北条加蓮「私、北条神拳の伝承者なんだよ」 (43)
・モバマスの北斗の拳パロディのようなSSです
・北斗の拳の技を使いますが誰も死にません
・ただしAC北斗の拳要素を少し含みます
・キャラ崩壊注意
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400649531
P「え、なに?北条神拳?」
加蓮「今までPさんには隠してきたけど、私は二千年受け継がれし一子相伝の暗殺拳、北条神拳の正当伝承者なんだ」
P「事務所に来て開口一番に何を言っているんだ……?」
加蓮「Pさん、信じてない?」
P「そりゃいきなりそんなこと言われてもな……」
加蓮「それじゃあPさん、最近調子の悪い身体の部位はない?」
P「悪い身体の部位? うーん……ああ、最近四十肩で肩が上がらないんだよ」
加蓮「肩ね、じゃあちょっとじっとしてて」スッ
P「え、何その構え『ホワタァ!』ひでぶ!?」
加蓮「どう?」
P「どうって……うん? おお!肩が軽く上がる!」
加蓮「今、Pさんの肩のある秘孔を突いたんだよ」
P「秘孔?」
加蓮「正しくは経絡秘孔って言って、人体に708個あってね、正確に突かれると身体が捻じれて死んじゃう秘孔もあるんだよ」
P「何それ恐い」
加蓮「どうPさん、信じてくれた?」
P「お、おう……そういえば凛と奈緒はこのことを知っているのか?」
加蓮「リンとナッオ?」
P「イントネーションが変だぞ」
加蓮「……凛と奈緒にはユニットを組んですぐに教えていて、今ではたまにさっきのPさんみたいに秘孔を突いてあげたりしてるんだよ」
P「マジかよ……じゃあなんで俺には今まで教えてくれなかったんだ?」
加蓮「だってPさんって口が軽い上にちょっとぬけてるとこがあるから、すぐにこのことが広まっちゃうかなって。でもいつか教えようと思ってたからCDデビューを期にしたんだよ」
P「広まったらまずいのか?」
加蓮「もしかしたら……ね」
P「どうまずいんだ?」
加蓮「えっと…」
ガチャッ
南条光「アタシ、参上!」
加蓮「あ、他の娘がきちゃったからまた後で……」
P「おう。……光、おはよう」
光「あぁおはよう! あ、そうだプロデューサー。次にアタシが一日オフなのっていつだっけ?」
P「えっと……光のスケジュール表はこの棚の上の方に……あった」
光「あれ? プロデューサー、今普通に棚に手を伸ばして取ったけど、四十肩で腕が上がらないって言ってなかったっけ?」
P「あぁ、さっき加蓮に治してもらったんだ」
光「治してもらった? どうやって?」
P「こう、この辺の秘孔を……」
加蓮「あ、ちょっとPさん!」
光「秘孔……?」
P「すまんつい……えっと、光。秘孔ってのは足つぼマッサージみたいなもんで……」
光「……もしかして加蓮が北条神拳の伝承者か!?」
P「!?」
加蓮「それを知っているってことは……」
光「ああ、アタシは南条聖拳の伝承者だ」
P「南条聖拳……?」
加蓮「北条神拳を陰とするなら、南条聖拳は陽の拳法……つまり北条神拳と相反する拳法なんだよ」
光「まさかこの事務所に二つの拳法の伝承者が揃っていたなんて…」
P「一人いた時点でびっくりだよ」
P「ちなみにそれを誰かに教えたことは?」
光「ない!今までずっと封印してきたから」
P「意外だな、光は隠し事とかしないタイプだと思っていたんだが」
光「だって…」
加蓮「南条聖拳は基本的に外部から突き入れて相手を破壊することに特化した拳法なんだよ」
P「何それ恐い」
光「だろ? こんな力を持っていても、ただむなしいだけだ……アタシが欲しかったものはただ一つ、誰かを助ける力なんだよ……」
P「なるほどなぁ……」
光「あ、でもアイドル活動に役立ちそうなのもあるよ」
P「え、どんなのだ?」
光「鳳凰呼闘塊天!」
P「!?」
光「♪~」シュババババ
P「うわ、すっげえ素早くサンバしてる!」
加蓮「(正直不気味)」
光「鳳凰呼闘塊天は自分のスピードを上げる奥義なんだ。これを使えば素早いダンスが可能に……!」
加蓮「いや、使わない方がいいと思う」
P「俺もそう思う」
光「くっ……CLOCK UPダンスショーの夢は潰えたか……」
P「そういえば加蓮、さっき『広まったらまずい』って言ってたが、南条聖拳の伝承者にバレることがまずかったのか?」
加蓮「まあそうかな……」
P「じゃあもう安心だな。光は争いを好むタイプじゃないし」
加蓮「いや、まだ分からないよ」
P「え?」
光「一子相伝の北条神拳と違って、南条聖拳は色んな流派があるんだ」
P「(暗殺拳法修得者がごろごろいるアイドル事務所ってなんだよ)」
加蓮「それに……北斗の現れるところ乱あり」
光「まだ闘わないと決まったわけじゃない」
