希「えーりち、セックスしよ?」 (325)
ラブライブSS
基本ドロドロ、シリアスです
エロ有り
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402137078
生徒会室
ガラッ
絵里「穂乃果」
穂乃果「絵里ちゃん!!」
絵里「ごめんなさい、待たせたわね」
穂乃果「もしかしたら来てくれないのかなって思っちゃったよ…」
絵里「さすがにすっぽかすようなことはしないわよ」
絵里「生徒会長様の頼みだもん」
穂乃果「…皮肉?」
絵里「いやね、そんなつもりはないわよ…」
絵里「って、海未とことりの姿が見えないけど、二人はどうしたの?」
絵里「二人に限って、まさかサボりなんてことはないと思うけど…」
穂乃果「今日は二人には帰ってもらったの」
絵里「えっ?なんで?」
穂乃果「あのね、絵里ちゃんに伝えたいことがあってここに来てもらったんだよ」
学校 廊下
うーん、どこに落としたんやろ
落としたんやなくて置き忘れたんかなぁ…
うちの行きそうなところ…、むむむ
屋上!はタロット出す機会ないしなぁ
教室と部室にはなかったし…
あとは生徒会室やんな
そうと決まれば生徒会室にれっつごー!
生徒会室前
あれ、中に誰かおるんかな
もしかしたら会議でもしてる?
もしそうだったら気まずいし、ちょっと様子見てみよー
生徒会室
穂乃果「すーはー、すーはー」
絵里「穂乃果?急がなくていいわよ?私、待ってるから」
穂乃果「ううん、もう大丈夫…!」
穂乃果「あのね、私は絵里ちゃんのことが大好き!!
穂乃果「女の子同士なんて変かもしれないけど、私は絵里ちゃんのこと愛してるの!!
穂乃果「だから私と付き合ってください!!」
・・・
穂乃果「なーんて、ダメかな」
絵里「…、穂乃果ぁ!!」ギュー
穂乃果「わっ、絵里ちゃん!?」
絵里「私も穂乃果のこと大好き」
穂乃果「じゃあ…」
絵里「ええ、喜んで」
穂乃果「良かった、良かったよぉ…」
絵里「もう、泣き虫なんだから」ナデナデ
穂乃果「子供扱いしないでよぉ…」
絵里「ふふっ、それをどの口が言うのかしら」
絵里「ねぇ、μ'sのみんなはどんな顔するかしら?」
穂乃果「あのね、そのことなんだけど…、卒業するまでは内緒にしとこうかなって…」
絵里「なんで?」
穂乃果「二人だけの内緒って、なんだか素敵じゃない?」
絵里「ああ、そういうこと…」
NTRの予感がする
生徒会室前
この声、絵里ちの穂乃果ちゃんの声、やんな
毎日聞いてるんや、間違えることなんてない
『大好き、愛してる、付き合って』これはどう考えても告白…、やんな
そっか…、穂乃果ちゃんと絵里ちが
うちも結構アプローチしたつもりやったんやけどな
全然足りんかったんかな…
けど、もう遅いんやんね
うちは知っとるよ
あなた達が付き合い始めたこと
けど安心して、誰にも言わないから
しっかり応援するから
やから今だけはいっぱい恨ませて、いっぱい泣かせて
翌日 3年教室
絵里「ねぇ、希、大丈夫?」
希「どうしたん、絵里ち」
あちゃー、バレてしまったかな?
絵里「どうしたの、じゃないわよ
さっきからぼーっとして」
おかしいなぁ
顔には出さないようにしてるつもりやったんやけど
希「いやー、ちょっと占いに精を出しすぎてしまってな
希「少し寝不足なんよ」
絵里「まったくもう、無理はしないでよね?」
希「絵里ちに言われたくないなぁ」
普段やったら何気ない会話も、なんだかつらいなぁ
けど、応援するって決めたんや
だからうちはもう…
穂乃果「おーい、絵里ちゃーん!希ちゃーん!」
いつもだったら元気を貰えるはずの穂乃果ちゃんの笑顔も、今は見たくなかったよ
絵里「穂乃果、どうしたの?」
穂乃果「えへへ、一緒にお弁当食べようと思って」
絵里「らしいけど、希はどうする?」
穂乃果「希ちゃんも一緒に食べよー!」
恋人同士でもこういうところは変わらないんやな
うちの心の汚さが恥ずかしいわ…
でもな、恋人同士の花園におじゃまするほどうちは無神経やないんよ
希「うちはにこっちと約束あるから今日はパスー」
穂乃果「そっかー…、なら仕方ないね」
希「ではでは、二人で楽しんどいで」ニヤニヤ
絵里「そ、そんなんじゃないってばあ!」
…穂乃果ちゃんはまんざらでもなさそうやけどね
屋上
にこ「まったく、あんたと約束なんてしてないんだけど」
希「まぁまぁ、そう言わずに」
にこ「ま、いいけど」
にこ「絵里はどうしたの?」
希「今日は絵里ちは穂乃果ちゃんとご飯食べてるよ」
にこ「へぇ、穂乃果とねえ…」
希「そういうわけだからうちはにこっちと」ニコッ
にこ「にこは絵里の代わりじゃないわよ、もう…」
とか言いつつもなんだかんだで付き合ってくれるんやろ?
にこっちのそういうとこ、好きやで?
にこ「で、なにかあったんでしょ?」
希「んー?なんもないよ?」
にこ「はぁ…、言いたくないならいいけど…。その、たまには頼りなさいよ?」
にこ「…友達、なんだから」
希「あはは、ありがと」
けど、一応秘密らしいからな
ごめんな、にこっち
希「なぁ、にこっち」
にこ「なに?」
にこっちやったらなんて答えてくれるやろ
希「もしも自分の欲しいものがひとつしかなくて、どうしても欲しいものだったらどうする?」
にこ「なんの話?」
希「んー、心理テストかな?」
にこ「かなってなによ…」
にこ「んー、まぁそうね、どんな手を使ってでも絶対に手に入れるかな」
希「もしも既に他の人が手に入れてたら?」
にこ「奪い取るわ」
にこ「他人の幸せそうな顔見てるだけなんて、後悔してるだけなんてにこなら耐えられない」
希「後悔しても仕方ない、とか思わへんの?」
にこ「後悔しても仕方ないって思うから奪うんじゃない」
希「ふふっ、にこっちらしいね」
にこ「…馬鹿にしてる?」
希「まさかぁ、にこっちは強いなぁって」
にこ「ふふーん、まぁね!」
もしかして前に似たようなタイトルのとあるSS書いてた人?
にこ「それであんたは?」
希「え?」
にこ「あんただったらどうするの?」
うち、だったら、かぁ
希「んー、うちは時間をかけてゆっくりと…かな?」
希「時間をかけたらその分達成感あると思うしな」
にこ「はぁ?手に入れるなら早いほうが良いに決まってるじゃない!」
にこ「あんた、相変わらず変わってるわね」
希「ふふっ、そうやろか?」
にこ「ま、そこがあんたのいいところなのかもね」
3年教室
希「お、絵里ちぃ、愛妻弁当はどうやった?」
絵里「もー、そんなんじゃないってばぁ!」
希「そんなこと言っても、絵里ち顔真っ赤よ?」
絵里「えっ、嘘!?」
希「ふふっ、うーそっ♪絵里ちはからかいがいあるなぁ」
絵里「も、もう!!」
希「あははっ」
そや、絵里ちにも聞いてみよかな
希「なぁ、絵里ち」
絵里「どうしたの?」
希「もしも自分の欲しいものがひとつしかなくて、どうしても欲しいものだったらどうする?」
絵里ちやったらなんて答えるんやろ
絵里「そうねぇ…、どうしても欲しいのなら、どうしてでも手に入れるわよね、普通」
絵里「続き、あるんでしょ?」
さすが絵里ち、話が早い
希「ふふっ、流石に鋭いなぁ」
希「もしもそれが既に人の手に渡っていたとしたら?」
絵里「うーん…」
希「ちなみににこっちは奪い取るって」
絵里「にこらしいわね…」クスッ
絵里「んー、私だったら…、それを手に入れるに相応しい人間になる、かな?」
絵里「手に入らないのはきっと自分になにか足りないものがあるからだと思うの」
絵里「だから、人間として成長すれば、きっと私の元に巡ってくるはず」
絵里「でも端的に言うと奪うってことだから、答えはにこと変わらないかしら?」
希「おー、流石はかしこいかわいいエリーチカ!言うことが違うね」
絵里「からかわないでってば!」
恋心もそんな風に簡単に割り切れたらいいんやけどなぁ
好きな気持ちってね、そう簡単に割り切れないんよ、絵里ち
色々とレスありがとうございます。
それでは、再開したいと思います。
カップリングについては続きを読んでいけばわかると思います。
「ねぇ、みんな、どこ行ったん?」
「どうしてうちを一人にするのぉ…?」
「置いてかないで、置いてかないでよぉ…」
希「-っ!!」
全身汗びっしょりや…、気持ち悪い
また夢か…
これで何度目やろ
3年教室
絵里「希、最近どうしちゃったのよ?」
希「どうもせんよ、心配しないで」
絵里「放っておけるわけないじゃない」
希「将来のことで考え事が、ね」
将来っていうには近すぎるかも知れんけど、間違ってはないよね
絵里「…無理しないでね」
無理なんて、してないよ
ねぇ、絵里ち
最近な、知らない場所でうちだけ置いていかれる夢をよく見るようになったんよ
知らない場所でうち一人、まるで昔みたいのうちを見てるみたいでな
確か…、夢を見るようになったのは絵里ちと穂乃果ちゃんが付き合い始めたあの日からかな
寝ては覚め、寝ては覚め、満足に寝ることもできなくなってた
睡眠不足が原因で体調不良になって情緒不安定
心も身体も限界やった
人間、追い詰められると悪い方に悪い方にと考えてしまうんやね
ねえ、なんでうちだけいつも幸せになれんの?
子供の頃からずっと我慢しっぱなしで
欲しいものの一つも手に入れられんの?
お願いのひとつも聞いてくれんの?
なんでうちだけ、なんでうちだけ、なんでうちだけ
なんでうちを選んでくれないの?
ねぇ、なんでうちじゃないの?
うち、散々アプローチしたのに、その子の元に行っちゃうの?
ダメだよ、あなたにはうちがいないと
うちが手を貸してあげてなかったらあなたは途中で諦めてたでしょ?
だから…、うちじゃないとダメなんだよ
希「そっか、奪っちゃえばいいんだよね、全部」
…誰かが幸せになれば誰かが不幸になる
あの子達が幸せだから、私が不幸になってる
まずはその幸せを壊すところから始めよっか
うちの気分、味わってもらわないとね
うちに足りないのはきっと運
運が良くなれば、きっと振り向いてくれるよね?
…さーて、準備準備っ
今日はよく眠れそう
にこっちには感謝しなきゃね
あ、絵里ちにもかな?
んー、友達っていいもんやん♪
穂乃果の部屋
穂乃果「うーん、あと五分…」
ぶーぶーぶー
穂乃果「うわぁっ!?
ってなんだぁ、メールかぁ
…希ちゃんから?なんだろ」
from:希ちゃん
件名:大変や!
近々穂乃果ちゃんの身の周りで何か良くないことが起きるみたいよ
うちとしては未然に防げる不幸は防ぎたいから早めに穂乃果ちゃんと話がしたいんやけど…
今日とか空いてるかな?
穂乃果「えええええ、不幸!?」
穂乃果「はっ、まさか最近ずっと幸せなせい…!?」
To:希ちゃん
件名:Re:大変や!
え、それ本当なの!?
わざわざありがとー、希ちゃん!
今日は一日中ずっと空いてるよ!
穂乃果「やっぱり持つべきものは友だなぁ。良い友だちに囲まれて私は幸せだよぉ
穂乃果「…それに、絵里ちゃんとも」
ぶーぶーぶー
from:希ちゃん
件名:Re2:大変や!
ならお昼から穂乃果ちゃんの家に向かわせてもらうなー
穂乃果「お昼かぁ…」
穂乃果「ってもうすぐじゃん!?急いで支度しないとぉー!!」
To:希ちゃん
件名:Re:大変や!
え、それ本当なの!?
わざわざありがとー、希ちゃん!
今日は一日中ずっと空いてるよ!
穂乃果「やっぱり持つべきものは友だなぁ。良い友だちに囲まれて私は幸せだよぉ
穂乃果「…それに、絵里ちゃんとも」
ぶーぶーぶー
from:希ちゃん
件名:Re2:大変や!
ならお昼から穂乃果ちゃんの家に向かわせてもらうなー
穂乃果「お昼かぁ…」
穂乃果「ってもうすぐじゃん!?急いで支度しないとぉー!!」
>>43
投稿ミスです。申し訳ありません。
穂乃果の部屋
希「急に押しかけてきてごめんなー」
穂乃果「ううん、平気だよ!希ちゃんこそ私のことで心配かけてごめんね」
希「ええんよ、そんくらい。友達、やろ?」
穂乃果「ううう、希ちゃん、大好きだよぉ…」
大好き、か
そんな言葉、軽々しく使うもんやないよ?
希「それでな、さっきのメールの話なんやけど…」
希「穂乃果ちゃん、最近すっごい良いこと起きたやろ?」
穂乃果「なんでそれを…!!」
希「ふふっ、占いで出てたんよ」
希「そんでな、次にくるのはドカンと一発、大きい不幸なんよ」
穂乃果「う、うん…」
希「やから、はい、これ」
穂乃果「これって…何?」
希「それはな、小さいけどもしもの時に穂乃果ちゃんを守ってくれるお守りや
希「肌身離さず持ってるものに付けとくと効果バッチシやで!」
希「そやなぁ、例えば…」
希「ケータイとかな」
それ、うちお手製のお守りなんよ?
うちのために作った、うちのためのお守り
穂乃果「つける!今すぐつける!!」
希「ふふっ、そんな慌てんでも」
これで穂乃果ちゃんは不幸のどん底まっしぐら、やね
そのお守りを持ってる限りは幸運になんてさせてあげないから
希「さて、じゃうちはお手伝いに行こかな」
穂乃果「あ、今日お手伝いだったんだ…。私のためにわざわざありがとね、希ちゃん!」
希「ええんよ、ほなー」
穂乃果ちゃんのためやないんやけどなぁ
勘違いしてるみたいやけど、ええか
帰り道
ま、本当はお手伝いなんてないんやけどね
穂乃果ちゃんの笑顔をもっと目に焼き付けといたほうが良かったかな?
これから見れなくなっちゃうもんね
さて、お守りの調子は…
『ゆーきほー、いるのー?』
うん、バッチリやん
これから退屈せずに済みそうやね♪
ある日の休日
『ねぇ、絵里ちゃん?』
『んー、なにー?』
『絵里ちゃんは穂乃果で良かったの?』
『はぁ…』
『あ、なんでため息つくのぉ!?』
『その質問、何回目よ?』
『だって…、絵里ちゃんは美人だし、それでいて格好良いし、頭もいいし』
『それに比べて穂乃果は』
『わたしはそんな穂乃果が好きよ』
『う…、急にそんなこと言うなんてずるいよ…』
『あなたが馬鹿なこと言うからでしょ?まったく』
『絵里ちゃん、私も好きだよ?』
『穂乃果…』
チュッ
チュッ
『絵里ちゃん、好き…』
『…ねえ、穂乃果、エッチしたいな…、なんて』
『…ごめんね。私たちのペースでいきましょう?焦る必要なんかないもの』
『ごめんね、恋人なのに…。怖いや…』
『気にしないで。私は穂乃果のそんな顔が見たいんじゃないのよ?』
『ん…』
希の家
へぇ、そっかぁ
穂乃果ちゃんはエッチさせてくれないんだ?
もう、仕方ないなぁ
絵里ちはエッチがしたいんやねっ、ふふっ
じゃあ早速計画建てないとやな
んー、今週の天気は…
おっ、良いタイミング♪
やっぱ幸運を呼ぶには自分から動かないとダメってことかな?
でもいくら絵里ちが押しに弱いからって言ってそのままイケるなんてことはないやろなぁ
もしそうやったらうち、絵里ちのこと少し軽蔑しそうやけど
なーんて、お互い様か、あはっ
ちゃーんと絵里ちのこと気持ちよくしてあげるからね?
本日はここまでで終わりです。
読んで下さりありがとうございましたー。
だがしかし私は東京ラブストーリーを見たことがないのであった。
主題歌がラブストーリーは突然にってのも書き始めてから知ったよ…。
ずっとTRUE LOVEが主題歌かと思ってた。
調べてみたら「カンチ、セックスしよ」というセリフはなくて「ねぇ、セックスしよ」だというし。
そんなこんなで今日はside 絵里です。
side 絵里
その日の夜
絵里の家
『私たちのペースでいい』と穂乃果には言ったものの、少しは期待していた節もあった絵里
性交渉なんて軽々しい気持ちでするものじゃないとわかっていながらも、絵里は穂乃果の身体を求めていた
「私たちは恋人同士なわけだし、愛情を深めるって意味もあると思うのよね」
「って、言い訳がましいか…」
「あーあ、なんか気持ちが沈んできちゃった」
「私じゃ、ダメなのかな…」
(…ううん、そんなことない)
(穂乃果が好きって言ってくれたんだから)
(あの言葉は、嘘じゃないわよね?)
(ダメダメ、恋人を信じられなくてどうするの?)
(あの子は嘘をつくような子じゃない)
(私が一番信じてあげなきゃいけない立場なのに…)
「ごめんね、穂乃果…」
(…泣いちゃいそうかも)
「なんだか穂乃果の声が聞きたくなっちゃった」
「けどこんな時間に電話かけたら迷惑よね…」
「うう、穂乃果ぁ…」
絵里はベッドに倒れ込むと、悲しさを抑え込むように布団を強く抱きしめる
「キスだけじゃ満足できないわよ、バカ…」
(もし穂乃果を抱きしめるならこんな感じかなー、なんて)
誤爆にはきーつけてよ
「っ…」ビクンッ
(なに、今の…?)
そのとき、絵里は下半身に違和感を感じた
(まさか…。いや、そんなわけ…!!)
だが認めざるを得なかった
絵里は興奮していると
絵里にとって、自慰行為は初めての経験だった
スクールアイドルとして活動する前はお硬い生徒会長、ましてやそのお硬い生徒会長が同性に恋心を抱くなど、有り得なかったのだ
しかし、今の絵里は違う
μ’sという場所を見つけ、生徒会長として、人として変わった
いや、高坂穂乃果の手によって変えられてしまった
(穂乃果が、悪いんだから…)
>>62
本当に申し訳ないです。
あくまで自分のせいではないと言い訳をしながら、布団を股ぐらではさみ、こすりつけるように腰を振る
「穂乃果…、穂乃果ぁ…」
想い人を頭に浮かべ、絵里は一心不乱に腰を振り続ける
「私ね、穂乃果のこと考えると、すごくエッチな気分になるのよ…」
絵里はまるで穂乃果に語りかけるように独り言をつぶやく
そして、布越しの刺激では飽き足りずさらなる刺激を求めて自らの恥部に手を当てる
「んうっ…」
先に触れたときよりもより強い刺激が絵里を襲い、思わず声をあげてしまう
だがつらいわけではない
むしろ絵里はその刺激を心地よく感じていたのだ
その刺激を求め、絵里は何度も何度も性器を指でなぞる
「んっ、んぅう…、はぁっ…」
そしてつややかな声をあげる
絵里はそれを繰り返していた
(ダメ…、声、抑えなきゃ…)
だが指の動きは止まらなかった
「穂乃果…、穂乃果ぁ…!!」
何度も穂乃果の名前を呼び、自慰に没頭する絵里
(下着なんて邪魔だし、もう脱いじゃえ)
そう思って絵里が下着に手をかけると
ガチャッ
「お姉ちゃん、さっきからどうしたの?大丈夫!?」
「亜里沙…!!」
急いで下着にかけた手を外す絵里
(危なかったぁ…)
『妹』に『憧れのμ'sの一員である絢瀬絵里』の痴態を見せるわけにはいかなかった
「ど、どうしたの?」
「顔、真っ赤だよ!?」
「えっ、ああ…、これは…」
(考えるのよ、絢瀬絵里!!)
絵里は考えた
紅潮した頬のまま、乱れた髪のまま必死に考えた
息が荒れていることも、顔が紅潮していることも説明がつく言い訳を
そして思考をフル回転させて出した答えは
「…運動してたからかしら?」
なんとも苦しい言い訳だった
「ハラショー、さすがお姉ちゃん」
何も知らない亜里沙は尊敬の眼差しで憧れの姉を見る
「さ、もう遅いし寝なさい」
「うん、お姉ちゃんもね。おやすみ」
バタンッ
妹から向けられる尊敬の眼差しに絵里は罪悪感を覚えた
(はぁ…、こんな姉でごめんね)
淫乱な姉は純粋な妹に心の中で謝罪をしつつ、快楽を求める手を止め、床についた
side 絵里 終
3年教室
絵里「希、最近何か良いことあった?」
希「んー、どうしてそう思うん?」ニヤニヤ
絵里「なんだか、前と比べてすっごい明るくなったから、良かったなって」
希「おー、絵里ちはうちのことそんなに心配してくれてたんやなぁ…」
まー、良いことがあるのは今日からなんやけど
絵里「そりゃ、ずっとしょんぼりしてたらね…」
希「絵里ちは最近ずっと元気ないね?」
仕方ないよねぇ、穂乃果ちゃんと深い仲になれないんだもんね
なーんて、そんなことうちに言えないか
絵里「ええ、まぁね…」
希「今日もこんな天気やし、気が滅入るのもわかるよ」
希「って、あー!!」
絵里「!!びっくりしたぁ…」
希「いや、ごめんごめん」
絵里「一体どうしたの?」
希「傘、忘れてしまったぁ…」
絵里「あら、いつも準備が良い希にしては珍しいわね」
うん、だってわざとやもん
準備がいいからこそ忘れたんよ
希「うぅ…、どうしよう…」
絵里ち、入れてくれるよねっ
絵里「じゃあ、入れてあげるから今日は一緒に帰りましょうか」
希「絵里ち、ありがとぉ!!」
さすが絵里ちやね♪
帰り道
希「うわぁ…、すっごい雨…」
絵里「明日が休みでよかったわね、これ」
希「そうやねぇ…」
絵里「それじゃ、帰りましょ?」
希「はーい、おじゃましまーす」
別にやる必要はないんやろうけど、うちのこと、絵里ちに意識してもらおうかな♪
希「えーりち」モギュッ
絵里「ちょっ、希ぃ!歩きづらいわよぉ」
希「またまたー、嬉しいくせにぃ」
絵里「…」
ありゃ?もしかして図星かな?
希「だってこうしないと二人共濡れるんだもーん」
絵里「それはそうだけど…」
希「あ、胸が当たってるのが気になってるのかなぁ?絵里ちの変態さんっ」ニヤニヤ
絵里「ちちちち、違うわよ!!馬鹿なこと言ってないで帰るわよ!」
んー、やっぱり欲求不満?
でも安心してな
たーっぷり気持ちよくさせてあげるから
希のマンション
希「あはは…、結構濡れたね…」
絵里「二人で使うには小さめだし仕方ないわよ」
希「うちが傘忘れたばっかりにごめんな…」
もちろん反省はしてへんけどね、わざとやもん
絵里「そんな顔しないの。忘れ物くらい誰だってするわ」
希「ありがとなぁ、絵里ち」
絵里「さて、それじゃあまた月曜日にね」
希「あ、待って」
希「うちのせいで絵里ちがそんなになってるのに、このまま返すわけにも行かんよ…」
希「うちでお風呂入ってき?」
絵里「大丈夫よ、少し肌寒いくらいだから」
希「それがあかんの!風邪引いちゃうよ…」
絵里「寒いのには慣れてるから大丈夫よ、希に迷惑かけるわけにもいかないし」
希「ねぇ、絵里ち、お願いやから…」
絵里ちの弱点、うちは知ってるよ?
こうやって泣きそうな顔して上目遣いすれば、絵里ちはお願い聞いてくれるもんね
絵里「うっ…、分かったから泣きそうな顔しないでよ…」
希「やったぁ!ありがとな、絵里ちっ」
絵里「まったく、調子良いんだから…」
今夜は帰さないよ?
なーんてね♪
希の家
希「はい、タオル」
絵里「ええ、わざわざありがとうね」
希「ええんや、うちのせいで絵里ちがこんなに濡れてしまったから…」
ここでちょっと悲劇のヒロインアピールしとこうかな?
