これ学園の提督学部に所属しているからだ
艦むすの世代交代というのは、基本的にその子供に引き継がれるものだ。彼女たちが生む子供は99.9%が女である。そしてその子供たちは50%の確率で艦むすの素質を持っている。
その素質が判明するのは6歳ごろと言われ、素質があった場合この学園へと入学することとなるのだ
そして余った0.1%は何か
この0.1%の男児は提督としての天才的な才能を確実に持っているのだ。
そう、この俺である
俺の家系はどうやら最初の提督の家系らしく、多くの艦むすと提督を排出してきたらしい
なので親からの期待も学園からの期待も相当なものである
学園には俺ともう2人の提督の3人しか男がいない。
外部からはハーレムだなんだと言われるが、それは持たざるものの囀りに過ぎない。
話が脱線したので戻そう。
要は何故ビビっていたのかと言うと比叡は艦むすであるため、常人より力が強いのだ。
それこそあのバックの一撃を食らったら、いくら鍛えてる俺でも1mは吹っ飛ぶこと必至である。
比叡「…ねぇ、話聞いてる?」
提督「ん?あぁ、すまん聞いてなかった。」
比叡「……」
提督「考え事してたんだよ、ごめんな」
比叡「…別に気にしてないよ」プイッ
提督「拗ねんなって、ほらお詫びに間宮さんの焼きそば奢るからさ」
比叡「えっ、いいの!?」
提督「まぁ俺が悪かったしな。それくらいはするよ」
比叡「やったー!」
途端に機嫌が良くなる
ちょろい奴である
そんな会話をしながら学園に着いたのだが、誰かがこちらに走ってきている
榛名「姉様ー!兄様ー!」
一つ下の妹、榛名だった。
提督「おお榛名、早いな」
榛名「始業式の日ですからね、当然です!」
比叡「榛名もついに高等部かぁ…」
提督「感慨深いな…」
榛名「そうですね!通う校舎が変わっただけですが、なんか新鮮な気持ちです!」
提督「あれ?霧島はいないのか?」
比叡「提督、中等部は会場準備だからいないと思うよ」
提督「あれ?そうだったか?大変だな~」
比叡が言った通り、この学園は小等部、中等部、高等部に分かれているのだ。
よって進級しようが進学しようが、知ってる面子しかいないのだ。
部活動なども共通となっている。
榛名「榛名も去年はやりましたからね!大変だった気がします!」
提督「あぁ、なんかそんなこともあったなぁ」
比叡「提督、クラス分け見に行こうよ!」
提督「そうだな、誰が一緒かな…」
??「おう提督!」
??「うふふ、おはようございます。提督、比叡ちゃん、榛名ちゃん」
提督「ん?あぁ、天龍と龍田か。おはよう」
比叡「おはようございます!」
榛名「おはようございます」
この2人は天龍と龍田。姉妹だ
姉の天龍とは小等部の頃からバカやり続けたいわゆる悪友という奴だ
何故か違うクラスになったこともなく、要は腐れ縁である。
天龍「どーせ今年も同じクラスだろうからよろしくな!」
提督「いやいや、流石にもうないだろ…」
と、掲示板を眺める
…一緒だった
提督「うん、その…よろしくな」
天龍「なんだよー!不満なのか!?」
提督「いや別にそういうわけじゃ無いんだが」
比叡「あっ」
提督「?どうした、比叡」
比叡「提督、同じクラスだね」
提督「ん?あ、本当だ」
天龍「お!比叡も一緒か!よろしくな!」
比叡「よろしくお願いしますね!」
龍田「あら、榛名ちゃんと同じだわ~」
榛名「嬉しいです!」
龍田「うふふ、よろしくね~」
榛名「はい!」
提督「ん?今何時だ?」
比叡「え?…ひええー!あと5分で始業式始まっちゃいますよ!」
全員「え!?」
提督「い、急ぐぞ!」
俺と比叡もついに2年になり、卒業も間近になってきたことを実感する。
あと2年のここでの生活、楽しまなきゃな!
