寧子「颯爽登場!ネコサンダー!」(91)

寧子「困った人を助けるぞ!」

佳奈「>>3が困っているわ!」

ルーシー(エルフェン)

寧子「佳奈ちゃん!いきなり重すぎるの来たよ!」

佳奈『頑張りなさいネコサンダー。魔法使いに不可能はないのよ』

寧子「どこかで聞いたような台詞を…」

寧子「魔法…不可能はない…そうよ!」

寧子「沙織ちゃん!沙織ちゃん!」

沙織「Bクラスが気軽に私の名前を呼ぶな」

寧子「沙織ちゃんのハーネストの一番上を押せば!」

沙織「やめろ!どうなるか分からないスイッチを押すのはやめろ!」

寧子「問答無用!ぽちっと!」

沙織「うわああああああ!」

沙織「…なんともない…どころか魔法の力が増して10年くらいは時を戻せる気分だ!」

寧子「これで捨てられた直後のルーシーちゃんを連れてくれば惨劇回避ね」

~~~

ルーシー(幼)「ふえぇ…おねえちゃんだれぇ…」

寧子「私は颯爽登場ネコサンダー!あなたを救いに来たの」

ルーシー「ふえぇ…でも知らない人についていっちゃいけないってパパが…」

寧子「捨てられたというのに健気な子…ここは>>8してでも連れて帰るわ!」

なんと


>岡本倫 @okamotolynn ・ 3 時間

>先日、極黒アニメの最終回のアフレコに行ってきました。殺したキャラの声優さんにお会いすると、なんだか申し訳ないことをしてしまったような気がします。なのでやっぱり死んだキャラも、第2部ではなんだかんだで南斗五車星が助けていたということにして生き返らせたいと思います。

やはり南斗聖拳はブリュンヒルデに深く関わっている…?

寧子「ここはなんとしてでも連れて帰ってみせる!」

寧子「私とあなたは今は知らない人同士だけど、お友達になれば知らない人じゃないわよね」

ルーシー「うーん、そうなのかな…」

寧子「そうよ!一緒に遊んで友達になりましょう」

ルーシー「うん…じゃあ遊ぼうおねえちゃん」

寧子(…はっ!私には子供の頃の記憶がない…何をして遊べば楽しんで貰えるか分からないわ…)

ルーシー「おねえちゃん…そのマスク…」

ルーシー「みたことないけど…新しいヒーロー?」

寧子「これ?」

寧子「オリジナル」

寧子「小鳥ちゃんと一緒に何かあった時に備えて自作したのよ」

ルーシー「おねえちゃんかっこいい!」

寧子「よし、じゃあルーシーちゃんには小鳥ちゃんのぶんのマスクをあげよう」

寧子「今日からルーシーちゃんはネコサンダー2号よ!」

ルーシー「わーい!」

佳奈『寧子!聞こえてる?小鳥がネコサンダー2号は渡さないって…』

寧子「小鳥ちゃん!小鳥ちゃんはV3よ!ある意味2号より大役だから許して!」

ルーシー「おねえちゃん、ネコサンダーは何する人なの?」

寧子「困った人を助けるのよ!歌もあるの!」

ルーシー「わー」キラキラ

寧子「ルーシーちゃんが困ったときにも飛んできてあげる!」

ルーシー「おねえちゃんすごい!もうわたしたち友達だね!」

寧子「よし、これでルーシーちゃんは助けられたわね」