こういうのってポイント高いんやんな
絵里「もう、そういうこと言わないの」
おー、効いとる効いとる
希「うん、ありがと…」
希「お風呂、絵里ちが先入っていいよ」
絵里「そんな、悪いわよ」
希「お願い、絵里ち。うちはその間に着替えの準備とかしとくから。ね?」
絵里「うぅ…、わかったわよぉ」
ふふっ、絵里ちは相変わらず攻められるのに弱いんね
セメられたらどんな可愛い声を聞かせてくれるんやろ?
希「って、その前にお湯張らなきゃね」
絵里「そういえばそうね…」
っと、こんなもんかな?
本当はすぐにでもお風呂で絵里ちを気持ち良くさせてあげたいんやけど、きっと穂乃果ちゃんのことを思い出してつらいやろうし
うちだってそんなに鬼やないんよ?
やからエッチなことしてる間は穂乃果ちゃんのこと忘れさせたげるようにしたげたよ?
やーん、うちって優しいわぁ
希「なー絵里ち」
絵里「ん?どうしたの?」
希「お湯張ってる時間って暇やな」
絵里「んー、いつもは気にしたことないわね…。今はお湯が溜まるのを待ってるからそう感じるんじゃない?」
希「さて、ここでうちから絵里ちにプレゼント!」
絵里「また唐突ね…」
希「実はな、最近お香にハマッとるんよ」
絵里「それは…、スピリチュアルね」
希「ふふっ、そやろ?」
希「でな、普段頑張ってる絵里ちのためにお風呂にお香を焚いておきました!」
絵里「あ、だから時間かかってたのね」
希「そうよー。お湯に浸かりながらもっとリラックスできるなんて素敵やと思わん?」
希「それに最近元気ないみたいやん?」
絵里「希…。わざわざありがとう」ギュッ
希「もー、うちと絵里ちの仲やんかー」
それにこれから友達より深い仲になるんやから、遠慮はいらんよ?
ピー
希「あ、お湯溜まったみたいや」
希「着替えは後で持っていくから、絵里ち、いってらっしゃい」
絵里「ええ、それじゃあお言葉に甘えさせてもらうわね」
お風呂でいっぱい興奮してきてな
天気予報は…、うん
真夜中まで土砂降りみたいやね
やっぱうちってラッキーガール♪
絵里「希、お風呂ありがと」
希「おかえりー。随分長かったね?」
絵里ち、オナニーしてたよね
声、聞こえとったよ?
絵里「ごめんなさい…、つい…」
希「それに顔もなんだか赤いし…」
絵里「それは、のぼせただけで…」
あはは、足ガクガクしてるやん
うちは絵里ちに楽しんでいただけたようでなによりよ?
きっと今も必死に平然を取り繕ってるんやろなぁ
絵里ちってばかーわいいっ
でも気分が下がってるときっとエッチも楽しくないやろ?
これからのためのお膳立てやから許してな
希「ところで絵里ち」
絵里「なぁに?」
希「真夜中まで土砂降りやってさ」
絵里「…ハラショー。もう一回濡れることになるのね」
希「どうせやし泊まってく?」
絵里「いえ、さすがにそれは悪いわよ」
希「そんなこと言わんと。うちと絵里ちの仲やん?それとも…」
希「いや、かな…?」
絵里「…もう、断れないのわかってるでしょ」
あはは、バレちゃった
希「それじゃあうちはお風呂行ってくるよー」
希「あ、のぼせたならお水飲むんよ?」
絵里「ええ、ありがと。私は一人でも大丈夫だからしっかり温まってね?」
希「うん、できるだけゆっくりさせてもらうわー。絵里ちもゆっくり休んどき」
絵里「ふふっ、そうね、ありがと」
そんで、あとでイイコトしよな
あ、そうそう
忘れてたんやけど、その部屋にもお香焚いてあるからな♪
お風呂場
希「女の子の匂い、やなぁ…」スンスンッ
希の部屋
希「たっだいまー」
絵里「おかえ…、ってなんて格好してるのよ希!」
希「いやー、絵里ちの着替え用意してたらうちの分忘れてしまってなぁ…」
絵里「だからってタオル一枚で出てこなくても…。その、言ってくれたら着替えくらい持ってきたのに…」
絵里ち、うちのことすごいエッチな目で見てるよ?
気づいてないんかな?
もうちょっと近づいて、サービスしたげるな
希「絵里ちはお客さんなんやし、ゆっくりしてればええんよ」
絵里「…」
ありゃ、思ったより効果絶大?
うち、これから壊されたりせんよなぁ…
ま、それならそれでえっか!
希「絵里ちー?」
絵里ちってばうちの谷間ばっかり見てるなぁ
おっぱい見えそうやもんね、今の絵里ちには仕方ないか
絵里ちって案外おっぱい星人なんやね
絵里「え!?ああ、何?」
希「ううん、ぼーっとしてるし大丈夫かなって」
絵里「大丈夫、大丈夫よ…、うん」
希「そんな真っ赤な顔してんのに?」
絵里「ええ、平気、だから…」
もー、そんな目で見られたらうちも嬉しくなってしまうやん♪
仕方ないからおっぱい見せたげるな
希「ちょっとごめんな」バサッ
絵里「の、の、希…」
希「んー?おでこくっつけるだけでそんな声出さんでもいいやん」
絵里「あ、いや、その…、胸が…」
希「胸?」
希「あー、これな」
希「…これはね、絵里ちのためにサービスよ?」
もうタオルも必要ないかな?
絵里「の、希、服、着てよ…!」
希「うち、気づいてたんよ?絵里ちがさっきからおっぱいばっか見てるの」
絵里「そ、そんなこと…」
希「ねぇ、絵里ち。正直になって」
絵里「う…、その…」
希「怒らんから。見てた、よね」
絵里「うん…」
希「絵里ち、触っても」
絵里「希!!」
わっ!?びっくりしたなぁ、もう…
希「い、いきなりどうしたん…?」
絵里「私、帰るわ…」
んー、流石は絵里ちやなぁ、手強い
でももうひと押しってことわかってるんよ♪
本当はムラムラして仕方ないんやもんな?
希「待って!!」ギュッ
絵里「希、あなた」
ふふっ、うちもお香たっぷり吸ってるからな
うちももう止まらないよ?
希「あんな、うち…、すっごいドキドキしてるんよ」
希「絵里ちは…、ドキドキしてくれてないの?」
絵里「私だって…、私だってドキドキしてるわよ…」
絵里「でも聞いて、希。」
絵里「私は穂乃果と付き合ってるの」
絵里「だから希とは…」
希「知ってるよ?」
絵里「え?」
知ってるからこんなことしてるんよ?
希「絵里ちのこと、なーんでも知ってるよ?」
希「穂乃果ちゃんとエッチしたがってるってことも」
希「さっきお風呂でエッチぃ声出しながらオナニーしてたことも」
ワシッ
希「絵里ちぃ、今すっごいエッチな気分やろ?」モミモミ
絵里「んっ…、や、めて、希…」
希「気持ちええんやろ、絵里ち」
絵里「そんなこと、ないわよ…」
希「嫌やったら抵抗したらいいやん」
絵里「…」
希「ねぇ、絵里ち」
希「うちとエッチしん?」
絵里「ダメ、私には穂乃果がぁ…」
もう、頑固なんやから
希「…絵里ち、こっち向いて」
絵里「ねぇ、考えなおし…」クルッ
チュッ
うちのファーストキス、たっぷり味わわせてあげるな
こういうときは舌絡ませるとエッチっぽいんよなぁ…
「んっ…」
まだやめへんよ?
「んむ…、ちゅぱっ」
絵里ち、どんな顔してるんやろ?
目瞑ってるからわからんけど、きっと艶めかしい顔してるんやろなぁ
絵里「んぁ…」
ごめんな、さっきから歯止めが効かへんの
キスってこんなに気持ちいいもんやったんやね
希「んっ、ぷぁあ…」
絵里「はぁ…、はぁ…。希ぃ…」
希「ごめんな、絵里ち…。でも」
希「穂乃果ちゃんの代わりで良いから」
希「穂乃果ちゃんとの練習で良いから」
絵里「後悔、しないの…?」
希「うん、絵里ちは?」
絵里「これだけされたら、もう止まれない…」
希「そっか…、じゃあ」
モギュッ
希「えーりち、セックスしよ?」
絵里「…うん」
一緒に堕ちよっか
本日はここまで!
やっとスレタイまでイケました。
次からはやっとレズセックスできそうです。
それではありがとうございました。
希の部屋
ベッドの上、裸の希は理性を失った絵里に押し倒されていた
絵里「希…、胸、触ってもいい?」
希「もう…、いちいち聞かないでよ」
絵里「…ごめん」
ムニッ
希「んっ」
絵里「柔らかい…」
希「もっと強く揉んでもええんよ?」
絵里「うん…」
フニフニ
希「さっきからおっぱい触ってばっかり…。絵里ちって本当におっぱい好きやね」
絵里「そっ、それは…、希のだから…」
希「ふふっ、ありがとな、絵里ち」
絵里「…ねぇ」
希「どうしたん?絵里ち」
絵里「その…絵里って呼んで?」
希「…絵里」
絵里「ん、希…」
二人は数秒見つめ合って口づけを交わす
何も知らない者から見たらきっと恋人同士に見えるだろう
しかしそうではない
思想は違えど、互いに身体を重ねることを選んだ
ただそれだけである
絵里「希のキス、すっごくエッチ…」
希「ふふっ、そうかな。絵里に喜んでもらえて嬉しいな」
絵里「希…」
そして希を深く抱きしめる絵里
希「もう、甘えん坊さんなんやから」
絵里「だって…、私が甘えられるのなんて希しかいないから」
絵里「自分が人として最低なことをしてるってわかってる」
希「んーん、絵里は悪くないよ」
希「元はといえばうちが誘ったんやから」
希「うちは穂乃果ちゃんの代わり」
希「それでいいんよ?」
希は絵里に向かって優しく微笑みかけた
絵里「代わり、なんかじゃない」
希「…」
希「じゃあ穂乃果ちゃんと別れて?」
絵里「…」
希「なんてね。暗い話はやめよ?」
そういって希は絵里と深い深い口づけを交わす
希「一緒に気持ちよくなろ?」
モニュッ
絵里「んんっ…」
希「気持ちいい?」
絵里「ん…」
希「ね、絵里も服脱いで」
絵里「うん…」
希に言われるまま、絵里は服に手をかける
絵里「ちょっ、そんなに見ないで…」
絵里は恥ずかしそうに、希に背を向けて衣服を脱ぐ
その背中に希は体重を預ける
希「背中越しのおっぱいはどうかなー?」
絵里「そ、その…、胸の先が…」
絵里は確かに背中越しに希の胸の突起の感触を感じていた
そしてそれが絵里の興奮を助長する
希「えいっ」
キュッ
油断している絵里の背後から、ふたつの乳首を指先で弄ぶ
絵里「んっ、あぅう…///」
絵里の口から甘い声が発せられ、更に希のいたずらごころを加速させた
希「苦しかった?ごめんね?」
口では心配しているような声をかけるが、希はわかっていた
何故甘い声が発せられたのか
わかっていたからこそ、心配する素振りを見せ、乳房を触ることをやめた
絵里「あの、希…」
希「どうしたの?絵里」
絵里「その、やめないで…」
希「んー?なにを?」
絵里「うっ、うぅ…」
絵里の困った顔を見せられ、希は感情の昂ぶりを抑えられなかった
希「言ってくれないとわからんなぁ」
絵里「もっと…、私のおっぱい触ってよぉ…」
希「よく出来ました♪」
希「じゃ、横になって?」
欲情している絵里を横にさせ、希は絵里の胸にゆっくりと顔を近づけ
舌で乳首を転がすように刺激する
絵里「ひゃっ///」
希「絵里、本当にエッチぃ声出すねえ」
絵里「そんなこと、ないもん…」
希「すごくエッチよ?だから…、意地悪したくなっちゃう」
そう言うと希は絵里の胸にさらなる刺激を与えた
希「あむっ」
絵里「っ…///」
必死に声を抑える絵里を愛おしく感じ、次第にヒートアップしていく
興奮状態の希はもちろんそれだけでは満足できず、絵里の下半身へと手を滑らす
ヌチャッ…グチュッ…
絵里の秘部から淫らな蜜の音がする
絵里の乳首や秘部に刺激を与えれば与えるほど、その蜜は溢れ出てくる
希「トロトロやん♪それに…めっちゃいやらしい音してる」
絵里「聞かないでぇ…」
快感に溺れ、腑抜けた表情を見せぬように必死で両の手で顔を隠す
頬が紅潮し、気分は高揚している
そんなことは火を見るよりも明らかであった
そしてそんな状態の絵里を眺めるのを楽しみ、決してペースを乱すことなく刺激を与え続ける
希「真面目な元生徒会長さんのこんな姿見たらみんなはどう思うやろな?」
希「人の家のお風呂で欲情して、バレるかも知れんのにオナニーするんやもんな?」
希「いやらしいことされて、こんな風によがって、だらしない顔して」
希「おまんこグッチョグチョやもんな?」
希「きっとみんな絵里のこと軽蔑するんやろなぁ」
希「気持ち悪い、どうかしてるって」
希の告げたことは全て事実
そして予測し得る事態
それ故に絵里の心に深く刺さった
絵里「うっ、うぅう…。なんでそんなこと言うのぉ…」
絵里の頬に涙が伝う
親友だと思っていた人物に、心を抉られた
それだけに深い傷がつく
しかしそんな絵里の気持ちとは裏腹に、その状況を想像すればするほど、快感は増していった
希「けど今だって感じてるんやろ?」
グチュッ…
絵里「ちがっ、違う、もん…。気持ち良くなんて…、ない、からぁ…」
希「そっかぁ、それは悪いことしたなぁ」
希は悪びれる様子もなく謝罪の言葉を述べると、ニヤニヤと笑いながら絵里の膣から指を抜いた
そして指についた絵里の蜜を舐めとりながら
希「気持ち良くないなら、もうやめよか」
言葉を続ける
嗚咽を堪えながらなんとか言葉を紡ぐ絵里
絵里「や、やだぁ...、ごめんなさい...。気持ちいいから...」
いつもの凛々しさはなく、快楽の沼へと引きずり込まれただけの女の子が1人、そこにいた
希「んー、どっしよっかなー」
絵里「お願い、だからぁっ...」
泣きながら自分の恥部を攻めて欲しいと懇願する絵里の姿は、滑稽を通り越してむしろ哀れだった
希「仕方ないなぁ絵里は...」
希は微笑みを作って見せると、その表情に似合わぬ淡々とした口調で
希「自分のいやらしい姿を人に見られたくてたまらない変態です、って言って?」ニコッ
絵里「っ...」
絵里は言葉を失った
認めるのは簡単だ
事実、そうなのだから
しかしこんな状態と言えど、口に出すははばかられた
そんな絵里の葛藤を知ってか知らいでか、希はカウントダウンを始める
希「5、4、3」
絵里「…んたいです...」
希「んー?よく聞こえんなぁ」
天使のような微笑みで、悪魔のような言葉を投げかける
絵里「私はぁ!自分のエッチな姿を人に見せて気持ち良くなる変態です!!」
そこにプライドなどなかった
絵里は自身のプライドよりも快楽へと堕ちる道を選択したのだ
希「ちょっと違うけど許してあげる」
希はこうなることが分かっていたかのような返事をする
媚薬の香りをたっぷりと吸い込んだ絵里に理性がないことなど、予測できていた
希「絵里、足開いて」
絵里「うん...」
涙を流しながらも、快楽のためになんのためらいもなく希に股を開いてみせる
希「綺麗なピンク色...」
絵里「そんなに見ないで...、恥ずかしいからぁっ」
希「だったら足、閉じてええんよ?」
絵里「いじわる...」
希「ふふっ、うーそ♪」
そう言って希は絵里の股間に顔を近づけ
ぺろっ
絵里「やっ///」
希「絵里の味がする...」
絵里「そんなの言わなくていいからっ///」
希「気持ち良かった?」
絵里「う、うん...」
希「どのくらい?」
絵里「その...、いち、ばんかも...」
希「そっかぁ、絵里は舐められるのが好きなんやね」
絵里「けど、汚いわよ、そんなところ...」
希「絵里に汚いところなんてないよ。それにお風呂入ったばっかやん」
絵里「そういうことじゃ、なくてぇっ...///」
気を抜くと意識を持っていかれそうになる
だが、気を失ってしまってはこの快楽に終止符が打たれてしまう
快楽に溺れながらも、絵里は必死にもがいた
そしてしばらくの抵抗のあと
ぷしゃあっ
希「ひゃっ」
絵里の股間から漏れてくる液体
絵里「あ、あうぅ...」
希はその様を凝視し、笑いながら絵里に問いかける
希「イっちゃったん?」
恥ずかしさと涙をこらえて、絵里は静かに頷く
希「うちが綺麗にしてあげる」
そう言って絵里の身体に雫となって残った透明の液体を丁寧に舐めとっていく
絵里「や、やうぅ...///」
まるで全身が性感帯になったように体を震わせる
希「絵里、足舐めるね?」
返事を待たずに足の指の股を舌がなぞる
絵里「きっ、汚いからっ」
絵里がそういうと希は舌を止め
希「うちな、絵里ちの足、綺麗やな、舐めたいなって思ってたんよ?」
希「やから、お願い」
否定はしたものの、絵里も足を舐められて不思議と嫌な気分にはならなかった
それは希だからなのか、はたまた自分にそういう気があるのか
絵里は肯定の言葉の代わりに
絵里「変わってるんだから…」
と呟いた
希「ふふっ、よく言われるわ」
丁寧に丁寧に、絵里の足をゆっくりと、いやらしく希の舌が這う
直接性感帯を刺激されているわけではないものの、胸の高まりが止まらない
もう勢いに身を任せてしまえ
自分の中の自分がそう囁く
絵里「ねえ、私のここと希のここ、合わせたらきっと気持ちいいよね?」
まさか絵里の口からお誘いの言葉が来るとは、と希は驚いた
だが理性を失っているのだから何も不思議なことはないだろう
そして絵里は忘れていた
愛しき高坂穂乃果のことを
着信:高坂 穂乃果
side 穂乃果
うーん、何回かけても繋がらないよ...
私、絵里ちゃんに嫌われるようなことしたのかな...
エッチができないからって、私捨てられちゃったのかな...?
雪穂「お姉ちゃん、何一人で暴れてんの?」
「べ、別に暴れてなんかないよぉ!!」
雪穂「じゃあなに...、ってなんで泣いてんの!?」
「泣いてなんか!」
雪穂「あー、絵里さんと喧嘩でもしたの?」
穂乃果「どうしてそこで絵里ちゃんが出てくるの!!」
雪穂「毎日亜里沙から『お姉ちゃんが毎日穂乃果さんの話ばっかりしてくるの』って聞かされてるから」
「うっ...」
雪穂「ま、なんでもいいけどさ。私寝るから静かにしてよね」
「雪穂っ!」
雪穂「んー?なに?」
「もし、もしだよ?雪穂が恋人にエッチしたいって言われたらどうする?」
雪穂「ぶっ!!」
「わ、いきなりどうしたの!?」
雪穂「いきなりどうしたのはこっちのセリフ!!意味わかんないこと聞かないでよ!」
「ご、ごめん...」
雪穂「はぁ...、まぁそういうのは焦る必要ないんじゃない?」
「うん...」
雪穂「それに、したくないからって絵里さんはお姉ちゃんのこと嫌いになったりしないでしょ。好きなんだから」
「そう、だよね。雪穂、ありがと」
雪穂「んーん、気にしないで。それじゃ、今度こそおやすみ」
「うん、おやすみ...、って私のことじゃないんだってばぁー!!!」
…、いつの間にか寝てたみたいや
昨日頑張りすぎたせいかな?身体中が痛いわぁ
うち、自分ではまだまだ若いつもりやったのに、少しショックかも
絵里ちは…、まだ熟睡中かぁ
んー、絵里ちのために朝ごはん作ったげようかな
ネギを切る音で目が覚める…、なんて新婚さんみたいやんな?
ま、朝からそんな手の込んだ料理なんか作らんけどね
絵里「んー、希、おはよー…」のそっ
あはは、やっとお目覚めみたいやね
希「おはよ、…ってとりあえず服着たら?」
絵里「えっ…?わっ、ななな、なんで私裸なの!?」
んー、媚薬効かせすぎちったかな?
昨日の絵里ちは狼みたいやったし、あんまり覚えてないのもわかるけども…
…うちが身体張ったのに覚えてないのは少し悔しいなぁ
でも、きっと身体が覚えてるよな♪
絵里「ねぇ、希…。なんで私は裸だったの?」
希「んー、本当に覚えてないん?」
絵里「確かお風呂に入ってそのあと…」
希「そーそー、思い出した?」
絵里「身体が異常に熱くなって…」
絵里「その後の記憶がないの。きっとのぼせたのね…」
ありゃ、本当に覚えてないんやね
お酒で記憶が飛ぶ人はおるけど、それと似たようなもんやろか?
ま、言質は取ったし忘れてても別にええんよ
希「はぁ…、まぁそれでいいよ。『絵里』、朝ごはん食べる?」
絵里「ん…?ええ、ありがと」
絵里「ごちそうさまでした」
希「はーい、おそまつさまでした」
絵里「朝ごはんまで頂いておいてなんだけど、流石に長居するのも悪いから帰るわね…」
希「別にうちは…」
絵里「希にも悪いとは思ってるけど、それと…」
ああ、穂乃果ちゃんやね
昨日あんだけエッチしてたのに今更彼女に悪いってのも滑稽やと思うよ?
けど今は言わんといてあげよっかな?
んー、うち優しい♪
希「おうちの人にも心配かけるもんな!」
絵里「え、ええ、そうなのよ!!」
あくまで穂乃果ちゃんとのことは隠し通すつもりなんやね
昨日自分で言ってたくせになぁ
希「んーなら仕方ないな。亜里沙ちゃんにもよろしく言っといてな」
絵里「ええ、ありがと」
絵里「それじゃあまた、学校でね」
希「んー、ばいばーい」
ガチャッ
ねえ、穂乃果ちゃん
穂乃果ちゃんの彼女さんは他の女の子とエッチしたのに、それを悪いと思ってないどころか覚えてない最低な女の子なんよ?
ああ、大丈夫大丈夫
うちがしっかり思い出させてあげるからさ
side 絵里
絵里の部屋
(はぁ、なんか身体がだるいわね…)
絵里は家に帰ってからというものの、身体の重さを言い訳にダラダラと時間を浪費していた
(あ、そういえばケータイ見るの忘れてたわ…)
(きっと穂乃果から連絡が来て―)
(ない…!?)
絵里の携帯電話には穂乃果からの連絡はなく、それがさらに絵里を悩ませた
(なんで?恋人って毎日甘々なメールをしたりするものじゃないの?)
(そりゃ、忘れてた私も悪いけど…)
落ち込んでいた気分をさらに落ち込ませるような出来事
穂乃果から連絡が来ているだろうと思っていたのだが、そんなことはなかった
(あ、きっと穂乃果はお手伝いしてるのよね?)
(だからきっと今はケータイが見られないだけで…)
(うん、時間を無駄にしないようにやることやっとこうかな…)
そこに誰がいるわけでもなく、絵里はケータイを気にしない振りをしながらも済ますべき用事を片付けていった
それから待つこと半日
(メール、こない…)
(そうだ、私から送れば…)
(でも、返信が返ってこなかったら…)
(うぅ…、穂乃果に限ってそんなことないのに、なんでこんなこと考えちゃうの…?)
『絵里ちゃん』
『絵里ちゃーん!』
『えーりちゃんっ♪』
頭の中は穂乃果のことで満たされていた
(淋しいよぉ、穂乃果ぁ…)
そして気付けば
下着の中に手を突っ込んでいた
(前にしたみたいに指を中に…)
その時、絵里の頭の中に違和感がよぎる
(前?前っていつだろう)
(だって私はこの前は亜里沙が部屋に…)
「んっ…///」
絵里は艶めかしい声をあげると共に、思考を停止させた
しかし
(気持ちいい…、けど、なにか物足りない…)
自分を慰めても、何かが足りない
(なんでなんだろ…、なんで満足できないの?)
(なんで、なんで頭の中に希が出てくるの…?)
その後、絵里一人では絶頂にも、結論にも達することはなかった
side 絵里 終
月曜日
side 穂乃果
通学路
(はぁ…、結局絵里ちゃんから連絡なかったなぁ…)
(どうしよ…、私やっぱり嫌われちゃったかなぁ…)
海未「穂乃果、今日はどうしたのですか?」
「どうって…、なにが?」
ことり「なんだか元気ないよ?大丈夫?」
「あ、うん、えっと…」
(…いくら海未ちゃんとことりちゃんでも言っちゃだめ、だよね…)
(だって私が約束したんだもん…)
「ちょっと…、寝不足で…」
(ごめんね、二人とも…。でも寝不足なのは本当だから…)
海未「はぁ…、ラブライブが終わったからというものの、穂乃果は生徒会長なんですからね?」
海未「全校生徒の模範となるようにしっかりと…」
ことり「う、海未ちゃん」
「…」
海未「あっ…、ごめんなさい…」
「いいよいいよぉ、しっかりしなきゃいけないのは本当だから…」
海未「穂乃果…」
「あはは、大丈夫だよ!!さー、今日も元気出していくぞぉー!!」
(そうだ、高坂穂乃果は元気じゃなくちゃいけないんだ)
(みんなだって、それを求めてるんだから)
ことり「無理しないでね?」
「大丈夫大丈夫!海未ちゃんとことりちゃんがしっかり見張ってくれるもんね!!」
海未「まったく…」
ことり「あはは、頑張ろうね…」
ことり「…あっ、絵里ちゃんと希ちゃんだ」
(絵里、ちゃん…)
(今はそんな気分じゃないよ…)
穂乃果「あー!!なんか急に走りたくなってきちゃった!私、先に学校行ってるね!!」
(泣いちゃダメ。人前で泣かないって決めたもん)
side 穂乃果 終
昨日といい今日といいかなり短いですか本日はここまでですー。
書き溜めがない/(^o^)\
これから更新スペース遅くなるか、一回の更新が短くなると思います。
一応言っておきますが私はみんな大好きです。
3年教室
side 絵里
(はぁ…、穂乃果…)
絵里の頭の中は穂乃果のことで支配されていた
(あー、もう、私の馬鹿!!)
(なんでメール一通くらい出さなかったのよ…!!)
(嫌われてるなら嫌われてるでメールくらい送ればよかったじゃない…!!)
(なんであんなに穂乃果の悲しませちゃったのよ…)
(今朝だってあの子、私のこと避けて…)
(私、最低ね…)
(どんな顔してあの子に会えばいいの…?)
(私なんかがあの子と付き合うなんて…)
「ねぇ、絢瀬さん」
教員が絵里に呼びかける
(ううん…、「私なんかが」なんて穂乃果にも失礼よね…)
(けど、どうしたら…)
「絢瀬さん」
二回目の呼びかけで我に返り、思わず立ち上がる絵里
「はっ、はいっ!!」
周囲の目線を見れば、きっと起立する必要はなかったであろうことがわかった
頭の中でネガティブなことを考えていたせいか、周囲の目線も棘のあるものに感じ
「あ、その…」
思わず泣きそうになってしまう
普段の絵里ならばこうなることはないだろう
そこにすかさず、絵里の理解者として、良き友人として希がフォローを入れる
「あ、あの、先生。絢瀬さん、今朝からずっと体調悪いみたいなんです」
「あら、そうだったの?それは…、気付かずにごめんなさい」
実際に体調が悪いわけではないので気付くことはないのだが、教員は非礼を詫びてくる
「あ、あの…」
「先生、私が保健室に連れて行きます」
「わかりました、お願いしますね。東條さん」
「『絵里』、行こ」
希は絵里の手を掴み、小声で囁くと絵里を連れて教室を後にした
side 絵里 終
保健室
ガラッ
希「らしくないなぁ、『絵里』」
穂乃果ちゃんのことでも考えてたんやろな
休みの日に好きな人から『連絡が来てない』って悲しいよなぁ
うちもその気持ちわかるよ、絵里
絵里「ごめんなさい、希の迷惑かけちゃって…」
希「いいんよ、うちと『絵里』の仲やん」
絵里「持つべきものは友、ね…。ありがと」
何言ってんの、絵里
うちらは友達よりももっともーっと深い関係やん♪
って絵理は忘れてるんやっけ
まぁいっか、これから思い出させたげるな?
先生もいないし、学校でってのも燃えるやろ?
ベッドも誰もおらんみたいやね
うん、完璧完璧
うちって本当にラッキーガール♪
誤字修正
>>183
×絵里「ごめんなさい、希の迷惑かけちゃって…」
○絵里「ごめんなさい、希に迷惑かけちゃって…」
そして名前も間違えてました
誤字修正
>>183
×って絵理は忘れてるんやっけ
○って絵里は忘れてるんやっけ
希「さ、倒れる前に早く横になり?」
絵里「ん、ありがと…」
ベッドの上で寝てる絵里ちを見るとついついあの日のことを思い出してしまうなぁ
今回はどんなエッチぃ声を聞かせてくれるんやろ?
絵里「希、授業には戻らないの?」
希「どうせ最後の授業やし、たまにはこんなんもええんやないかな?」
絵里「ふふっ、元生徒会長の前でサボり発言?」
希「元副会長にあるまじき発言やったな」
絵里「…、希、本当にありがとね」
うちはちょーっと細工しただけやのに、穂乃果ちゃんから連絡ないだけでまさかここまで落ち込むなんてなぁ
別れることになったらショック死するんやないかな、これ
ま、別れる理由なんかないし、覚えてないもんな、『今は』
希「別にいいんよ、これはうちのためやから」
side 絵里
(うちのため…?)
絵里が希の言葉に疑問を抱くと
チュッ
希が絵里の唇を塞いだ
唇は数秒で離れたものの、絵里は動揺が隠せなかった
「希、いきなり何を」
「少しは思い出した?」
「…なんのこと?」
「けど、この感触に覚えはあるやろ?」
希の言うとおり、先ほど唇に感じた感触に覚えがあった
だが、いつ経験し、いつこの唇の触れたのか、思い出せない
「悪いけど知らないわ」
絵里は極めて冷静に
極めて冷静を装い希の問いに答える
「そっか。なら…」
「思い出すまで、何度も、何度も、何度もキスしてあげる」
希は据わった目で絵里を見つめる
そして絵里の意思を無視し、言葉通りに何度も唇を重ね合わせる
「のぞっ、んっ…」
喋る間すら与えられないくらいに
何度も何度も何度も何度も二人は唇を重ねる
そして
絵里は少しずつ思い出していた
希の家の浴室で自分が何をしたか
そして希と何をしたか
「その顔、思い出したみたいやね」
「嘘…、違う、私はそんなこと…」
「残念やけどね、こんなのもあるんよ」
希は携帯電話を取り出すと音声ファイルを再生した
『希…、胸、触ってもいい?』
(違う)
『その…絵里って呼んで?』
(私はそんなこと言ってないから)
『希のキス、すっごくエッチ…』
(私はそんなこと覚えてないから)
『もっと…、私のおっぱい触ってよぉ…』
(絶対にこんなこと、言わないから)
『私はぁ!自分のエッチな姿を人に見せて気持ち良くなる変態です!!』
(だから、違う!!)
携帯電話のスピーカーを通して聞こえてきた声は、確かに絵里自身の声だった
「な?わかったやろ?」
「そんな…、違う、私は…!!!」
「頑固やなぁ、絵里は」
『ねえ、私のここと希のここ、合わせたらきっと気持ちいいよね?』
授業の終わりを告げる鐘が鳴る
side 絵里 終
希「おーい、絵里」
絵里「…」
あはは、ちょっとやりすぎちゃったかな?
んー、けど全部本当のことやもんね
理由はどうあれ全部事実なんよ?理由はどうあれ、ね
希「もー、泣いてる暇なんかないよ?」
でもさすが絵里やな
泣き顔も様になってるわぁ
ちゅっ
希「れろ…、あむぅ…」
反応なし、かぁ
でもやめへんよ?
「ちゅぱ…、んちゅっ…」
「んむっ、んっ…」
希「ぷぁっ」
ガラッ
「あれ、先生いないや」
「朝会で言っていたではないですか…」
「そういえばそうだったねぇ」
「あなたもですか…」
あれ、誰か来たみたいや
この声は…、あの子らかぁ
side 穂乃果
穂乃果「えー、じゃあ保健室に来た意味ないじゃーん!!」
海未「穂乃果、寝てる人がいるんですから静かにしないとだめですよ」
穂乃果「うっ、ごめんなさい…」
ことり「お薬の場所なら私がわかるから大丈夫だよ」
穂乃果「さすがはことりちゃん!元保険委員だね!」
ことり「えへへ、そうでもないよぉ。それでね、海未ちゃん」
海未「なんです?」
ことり「包帯は海未ちゃんにお願いしてもいい?」
海未「ええ、いいですよ。ですが消毒はことりがお願いします。きっと私がやると穂乃果は痛がるでしょうから」
穂乃果「そんなことないもん!」
ことり「まぁまぁ…。穂乃果ちゃん、ここ座って?」
穂乃果「うん、お願い、ことりちゃん」
ことり「はーい、痛かったらごめんね?」
穂乃果「ううん、大丈夫だよ」
ことり「っと、消毒は終わったよ、海未ちゃん」
海未「わかりました。穂乃果、脚を伸ばしてください」
穂乃果「うん、わかった」
海未「これでよし、と。治るまではあまり動き回らないようにしてくださいね?」
穂乃果「海未ちゃんもありがとう」
(二人とも、心配してくれて優しいなぁ)
(絵里ちゃんも私のこと、これくらい心配してくれるのかな?)
(絵里ちゃん…)
(寂しいよ、絵里ちゃん)
(私を一人にしないで…)
(嫌いにならないでぇ…)
穂乃果「うっ…、ひっぐ…」
ことり「ほ、穂乃果ちゃん!?」
海未「痛かったですか!?」
穂乃果「違う、違うのぉ…!!二人とも、優しいなって、そう、思って…」
海未「いえ、これくらい普通ですよ」
ことり「そうだよ。だって私たち穂乃果ちゃんのこと大好きだもん」
(大好き、かぁ…)
(大好きってなんだろう)
(私は絵里ちゃんのこと、だいだいだい好きだよ)
(絵里ちゃんは私のこと、大好き?)
side 穂乃果 終
保健室に3人が入ってきても、そんなことは関係ないとでも言うかの様に絵里をせめ続ける
希「ねぇ、絵里、気持ち良い?」
絵里「っ…///」
希「気持ち良かったら声出してもいいんよ?」
希「あ、でも声出したらばれちゃうね?」
もちろんそれがわからない絵里ではなかった
だからこそ、必死に耐えた
そんな絵里の耳元で希は囁き続ける
希「嫌やったら抵抗してもええんよ?」
希「なんやったらカーテン開けてもいいし」
希「どうする?開ける?」
絵里の下腹部を刺激し続け、希はカーテンに手をかける
希のブレザーを掴み、それを拒む絵里
希「ん?我慢するから気持ち良いこともっとしてほしいって?仕方ないなぁ」
こんな姿を誰かに見られるわけにはいかない
ましてや、恋人の穂乃果には絶対に見られたくなかった
親友の希にこんなことをされている姿は
希の指の動きは激しさを増す
絵里「うっ…、くぅっ…///」
希「んー?気持ち良いならもっと大きな声出してええんよ?」
絵里「んんっ…///」
何も考えることはできなかった
頭の中を空っぽにして耐えることしかできなかった
希にどんな思惑があるのかはわからない
だが、自分のこんな姿を見せるわけにはいかない
希のこんな姿を見せるわけにはいかない
ただそれだけのために耐えた
穂乃果たちと絵里たちを隔てているのはカーテンだけ
絶対にカーテンを開けられるわけにはいかなかった
だから耐えた
ただただ耐えた
袖を噛み、必死で声を出すまいとした
希「もっと強い刺激、与えてみよか」
そして希は肥大化した絵里の陰核へと手を伸ばし
キュッ
絵里「-ッ!!」
身体に強い電流が走る
痛みと快感で叫びそうになるのを必死に耐える
希「あはは、ごめんな。ちょっと強すぎた?こっちいじられるのは初めてやもんね」
まるで新しいおもちゃを与えられた子供のように、無邪気な顔で絵里の陰核に刺激を与え続ける
希「どう?痛い?気持ちいい?」
絵里「ぐっ、うぅぅぅぅぅぅ…/////」
希「必死に我慢しちゃって、かーわいっ♪」
何度も何度も何度も何度も、鋭い刺激が絵里を襲う
涙と涎でグチャグチャになった顔のまま、声を抑えることに全てを集中させた
だが、希は絵里をゆっくりと崩壊に追い込み
やがて
絵里「んっ、んぐぅっ、んあああああああ!!!」
絵里「ごめんなさい!ごめんなさいぃ!!」
絵里「許してぇ!!」
絵里「ねえ、ねええええ!!!」
まるで駄々っ子のように泣き叫んだ
そして、恥部から黄色い液体があふれ出した
希「おしっこ漏らしちゃったね♪」
希「このくらいにしといたげる、あの子らもいなくなったし」
気づけば3人は保健室からいなくなっていた
希「よく耐えたね、絵里」
希は絵里の恥部にキスをした後、指についた愛液を舐めとると、そのまま保健室を後にした
今の絵里には泣くことしかできなかった
尿を垂れ流し、だらしなく口を開け、涎を垂らし、ただただ涙を流していた
今回はここまでです!
案外更新できました。
そいではありがとうございました。
絵里の部屋
side 絵里
全てがどうでも良くなっていた
世界が灰色に見えた
まるでμ'sに入る前に戻ったように
ひどく心が乾いている
穂乃果、穂乃果、穂乃果
絵里を動かしているのは穂乃果の存在だけだった
自室の机に向かい、うわ言のように穂乃果の名前を呟く
家に帰ってからの様子を心配し、亜里沙が部屋を尋ねてくる
「…お姉ちゃん、大丈夫?」
「なに?」
「あの頃と…、μ'sに入る前と同じ目をしてる…。何があったの?」
「いえ、何もないわ」
必要以上の言葉は口にしなかった
「嘘だよ!私にはわかるもん!お姉ちゃんはもっとキラキラした目をしてて、もっと楽しそうに笑って…」
「亜里沙」
絵里とて自覚がないわけではなかった
だが、もうそんな笑顔で笑える日は来ないだろう
静かに、だが威圧するように亜里沙に黙るよう促す
しかし亜里沙は引くことをしなかった
「無理しないでよ!!私だってお姉ちゃんの力になりたいの!!大好きなお姉ちゃんがつらそうな顔をしてると、私もつらいの!!だから、だからぁ…」
そういって亜里沙は涙を見せた
ギュッ
「もう、いいのよ、亜里沙」
絵里は震える身体で亜里沙を抱きしめる
「私は、もうダメなの」
「お姉ちゃん、どうしちゃったの?」
「私ね、壊れちゃった」
そう言って絵里は力なく笑った
side 絵里 終
穂乃果の部屋
side 穂乃果
(絵里ちゃん、私のことなんてどうでもいいのかな…)
(きっと絵里ちゃんは希ちゃんと仲良く…)
(最低だ、私)
(恋人のこと疑っちゃうなんて)
(あんなに信じるって決めたのに)
(絵里ちゃん、ごめんね…)
「うぅっ…、ひぐっ…」
「絵里ぢゃあん、ざびじいよぉお…」
ガラッ
雪穂「もー、お姉ちゃんうるさ…、ってどうしたの!?」
「ゆぎほぉ…、わだじ、わだじぃ…」
雪穂「おっ、落ち着いてよ、ほら、鼻かんで!!」
「うん…」チーン
雪穂「…、少しは落ち着いた?」
「うん…、ありがと…」
雪穂「お姉ちゃん最近変だよ。家でもずっとテンション低いし」
「あはは、ごめんね、心配かけちゃって…」
雪穂「もう、そういうところが変なんだってば!何かあったなら相談してよ」
「ん、ありがと…」
雪穂「絵里さんのことなんでしょ?」
「やっぱり雪穂には隠し事できないなぁ」
雪穂「何年お姉ちゃんの妹やってると思ってるの?」
「あのね、雪穂、聞いてくれる?」
雪穂「そっか…、やっぱり付き合ってたんだ」
「気づいてたの?」
雪穂「あの頃のお姉ちゃんの浮かれ具合を見たらね…」
「えへへ、隠し事は苦手なもので…」
雪穂「で、まとめると連絡しても返信が一切ないから嫌われたのか、ってことでいいんだよね」
「うん、今朝も希ちゃんと仲良さそうに登校してたし…」
雪穂「どのくらい連絡したの?」
「えっと…、一回、かも」
雪穂「はぁ…」
「ちょっ、何でため息つくの!?」
雪穂「我が姉ながら呆れるよ…」
「えーん、なんでぇー!!」
雪穂「お姉ちゃんだって海未ちゃんとことりちゃんと仲良さそうに登校してるじゃん」
「うっ…」
雪穂「多分絵里さんは嫉妬してるんだよ」
「嫉妬?」
雪穂「そ、海未ちゃんとことりちゃんとばっかり仲良くしてるからちょっと拗ねちゃってるんだよ」
雪穂「でも、お姉ちゃんはメールを一通しか送ってくれなくて絵里さんの気持ちをわかってない…」
雪穂「あーあ、絵里さん今頃悲しんでるだろうなぁ」
「うっ…」
雪穂「今何するべきか、わかるよね?」
「…電話するね!!」
雪穂「そうそう。うじうじ悩んでるなんてお姉ちゃんらしくないよ」
「むー、なにそれ!!」
雪穂「元気出てきたじゃん。それじゃ、私は退散しますかね」
「…、雪穂、ありがと」
雪穂「本当だよー、感謝しなよ?」
「…うん」
雪穂「お姉ちゃん、頑張れ」ボソッ
バタンッ
(寂しいのは私だけじゃなかったんだ…)
(絵里ちゃんだって、きっと寂しい思いをしてる)
(ごめんね、気づいてあげられなくて)
(絵里ちゃん、絵里ちゃん、絵里ちゃん、大好きだよ)
side 穂乃果 終
絵里の部屋
side 絵里
prrrrr
突然の穂乃果からの着信
恐る恐る手を伸ばし、携帯電話を耳に当てる
「もしもし、絵里ちゃん!!」
「…穂乃果」
「えっと…、色々ごめんなさい!!」
「私、絵里ちゃんのこと全然考えてなかったの!」
「付き合ってただけで満足してたのかもしれない」
「きっと私が無神経だから絵里ちゃんのことを傷つけたり、怒らせたりしちゃったんだよね!」
「だから、ごめんなさい!」
絵里に喋る間も与えないほどに、穂乃果は言葉を畳み掛ける
「こんな私だけど、嫌いにならないで!」
「私は絵里ちゃんのこと、大好きだから!!」
穂乃果からの精一杯の告白
だがその絵里の目に光はない
「穂乃果、私は、私は…」
(言わなくちゃ、私は汚れきった人間だって)
(穂乃果がいるのに他の人と身体を重ね合わせた最低な人間だって)
(私はもう壊れてしまったんだって)
そう思うたび、絵里の身体の震えが増していく
「今日ね、ずっと絵里ちゃんのこと考えてたんだ」
「私のこと嫌いになったんじゃないかって」
「それでね、海未ちゃんとことりちゃんの前で泣いちゃった」
「だけど私は絵里ちゃんの気持ちを全然わかってなかったんだなって思って」
「私が嫉妬するように、絵里ちゃんも嫉妬してくれてるんだよね?」
「だからメール返してくれなかったのかな、なんて、えへへっ…」
「あ、別に責めてるわけじゃないんだよ!!」
「ただ、私は絵里ちゃんが同じ気持ちって嬉しいなって思っただけで…」
「絵里ちゃん、やっぱり私は絵里ちゃんのこと大好きだよ」
「ずっと絵里ちゃんと一緒がいい!」
「絵里ちゃんと一緒の経験をして、絵里ちゃんと一緒の気持ちになって」
「絵里ちゃんと…、幸せになるの。えへへっ」
絵里の言葉を聞くのを恐れているかのように、穂乃果は言葉を紡ぎ続けた
そして絵里は一言
「…ええ、ありがとう」
『私も穂乃果のことが大好き』
-その言葉は口には出来なかった
「えっとね、これが言いたかっただけ!!」
「こんな時間にごめんね、またね!!」
穂乃果は言いたいことを全て絵里にぶつけ、電話を切った
そしてしばらくの静寂
(ねぇ、穂乃果)
(私と同じ経験、させてあげる)
(一緒の気持ちにさせてあげる)
(一緒に気持ち良くなって、幸せになりましょ)
(そんなあなたも愛してあげる)
(だから、こんな私でも愛してね)
To:高坂 穂乃果
件名:
明日、放課後の屋上まで来てほしいの
side 絵里 終
本日はここまでですー。
ちなみにしばらくのんたんの出番はございません。
今まで言い忘れてましたが、感想とか乙レスとかいつもありがとうございます!
どうしてここにホモがいるんですかねぇ…
てわけで本日も始めて行きたいと思いますー。
翌日
ガチャッ
屋上のドアが勢い良く開け放たれる
ドアの開く音と同時に
穂乃果「絵里ちゃーん!!」ギュー
穂乃果が絵里の胸に飛び込む
絵里「穂乃果、きてくれたのね」
穂乃果「当たり前だよ、絵里ちゃんの頼みだもん!」
穂乃果「絵里ちゃんの頼みならなんでも聞くよぉ!」
絵里「そう、嬉しいわ」
チュッ
いきなりのキス
穂乃果「…、いきなり大胆だね///」
絵里「そうかしら。これくらい普通よ」
絵里「いえ、前の私なら普通じゃなかったのかしらね」
穂乃果「前の私?絵里ちゃん、何を」
チュッ
そして二度目のキス
そのキスは甘く、深かった
穂乃果「んっ…」
絵里「んむぅっ…、ちゅぱぁ…」
絵里「んっ、れろぉ…」
穂乃果「・・・ぷぁっ///」
絵里「凄いわね、穂乃果。すっごくエッチな顔してる」
穂乃果「あ、あのね?絵里ちゃんとキスできるのは…、凄く嬉しいよ…///」
穂乃果「けど絵里ちゃん、なんだか寂しそうだよ…」
絵里「そんなことないわ。私は今穂乃果に会えて凄く嬉しいの」
穂乃果「えっ!?あの、私も、その、嬉しい、よ…?」
穂乃果「けど、改めてそうやって言われると恥ずかしい、かな…。えへへっ」
絵里「そんなところも可愛いわね」
チュッ
三度目のキス
穂乃果「んんっ…///」
絵里「ねぇ、穂乃果」
穂乃果「な、なぁに…?」
ムニュッ
絵里は唐突に、そして強引に穂乃果の胸に触れる
穂乃果「絵、絵里ちゃん、ここ、学校だよぉ///」
絵里「知ってるわ。だけど、それがどうしたの?」
絵里「学校でエッチするのっていけないことかしら」
そして悪びれる様子もない
穂乃果「絵里ちゃん、なんか変だよ…」
絵里「変なのは穂乃果のほうよ」
絵里「エッチってね、すごく気持ち良いのよ」
絵里「だから、一緒に気持ちよくなりましょ?」
震える穂乃果などお構いなしに胸を揉みしだき、何度も唇を重ねた
穂乃果「んっ…///」
絵里「可愛い顔ね、穂乃果」
穂乃果「ねぇ、やめようよ、こんなの…」
絵里「嫌よ。だって私たち恋人同士じゃない」
絵里「恋人同士でエッチすることなんて普通じゃないかしら」
穂乃果「そう、かも知れないけど…、でも」
絵里「なら問題ないわ」
そう言い捨てて絵里は穂乃果を後ろから抱き寄せ、下着に手を入れ乳房に触れる
穂乃果「ぁっ…」
穂乃果が小さな悲鳴を上げる
絵里「乳首、弱いのね」
穂乃果は抵抗しなかった
ここで抵抗してはきっと絵里を傷つけてしまうから
それなら自分が傷ついたほうが良いから
愛されているから求められているんだ
そう思い込んで自分の心を閉じ込めた
そんな思いなど露知らず、絵里は穂乃果の乳首を弄り続ける
穂乃果「んっ、くぅ…」
絵里「穂乃果はオナニーとかしないのかしら」
穂乃果「し、たことない、よ…」
絵里「そう、私のことを思いながらしてくれてないの、残念」
そう冷たく言い放つと、乳首を強くつねった
穂乃果「んぐっ…!!」
絵里「最初は痛いかも知れないわね。けど、だんだんと気持ち良くなってくるわよ」
絵里「そろそろこっちもいいかしら」
そして絵里は穂乃果の下半身に手を伸ばし
クチュッ
ためらいなく指を突っ込む
穂乃果「あっ…///」
絵里「ふふっ、やっぱり気持ち良かったんじゃない。グチョグチョだわ」
絵里は自分でしているように、一定のペースで穂乃果の陰部の中で指を動かし続ける
穂乃果「うっ、ふっ、くぅうっ…///」
一定のリズムで与えられる快感と同時に声を上げる穂乃果
絵里「ね?気持ち良いでしょ?セックスなんかもっと」
そう言いかけて、絵里は手を止めた
快感に溺れていたと思っていた穂乃果が、涙を流している
穂乃果「どう、したの、絵里ちゃん…。続けてよ…」
穂乃果「絵里ちゃんが満足するまで、私、我慢する、から…」
穂乃果「だから、いいよ…?」
震える声を必死に絞り出して、穂乃果は絵里にそう言った
穂乃果「ねぇ、なんでやめるの?」
穂乃果「私は、平気だから…」
穂乃果「絵里ちゃんが満足するまで、私、我慢する、だから…」
穂乃果「またいつもみたいに笑ってよぉ…」
穂乃果「私が我慢すればいいだけなら、我慢するからぁ…」
穂乃果「そんなに悲しそうな顔しないでよぉ…」
絵里は思わず言葉を失う
私は何をしている?
私を愛してくれている穂乃果に、私は何をしている?
私が愛している穂乃果に、私は何をしている?
絵里「私は…、私はぁ…!!」
穂乃果「ね、続けて?」
絵里「ああああああああああああああ!!!」
穂乃果を残し、絵里は屋上を走り去った
光のないアクアブルーの瞳に涙が浮かべながら
穂乃果は絵里の背中に一人呟く
穂乃果「私はずっと、待ってるから…」
そして穂乃果は再び大粒の涙を流し、咽び泣いた
周りなど目もくれず、ただ泣いた
ひたすら大声で泣き叫び続けた
「んふふっ、良いもの見ーちゃった♪」
今回も短めですがここで終わりにいたします。
頭の中では終わりは近いですが、文章に起こすとどうなるやら…
ほら、その場のテンションってありますし(震え声)
それでは、ありがとうございましたー。
本日も初めていきますー。
部室
side 絵里
誰もいない部室に一人、絵里はいた
誰にも顔を見られぬよう、机に突っ伏しながら
(私は何をした?)
(私は震える穂乃果に何をした?)
(私は泣いている穂乃果に何をした?)
(私は最低だ)
(私はあの子と身体を重ね、穂乃果を傷つけた)
(…そっか)
(結局私は、穂乃果じゃなくても良かったんだ)
(ただ、気持ち良くなりたかっただけなんだ)
(だからあの子とセックスをしたんだろうし、穂乃果のことも無理やり犯そうとした)
(穂乃果のことなんて、どうでもいいじゃない)
(穂乃果のことなんて、きっとこれっぽっちも好きじゃないから)
(穂乃果のことなんて、もう忘れてしまおう)
(穂乃果に私はいらないし、私に穂乃果はいらな…)
今まで堪えていた涙が、瞼から落ちる
(何よ…、なんなのよこれ…)
(なんで私泣いてるのよ…)
(私なんか…、私なんか…)
『あのね、私は絵里ちゃんのことが大好き!!』
『女の子同士なんて変かもしれないけど、私は絵里ちゃんのこと愛してるの!!』
『私は絵里ちゃんのこと、大好きだから!!』
『絵里ちゃん、やっぱり私は絵里ちゃんのこと大好きだよ』
今までもらった大好きが、頭の中に響く
(やめてよ…、やめてよ!!)
「うっ、うぁぁぁぁ…」
静かな教室で一人、絵里は泣き叫んだ
「私なんか…、私なんか穂乃果と付き合う資格なんて…」
「そう、資格なんてないんよ」
>>242 修正!
今まで堪えていた涙が、瞼から落ちる
(何よ…、なんなのよこれ…)
(なんで私泣いてるのよ…)
(私なんか…、私なんか…)
『あのね、私は絵里ちゃんのことが大好き!!』
『女の子同士なんて変かもしれないけど、私は絵里ちゃんのこと愛してるの!!』
『私は絵里ちゃんのこと、大好きだから!!』
『絵里ちゃん、やっぱり私は絵里ちゃんのこと大好きだよ』
今までもらった大好きが、頭の中に響く
(やめてよ…、やめてよ!!)
「うっ、うぁぁぁぁ…」
静かな教室で一人、絵里は泣き叫んだ
「私なんか…、私なんか穂乃果と付き合う資格なんて…」
「そう、資格なんてないんよ」
side 絵里 終
希「そう、資格なんてないんよ」
絵里「…あなた、いつからいたの?」
希「もう、それが親友に対する態度?冷たいなぁ」
けど、そんなあなたの目つきも悪くないかな?
なんか、ゾクゾクするやん♪
絵里「親友?残念だけど、私はあなたのことなんとも思ってないから」
希「やーん、泣いてるのに強がっちゃって、可愛いんだー♪」
でも大丈夫、うちもあなたのこと親友だなんて思ってないから
主従関係、かな?
絵里「はぁ…、あなたの声を聞いてるとイライラするわ」
希「それはごめんな。だけど、どうしても見せたいものがあって」
絵里「なによ」
希「これ、なーんだ」
絵里「なに、これ…」
希「なに…、ってあなたと可愛い可愛い生徒会長さんの写真やけど?」
絵里「そんなのわかってるわよ!!」
希「そんなに大声出さんといてよー」
絵里「あなた、自分が何してるかわかってるの?」
希「んー?あなたがそれ言うの?」
希「あー、この写真、誰かに送ってしまいたくなるなぁ…」
希「この子、服の中に手入れられて泣いてるし」
希「人を泣かせる悪い子にはオシオキが必要やもんね」
どうせなら最後までしてくれたほうが良かったんけど…
うちは謙虚な人間やから欲張りは言わんのよ?
絵里「…何が目的なの?」
希「とりあえず、脱ごっか」
絵里「そんなの…!!」
希「写真」
絵里「わかったわ…」
希「わかりました、やろ?」
絵里「っ…。わかり、ました…」
ごめんな、本当はうちもこんなことしたくないんやけどなぁ
真正な学び舎でこんなことする子には罰が必要やもんね?
うち?うちはええんよ
だって「証拠」がないからね
いやー、最近忘れっぽくてねー
写真でも見せてもらわないと何をしたか覚えてないんよ
たとえば…、保健室でなにがあったか、とかね?
絵里「…、これでいい?」
希「聞こえんなぁ」
絵里「これでいい、ですか…?」
希「んー、ダメ♪」
絵里「そんなっ」
希「だってさっきからすっごい反抗的な目でうちを見てくるんやもん」
希「裸になったら許してあげるよ?」
絵里「けど、人が来たら」
希「何か問題あるの?」
絵里「あるわよ!!」
希「この写真の子、どうなるかなぁ」
絵里「…」
そうそう、それでいいんよ
そうやってうちに従ってればいいの
希「相変わらず綺麗な身体やね…」
絵里「…」
希「四つんばいになって?それでオマンコ広げてみよか」
絵里「くぅっ…」
希「あはは、ビショビショやん。見られて感じてるん?」
希「…本当に気持ち悪い」
絵里「…」
そうだ、足でグリグリしてみよかなー♪
希「そのまま前向いときぃな」
ぐりっ
絵里「んぁっ///」
希「ねぇ?気持ち良い?気持ち良いでしょ?こんなに濡らしてるんだもんね?」
絵里「んっ、あっ、あぁっ…///」
希「彼女さん、どう思うやろね?他の人にせめられてこんなに喜んで」
希「欲求不満のメス豚さんっ♪」
絵里「や、やめっ…」
希「い・や♪」
くちゅくちゅくちゅくちゅっ
絵里「うっ、あっ、ああああっ…///」
希「静かにせんとバレちゃうよ?それとも」
希「前みたいに強い刺激のほうがいい?」
希「あれ?前っていつやろな?あははっ」
絵里「ごめん、なさい…」
希「分かればいいんよ」
希「ねえ、気持ち良い?」
絵里「気持ち、良い、です…」
希「ふーん」
くちゅっ
絵里「あっ…」
希「もっと続けてほしかった?」
希「でも残念、足疲れちゃったー」
希「だからさ」
希「自分でしてよ」
絵里は真っ赤に染まった顔のまま、股を開き希のほうへと向ける
そして、恥部を指でなぞり
絵里「んっ…///」
希「本当にするんやね。仕方ないからうちが見ててあげる」
絵里は恥部をなぞり続ける
指を這わすたびに、絵里の身体が小刻みに揺れる
絵里「ふっ、んぅっ、あぁっ…///」
見られていることを知りつつも、自慰を続けるしかなった
しかしそれとは裏腹に、心は高まっていた
人に見られながら自慰をすることがこんなにも気持ち良いなんて
そこにはただただ快感を求めて、自分を慰める雌の姿があった
絵里「んあっ、っつぅ…、はぁっ、ふっ、うぅぅぅぅ…///」
希「待って」
絵里「…ふぇえ…?」
突然の静止をかけられ、手を止める絵里
希「イくのはダメ♪」
絵里「そっ、そんなぁ…」
希「わかるやろ?」
そしてそこでポツリと
希「こんなに汚れきった身体の子と付き合ってる子って可哀相やね」
絵里「…え?」
始めた時間も遅かったですが、本日はここまでにさせていただきます。
この更新ペースだともうちょっとかかりそうかもしれない…。
それではありがとうございましたー。
自分の頭の中で絵里ち=オナ狂いのイメージが固まってきた今日この頃。
というわけで再開します。
希「だってそうやん?」
希「恋人がいるのに他の子とセックスして」
希「人にオナニー見せて喜んで」
希「正直、誰でもいいんやろ?」
希「気持ちよければ、それでいいんやろ?」
希「別に穂乃果ちゃんである必要なんてない」
希「そうと違う?」
希「うちに見られて、こんなにおまんこグチョグチョにして」
希「あーあ、穂乃果ちゃん可哀相やなぁ」
希「こんな子が穂乃果ちゃんと付き合ってるなんて」
希「穂乃果ちゃんはこんな子に自由を奪われてるんやね」
絵里「…やめてよ」
希「気付いてるんやろ?自分だって」
希「認めようよ」
希「あなたは穂乃果ちゃんに迷惑かけてるだけだって」
希「穂乃果ちゃんを縛り付けてるだけだって」
絵里「やめてよぉ!!」
希「やめないよ」
希「たとえどんな理由があっても、うちとセックスしたことには変わりないよ」
希「ただ快感を求めてるだけ」
絵里「違う、違うぅ!!」
希「違わない」
希「穂乃果ちゃんはあなたのこと信じてたのに」
希「それをあんな形で裏切って」
希「本当に最低だよね」
希「ただ気持ち良くなりたかっただけだもんね?」
希「誰でも良かったもんね?」
希「セックスしたいから付き合った、とかだったりして?」
絵里「あ…、あぁ…」
希「汚れたあなたのこと、心優しい穂乃果ちゃんは受け入れてくれるだろうね」
希「それで罪悪感を抱えたまま、穂乃果ちゃんに隠し事をしたまま、あなたは過ごすんだよね」
希「いいよね、幸せそうだなぁ」
絵里「だったら私は、どうすればいいの…?」
希「…そんなの簡単やん」
希「穂乃果ちゃんと別れればいいんよ」
穂乃果の部屋
side 穂乃果
(ねぇ、絵里ちゃん)
(私の知らない間に絵里ちゃんはどうなっちゃったの?)
(どうしてそんな顔をするようになったの?)
(どうしてそんな顔で笑うようになったの?)
(どうして私に笑顔を見せてくれないの?)
(どうしてそんな、悲しい顔をするの…?)
(…きっと私がいけない子だからダメなんだよね)
(私が、絵里ちゃんの全てを受け入れてあげられないから)
(私が、全部悪いんだ…)
(私が…)
(でも、今度は泣かないから)
(今度はちゃんと気持ち良くなるから)
(だから、許してください)
(もう一度、微笑んでください)
(もう一度、大好きって言ってください)
(もう一度、優しい声で名前を呼んでください)
(絵里ちゃんの望むことなら、なんだってするから)
(どんなにつらいことでも耐えるから)
side 穂乃果 終
翌日
屋上
side 絵里
「昨日はごめんなさい。私、どうかしていたわ」
「謝って済む問題じゃないのはわかってる」
「だから」
絵里の言葉に感情はなく、ただ淡々と言葉を発しているだけだった
「絵里ちゃん!」
絵里は口を動かすのを止めた
「私のほうこそ昨日はごめんね!」
「昨日ね、あの後色々考えたの!」
「私馬鹿だから全然わかんなくて…」
「でもね、ひとつだけはっきりとわかってることがあるの」
「私はね、絵里ちゃんのことが大好きなの」
「絵里ちゃんのしたいことが、きっと私の幸せなの」
「私は絵里ちゃんの笑顔が好き」
「私は絵里ちゃんの優しい声が好き」
「私は絵里ちゃんの」
絵里の口が開かれるのを恐れ、穂乃果は言葉を畳み掛ける
が
「もう、終わりにしましょ」
穂乃果の言葉は、絵里の耳に届いてはいなかった
「何、それ…」
「ねぇ、なんで…?」
「簡単なことよ。私には、その資格がないの」
「私には、あなたと付き合う資格がない」
「資格なんて、いらないよ…」
「だけど、私はあなたには相応しくないの」
「ただ私がそう思ったから」
「勝手な女でしょ?だからあなたも私のこと嫌いに」
「ならないよ」
「なれるはず、ないよ…」
「だって絵里ちゃん、すごく悲しそうな顔してるんだもん」
「絵里ちゃんはつらいんだよね?」
ギュッ
穂乃果の身体が絵里を優しく包み、涙交じりの声で思いの丈をぶつけ続ける
「だったら一緒に悩もう?」
「つらいこと、半分こしよ?」
「二人で支えあおうよ…!!」
「だから、そんな悲しいこと言わないでよぉ…」
穂乃果の言葉が絵里の胸に響く
だが、絵里は穂乃果の身体を抱きしめることはしなかった
「…ダメ、なのよ」
「私と一緒にいたら、あなたまで汚れてしまうから」
「私と一緒にいたら、あなたまでダメになってしまうから」
「私は、汚れてるの…」
「それでもいい!!」
「私は絵里ちゃんになら汚されても良い!」
「痛いのだって我慢する!怖いのだって我慢する!」
「エッチだって頑張るから!頑張って絵里ちゃんを満足させるから!!」
「お願いだから…、絵里ちゃん…」
「ダメなところがあったら直すからぁ…」
「絵里ちゃんともっと、ずっと一緒にいたいの…」
「絵里ちゃんのこと、大好きだからぁ…」
「だから、だからぁ…」
(ありがとう、穂乃果…。私は、私は…)
「…ごめんなさい」
絵里は首を縦に振ることをしなかった
穂乃果は絵里を抱きしめたまま、黙った
そして絵里は抱きしめられるがまま、ただただ時が過ぎるのを待つ
(ああ、温かい)
(この時が永遠に続けばいいのに)
そして、その静寂を穂乃果が打ち破る
「…えへへっ、そっかぁ…」
きっと、もっと引き止めてくれるはずだと思っていた
いや、そう願っていた
だけど、現実はあっさりとしていて
「ごめんね、最後までわがまま言っちゃって…」
穂乃果はくしゃくしゃの顔で無理に笑顔を作りながら絵里に謝罪をする
(もう、穂乃果ったら)
(可愛い顔が、台無しじゃない…)
(泣かないって決めてたはずなのに、もう)
「最後にもうひとつだけ、わがまま言って良いかな…」
穂乃果はぽつりと呟いて、背中に回していた手を肩に置いた
「さよならのキス、して…?」
穂乃果は目を瞑り、唇を突き出し、
(これが、最後の…)
それに応えるように絵里も目を瞑り穂乃果に口付けを-
『ただ気持ち良くなりたかっただけだもんね?』
『誰でも良かったもんね?』
『セックスしたいから付き合った、とかだったりしてね?』
思い浮かぶのは、希の言葉
(そう、よね)
(私には、触れる資格さえ-)
「…さようなら、幸せにね」
絵里はそう呟いてその場を去った
(顔を見たらきっと、私は)
side 絵里 完
短いですが本日はここまで。
明日には終われそう、かなぁ…、といった感じです。
それではありがとうございました。
それでは再開いたします。
おそらく今日で終わりになると思います(多分)
んー、そろそろ声かけても良いタイミングかなぁ?
希「ほーのかちゃんっ」
穂乃果「…希ちゃん、いたんだ…」
希「ひどーい、そういうこというんだ?」
穂乃果「ごめんね…」
希「元気ないなー、もー」
希「振られちゃったのがそんなに悲しい?あははっ」
穂乃果「何がおかしいの…」
あははっ、怒っちゃった?
単純なんやから
でも、単純な穂乃果ちゃんも嫌いやないよ?
むしろ…
希「だって、本来なら振られるのはあの子のはずやん?」
穂乃果「…何それ、どういうこと?」
穂乃果「絵里ちゃんは悪くない」
穂乃果「私が絵里ちゃんに何もしてあげられなかったから」
穂乃果「私が絵里ちゃんのこと、もっと好きになってあげられなかったから」
穂乃果「だから全部私が悪いの!!」
穂乃果「絵里ちゃんは悪くなんか」
希「なーんて思い込むのは簡単だよね?」
穂乃果「何が言いたいの!?どうしちゃったの、希ちゃん!!」
希「別にうちはどうもしてないよ?」
希「ま、そんなことはいいやん」
希「穂乃果ちゃんが望んでる答え、あげる」
ほい、再生っ
『希…、胸、触ってもいい?』
『その…絵里って呼んで?』
穂乃果「なに、これ…」
希「誰の声かわかるよね?」
『希のキス、すっごくエッチ…』
『もっと…、私のおっぱい触ってよぉ…』
穂乃果「やめてよ…、とめてよ!!」
希「なんで?」
穂乃果「お願いだからぁ…」
希「んふふっ♪」
『私はぁ!自分のエッチな姿を人に見せて気持ち良くなる変態です!!』
穂乃果「いやっ、いやぁっ!!」
『ねえ、私のここと希のここ、合わせたらきっと気持ちいいよね?』
穂乃果「あっ、あぁあ…」
希「ねぇ、今どんな気持ち?ふふっ」
希「穂乃果ちゃんがどうすればつらい思いをしてくれるか」
希「穂乃果ちゃんがどうしたらつらそうな顔をしてくれるか」
希「うちは穂乃果ちゃんのことなら知ってるんよ?」
そう、なーんでも知ってるの♪
希「生徒会室で穂乃果ちゃんが告白したことも、それをあの子がOKしたことも」
希「穂乃果ちゃんの部屋でキスしてたことも」
希「それからエッチがまだだったことも」
希「相当溜まってたんかな?ふふっ」
希「あの子が凄いエッチな目で見つめてくるから、うちから誘ったんよ?」
希「そしたら、エッチしてくれたの」
希「すごく気持ちよかったなぁ」
穂乃果「やめてぇ!!!」
希「あの子はな、激しいのが好きみたいで」
希「いじめてあげるとすっごいぐっちょぐちょになるんよ?」
希「おまんことろとろに濡らして」
希「うちを求めてくるの」
穂乃果「やめてってばぁ!!!」
希「そ・れ・とぉ」
希「保健室で穂乃果ちゃんが泣いてたとき、あの子あそこにいたんよ?」
希「うちと一緒にな」
穂乃果「…え?」
希「一緒にエッチなことしてたんよ♪」
希「それに昨日もエッチなことしたんよ?」
希「穂乃果ちゃんがわがまま言うから、代わりに、ね」
希「だけど、遊びすぎて壊しちゃったぁ」
希「ごめんね♪」
穂乃果「うっ、ううぅ…」
希「あー、穂乃果ちゃんの泣いてる顔見たかったなぁ」
希「寂しいとどんな顔して泣くのかな?」
穂乃果「なんで…、なんでそんなことしたの…」
希「こればっかりは穂乃果ちゃんも悪いんよ?」
希「恋人のわがままを聞いてあげるのも彼女の仕事やん?」
穂乃果「…」
希「…あんな、うちには好きな人がいるの」
希「ずっと見守ってきて、ずっとアプローチしてきたのに気付いてくれなかったんよ」
希「それどころか、うちを置いて幸せになっちゃった」
希「最初はね、応援しようとも思ったよ?」
希「だけど、幸せそうな顔を見ててね、思ったんだ」
希「なんでうちだけ幸せじゃないんだろうって」
穂乃果「…そんなこと」
希「ないなんて言い切れないよね?」
希「穂乃果ちゃんにはうちの苦しみはわからないし、うちには穂乃果ちゃんの苦しみなんてわからない」
希「もちろん、穂乃果ちゃんにあの子の苦しみもわからない」
希「だからこういう結果になったんじゃないかな?」
希「うちには他人の痛みなんかわからない。だから関係ないの」
希「でね、考え付いちゃった」
希「自分が幸せになれないなら、他人の幸せを壊しちゃえって」
希「そうすれば自分のこの状況も幸せに感じるんじゃないかな?って」
希「うち、頭良いよねー」
希「けど、いつの間にかそれも変わっちゃったんよ」
希「人の幸せを壊すことが、うちの幸せになってきたの♪」
希「うち、今すっごい幸せだよ?」
穂乃果「だったらなんで私じゃないの…」
希「ん?」
穂乃果「絵里ちゃんのことが好きなら!」
穂乃果「絵里ちゃんを傷つけなくても、私を傷つければ良かった!」
穂乃果「幸せになりたいなら、私の幸せを壊せば良かった!!」
穂乃果「どうして絵里ちゃんなの!?」
あーあ、この子は…
本当に鈍いんやから
希「勘違いしてるみたいだから言っておくけど」
希「うちが見たいのは『好きな人』の絶望してる顔なんよ」
穂乃果「…え?」
希「うちはあの子のこと『好き』だなんて一言も言ってない」
希「あの子を壊したのはただのアクセントよ?」
希「うちの心情は、時間をかけてゆっくりと、なの」
希「いきなり目的地に向かうより、寄り道したほうが楽しめるやろ?」
穂乃果「どういう、こと…?」
希「もー、一回しか言わんからよく聞いてね?うちだって恥ずかしいんよ?」
希「穂乃果ちゃん、大好き」
穂乃果「意味、わかんないよ…」
希「言ったやん。ずっと見守ってきて、アプローチしたのに気付いてくれなかったって」
希「あの子のことが大好きだもんね?」
希「あの子のことしか見えてなかったもんね」
希「ねぇ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「嘘、だよ…」
希「あははっ、傷つくなぁ。乙女の恋心を否定するの?」
希「けど、うちのしたことで穂乃果ちゃんのそんな良い顔が見られるなんて」
希「うち、幸せぇ♪」
穂乃果「変だよ…。希ちゃん、おかしすぎるよ…!!」
希「変、かぁ。ふふっ、ふふふっ」
希「よく言われるよ」
side 穂乃果
(おかしいおかしいおかしいおかしい)
(こんなの間違ってる)
(こんなの狂ってる)
(どうして絵里ちゃんが傷つかなくちゃいけないの)
(私の、私なんかのために)
希「穂乃果ちゃん、良い表情するようになったやん」
希「うちも良い仕事したなぁ♪」
(ねえ、絵里ちゃん、私はどうしたらいいのかな)
(どうしたら、絵里ちゃんに近づけるのかな)
希「穂乃果ちゃん?」
(どうしたら、もっと絵里ちゃんの気持ちを知れるのかな)
希「穂乃果ちゃんってばぁ」
(どうしたら、どうしたら、どうしたら)
希「もー!!穂乃果ちゃん!!!」
「…なに?」
希「うちがせっかく告白したのに、ドキドキしてくれてないの?」
「あはは、すると思う?」
希「うちはあの子とセックスするときもしっかりドキドキしてあげてたのになぁ…」
(…ああ、そうか)
(私って相変わらず馬鹿だなぁ)
(なんでこんな簡単なことに気がつかなかったんだろ)
「ねぇ、希ちゃん」
(こうすれば、同じだよね)
(また戻ってきてくれるよね)
(ずっと一緒だよ)
(絵里ちゃん)
希「…ねぇ、穂乃果ちゃん」
side 穂乃果 完
『セックスしよ?』
というわけで以上で終わりです。
読んでくださりありがとうございました。
なんか時間が経つにつれ、のんたんがだんだん鬼畜化していってしまった。
当初は絵里ちの膜をぶち破ったりする予定でしたけど、それは流石にね…
矢澤を活躍させるルートもあったけどこの子はあんまり関係ないのでやめました。
自分のSSは穂乃果がろくな目にあってないのでそろそろ穂乃果を幸せにするSSを書けたらなぁ、と思います。
それでは。
このSSまとめへのコメント
こう言うのすきだ
最後の最後でしてやられた・・・すごいわ・・・
こんなのんたんもかわいいな♪
まきりんぱな「名前すら出してもらえないw」