京太郎「ちくしょう!俺、何やってんだろ」 (22)

初SSなので生暖かい目で見守っていただきたいです。
文才、無いのでその辺は脳内補完で補ってくださいw
リアクションがあると凄く嬉しいかも。
予選と全国大会の間あたりです。

須加清澄16歳、彼には悩みがあった……
いや、彼くらいの年齢ならば悩みの一つ二つを抱えているなんて至極当然のこと。

咲「京ちゃーん、どうしたの?」

京太郎「おっおう、なんでもない」

咲「もう、ぼーっとしてたらダメだよ」

彼女がニコッと笑った時、京太郎の心はズキンと痛んだ。

京太郎「悪いな咲、それで先輩達と和と優希はどうした?」

咲「それがね、竹井先輩は生徒会の用事で染谷先輩は家の手伝いで来れないから部活はお休みだって」

京太郎「わざわざ伝えに来てくれたのか、ありがとな」

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のっけから名前間違っとるぞ
須加清澄てヲイ

京豚が調子に乗るからこういうことになるのです

>>3ごめんなさい
須加京太郎です。

>>4
そのとおりですね。

みなさんありがとうございます。
不慣れな所が有りますが誤字など無いように頑張ります。

咲「ううん、ほら早く帰ろっ」

京太郎「そうだな」

二人は旧校舎を出て帰路に着く。
その光景は仲睦まじいカップルの様にも見える。
しかし奇妙な点が一つ。
二人は一言も会話をしていない。

そんな沈黙の中…
咲「京ちゃんと二人っきりで帰るのって久しぶりだよね?」

京太郎「中学生の時以来だな」

咲「なんだか懐かしいなぁ」

京太郎「お前、変わったよな」

咲「そんな事ないよ」

京太郎「ハハッだよな、高校生にもなって迷子になってんだから、なんにも変わってないな」

咲「むぅ、私だって少しは成長してるんだよっ」

京太郎「あぁそうだな」

京太郎は咲の頭に手を伸ばし軽くポンポンと撫でた。

咲「京ちゃんは何時も私のこと子供扱いするんだから」

京太郎「ほらっお姫様、分かれ道だぞ、なんなら一緒に家まで行ってやろうか?」

咲「大丈夫だもん、京ちゃんがいなくても一人で帰れる」

京太郎「分かった、じゃぁまた明日な」

咲「またね京ちゃん」

京太郎(咲は変わったよ、前までは何処か殻に閉じこもっているような感じがした。
だけど今は違う自分の特技を存分に発揮している。
それに友達だって居る。
もう俺がそばにいてやらなくても大丈夫なんだ。)

そんなことを考えながら歩いてあたらいつも間にか家の前までついていた。
彼は家に着くと直ぐにpcの電源を入れネトマを始める。

京太郎「よし!今日の目標は満貫以上で和了する事だな」

京太郎はマウスに手をかけてカチカチと音を鳴らす。
パソコンと悪戦苦闘している間にすっかり夜になっていた。

京太郎「今日はここまでかな」

半荘戦を4回。
彼がコンテンパンにやられたのは言うまでも無い。
京太郎は胸にこみ上げてくる焦燥感を抑えながら考えていた。
努力をすればするほどはっきり分かる自分の無力さ……

京太郎は寝た。
寝れば忘れられると思ったのだ。
しかしそんなやり方長くは続くはずがない。
彼の心の中に溜まったモヤはどんどん彼を蝕み谷底に突き落としていく。

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