艦娘格付けチェック【安価】 (537)
正月にやるアレ
Twitterでかなりネタになってたね
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401715030
北上「はいはいはーい!やって来ました!!艦娘格付けチェック!!」
提督「イエーイ!」
吹雪「司会は北上さんと提督と私でお送りします」
提督「この番組では、艦娘の皆さんに、艦これに関する6問の二択クイズに答えてもらうぞ」
提督「そしてその成績を元に、我が鎮守府の艦娘が本当に世界平和を任せられるのか、本当に深海棲艦と戦って大丈夫なのかを調べるというのが目的だ」
北上「いやー、最近の深海棲艦は強くなってきてますからねー」
提督「だからこそ、艦娘たちがどれくらい戦いに関する知識・感性を持っているのか確認しないとな」
吹雪「別に馬鹿を発見するためにこの企画を持ち出したんじゃないんだからね、うん!」
提督「じゃあ、そろそろ我が鎮守府自慢の一流艦娘たちをお呼びしようか」
北上「わかりました!じゃあ吹雪、紹介頼むよ」
吹雪「はい!」
吹雪「まずはチーム駆逐艦のお二人、電&不知火!」
電「今日は頑張りますなのです!」
不知火「不知火、一流艦娘の名にかけて全力でいきます」
吹雪「続いてチーム軽巡、阿賀野&天龍!」
阿賀野「ふふっ…軽巡最強の阿賀野が一流艦娘だなんて、当然じゃない!」
天龍「おう!元世界最強の俺も言わずもがな一流艦娘だけどな!」
吹雪「チーム重巡、青葉&熊野!」
青葉「一流の記者艦娘として青葉頑張っちゃいます!」
熊野「青葉、今度こそ共に生き残りましょう!」
吹雪「チーム潜水艦、ゴーヤ&イク!」
ゴーヤ「ゴーヤは出撃回数ならナンバーワンでち!一流艦娘なのは当然でち!」
イク「イクも!イクもなのね」
吹雪「チーム戦艦、長門&大和!」
長門「ふん…私は火力・耐久・燃費、全てにおいてバランスがいいからな…一流に決まっている」
大和「私は使い勝手は良くないけど、ステータス最強だからね。一流なのも当然よ!」
吹雪「そして最後はチーム正規空母!一航戦&五航戦の皆さんです!」
赤城「皆さん、一流艦娘の誇り、提督に見せつけてやりましょう!」
翔鶴「おー!」
加賀「…どうして、五航戦なんかと一緒に…」
瑞鶴「こっちのセリフだよ…加賀さん…」
提督「いやいや、ここに集まったのは一流の艦娘ばっかりじゃないか!これならこの先の展開は安心だな」
吹雪「全くです。みんな素晴らしい艦娘の『はず』ですよね!」
北上「まさかこの中に二流三流の艦が混ざっていることは無いでしょうねぇ」
天龍「そんなの当たり前だオラァ!」
青葉「ま、私たちはこれでもこの鎮守府でトップのレベルを持つ艦ですからねー」
大和「馬鹿にされるのは心外ですよ!」
北上「それは失礼しました…これほど素晴らしい艦を疑った私が恥ずかしいです」
長門「ふっ、わかればいい」
吹雪「ではルールを説明しましょうか」
北上「ルールはこちら!」
↓
全部で六問。
ランクは『第一艦隊』からスタートし、問題に間違える度に
第一艦隊→第二艦隊→第三艦隊→放置艦隊→深海棲艦→解体
と、ランクが下がる
また、ランクごとに艦娘の扱いが変わってしまう
北上「以上がルールです。理解出来ましたか?」
電「もちろんなのです!」
赤城「これくらい一発で理解するのが一流艦娘よ」
北上「さすがですねー。これなら誰一人欠けることなく全員一流艦娘であるのは間違いないでしょう」
吹雪「ではさっそく第一問!」
第一問『燃料』
提督「お前たちにはこの2つの燃料を飲んでもらう」
加賀「燃料を飲む?」
北上「ここに二つの燃料が入ったグラスがあります」
北上「一方がオリョール産高級燃料(1リットル20万円)!もう一方が色的に燃料っぽい普通のコーラ(1リットル160円)ですので、皆さんは高級燃料を当ててくださいね」
天龍「へ?味をみるのか?」
不知火「味覚と戦闘、一体何の関係性が…」
提督「ふっ、甘いぞ不知火!」
不知火「!?」
提督「味覚が鋭いということは感覚が鋭いということだからな。お前たちが一流の艦娘ならば、ここで間違えはすまい」
不知火「…なるほど、そういうことですか。流石は提督です」
提督(適当に言ったのは黙っておこう)
提督「では、解答タイムだ」
吹雪「この問題の回答者は、電・天龍・青葉・ゴーヤ・長門・赤城&翔鶴さんです。呼ばれた方は控え室でお待ちください」
長門「了解した」
北上「ではこちらへどうぞ」
~~~
控え室
北上「こちらが控え室です。問題の準備ができるまでゆっくりしてください」
ゴーヤ「わかったでち」
鳳翔「さて、ここで一流の皆さんへ間宮さん特製高級菓子の差し入れです」
赤城「あっ、鳳翔さん!」
電「間宮羊羹、とっても美味しそうなのです!」
鳳翔「貴方達は一流の艦娘ですから。これくらいのおもてなしは当然です」
翔鶴「おお…なんだか女王様になった気分です」
長門「ふっ、悪くない気分だ」
北上「はいはーい。準備ができたので問題が始まります!」
長門「お、ついに来たか」
北上「まずは電さんから問題会場へ来てください。他の皆さんは後からお呼びしますのでしばらくお待ちくださいね」
電「電の本気をみるのです!」
翔鶴「電ちゃん、頑張ってね!」
天龍「精々恥をかかないようになー」
北上「では電さん、このAの燃料とBの燃料、どっちが高級燃料か当ててみてください!」
電「よし、いくのです!ゴクゴク…」
コンマ判定!45以上で正解
電↓
他の皆の安価も
天龍↓2
青葉↓3
ゴーヤ↓4
長門↓5
赤城&翔鶴↓6
電「これは絶対Bなのです!燃料とコーラでは味が違い過ぎるのです!」
北上(あー、やっぱりお子ちゃま舌には厳しい問題だったか?)
天龍「あたかも俺を馬鹿にしたような問題だな。高級燃料はA!コクが違う」
北上(流石は元世界水準の天龍、駆逐艦とは違ってビシッと決めて来たね。まあコーラと燃料を間違えるようじゃ遠征もままならないか)
青葉「難しかったけどBかなあ?青葉、味に疎いもので…」
北上(コイツ分からなかったからって逃げ道作ったな?重巡は最近出番多いから燃料飲む機会はたくさんあるだろうに)
ゴーヤ「オリョールの油なら毎日飲んでるでち!高級燃料はBで間違いないねっ!!」
北上(うわちゃー…これは可哀想だな…。提督が潜水艦たちに飲ませてるのはオリョールで採れた燃料じゃなくて安物燃料だったという事実がばれてしまう…)
長門「なんだこの問題は!Aだろう!Bは炭酸を含んでるからコーラに決まっている」
北上(おっと正論!ここで正論来ちゃった!いやまあ本当なら炭酸に気づく方が普通なんだけど)
翔鶴「これは…B?」
赤城「翔鶴ちゃんそれは違うわね。Bは間違いなくコーラよ。炭酸・砂糖・化学物質の味がビンビンするわ。まあ本当ならここで切ってもいいんだけどAの燃料の味は魅力的だったわね。この燃料はオリョール、しかも北ルートで採れる最高級燃料で間違いないわ」
翔鶴「赤城さんがそう言うなら…」
北上(流石大食い赤城さん、こういうのは強いねぇ。あと話長すぎるっつーの)
北上「では皆さん、選んだ方の部屋へ入ってください!」
A部屋←正解
天龍「おうお前ら!やっぱりAが正解だよな!」
長門「当然だ。あれくらい分からなければ艦娘として失格だろう」
翔鶴「こっちには食の女神がついています!正解間違いなしですよ」
赤城「ふっ…私は一流の艦娘ですから」
B部屋←不正解
青葉「っあれ…?」
電「どうしたのです?青葉さん」
青葉「いや、なんだかここに集まってるの私含めて幼い感じの人ばからやだな…って」
ゴーヤ「心配いらないよ!むしろ幼い舌の方が味には敏感でち」
電「そうなのです!あの年増たちをギャフンと言わせるのです!」
青葉「うーん、不安…」
青葉のセリフが変になってる
正確には
「幼い感じの人ばかりだな…」です
~~~
〈ここの会話は回答者には聞こえていません〉
北上「提督!どうですか?この結果は!」
提督「まあね、予想通りの結果だ」
提督「子供はコーラを燃料と間違え、大人は燃料とコーラの違いをはっきりとわかる」
吹雪「いや、別に子供でもわかりそうですけど」
北上「不知火さん、この結果を見てどう思いますか?」
不知火「電は…幼いから…許してあげて…」
吹雪「あらあら仲間が間違えて悔しさを露わにしてますね」
北上「もしかしたら自分だったらいけた、とか思ってんじゃないの?」
不知火「…」
提督「あ、図星」
~~~
提督「じゃあそろそろ結果発表するぞ!」
北上「正解した人達がいる部屋に提督が入るよ」
吹雪「さあ、いきなり一流艦娘じゃない人が分かっちゃいますね!一体誰なんでしょうか!」
提督「それでは…正解はこちら!」
A部屋
天龍「…なんか、緊張するな」
長門「私もさっきまで自信満々だったんだが、ここに来て不安になるとはな…」←不安でも正解
赤城「大丈夫よ、私を信じて」
翔鶴「皆さん、赤城さんに間違いはありません!」←自信たっぷりだが正解
B部屋
電「提督、こっちに来るのです!」←来ません
ゴーヤ「てーとく!ゴーヤ、待ってるでち!」←来ません
青葉「なんか…駄目な気がしてきました…これ絶対フラグ立ってますぅ…」←予感的中
提督「正解はこちら!」
ガチャッ
提督「おめでとうございます!」
長門「よっし!」
天龍「やった!見たか、これが世界水準の力だぜ!」
赤城「どう翔鶴ちゃん?一航戦の力は」
翔鶴「流石です!赤城さん!!」
電「…あれ?」
ゴーヤ「……間違えた…でち…?」
青葉「ほらーもう…青葉、恥ずかしいですぅ…」
提督「しかし残念だよ。我が鎮守府に燃料とコーラの違いのわからない艦娘がいるなんて」
青葉「うう…」
ゴーヤ「た、たまたまでち!潜水艦にもミスはあるんだよ!」
天龍「いや、たまたまでもコーラと燃料は間違えないと思うが…」
電「あうう…」
赤城「まあまあ、これから頑張ればいいじゃない」
長門「まだまだ第二艦隊だ。活躍のチャンスだって十分にある」
電「そ、そうかな…?」
提督「もちろんだ。頑張ってくれよ、二流艦娘」
青葉「その呼び名やめてくれません!?」
今日のまとめ
駆逐艦 第二艦隊
軽巡 第一艦隊
重巡 第二艦隊
潜水艦 第二艦隊
戦艦 第一艦隊
空母 第一艦隊
続きはまた今度
再開するよ
ちなみに全員スタジオに戻ったとこからスタートです
吹雪「いやはや。しかしこれは由々しき事態ですねぇ」
提督「まさか我が鎮守府切り札の第一艦隊に混じって第二艦隊が混じっていたとは。俺としても驚きを隠せないよ」
電「ふぇぇ…ごめんなさいなのです…」
ゴーヤ「ゆ、ゆるしてくだちい…」
北上「全く…。恥ずかしくないの!?第二艦隊のくせにB型砲とか五連装酸素魚雷とか積んじゃってさ!」
電「ひぃぃ…」
提督「確かにこれは相応しくないな。駆逐艦の12.7cm連装砲B型を普通の12.7cm連装砲に、潜水艦の五連装酸素魚雷を四連装酸素魚雷に、重巡の20.3cm連装砲を15.5cm連装砲に変えよう」
青葉「そ、そんな!?」
天龍「な、なるほど、階級が下がる度に俺たちの扱いも変わっていくんだな」
阿賀野「私たちもランクを下げないよう、気を付けなくちゃ…」
吹雪「はい兵装没収!あ、これ代わりの装備だからつけといて」
不知火「…」ムスッ
熊野「…」ムスッ
イク「…」ムスッ
電「あの、不知火ちゃんごめんなさいなのです…」
青葉「すみません、決して熊野さんを陥れようと間違えた訳じゃないんです…」
ゴーヤ「許してよイク…悪気は無かったんだよぉ…」
北上「はいはいはい!若干険悪になってるチームもありますが、ちゃっちゃと第二問行きますよ!」
吹雪「第二問はこちら!」
第二問『音感』
吹雪「二問目はズバリ音感!艦娘たちの耳はどれくらい優れているのかを見ちゃいますよー!」
加賀「耳?」
天龍「耳も戦闘で重要なのか?」
提督「耳は戦闘においてとても重要だぞ。敵の接近の察知・仲間への忠告・その他諸々に使うからな、耳が悪い奴は戦闘においてとても不利になる」
加賀「なるほど、そういうことですか」
長門「これは普通に真面目な問題だな」
北上「ここに46cm三連装砲とパーティ用クラッカーがあります。今から皆さんにはこれらを聞き分けてもらい、どちらが46cm砲かを当てて貰います」
提督「つまり、これは砲撃音によって敵の編成に戦艦がいるか、駆逐艦がいるかを理解できる能力があるかを調べる問題だ」
吹雪「リアルに実戦で使う技術だから間違えると恥ずかしいですよ~?」
瑞鶴「いやあのパーティクラッカーって…」
長門「いくらなんでも46cm砲とクラッカーじゃ違いがあり過ぎると思うんだが。馬鹿にしているのか?」
提督「馬鹿にはしてないぞ。むしろ丁度いいバランスだと思うな」
吹雪「むしろ、逆に凄い難しい問題にしちゃうと間違える人が多くなって企画が成り立たないんです!」
北上「ていうかこれくらい簡単な問題にした私たちに感謝してほしいくらいだよー」
提督「ねー」
長門「くっ、なかなか舐められたものだな…」
北上「はっ!しまった!」
長門「!?」
北上「すみません!ついうっかり一流艦娘にご無礼を!」
長門「え?」
提督「すまん長門…言いすぎてしまったようだな…」
北上「どうか、今の我々の無礼な発言を許して頂けないでしょうか?」
長門「お、おう…まあ、あのそこまで怒ってなかったんだが…」
青葉「まあまあ。向こうもああ言ってますし長門さんもここは甘えてみたらどうですか?」
提督「おい、うるさいぞ青葉。黙ってろ」
北上「私は長門様と会話してんの!第二艦隊は引っ込んでなさい!」
青葉「」ガ-ン
熊野「…青葉」
大和「こ、これが第一艦隊と第二艦隊の扱いの差なのね…」
吹雪「あーもう、時間がないんでさっさと始めますよ」
提督「おぉ、すまん」
吹雪「この問題の回答者は不知火、阿賀野さん、熊野、イク、大和さん、加賀さん&瑞鶴さんです」
北上「呼ばれた方はまた控え室に来てくださいね」
加賀「了解です」
大和「第一艦隊のままでいられるように頑張るわ」
熊野「な、なんだかちょくちょく呼び捨てされたのが気になりますね…」
イク「仕方ないのね…イクたちは、遠征中心の第二艦隊だから…」
控え室
吹雪「ではまた問題の準備をするのでしばらくお待ちください」
阿賀野「はーい」
鳳翔「差し入れの間宮製茶菓子です、どうぞ」
大和「あっ、ありがとうございます」
阿賀野「ごくごく…おいしー!」
加賀「適度な苦味と仄かな甘み…悪くないわね」
瑞鶴「さすが間宮さんの抹茶です!」
鳳翔「気に入って貰えて嬉しいです。間宮さんもきっと喜んでいますよ」
不知火「…」ジッ
鳳翔「…?」
ミス
茶菓子→お茶
どうでもいいとこ書き間違えたね
イク「…あの」
熊野「私たちの分が」
不知火「無いのですが…」
鳳翔「あ…そういえば忘れてた」
熊野「もう、鳳翔さんもドジですわね…」ホッ
鳳翔「ほら、綾鷹でも飲んでなさい」ポイ
熊野「」
鳳翔「どうしたの?飲まないの?」
不知火「………」
阿賀野「ほ、鳳翔さん…?」
瑞鶴「いや、まさか鳳翔さんの態度まで変わっちゃうなんて…」
大和「これは地味にダメージが大きいわよ…」
吹雪「お待たせしました!問題の準備が出来たんでまずは不知火から来てくださいね」
不知火「わかりました」
加賀「不知火さん…頑張ってください」
阿賀野「たぶんこれ以上ランク下がると大変なことになると思うから…」
熊野「絶対に間違えてはいけませんよ!」
不知火「いえ、心配には及びません」
不知火「不知火には落ち度なんてありませんから。間違える筈がありません」キリッ
吹雪「では、この2つの音を聞いてください」
Aズドゴォォォン
Bぽふ
吹雪「さあ、どちらが46cm三連装砲の音だったでしょうか、お答えください!」
不知火「それは当然…」
コンマ判定!40以上で成功
不知火↓
他の娘たちのコンマ
阿賀野↓2
イク↓3
熊野↓4
大和↓5
加賀&瑞鶴↓6
不知火「Aです」
吹雪(おお正解!流石、不知火ちゃんは落ち度が無いねぇ)
不知火「兵器の音は響きで分かりますから。これくらいわからなくては艦娘失格ですよ」
吹雪(失格、とまで言うなんて凄い自信だねぇ…でもこの発言は、後続の娘が間違えた時は凄く気まずくなるよ?)
阿賀野「答えはB!楽勝よ!!」
吹雪(はいもう艦娘失格キタ!)
阿賀野「阿賀野は最新鋭だからね!この問題、阿賀野にはちょっと簡単だったかな?」
吹雪(なんてこった…阿賀野型は最新鋭って口ばかりのポンコツ艦になっちゃったよ)
吹雪(これどうすんのよ!不知火ちゃん!!)
イク「46cm三連装砲はBなの!Bはとてもいい音だったのね!」
吹雪(ちょっ待っ、艦娘失格また来たよこれ!)
イク「Aはあからさまに大きすぎる音なの!そんなんじゃ、密かに近づくことなんて出来ないのね!」
吹雪(そんなスナイパー感覚で答えちゃ駄目だって!ああもう、大丈夫かなこの鎮守府…)
熊野「答えはAですわ。Bは明らかに庶民の玩具の音ですもの」
吹雪(よかった…ここで熊野さんがちゃんと正解してくれたね)
熊野「46cm砲には聞き覚えがありますわ。長門さんや大和さんが背負う巨大な砲塔…」
熊野「あれは皆の憧れの最高級品ですから。つまり、私がこの問題を間違える訳にはいきませんの」
吹雪(うんうん、没落貴族なんて言われてる彼女だけど、やっぱり熊野さんはれっきとした高級思考のお嬢様なんだね!とりあえず安心!)
大和「46cm三連装砲は私の愛用武器です。間違える筈がありません」
吹雪(うんうん)
大和「ズバリ答えはB!」
吹雪()
大和「Aは音が野蛮過ぎます。こんなのは質の悪い阿呆軍隊が使うような兵器ですね」
大和「それに比べBはとても上品な砲撃音です。よって、Bこそが46cm三連装砲を名乗るに相応しいでしょう」
吹雪(…)
吹雪(旧帝国海軍の皆さま、見てますか?)
吹雪(我等が誇る、伝説の旗艦は、どうしようもないポンコツ戦艦でした…ッ!)シクシク
吹雪(ええい大和さんは艦娘失格だった!でも加賀さんと瑞鶴さんならきっと大丈夫…)
瑞鶴「私はAと思うんですけど…」
加賀「何を言ってるの?答えはB。こっちが46cm砲よ」
瑞鶴「え?でもBはしょぼい音だったし…」
加賀「はあ、やはり五航戦の子は使えないわね…。Aが兵器の音だと思う?違うでしょう?」
加賀「答えはA。間違いないわ」
瑞鶴「か、加賀さんがそう言うなら…答えはBで」
吹雪(…なんかもう、この結果わかってたよ)
吹雪「皆さんそれぞれの部屋に別れたようですね」
吹雪「ここで少し部屋の様子を覗いてみましょう」
~~~
A部屋
不知火「…」ズ-ン
熊野「…」ズ-ン
不知火「なんで二人だけ…」
熊野「…嫌ですわ…第三艦隊なんて…絶対になりたくない…」ガクガク
~~~
B部屋
阿賀野「46cm砲を使う大和さんがBにいるってことは…!」
イク「確実にこっちが正解なのね!」
大和「皆さん、こちらにはこの大和がついています!Bは絶対に正解でしょう!」
加賀「御覧なさい瑞鶴。これが一航戦の実力です」
瑞鶴「お、おみそれしました…」
~~~
吹雪「提督…どうですかこれ?」
提督「…まあ、なんていうか…その…」
提督「これは夢だと信じたい」ガク-ン
北上「でも、これが現実なんだよ…」ガク-ン
吹雪「ではもう答え合わせしますね」
提督「正解の部屋に俺が入るぞ」
B部屋
イク「お待ちかねの答え合わせなのね!」
加賀「ふふ…やりました」←やってない
大和「不知火さん、熊野さん!これくらいで挫けないで頑張ってくださいねー!」←この後挫けます
阿賀野「あははは~!」←この後この笑顔が消えます
A部屋
不知火「…隣から何か聞こえる…」
不知火「なんていうか、その…楽しそうな笑い声が…」
熊野「不知火さん…もう、大人しく裁きの時を待ちましょう…?」
熊野「これ以上は、私ちが惨めになるだけですわ…」←惨めだけど正解
不知火「はい…そうですね…」←泣きそうだけど正解
提督「では正解は…こちら!」
ガチャ
A部屋
提督「おめでとうございます!」
熊野「…え?」
不知火「せい…かい…?」
提督「ああ。正解はAだ。B部屋にいるのは46cm砲とクラッカーの違いの分からない馬鹿達だぞ」
不知火「そうなの…?」
熊野「…やった…やりましたよ、青葉!」
不知火「提督!大好きですっ!!」
~~~
B部屋
イク「…は?」
阿賀野「…え?」
大和「待って?えっ?ええ!?」
阿賀野「そんな…この阿賀野が…阿賀野が間違いを…」
大和「阿賀野ちゃん!?ちょっと眼のハイライト消さないで!!何か怖い!」
加賀「」
瑞鶴「加賀さん!加賀さんも気絶してないでどうしてこうなったかを説明してくださいよ!!」
提督「いや、正直ショックだよ。連合軍旗艦、最新鋭、一航戦、五航戦が揃いも揃って二流だったなんて」
大和「」ガ-ン
提督「しかも、潜水艦は二流以下と来ている。一体これはどういうことだ?」
イク「…」
提督「そして何よりショックなのは…」
提督「我が鎮守府には第一艦隊に相応しい艦娘がいなかったってことだよっ!!」
北上「いや、そりゃショックだよね…」
吹雪「はあ、本当にこれからこの先どうなるんだろ…」
今日のまとめ
駆逐艦 第二艦隊
軽巡 第二艦隊
重巡 第二艦隊
潜水艦 第三艦隊
戦艦 第二艦隊
空母 第二艦隊
この鎮守府に未来はあるのか
次回につづく
23時から再開するのです
ちなみに装備品は
軽巡 15.2cm砲→爆雷
潜水艦 四連装酸素魚雷→三連装魚雷
戦艦 46cm砲→41cm砲
空母 流星改→天山
になってしまいました
提督「あー、本当に残念なお知らせがある」
赤城「…」
提督「我が鎮守府の主力艦を結集した第一艦隊の皆のことなんだが…」
提督「たった2回に渡るチェックテストの結果」
提督「誰一人として、第一艦隊にはふさわしくないということが判明してしまった…ッ!」ガクッ
大和「………」
北上「え?何なの?あんたら私達を騙してたの?」
吹雪「ここにいる皆は、他の艦娘から羨望を浴びる最強の艦娘だったはずなのに…」
提督「現実のお前たちは揃いも揃って第二艦隊!つまりは至って普通の艦娘だった!どうしてなんだよこの結果は!!」
不知火「うぐ…」
吹雪「特に戦艦組は酷くないですか?一問ほど確実に有利な問題ありましたよね?」
北上「相棒である46cm砲とクラッカーを間違えるなんてね。これじゃ連合軍艦隊旗艦(笑)じゃん…なんてザマだよ…」ズ-ン
長門「それはっ…大和の耳が馬鹿耳だったから…」