はい。短くて申し訳ないですがプロローグはここで終わりです
SS投稿するのって緊張しますね…
とりあえず書き溜め作業に入ります。
今回は地の文多めでしたが、なるべく減らして行く予定です
提督の学園卒業を最終回にする予定なので気長にお付き合いください
あと、艦むす達の提督の呼び方についてですが、他の男子生徒を差別化するために
主人公→提督
男子A→司令
男子B→司令官
という名前として統一します
特殊な呼び方の子については随時対応するつもりなのでご了承ください
あと本日20:00頃に登場キャラ安価をさせていただきたいです。
既に決定している艦むすもいますが、それだけだと色々足りないので
高等部に2人、中等部に3人、小等部に2人を追加します。
キャラ安価を取る時はなるべく
艦むす名(学年)【提督との関係】[クラス(A~D)]
というように書いてください。
今決定してる艦むすは
第六駆逐艦隊、球磨多摩、ぜかまし、赤城、加賀、青葉
です。
これからよろしくお願いします
>>5
彼女達は確かに双子なんですが中等部、小等部を絡みやすくするために霧島を下げさせてもらいました
安価したいのですがどなたかいらっしゃいますか?
ありがとうございます
始めたら人来ることを祈って始めますね
来なかったらそのままとっていただいて構いません
今回は高等部の子だけとりますね
では早速
高等部1 >>+2
利根さん了解しました
高等部2 >>+3
高翌雄了解しました
折角なので愛宕さんは金剛さんと同期として扱わせてもらいますね
ちなみにクラス割り当てはこのようになっていました
A青葉
B球磨多摩
C提督
D赤城加賀
さて、書き溜めてきます
更新は明日の夜を予定しています
ありがとうございました
乙彼
艦娘の母親は先代艦娘みたいな事書いてるけど、彼女達も登場する?
扶桑姉妹のお母様は、やはり学長なのだろうか? なんせ、帝国海軍二代目旗艦であり、帝国海軍が新品購入した最初の軍艦でもあるのだから
因みに初代旗艦は龍驤(!)なのだが、こいつは熊本藩から献上されたいわば中古品
>>26
この世界では同じ名前の艦むすが何人もいる
というようになっていますので、母世代、祖母世代も存在しています
ちなみに提督家の母は比叡です。
提督にのみ重婚の許可がでているため、本家分家の概念があるのですが、その説明は割愛させていただきます
学長についてですが、元帥の座についているものがなります。
よって、どの家が決まってそうなるということはありません。
現在の元帥については未決定ですが、扶桑型いいですね
採用させていただいてよろしいでしょうか?
安価出遅れたか…
>>27勿論!
因みに初代比叡は、初代扶桑と同時期に購入した金剛型コルベットの二番艦
エルトゥールル号沈没事件では姉金剛と共に生存者をトルコまで送り、トルコと日本の友好の架け橋として大いに貢献
また、日清、日露の両戦争でも地味に活躍
自分の投稿したの改めて読んでみるとテンポガバガバでめっちゃ読みづらい…
もっと文章力鍛えなきゃ
では、投下します
始業式
提督「なんとか間に合ったな…」
比叡「そうだね…危なかった……」
ーーこれより始業式を開始します。一同、起立、敬礼、着席
ーー始業の挨拶……
提督「そういやさ、青葉から面白いこと聞いたんだけど」
比叡「?」
提督「新入生の中に男子がいたんだと」
比叡「ヒエッ?最近どこの家も男子は生まれてなかったよね?なんで?」
提督「さぁな…青葉の見間違いだと俺は踏んでるけど、これはもしかしたらがあるぞ」
比叡「…艦むすと関係が無いとこで生まれたってこと?」
提督「そそ、素質が無いのに来るなんてあり得ないだろうしな」
比叡「でも提督の素質って提督と艦むすの間に生まれた子しか持ってないんじゃ…」
