アイドルマスターヤンデレラガールズ 【安価・コンマ】 (146)

「ティンときた! ぜひとも、君をプロデューサーとして迎えたい」


就職活動に苦戦している俺に舞い降りたこの一言が、人生を変えた。


や、人生って言ってもただ内定を貰っただけなんだけどさ。


ともかく! せっかく内定をもらったことだし、アイドルのプロデューサーとして働くことになったんだ。


それに、可愛い女の子を自分の手でプロデュースするっていうのも興味があったしな。


俗な考えだな、なんて言わないで欲しい。


男たるもの人並みには女の子には興味があるし、お近づきになりたいとも思ってるんだ。


まあ、さすがにアイドルに手を出すなんてことはないけどさ。


あっちから来るんだったら是非ともって言いたいが、そんな夢みたいな話はまずないだろう。


そんな感じで入社したんだが、ホントかっるい感じだな。


入社後は雑用から事務作業、営業と色々な経験を積むことになった。


元々、事務所自体小さくプロデューサーも俺一人だ。


仕事の幅も広げなくてはやっていけない。


正直、入る会社間違えたかなと思うぐらいには苦しかったし、辛いこともあったけれど。


それでも諦めずに、持ち前の明るさと要領の良さで何とかやってこれた訳だ。


そんなこんなで時間は過ぎて。


ある日、俺は社長さんに呼ばれることになった。


まさか、クビじゃないよなとビクビクしながら向かったら――。


「君には、五人のユニットを担当してもらう!」


――この一言が、後々大きくなるとは思わなかったんだ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401538895

・アイドルマスターシンデレラガールズ安価スレです。

・病んでしまう女の子(一部お姉さん)とのほのぼのした交流です。

・プロデューサーは頑張って病んでしまう女の子(一部異星人)と修羅場ラヴァーから逃げましょう。

・期限は一年間。ワンターン一週間単位です。

・開始時期は四月です。一応、設定は2014~2015です。カレンダーもそれに習います。

・一周目はお試しコースなので、アイドルは固定されています。

・二周目から安価によりアイドルが選ばれます。

・アイドルは最大で五人です。

・ある一定の条件をクリアすると――?

モバP「はよざいまーす」


ちひろ「おはようございます。それにしても、モバPさんもプロデューサーらしくなってきましたね」


モバP「からかうのはやめてくださいよ、正直今でも荷が重いって感じてるんですから」


千川ちひろ。


この事務所の事務員。


それ以上でもそれ以下でもない奴。


いつもニコニコ貴方のお傍に千川ちひろ!