大和「えぇ、やっぱり私の責任なんですか!?」
長門「当然だろう!?誰のせいでこんな辱めを受けていると思っているんだ!」
大和「…ごめんなさい」
天龍「ついでに言わせて貰えば、俺も相方が『最新鋭軽巡(笑)』じゃなけりゃ第一艦隊だったし…」
阿賀野「うええ!?天龍ちゃんその話はもうやめて!」
熊野「それなら私だって、相方が『ソwロwモwンwのw狼www』とかでなければ一流の艦娘でいられましたわよ!」
青葉「あああ熊野さんお願い!お願いだから青葉を見捨てないでぇぇぇ!」
吹雪「はーい、この企画はあくまで連帯責任ルールでーす。なので醜い擦り付け合いとかはやめてくださいねー」
提督「まあ確かに、長門たちの言う通り第二艦隊はまだマシな方だ。片方がポンコツでも、もう片方は正解しているからまだ一流である可能性はあるからな」
長門「うんうん」
不知火「ですよね」
提督「つまり問題は、この中にその法則に当てはまらない艦娘がいるということなんだ」
ゴーヤ「」ビクッ
北上「そーれーはー、ここの二問、両方とも不正解だった…」
吹雪「まさかの第三艦隊、潜水艦組だよっ!」
ゴーヤ「あぅぅ…」
北上「お前ら二人とも間違いってどうなのよ?ヤル気あるの、でち公にエロ公?」
提督「特にエロ公の方。お前でち公が不正解だったときに露骨に不機嫌になってたけどお前も大概じゃねーか。何なんだよお前」
北上「ふざけてんの?これ遊びじゃなくてちゃんとした艦娘適性チェックなんだよ?わかる??」
ゴーヤ「ぐっ…なんて酷い言われようでちぃ…!」
イク「…エロ公ってイクのことなの?」
北上「はーぁ、前世で活躍した潜水艦がこの有様とはねぇ」
提督「たとえ華やかな過去を持っていたとしても、それにすがって生きているようでは駄目艦だな」
北上「全く残念極まりないよ。こいつらはこのまま解体コース一直線かもね」
イク「う…ぅぅ…」プルプル
ゴーヤ「ひ、ひどい…間違えたからってそこまで言わなくてもっ…」プルプル
吹雪「まあまあ提督に北上さん。いじわるもそこまでにしといてくださいな」
提督「吹雪?」
吹雪「解体なんてとんでもない!北上さんも提督も何を考えているのですか!」
北上「吹雪…」
イク「ふ、吹雪はイクたちの味方だったのね!」
ゴーヤ「よかったでち、このままじゃゴーヤたち精神が轟沈するとこだっ」
吹雪「思い出して下さい、潜水艦にはオリョクルという重要な仕事があるでしょう。潜水艦は十分に利 用 価 値のある艦娘じゃないですか」
ゴーヤ「た…」ピシッ
吹雪「全くもう、ちゃんと壊れないように扱わないと駄目ですよ?潜水艦が壊れちゃったら燃料拾いにウィークリーがだるくなるんですからね!」
ゴーヤ「」
イク「」
提督「む、確かに吹雪の言う通りだ」
北上「このまま感情に任せてこの潜水艦たちを壊すとこだったよ。止めてくれてありがとね吹雪!」
吹雪「いえいえ、これくらい提督の秘書として当然ですから」
イク「…」
ゴーヤ「綺麗にただの労働力として扱われてるでち…」ガクガク
イク「…やっぱり第三艦隊だから、ここに味方はいないのね…」ガクガク
大和「…」ガクガク
電「…」ガクガク
吹雪「さてさて何だか空気が固まってきたようですがここで第三問!」
第三問『味覚』
天龍「ま、また味覚!?」
青葉「同じことをやるんですか…?」
吹雪「はい!第一問目に引き続き、またまた皆さんの味覚を見ちゃいます!」
北上「やはり舌というのは人間の感性を敏感に表すからね。この手のテストではよく出されるんだよ」
瑞鶴「知らないよそんなの…」
赤城「まぁ私にかかれば味覚くらい余裕なんですけどね、ふっ」
天龍「お前は余裕すぎなんだよっ!」
提督「ちなみに、この問題はチーム全員で挑んでもらうぞ」
天龍「チーム?」
吹雪「はい、ここからは二人、あるいは四人で協力して答えを出してもらいます」
北上「これなら問題を馬鹿相方任せにすることなんてこともないし、正答率がアップするはずだからね!みんな、無事に正解してちょうだいよー!」
長門「なるほど、確かに大和一人には任せてられんからこれは助かるな」
大和「うぅ…ごめんなさいってば」
瑞鶴「私としても、加賀さんが余計なことを言わなくなるから安心ね」
翔鶴「ちょっと瑞鶴まで!それ以上加賀さんの傷を広げちゃ…」
加賀「」チ-ン
翔鶴「って加賀さんまだ気絶してたんですか!?」
赤城「え、気づいてなかったの?」
瑞鶴「赤城さんも気づいていたなら起こしてあげてくださいよ!ほら加賀さん、早く起きてください!」
北上「では皆さん、控え室の方へどうぞ」
加賀「…」
瑞鶴「ああもう加賀さん移動時間ですよ!移動するから立ってってば!」
加賀「」チ-ン
翔鶴「ダメです、動きません…」
赤城「仕方ない。加賀さんはもう使えなさそうっすからここはおぶって行きましょう」
翔鶴「そうですね」
瑞鶴「ていうか赤城さん…」
瑞鶴「その口ぶり、実は加賀さんのミスに凄く怒ってませんか…?」
赤城「いいえ、ちっとも」
控え室
提督「んじゃ問題の準備が出来るまで休憩タイムな。ちょっと待ってろ」
阿賀野「はーい」
鳳翔「差し入れのミネラルウォーターです」ポイッ
阿賀野「あっ、ありがとうございます」
長門「…しかし、あの鳳翔から物をポイ投げで渡される日が来るとはな」
青葉「やはり案の定鳳翔さんと態度が悪化してますね…」
電「なんだか、こんな鳳翔さんは嫌なのです…」
鳳翔「あー、潜水艦には水道水。ほら飲め」ゲシッ
電「」
大和「電ちゃん、見ちゃ駄目!」バッ
翔鶴「鳳翔さんが…あの鳳翔さんがあのような態度を…」
ゴーヤ「…仕方ないでち。第三艦隊になったゴーヤたちは酷いことになってるんでち…」
イク「もういいのね…イクたちは、普通以下の第三艦隊だもん…」
瑞鶴「なにあんたたちも卑屈になってるのよ!?元気だそう?ほらっ!」
提督「さてお前ら、ゆっくり休憩は出来たかな?」
電「全然…」
瑞鶴「むしろ心が凄い疲れたんだけど」
提督「とにかく休憩時間は終わりだ。問題の準備が出来たからチェックを開始するぞ」
熊野「ああ…ついに来たのね…」
イク「これ以上…これ以上間違えるのが怖い…っ」ガタガタ
提督「ではチーム駆逐艦、お前らからチェックするから来てくれ」
電「わ、わかったのです」
不知火「不知火、出撃します」
大和「あの、電さん、不知火さん…」
不知火「…?」
大和「必ず…」
大和「必ず、生きて帰ってくださいね…?」
電「ええ!?わざわざそんな大袈裟な表現を!?」
熊野「笑い事じゃないですわよ電さん!これには貴方のプライドが掛かっているのですからね!」
不知火「確かにこれ以上の失敗は許されません。気を引き締めていきましょう」
電「は、はいなのです」
提督「よく来たな。これより問題を開始する」
提督「まずは視覚で答えるのを防止するためにこのアイマスクを着けてくれ」
不知火「アイマスク装着しました」
提督「では問題だ。これからお前たちにはAとB、2つのカレーを食べてもらうぞ」
提督「そして、どっちのカレーが高級カレーだったかを当ててくれ」
不知火「了解しました」
提督「ではいくぞ」
電「あーん、もぐも
ぐ…」
不知火「…とっても美味しいです」
提督「じゃあ、AとBではどっちが高級カレーだったか答えてくれ」
不知火「わかりました」
電「もちろん、高級カレーは…」
※Aは間宮さん作の高級ビーフカレー(予算8000円)
Bは暁作のお子様カレー(予算500円)
コンマ判定!
回答者が2人なのでコンマ2桁のうち、大きい方の数字を採用。
奇数なら正解、偶数なら不正解
(例、54なら大きい方の数字が奇数なので正解、81なら大きい方の数字が偶数なので不正解)
駆逐艦↓
軽巡↓2
重巡↓3
潜水艦↓4
戦艦↓5
空母↓6
なんていうか、偶数2桁が多いのが凄いね…
電「答えはBなのです!」
不知火「Bですね」
提督(揃った!でも不正解っ!)
電「Bの方が甘くて美味しかったのです!」
不知火「不知火の舌が美味しいカレーはBと言っていました。だからBが正解です」
提督(まあ、暁が作ったカレーだからねぇ…子供な駆逐艦は暁カレーの方が美味しく感じるのかも)
天龍「これは…Bだな」
阿賀野「答えはBねっ!」
提督(ファッ!?また満場一致不正解!)
天龍「Aからはしけた味しかしねぇな。きっと安っぽい素材しか使ってないんだろう」
提督(安っぽいのはお前の舌じゃねぇのか!?)
阿賀野「それに比べてBは美味しい!最新鋭の阿賀野がそう感じてるんだから間違いないよ!」
提督(いやお前最新鋭とか言いながらさっきもポンコツだったろ!?大丈夫かよこいつら!)
暁『いやむしろ私が凄いのよこれは』
響『おもてなし芸人?』
チームが青葉&熊野、で紹介されてたから65は熊野が正解だね
青葉「これは!まさにBが高級カレーでしょう!」
熊野「え?私はAと思いましたが…」
提督(ついに出た希望の星!行け熊野っ、青葉を論破しろ!!)
青葉「えー?どう考えてもAでしょう?」
熊野「いえ…なんだかBからはバーモントカレーの味がするのですが…」
提督(頑張れ熊野!頑張れ熊野!!)
青葉「絶対Bです!Bからバーモントカレーの味なんて嘘です!」
熊野「でも…」
青葉「青葉を信じてください。今度こそ、前世のように二度と熊野さんを裏切るようなことはしませんから…」
青葉「青葉、もう二度あのような思いをさせたくないんです!だから、だからここは青葉に任せてください!」
熊野「はあ…わかりましたわ」
熊野「ではここは、青葉を信じてBにします」
提督()
提督()
ゴーヤ「Bでち!」
イク「Bなのね!」
提督(あぁ何と無く分かってたよ…お前ら幼いもんな…)
ゴーヤ「Bは…よくわからなかったけど美味しかったでち!」
イク「潜水艦の勘がウズウズしてたの!だから答えは、Bなのね!」
提督(駄目だこりゃ…もうここは大人の戦艦と空母に懸けよう…」
長門「ぬはぁぁぁうまいぃぃぃ!」
大和「うん、この上品な味…答えは簡単ね!」
提督(よし、その答えは!)
長門「Bだな」
大和「Bね!」
提督()
長門「Bは世界に通用する味だ。何せ、このビッグ7が美味いと叫んだ程だからな」
大和「このカレーを量産出来ていたなら、帝国海軍の士気は物凄く上がっていたのに…。本当に残念です」
提督(…)
提督(暁…お前は一体…)
提督(何だよこれ…間宮さんより暁の方が料理の天才ってことなのかよ…)
提督(だがここには最後の城壁がある!行け赤城、真実を見せてやれ!)
赤城「いただきます、もぐもぐ…Aのカレー美味しい」
赤城「さて、Bのカレーは…」
赤城「もぐも…」
赤城「ペッ!!」
瑞鶴「!?」
提督(!?)
赤城「…非常に不味いですね。なんですかBのカレーは。これを一航戦・五航戦に食べさせようというのですか」
赤城「論外です、無礼にも程があります。答えはAです。ですよね瑞鶴さん翔鶴さん?」
瑞鶴「う…うんうん!答えはA!」
翔鶴「と、当然ですよね!答えはA!Aです!」
加賀「」チ-ン
提督(うおお…流石赤城としか言いようがねぇ)
提督(しかし、赤城が少々キレ気味なのはなんでだろうな?)
A部屋
翔鶴「…赤城さん、ここ、私たちしかいないんだけど…」
瑞鶴「大丈夫なの?これ本当に答えAだったの?か!
赤城「安心して。私を信じなさい」
加賀「…」チ-ン
~~~
B部屋
天龍「空母組だけがA部屋か!ハッハァ!!」
大和「可哀想に…空母はこれから酷い扱いを受けると考えると…」
電「間違えた空母たちも、出来れば助けたかったのです」
長門「しかし、あの赤城もなんだかんだで馬鹿舌だったんだな」
不知火「正直驚きました」
青葉「熊野さん、青葉を信じて正解だったでしょ?」
熊野「確かに…。私もお嬢様として味覚を鍛えないといけませんわ…」
~~~
提督「…無事に分かれて貰ったが、この結果はいかがかな?シェフ暁」
暁「いや、予想外よ…こんなに美味しいと思ってもらえるなんて」
暁「まあ頑張ったからね!赤城さんの舌には適わなかったけど、満足な結果!嬉しい!」
吹雪「いやこれ本当は暁の実力を見る企画じゃなかったんだけどな…」
提督「ちなみに俺たちも暁カレーを食べさせて貰ったんだが…なんていか、その甘過ぎなんだよな」
北上「悪いけど、私的には間宮さんの足元にも及ばないかと」
暁「えっひどい」
提督「んじゃ結果発表な。いつもの如く俺が入った部屋が正解だぞ」
吹雪「これは…リアクションが楽しみですね」
A部屋
瑞鶴「…なんか隣から騒ぎ声が聞こえる」
翔鶴「なんだか…罵倒のような…そんな声…」
赤城「諦めてはいけません!ここは空母の神の加護を信じるのです!」←空母の神
~~~
B部屋
天龍「やーい、バーカ舌!バーカ舌!」←バカ舌
長門「くーうーぼーのバーカ舌!」←バカ舌
大和「ちょ、ちょっと二人とも騒ぎすぎ…」
不知火「まあいいじゃないですか、これくらい」
青葉「この余裕の勝利、全身で噛み締めましょう!」
ゴーヤ「…」←不安が振り切れてないが、予想的中
~~~
提督「いくぞ…正解はこちら!」
ガチャ
A部屋
提督「おめでとうございます!」
赤城「よしっ!上々ね!」キラキラ
瑞鶴「えっ、本当なの!?」
提督「本当だ。赤城は見事、暁の安物カレーを見破ったぞ」
瑞鶴「凄い、流石!やっぱり赤城さんは最強ですよ!」
翔鶴「これ凄いです!赤城さんの独り勝ちじゃないですか!」
赤城「これが一航戦の誇りですから」キラキラ
瑞鶴「かっこいい!」
加賀「…はっ、私は今まで何を」
翔鶴「あ、加賀さんも目を覚ましましたね」
~~~
B部屋
天龍「」
不知火「」
長門「」
青葉「」
ゴーヤ「」
大和「」
阿賀野「うーん、B部屋のこの葬式ムード」
電「これはひどいのです」
提督「あー、えっと、お前ら酷くね?」
提督「仮にもお子様とプロのカレーだぞ?この結果は酷くないか?」
長門「ぐうの音も出ません」
不知火「…不知火はっ…落ち度だらけでしたぁっ…」ガクッ
提督「そして青葉、お前…」
青葉「あ、あははー…」
提督「熊野…燃え尽きてるぞ」
熊野「…」チ-ン
青葉「ああ!熊野さんしっかりしてぇーーっ!!」
今日のまとめ
駆逐艦 第三艦隊
軽巡 第三艦隊
重巡 第三艦隊
潜水艦 放置艦隊
戦艦 第三艦隊
空母 第二艦隊
ちゃんと最後まで艦娘としていられるのだろうか
次回に続く
金剛『やっぱり改二無い子は基本的にダメダメネー』
飛龍『ちとちよさんは空母チームですよね?』
次回は土曜日か日曜日に更新します
潜水艦ズが解体コースまっしぐらでやばいでち
再開だよ
ゴーヤとイクに危機が迫る
装備品の変化
駆逐艦:12.7cm連装砲→7.7機銃
軽巡:爆雷→12cm単装砲
重巡:15.5連装砲→ドラム缶
潜水艦:三連装魚雷→装備なし
戦艦:41cm砲→15.2単装砲
提督「…あのさぁ、お前ら」
北上「これは…もうあれだねぇ」
吹雪「ここにいる皆さんは空母を除いてポンコツの勢揃いだったなんて」
提督「もう、ガッカリとしか言いようがないじゃないか…!」
不知火「…………」
提督「もしかしたら一流艦娘と思っていた不知火・長門・天龍も馬鹿舌だったし」
長門「…」
天龍「…」
北上「まあ一回くらいはミスもあるだろうと思ってた電・阿賀野・青葉・大和も連続で間違えたし」
電「…」
阿賀野「…」
吹雪「そして、潜水艦に至っちゃポンコツ以下だよ?もう訳がわからないよ」
ゴーヤ「………」
イク「………」
北上「ここは少し理由を聞いてみようか。おいそこのデブ、どうしてBのカレーなんか選んじまったんだ?」
阿賀野「えっ?デブとかひどくない!?」ガビ-ン
北上「いやお前は十分デブだろ。2ちゃんねるとか見ても『ぽっちゃり阿賀野ちゃんかわいい』とか書いてあったよ?」
阿賀野「で、でもデブじゃないもんっ!きっと能代とか矢矧がスタイルよすぎるから、そう見えるだけだもん!」
北上「そうは思えないな~」
天龍(ていうかお前太ってるって自覚あったのかよ!)
提督「阿賀野がデブとかそういう問題はいい。問題はなぜこんな結果になってしまったのかということだろう」
北上「そういえばそうだったね」
阿賀野「えっと理由でしょ?えーっと、それはBのカレーの方が美味しかったから…としか…」
長門「右に同じ」
電「なのです」
北上「提督、この発言に対して一言」
提督「コメントが馬鹿すぎ。解体カッコカリだな」
長門「ひどっ!?」ガ-ン
吹雪「やっぱり第三艦隊だからね。きっとこいつらはうまい言い訳すら思いつかない程の役立たずなんだろうね」
阿賀野「」ガ-ン
電「」ガ-ン
提督「それにしても、まあこの中で一番酷い奴は葉っぱだったな」
吹雪「確かに。葉っぱ、お前少し酷すぎるんじゃないですか?」
北上「熊野もとい没落貴族さんが可哀想すぎるよオイ」
青葉「葉っぱって私のことですか!?」
提督「お前の相方はお前のせいで格下げされたようなもんなんだぞ?」
北上「没落貴族さんはきっちり正解のカレーを選択していたのにさー」
吹雪「『私を信じてくださいwww』じゃねーよ。お前また史実みたいに仲間殺すとか、どんだけ没落貴族を嫌ってんだよ」
青葉「き、嫌ってる訳じゃないのですが…」
熊野「」チ-ン
青葉「あぁ、でも熊野さん、私のせいでこんな姿になって…」
青葉「申し訳ありません!青葉が不甲斐ないばかりにこんな思いをさせてしまっ」
提督「うるさい。何いきなり悲劇のヒロイン気取ってんだよ」
北上「くっさ。他所でやれ他所で」
青葉「」
天龍(やっぱり、第三艦隊になったから俺たちの扱いがものすごく悪化してるな…)
阿賀野(もうやだ…こんなのいつもの鎮守府じゃないよ…)
イムヤ『あーこりゃレギュラー回一番悲惨回以上になるかもね』←ポテチポリポリ
陸奥『確か最高が三流か二流で後みんな価値なしだっけ』←ラーメンズルズル
青葉「…」ビクビク
長門「…」ビクビク
吹雪「はいはいはい!明らかに空気が固まってきましたがここで第四問いきますよ!」
第四問『演出』
吹雪「第四問は演出。今から皆さんに2つの映像を見てもらいます」
北上「一つがもうすぐテレビ放映される予定の公式艦これアニメPV、もう一つが暁さんが一生懸命つくった艦これFLASHアニメだよ」
吹雪「という訳で皆さんは公式アニメの方を選んでくださいね!」
大和「りょ、了解しました」
翔鶴「また暁って…。何だか嫌な予感しかしないわ」
不知火「ところで、このテストは戦闘において何の関連性があるのですか?」
提督「このテストによってわかる艦娘適性は…」
提督「まあ、第三艦隊ごときに説明してもわかんないだろう」
不知火「」ガ-ン
瑞鶴「…ところで私たち、まだ第二艦隊なんだけどなぁ」
赤城「まあまあ。細かいことは気にしないようにしましょう」
吹雪「この問題も全員に解答してもらいます。ですので駆逐艦、軽巡、重巡、戦艦、空母の皆さんは控え室で待機しといてくださいね」
加賀「了解しました」
長門「次は正解するぞ」
ゴーヤ「…あれ?」
イク「潜水艦は?今潜水艦だけ呼ばれなかったんだけど…」
吹雪「えっ?」
提督「あ、あれ?お前らまだここにいたの?」
北上「もう勝手に家に帰っちゃったのかと思ってた」
ゴーヤ「こ、これは放置!ゴーヤたち、実はさっきからずっと放置されてたでち!」
イク「なんかイジリが減ったと思ってたけど、イクたちそういえば放置艦隊だったから当然だったってことなの!?」
提督「まあどの艦隊にも入れることが出来ないような艦だからなぁ」
吹雪「正直構うだけ無駄かと」
ゴーヤ「」
控え室
吹雪「ではこの部屋でしばらくお待ちください」
鳳翔「空母の皆さんには金剛さん作のスコーンです、はい」ポィッ
翔鶴「ありがとうございます」
加賀「金剛スコーン…まあ可もなく不可もない食べ物ね」モグモグ
赤城「まあ美味しいです。うん」モグモグ
鳳翔「残りのあんたらにはうまい棒をあげよう。ほれ」ゲシッ
天龍「…うまい棒て」
阿賀野「なんだかすっごい安物になっちゃったね…」
大和「鳳翔さんの態度も悲しいことになってるし…」
熊野「はあ…どうして私がこんな目に会わなくちゃいけないの…」
青葉「熊野さんごめんなさい本当にごめんなさい」
ゴーヤ「あの…ゴーヤたちの分…」
鳳翔「?」
ゴーヤ「いや…なんでもないです。忘れてたんならそれでいいです」
イク「イクたちは放置艦隊なの。これくらい、耐えないといけないのね」シクシク
鳳翔「…」ヒョイ
イク「…え?お菓子くれるの!?」
鳳翔「…」コクリ
ゴーヤ「あ、ありがとうございます!」
イク「よかった!まだイクたち艦娘として扱われているのね!」パァァ
ゴーヤ「…でもこれ」
イク「…犬用ジャーキー?」
ゴーヤ「お菓子どころか人間の食べ物ですらなかったでち!」
イク「やっぱりイクたちは酷い扱いだったのね!」ガクッ
吹雪「さて問題の準備が出来ました!これより演出の問題を開始します」
長門「…また裁きの時間が来てしまったな」
大和「これ以上、ランクを落とす訳にはいかないの…!」
ゴーヤ「深海棲艦にはなりたくない深海棲艦にはなりたくないでち」
吹雪「では、例によって駆逐艦からこちらに来てくださいね」
電「了解なのです」
不知火「不知火…今度こそ、正解してみせます」
吹雪「では2つの映像を見てください」
A公式の艦これアニメ(主人公が吹雪)
B暁作の艦これアニメ(主人公が暁)
吹雪「さて、どっちが公式の艦これアニメだったでしょうか、答えてください!」
電「了解なのです」
不知火「ふむ…答えは」
コンマ判定!
判定方法は前回と同じで、2桁のうち大きい数字が奇数なら正解
駆逐艦↓
軽巡↓2
重巡↓3
潜水艦↓4
戦艦↓5
空母↓6
電「答えはB…」
不知火「待ってください、答えはAです!」
吹雪(お、答えが分かれました)
電「どうしてBなのですか?」
不知火「見てください、Aのアニメは主人公が吹雪さんです。間違いなくAが公式のアニメでしょう」
電「確かに!それを忘れてたのです」
吹雪(嬉しい…ちゃんと私が主役だって認識してたんだね、不知火ちゃん!)
阿賀野「答えはA!」
天龍「Aだな」
吹雪(今度は二人とも正解!いい流れ!)
阿賀野「いや…だってAの映像、主役が吹雪だったし」
天龍「だいたいBは作画崩壊してるしな。暁が書いた絵だって簡単に分かる」
吹雪(素晴らしい。なんかこの企画して初めてまともな意見が出たような気がします!)
青葉「答えはB!いかがでしょう?」
熊野「何かもう…一流がどうとかどうでもいいですわ…青葉が勝手に決めてください…」
吹雪(あっ、これは間違いのパターンだね)
青葉「では熊野さんの意見はこの青葉と一緒でよろしいですか?」
熊野「もう…好きにしてくださいまし…」
青葉「では言わせて貰います!公式アニメはB!Aのアニメは加賀さんの弓モーションとかグダグダじゃないですか」
吹雪(あー、そこを見たんだ。残念!そのAが公式なんですよ)
青葉「それに、吹雪さんが主役だなんてナンセンス過ぎますからね!」
吹雪(…え?)
吹雪(おかしいな、私、幻聴が聞こえるな?)
青葉「吹雪さんが主役とか売れる訳がないじゃないですか!もっと暁さんとか赤城さんとか相応しい人にやらせなくてはですね…」
吹雪(…)
吹雪(アオバ、お前覚えてろよ?)
ゴーヤ「Aでち!」
イク「いやBなのね!」
吹雪(さて、どうやって青葉を八つ裂きにするか考えないと)
ゴーヤ「答えはBじゃないよ!絶対Aでち!」
イク「イクはBと思うの!ここはジャンケンで決めるのね!」
吹雪(まず…衣服という衣服をひん剥いて陵辱して…それから…)
ゴーヤ「ジャンケンぽん!勝ったでち!」
イク「負けたのね…答えはAにするのね」
吹雪(それから…ん?潜水艦初正解してんじゃん。よかったね)
長門「答えはAだ!」
大和「Aよ!間違える訳ないわ、我らが吹雪が主役だったもの」
吹雪(陵辱だけではただの薄い本仕上がりだからな…やっぱり基本は物理攻撃で痛めつけなくては)
吹雪(魚雷で堕とすか?いやいや、魚雷は格納庫に突っ込んだ方が効果あるし…うーん)
長門「…おい、吹雪?」
大和「吹雪ちゃん?何だか顔が怖いわよ!?」
吹雪「…はっ!?」
吹雪「いえいえ!何でもありませんよ、うふふっ♪」
長門「…?」
大和「???」
赤城「答えは…Aかな?」
加賀「余裕です。Aですね」
瑞鶴「絵が綺麗だからA!」
翔鶴「吹雪ちゃんだからAよ!」
赤城「うんうん、全員揃ってよかったね」
加賀「五航戦の子もなかなかやりますね」
瑞鶴「さっき加賀さん間違えたくせにー」
加賀「うるさいですよ」
翔鶴「あはははっ!」
翔鶴「は…はは…」
吹雪「畜生、青葉以外全員正解してんじゃねぇか畜生お前史実でも失態ばっかりだったろ何だよ現世になっても屑軍艦なのかお前は滅びろよ青葉絶対殺す殺す殺す」ブツブツ
翔鶴「あれ…何してるんでしょうか…」
赤城「知らない」
提督「無事に分かれたみたいだな」
北上「そうみたいだね」
A部屋
長門「よし、今回はいい調子かもしれない」
天龍「これは正解だろう!正解だと言ってくれ頼む!」
瑞鶴「いや、これは正解でしょ!こんなにも人がいるんだから」
ゴーヤ「ついに…ついにやったでち!」
~~~
B部屋
青葉「…」
熊野「…」
青葉「あの…」
熊野「何も言わないで」
青葉「はい…」
~~~
提督「…この結果について、一言コメントいいか?暁監督」
暁「吹雪さんがやばいと思います」
提督「だよね…」
北上「一旦吹雪には退室してもらおっか」
提督「そうだな」
吹雪「北上!離せ、何をする!」
北上「どうどう吹雪、青葉を許してやって…」
吹雪「いやだ!あいつは、あいつは私だけじゃなくて加古や熊野を捨てやがったんだ!!許せる訳が…」
北上「はいはい、この際私にそれ全部愚痴っていいから」
提督「えー、北上が吹雪をなだめてる間に運命の答え合わせを行うぞ」
A部屋
大和「私には見えます。我々の勝利が…!」←勝利しました
長門「いいぞ大和!それでこそ連合軍旗艦だ!」
瑞鶴「イエーイ!」
阿賀野「最新鋭の阿賀野だからね!ここで一問くらい正解しないと!」←ようやく一問正解します
電「なのです!」
~~~
B部屋
青葉「…」
熊野「…」
青葉「…」
熊野「…」
青葉「…何か話しません?」
熊野「嫌です」
青葉「…はい」←この後、さらにへこみます
提督「では正解はこちら!」
ガチャ
A部屋
提督「おめでとうございます!」
長門「おっしゃーー!」
不知火「何とかやりました」
加賀「まあ当然でしたけどね」
イク「ゴーヤすごいのね!もしBに行ってたら取り返しのつかないことになってたの!」
ゴーヤ「えへへっ、凄いでしょ!」
~~~
B部屋
青葉「…」
熊野「…」
青葉「…どうして…」
青葉「青葉は熊野さんに前世の罪を謝りたいだけなのに、青葉はこんなに頑張っているのに…」
青葉「どうしてっ、どうして現実はこんなに非情なんですか…!?」プルプル
熊野「…前世の業がそれほど強いってことではなくって?」
青葉「ううっ…うう…~っ!」ポロポロ
提督「潜水艦よ、連敗脱却おめでとう。放置艦隊だが褒めてやる」
ゴーヤ「ありがとうでち!」
提督「阿賀野、ポンコツ脱却おめでとう。よかったな」
阿賀野「ふっ、これが阿賀野の本領だから!」
提督「…そして」
青葉「ぐすっ、ひぐ…っ!」
熊野「…」
提督「お前ら…何なんだよ本当…」
熊野「これが運命ですから」
今日のまとめ
駆逐艦:第三艦隊
軽巡:第三艦隊
重巡:放置艦隊
潜水艦:放置艦隊
戦艦:第三艦隊
空母:第二艦隊
青葉の運命は如何に
次回に続く
再開だよ!
今のところ個人の部では赤城だけ全問正解してるんだよね
吹雪「なんだか晴れやかな気持ちです」
提督「おお吹雪!正気に戻れてよかったな」
吹雪「はい!迷惑をかけたようですみません」
提督「気にするな。誰にだって逆鱗はあるものだから」
提督「ところで北上、どうやって吹雪をもとに戻したんだ?」
北上「え?そりゃ高速修復材を頭にザバーッと」
提督「荒治療!」
提督「さて、吹雪のことはさておき今回の結果についてなんだが…」
提督「皆ほとんど正解しているな。これは我々司会陣としても大変喜ばしい結果だぞ」
電「なのです!」
長門「ふっ、このビッグ7を侮るなよ」
阿賀野「これが本当の阿賀野の実力なんだからね!わかった?」
提督「うんうん。本当によかったよかった」
提督「特にでち公たちはランクが下がりきってしまっているのにも関わらず、見事に正解したからな。これは十分に評価できる所であろう」
ゴーヤ「ふふんっ!」
イク「潜水艦はまだ腐ってなかったのね!」
提督「…だからこそ、この中で唯一間違えた奴らが目立つのだ」
提督「なぁ、青葉…」
青葉「…」
提督「どうしてあんな簡単な問題を間違えたんだ、葉っぱに没落貴族」
青葉「…」
北上「いくらなんでも、吹雪とかいう艦これの主人公を忘れるのは無いと思うよ?」
熊野「…」
吹雪「まあ今回は見逃してあげるけと、次に私を馬鹿にするような態度とったら雷撃処分するから」
青葉「…」
提督「わかった!?わかったなら返事をしなさい!」
熊野「…」
提督「…なぁ」
吹雪「…何か喋らない?」
青葉「やだ」
北上「やだって…」
提督「いやあのさ。こっちとしてもやり辛いよ、そんな態度されたら…」
青葉「…」
北上「この企画は確かに艦娘としての適性を見るためだけど、ランク下がっていく娘たちを虐めて笑い合いたいじゃん?」
吹雪「ねぇ青葉、私も悪かったよ。いつものお調子者に戻ろ、ね?」
青葉「いいです。青葉は罪深い女ですから」
熊野「所詮私達は放置艦隊。無視して頂いて結構ですわ」
提督「あ、あらあらあら…」
吹雪「これは…ちょっとやり過ぎましたね」
長門「そうだ。いくら企画といえどイジメはいけない行為だ」
大和「全く、酷いともなんとも思わなかったのですか貴方達は!」
提督「うるさいぞ退魔忍に偽乳!」
北上「青葉はこっちで何とかするから第三艦隊は黙ってなさい!」
大和「」ガ-ン
長門「やっぱり、司会陣の態度はぶれないか…」ガ-ン
吹雪「で、どうするこれ?」
提督「一旦カメラ止めろ。ここは鎮守府のボスとして俺が何とかしよう」
提督「というわけで青葉と熊野!お前らちょっとこっちに来い!」
青葉「…?」ジッ
提督「ええいそんな上目遣いで俺を見るな!大丈夫だ今回は虐めないから!」
熊野「…」テクテク
提督「さぁこの部屋に入れ。ここなら誰にも見られないから」
北上「あー、提督アレを使うのか」
吹雪「まぁ今回はアレですもんね。仕方ない仕方ない」
不知火「?」
大和「…青葉さんたち、一体何をされるんでしょうか」
翔鶴「無事に元気になって帰ってくるといいのですが…」
~数分経過~
電「青葉さん…」
北上「あ、帰ってきたみたいだね」
青葉「ども青葉ですぅ!元気になりました!」キラキラ
加賀「!?」
熊野「私も、元気を取り戻しましたわ」キラキラ
長門「!?!?」
提督「よし、青葉も熊野も元に戻ったし再開するとしよう」
瑞鶴「ちょちょちょ、どうやって2人を元に戻したの!?」
阿賀野「1分も経ってなかったよね?一体どんな手品を使って…」
提督「あぁ?そんなん俺の愛の抱擁に決まってるだろ」
不知火「抱擁!?」
提督「提督なら誰しも使える愛の抱擁。これで落ちない女はいないというスキルだ!どうよ!?」
翔鶴「どうよと言われましても…」
大和「なかなかコメントし辛いですね…」
天龍「ていうか色仕掛けで青葉たちを元気にしたのかよ」
瑞鶴「提督、最低。解体されろ」
提督「えっ酷い」
ゴーヤ「?っ」
吹雪「?」
ゴーヤ「提督…急に元気が無くなってきたでち」
不知火「提督の愛の抱擁が無いと死んでしまいます。助けてください」
阿賀野「さあ、阿賀野の胸に飛び込んできてもいいのよ?」
長門「抱いてくれ…抱いてくれたら長門はそれで満足なんだ…」
吹雪「あらら、青葉さんにつられて仮病を使う娘たちが案の定現れましたね」
提督「うるさいぞお前ら。愛の抱擁は本当に必要としてる奴にしか出来ないんだよ」
不知火「死ぬ…心臓発作で死ぬ…」
提督「やかましいぞ落ち度。いつかお前にも抱擁をやってやるから今は我慢しろ」
不知火「落ち度って…酷いあだ名です」
北上「提督の愛の抱擁は宝刀だからね。そう簡単に使うわけにはいかないんだ」
提督「よし、もうカメラ回していいぞ」
秋雲「あいよ」
吹雪「気を取り直して第五問にいきましょう!第五問はこちら!」
第五問『盆栽』
吹雪「第五問は盆栽です。今から皆さんには大鯨さん作の高級盆栽、暁さん作の盆栽の2つを見てもらい、いつもの如く高級な方を選んでもらいます」
北上「みんなの芸術的センスを見ることが出来る、なかなか面白い問題だよ」
天龍「うん。それで、この問題は戦闘となんの関係が…」
提督「はぁ?第三艦隊に答える筋合いはねぇってつってんだろこの中二病が!」
天龍「」ガ-ン
大和(提督の態度、元に戻りましたね)
長門(むしろ、変に空気が乱れたからその鬱憤を晴らそうとしてるように見える)
吹雪「この問題の回答者は不知火、天龍、長門、加賀&翔鶴です」
加賀「了解しました」
天龍「うっしゃ、また個人戦に戻ったな」
不知火「ところで吹雪さん、呼んだ人数が二人ほど足りないようですが」
吹雪「おっと忘れてました、イク、熊野もです」
イク「忘れてたって…」
北上「じゃあ、問題の準備するからまた控え室で待っててね」
翔鶴「了解です」
控え室
鳳翔「差し入れのココアです」ポィッ
翔鶴「うーん、甘くて美味しいです」
加賀「今気づいたけど第二艦隊ってそこまで酷い扱いじゃないのね」
翔鶴「まぁ普通クラスですから。これくらいでしょ」
鳳翔「第三艦隊どもにはイオンで売ってるサイダーを」ゲシッ
長門「一方、我々の扱いはなかなか酷いな…」
天龍「やっぱ鳳翔にこんな態度されたらダメージ大きいぜ…」
不知火「残りはあと2問です。頑張って耐え切りましょう」
鳳翔「…」
イク「で、放置艦隊への差し入れは砂糖水…これカブトムシの餌と同等なの」
熊野「別にいいじゃないですか!砂糖水なんて美味しそうですわよ!?」
熊野「あぁぁ、甘い汁を啜るのは久し振りの気分ですわ…!」グビグビ
イク「く、熊野さん…?」
天龍「もしかして、熊野は今までのストレスのせいでおかしくなったのか!?」
長門「あ、青葉のことが心配でならん…」
北上「それじゃ準備出来たから問題始めるよー」
不知火「いつものように駆逐艦からですね」
北上「そうそう。んじゃ私についてきてね」
不知火「了解しました」
瑞鶴「頑張ってきてね」
長門「健闘を祈る!」
加賀「まぁ青葉の二の舞にならないよう気を付けてください」
天龍「シャレになってねーぞそれ!」
北上「はいはーい、これが問題だよー」
A大鯨の盆栽
B暁の盆栽
北上「さぁ、高級盆栽はどっちかな!?」
不知火「もちろん、それは…」
コンマ判定!45以上で成功
不知火↓
天龍↓2
熊野↓3
イク↓4
長門↓5
加賀&翔鶴↓6
よくみたら>>261に瑞鶴が混じってた
瑞鶴→翔鶴でお願いします
不知火「Aが高級盆栽で間違いありません」
北上(さすが不知火ちゃん。落ち度が無いねぇ)
不知火「Bは盆栽とは言えませんね。なぜならキャベツや大根が刺さってますから」
不知火「これは暁らしい勘違いと言えるでしょう」
北上(完璧な意見だね。これは素晴らしい)
天龍「Aだな!」
北上(不知火ちゃんに続いて連続正解!いい流れだねぇ)
天龍「まぁ暁の面倒は良く見てるからな!俺が正解しないとあいつが可哀想だぜ」
北上(うんうん、遠征隊長らしい心優しき一言だ)
北上(ん?でも暁カレーのときコイツ間違えてたような…)
北上(お次はだいたい青葉のせいで絶賛不調中の熊野さん。彼女の運命はいかに)
熊野「Bですわ!」
北上()
熊野「だって、なんだかそう思ったんですもの!」
熊野「だからB!Bが正解ですわ!」
北上(…)
北上(熊野さん…思ったより深刻だなこりゃ)
北上(まぁ異性から抱擁されたからね。おそらくテンション上がりまくっておかしくなっちゃったのかもしれない)
イク「答えはBなのね!」
北上(そして、相変わらずの潜水艦は間違えたと)
イク「Bはとてもワイルドな仕上がりなのね!イク、興奮しちゃうの!」
北上(ん?そういや伊19って今までの問題全部不正解じゃなかったっけ?)