提督「まぁその説も長い歴史があるとは言え艦むすっていう未知の領域の話だからな、一概には言えないだろ」
比叡「でも…」
ーー続きまして、生徒会長のスピーチです
提督「おっと…静かにしなきゃな」
扶桑『みなさん、おはようございます。今年度生徒会長に選ばれました扶桑型戦艦一番艦、扶桑です』
扶桑『私はある一つの目標をかかげ、生徒会長に選んでいただきました。それを決意とするためまたこの場で挙げさせてもらいます』
扶桑『艦むすに優劣を設けない』
扶桑『…これが私の決意です。この学園の基本としたいルールです。
扶桑『「そんなの当たり前じゃないか」と思った方はいるでしょう。しかし、考えてみてください。他の艦むすに優越感を感じたことは少なからずあるでしょう?』
扶桑『私達扶桑型は長らく不幸型と揶揄されてきました。だからそんな目標を掲げたのではないかと、そう思った方はいたでしょう』
扶桑『しかし私は、そのままではいけないと思います。私たちはそれぞれの役割がある、だから皆違って存在しているのだ、私はそう考えています』
扶桑『お互いを理解し合うことで見えてくる道がきっとあります。私はお互いを理解し合うことこそがこの学園の存在意義だと確信しています。』
扶桑『私たち艦むすは人類の希望です。同じ道を歩む同志として、切磋琢磨して行きましょう』
扶桑『そして人類の敵、深海棲艦に対抗しうる力をつけて行きましょう!』
扶桑『以上で、私のスピーチを終わります。ご静聴ありがとうございました』
パチパチパチパチ……
提督「…流石だな」
比叡「うん…すごかった…」
ーーありがとうございました。次は学長先生、及び元帥閣下殿による挨拶です
元帥「おはよう、諸君。今日は君たちにとって、始まりの日だ……
(中略)
……新年度の始まり、皆それぞれ思うことがあるだろう。その気持ちを忘れずに立派な艦むす、提督に育ってくれ。以上だ」
ーーありがとうございました。次は……
提督「…相変わらず元帥殿のお言葉は長いな。なぁ比叡…?」
比叡「……」Zzz…
提督「……」
提督「……」チョイチョイ
天龍「?」
提督「……」コイツマタネテル
天龍「……?」
天龍「……!」ピコーン
天龍「ほらよ」ニヤリ…
提督「サンキュ」キュポンッ
シューシュッシュー
比叡「Zzz…」ネコヒゲ
提督「くっ……」プルプル
天龍「ふはっ……」チョットカセ
シューシュッシュー
比叡(肉)「んぅ…」ネコヒゲ
提督「ぶっ……」プルプル
天龍「うはっ……」プルプル
陸奥「ちょっと、うるさいわよ」 クルッ
提督「……」ユビサシ
天龍「……」ユビサシ
陸奥「……?」
比叡(肉)「Zzz…」ネコヒゲ
陸奥「ちょ……」プルプル
陸奥「あっ」
陸奥「……」クルッ
提督「?」
天龍「?」
足柄「……」
提督天龍「……」ダラダラ
提督天龍「……」クルッ
足柄「……」ゴゴゴゴゴ…
提督「」
天龍「」
足柄「なにをしてたのかな?2人とも」
提督「ちょっとトイレ行きたくて、行かせてもらいますね」
天龍「オレも」
ガシッ
提督「ちょっ、離してくださいよ、漏れますって」
天龍「おう、本当だぜ」
足柄「先生嘘は良くないと思うの」
提督「いやマジなんですって」
天龍「うんうん」
足柄「そう…じゃあ行ってらっしゃい」
提督(フヘヘチョロいぜ)
足柄「あ、でも…」
提督「?」
天龍「?」
足柄「後で職員室、ね?」
提督天龍「……はい」
比叡(肉)「Zzz…」ネコヒゲ
クラス
提督天龍「「失礼しました」」
ガラララ…ピシャン
提督「あー…クソ。あの行き遅れめ」
天龍「全くよー、いくら妹に結婚先越されたからってイライラすんなって話だよなー」
提督「それ言っちゃダメだろ」
天龍「お前が言うな」
提督「ハハハ、そうだな」
