ムスカ「魔法軍人むすか☆マギカ」 (111)

バルスイベント終了後


ムスカ「目がー!目がー!」

ムスカ(私はここで終わってしまうのか……?)

ムスカ(ここまできて終わってしまうのか……?)

ムスカ(否、私は認めない……!)

ムスカ(私はこんな結末など……、)

















ムスカ「認めないぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおっ!!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401101462









ジリリリリリリッ!















ドテッ










???「あいたたた……」

???「またこの夢かぁ……」













イマノオトナニー?

???「ベッドから落ちただけだよ……」

ハヤクシタニオリテキナサーイ

???「はいはい……」

ガチャ


トットットットットットットッ


母親?「また落ちたの?」

???「うん……」

母親?「全く……。この調子じゃ将来が不安だわ……」























「結花」


























結花「はいはい……」

母親「さっさとパン食べて行ってきなさい」

結花「はーい……」ノソノソ

結花「……」ハムハム






















結花(心配されなくても、私は絶対に今度こそ野望を達成させる……。この世界で……!)

見滝原中学校


ガララ

結花「……」スタスタ

さやか「おっはよー、結花!」

まどか「おはよう、結花ちゃん」

結花「おはよう」

結花(見た感じ今日も欠席はいないようだな……)

まどか「どうしたの結花ちゃん?」

結花「今朝、ベッドから落ちちゃって……」

さやか「うわー、少しプクってなってる」サワサワ

結花「ふわっ!?」

さやか「結花は反応が可愛いですなー」

結花「あう……///」

結花(自分で言うのもなんだが、私を知るものが見たら爆笑ものの光景だな……)

まどか「結花ちゃん、大丈夫……?」

結花「うん、今のところ大丈夫。後で保健室でちゃんと診てもらおうと思ってる」

まどか「まだもう少しHRまで時間があるから、今の内に保健室に行っておこうよ」

結花「……わかった」

まどか「さやかちゃん、私結花ちゃんと保健室に行ってくるね」

さやか「なら、HRに遅れないようにねー」

まどか「分かってるよ。ウィヒヒ」

まどか「じゃ、行こっか」

結花「うん」

結花(今日もまた、平凡な当たり障りのない淡々と過ぎていく1日が始まる……)

(と、思っていた……)

(転校生が来るまでは……)

ほむら(もうどのくらいこの1ヶ月を繰り返して来たのだろうか……)

ほむら(どんなに、どんなに、手を回しても必ずマミは死に、さやかは魔女化し、杏子はさやかと共に死に、まどかは契約後魔女化する……)

ほむら(まるで底なし沼に捕まったような気分だわ……)

ほむら(……)

ほむら(けど、私は諦めない。たとえそこが2度と抜け出せない底なし沼と言われていたとしても、私はその沼を抜け出してみせる……)

ほむら(まどか……)

ほむら(あなたとの約束を果たすために……)

ほむら(さて、そろそろ教室に入る時間かしら……)

『先生ー、まどかは保健室に行きましたー』

ほむら(さやか……)

ほむら(……)

ほむら(ほむっ……?)

『怪我でもしたんですか?』

『いやー、朝から結花がタンコブつくったらしくてー』

ほむら(……むすか?)

ほむら(ムスカ!?)

テレビ『私がムスカ大佐だ』

ほむら(ムスカ……?)

ほむら(ほむむ……)

ほむら(まどかがHRの時間に教室にいない時間軸も初めてだけど……)

ほむら(全く知らないクラスメイトがいる時間軸も初めてだわ……)

ほむら(むすか、ね……?)

ほむら(初めて聞いた名前だわ……)

ほむら(少なくとも、先ほどのさやかのセリフか察するにそれなりに親しい仲のようだけど……)

ほむら(まどかに親しい人の中にイレギュラー……)

ほむら(取り敢えず、早急に保健室に行って確かめてこないと……)

『あっ……あぁ……!』ハ

さやか「!?」

早乙女「今の声はっ!?」

ガラッ

ほむら「うっ、心臓が……。うぅ……んっ……!」

早乙女「ほ、保健係は……。て、鹿目さんは今いないじゃない!」

早乙女「と、取り敢えず保健室に私が連れて行って……」

ほむら「さっき保健室の場所を確認してきたので一人で行けます……」

早乙女「でs」

ほむら「一人で行けます」キリッ

早乙女「」

ほむら「では……」スタスタ

少し前の保健室


保健医「はい、……はい、分かりました……」ガチャ

保健医「悪いけど鹿目さん、少し職員室に行かなければならないので咲多さんと一緒にここで待っていて貰えないかしら……?」

まどか「わかりました」

結花「まどかは先に教室に戻ってても……」

まどか「それはできないよ。先生がいないときに何かあったらどうするの?」

保健医「そうですね、鹿目さんは咲多さんに何かあったらすぐに職員室に来てくださいね」

まどか「はい」

結花「ごめんね……」

まどか「友達が困ってるなら助けるのも友達の役目なんだよ?気にしなくていいんだよ?」

結花「ありがとう……」

保健医「じゃ、後は頼むわね」

ガララ、ピシャッ

まどか「何か冷やすもの持ってくるね」

結花「さすがにそこまでは……」

まどか「はい、鏡」

結花「……うわっ」

まどか「ちゃんと冷やしておかないと」

結花「うん……」

まどか「……氷はここだったかな?」

カパッ

ガラガラ

結花(寝起き一発目にトラブルはあったが、今日も『友人』との関係は問題なく良好だ……)