正直、胡散臭いことこの上ないが、仕事ができるので質が悪い。


ちひろ「あははっ、そんなことじゃこれから先やっていけませんよ?」


モバP「や、脅かさないで下さい。ホント、柄にもなくテンパっているってのに」


ちひろ「そうは見えませんけどね。モバPさんのことですから、大丈夫ですって」


モバP「根拠は?」


ちひろ「ありませんが?」


ホント、適当ではあるが、一応は励ましてくれてるんだろう。


何だかんだで最悪のラインは踏み越えない辺り――いい女性だ。


かといって、心を許せる程に甘ったるい女ではないけれど。


そもそも、スタドリエナドリ営業の時だけイキイキしやがる金の亡者に、心なぞ許せるか。

「……」


ちひろ「そんなに見つめられると照れちゃいます♪」


「うわ、キッツ……」


いや、そんな能面のような顔されてもキツいもんはキツイですって。


それとその顔超怖いですから、目のハイライト消さないでくださいよ。


ちひろ「ま、それはともかく。個性が強い娘達ですから色々と大変でしょうが、何とかなりますよ」


ちひろ「もしかすると、懐かれたりしちゃったり? そこから関係が発展しちゃったり?」


「いや、まあ……懐かれるのは嬉しいですけど、発展する訳ないっすよ」


これは本当のことだ。俺自身、自慢ではないがモテた試しはない。


ラブレターを貰ったことはないし、バレンタインは義理チョコだけだ。


まあ、名無しのチョコが下駄箱に入ってたことはあるが、大方誰かと間違えたんだろう。


「さてと、そろそろ担当アイドルが来ますね」

気難しい娘が来なけりゃいいんだけど、はてさてどうなることやら。



――――――



今回のチュートリアルアイドルは以下の五人です。

・渋谷凛

・双葉杏

・三村かな子

・高垣楓

・城ヶ崎莉嘉



【初期状態をコンマで決定します】

・レベル1『ビジネスライクな関係』……コンマ00~39
・レベル2『公私の区別がなくなった関係』……コンマ40~59
・レベル3『恋するシンデレラはせつなくてプロデューサーを想うとつい積極的になっちゃうの』……コンマ60~79
・レベル4『病ん坊マー坊恋予報』……コンマ80~98
・レベル5【――――】……コンマゾロ目

※ゾロ目は数字の大きさに関わらずレベル5なのでご注意下さい。

凛↓2
杏↓3
かな子↓4
楓↓5
莉嘉↓6

【初期状態】

・渋谷凛……レベル1

・双葉杏……レベル1

・三村かな子……レベル5

・高垣楓……レベル3

・城ヶ崎莉嘉……レベル2



――――――



そして、俺は当面の間受け持つ女の子と対面する。


全員が全員紛いなりにもアイドルを目指しているのだ、見目麗しい。


こんな職業でもなければ、ナンパでもしたんだろうがな。


生憎と、公私は分けるタチなんだよなァ……俺は。


ま、残念だけど仕事上の関係だけだな、こりゃあ。


凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」


最初からアンタ呼ばわりかよ、舐められてやがんな。


まー、礼儀に関しては締めるとこ締めてくれりゃあいいけどよ。


杏「い、いやだっ! 私は働かないぞっ! アイドルだろうとなんだろうと…お断りだーっ!!」


じゃあ、何でここにいるんだよ。


アホか、オマエはアホか。


頭のネジ緩みまくってるな、コイツ!


楓「高垣楓です…、私、自己紹介とかってあまり、得意じゃなくて…」


だから、そんな奴が何でアイドル目指してるんだよ。


もっと、正統派なアイドルいねーのかよ、この事務所!


や、でもめっさ優しげな目の人だしアリかもな。


俺、チョロいなあ。


莉嘉「やっほー☆城ヶ崎莉嘉だよー」


あー、やっと正統派か。


元気いっぱいなちびっ子って感じでいいね。


やっぱ、元気がある方が俺としてもやりやすいし。

そして、俺は最後の一人を見てしまう。


頬を紅潮させ、喜色を前面に出している一人の少女。


こいつは……何だ? 何かおかしくないか?


かな子「プロデューサーさん」


熱っぽい表情と釣り上がった口、寄せてあげられた両胸。


全てが俺の情をそそらせる。


おいおい、どうしたんだコイツは、熱でもあんのかよ。


「“はじめまして”、三村かな子です」


「お、おう」


丁寧な挨拶に思わず面食らっちまったけど、どうも違和感を覚える。


見逃しちゃいけないものを。


聞き逃しちゃいけない言葉を。


俺は、間違えてしまった気がする。































かな子「……プロデューサーさんだけの三村かな子です。そうですよね、旦那様?」







あっ(察し)
さーて次のアイドルは誰がいいかな?




【4月第一週】



しっかし、これ程までに素材が揃っているのに今まで埋もれさせていたとは杜撰だぜ、社長さんよ。


ま、どーでもいいか。


とりあえず、俺は俺がのやるべきことをやるだけだ。


女の子を磨き上げて、ステージへと立たせるのは俺の領分であり、戦いだ。


別に、仕事熱心な訳ではないが、やるからには勝ちに行きたいのが男ってもんだろう。


「ですよね、ちひろさん」


ちひろ「や、どうして私に振るんですか」


「だって、ちひろさんですし」


ちひろ「理由になってませんよ!? まあ、ともかく頑張って下さいね!」


ちひろ「全てはプロデューサーさんの両肩にかかっているんで」


重いなあ。新人プロデューサーに求める成果じゃねーぞ、おい。


ちひろ「きっこえませーんっ」


うぜぇ……なまじ、可愛いからうぜぇ!



