とある公園――
姉「前方、敵影なし」キョロ
妹「ただいまの時刻、午後23時。実況の解説は、妹でお送りします」
姉「後方、異常なし」キョロ
妹「ゲームのルールは分かっていますよね?」
姉「うむ」
妹「お姉が、姉友さんにイかされればゲームオーバーです」
姉「その自体だけは避けたい」
妹「ところで、なんで私夜中に叩き起こされてこんなバカみたいなことに参加しなくちゃいけないんですか?」
姉「妹おおお、ばかこくでねえ……姉ちゃんの貞操がかかってるべえよ?!」
妹「なぜ、いきなりイモ臭いしゃべり方に」
姉「いいから、良い子だから、助けて」
妹「それはできません。姉友さんには正確なジャッジをと申し付けられてますし」
姉「どっちの味方なんだよおおお……」
妹「それは、まあお姉が姉友さんの双頭でぃるどを喜んで咥えている所など、正直見たくないですが」
姉「ひい!? そんな可愛い顔で言っちゃダメ!」
妹「姉友さん、どこまで本気なんでしょうか」
姉「さあ……」
妹「でも、お姉こそなんで普通に断らないんですか」
姉「断らなかったんじゃないの……断れなかったの」
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注意書き忘れてました。
百合、エロ、唐突に終わることもある、書きためなしです。
妹「お姉ちゃんが怖い」とか妹「お姉ちゃんが帰ってきた」とかが過去作です。
読んでる人は分かると思うけど、1は非常に飽きやすいのであしからず。
姉「そう、あれは……昨日のことさ」
以下、回想――
姉友『あの……』
姉『え……』
姉友『姉にずっと言えなかったこと、あって……』
姉『……なに?』
姉友『先月、姉が踏んづけた私の家のお花……』
姉『あ、あれ……ホントにごめんね』
姉友『滅多に手に入らない品種で、2年くらいお花屋さんに通って通って通い通してやっと手に入れたものだったの……』
姉『ほ、ホント……ご、ごめ』
姉友『謝ってもね、お花は戻ってこないの……』
姉『サー! ごもっともで!』
姉友『でもね、帰らぬ花をいつまでも偲んでもしょうがない……とも思う』
姉『わ、私に何かできることはありますか?』
姉友『あるよ……たくさん』
姉『な、なにかな?』
姉友『その大きな胸を揉ませて……あと、この玩具使わせて』
姉『わーお……R指定! 見せられたものじゃないよ!』
姉友『……』
ぶるるん!
姉『振るな振るな! 他の人に見られたらどうすんのさ!』
姉友『いい……?』
姉『……』ブンブン
姉友『……ああ、私のカリグラ……どうして、すぐ踏まれてしまうの……』
姉『だ、だって……』
姉友『じゃあ、一つ条件をつけるから……』
姉『条件……?』
姉友『うん……鬼ごっこしよ』
回想終了――
姉「というわけさ」
妹「お姉の分が悪いことだけは分かりました。あと、イチャイチャするなら、二人だけでしてください、マジで」
姉「いちゃいちゃとかじゃないよ、これ! もう、SMの領域だよ……そして、私にはそんな趣味がない」
妹「姉友さんのこと嫌いなんですか?」
姉「そ、そういうわけじゃないけどさ」
妹「めんどくさいですね。さっさと貫通されて、ゴーホームしてください。さて……そう言っているうちに来ましたよ」
姉「……ひい」
ザッザッ――
姉友「こんばんわ……」
妹「ただいま、午後23時05分を回りました。少し遅れて、姉友さんも位置に着きます。姉友さん、調子はどうですか?」
姉友「夜風が気持ちい……体調は万全……」
ブルンブルン!
姉友「ひいい……」
妹「えー、ここで選手の紹介です。姉友さん、お姉のクラスメイトです。非常に線の細い感じの方です。体力勝負になると思いますが、そこをどう切り抜けるのか。何か作戦があるのか、その辺りが見所でしょうか」
妹「続いて、お姉。おっぱいが大きい以外は取り柄がないです。以上、選手の紹介でした!」
姉友「じゃあ……はじめよっか……」
姉「ちなみに、どこまでも逃げていいの?」
姉友「なんでもいいよ……」
妹「あんまり遠くに行かれると、私の体力が心配ですが、なるべく着いていけるように頑張ります」
姉友「ありがとう……」
妹「では、姉友さんが30秒数えて、お姉はその間に全力で逃げてください」
姉「……ういっす」
妹「では、よーい、始め!」
姉友「1、2、3……」
姉「ふんぬ!」
ダダダダ――!
妹「さあ、お姉が今力の限り公園の大地を踏みしめて……おおっと!?」
姉「……ふがッ!?」ズルンッ
ドテッ――!
姉「あいたッ……」
妹「お約束です! お姉が初っ端からお約束を披露しました! どうですか、姉友さん?」
姉友「10、11、最高……13、14……」
妹「とのことです!」
姉「うわわ……やばいやばい」
ダダダ――
妹「では、私もお姉と共に行くことにします」
今日はここまでです
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