結花(たまに自分がラピュタ王であることすら忘れる程度に充実してる毎日だ……)

結花(ま、完全なるラピュタ王になることを諦める訳では無いのだがな……)

まどか「どうしたの、もしかして痛くなってきた?」

結花「ちょっと考え事してただけだよ」

まどか「少しでも何かあったら言ってね」

結花「うん」

まどか「……」

結花「……」

まどか「……」

結花「……」

まどか「……」

結花「……」

まどか「……」

結花「……」

まどか「先生……、来ないね……」

結花「だね……」

まどか「……」

結花「……」

まどか「……」

結花「……」

まどか「……」

結花「……」

まどか「……」

結花「……」

まどか「……」

結花「……」

まどか「……」

結花「……」

まどか「……ウィヒヒ」

結花「……」クスッ

ガララ

まどか・結花「「!」」

ほむら「……」

まどか(他の学年の人かな……?)

まどか「先生なら今……」






























結花「あなt……、お前は誰だ?」

ほむら「聞き返すようだけど、あなたこそ誰かしら?」
































2日前も入れ忘れていましたが、昨日分はここまでです。

今日も昨日と同じぐらいの時間に更新する予定です。

一応ちゃんとオチは考えてありますので、途中グダることもあるかもしれませんがお手柔らかにお願いします。

結花「おっと、それもそうだ。なら、まずは私から自己紹介させて頂こう」クイッ

ほむら「……」

結花「私の名前は咲多結花。きみと今日から同じ教室で勉学に励むクラスメイトだよ、暁美ほむら」

ほむら「!?」

ほむら(こいつ……、私の名前を知っている……?)

まどか「転校生……?」

結花「あぁ、彼女はついこないだまで入院していたらしくてな」

まどか「へー……」

ほむら「……」

まどか「あ、私の名前は鹿目まどか。よろしくね、暁美さん」

ほむら「ほむらで良いわ……」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「っ!?何かしら?」

まどか「呼んだだけだよウィヒヒ」

ほむら「そう……」

ほむら(この世界のまどかは少しテンションが高いわね……)

ほむら「ところで……、あなたはさも当たり前のように私の事を知っていたみたいだけど、あなたは何者なのかしら?」クルッ

結花「……確認したいのだが」

ほむら「何をかしら?」

結花「きみは本当に暁美ほむらかい?」

ほむら「?」

ほむら「さっきあなたが自分で言ってたじゃない……」ファサッ

結花「そうか……」

結花(と、なると……)クイッ

結花「まどか……」クルッ

まどか「なに?」

結花「彼女はもしかしたら魔法少女かもしれない」

ほむら「なっ!!?」

まどか「そうなの?ほむらちゃん」

ほむら(え、何、何なのこの急展開!?もしかしてまどかはもう契約して……)

ほむら「まどか!あなたはあいつともう契約しているの!?」

まどか「あいつ……?契約……?」

結花「その点なら心配しなくて良い。彼女はまだ『人間』だ」

ほむら「良かった……」ホッ

結花「……どうやらきみは魔法少女のようだね」

ほむら「っ!」

ほむら(こいつ……!)

ほむら「それよりも、私のさっきの質問に答えてくれないかしら!」

結花「落ち着きたまえよ、暁美ほむら。動揺し過ぎだ」

ほむら「くっ……!」

結花「さてと、私が何者かという質問だったかな?」

ほむら「そうよ……」

結花「私の秘密を教えるのはまどか以来……、きみが2人目だ」

まどか「結花ちゃん、言っちゃうの?」

結花「当然だろ?ようやく私の野望を叶える為の鍵を手に入れたのだ、私の素性を明かしたほうがいろいろとやりやすい」

まどか「それはそれで結花ちゃんの決めるところだから、私はいいんだけど……」

結花「ど?」

まどか「さっきはほむらちゃんに動揺し過ぎとか言ってたけど、結花ちゃんは興奮し過ぎだよ。さっきから結花ちゃん、口調が『結花ちゃん』じゃなくなってるし」

結花「え……」

まどか「気づいてなかったの?」

結花「うん……」

まどか「今更戻しても遅いと思うけど」

結花「……」チラッ

ほむら「……」ギロッ

結花「コホンッ、私が何者か……。それはさっきも名乗った通り私の名前は咲多結花」

結花「そして私は……、」










ムスカ「ムスカ大佐だ」











ほむら「……」

結花「……」

まどか「……」

ほむら「……」

結花「……」

まどか「……」

結花「もしかしてラピュタを知らないのか……?」ボソッ

まどか「日本人にしては珍しいよね……」ボソッ

ほむら「……ラピュタぐらい知ってるわ。いや、かなり好きな映画だわ……」

まどか(聞こえてたんだ)

