エレン『だから・・・何言ってるかわかんねえよ・・・アルミン・・・』

エレン『・・・・』

エレン『・・・そうだよ』

エレン『どうして外なんかに・・・』

エレン『刑務所なんかに・・・』

アルミン『エレン・・・』

アルミン『僕たちはいつか・・・風俗店を経営するんだろ？』

アルミン『この家の外のずっと遠くには・・・』

アルミン『ピンサロや、ソープ』

アルミン『白い粉が蔓延ってる』

アルミン『忘れてたのかと思っていたけど』

アルミン『この話をしなくなったのは・・・僕を刑務所に行かせたくなかったからだろ？』

エレン『外の・・・』

エレン『世界・・・？』

ｶﾞﾀｯ

アルミン『エレン・・・答えてくれ』

アルミン『刑務所に入ればそこは地獄の世界なのに』

アルミン『どうしてエレンは』

アルミン『外の世界に行きたいと思ったの？』

エレン『・・・』

エレン『どうしてだって・・・？』

エレン『・・・そんなの決まってんだろ・・・』

エレン『俺が！』

エレン『この世に生まれたからだ！！』

アルミン『・・・よかった、わかってくれて』

エレン『・・・』

アルミン『・・・？』

アルミン『ねえエレン』

アルミン『グリシャおじさんは？』

エレン『父さん？』

エレン『父さんならさっきからアルミンの後ろにいるぞ？』

アルミン『！？』ｸﾙｯ

グリシャ『・・・』ﾋﾞﾝﾋﾞﾝ

アルミン『・・・・・・』

グリシャ『アルミン君、尻を出しなさい』ﾆｯｺﾘ

アルミン『うわぁ・・・』

アルミン『うわあああああぁぁあああぁｱｯｰｰｰｰｰｰｰｰ!!』


　　　　　　　　　　　　　　　　終わり