ナルト「うずまきナルト只今帰郷だってばよ!」 (10)

本格的に動き出した暁に対向するため、里の忍達は各自修行を始めることとなった。

うずまきナルト、春野サクラ、うちはサスケの三名は、それぞれ伝説の三忍のもとで修行を行うこととなり、ナルトは自来也とともに度に、サスケは里の外で大蛇丸と修行に、サクラは

木ノ葉で綱手と留守を守りつつ修行に励むことになった。

あれから、2年と半。

そろそろ、二人が帰ってくるころ。


サクラ「ん~、今日は天気が良いわね~」

木ノ葉丸「サクラ姉ちゃん機嫌がいいんだなコレ!やっぱ兄ちゃん達が帰ってくるからかコレ?」

サクラ「うふふ。さぁ、どうかしらねー」

木ノ葉丸「でもそろそろ帰ってくるって1週間前くらいから言ってるけど、全然帰ってこないんだなコレ…」

サクラ「大丈夫。そのうちひょっこり帰ってくるわよ」

木ノ葉丸「ナルトの兄ちゃん、どうなってるんだろうな~」

サクラ「そうねぇ、でもアイツのことだから馬鹿は治ってないでしょうけど…」

カカシ「よっ!お二人さん」

サクラ「あ、カカシ先生!帰ってたんですか?」

サクラ(実はカカシ先生、里の外へ長期任務に出かけていたんです)

カカシ「ああ。一時間ほど前にな。火影様へ報告を終えて戻ってきたってわけさ。元気そうじゃないか」

サクラ「ええ。修行の方もバッチリですよ。はやくナルトとサスケ君に自慢してあげたいなー」

木ノ葉「あ、門の方が騒がしいぞコレ!」

サクラ「!!」

カカシ「どうやら、まさかのようだな」

サクラ「ちょっわたし!行ってきます」ダダダーーー

カカシ「元気だねー…」

カカシ「んじゃ、木ノ葉丸。俺たちも行くか―――って、あら…もういないのね」



~~~~~


リー「1038!1039!1040!」ブンブン

テンテン「リーリー!リーってば!」

リー「なんですかテンテン、僕は今丸太蹴りの最中ですから――っ1041」

テンテン「帰ってきたんだってよ!」

リー「えっ!?」バタンッ

リー「な、ナルト君ですか!?サスケくんですか!?」

テンテン「さぁ、それはまだ…って、リー!?」

テンテン「い、行っちゃった…」

ネジ「放っておいてやれ。アイツは二人が帰るのを毎日楽しみにしていたからな」

テンテン(…ネジもじゃん。毎日意味もなく門の前でキョロキョロしてるの、みんな知ってるんだから)

ネジ「さて、俺たちも行くか」

テンテン「ええ。行ってみましょう」


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キバ「なに!?あいつらが帰ってきた!?」

ヒナタ「う、うん。い、いま白眼で…」

キバ「こうしちゃいられねえ!シノのやつはどうした?」

ヒナタ「来る途中であったから、先に向かってるはずだよ」

キバ「なに!抜け駆けってわけか!ようし赤丸!おい、ヒナタもはやく乗れ!」

ヒナタ「う、うん」モジモジ



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ナルト「いやー、3年ぶりかぁ~」

サスケ「2年半だ。相変わらず間が抜けてるようだな、ナルト」

ナルト「こまけえなあ!言っとくけどサスケ、俺が前と同じだと思ったら大間違いだぜ!なあエロ仙人!」

自来也「まぁの。ナルトはわしの予想以上に成長した」

大蛇丸「ふふふ。それはサスケくんも同じよ。師である私に追いつきつつあるわ」

サスケ「よせ、それは大げさだ」

ナルト「俺なんてエロ仙人は追いぬいたってばよ!」

自来也「嘘をつけ」

大蛇丸「ふふふ。でも、ナルトくんもだいぶ成長してるわね。見違えたわよ」

ナルト「ああ、やっぱり?」

サスケ「身体だけはデカくなってるみたいだな」

ナルト「お前には言われたくねえってばよ!」

ナルト「俺の編み出した新技で、サスケなんか一発だってばよ」

サスケ「俺も写輪眼の扱いと雷遁には自信がある」

ナルト「…」グヌヌ

サスケ「…」グヌヌ

大蛇丸「…あんまり変わってないわね」

自来也「…そのようじゃの」

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