結花「に、しては反応が薄いな」

まどか「普通ならかなり驚くと思うけど」

ほむら「いきなりムスカ大佐とか名乗られて誰が信じると思ってるの!?」

結花「まどかはすぐに信じてくれたのだが……」

ほむら「まどか!?」

まどか「ウィヘ!?」

ガララ

「「「!!」」」

保険医「遅れてごめんなさいねー……」

結花「……」

まどか「……」オロオロ

ほむら「……」

保険医「も、もう頭の方は大丈夫かしら……?」

結花「はい、ある程度良くなったのでもう教室に戻ります……」

まどか「失礼しました……」

ほむら「失礼します」

スタスタ

保険医「……」

保険医「最後の子は誰なのかしら……?」


結花「……」スタスタ

ほむら「待ちなさい」

結花「なに……?」

ほむら「まだ、あなたの正体を聞いてないわ」

結花「信じてくれないの……?」

ほむら「信じられるはずがないじゃ無い!」

まどか「ほむらちゃん!」

結花「落ち着いて……、まどか」

まどか「でも……」

結花「ほむら、どうしても信じてくれないの……?」

ほむら「えぇ……」

結花「なら、信じて貰うしかないようだな」クイッ

ほむら「!」

結花「ついて来い」

まどか「久しぶりのサボりだね!」

ほむら「まどかっ!?」

結花「まどかは戻らないのか?」

まどか「だって、ここまで来たら最後まで見届けたいなぁて、」

結花「そうか」

ほむら(この時間軸のまどかは他のまどかと違ってかなり悪い方に積極的ね……)

結花「では行こうか、暁美ほむら」

ほむら「……まだ行くとは言ってないんだけど」

結花「じゃあ、行かないのか?」

ほむら「行くに決まってるじゃない」

結花「だろうな」

まどか「じゃ、行こっかほむらちゃん!」

ほむら「え、えぇ……」

教室


さやか「二人とも遅いなー……」

さやか「……」

さやか「……何故かハブられた気分」ズーン

病院近く


ほむら「ここがあなたの家かしら……?」

結花「ここに入院していたんだろ?」

ほむら「えぇ」

結花「……そこと、そこと、あそこと、ちょっと下向いてここ」

ほむら「……?」

結花「隠しカメラを仕掛けている箇所だ」

ほむら「はいっ!?」

まどか「私と結花ちゃんで頑張って町中に設置したんだよ!」

ほむら「町中に!?」

結花「何故初対面のきみの事を私が知っていたと思うか?」

ほむら「さあ……」

結花「先日、校長の部屋から拝借した資料にきみが写っていたから調べた。勿論、町中の監視カメラのデータも使ってだ」

ほむら「」

結花「だからさっき、きみが来た時にメガネをかけていなかったり、髪型が違ったりしていたので本人確認をさせて貰った」

ほむら(いくら時を止めれるからといって、迂闊な行動は出来ないわね……)

ほむら「とりあえずあなたが変態だということはわかった」

結花「野望成就の為ならば変態と呼ばれても構わんさ」

まどか「変態な王様……」

結花「……少しカメラの数を減らすか」

ほむら「あら、変態でも構わないんじゃなくて?」

結花「それが過程ならば問題はない。結果として変態と呼ばれるのはさすがの私でも嫌だという事だ」

まどか「わ、私は別に結花ちゃんが変態でも問題ないかなぁて、」

結花「食べちゃうぞ?」

まどか「い、いいよ?」

結花「冗談だよ」

ほむら「……」

ほむら(軽く寝取られた気分だわ……)

結花「まぁ、どうして私がきみのことを知っていたかについては分かってもらえたかね?」

ほむら「えぇ、変態な電波さん」

結花「……その発言は後で謝罪込みで撤回させてもらおうか」

ほむら「あなたが『ムスカ大佐』である証拠を見せてくれるのなら」

まどか「ほむらちゃん……」

結花「いや、彼女の反応は実に正しいものだ。普通ならただの電波さんにしか見えない」

まどか「けど結花ちゃんはムスカ大佐だよ!」

結花「それは紛れもない私が一番よく知っている事だ。だからまどか、ここは少し抑えてくれないか?」チラッ

まどか「え?」

クスクスッ

ヒソヒソ

まどか「あっ///」カアーッ

結花「それと厄介なのも近づいてきてる」

警察官「君たちー、学校はどうしたんだい?」タッタッタッ

ほむら「どうする?」

結花「きみが手を挙げて見ればいいんじゃないのかな?」

ほむら「は?」

まどか「早く早く!」

警察官「動かないでねー」タッタッタッ

ほむら「くっ」バッ

キキーッ!