天龍「あ、そういやさ…」
比叡(肉)「あ、2人とも、どこ行ってたの?」ネコヒゲ
提督「」
天龍「」
比叡(肉)「?」ネコヒゲ
提督「ぶっ」
天龍「フッフフ……」
比叡(肉)「???」ネコヒゲ
提督「ちょっ、嘘、だろ、オイ!フハッ」
天龍「き、気付いて、ねぇ…グッ」
比叡(肉)「えっ、なに?なんなの? 」ネコヒゲ
提督「ちょっお前、鏡見てこいよ!」
天龍「……」ブルブル
比叡(肉)「……?」ネコヒゲ タッタッタ
\ヒエエェーー!!!/
ダダダダダ
比叡(肉)「ま、またやったね!2人とも!どうりで通りかかる人みんなこっち見てたわけだよ!ひえー!」ネコヒゲ
提督「気付けよ…!」
天龍「腹痛い…」
比叡(肉)「もう!顔洗ってくる!」ネコヒゲ タッタッタ
提督「ふぅ…さてと、教室行くか」
天龍「そっそうだな…くっ」
提督「お前まだ笑ってんのかよ…フフッ」
天龍「お前も笑ってんじゃねーか」
提督「仕方ねーだろ…クラス、2-Cだったか?」
天龍「あぁ、確かD棟3階の端っこだ」
提督「ちょっと遠いな…まぁいいや、行くか」
天龍「おうよ」
提督「…しかし比叡は本当に面白いな」
天龍「そうだな、反応が楽しいよな」
提督「昔から同じこと何回もやってんのに学習しないしな」
天龍「それな。それが一番面白い」
提督「だよな」
天龍「龍田はそういうとこ考えると可愛くねーなー…」
提督「お前龍田の尻に敷かれてるもんな」
天龍「うるせーな、しかたねーだろ。あいつを怒らせると怖いの、知ってんだろ?」
提督「あぁ…昔、利根がやらかしたことがあったな……」
天龍「あの時のことはもう忘れたい…」
提督「あ、やべなんか震えてきた」
天龍「忘れたくてもあれは今でもふとしたきっかけで思い出しちまう…」
利根「ん?…おぉ!提督と天龍じゃないか!」
提督「…噂をすればなんとやら、だな」
天龍「…そうだな」
提督「…おう利根、何運んでんだ?」
利根「ん?あぁ、新しい教科書じゃ」
提督「半分持つぜ」
利根「おお、気が利くのう」
天龍「じゃあ俺も半分」
利根「ありがとの、天龍」
提督「それ元の1/4じゃねーか」
天龍「男が細かいこと気にすんなって!」
提督「この野郎…」
天龍「あ、そういえば利根はクラスどこになったんだ?」
利根「ん?Aじゃよ」
提督「あー離れたか、去年は一緒だったのにな」
天龍「残念だなー」
利根「そういう提督達はどこなんじゃ?どうせ2人は一緒のクラスじゃろ?」
提督「なんだそりゃ…いやそうだけどさ」
天龍「Cだよ」
利根「ほうそうか、ではたまに遊びに行くぞ!」
提督「おう」
天龍「歓迎するぜ」
利根「ありがとの!……そういえば、さっきはなんの話をしていたのじゃ?」
提督「え?」
利根「いや、なんとなく気になっての」
天龍「んー…えーっと…」
提督「…妹の話だよ」
利根「おお!そうかそうか!じゃあ我輩は、筑摩の話をすればいいのかの?」
天龍「いやいいよそれはもう」
利根「何故じゃ!?」
天龍「もうお前の妹自慢は聞き飽きたっつーの」
提督「んだんだ」
利根「うむ…そうか……そんなに話した記憶はないがのぉ」
提督「いやかなり話してるから、2日に一回ペースで話そうとしてたから」
利根「うむむ…」
提督「自覚なかったのかよ…」
天龍「あ」
提督「どうした、天龍」
天龍「いやな、弟がな」
利根「あのやんちゃな少年かの?」
天龍「そうそいつ」
提督「えっなになに、あいつまた何かやらかしたの?」
天龍「いやいやいや…それがなんとな……」
提督「……」
利根「……」
天龍「……」
提督「…なんだよ勿体ぶらずに言えよ」
利根「そうじゃそうじゃ」
天龍「なんだよ、気が短ぇな」
提督「いや普通に言えよ」
天龍「ちぇ…あいつがさ、好きな奴ができたーとかぬかしてきたんだよ」
利根「ほほう」
提督「マジかよ、小学生のくせに青春してんな」
天龍「その相手…誰だと思う?」チラッ
提督「まさか…?」チラッ
利根「?」
提督「いやいや、それないだろ」
天龍「いや、正解だよ」
提督「マジで!?」
天龍「マジマジ、どこに惚れたんだろうな?」
提督「俺にはわかりかねんな」
利根「え?え?誰なんじゃ?我輩にも教えてくれ!」
提督「いやーそれは…」
天龍「うん、まぁがんばって考えてくれ」
利根「うむむ…誰なんじゃ…?」
天龍「そういえば、お前からはそういう話聞かないよな」
提督「ん、まぁな」
利根「確かにそうじゃな」
天龍「好きなやつとかはいねーの?」
提督「いや、あんまそういうの興味ない」
天龍「出たよモテないやつの言い訳」
提督「言い訳じゃねーよ!」
天龍「言い訳にしか聞こえねーよ」
提督「ぐぬぬ…」
利根「ま…まさか!」
提督「え、なにどうしたの利根」
利根「も、もしかして…ホモ…なのか……?」
天龍「え…マジ……?」
提督「んなわきゃねーだろ!!勝手に引いてんじゃねーよ!」
天龍「うわなんかそんな強く否定するとこが余計にホモっぽい」
利根「まさかこんな身近にホモがいたなんてビックリじゃ…」
高翌雄「え、提督くんホモなんですか?」
提督「よりによってこのタイミングで高翌雄さんが来ちゃったよ!」
天龍「そういえば、お前からはそういう話聞かないよな」
提督「ん、まぁな」
利根「確かにそうじゃな」
天龍「好きなやつとかはいねーの?」
提督「いや、あんまそういうの興味ない」
天龍「出たよモテないやつの言い訳」
提督「言い訳じゃねーよ!」
天龍「言い訳にしか聞こえねーよ」
提督「ぐぬぬ…」
利根「ま…まさか!」
提督「え、なにどうしたの利根」
利根「も、もしかして…ホモ…なのか……?」
天龍「え…マジ……?」
提督「んなわきゃねーだろ!!勝手に引いてんじゃねーよ!」
天龍「うわなんかそんな強く否定するとこが余計にホモっぽい」
利根「まさかこんな身近にホモがいたなんてビックリじゃ…」
高雄「え、提督くんホモなんですか?」
提督「よりによってこのタイミングで高雄さんが来ちゃったよ!」
高雄「ま、まぁ私はそういうのもいいと思いますよ…それより、もうすくHR始まるので教室に戻った方がいいですよ」
提督「待って!誤解とかせてください!俺普通に女の子が好きなんです!」
天龍「……」ニヤ…
利根「まんまとかかったの」
提督「あっ」
天龍「ほらほら誰が好きなんだよー言ってみろよー」
利根「我輩も気になるのじゃ」
高雄「私も気になりますね」
提督「ちょっと待って!今のナシ!ノーカン!ノーカン!」
利根「あ、我輩のクラスここじゃの」
天龍「ん、そうか」
利根「運んでくれてありがとの、2人とも。さて、今の話の続きはまた今度教えての」
提督「いや、この話はもうここで…」
天龍「おう!またな利根!」
利根「さらばなのじゃ」ガララ
提督「…さて、俺たちもクラスへ行くか」
天龍「ん、そうだな」
提督(よし、このまま話題そらせばアホな天龍は忘れるだろう)
天龍「話の続きは部室で聞くからな」
提督「悪化した!!」
天龍「フフフ、甘いぜ提督」
提督「ぐぬぬ…」
提督「…あれ?そういえばなんで高雄さんはここに?」
天龍「確かに、姉御は3年だからE棟のはずだよな」
高雄「あ、そうそう、忘れてたわ」
高雄「私はね、生徒会メンバーの勧誘に来たのよ」
天龍「生徒会の勧誘?何故?」
提督「ほら、うちの学園の生徒会入会可能学年が高校2年からだろ?だから来たんだろ」
高雄「その通りよ提督くん」
提督「メンバーの目星はついてるんすか?」
高雄「大体はね、提督くんはやっぱり入ってくれないのかしら?」
提督「そっすね。やっぱり部活続けたいんで」