P「絶対やるなよ!?」
南条ちゃんは高校生までを呼び捨てで呼んでいるイメージなので、加蓮を呼び捨てにしていますが、実際年上にどう敬語を使うのかは分かりません。
参考が少なすぎました
あときらりは出ません
後日
光「おはようプロデューサー!今日はアタシをライダーの映画を観に連れて行ってくれるんだよな?」
P「あぁ、『次の光のオフの日に』って決めていたからな。今回のは俺も観たいし……」
光「やったぁ!」
ガチャッ
加蓮「おはようPさん!今日は私の買い物に付き合ってくれるんだよね?」
P「ん?」 光「え?」
加蓮「CDデビューのご褒美ってことで先月、『加蓮の次のオフの日に』って約束したよ!」
P「あっ……。(光と加蓮のオフの日が被っていたのか……)」
光「待て加蓮、アタシも『次のオフの日に』ってことでプロデューサーと予定を入れているんだ」
加蓮「なるほどね……やっぱりPさんちょっと抜けてるとこあるよね」
P「すまん加蓮、買い物はまたの機会に……」
加蓮「今日を逃したら次はいつになるか分からないって言ってたじゃん!」
P「そうだった……じゃ、じゃあ、光、映画はまた今度……」
光「今週が上映最終週だって言ってたじゃないか!」
P「あぁそうだった!ええと……じゃあ……」
光「拳で決めるしかないみたいだな……」
P「なんでそうなる!?」
加蓮「これも運命かな。仕方がないね……かかっておいで」
P「加蓮まで!?」
光「果たしてこのアタシを倒すことが出来るかな?」
「南条爆星破!」『闘剄呼法!』「イァ!」『北条破流掌!』「ぐっ……」『行くよ!行くよ!』『激流に身を任せ同化する……』『ハァ!天翔百裂拳!』『覚悟!』
「……フッ!」『北条酔舞撃!』『ハァ!天翔百裂拳!』『ハァァ!北条有情断迅拳!』
南条「ぐっ……病んでいたといえ北条神拳の伝承者!甘く見過ぎてたか……」
加蓮「安心して、まだ秘孔を突ききってはいないから」
南条「なら……アタシはまだ負けていない!」
P「もういい、そこまでだ!正直何が起こっているのか分からんが、光の方がやられているのはわかった!」
光「プロデューサー……アタシは例え相手が格上でも諦めるつもりはない。退かない!媚びない!省みない!ヒーローに逃走はないんだ!」
加蓮「激流では勝てない……」
光「うおぉぉ!極星十字拳!」
加蓮「甘いよ……殺活孔!ハァー!」
P「光が吹っ飛んだ!?」
ガチャッ
佐藤心「おっはよー♪『あ、ぶつかる!』えっな」 どんがらがっしゃーん
P「二人とも大丈夫か!?」
光「アタシは大丈夫……」
心「もぉなんなの~?」
P「よかった、無事か」
加蓮「ごめん、やりすぎた」
光「自らが望んで選んだ道、後悔はないよ……けど心さんは……あ、心さん鼻血出てる」
心「あ、ほんとだ……鼻血……血……」
P「あ、ティッシュ取ってく『痛いよ』……心?」
心「ちょーーいたいよーーー!」
P「!?」
心「ちょー!」バシーン
光「ぶべら!?」
心「いたい!」バシーン
加蓮「たわば!?」
心「よーーー!」バシーン
P「ひでぶ!?」
心「またやっちゃった……はぁと、血を見ちゃうとちょっとワイルドになっちゃうの」
P「女の心変わりは……恐ろしいものだ……な」ガクッ
後日
篠原礼「実は私は南条水鳥拳の伝承者で、十時愛梨は私の妹なの」
P「お前らのようなアイドルがいるか!!」
くぅ?疲れましたw これにて完結です!
実は、AC北斗したらジョインジョイントキィされたのが始まりでした
本当はアイドルを暴力系キャラにしたくなかったのですが←
台パンを無駄にするわけには行かないので北斗のネタで挑んでみた所存ですw
以下、北斗兄弟達のみんなへのメッセジをどぞ
トキ「>∩(・ω・)∩<」
ラオウ「ここまでか……」
ケンシロウ「済まぬ……北斗の先人たちよ……」
では、
ジャギィ「お前らぁ!俺の名を言ってみろ!」
終
トキ「って、なぜジャギィが!?改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
終わりです(震え声)
どこかで
P「ところでどうしてそんな拳法があるのに病弱だったり身長が低かったりするんだ?」
加蓮「ちょっと死の灰を浴びてね……」
P「!?」
光「弟と喧嘩してたら小さくなる秘孔押された」
P「それは嘘だろ」
というネタを挟む予定でしたが忘れてました
素でジャギをジャギィ間違えました
システム音、ウィーン!ジャギィ!だったんで定着しちゃいました
上条神拳ってなんです?ヒットバックがない小パン連打みたいな?
輝子「ヒャッハー茸は友達だぁー!」
杏「息をするのもめんどくさい」
楓「このイカれた時代にようこそようこ。ふふふっ」
このSSまとめへのコメント
ジャッカル!