タクシー運転手「どこまで行けばいいかい、お嬢ちゃん方?」

結花「町工場付近まで」

タクシー運転手「OK……。さ、早く乗りな」

結花「乗った乗った」グイッ

ほむら「ひゃっ!?」

まどか「ほいっ」

結花「よっと」

バタン

警察官「運転手さんー、待ってー!」タッタッタッ

タクシー運転手「悪いが客を目的地まで運ぶのが運転手の役目でね。客以外の人間のお願いは聞けないのさ」

ブロロロロー

警察官「待てー!!」

タクシー運転手「Adios」

ほむら「助かったよ運転手さん」

タクシー運転手「これが俺の仕事だからな」

ほむら「ねぇ……」

結花「なんだ?」

ほむら「ここから工場まではかなり距離があるわよ……。お金持ってるの?」

結花「これぐらいあれば足りるだろ?」ドサッ

諭吉ブラザーズ×100「天は人の上に人を作らず。代わりに紙幣を作った」

ほむら「……あなたは本当に何者なの?」

まどか「だから結花ちゃんはムスカ大佐だよ!」

結花「全く……。まだわからないのか?」

ほむら「電波な金持ちということなら分かったわ」

結花「そう言えるのは今うちだぞ?」

ほむら「そうかしら。なら、もし本当にあなたがムスカ大佐なら全裸で土下座しながら謝ってあげるわ」

まどか「さ、流石にそれは……」

結花「面白い」

まどか「結花ちゃん!?」

ほむら「別に問題ないわ」ファサッ

ほむら「だって私が謝る必要なんてどこにも無いんだから」

結花「そうかそうか……。せいぜい『絶望』しないようにしてくれたまえよ」

ブロロロロー

町工場

ブロロロロー

キキーッ

運転手「着いたぜ」

結花「助かったよ」サッ

諭吉ブラザーズ×10「あなたが我が新たなるマスターか?」

結花「釣りはいらんからな」

運転手「ほう……」

結花「さ、降りるぞ」

ほむら「……」ペコ

結花「ほら、まどかも早く降りるんだ」

まどか「あ、うん」

ガチャ

クルッ

運転手「……?」

まどか「ありがとうございました!」

運転手「……いい子にはお小遣いをあげよう」

諭吉ブラザーズ×6「ただい卍固め!」

まどか「えっ……」

運転手「何の為の料金メーターだと思う?ちゃんと釣りを受け取るのが客の役目だと自覚してもらいたいところだ」

まどか「で、でも……」チラッ

メーター[30720円]

運転手「いいから受け取れ」グイッ

まどか「ひゃっ!」

運転手「またの御贔屓を……」

バタン

ブロロロロー

まどか「行っちゃった……」

ほむら「まどかー?」

まどか「ウィヒ!?」

ほむら「運転手に何かされたの?」

まどか「べ、別になんでもないよ。今行くね!」

ほむら「……?」

まどか「待たせてごめんね?」

結花「……まどか、少し運転手と話していたようだが、何かあったのか?」

まどか「えっと……、はい!」

諭吉ブラザーズ×8「何が言いたいかって?ポルトガル語じゃアメリカ人とは話せかったということだ」

結花「……やっぱりあのタクシーを使うのはやめよう」

まどか「何か前にもあったの?」

結花「色々と、な……」

ほむら「別に今回は損したわけじゃ無いんだし、良いんじゃないかしら」ファサッ

結花「それもそうだな……」

結花(……だが、この町ではQBの次程度に警戒すべき相手だな……)

諭吉増えてるwww

???「結花ー?もう帰ったのかー」

結花「あ、」

???「学校側から何も連絡は無かったが、風邪ひいて早退か?それとも光化学スモッグでも出てるのか?」

結花「いや、あのちょっと……」クイッ

まどか「こんにちは」ペコ

ほむら「こ、こんにちは」ペコリ

???「あぁ……。久しぶりだね、まどかちゃん」

まどか「はい!」

ほむら「あの……、まどか。この人は……?」

まどか「結花ちゃんのお父さんだよ?」

結花父「君は初めて見る顔だね。うちの娘はなかなかわけアレだが、よろしくお願いしますね」

ほむら「は、はい!」

結花「ふふっ……、一応今日この子にはあの事を話して見せる予定なんだけど」

結花父「へぇ……。なら部屋の鍵は外しといてあげるから、中でゆっくり話しておいで」

結花「うん」

結花父「じゃ、私は仕事に戻るから、くれぐれもハメを外し過ぎないように!」

結花「わかってるよ」

結花父「多分、部屋につく頃には解除されてると思うから」

結花「ありがとう」

結花父「じゃ」スタスタ

結花「ん……」

ほむら「あなたの父親も知ってるのかしら?」

結花「勿論。それどころか、彼はきっかけだしね」

ほむら「へ……?」

まどか「そんなことより、立ち話もあれだし中に入ろうよ!」

結花「それもそうだ。細かい話は部屋に行ってからにしよう」スタスタ

まどか「結花ちゃん家久しぶりだなー」タタタッ

ほむら「ちょ、ちょっと待って」トットットットッ

>>65
>>63の諭吉は間違えで正しくは>>65の8枚です。

仕事が入ったのでもう少し投下しようと思ってますが遅れます!

>>63の6枚がミスで>>64の8枚が正しい数です!

研究室

カツーン カツーン


コッコッコッ


バタン



ゴウンゴウン........