――――――



【遭遇キャラ判定】
コンマ00~19:渋谷凛
コンマ20~39:双葉杏
コンマ40~59:三村かな子
コンマ60~79:高垣楓
コンマ80~99:城ヶ崎莉嘉

※ワンターンずつキャラコンマは入れ替わります。

↓2

どのスレでもヤンデレはつえーなおい

かな子「プロデューサーさん」


「何だ?」


三村かな子。


アイドルの卵で、俺とはビジネスライクな関係である。


いや、本当だって。何かすっげー好かれてるけど気のせいだって。


かな子「私、プロデューサーさんの為にケーキ作ってきたんですっ! 一緒に食べましょう!」


「や、今仕事中なんで」


かな子「そんな堅いこと言わずに~。食べましょうよぉ~~」


……気のせいだよなァ。


どう考えても、これって好き好き大好きなオーラじゃねーのか?


会って、一週間も経ってねーんだぞ、ありえねーから!


「あのなァ、一応ここ事務所な。オフィスってやつよ、わかる?」


かな子「はい! わかります!」


「じゃあ、わかるよな? あまり過度な接触よくなーいって訳。ま、今日は運良くお前以外はいねーけどさ」


そうなのだ、何故か今日に限って俺と三村の二人きりなのである。


そりゃあ、もう……な? わかるだろ?


非常にヤバイ。今なら、し放題され放題ってやつだ。


かな子「もー、プロデューサーさんはもっと柔らかくなるべきです。私みたいに」


「そいつは今後注意しときますよっと」


かな子「そうですね! ケーキ、食べましょう!」


「話聞いてたのかよ!?」


――――――


【End判定】
・アウト……コンマ00~59
・セーフ……コンマ60~99


↓2

ちょ、ちょっとタイム。
最速Endでゲラゲラ笑いすぎて苦しいから待って。

コンマ神「楽しんで貰えたかな?」

かな子「――何で、断るんですか?」


瞬間、俺の口にケーキが突っ込まれた。


いきなりの行動に、俺は何も出来ず呆然と三村を見つめるしかできない。


かな子「ちゃーんと、食べてくださいねっ」


そして、顎と頭を抑えられ、無理矢理咀嚼させられる。


くっそ、黙っていられるか。


「は、なせっ!」


俺は手に力を込めて強く三村を突き飛ばす。


なりふりなんざ構っていられるか、ここでされるがままだと絶対にやべぇっての。


かな子「おかしいですよ? いや、おかしいんです。プロデューサーさんは私の旦那様なのにどうしてそんなにもそっけないんですか」


かな子「ああ、私にどこか至らない所があったんでしょうか。でしたら、遠慮なくお申し付け下さい。すぐに直すので」


かな子「何て言ったって、私はプロデューサーさんのお嫁さんなんですから」


「ち、ちがっ」


かな子「違いませんよ? やっぱり、プロデューサーさんはおかしいです」


可愛く小首を傾げているが、俺には全然可愛く見えない。


狂ってる。出会って一週間もしない奴を旦那様呼ばわりとか正気の沙汰じゃない。


……逃げないと。一刻も早くここから逃げて、告げないといけない。


三村かな子は狂人だ。近くにおいてはいけない、と。


今なら、まだ――!


