本格的に動き出した暁に対向するため、里の忍達は各自修行を始めることとなった。
うずまきナルト、春野サクラ、うちはサスケの三名は、それぞれ伝説の三忍のもとで修行を行うこととなり、ナルトは自来也とともに度に、サスケは里の外で大蛇丸と修行に、サクラは
木ノ葉で綱手と留守を守りつつ修行に励むことになった。
あれから、2年と半。
そろそろ、二人が帰ってくるころ。
サクラ「ん~、今日は天気が良いわね~」
木ノ葉丸「サクラ姉ちゃん機嫌がいいんだなコレ!やっぱ兄ちゃん達が帰ってくるからかコレ?」
サクラ「うふふ。さぁ、どうかしらねー」
木ノ葉丸「でもそろそろ帰ってくるって1週間前くらいから言ってるけど、全然帰ってこないんだなコレ…」
サクラ「大丈夫。そのうちひょっこり帰ってくるわよ」
木ノ葉丸「ナルトの兄ちゃん、どうなってるんだろうな~」
サクラ「そうねぇ、でもアイツのことだから馬鹿は治ってないでしょうけど…」
カカシ「よっ!お二人さん」
サクラ「あ、カカシ先生!帰ってたんですか?」
サクラ(実はカカシ先生、里の外へ長期任務に出かけていたんです)
カカシ「ああ。一時間ほど前にな。火影様へ報告を終えて戻ってきたってわけさ。元気そうじゃないか」
サクラ「ええ。修行の方もバッチリですよ。はやくナルトとサスケ君に自慢してあげたいなー」
木ノ葉「あ、門の方が騒がしいぞコレ!」
サクラ「!!」
カカシ「どうやら、まさかのようだな」
サクラ「ちょっわたし!行ってきます」ダダダーーー
カカシ「元気だねー…」
カカシ「んじゃ、木ノ葉丸。俺たちも行くか―――って、あら…もういないのね」
~~~~~
リー「1038!1039!1040!」ブンブン
テンテン「リーリー!リーってば!」
リー「なんですかテンテン、僕は今丸太蹴りの最中ですから――っ1041」
テンテン「帰ってきたんだってよ!」
リー「えっ!?」バタンッ
リー「な、ナルト君ですか!?サスケくんですか!?」
テンテン「さぁ、それはまだ…って、リー!?」
テンテン「い、行っちゃった…」
ネジ「放っておいてやれ。アイツは二人が帰るのを毎日楽しみにしていたからな」
テンテン(…ネジもじゃん。毎日意味もなく門の前でキョロキョロしてるの、みんな知ってるんだから)
ネジ「さて、俺たちも行くか」
テンテン「ええ。行ってみましょう」
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キバ「なに!?あいつらが帰ってきた!?」
ヒナタ「う、うん。い、いま白眼で…」
キバ「こうしちゃいられねえ!シノのやつはどうした?」
ヒナタ「来る途中であったから、先に向かってるはずだよ」
キバ「なに!抜け駆けってわけか!ようし赤丸!おい、ヒナタもはやく乗れ!」
ヒナタ「う、うん」モジモジ
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ナルト「いやー、3年ぶりかぁ~」
サスケ「2年半だ。相変わらず間が抜けてるようだな、ナルト」
ナルト「こまけえなあ!言っとくけどサスケ、俺が前と同じだと思ったら大間違いだぜ!なあエロ仙人!」
自来也「まぁの。ナルトはわしの予想以上に成長した」
大蛇丸「ふふふ。それはサスケくんも同じよ。師である私に追いつきつつあるわ」
サスケ「よせ、それは大げさだ」
ナルト「俺なんてエロ仙人は追いぬいたってばよ!」
自来也「嘘をつけ」
大蛇丸「ふふふ。でも、ナルトくんもだいぶ成長してるわね。見違えたわよ」
ナルト「ああ、やっぱり?」
サスケ「身体だけはデカくなってるみたいだな」
ナルト「お前には言われたくねえってばよ!」
ナルト「俺の編み出した新技で、サスケなんか一発だってばよ」
サスケ「俺も写輪眼の扱いと雷遁には自信がある」
ナルト「…」グヌヌ
サスケ「…」グヌヌ
大蛇丸「…あんまり変わってないわね」
自来也「…そのようじゃの」
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