高雄「別に部活動と掛け持ちでもいいのよ?」
提督「…そういう中途半端なのはしたくないんす」
高雄「そう…残念だけど、他を当たるわね」
提督「はい、すんません。折角誘ってくれたのに」
高雄「いいのよ、それじゃ」スタスタ
提督「はい、それでは」
天龍「またな!姉御!」
高雄「……」フリフリ
天龍「…お前ってさ」
提督「なに?」
天龍「姉御には敬語使うよな、他の上級生にはあんま使わないくせに」
提督「…あの人は、俺が尊敬してる数少ない人…だからな」
天龍「ま…そうだな」
提督「お、ここか」
天龍「やっとついたか」
提督「ここに毎日通うことになるなんて気が滅入るな…」
天龍「本当だな」ハハハ
天龍「それよりさ、担任誰だと思う?」
提督「俺は鳳翔さんがいい」
天龍「予想を聞いてんだよ…」
提督「でも鳳翔さんがいいだろ?」
天龍「…まぁな」
提督「だよな」
天龍「でも未婚ババアはやだよな」ククッ
提督「確かに」ククッ
ガラララ
足柄「……」ゴゴゴゴゴ
提督「」
天龍「」
足柄「……何か言うことは?」ニコッ
提督天龍「すみませんでした」
足柄「よろしい」
今日の投下は終わりです。
次回投下は早くて金曜夜、遅くて土曜夜を予定しております
あと足柄ファンの方は申し訳ない
なお金剛型以外のキャラは既に出ていても安価の時はとっていただいて構いません。ただし、既に安価をとった利根と高雄及びその姉妹艦はご遠慮ください
この世界は愛宕が姉で高雄が妹なんですね
現実ではワシントン海軍軍縮条約により計画中止になった天城型巡洋戦艦が完成した世界なんでしょうか?
天城型巡洋戦艦とは
日本海軍が八八艦隊の為に計画していた巡洋戦艦。長女から、天城、赤城、愛宕、高雄の四隻を計画していた
が、ワシントン海軍軍縮条約の締結により計画中止。艦の部分が半ば出来ていた天城と赤城は航空母艦に改造され、建造が始まったばかりの愛宕と高雄は解体されることに
が、関東大震災発生。天城は船の背骨とも言うべき竜骨がぶっ壊れ死産。代わりに、同様の理由により建造途中で解体を待つ身だった加賀型戦艦の長女加賀を航空母艦に改造する事に
尚、巡洋戦艦として完成していれば、長門型と同等の41㎝の主砲10門にそれを上回る防御力、そして改装後の金剛型に匹敵する30ノット級の速力という、お前は本当に巡洋戦艦か? 高速戦艦の間違いだろ? 状態になる筈だった
ここで豆知識、巡洋戦艦と高速戦艦の違い
先ず戦艦とは、当代最強の主砲とそれに耐えられる装甲を持つ軍艦を指す
対して巡洋艦とは、外洋航行能力など船としての機能を優先した軍艦を指す
そして巡洋戦艦とは、戦艦並の主砲を搭載した巡洋艦であり、防御力は紙とは言わないまでもそこそこでしか無い
……筈なのだが、一つ前の世代とはいえ戦艦を上回る防御力を持つ巡洋戦艦……日本海軍は一体何を目指していたのか?
因みに高速戦艦は、巡洋戦艦と戦艦を統合収斂したものと考えて貰えれば良い
余談ではあるが、赤城及び加賀の空母への改造に伴い、翔鶴(五航戦のあの娘じゃ無いよ)とその妹(名称未定)が計画中止。その名は、考えるのが面倒だったのか、我々も良く知る翔鶴姉妹へと引き継がれる事に
巷では、妹瑞鶴の分まで被害を被る不幸艦と呼ばれる翔鶴だが、その不幸はここから始まったのかも知れない
生存報告です。
土曜に更新すると言いましたが思うように筆が乗らず苦戦しています
完成次第投稿しますのでどうかそれまでお待ちください
>>47
高雄、愛宕の関係に関しては少し裏設定を作ったのでそのせいで逆になっています。
その辺は今話すと面白くないので保留とさせてください。
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