パチッ

結花「ようこそ、私の部屋へ」

まどか「お邪魔します」

ほむら「部屋……?」

結花「あぁ、あくまで住んでいる所は別にあるからな。あくまでここは工場内にある作業部屋と言ったところだ」

ほむら(一応ベッドはあるようね……)

まどか「あ!」

ほむら「?」

まどか「ゴリアテ試作72号機だ!」

ゴリアテ72「やあ」

結花「まぁ、ラジコンレベルだがな……。前よりも結構飛べるぞ?」

まどか「そうなんだ!連続で20kmぐらい?」

結花「聞いて驚くなよ」

まどか「……」ゴクリ

結花「47kmだ」

まどか「凄い!フルマラソン中継できるね!」

結花「いや、まだまだ改良が必要だ……」

ゴリアテ「せやな」

キャッキャッウフフフ

ほむら(うわぁ……!あのラジコン、本物のゴリアテみたい……!)キラキラ

ほむら(はっ……!)

ほむら「コホン!」

まどか「!」

結花「おっと、君の存在を忘れていたよ……」

ほむら「……」

結花「そんなに睨まないでくれよ、悪気は無かったんだ」

まどか「ほむらちゃんごめんね?」

ほむら「別に気にしてないわ、まどか」

結花「何故かきみはまどかには甘いね……」

結花「さて、本題に入るとしよう」クイッ

ほむら「……」

結花「……」スタスタ

結花「×××××××」

ピー

ガション

結花「いつ見ても綺麗だ……」

結花「これを見たまえ……」

コトッ

ほむら「……?」

まどか「久しぶりに見たけど本当に綺麗だね……」

結花「当然だ」

ほむら「この石はいったい……?」

結花「見ても気づかないのか……」

結花「これは、」












結花「飛行石だ」










ほむら「……」ポカーン

まどか「ほ、ほむらちゃん……?」

結花「何か少しぐらいは反応したらどうだ?」

ほむら「ぷっ……」

結花「!?」

ほむら「こんな何処かのお土産店に置いてありそうな石が飛行石……?馬鹿にしないで貰えるかしら」ププー

まどか「ちょっとほむらちゃん!」

結花「……他に何か言うことはないか」

ほむら「別に?強いて言うならもうちょっと嘘をつくならマトモな嘘にすれば良かったんじゃない?」

まどか「ほm」モゴモゴ

結花「そうかそうか……」グイ

まどか「んーんー!」

結花「改めて確認する。私がムスカ大佐だという証拠らしきものを見せればいいんだな?」

ほむら「そうよ」

結花「ほう」

ほむら「なに?他にその飛行石(笑)以外に何かあるのかしら」

結花「あるんだよな……、これが」

ほむら「なら早く見せてちょうだい」

結花「……」スッ

ほむら「?」


結花「……」ギュッ

結花「……んっ」

パァァァァ

ほむら「こ、この光はいったい!」

結花「……あっ……、んぅ……………あぁ………」ビクビク

まどか「結花ちゃん……」ハラハラ

結花「さぁ……、私の前にその力を見せよ……。飛行石……!」

ペカァァァァァァァァ

フワッ

結花「……」ギュウゥゥゥウ

ほむら「か、体が……、浮いてる……?」

結花「……これが飛行石の力だ」

フワァァァァァァァ........

パア

ほむら「……」ヘンシン

まどか「!」

カチッ

結花「」

まどか「」

飛行石「」ペカァァァァァァァァ

ほむら「……」ジロジロ

ほむら「私が止めた時間の中でも何故か光の形を変えながら輝いている………」

ほむら「見えない糸とかも特にない……」

ほむら「……」スッ

飛行石「」パァァァァ

ほむら「魔力を感じないわ……。何か別の力が作用してる……?」

ほむら「……」グッ

ほむら「魔力を注入しても反応なし……」

ほむら「……取り敢えず、コイツがムスカ大佐かどうかは別にして、この石には何かありそうね……」

カチッ

まどか「何をしようと……」

ほむら「別になんでも無いわ」ヘンシンカイジョ

結花「……」

ほむら「………まだ、完全では無いけどあなたがムスカ大佐であると認めて上げるわ」

結花「そうか……」

結花(暁美ほむら……。彼女は気づいていないが、彼女の手には微量の飛行石の『光』が付着している……。これは、彼女が1度飛行石にその手で触れている証)

ほむら「何か?」

結花「……いや」

結花(しかし、いつ触れた?恐らくほんの一瞬魔法少女の姿になった後だ。何の為に触れた?魔力が流れるかどうか等の確認の為だろう。では、どうやって触れた?決まってる、それは……)

結花「時を止める……。もしくはそれに類似の何か……」ボソッ

ほむら「っ!?」

結花「どうした?ただの独り言だ」

結花(やはりな……)

ほむら「……」

ほむら(もしかして、私の能力に気づいた……?)

結花「……」ニコッ

ほむら(……やっぱりコイツ相手には不用意に時を止めてはいけないみたいね……)

結花「……さて、それでは謝罪して貰おうかな」

ほむら「何をかしら」

ピッ

『もし本当にあなたがムスカ大佐なら全裸で土下座しながら謝ってあげるわ』

ほむら「」

結花「約束を果たして貰おうか」ニコォ

ほむら「……まだ完全にあなたがムスカ大佐であると、私は信じていないわ」

結花「しかし、それでも完全ではないにしろ、『信じる』事にしたのだろ?」

ほむら「……」ヘンシン

まどか「あ!またほm」

結花「強制浮遊」

カチッ

結花「」

まどか「」

ゴリアテ「」

ほむら「早速時間を止める事になるとはね……」

ほむら「私が迂闊だったとはいえ、流石にここでまどかの前で恥を晒すわけにはいかないわ……」

ほむら「グリーフシードを無駄に濁らせるわけにもいかないし、さっさっとここからはn」

グルン

ゴチン


ほむら「痛っ!?」ジーン

ほむら「あ、あれ……?あ、足が浮いてる!?」

ほむら「くっ、足がそこから離れないっ!」ジタバタ

ほむら「……」

ほむら「ま、まさか……」

飛行石「」ペカー

ほむら「」

カチッ

まどか「uらちゃん……、え!?」

ほむら「なっ!?」

(しまった!!何故か時間停止が終わってる……!)

ほむら「飛行石にあなたが指定した人物を浮かせる力があるなんて聞いてないわよ」

結花「逆に何故私を浮かせるだけの力しか飛行石に無いと判断したのかね?私はまだ飛行石についてほとんど喋ってもいないのだが」

ほむら「だって劇中じゃ……」

結花「しかし、きみが見たのはあくまで『画面の中に映っている飛行石』だ。本物でも無いし、劇中で飛行石について詳細な説明でもあったのかね?」

ほむら「うっ」

結花「……きみは本当はアホっ子かい?」

ほむら「うるさい……」プイッ

結花「まぁ、いいさ。取り敢えず解除してあげよう」スッ

ドテッ

ほむら「アホっ子……」

結花「ん?」

ほむら「……それはあなたじゃなくて?」バッ

ほむら(まだ私は変身を解いてない!もう一度時を止めて……!)

結花「まったく……。一応まどかがこの場にいることを忘れているのか?」

ほむら「ふぇ!?」クルッ

まどか「捕まえた!」ギュッ

結花「お手柄だよ、まどか」

まどか「ティヒヒ///」ギュー

ほむら「ちょっと、離れなさい!ま、まどか///」

ほむら(ま、まどかの匂いが……!)

まどか「そのお願いは聞けないかなぁて」ギチ

結花「さてと、たっぷり謝罪して貰おうかな」ワキワキ

ほむら「はっ!」バッ

結花「たっぷりとな」

ほむら「こ、このっ、変態!」

結花「違うな!これはあくまできみがやると言ったことだ。私はそれを手伝おうとしているだけだ」

まどか「以下同文だよ!」

ほむら「ま、待って!他に、他に別の形で謝るから!どうかこれだけは……!」

結花「……キャンセルしたかったのならば私の部屋に入る前にすべきだったな」スッ

ほむら「あっ……」フルフル












アーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!

―――――――

―――――

―――



ほむら「グスっ……」

まどか「ほ、ほむらちゃん……」オロオロ

結花(まさかマジ泣きするとは……。思った以上に根は弱い方かもしれない……)

結花(これなら多少なりとは話が楽に進めそうだな……)

結花「すまない暁美ほむら。悪気はあった」

まどか「あったんだ!」

ほむら「……」ギロッ

結花「まあ、あれだ。先に提案してきたのきみだ。正直なところ私が謝る理由なんて無いのだが謝った。これで手打ちとしてくれないか?」

ほむら「……そうね」

結花「お詫びと言ってはなんだが、私がきみにきみが『知らないこと』を、つまりはちょっとある事に関しての情報を提供してあげよう」

ほむら「知らないこと?」

結花「きみはただ単に私がムスカであることだけを確認するためにのこのこついて来た訳ではないのだろ?」

ほむら「……」

結花「私がある事についての関係者、もしくはそれについの何かを知ってるかを見極めに来たんだろ?」

ほむら「ええ、そうよ」

結花「そして私はきみを私の計画に組み込むに値する人物かどうかを確認したいが故にきみを誘った」

結花「本当のところは私がムスカであるかどうかなんて話はどうでもいい。ただ単に話を円滑に進めるために前座として必要だったに過ぎん」

ほむら「計画……?」

結花「ああ、そうさ。計画だ。planだ。あまり先にカードを出すのは好きでは無いのだが、それできみが私の計画に組み込まれてくれるのであれば私は喜んできみに私が知っている事を話そう」

ほむら「先に言っておくけど、例えあなたがどんな話をしてもどんな誘いをして来たとしても、私はあなたの計画に組み込まれる気は一切無いわ」

ほむら(魔法少女に関しては私が知らない事なんて、たった1つの事を除いて知らない事なんてないわ……)

結花「そうか。私としては別にそれでも構わないといえば構わないさ。私の駒が1つ増えるか小蠅が一匹増えるかの違いに等しい事だからな」

結花「ただ、私が見る限りではきみは多分私の駒になってくれるだろうがな」

ほむら「……そこまであなたが言い切れる程、私とあなたの間で共通の話題はあったかしら。あなたは私に何の事について話してくれるの……?」

結花「勿論魔法少女の事についてだ」

ほむら「……」

ほむら(……こいつがどこまで魔法少女の事について知ってるかは知らないけど、あんまり期待は出来なさそうね……)

ほむら(恐らく、こいつは魔法少女が魔女化する程度の事までは知ってそうだけど、あれが宇宙人という事までは知らない……。あれは例え遠くからどんなに魔法少女や魔女などを見ていたとしても、実際にあの宇宙人から聞かなければ分からない事だし……)

結花「……私はね、ちょっとこれに関しては賭けに近いことをしている自覚はあるんだ。そう、もしかしたら私がきみに話すことはきみは既に周知のことであって、内心『何を当たり前な事をさぞかし堂々と語っているのかしら』と街頭で演説する議員を見つめるような目で私を見ているような光景が浮かぶんだ」

ほむら「……」

ほむら(恐らくそうなるわね)

結花「だからこそ、今度は私がきみに宣言しよう」

ほむら「?」

結花「もし私の話をきみが聞き、きみが私の計画に組みしないとなれば……、」

結花「私が今まで撮りためてきた秘蔵写真集『まどかちゃんメモリアル』をきみに差し上げよう」

ほむら「なっ!?」

まどか「まだ作ってたの?」

結花「趣味だからね」

ほむら「そんなものが本当に存在するの……?」

結花「まあ、きみの魔法少女に関する知識が私より多かった場合は見れることができるだろうな」

ほむら「早く話しを始めなさい」

結花「急かすなよ。写真は逃げないから」

結花(……あくまで予測の域だったが、きみがボロを出してくれたお陰である程度はきみの願いについては分かったよ……)

結花(さて、きみが幾重にも時間を重ねて手に入れた情報と私が数年間この町でに積み上げて来た情報。どちらの方が真実により近いのかな?)

結花「……少し喉が乾いたな」

ほむら「それよりも早く……」

まどか「お茶にする?結花ちゃん」

結花「まどか、どこにお茶が置いてあるかは分かるかい?」

まどか「右隣の部屋かな?」

結花「ああ、そこから適当に菓子も持って行って暁美ほむらと一緒にお茶でもしといてくれ。私は資料をコピーしてくる」

まどか「結花ちゃんは濃いめのが良かったんだっけ?」

結花「そうそう、よろしく頼むよ」

まどか「任せて!」

ほむら「私も手伝うわ……」ガタッ

結花「……湯呑は割らないでくれよ?」

ほむら「まるで私がドジっ娘属性をもってるかのような言い方ね」

結花「いや、お気に入りの湯呑なんでね。先に釘を刺しておいただけだ」

ほむら「あっそ」

ほむら(割ってやろうかしら)

結花「割ったらさっきの土下座写真はばら撒くからな」

ほむら「」

結花「頼んだよ」

10分後

まどか「それでね……、」

ほむら(……この世界のまどかはかなり行動的なようね。別の方向で)

まどか「そしたら、その後にライターが爆発して周りの草花が少し焦げちゃったの!」

ほむら「……」

ほむら(男子高校生みたいな事しかしてない……)

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「?」

まどか「その、私の話つまんなかったかな……?」

ほむら「そ、そんなことは無いわ。ちょっと疲れれて……」

まどか「大丈夫?」

ほむら「咲多結花から話を聞く分には問題ないわ」

まどか「何かあったら言ってね」

ほむら「ええ」



ガチャ



結花「2人はもう打ち解けられてるようだな」

ほむら「立ち聞き?」

結花「いや、意外と壁が薄いもんでね。結構聞こえるものなのさ」

ドサッ

結花「全く、少しはコピーを持ってくる者の気持ちも考えて欲しいものだ……」

まどか「結花ちゃん、この資料は何なの?不思議な物がいっぱい写ってる写真のようだけれど……」

結花「こないだまどかに話した魔女の話しに出てくる魔女たちだ」

ほむら(私が見たことの無い魔女しかいない……)

結花「これは過去3年分の見滝原町とその周辺地域に現れた魔女をカメラで撮ったものだ」

ほむら「!?」

結花「確かにキミは魔法少女関連についてはかなり詳しいようだが、私だってそれなりには調べ続けているんだ」

ほむら「……」

結花「魔法少女の資料を持ってくるから2人眺めておくといい」スタスタ




まどか「ねーねーほむらちゃん!この魔女さん顔がブルドッグみたいだよ」

ほむら「そうね……」

ほむら(……大丈夫。私の今まで培ってきたものはあいつには負けない……!)

まどか「2年前までの写真はブレが多い……、よね?」

ほむら「この時期に監視カメラは付けてた?」

まどか「ううん。まだこの時は結花ちゃんそこまでお金持って無かったから監視カメラなんてとてもじゃないけど買えなかったよ」

ほむら「……直接?」

まどか「まさか……、」

ほむら「ね……」

ドサッ

結花「2年前では魔法少女に気づかれないように付いて行って撮ってきたよ」

まどか「結花ちゃん無理しすぎ!」

結花「真理を知るためには代償がいるものさ。私はまだ払わずに済んでるけどね」チラッ

ほむら「……」

まどか「で、この資料は?」

結花「私が集めた魔法少女に関してのデータだ」

ほむら「結構分厚いわね……」

資料<モリッ

結花「まぁ、大半はそこに至るまでの過程の話とかそんなもんだから読み飛ばしてくれ」

ほむら「……」スッ

結花「まどかのはそれだ」

まどか「あ、うん」

結花「じゃあ資料を見ながら私が知る限りの魔法少女の話をしようじゃないか」

ほむら「……」

まどか「……」ゴクリ

結花「……まず、魔法少女とはQBと呼ばれる珍妙な宇宙人と契約した少女たちの事を指し、魔女とは彼らが戦う敵であり魔法少女のエネルギー源でありそして将来の姿である」

まどか「良く分からないけどアニメのような可愛いものじゃ無さそうだね……」

結花「簡単な説明だったけど、だいたいはこの認識で間違えはないか?」

ほむら「ええ……」

結花「さて、今度はまどかにも分かるように説明していこう。資料の1枚目をめくってくれ」

まどか「……女の子の写真?」パラッ

ほむら「見ない制服ね……」

結花「彼女は私が最初に見つけた魔法少女だ。名前は明日家、3年前の時点で中学2年生。私達と同じ街に住んでるが学区が違うため少し離れた中学校に通っていた」

ほむら「待って、でも町内でこんな制服の子を見たことが無いわ」

結花「……はぁ、」

ほむら「何よ」

結花「きみは私にすぐ情報提供したがる癖があるようだね……」

ほむら「……何の話」

結花「まぁ、きみが気づいて無いならいいさ」

ほむら「……」ムッ

結花「きみは知らないの当然。何故なら1年前にその学校は制服が新しいデザインに変わったんだ。だからきみがこの制服を見たことが無くて当たり前だ。誰も着ていないのだから」

まどか「全然気づかなかったよ……」

結花「まどかは少しこの子がいた校区からは離れた所に住んでるから気づかないのは当然だ」

ほむら「で、この明日家という少女は最後どうなったの?」

まどか「え?」

結花「まぁ、お察しの通り彼女はもういないよ」

ほむら「でしょうね……」

まどか「もしかして……、」

結花「うん」

まどか「死んじゃったの……?」

結花「ああ、最終的に見れば彼女は死んださ」

ほむら「魔女化したのね……」

結花「そう」

まどか「魔女化て……」

結花「まどか、資料の2枚目を見てくれ」

まどか「あ、うん」ペラッ

まどか「これは……」

結花「こないだ見せた魔女に似てるだろ?」

まどか「うん……」

結花「彼女は、この写真の奴になったんだ」

まどか「……なんで」

結花「魔法少女とはそういう仕組みなのさ」

まどか「仕組み……?」

結花「原子力発電は知ってるだろ?」

まどか「うん、ニュースとかで聞いたことあるよ」

結花「魔法少女をウラン……。発電に必要となる素材とするなら魔女は汚染廃棄物だ」

まどか「……!」

結花「魔法少女(ウラン)は願い(電気)を叶え(作り)そして絶望(放射線)をまき散らす魔女(汚染廃棄物)になるって訳だ」

まどか「そんな……」

結花「アニメとかでは異世界や宇宙から敵がきたりするが、私たちの場合は自分たちが主人公であり、そして同時に敵になる」

ほむら「……」

結花「ま、別に私は魔法少女たちを哀れとは思わないし、同情もしないけどな」

ほむら(……)

まどか「でも、可愛そうだよ……」

結花「目の前の甘い餌を罠かどうかもろくに確認もせず食べてしまうような愚かな者でもか?」

まどか「罠?」

結花「ああ、願いを叶えてやるという罠だ」

結花「原子力発電は知ってるだろ?」

まどか「うん、ニュースとかで聞いたことあるよ」

結花「魔法少女をウラン……。発電に必要となる素材とするなら魔女は汚染廃棄物だ」

まどか「……!」

結花「魔法少女(ウラン)は願い(電気)を叶え(作り)そして絶望(放射線)をまき散らす魔女(汚染廃棄物)になるって訳だ」

まどか「そんな……」

結花「アニメとかでは異世界や宇宙から敵がきたりするが、私たちの場合は自分たちが主人公であり、そして同時に敵になる」

ほむら「……」

結花「ま、別に私は魔法少女たちを哀れとは思わないし、同情もしないけどな」

ほむら(……)

まどか「でも、可愛そうだよ……」

結花「目の前の甘い餌を罠かどうかもろくに確認もせず食べてしまうような愚かな者でもか?」

まどか「罠?」

結花「ああ、願いを叶えてやるという罠だ」

結花「原子力発電は知ってるだろ?」

まどか「うん、ニュースとかで聞いたことあるよ」

結花「魔法少女をウラン……。発電に必要となる素材とするなら魔女は汚染廃棄物だ」

まどか「……!」

結花「魔法少女(ウラン)は願い(電気)を叶え(作り)そして絶望(放射線)をまき散らす魔女(汚染廃棄物)になるって訳だ」

まどか「そんな……」

結花「アニメとかでは異世界や宇宙から敵がきたりするが、私たちの場合は自分たちが主人公であり、そして同時に敵になる」

ほむら「……」

結花「ま、別に私は魔法少女たちを哀れとは思わないし、同情もしないけどな」

ほむら(……)

まどか「でも、可愛そうだよ……」

結花「目の前の甘い餌を罠かどうかもろくに確認もせず食べてしまうような愚かな者でもか?」

まどか「罠?」

結花「ああ、願いを叶えてやるという罠だ」

うっかり連打し過ぎ連投してしましたが、お気になさらず

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