寧子「安価で鎮死剤の代わりを探すわ」 (31)

ブリュンヒルデSSです。

原作9巻までのネタバレありの方向で。

時系列は適当です。夏休み前の平和なときのいつかということで。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402248545

~~~
天文台

寧子「村上くん、話があるの」

村上「なんだ、黒羽?」

寧子「鎮死剤の複製の話は、芳しくないのよね?」

村上「…ああ、そうだ。今は他の可能性を探ってみたほうがいい」

寧子「じゃあ、私に考えがあるの」

寧子「身近な食べ物や飲み物でも鎮死剤の効果を得られるものがあるかも知れないじゃない」

寧子「だから色々食べて実験してみましょうよ!」

村上(黒羽は頭はよくなったが相変わらず抜けたところがあるな…)

村上(大体大学の研究員を総動員しても見つからない成分だし…)

村上(工場で作られる薬の成分がその辺で手に入る食べ物に入っている可能性は低い)

村上(まぁ…みんなで色々食べてみるってのも、たまには悪くないか)

~~~
次の日

村上「という訳で寧子の言う通り色々な食材を用意してみた」

村上「理由も話した通り、この中に鎮死剤の代わりになるようなものがある可能性はほとんど0だ」

村上「だから今回は、いつものことを忘れて、みんなで美味しいものを食べる集まり、だと思ってくれればいい」

寧子「ぐぬぬ…私は諦めてないわよ…」

カズミ「朝早くから招集かけたと思ったらこんなことかいな」

小鳥「でもいいじゃないですか!沢山食べていいなら張り切っちゃいますよ!」

佳奈『甘いもの…甘いもの食べたい…』

村上「色々持ってきたけど、欲しいものがなかったら言ってくれ。その為に早くから集まったんだからな」

村上「とりあえずおれが用意したのは…これだ」

カルピスジュース(特濃)

カズミ「村上…あんた変態をこじらせたんか…?」

村上「違う!これはお中元で余ったからとりあえず持ってきただけだ!大勢いれば消費も早いだろ」


実食!

佳奈『甘い…甘さが体を駆け抜けていく…!』

小鳥「でも飲みやすくてグイグイいけちゃいます~!」

寧子「これは…効果はなさそうね…でもおいしい」ゴクゴク

カズミ「あんたらはよく平気やな~。私はこの喉に絡みつく感じがなんとも苦手や」


カズミ「本当は実験なんやろ?だったら>>6とか飲んでみたらいいんちゃう?」

カズミ「村上、ちょっと耳貸しぃや」

村上「なんだよ…」

カズミ「精液、飲ましてみたらええんとちゃう?」

村上「はぁ~…絶対それ言うと思ったよ」

村上「みんなも聞いてくれ」

村上「大体、薬が必要なのは体内で生成できない成分が足りなくなるせいだ」

村上「だから体液が必要という可能性はゼロだ」

村上「寧子の実験の目的にも、俺のみんなで楽しもうという目的にも一致しない」

村上「体液はなしだ!飲みたかったら自分のでも飲んでいてくれ」

小鳥「ははははい!では私は>>10を所望します!」
(固形物だと佳奈ちゃんが毎回泣きます)

こーれぐーすー

小鳥「コーレグースを所望します!」

寧子「小鳥ちゃんが言い出したということは甘くて美味しい食べ物に違いない」ジュルリ

カズミ「おいおい…もう目的を忘れてるんちゃうか…」

村上「聞いたことのない食べ物だな…ちょっと用意できるかどうか…」

小鳥「大丈夫です!持ってきてあります!」ドン!

佳奈『ちょっと…これ唐辛子の漬物?こんなもの食べられるわけないじゃない!』

小鳥「え~?私よくおやつに食べてますよ~?」

カズミ「おかしい、小鳥の味覚がおかしい」

寧子「わ、私も棄権…」

カズミ「寧子は食べないと実験にならへんやないか。出されたものは何でも食いや」

寧子「うう~~…」

実食!

小鳥「辛い~!けど美味しいです!南国の味がします!」

寧子「ゲホッ!ゲホッ!熱い!痛い!お酒臭い!無理!無理!」

カズミ「小鳥の舌は一体どうなっとるんや…」

佳奈『無理に口に流され込む流れじゃなくて助かった…』

村上「今ウィキペディアでちょっと調べてみたんだが…それ、そのまま食べるんじゃなくて、調味料として使うみたいだぞ」

寧子「うう…効き目もないみたいだし、飛んだ罰ゲームだったわ…」

村上「みんな、自分の好きなものもいいけど、全員で楽しめる食べ物をチョイスしてくれよ…」

佳奈『じゃあ>>15>>15が食べたい!』

ドクターペッパー

佳奈『ドクターペッパー!ドクターペッパー飲みたい!』

村上「また微妙なところをチョイスしてきたな」

カズミ「知的飲料やな。私も試験勉強の時は愛飲してたで」

カズミ「確か秋葉原に行った時まとめて買った奴がまだ残っとったはずや」

カズミ「…村上、最初に飲ませたる」

寧子「村上くんはダメです!みんなでコップに分けて飲みましょう!」

村上「正直苦手な味だから別にいいんだけど、寧子もナーバス過ぎるな…」

村上「誰と誰が間接キスしようが全く関係ないんじゃなかったのか…」

寧子「あーあーあーあー!」

佳奈『どうでもいいから早く飲ませてくれないかしら』

佳奈『激しく好みが別れる、知的飲料と言われるジュース…気になって仕方がないわ』

実食!

カズミ「うむ…この複雑なフルーツフレーバーの爽やかさ、癖になる美味さや」

寧子「薬品臭さが最初に来るけど、後味はフルーティーで美味しいわね」

小鳥「わわわ私はダメです~…頭いい人向けの飲み物です、これは!」

佳奈『…思ったより普通のジュースね。正直肩透かしだわ』

寧子「知的飲料という別名や薬品臭から期待したけど…これも効果はなさそうね」

村上「いい加減諦めろよ…」

寧子「というところで真打ち登場よ!次は私が用意したものを試してみるわ!」

寧子「>>20なんだけど、これなら絶対効果あるはず!」

メッコール

寧子「メッコールよ!」

村上「微妙な飲み物が続くな…っていうかよく売ってたな」

寧子「ビレバンで売ってたの。ビレバンなら鎮死剤の代わりがあってもおかしくないわ!」

佳奈『何そのビレバン万能説…確かにあそこなんでもあるけど…』

カズミ「っていうかそれマズイって評判のジュースやん…私飲むの嫌やで…」

小鳥「まぁまぁ、こういう飲み物はみんなで飲んでリアクションするのが楽しいんですよ!」

寧子「小鳥ちゃんは分かってるわね…今回はみんなで飲むわよ!」

村上「まぁ寧子が楽しそうだからいいか…目的忘れてるけど」

佳奈『私も飲むの…?』

実食!

カズミ「うん…普通に面白味もなく普通にまずいな…」

村上「俺は案外飲めるな。コーラとお茶っていう分かりやすい味なだけドクペよりマシな気がする」

小鳥「甘いものならなんでも好きな私でもこれは無理です!」

佳奈『なんでお茶とコーラを混ぜたの?馬鹿じゃないのこれ作った人…寧子、水ちょうだい…』

寧子「うん、まずいね佳奈ちゃん…勢いで珍しいジュースを買うものじゃないわね…」

村上「仕方ないな、余ってるのはおれが処分しておくよ。慣れれば美味しいと思うんだけどな」


初菜「ただいま~。今日>>25を用意するのに手間取って遅れちゃったよ」

フィッシュアンドチップス

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom