しえな「世界最強の暗殺者、剣持しえな」

しえな「それがボクの通り名だ」

しえな「事実、唯一の弱点である熊さえ出てこなければボクは世界最強だよ！」

しえな「そして今回の仕事は女子高生一人ヤるだけか。簡単だっ」

しえな「せめて舞台仕立てで華やかに始末するのが世界最強の暗殺者であるボクにふさわしいかな」カチャカチャ

しえな「よしっ！仕込みは完璧だ！」ふんすっ

柩「そうはさせませんっ！」

くま『FIRE！！』ﾄﾞｼｭ

しえな「ぎゃーー！！」ﾌﾞｼｭｯ

ドサッ

しえな「く、くま・・・」ばたり


第一話・『舞台裏の惨劇』完

しえな「・・・くっ！油断した！」むくり

しえな「世界最強の暗殺者特有のあらゆる毒に耐性を持つ身体が無ければ即死だったな」

しえな「よし、まだ暗殺開始から48時間はたっていないぞ！」

しえな「今度こそ一ノ瀬晴をヤってやる！」ふんすっ

しえな「今度は時間が無いからなりふり構わず突撃だ！」ダッ

柩「そうはさせませんっ！」

くま『FIREE！！』ﾊﾞｷｭｰﾝ

しえな「ぎゃーー！！」ﾄﾞｷﾞｭｯ

ドサッ

しえな「またしても・・・くま・・・」ばたり


第二話・『日に二回死ぬバカがあるか』完

しえな「ふぅ、危ない危ない」むくり

しえな「世界最強の暗殺者特有の銃弾すら通さない鋼の肉体が無ければ即死だったな」

しえな「なにっ！？リミットまであと一時間しかないじゃないかー！？」

しえな「こうなったら仕方ない！全速力で一ノ瀬晴に襲撃をかけるぞ！」ダッ

柩「そうはさせませんっ！」

くま『FIREEE！！』ﾎﾞｳｯ

しえな「ぎゃーー！！」 ﾒﾗﾒﾗﾒﾗ

ドサッ

しえな「やっぱり・・・くま・・・」ばたり


第三話・『二度あることは三度ある』完

しえな「まったく、油断ならないよ」むくり

しえな「世界最強の暗殺者特有の不老不死の肉体が無ければ即死だったな」

しえな「ええっ！？今度はもう一分仕方ないだって！？」

しえな「こうなったら世界最強の暗殺者特有の音速移動で一ノ瀬晴をヤるしかない！」ギュンッ

柩「そうはさせませんっ！」

くま『FIREEEE！！』ﾁｭﾄﾞｰﾝ

しえな「ぎゃーー！！」ﾎﾞｶｰﾝ

ドサッ

しえな「何度やっても、くま・・・」ばたり


第四話・『最強伝説よ永遠に』完

しえな「危ないかった」むくり

しえな「世界最強の暗殺者特有の時間操作能力が無ければタイムオーバーだったか」

しえな「フフッ。この能力で乙哉と時間移動して遊んだっけな。7月15日に行ったり」

しえな「よーし、仕切り直しだ！今度こそは暗殺を成功させる！」ふんすっ

柩「そうはさせませんっ！」

くま『FIREEEEE！！』ﾋﾞｨｰｰｯ

しえな「ぎゃーー！！｣ｼﾞｭﾊﾞｯ

ドサッ

しえな「今回も、くま・・・」ばたり


第五話・『時を超えた想い』完

しえな「ハァハァ。今回は危なかったな」むくり

しえな「世界最強の暗殺者特有の死者蘇生呪術が無ければ死んでいた」

しえな「そうだ！毎回毎回桐ヶ谷にヤられてしまうのなら、先に桐ヶ谷を始末すればいいだけじゃないか！」

しえな「さすがはボク！頭脳までもが世界最強だ！」にっこり

しえな「さっそく桐ヶ谷柩をヤってしまおう」

柩「そうはさせませんっ！」

くま『FIREEEEEE！！』ﾊﾞｷﾊﾞｷﾒｷﾊﾞｷｯ

しえな「ぎゃーー！！｣ ﾒｺﾒｺﾒｷｨ

ドサッ

しえな「何度挑んでも、くま・・・」ばたり


第六話・『撲殺テディベア』完

しえな「またしてもか・・・」むくり

しえな「世界最強の暗殺者特有のピンチになれば奇跡が起こる特徴が無ければ即死だったな」

しえな「もうこうなったらターゲットは完全に桐ヶ谷柩に決まりだ！」

しえな「アイツを始末しない事には、ボクの仕事は何もかもが始まらない！」ふんすっ

しえな「よーし、待っていろ桐ヶ谷柩！今この世界最強の暗殺者、剣持しえなが成敗してやるっ！」ダッ

柩「そうはさせませんっ！」

くま『FIREEEEEEE！！』ﾄﾞｼｭ

しえな「甘い！！」サッ

柩「！！？」

しえな「そう何度も何度も喰らうか！覚悟しろっ！！桐ヶ谷柩！！」シュッ

柩「えいっ！」ﾊﾞｷｨ

しえな「ぎゃーー！！｣ ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ！

ドサッ

しえな「な、何故世界最強の暗殺者のボクが・・・桐ヶ谷の攻撃なんかを・・・？」ばたり

柩「こんな事もあろうかと、晴さんは始めから皆さんに熊の形を模したストラップを配っていたんです」

しえな「な、なんだって！？」

しえな「あのストラップ・・・猫じゃなかった、のか・・・」ガクッ

柩「クスッ。僕っ娘キャラかぶりの剣持しえな。ようやく始末出来ましたよ」クスクス


しえな「無念・・・」



最終話・『世界最強の暗殺者、剣持しえな』完