かな子「ああ、逃げるんですか」


「ったり、めーーだ! 付き合ってられねー、よ?」


何だ、これ。足に力を込めても、動かない。


まるで、数十キロの重りを身体に付けられたみたいだ。


俺は、立ち上がることがやっとで走るには至らなかった。

かな子「あは、私が逃がすと思っているんですか? やっと、やっと」

かな子「やっとやっとやっとやっとやっとっ! 見つけた旦那様! 旦那様なんです!」

かな子「――――逃がす、訳ないでしょう?」


その声はいつも、俺が聞いている人懐っこい三村の声とは似つかない冷たさを伴っていた。

アイスのような冷たい甘さが、俺に降りかかる。


   「なに、か、盛りやがった、のか?」

かな子「いいえ、何も。ただほんのちょっとだけ、私の魔法をかけたんですよぉ。とっても、とーーーーーっても、甘い魔法です……お気に召しましたか?」

かな子「ああ、旦那様でしたら当然お気に召しましたって言いますよね? 言いますよね?」

かな子「だって、私の旦那様なんだから」

   「クソ、女が! このまま、俺が黙って――!」

かな子「ダメですよぉ、そんな汚い言葉を使ったら。私の旦那様なんですから」


舐るような目つきが、俺を見る。

底の見えない彼女の瞳が怪しげに輝くのと同時に、俺の意識が薄れていく。

そして、俺は三村にぎゅっと抱きしめられる。

強く、強く。もう絶対に離さないと言わんばかりに、強く。

ふわふわで、ボリュームのある三村の身体が密着して、色々とヤバイ。

かな子「あっ、旦那様も嬉しいんですね。やっぱり、身体は正直ですよ」

違う、とはもう言えなかった。

俺の口は既に彼女の口に塞がれているのだから。

ねっとりと味わうかのように、三村の舌は俺の口内を蹂躙していく。

吸って、舐めて、時には噛み付いて。


かな子「美味しい、旦那様の舌……甘くて、甘くて、もっと食べたくなっちゃいますっ♪」


最後に、俺は、衣擦れ音と露わになる三村の身体を見て――意識を閉ざす。

深い、深い闇の底へと堕ちていく。



【End――押しかけ女房かな子ちゃん】



こんなに早くEndを迎えるとは思いませんでした、訳がわからないよ。
23:00からキャラ再安価してリスタートします。

簡単な説明。

・期限は一年間。ワンターン一週間単位です。一年達成したら、普通のイチャラブだったりハーレムラブコメ。

・高いコンマとゾロ目に注意しよう。

・安価次第でちひろさんも攻略できるよ。

これだけ!

まあ、二周目次第でまた色々と変えるし、安価イベントで病んでれ値下げも予定してるから何とかなるでしょう。
多分、メイビー。
↓3一人目の女の子

しおみー

一人目……橘ありす。

二人目↓3

しきにゃん

一人目……橘ありす。
二人目……高峯のあ。

一気にやってもいいけどゆったりまろやかにやりたいから許して下さい。
まあ、一人ずつがタルいのはわかるから。
次回からは最初に二人目まで、二回目に五人目までにしますわ。
見間違いとかあったら指摘してくれると助かるよ。

三人目↓3
四人目↓6
五人目↓9

ユッキ

サンキュー指摘マン。グダグダで申し訳ないね、全く。
次回からはもっと整備しときますわ。
今回は貯めたガチャチケで月末引くから勘弁して下さい!