~~~
天文台

寧子「今日からここをルーシーちゃんの家だと思っていいのよ」

ルーシー「わぁい!」

カズミ「戸籍上は寧子の妹にしておいたで~」

寧子「カズミちゃんありがとう!」

沙織「超パワーアップした時を操る力で研究所を脱走できたから、私もここに住まわせてもらうよ」

寧子「私の力で二人を救うことが出来た…ネコサンダー大活躍ね!」

佳奈『ネコサンダー、安堵している余裕はないわ』

佳奈『>>20が困っている未来が見えたわ!ただちに急行して!』

>>18

昴「あっちゃんのおパンツおいひいよぉ…」クチュクチュ

昴「もうイッちゃう!イッちゃうのぉ!!イッ」ビクンビクン

寧子「颯爽登場ネコサンダー!」

寧子「昴ちゃん!もうやめて!テクノブレイクで死ぬ未来が見えたの!」

昴「イッてるのぉ!ああっ!またイクっ!イッちゃう!!」ビビクン

寧子「知らない人が部屋に入ってきても夢中でえっちなことしてるわ…」

寧子「『しょじょびっち』のカズミちゃんなら何か分かるかも知れない」

カズミ「処女ビッチちゃうわ!それにこんな変態と一緒にせんといてや!」

寧子「とにかくなんとかしてえっちなことをやめさせないと…テクノブレイクとやらで死んでしまうらしいわ!」

寧子「カズミちゃんもよく似たようなことしてるでしょ、やめさせ方分からない?」

カズミ「してへんわ!風評被害はやめーや!」

カズミ「とにかく>>25してみたらええんとちゃう?」

瀬戸内寂聴の画像を見せる

カズミ「瀬戸内寂聴の画像を見せる…とか…」

寧子「なんでいきなり瀬戸内寂聴…」

カズミ「いや、この間エロ画像スレ見てたら瀬戸内寂聴のアイコラが貼られてて…」

カズミ「それで一気に萎えたことがあったんや、だからここはそのアイコラを用意して…」

寧子「カズミちゃん、部室のパソコンで何見てるのよ…」

寧子「まぁ他に方法も思いつかないし試してみるしかないわね」

バァン!

カズミ「何の音や!?」

昴「あっちゃんのパンツが!あっちゃんのパンツが爆発した!」

寧子「どういうこと!?テクノブレイクを防ぐためとはいえ、パンツを爆発させるなんて危ない方法で止めるなんて…」

昴「あっちゃんのパンツが粉塵になって肺に染みこんで来るよぉ…私の肺の中パンツでいっぱいだよぉ」クチュクチュ

カズミ「結局止まってないし!」

??「オーホッホッホ!いい気味ねネコサンダー!」

寧子「誰!?パンツを爆発させた犯人は!?」

??「リア充爆発マコサンダー登場!」

マコサンダー「全てのリア充を抹殺するためにヴィンガルフからやってきたわ!」

カズミ「あかん…マコサンダーや…!」

カズミ「全ての魔法使いの頂点に立つ能力を持ち、今まで数多くのリア充を崩壊させてきた…」

カズミ「こいつが出てきたらさすがの昴と言えどどこまで変態性欲を維持できるか!?」

昴「うえぇ…肺の中がパンツでいっぱいでまともに呼吸ができない…だがそれがいい!」ビクンビクン

マコサンダー「気に入らないわね、治癒魔法で肺を綺麗にしてあげましょう」

昴「あっちゃんのパンツが消えちゃったよぉ…」

昴「……」

昴「よし、予備でオナニーするか」

マコサンダー「させるか!」バァン!

昴「……」

昴「洗濯機漁ろう」

バァン!

昴「ゴミ箱…」

バァン!

カズミ「あかんで!千日手や!」

マコサンダー「千日手?馬鹿言わないの」

マコサンダー「この子がいくらオナネタを用意しようが、全てを破壊し尽くすほどの魔法力があるのよ!私には!!」

昴「あっちゃんの肌に触れた空気だけでもズリネタに出来ますが」

マコサンダー「真空状態を作り出す魔法を使うわ!」

昴「あっちゃんのことを思うだけでオナニーできます」

マコサンダー「一時的にあっちゃんのことを忘れさせる魔法を使うわ!」

昴「…じゃあ今日はもうオナニーいいです。なんか人が沢山いるし。寝ます」

マコサンダー「ふふ…私の勝ちね!」

佳奈『寧子!聞こえる?予知が変わったわ』

佳奈『昴がテクノブレイクで死ぬことはなくなったわ』

寧子「やったわねマコサンダー!昴ちゃんを救うことができたわ」

マコサンダー「ふふん、私にかかればこんなことお茶の子さいさいよ!」

カズミ「こいつ自分の目的忘れてるな…」

寧子「とにかくまた一人助けることが出来た。ネコサンダー八面六臂の大活躍ね!」

佳奈『ネコサンダー、一度天文台に戻ってきて。>>35が少し困っているわ』

大友先生(東京レイヴンズ)

ブリュンヒルデのSSを他の誰かが書いてくれるなら
ない頭を捻って無理に書いたりしないものを…
頼む!もう少しでいいから流行ってくれブリュンヒルデSS!

東京レイブンズ全然知らないんで扱い超適当になるけどいいですかね

大友先生『これは少し困ったな…私が敵の罠に落ちてしまうとは…』

敵『ククク…大友先生め!隙だらけだ!死ねーっ!』

テレビ『一体大友先生はどうなってしまうのか!?次回大友先生死す!?ご期待ください』


小鳥「はわわ…大友先生、次回死んじゃうんですかぁ~~!?」

寧子「さすがの私でもテレビの中の人を助けることはできないわね…」

カズミ「死ぬかどうかは作者にしか分からんってことやね」

カズミ「でもキャラクターは作者にとって子供みたいなもんや」

カズミ「そう簡単に殺したりはせんと思うで」

カズミ「作者から愛されてればなぁ、例えばTwitterのアイコンに使われるくらい」

ルーシー「……」

寧子「カズミちゃん!」

ルーシー「パパにも捨てられて、原作でも死ぬことが救いみたいな扱いだった私は…」

カズミ「い、いや最後には生まれ変わりが救いみたいになってたやん!作者に愛されてなきゃあんなラストにはならんで!」

小鳥「ドーナツ食べたかったなぁ~…」

カズミ「私たちの人生はまだ完結してへんし!この話はやめやめ!暗くなるだけや!」

佳奈『さすが記憶のない寧子にあることないこと吹き込んだ悪女』

佳奈『えげつないわね~』

佳奈『アニメでは寧子以上にヒロインっぽいとか言われてるから調子に乗ってるんじゃない?』

カズミ「私をdisる流れなん!?大友先生のせいでとんだとばっちりやでほんま…」

カズミ「この流れを変えるためにも人助けに戻るで!困ってる人は沢山いるんや!」

寧子「そうね、仲間割れなんてしてる場合じゃない。私の使命は困った人を助けること!」

寧子「佳奈ちゃん、何か予知は見えた?」

佳奈『ちょっと待って…ああっ!>>45がすごく困る未来が見えたわ!!』

村上とカズミが結婚して村上

佳奈『カズミのダンナがすごく困ることが起きるみたいよ』

寧子「カズミちゃん結婚してたっけ?」

佳奈『こんなうるさい上に胸も小さい女を選ぶなんて物好きな男なんでしょうね』

カズミ「また私をdisる流れかいな…」

カズミ「私かて好きになってくれる相手くらいおるわ」

カズミ「ええと…名前が思い出せん…」

カズミ「そうや!○○や!私はついに○○と結ばれたんや!」

佳奈『○○?知らない名前ね。高校の同級生とか?』

小鳥「わわわ、私も知らない人です~!」

ルーシー「私もしらないから、こっちの世界のひとじゃないね」

沙織「私も知らない。まぁ間違っても研究所の人間じゃないだろうけどね」

寧子(なんだろう…カズミちゃんが○○って人の名前を出してからすごく胸が苦しい…)

寧子(思い出さなきゃいけない気がする…でもそうすると大変なことが起こる気もする…)

寧子(私はどうすればいいんだろう…)

>>50
1,思い出す
2,○○のことは一度置いておいて人助けを続ける

思い出すのはもう少し盛り上げてから

2 読み切りに出てきた爆弾処理の女性

エルフェンリート手元にないから適当になるかもしれないが…
確かラストは被曝して寿命が危うくなったけど主人公が助けてくれたんだよね?

寧子(○○って人のことを思い出そうとすると胸が苦しくて仕方ない…)

寧子(こんなに苦しいんだったら…今は思い出さなくてもいいかな…)


佳奈『あ、予知が変わったわ。カズミのダンナとやらが困る事態にはならないみたいよ』

カズミ「え…何かあったんやろか?まぁええわ。私の大事な人が無事なら」

佳奈『カズミのダンナになるくらいの奴だから、相当なことじゃ困りそうにないけどね』

カズミ「まったく…いっつも一言多いんや佳奈は…」

佳奈『その代わり、他の人が困ってる様子が見えたけど…』

~~~
病院

女「検査、終わったわ」

男「そうか…じゃあ帰ろうか」

女「結果、聞かないんだね」

男「いいんだ。あんな大変な目にあって、それでも俺たち二人共生きている」

男「それでいいじゃないか」

女「でも聞いておいて欲しいのよ…私は…」

女「私はもう、子供を産めない体になっちゃったって、先生、言ってた」

女「なんでかな…こんな仕事してるから…自分の体なんてどうなってもいいって思ってたはずなのに…」

女「私、あなたの子供が産めないことが、すごく悲しい…」

寧子「颯爽登場ネコサンダー!」

ルーシー「ネコサンダー2号登場!」

小鳥「ネコサンダーV3です~~!」

寧子「って決めポーズまで考えて来たのに、こんなノリでは顔向けできない様な重い話ね…」

小鳥「ネコサンダーV3の初出陣なのに、影からこっそり見守ってるだけです~~…」

ルーシー「おじちゃん、おばちゃん、こどもできなくなっちゃったの?」

寧子「あっ、ルーシーちゃん!」

男「はは…おじちゃんか。そうだね、俺たちには子供が作れない」

男「でもそれは沢山の人の命を救ったのと交換でね」

男「俺たちに子供ができなくても、みんながその代わりに生きてくれる、それだけなんだ」

ルーシー「おじちゃん、寧子ちゃんと一緒だ!」

ルーシー「いちばんつらいのは自分なのに、だれかのためにぜんぶあげちゃうの!」

女「急に話しかけてきたと思ったら、小生意気なガキねー…」

ルーシー「それにおじちゃんとおばちゃん、私とも同じ…」

寧子「…この子は、親がいないんです」

寧子「他の子供とはちょっと違う…ただそれだけの理由で…」

小鳥「あ!それじゃあお二人がルーシーちゃんのお父さんお母さんになれば全部解決じゃないですか!?」

女「簡単に言うわねー。あんた頭が軽すぎるんじゃないの?」

女「初めて会ったばかりの女の子の親になってください、っていわれて、はいそうですか、って訳にはいかないの!」

小鳥「じじじじゃあ、たまに会うだけでも…」

小鳥「家族が誰もいないなんて、寂しすぎます…」

男「はは…まぁいいんじゃないか、たまに会うくらいなら」

男「まだすがれる希望があるって分かるだけでも、俺は気が楽になるな」

女「仕方ないわね…たまに会うだけよ!私はそう簡単に知らない子を娘になんかしないんだからね!」

ルーシー「わぁい!おばちゃんつんでれだ~!」


小鳥「あのあのあの、私、よかったんでしょうか…軽はずみだったかも…」

寧子「いいのよ小鳥ちゃん。新しい繋がりを作れたこと、それだけで何か変わってくれれば…」

~~~
天文台

佳奈『今回は完全に解決という訳にはいかなかったわね』

カズミ「まぁしゃーないわ、家族とか私らにもよう分からんものやし…」

寧子「これで3人とも、少しでも気が楽になってくれればいいのだけど…」

小鳥「うう~~、なんか私、すっごい軽率だった気がします~~!」

寧子「小鳥ちゃんは自分が一番いいと思ったことを言っただけじゃない、十分よ」

ルーシー「らいしゅうはゆうえんち行くんだって!」

佳奈『遊園地かぁ』

カズミ「なんかろくな思い出ない気がするな」

寧子「カズミちゃん!水差すようなこと言っちゃダメ!」
寧子(私もなぜか遊園地にはいい思い出がない気がするけど…)

佳奈『さ!気持ちを切り替えてネコサンダー!』

佳奈『次は困ってる>>62の悩みをサクッと解決するわよ!』

村上の母ちゃん

母「最近朝飯を食べてない気がする…」

カズミ「おじゃまします~」

母「…誰よ?」

カズミ「え?ええ~っと、息子さんの彼女?みたいな?」

母「勉強だけが取り柄みたいなあいつにそんな甲斐性あったなんてねぇ…んで、なんの用?」

カズミ「佳奈が予知でお腹すいてる人がいるって…いや」

カズミ「息子さんが最近ご飯作れてないんで、いいもん食わしてやってみたいなこと言ってまして…」

カズミ「今日はちょっといい朝ごはんをお母さんに食べてもらおうと思いまして」

母「…まぁいいわ。時間ないから作るなら早くして」

カズミ「ほいほい~っと」

~~~
バァン!バァン!

佳奈『大勢で行ったら怪しまれると思ってカズミに行ってもらったけど…』

寧子「ちがうの!これは私じゃなくて!」バァン!

佳奈『そんなに魔法を無駄遣いしたら寿命縮まるわよ…』

小鳥「はわわ~~!大変です~~!>>66さんが大変なんです~~~!」

佳奈『役目も取られたし…今日は寝て過ごそう…』

沙織「パターン崩しって奴だね」

極黒のブリュンヒルデのキャラがいいですよね。安価ならネコサンダーV3

ミラクルジャンプの読み切り読んだけど
小鳥ちゃん天使すぎるだろ…
俺は信じてたけどね、小鳥ちゃんが本物の天使だってこと

小鳥「なんと!ネコサンダーV3最大の危機なんです!」

寧子「困った仲間を放っておくのはヒーローの名折れ」

寧子「どうしたの小鳥ちゃん、なんでも言ってみて」

小鳥「あのあのあの、この間の期末試験で、赤点を取ってしまいまして…」

小鳥「このままだと夏休みを補修で過ごすハメになりそうなんです!」

カズミ「小鳥はほんまもんのアホやな。学年でも上位の私ら二人に教わりながら勉強しとったのに」

小鳥「すすすすみませ~~ん!!」

小鳥「あ、でも追試があるみたいで…」

小鳥「そこで合格点を取れれば補習はなしみたいです!」

寧子「どの教科が赤点だったの?」

小鳥「えーと…英語と数学と日本史と保健体育です!」

カズミ「めっちゃ多いやん…それに小鳥はそんなおっぱいしてるのに保健が苦手なんやな」ワシワシ

小鳥「や、やめてください~~!全国の胸が大きい女性に失礼です!」

カズミ「ま、私と寧子が付きっきりで教えれば問題ないやろ」

カズミ「…小鳥の頭が想像以下じゃなければな」

小鳥「だ、大丈夫です!頑張ります!」

~~~
勉強中

カズミ「あかんわ…私は自分で勉強する分にはいいんやけど、人に教えるのはめっちゃむずいわ…」

寧子「少し休みましょうか。温泉に行って気分を変えましょう」

小鳥「Zzz…はっ!そうですね!そうしましょう!」

~~~
温泉

カズミ「しかしなんやなぁ、前の試験のときはもっとスムーズに勉強が進んでた気がするんやけどなぁ」

小鳥「すみません…前の試験勉強のときも寝てた記憶ばっかりです…」

寧子「でもここで頑張らないとダメよ小鳥ちゃん」

寧子「学校に通えるのは嬉しいけれど、夏休みまで通うことないもの」

カズミ「夏休みかぁ…どっか遠出したない?海とかな」

小鳥「海ですか!いいですね!私絶対追試に受かります!」

寧子「海かぁ…私も行ってみたいかも…」

カズミ「寧子が自分の意見言うなんて珍しいな。こりゃ小鳥、死ぬ気で頑張らなあかんで」

小鳥「責任重大ですね…絶対合格してみせます!」

~~~
しばらく後

小鳥「やりました!ギリギリですが合格です!」

寧子「うん、小鳥ちゃんはやれば出来る子だもの、当然よ」

佳奈『そういうのはやらないから出来ない子って言うのよ…』

カズミ「いつも一言多い佳奈やけど、今回ばかりは同意やな…あーあ、疲れた疲れた」

小鳥「私のことよりも海ですよ!海!日程を決めましょうよ!」

カズミ「まー夏休み入ってから決めるんでええんとちゃう?そんな焦って決めるもんでもないやろ」

寧子(夏休み…か…そういえばいつから夏休みなんだっけかなぁ…)

佳奈『ところでネコサンダー。>>76がちょっと困っているっていうか…お願いがあるみたいよ』

寧子の旦那

遅くなっても大丈夫ですよ。ゆっくり自分のペースで進めてください

ネコサンダー オープニングテーマ
ねこさんのうた(仮)
私はまーほーうーつーかいだぞー
どんなものでーもすぐ破壊ー
たなびく黒髪かきあげーてー
緊急事態に急行だー
困った人を助けるぞー (困ったー!)
死んじゃう人を助けるぞー (ギャー!)
颯爽!登場!ねこさんだー!
みんなの人気もn……

~~~
現実の天文台

ガチャ

村上「よう佳奈…カズミも来てたのか、早いな」

カズミ「別にええやん…私が早く来たって」

村上「ああ…それで佳奈、今日も黒羽は起きなかったのか?」

佳奈『ええ…今日も寝たきりだったわ。何かうわ言のように呟いてはいたけど…』

村上「意識が目覚めかけているのかも知れない、いい兆候だと思うことにしよう」

村上(いつもはドライなカズミだけど、こいつはこいつで黒羽のことを心配しているんだろうな)

村上(こいつがおれより早く天文台に来たことなんてなかったのに)

村上(黒羽が意識を失ったのは一昨日のことだ)

村上(道路に飛び出た猫が車に轢かれそうになって…)

村上(助けようとして代わりに車にぶつかったんだ)

村上(とっさに魔法で衝撃を相殺したらしく、目立った外傷はないし、頭もぶつけてない…と思う)

村上(病院にも行くわけにはいかず、おれたちはこうして黒羽が目覚めるのをただ待つことしかできない…)

村上「佳奈、黒羽が死ぬ未来は見えなかったんだよな」

佳奈『ええ、寧子が車にぶつかって死ぬ未来も見えなかったし、目覚めないまま衰弱する未来も見てないわ』

佳奈『けど私だって全ての死を予知できる訳じゃないし…どうなるかは断言できないわ…』

村上「それならいいんだ。おれは佳奈の予知を信じる、黒羽が目覚めるって信じるよ」

カズミ「しかしこいつのお人好しも度が過ぎるで…人間どころか猫にまで命かけおって…」

小鳥「でも私たちはいつも寧子さんの優しさに助けられてきました…」

小鳥「寧子さんが目を覚まさないのに私には何もできないなんて…」

~~~
夢の中の天文台

佳奈『寧子のダンナ…っていうか寧子がダンナにしたがってる人が困ってるのよ』

寧子「わ、私にそんな人いない!」

カズミ「そやそや、○○は私のダンナなんやからな」

寧子「○○なんて人知らない!考えても苦しくなるだけだもん!」

小鳥「寧子さん…自分の気持ちを騙さないで…人を好きになることは恥ずかしいことじゃありません…」

寧子「好きになったって…その人はもうカズミちゃんを選んだんでしょう…」

カズミ「そや、キスまでした仲やからな」

小鳥「カズミさん…」

奈波(やれやれ…見てるだけのつもりだったんだけど)

奈波(助け舟を出さなきゃ永遠に寝てるわね、この子)

奈波「ちょっといいかしら」

佳奈『誰?』

奈波「まぁ寧子の脳内に住んでる妖精さんってとこかな」

寧子「奈波…ちゃん…?あれ、私友達のはずの奈波ちゃんのこと忘れてた…?」

奈波「まーまー、今は私のことはどうでもいいの」

奈波「それより寧子、あんた村上のこと思い出さないと、みんなを悲しませるだけよ」

寧子「村上…ダメ…思い出したくない…」

奈波「はぁ~…じゃあもう夢の中だからサービスで言っちゃうからね。起きたら忘れるのよ」

奈波「あんたたち、お互いカズミに振り回されてばっかりだけど、本当は両思いだから」

奈波「さっさと起きてあんたのダンナを安心させてやりなさい」

佳奈『まぁそんなこと気づいてないの渦中の二人だけだけどね』

カズミ「私かてまだ諦めてへんけど…今の二人がそうなのは認めるわ…」

小鳥「私、応援してますから!」

奈波「ほら、目覚めるのに私が手を貸すから。私の目を見て」

寧子「そ、そんな恥ずかしいこと聞かされて今目を覚ませる訳ないじゃない!」

カズミ「あーもう、面倒なやっちゃなー!さっさとしい!」ゲシッ

キィーン

~~~
現実の天文台

寧子「う~ん…」

村上「お、おい!黒羽!?」

佳奈『寧子!』

カズミ「寧子!」

小鳥「寧子さん!」

寧子ゴシゴシ「…はっ…!」

寧子「ち、違うわ!私は寧子じゃないわ!」



ネコサンダー「颯爽登場ネコサンダーよ!」

ついで

佳奈『小鳥、何読んでるの?』

小鳥「エルフェンリートっていう漫画です~!」

小鳥「主人公のルーシーちゃんが可哀想過ぎて…とても人事とは思えず感情移入しちゃうんです!」

村上「あ、おれもその漫画名前だけ知ってるな」

村上「グロいらしいから読んではいないが…小鳥でも大丈夫なのか?」

小鳥「確かに残酷描写はありますが、これは純愛を描いた漫画なんですよ~!」

小鳥「確か寧子さんも読んでましたよね」

寧子「ええ、とっても良かったわ」

寧子「特に主人公が幼馴染と結ばれるところが」

ついでも完

小鳥「くぅ~疲だそうです~」

小鳥「夢オチなのは最初から決めていたので、安価でカオスなSSにするつもりだったのですが…」

小鳥「書いた人の性格が出て、なんだか暗い話ばっかりになってしまいましたよ!はわわ!」

小鳥「安価スレといえど、こんなに長いSSを書いたのは初めてなので、最後駆け足でごめんね、らしいです!」

小鳥「レスが付くならこのまま他の夢ということにして続きも書けますが…」

小鳥「『村上「安価で鎮死剤の代わりを探す」』というSSの構想もあるそうです!」

小鳥「とにもかくにも、ここまでの安価、支援、ご通読、ありがとうございました!」

カズミ「あとがきをキャラにやらせる、痛いSS作者の見本やな」

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