──『魔王城』
侍「……」
侍「……今」
侍「自分の前に広がっているのは、これまた面妖な景色だ」
侍「夜を彷彿とされるような、真っ黒い座椅子。朱で眼が痛うなる床」
侍「ここは、まるで……まだ見ぬ異国のようだな」
魔物「左様、ここは異国も異国。魔界の国でございます」
侍「!」
侍「おぬしもまた……」
侍 (面妖な…)
魔物「申し遅れました」
魔物「私の事は…そうですね、あなた様の『従者』とでもお呼び下さいませ」
侍「では従者よ。ここは何処だ」
従者「先程も申した通り、ここはあなたの治める国、魔界にございます」
侍「魔界……」
侍「……」
侍「駄目だ、分からぬ」
従者「でしたら、一つ一つ……思い出してみては?」
侍「一つ一つ…?」
従者「はい」
侍「そうか」
侍 (実は、先程より気が狂いそうではあるが)
侍 (励むほかないだろう)
侍「そう……まず自分は……」
性別 >>2
名前>>4
性格 >>6
また明日見に来ます
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女
閃姫
残虐非道
閃姫……。
良い名前ですね! 残虐非道ですけどね。
確かに女性のお侍様は普通居ないです。なので、坂本龍馬の姉の乙女のように、武芸に明るい女性、という事にしておいてください。
表記では 侍→閃姫 とします。
次に『従者』の容姿等も決めていきますかね。
性別>>10
種族>>12
性格>>14
また夜に来ます。
スライム
竜人
冷静で主思いだけど毒舌家
どうも。生意気ですがトリップなるものをつけてみました。
そうですね、性別は再安価という処置を取らせて頂きます。これからも、明らかに悪質である書き込みや、意味が通らないものはこのような処置を取ります。
では、従者の性別 >>18
女
閃姫「……」
従者「思い出せましたか、魔王様」
閃姫「いや、私は、物事を忘れるような事は滅多に無い」
閃姫「ここに来る前のことは、しかと覚えている」
閃姫「だが…」
従者「ですが?」
閃姫「ここに、『如何にして来た』…『何時来た』…『何故来た』かが、分からぬ」
従者「それは…」
閃姫「それは?」
従者「私もお応え出来ません」
閃姫「なんと…」
従者「……」
──従者「今宵……恐るべき魔力を携えて、新たな魔王がやって来る」
従者「私はただ、そうお告げで聞いたので、あなた様にお仕えしようと思った次第です」
閃姫「うーん」
閃姫「やはり、分からぬ」
従者「?」
閃姫「その魔王、というものを私は知らない。教えてくれ、従者よ」
従者「そうですね…」ウーン
従者「一先ずは、この城の主のこと、とだけ思って下さい」
閃姫「……城?」クビカシゲ
従者「ええ」
従者「ここは何千年もの悠久の時間…忘れ去られていた、城です」
閃姫「……」
閃姫「この城の、主…?」
従者「はい」
閃姫「待て、従者よ。私らの他に、誰も居ないのか」
従者「勿論ですよ、魔王様」
従者「長らくこの城には、私しか住んで居ませんでしたから」
閃姫「それでは、私は王と呼べないじゃないか」
従者「いえ、ゼロから始めれば良いのです」
閃姫「ぜ、ゼロ…?」
従者「そう、ゼロです」
閃姫「それはどういう…?」
従者「説明致します」
閃姫「頼む」
従者「まず、あなた様が現状すべきことは、3つあります」
閃姫「うむ」
従者「一つ目は『城のお掃除』です。埃があちこちにあるので、念入りにお願いします」
従者「これは、この城の見回りも兼ねてやってもらいます」
従者「変なのが紛れ込んでたりしますからね」
閃姫「掃除か、苦手だ……」
閃姫「いや、それよりも、変なのとは」
従者「また後で」
閃姫「分かった」コクン
従者「二つ目は『勉強』です。魔王について、私が授業します」
閃姫「勉学か…」
閃姫 (算盤でないのなら、良いだろう。私はあれが嫌いだ)
従者「はい。そして三つ目は…」
閃姫「うむ」
従者「『魔物の召還』です。今の魔王様の魔力ですと、今日だけで二匹は喚べますね」
閃姫「ま、魔物?」
従者「はい」
従者「これでやることの説明は以上ですが、何か質問は?」
閃姫「それでは、宜しいか」
従者「はい、魔王様」
閃姫「これはずっと、言えずにいたことなのだが……」
従者「?」
閃姫「コホンッ」
──閃姫「……私は、ちゃんともといた場所に帰れる…よな?」
従者「……」
閃姫「教えてくれ」
従者「……そうですね」
従者「『仕事』が粗方終わったのなら、きっと帰れるでしょう」
閃姫「その言葉、信じても?」
従者「ええ、確実です」
閃姫 (ふむ、一応信じてみるかな。怪しさ満載だがな)
閃姫「……分かった、質問は以上だ」
閃姫 (今はこいつに従うのが一番利口だろう)
従者「はい」
従者「でしたら、まずは何をやるか決めましょう。今は一刻も早く、魔王城を復活させるのが目標です!」
閃姫「ふむ、どうしようか」
【選択肢】
1. 城のお掃除
2. 勉学
3. 魔物の召還
↓2 番号よりお選びください。>>1は、夜にもう一度来ます。
3で召喚して掃除させるとかアリなのだろうか
ちょっと休憩時間に書き込み。
>>23 有りですよ。
むしろ、そういう意図で選択肢に入れてみたのですがね。
閃姫「今の私はこの地において、右も左も分からぬ赤子同然…」
閃姫「『勉学』を所望しよう」
従者「なるほど。では──
──パチンッ
閃姫「!」
従者の中指と親指から飛び出た破裂音。
所謂、指パッチンの音が響いた時、閃姫は周りの景色の変化に驚いた。
閃姫「今のは?」
従者「ちょっとした魔法にございます」
従者「今ので、私達は『教室』に移動してきました」
閃姫が改めてよく見渡せば、木製の落ち着いた色合いの机、座椅子などが備え付けられた、
少し洒落た西洋風の部屋に来たようだと、閃姫は思った。
従者「それでは、授業を始めましょうか」
閃姫「従者よ、その…大きなものは一体……」
従者「黒板です」
閃姫「コクバン? それはどういう物だ」
従者「文字を書き記し、生徒が授業内容を解しやすいようにする物です」
閃姫「ほう、塗板のような物か」
従者「では、始めても?」
閃姫「ああ、続けてくれ」
従者「はい、では…」
従者 (と、何から教えたものか……)
【選択肢】(勉学で教える物は一回につき一つとなります)
1. 魔王城の歴史
2. 魔王城の各部屋の説明
3. 魔王城の外、魔界の各村について
4. 人間界について
↓2 番号よりお選びください。
祭壇
魔法研究室
魔物のトレーニングルーム
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