一人目……橘ありす。
二人目……高峯のあ。
三人目……赤城みりあ。
四人目……森久保乃々
五人目……北条加蓮。

以上で、ゲームを始めさせていただきます。

ちひろ「――という訳です」

   「ともかく、アイドルグループの手綱を握ればいいんですよね?」

まさか、俺がアイドルのプロデューサーになるとは。

元は事務員で入ったはずなのに、いつの間にかにプロデュースをする人に成り上がっている。

運命とはわからないものだ、まあ事実は小説よりも奇なりと言うけれど。

ま、どうでもいいか。事務の仕事ならある程度はこなせるし、プロデュースの方は時間をかけてやっていこう。

俺としては、其処までの情熱もないから適当にいきたいんだけどな。


ちひろ「ダーメですよ~。ちゃ~んと真面目にやらにゃきゃっ」

   「……ちひろさん」

ちひろ「か、噛んでませんっ! 噛んでませんからね」

   「はいはい、貸一つですよ」

ちひろ「えーっ、そこは貸しもなしに見逃してくださいよぉ」

   「そこまでお人好しじゃないんで。ま、今度酒でも奢ってくださいな」


ぶつくさと文句を言いながらも、わかりましたよぉと小さく唸り声をあげるちひろさんは可愛い。

この人も素材はいいんだからアイドルをやればいいなーって思うんだけどなあ。

といっても、俺には関係ないか。

他人に深入りするのは良くない良くない。

「さてと、そろそろ来るかな……?」



――――――

闇コンマは別途やってもらいます。
キャラ安価を取る時ぐらいは気軽な気持ちでいてくださいな。

今回のアイドルは以下の五人です。

・橘ありす

・高峯のあ

・赤城みりあ

・森久保乃々

・北条加蓮

【初期状態をコンマで決定します】

・レベル1『ビジネスライクな関係』……コンマ00~39
・レベル2『公私の区別がなくなった関係』……コンマ40~59
・レベル3『恋するシンデレラはせつなくてプロデューサーを想うとつい積極的になっちゃうの』……コンマ60~79
・レベル4『病ん坊マー坊恋予報』……コンマ80~98
・レベル5【――――】……コンマゾロ目

※ゾロ目は数字の大きさに関わらずレベル5なのでご注意下さい。

ありす↓2
のあ↓3
みりあ↓4
乃々↓5
加蓮↓6

【初期状態】

・橘ありす……レベル2

・高峯のあ……レベル2

・赤城みりあ……レベル3

・森久保乃々……レベル1

・北条加蓮……レベル3

――――――


ありす「よろしくお願いします」

のあ「…………ふっ」

みりあ「よろしくね、プロデューサーさんっ」

乃々「もりくぼ、帰りたいです……どうしてこんな所にいるんでしょう」

加蓮「……よろしくお願いします」

  「ああ、まあ適度にやってこうか」


うん、大体の娘は礼儀正しくて助かる。

これでもう、いきなり抱きつかれたりとか愛の告白でもされたらどうしようかと思った所だ。

まあ、ありえないことだけど。

それよりも、問題はこれからについてだ。

正直、俺としてはプロデュースは適当にやりたいけれど、彼女達の目を見ていたらそうは言ってられそうにない。

トップアイドル――シンデレラ・ガールになりたい想いがビンビンに伝わってくる。

これは手を抜けないなあ、辛い辛い。


乃々「えっと、帰ったらダメですか……?」


若干一名、俺と考えを同じくしてる娘がいるが、まあそれはそれだ。

どうせ、俺は馬車馬の如く働かなきゃならんのだ、一緒に巻き込んでしまえ。


「まあ、たまには熱血ものも悪くはないかな」

【4月第一週】



   「ちっひーろさーん」

ちひろ「開口一番、その気持ち悪いノリやめて下さい」

   「つれないですねぇ。まあ、キャラチェンといいますか、あの娘達のノリに合わせてこんな感じで」


事務所でのちひろさんとの会話はオアシスだ。

この人に関しては全く気を使わなくてもいいし、自分の素を出せる。

それに楽しくいじることができる唯一の存在なので重宝しているのだ。

こう見えても、この人は可愛い所があるしね。


「そんなことより熱血キャラになったんですけど、疲れますね」

ちひろ「じゃあやめたらいいじゃないですか、無理して熱血気取っても意味はないですよ」

「それが、あるんですよ。アイドルの方々にとっては血と涙と根性がウリになるって言われましてね」

ちひろ「誰にですか?」

「昨晩夢に出てきたプロデューサーさんです。何か、色々と萎れていましたね」

「というか、あの野郎脇に可愛い女の子を連れてやがったよ。抱きついたらふかふかしてそうで、羨ましいったらありゃしないです」

ちひろ「うっわ~、私怨だらだらじゃないですか」


残念ながら、男とは単純なのだ。

適当オブ適当の俺でも、可愛い女の子には本気になってしまう。

ただし、仕事を除いてだけどね。



――――――



【遭遇キャラ判定】
コンマ00~19:橘ありす
コンマ20~39:高峯のあ
コンマ40~59:赤城みりあ
コンマ60~79:森久保乃々
コンマ80~99:北条加蓮