北上(たしか演出はゴーヤに合わせただけだったし、これはまさか…)
イク「?」
北上(もしこれが個人戦だったら、エロ公は解体だったかもね)
長門「Aだ」
北上(正解!何とか連続不正解の流れを止めてくれたね)
長門「簡単な問題だ。Aには松が植えてあるが…」
長門「Bには松が植えてないっ!答えは一目瞭然だろう」
北上(そんな理由なのかよ!まぁ正解だからいいけどさ)
北上(さて次は空母組。どう出るかな?)
加賀「これは…どっちと思いますか、五航戦の子」
翔鶴「えっ!?いやーその、私は加賀さんに合わせますよ、あはは」
北上(迷ってる!めちゃくちゃ迷ってるよこの二人!)
加賀「では、じゃんけんで決めましょう。貴方が勝てばA、私が勝てばBを選びます」
翔鶴「そ、そうですね!じゃんけんポン!…勝った!」
加賀「ではAに行きましょう」
北上(うわ、決め方雑!加賀さんらしくない弱気な選択だ!)
北上(でもまぁコンマが45ジャストだったからね。仕方ないか)
申し訳ありません、眠いので寝て来ます
大五問編の残りはまた明日
違うスレに誤爆しちゃったけど再開です!
昨日の続きでコンマはとりません
提督「結果が出たみたいだな」
提督「…なんていうか、これはもう…」
A部屋
長門「A部屋の方が少々人数が多いようだな」
不知火「4対2です。際どい所ですね」
翔鶴「しかしB部屋にあの2人が行ったとなると…」
加賀「不本意ですが、Bが正解であって欲しいですね」
~~~
B部屋
イク「…」ズ-ン
熊野「あらイクさん。ご一緒ですのね」
イク「……」ズ-ン
熊野「どうしました?どうして黙っていらっしゃるの?」
イク「…もう」
熊野「?」
イク「もう駄目なの…潜水艦はおしまいなのね…!」
熊野「???」
~~~
提督「………」
提督「とりあえず暁達人、この結果に対して一言」
暁「提督は、完全に馬鹿だったイクと若干カミーユみたいになってる熊野さんのことを心配した方がいいと思います」
提督「デスヨネー」
吹雪「さりげなく今日の一番の被害者って熊野さんなんだよね…」
北上「やっぱり青葉はなんというか、その…歴史は繰り返すってやつだね!」
提督「では、残酷な結果だが正解を伝えにいかねば」
吹雪「そうですね」
A部屋
加賀「一体どうなるんでしょうか」
天龍「何か知らんが、どっちに転んでも最悪の展開しか待ってないような気がするんだが…」←超展開が待っています
長門「Aが間違えていれば我々は放置艦隊に。そしてBが間違っていたなら…」
不知火「…考えたくもありません」
~~~
B部屋
熊野「結果発表ですわよ、イクさん!」
イク「…艦娘人生が終わったのね」←終わりました
熊野「何を言ってるのですか!きっと大丈夫ですわよ!」
イク「熊野さん…お願いだから、いつもの熊野さんに戻って欲しいのね…!」
熊野「嫌ですわ」
イク「」←艦娘人生終わりました
~~~
提督「さようなら、イク、熊野」
提督「では正解はこちら!」
ガチャ
A部屋
提督「おめでとうございます!」
翔鶴「正解ですか!…正解ですか」
加賀「ここは素直に喜びたい所なんですが…」
不知火「お隣の潜水艦と重巡が…」
長門「そうだ。私は熊野とイクが心配でならん!」
提督「あぁ…はっきり言って俺も心配だ…」
~~~
イク「」バタッ
熊野「あら?間違い?残念ですわ」
イク「ついに…ついにイクら艦娘じゃなくなったのね…!」
熊野「放置艦隊の下はたしか深海棲艦。扱いはさらに酷くなるでしょうね」
イク「ああ…ゴーヤ…ごめんなさい…ごめんなさい…」
熊野「おーい、青葉、見てますかー?」
熊野「…この後は任せましたわよ?」ニヤッ
イク「…?」
提督「…熊野、お前…」
熊野「あら提督。ご機嫌用」
提督「ご機嫌用って…」
長門「熊野大丈夫か!?イクは多分メンタル強いとして、お前はさっきからアレだからもう心配で心配で」
加賀「確かにイクは心配いらないでしょうが、貴方はそうではありません。何か私に出来ることがあれば言って頂いても…」
イク「えっイクは!?」ガビ-ン
北上「いや、イクはオリョクルで心身共に鍛えてるけど熊野はそうじゃないからね。イクは強いって見られてることだよ」
イク「それでも何だか前向きな気分になれないのね…」ガクッ
北上「で、どうする熊野?辛いならさっさと早退して休んでてもいいけど…」
熊野「心配はいりませんわ」
提督「しかし…」
長門「ここでドクターストップをかけることも出来るんだぞ」
熊野「あら?皆さんお気づきでなかったかしら」
不知火「え?」
熊野「今までの私の言動」
熊野「アレは…ただの演技ですもの。私は何ともありませんわ」
提督「何!?」
熊野「あの時青葉は泣いていました。そして自分の行いを責めていましたわ。自分はいつまでも仲間を傷付ける駄目な重巡だと…」
熊野「ですが、はっきり言って私は青葉のあのような姿を見たくありません。例え前世であのような事があったとしても、青葉は私の大切な仲間ですから」
長門「熊野…」
熊野「次が青葉にとって最後の問題です。私はここで青葉に正解して貰い、前世の業を振り切って欲しい」
熊野「だからこそ、私はあえて青葉を追い詰めるような状況にしたのです」
熊野「人間は追い詰められた方が力を発揮できますから」
不知火「熊野さん…」
熊野「そして、提督」
提督「?」
熊野「あの時、抱擁して頂いてありがとうございます。あの抱擁のおかげで、青葉を追い詰める決心が出来ましたわ」
提督「!」
熊野「正直心が痛みました。だけどきっと青葉は大丈夫です。ソロモンの狼と呼ばれた伝説の艦は必ず正解します」
熊野「だから、だから青葉が正解した時には…青葉を心の底から褒めてやってください」
提督「熊野…お前!」
提督「わかった、約束しよう。お前の想いは確かに受け取った」
熊野「約束ですわよ、うふふ…」
北上「…あのさ、一つ言っていい?」
提督「ん、どうした北上?」
天龍「何だ!今せっかくいいシーンだったのに!!」
北上「あー、えっと…実は今のとこずっとスタジオで中継してたんだけど…」
北上「青葉、めっちゃくちゃ緊張してるよ?」
翔鶴「え?」
北上「スタジオの吹雪さーん」
吹雪「はい!」
北上「青葉の調子、どう?」
吹雪「あぁ、それが…」
青葉「…」ガクガクブルブルガクブルガチガチガタガタガタガタガクガクブルブルガクブルガチガチガタガタガタガタ
吹雪「…この有様で…」
提督「おーい、青葉ー?」
青葉「あああアア青葉、ががガがガガガンバ頑張りかががが」
提督「」
熊野「」
加賀「」
長門「…なぁ」
天龍「大丈夫なのかコレーーーッ!?」
今日と昨日のまとめ
駆逐艦:第三艦隊
軽巡:第三艦隊
重巡:深海棲艦
潜水艦:深海棲艦
戦艦:第三艦隊
空母:第二艦隊
どうか青葉に力をやってください!
次回に続く
途中まで更新
コンマは22時30分くらいにとるかな
提督「ついに最終問題だ」
吹雪「はい!ここまで長かったですね」
提督「まぁ本当に色んなドラマがあったからな」
提督「それも今回で終わりだと思うと名残惜しいものだよ」
吹雪「ふふ、最終問題にはどんな結末が待っているのか…楽しみです!」
提督「さて、今の状況はどうなってるんだっけ?」
北上「空母が第二艦隊で独り勝ちしてるよ。駆逐艦・軽巡・戦艦は第三艦隊になっちゃって、潜水艦と重巡は深海棲艦になっててボロボロ状態かな」
ゴーヤ「ボロボロって…」
長門「それにしても空母は凄いな。まだ一問しか間違えていないとは」
赤城「まぁ私たちは一航戦ですからね。独り勝ちは当然ですよ」
提督「確かに空母たちはよく頑張った。加賀のミスが悔やまれるが、赤城がここまで全問正解してるところを考えれば空母は十分に素晴らしい艦であると言えるだろう」
赤城「どや!」ドヤッ
提督「だからこそ、あいつらの駄目っぷりが露呈してしまうんだけどな」
提督「なぁ、深海棲艦ズよ」
ゴーヤ「…」
青葉「…」
北上「えーと、なんて言うの?残念だよね、こいつら」
提督「ていうかお前ら艦娘じゃなくて深海棲艦だったのかよ。擬態してたのかよ」
吹雪「これはきっと深海棲艦のスパイだ!殺せ!!」
ゴーヤ「いやゴーヤは艦娘でちよ!?殺すのはやめてくだちい!」
イク「イクも!イクも艦娘なの!!」
吹雪「いや嘘つくなよ。艦娘ならこの適性テストでこんなズタボロな結果な訳ないだろ」
イク「」ガ-ン
提督「しかし、かつて第一艦隊だった奴らがここまで落ちぶれるとはなぁ」
北上「さすがにこの結果はあんまりじゃないかな?」
青葉「うぐぅ…熊野さん、ごめんなさい…」
熊野「青葉、それはもういいですから今は次の問題に備えて集中しなさい」
提督「これは尋問の必要がある。どうしてこんな酷い結果になってしまったのか聞いてみるぞ」
北上「というわけでそこんとこどうなのよ?ゴ級にイ級」
ゴーヤ「ゴ級!?」
イク「イ級って一番雑魚の深海棲艦じゃなかったっけ!?」
吹雪「黙れ。深海棲艦の分際で口答えするなや」
提督「深海棲艦が相手なら俺の一存でお前たちを砲撃することも出来るんだぞ」
北上「口の利き方には気をつけてよね」
ゴーヤ「」ガ-ン
天龍「おぉう、やっぱり扱いが最高級に酷いな…」
長門「やはり深海棲艦ランクになると、味方として認識すらされないのだろう」
吹雪「んで?言い訳は?」
ゴーヤ「言い訳…えっと、問題が難しかったでちから…」
イク「えっと、えっと…これは偶然なのね。次はきっと第一艦隊をキープできる筈なの…」
吹雪「はぁ?何をほざいてんだ」
ゴーヤ「えっ」
イク「いや、さっき言い訳しろって…」
北上「へぇ?そうやって言い訳ばっかして逃げようとするんだ」
ゴーヤ「ええ!?」
提督「だいたいうるさいからつべこべ言わないでくれる?」
吹雪「耳障り。やかましい。黙ってろ小娘ども」
イク「…」ズ-ン
ゴーヤ「…」ズ-ン
天龍(アカン)
大和(イジメを黙って見てるのって、きっとこんな気分なのね…)
提督「まぁ潜水艦のことは別にどうでもいい。恐らくコイツらはほうっておいても勝手に解体されて消滅するだろうし」
イク「…」
提督「本当の問題はお前らなんだ」
提督「なぁ…ア級にク級」
熊野「わかっています」
青葉「…」
提督「ク級。お前はこの結果に満足か?」
熊野「満足ではありません。ですが私はこの選択に後悔はしていませんので」
提督「そうか。よかったな」
熊野「…」
青葉「…」
提督「おい、ア級」
青葉「ななななんななななんななんでしょうかッ!?」
提督「…肩の力を抜け。でないと次の問題間違えるぞ」
青葉「…えっ!?」
提督「はっ…は、はいっ!わかりました!」
青葉「すーはーすーはー…ちょっと落ち着いて来ました」
提督「あぁ、そうか」
青葉「は、はい…」
ゴーヤ「!?!?」
ゴーヤ「こんなのぜったいおかちいよ!」
提督「え?何が?」
ゴーヤ「重巡の扱いでち!潜水艦と全然違ったでちよ!」
イク「同じ深海棲艦だってのに、明らかに扱いがおかしいのね!」
提督「ええいうるさいぞスパイども!」
北上「青葉と熊野は悲劇のヒロインなんだからこれでいいの!」
吹雪「だいたい深海棲艦ごときが横槍入れんなや。これだからお前らは塵なんだよ」
ゴーヤ「」
イク「」
天龍「うーんこれは酷い」
電「潜水艦たちが不憫で見ていられないのです…」
加賀「ですが重巡には背負っている物が大きすぎますからね。仕方ないといえば仕方ないです」
北上「では前置きはこの辺にしといて、運命の最終問題を開始しましょう!」
吹雪「では問題はこちら!」
最終問題『鋼材』
吹雪「最終問題もやっぱり味覚!皆さんにはこれから2つの鋼材を食べてもらい、どっちの鋼材が高級資材を当ててもらいます」
北上「鋼材は皆の艤装を構成している超超超大切な資材ですからね!たとえ第一艦隊でなくても、いい鋼材悪い鋼材の違いくらいは分かるでしょう!」
不知火「ついに来ましたね。最後の戦いが」
赤城「私の完全勝利が懸かっている問題です。絶対に間違えることは出来ません」
提督「ちなみに今から食べて貰うのは、一方が最高級鋼材、もう一方がその辺で拾った鉄の塊だぞ」
提督「超簡単な問題だから、絶対に正解してくれよな!」
長門「ふっ、超簡単か。第二問の悪夢を思い出す」
阿賀野「阿賀野をポンコツ確定させた、あの悪夢が…」
加賀「超簡単とかやめてください!私まだ死にたくない!」
提督「いや何でお前らミッドウェーばりのトラウマを植え付けられてんだよ。もう少し気を抜けよ」
大和「でも…」
提督「仕方ない!せっかくだから今回はお前らの気合を入れるためにボーナスルールを適用してやろう」
電「!?」
翔鶴「ボーナスルール?」
イク「そ、そのボーナスって!?」
提督「聞いて驚け。なんと今回はいつもと違い…」
提督「間違えると2ランクダウンさせることにした!」
青葉「!?!?」
瑞鶴「ちょっと!そんなのどこがボーナスなのよ!」
提督「まぁ話を最後まで聞いてくれ第二艦隊よ。ちゃんと正解したときのメリットもあるから。心配する必要はない」
瑞鶴「メリット?」
提督「それは…」
提督「正解すれば1ランクアップする!ここで大逆転のチャンスだぞ!」
瑞鶴「な、なにー!?」
赤城「何ですって!」
赤城「提督…今なんと?」
提督「本家とは趣向を変えようと思ってな。最後はランクアップのチャンスステージにしようと思ったんだ」
提督「こうした方が盛り上がるし、何より面白いだろう?」
赤城「そうですか、なるほど」
赤城「…ふふ、第一艦隊に戻るチャンス…!」
赤城「今もう一度、一航戦の誇りにかけて再び第一艦隊に輝いてみせるわ!」キラキラ
加賀「あ、赤城さん?」
瑞鶴「なんだか目が本気ですよ!?」
翔鶴「これは…赤城さんのばっちり本来の性格である戦闘マシーンになっちゃってますね…」
赤城「ふふふ…行くわよ!」
北上「それではそろそろ始めましよう!」
吹雪「この問題の回答者は電、阿賀野、大和、赤城&瑞鶴、そしてゴ級とア級です」
提督「毎度のごとく、皆控え室で待機しといてくれ」
電「わかったのです」
天龍「阿賀野、この問題で終わりだからな!絶対に気を抜くなよ!」
阿賀野「任せて!今度こそ阿賀野の本領、発揮するんだから!」
長門「大和よ、第二問の雪辱を今こそ果たせ」
大和「もちろんです!連合艦隊旗艦の力、見せてあげます!」
熊野「青葉…どうか御武運を」
青葉「大丈夫です、覚悟は出来ていますから。この問題、絶対に正解してみせます…!」
続きは今晩
また会おうね
再開するよ
最後はハッピーエンドにしたいよね
控え室
提督「じゃあ問題の準備してくるから待っててな」
瑞鶴「わかったわ」
鳳翔「空母のお二人さん、これが最後の差し入れです」
赤城「あっ、どうもありがとうございます」
鳳翔「差し入れは鯖の味噌煮。残さず食べてくださいね」ポイッ
赤城「鳳翔さんの鯖の味噌煮!?それは素晴らしい!」
瑞鶴「すごい!これはなかなかいい差し入れが来たよ!」
鳳翔「まぁ最後くらいは豪勢にやろうと思いまして。ちなみに第一艦隊には鮪のお造りを提供する予定でした」
赤城「くっ、第一艦隊でなかったのが悔やまれる…!」ガクッ
瑞鶴「いやこれは贅沢言えないでしょ!私はこれで満足だよ!」
鳳翔「続いて、第三艦隊には鯖をあげよう」ゲシッ
阿賀野「え?鯖(調理前)!?」
大和「わー、とっても新鮮ね!じゃないわよ!?どうやって食べるのよこれ!」
電「生臭いのです…」
鳳翔「いやー、第三艦隊ほどの野蛮人になると鯖くらいなら調理しなくても別にいいと思ったんで。是非食べてくださいね!」
大和「食べないわよ!?比叡や長門じゃあるまいし!だいたい鯖って意外と骨硬いんだからね!!」
電「もごご…か、硬いし口の中で暴れて食べれないのです…」モガモガ
大和「電ちゃん!?貴方も無理して食べなくていいから!ぺっしなさい!ぺっ!」
青葉「さて、青葉たちは何を食べさせられるのでしょうか」
ゴーヤ「不安でち…」
鳳翔「ほらよ、深海棲艦にも差し入れをやろう」グシャッ
ゴーヤ「うわ、態度悪っ!」
青葉「…で、この食べ物はなんですか?」
鳳翔「はぁ?フジツボの塩焼きだけど?」
ゴーヤ「フ、フジツボ!?食べれるのアレ!?」
青葉「ていうかこれフジツボというより殆どフジツボの殻じゃないですか!食べられないですよねこれ!?」
鳳翔「うっさい。せっかく深海棲艦に飯作ってやったんだ。さっさと食え」グイグイ
ゴーヤ「待って待って!たぶんフジツボは食べ物じゃない熱っちぃぃぃぃぃ!!!熱い!無理やり口に入れないでー!!」
青葉「…あー、えっと、青葉なんだか身の危険を感じたので離れますね」
ゴーヤ「ちょっと青葉さん見捨てないで!?あれ何でみんな目を逸らすの!?ちょっと待って熱い!熱いからやめてくだちい!」ジタバタ
ゴーヤ「イク!イクもスタジオのモニターでこっち見てるんでしょ!?ここに来て助けてよイクーーーっ!!」ジタバタ
イク「…私、運が良かったようなのね…」
北上「運も実力の内なんだよ、イ級ちゃん」
ゴーヤ「はぁ、はぁ…」ビクッビクッ
青葉「ゴーヤさん、大丈夫ですか?」
ゴーヤ「さっきから潜水艦イジメが酷いような気がするでち…」
提督「おいゴ級、何寝っころがってんだ。邪魔だから早く立て」
瑞鶴「あ、提督さん」
提督「問題の準備が出来た。全員差し入れも食べ終わってるようだし、これより最終問題を始めるぞ」
青葉「!」
阿賀野「ついにこの時が来たのね!」
赤城「一航戦の実力、見せてあげましょう」
提督「順番はいつも通り駆逐艦から始める。精々最後くらい正解して終わってくれよな」
電「頑張るのです!」
大和「緊張するけど…やってやります!」
提督「あっ、そういえばア級、もとい青葉よ」
青葉「はい?」
提督「今回はお前最後に回すから」
青葉「えっ!?」
提督「いや、だって今重巡がドラマティックなことになってるし。トリはやっぱりお前しか務まらないだろうからよろしく頼むぞ」
青葉「ええ…」
青葉「青葉、プレッシャーがやばいです…」
提督「それでは駆逐艦電よ、準備は出来たか?」
電「はいなのです!」
提督「では今からお前に2つの鋼材を食べてもらう。間違えたら2ランクダウンだから心して味わうように」
電「…わかっているのです」
提督「ではいくぞ…」
電「あーん、もごもご…」
提督「では電!どっちが高級鋼材だったか当ててくれ!」
電「了解なのです!高級鋼材は…」
コンマ判定!40以上で正解
電↓
阿賀野↓2
ゴーヤ↓3
大和↓4
赤城&瑞鶴↓5
※青葉は後で測ります
ハッピーエンドにリーチがかかる!
電「Aなのです!」
提督(正解!やはり駆逐艦でも鋼材は分かるんだな)
電「Aはあの忌々しいキス島の味がしたのです。だからAがキス島産の最高級鋼材だと思うのです」
提督(なるほどだから正解できたのか。今まで電は個人の部で全問不正解で不安だったが、やれば出来る子じゃないか)
阿賀野「Aね!」
提督(ポンコツの烙印を押されてしまった阿賀野型だが、最後はしっかりと決めてくれたな)
阿賀野「Bはなんていうか、その…不味いっていうかただの石っていうか…」
阿賀野「とにかく、Aが正解とおもったの!」
提督(素晴らしい。やはり最初の調子が悪かっただけで、阿賀野型はれっきとした最新鋭なんだろう)
ゴーヤ「ジャンケンして、右手が勝ったらA…左手が勝ったらB…」
提督(お次は急速潜行中の潜水艦。この様子を見る限り不安なんだが…」
ゴーヤ「ジャンケンぽん!ぽん!ぽん!」
ゴーヤ「決めた!Aでち!」
提督(!?)
ゴーヤ「ゴーヤの運がAって言ってるでち!だから答えはAにするよ!」
提督(ここで幸運艦の実力を見せたかゴーヤ!もう少し早くそれを見せて欲しかったが、解体を免れただけよしとしよう)
提督(第二問で醜態を晒してしまった連合軍旗艦。ここでリベンジなるか?)
大和「最高級鋼材はAです!」
提督(リベンジ成功!やるじゃないか)
大和「私、皆より鋼材はたくさん食べてますからね。舌は少し肥えているんですよ、うふふっ」
提督(そんなこと堂々と言われても…。まぁ連合軍旗艦としてのプライドを取り戻したからまぁいいか)
提督(最後はパーフェクトゲームが懸かっている赤城たち…行けるか!?)
赤城「ばりばりムシャムシャ」
瑞鶴「赤城さん、どう?」
赤城「もぐもぐ…ごくん」
赤城「…笑止!」
瑞鶴「!?」
赤城「笑わせますね。高級鋼材はAです」
赤城「やっぱり司会は正規空母を舐めてますね。こんなのが最終問題とは拍子抜けです」
瑞鶴「じゃあ…私もAで」
提督(すげぇコイツ…!赤城はやはり本物の第一艦隊だと言うのか…)
提督(赤城よ、お前がナンバーワンだ!お前を我が鎮守府のガクトに任命してやろう!)
提督「よし、青葉以外の解答が出揃ったな」
吹雪「そうみたいですね」
提督「ではお前たち、集合だ!」
大和「え?集合?」
電「A部屋B部屋に分かれて待機じゃないのですか?」
天龍「ていうか回答者じゃない俺たちも呼んで…何をするんだ提督」
提督「青葉の解答を皆で見届けようと思ってな。お前らモニターで青葉の葛藤を見てただろう?青葉はこの問題に全てを懸けている」
瑞鶴「そりゃあ、まぁ…」
翔鶴「青葉さん必死でしたもんね」
提督「だからこそだ。必死な青葉を俺たちは見届けなくてはならない」
長門「な、なるほど…?」
提督「というわけで青葉よ!問題会場に来てくれ!」
青葉「…青葉を最後に回した本当の理由はそれだったんですね」
提督「そうだ。お前は皆の前で解答し、自分が過去の自分とは違うということを証明しなくてはならないんだ」
提督「ちなみに青葉以外の皆は全員正解していたぞ。お前がもし不正解ならば、お前は真の藻屑ということになる」
青葉「…」
大和「ていうか私たち正解してたんですか!?」
ゴーヤ「やったでち!解体回避でちぃ!」
赤城「第一艦隊復帰ィ!」ガッツポ-ズ
北上「はーい、今いいシーンですから少し静かにお願いしまーす」
提督「お前には今、強いプレッシャーが襲っているだろう。もしかしたら泣きそうかもしれない」
提督「だがお前はやらなければならないんだ。熊野との約束の為にも」
提督「青葉…出来るか?」
青葉「わかっています。青葉はもう、仲間殺しなんかじゃないです」
青葉「ここで正解し、青葉はもう前世の青葉ではないことを見せてあげますから!」
提督「そうか、頑張れよ」
青葉「はい!青葉…今こそ生まれ変わってみせます!」
提督「では青葉の挑戦だ。正解は青葉が答えた後にすぐ発表するぞ」
青葉「了解しました。青葉、行きます!」
不知火「青葉!」
天龍「頑張れ、青葉!!」
長門「青葉!負けるなよ!!」
暁「青葉…私、信じてるから!」
青葉「もぐもぐもぐもぐ…ごくんっ!」
提督「さぁ青葉!!解答をどうぞ!!」
熊野(お願いします神様…!どうか青葉に、青葉に正解を…っ!!)
青葉「最高級鋼材は…」
青葉「…ですっ!!」
コンマ判定!
青葉のコンマ↓
正解ボーダーライン↓3
(↓3で出たコンマ数値以上で青葉正解、ハッピーエンド)
青葉「Bですっ!」
電「」
不知火「」
天龍「」
阿賀野「」
熊野「」
ゴーヤ「」
イク「」
長門「」
大和「」
加賀「」
赤城「」
瑞鶴「」
翔鶴「」
北上「」
吹雪「」
提督「」
暁「」
鳳翔「」
秋雲「」
大淀「お疲れ様です」ニッコリ
青葉「大淀…さん?」
大淀「デイリー任務です。艦を2隻ほど解体しなくてはいけないんです」
青葉「えっ?えっ?ええ?」
熊野「青葉…やってくれましたね?」
提督「これが現実なんだよ…青葉」
青葉「え?嘘??ええ!?」
長門「青葉…もう我々ではどうしようもない」
加賀「諦めて解体を受け入れなさい」
吹雪「提督、ハンカチいります?」
提督「ありがとう…ぐすっ」
青葉「やめて!待って大淀さん!提督!冗談ですよね!?」
大淀「冗談?何のことですか?」
提督「青葉、熊野…今まで楽しかったよ」
青葉「えええ!?そんなぁっ!!」
天龍「なんていうか、その、寂しくなるな…」
不知火「普通の女の子に戻っても友達のままでいてください」
青葉「やだ!やだっ!青葉お別れしたくない!!熊野さんも何とか言ってやってよ!」
熊野「青葉…」
熊野「もう顔を見せないで欲しいですわ!」キッ
青葉「そんなっ!」ガ-ン
大淀「はい、大人しく抵抗をやめてこっちに来てくださいね」
青葉「うわぁぁぁぁぁんっ!!やだぁぁぁぁぁ!!」ズルズルズル
提督「さようなら、青葉、熊野」
カ-ンカ-ンカ-ン
提督「…」
北上「最悪の結末でしたね」
吹雪「最悪すぎますよ、アレ」
北上「次の格付けでは、あんなこと起きないといいね…」
吹雪「はい。提督のダメージも大きいでしょうし…次こそはハッピーエンドになるといいですね!」
北上「うん!赤城も神がかってたし、次は大丈夫だよ、きっと!」
吹雪「はいっ!」
北上「ではまた次回!機会があればお会いしましょう!」
吹雪「さよーならー!!」
~完~
まとめ
駆逐艦:第二艦隊
軽巡:第二艦隊
重巡:解体
潜水艦:放置艦隊
戦艦:第二艦隊
空母:第一艦隊
次回やるっぽいこと書いたけど、やる気はありません。
ただ、他の人がまた新しく書いてくれるのを期待してるだけなのです
ではでは司会陣の格付けも投下します
提督「俺たちも格付けに挑戦だ」
北上「司会だからといって偉そうにしてちゃ駄目だもんね」
吹雪「よーし!私が第一艦隊ということを証明しちゃうんだから!」
暁「私もやるわ!」
鳳翔「私も皆さんに酷いことしましたから…やっぱりやらないといけませんよね」
第一問『燃料』
コンマ45以上で正解
提督↓
北上↓2
吹雪↓3
暁↓4
鳳翔↓5
北上 第二艦隊
鳳翔 第二艦隊
提督「おい北上、鳳翔」
北上「あ、あれー?」
鳳翔「あわわわ…」
吹雪「暁ちゃんだって正解してるんだよ!流石にこれは酷いよ!」
北上「うぅ…情けない」
暁「まぁまぁ、間違いは誰にでもあるし。次いこ次」
第二問『音感』
コンマ40以上で正解
提督↓
北上↓2
吹雪↓3
暁↓4
鳳翔↓5
青葉の恨みー
これはレディ暁
提督 第二艦隊
吹雪 第二艦隊
鳳翔 第三艦隊
提督「ファッ!?」
吹雪「うわあああああ!?」
鳳翔「嫌ぁぁあああああ!!」
北上「ちょ、あんたら…主砲とパーティクラッカーだよ?あんなに馬鹿にしてたあれだよ」
提督「あああ…意外と大差ないんだな46cm砲とパーティクラッカーって…」
鳳翔「恥ずかしい…恥ずかしいです…」
暁「そんなに気にしなくてもいいじゃない。次いきましょ」
第三問『味覚』
奇数コンマで正解
提督↓
北上↓2
吹雪↓3
暁↓4
鳳翔↓5
はい
誰だ鳳翔さんにひどいことしてる奴は!
※ルール上、暁作は全て雷作に変更しています
北上 第三艦隊
吹雪 第三艦隊
鳳翔 放置艦隊
北上「うぎゃああああああ!!」
吹雪「ひぃぃぃぃぃ!!」
鳳翔「きゃあああああぁぁぁ!?」
提督「な、なんだよこの壊滅具合…」
提督「ていうか鳳翔は大丈夫なのか!?ずっと連敗してるだろ!」
鳳翔「あわあわあわあわ…こんな筈では…」
暁「き、きっとこれは鳳翔さんなりのギャグに違いないわ!次いくわよ!」
第四問『演出』
コンマ偶数で正解
提督↓
北上↓2
吹雪↓3
暁↓4
鳳翔↓5
/ ヽ
/ な い あ も |
l い い い う |', /
| か ん つ l ', /
| な じ 一 全 / 〉く }三{`>く
ヽ、 ゃ 人 部 / ∠_/ ̄∨__〉、
、 \ , で / !:::ハ ゚ /::::l| ,..-―
\ / `丶、____x く ト、:_:_} {_:_:_ノ| / ; : : :
,.ィT: ̄:7ハ、 V「::r┬宀┬ 、:}V_/:./: : : :
人,-、:.・:; -vヘ ∨仁ー--'二l }イ{}=彡く_:_:_:_:_:_
〔:.:{::}ー{::}:.:} _, <l入ヽ二二 // /勿¬┬┬-..、
__Y/:|三三ト、:/ , -<}>_'´_::ヽ\_二_/ノ::_ニ::. ┴┴-<
_rく´ |:.:| lヾ:|三三|:/「`ーrー、 /,..:'r―-、ヽ、`ヽミー--‐ニ-'´ /r──‐┐::
∧ ヽ ` \ヽ二ラ /:.:.:./ | } //::..{  ̄ ヽ:/´ '′ |::..
:.:.ヽ | ` ┬彳:.:.:.:/ | ∧ //::..::..\ ∥ /::..:
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', ヽ、ー′ | / ヽ:. //::..::..::..::./ヽ¬ ヾ -r―'´::..::..::.
北上 放置艦隊
鳳翔 深海棲艦
北上「あ、あははは…」
吹雪「おい北上。ざけんな」
吹雪「あのとき散々言っといて間違えるのは酷いと思うよ」
北上「すんませんしたっ!」
提督「これ鳳翔も鳳翔だな…。このまま行ったら解体ルートだぞ鳳翔…」
鳳翔「いやだ、しにたくありません!!」
暁「このままどうなるんだろ皆…次よ次!」
第五問『盆栽』
コンマ45以上で正解
提督↓
北上↓2
吹雪↓3
暁↓4
鳳翔↓5
まて、貴重な対空餌だ、近代化改修に使おう
吹雪 放置艦隊
鳳翔 解体
大淀「お疲れ様です」
鳳翔「いやぁぁぁぁぁぁぉぉぁぁあああああ!!」
大淀「すみません、実は任務チェックし忘れて。また解体する船が必要なんです」
鳳翔「そんな!?」
大淀「現実は残酷なんで。それではどうぞこちらへ」
鳳翔「い、嫌っ!死にたくない!!誰かー!助けてー!!」ズルズル
提督「さようなら、鳳翔」
北上「きっと調子に乗ったバチがあたったんだね」
吹雪「いつかまた会いましょう、鳳翔さん」
暁「さ、次で最後の問題よ。北上さんも吹雪さんも間違えないよう頑張ってね!」
最終問題『鋼材』
コンマ40以上で正解
提督↓
北上↓2
吹雪↓3
暁↓4
最後って二段階ダウンだったよな・・・?
提督 第一艦隊
北上 第三艦隊
吹雪 第三艦隊
暁 第三艦隊
提督「よし…第一艦隊に戻れたな」
北上「私も解体回避出来て嬉しいわ…」
吹雪「でもパーフェクト逃して残念だったね、暁」
提督「なに、一人でここまで頑張っただけ立派さ。暁は立派なレディだよ」
暁「ありがとう提督。でも私は悔しくなんかないわ」
吹雪「え?」
暁「この結果を見て頂戴」
暁「第三艦隊なら、北上さんと吹雪さんとお揃いでしょ?」
北上「!!」
暁「それに提督の顔も立てないといけないし。艦娘が提督よりランク低くて当然じゃない」
提督「暁…お前はそこまで…」
北上「暁!」
吹雪「いえ!暁様!!貴方は素晴らしい駆逐艦です!!」
三人「どうかケッコンしてください!!」
暁「ふふっ、私の完全勝利よ!」
暁「皆も私に負けずに、立派なレディ艦娘を目指して頑張ってね!」
~おしまい~
これにてこのssは完結です。
少し読みにくい所もあったでしょうが、皆さんに楽しんで頂いて幸いです。
それでは、またどこかでお会いしましょう。
このSSまとめへのコメント
久々に面白いSSだったわ
嫁(鳳翔)は大丈夫やと思ってたらまさかの結末で涙
なにこれ胸糞悪い
これが...一航戦の誇りだとでも言うのか...?
イジメ…カッコワルイ
そろそろ正月…もちろん続きはあるよね?
連合軍旗艦て何だよ…
胸糞悪すぎワロエナイ
那珂<あれ…デイリーの解体する艦娘は2隻…青葉ちゃん・熊野ちゃんは解体済み。鳳翔さんが解体されて…あとの一人h…大淀「お疲れ様です」ニコッ
あ、ちょ、、大淀s、、、カーンカーンカーン