↓2

※ワンターンずつキャラコンマは入れ替わります。

「どーも」

のあ「……」


高峯のあ。

24歳、学……じゃない。こんな学生がいてたまるか。

ともかく、高峯さんはレッスンに対して、真摯だ。

アイドルは皆レッスンに対しては真面目だけど、高峯さんはその中でも群を抜いている。


「調子は如何程で?」

のあ「悪くはないわ」

「それはよかった」


唯一つ、問題点を上げるとするならば。


「……あー」

のあ「……?」


このように、会話が続かないことだろう。

高峯さんはおしゃべりじゃない。

加えて、発する言葉も訳がわからないというね。

まあ、それでも何とかやってきたけれど。

「えっと、高峰さん?」

のあ「……何かしら」

「や、趣味は天体観測って書いてたから。ちょっと興味が湧きましてね」

のあ「……そう」


くそっ、やっぱり会話にならねぇよぉ!



―――



【病み度上昇判定】
・各レベル4段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定でゾロ目の時は無条件でレベルが1上昇する。
・病み度1段階上昇……コンマ00~39
・セーフ……コンマ40~99
※ワンターンずつ病み度とセーフのコンマは入れ替わります。

↓2

結果……セーフ。

【初期状態】

・橘ありす……レベル2 (0/4)

・高峯のあ……レベル2(0/4)

・赤城みりあ……レベル3(0/4)

・森久保乃々……レベル1(0/4)

・北条加蓮……レベル3(0/4)


こんな感じで一年間繰り返していきます。

後々安価イベントで選択肢次第で病み度が上がるか上がらないかといったイベントを挟んで進行します。
基本的にはゆるいアイドルとPの日常をささやかな文章で彩るスレなのでまったりとお楽しみ下さい。

【四月第二週】



「なー、ちっひー」

ちひろ「ちっひーじゃありません、ちゃんとちひろって呼んで下さい」

「んー、手厳しいですねー」


最初の一週間を終えて、まったりしていた俺達は普通に紅茶を飲んでいた。

ウマウマである、もうそれは紅茶さんありがとうと土下座しちゃうくらいに。


乃々「ううっ、美味しいですけど……この後レッスンなんですよね」

「そりゃあそうだよ。アイドルがレッスンを欠かすとかありえないからなー」

乃々「もりくぼ、静かに暮らしたいのに」

「静かに暮らしたいなら、こんなアイドルになんかならなければよかったんだ」

乃々「ですから、今からでも」

「ダーメ。もう遅い。ここまで来たんだ、とことん巻き込んでやるから覚悟は……しなくてもいいか」

乃々「ひいっ」


このように、俺と同類の匂いがするやる気なしっ娘も含めて今日もまったりである。

優雅なティータイムを過ごせて俺は満足満足。


ちひろ「……もうすぐ、営業の時間ですからね」

「ア、ハイ」


……現実は非情である。



―――



【直後、遭遇キャラ判定】
コンマ00~19:北条加蓮
コンマ20~39:橘ありす
コンマ40~59:高峯のあ
コンマ60~79:赤城みりあ
コンマ80~99:森久保乃々

※ワンターンずつキャラコンマは入れ替わります。

「や、北条さん」

加蓮「もうっ、加蓮でいいって言ってるじゃない」


北条加蓮は、何故か俺に懐いている。

本来、こういう今風の娘って俺みたいな大人に反抗的な態度を取るかと思っていたが、大違いだった訳だ。


「そうは言っても、公私混同はよくないっしょ」

加蓮「今更じゃない。それに私がいいって言ってるんだからいいのっ」

「なら、加蓮って呼ぶけど」

加蓮「うんっ。ふふっ、私が最初の呼び捨て~」


ふんふかふーんと鼻歌を歌う加蓮は嬉しそうにクルクルと回っている。

俺に名前を呼ばれるぐらいで嬉しいものなんだろうかね。

まあ、本人が満足しているならいいし、俺もその方がやりやすい。


加蓮「うひゃあっ」

「っt おい!」


目が回ったのか、倒れそうになる加蓮を間一髪で受け止める。

危なっかしいなあ、もう。


「大丈夫か」

加蓮「う、うん。そ、そそっ、それよりもさ」

「ああ、悪い。抱きしめる形になってしまって」

加蓮「いいよ、プロデューサーさんだったら……」


顔を赤くしながら俯く加蓮は、ボソボソと呟くが丸聞こえだ。

何しろ密着してるんだからな、フハハ。


「ともかく、怪我がなくて良かったよ」


ん、アフターケアも完璧。

これでアイドルじゃなければアタックしたんだろうけどなー。



―――


【病み度上昇判定】
・各レベル4段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定でゾロ目の時は無条件でレベルが1上昇する。
・病み度1段階上昇……コンマ60~99
・セーフ……コンマ00~59
※ワンターンずつ病み度とセーフのコンマは入れ替わります。

↓2



結果……アウト。

【状態】

・橘ありす……レベル2 (0/4)

・高峯のあ……レベル2(0/4)

・赤城みりあ……レベル3(0/4)

・森久保乃々……レベル1(0/4)

・北条加蓮……レベル3(1/4)

【四月第三週】


「橘ありす」

ありす「わざわざフルネームで呼ばないで下さい。橘だけで結構です」


橘ありすは自分の名前が嫌いだ。

可愛い名前だと思うんだけどなあ、ありすって。


「一応、親からもらった名前なんだしそういうこと親の前では言わない方がいいぞ。俺の前ではいいけどさ」

ありす「はい。それにしても、プロデューサーは私の名前に偏見を持たないんですね」

「そらそうだろ。名前が全く関係ないとは言わないけれど、大事なのは中身だと思ってるし」


親の育て方が良かったのか、俺は名前に対してそこまでの偏見を持っていない。

まあ、こればっかりは人それぞれだし俺が言うことでもないか。


「まあ、橘がいつかその名前を誇れるようにさ。俺が手助けするさ」

ありす「……期待しないで待ってます」


うん、キザったらしいけどたまにはいいだろ。

子供の前でぐらいカッコつけさせてくれよ。


ちひろ「キザったらしー、きもちわるいー」

「横から割り込んでくるのやめてくださいよ……」

ちひろ「だってぇ、プロデューサーさんが似合わないことしてるんで」

「はいはい、俺はもっとテキトーがモットーの人ですよー」


あーったく。こういう慣れないことはするもんじゃないな。

俺はいつも通り、テキトーにのんべんだらりとやるのが一番かもしれん。



―――



【遭遇キャラ判定】
コンマ00~19:森久保乃々
コンマ20~39:北条加蓮
コンマ40~59:橘ありす
コンマ60~79:高峯のあ
コンマ80~99:赤城みりあ

※ワンターンずつキャラコンマは入れ替わります。


↓2

いい時間帯なのでここまでにしときましょうか。
まあ、こんなゆるい感じでそくほーの片隅でほそぼそとやっていこうかなと思います。
何かスレの質問なり、てめぇの嫁は何色だーだったり適当に聞きたいことがあったら書き込んどいてくださいな。
明日は色々と忙しいのでやるとしても、昼下がり~夕方付近だと思って下さい。
やらなかったら、スレ上げしてないんで放置ど安定でお願いします。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom