【安価】穂乃果「年功序列を守りましょう!」 (157)
穂乃果「穂乃果、面白そうなコト考えちゃいました!」
にこ「どうせ、またろくでもないこと考えついたんでしょ?」
真姫「暑い中コートとマスクにサングラスにこちゃんに言われたくないけど」カミノケクルクル
にこ「どういう意味よ!?」
絵里「それで、面白いコトってどんなコト?」
希「んふふ、エリチも変わったね」クスクス
ことり「確かに、最初の頃だったら『そんなことしてないで練習よ!』とか言いそうだもんね」
絵里「別にいいじゃない、みんなのおかげで私も変われたのよ」
穂乃果「良いかな? 説明するよ?」
穂乃果「私たちは海の合宿に行ったときに『先輩禁止令』を出しました!」
海未「同じμ’sのメンバーですし、先輩後輩はやめにしようと絵里が言ったのでしたね」
花陽「あの時は、ちょっと慣れなかったんだよね……」
穂乃果「そう! だけど、そのせいでみんなは目上の人に対しての敬意を忘れてしまっているのではないでしょうか!?」
にこ「何でそんなことを熱弁してんのよ…… まあ、にこに対して誰も敬意を払ってないわよね」
凛「それは最初からだにゃー」
にこ「それがおかしいって言ってんのよ!」
穂乃果「ってことで、ここは一つ年上の人に敬意を示しちゃおうというわけなんです!」
絵里「良いと思うわ。でも、それだけで穂乃果が『面白そうなコト』なんて言うとは思えないんだけど……?」
穂乃果「さっすが絵里ちゃん!」
穂乃果「ただ年上の人に敬意を払うと言っても具体性が全くありません!」
穂乃果「なので、今からルールを説明します!」
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穂乃果「これから1週間の間、年上のメンバーの言うことは絶対に守らなきゃダメです!」
海未「絶対、ですか……」
穂乃果「つまり、学年が下のメンバーに何でも言うことを聞かせられるということなんです!」
にこ「へえ、中々面白そうじゃない……」ニヤリ
真姫「ちょっと待って、それだと私たち1年生の3人は不利なんじゃない?」
花陽「確かに、これだと凛ちゃんと真姫ちゃん以外のメンバーの言うことは全部聞かなくちゃ……」
凛「ちょっと不平等だにゃー!」
にこ「しょうがないじゃない、それが『年功序列』ってコトなのよ!」フンッ
凛「にこちゃんに言われると余計に不本意だにゃ……」
真姫「こんな小さいのに……」
花陽「だ、ダメだよ……」
穂乃果「そ・こ・で!」
穂乃果「1年生のために追加ルールがあるんだよ!」
真姫「追加ルール?」
穂乃果「そう、追加ルール!」
穂乃果「真姫ちゃん達が言った通り、このままでは1年生達はとっても可哀想です……」
穂乃果「そんな時、一番先輩の絵里ちゃん、希ちゃん、それににこちゃんの3人ならどうする?」
絵里「そうね、確かに可哀想ね……」
希「命令をちょっと緩くしてあげるとか?」
にこ「にこは気にせずにバンバン命令するわ。こんな時じゃないと、真姫に仕返しできないし!」
真姫「どういう意味よ!?」
穂乃果「残念だよ、そんなに思いやりのない先輩達だったなんて……」
にこ「ちょっと! 年功序列とか言いながら凄く失礼なコト言ってない!?」
絵里「そうね、どうすれば良いのかしら……」
穂乃果「そこでだよ!」
穂乃果「優しい3年生の3人は、可哀想な1年生達の言うことを聞いてあげるんです!」
にこ「えっ…… それってつまり……」
希「あぁ、なるほどね……」
ことり「えっと、3年生は2年生、つまりことりや穂乃果ちゃん、海未ちゃんに命令できて」
ことり「ことり達は1年生に命令ができる」
ことり「そして1年生は3年生に言うことを聞かせられる」
海未「じゃんけんと同じ要領ですね」
穂乃果「そういうことだよ!」
凛「おおー! なんだか難しいけど、面白そうだにゃー!」
花陽「うぅ、3年生に命令だなんて……」
真姫「たったの1週間じゃない。楽しんだもん勝ちよ♪」
にこ「くぅ、折角絶対王者の地位を獲得できると思ったのに……」
希「まあまあ、これも面白そうやん?」
穂乃果「あっ、『年功序列』だからと言って呼び方は変えなくてもオッケーだからね?」
穂乃果「ただ命令ができるだけだから!」
穂乃果「それじゃスタート!」
のんたn
穂乃果「そういうのは頭が痛くなるからナシだよ!」
穂乃果「一度誰かが命令した場合、命令されたことを実行するまで誰かに命令はできないってことで!」
再安価
誰が >>9
誰に >>11
どんな命令? >>13
おっさんの金玉から出た精子を飲め
30万円を永久に借りるからよこせ、現金で
親の金盗んででも持ってこい
穂乃果「再々安価だよ!」
誰が ↓
誰に ↓3
どんな命令? ↓5
えりちか
キーンコーンカーンコーン
にこ「待ちに待った放課後にこ!」
希「にこっち、授業中も先生の話上の空だったみたいやけど、もしかして……?」
にこ「ええっ! もちろん、命令を考えてたに決まってるでしょ!」
絵里「あ、申し訳ないけどもう私が命令したわよ」
にこ「ちょっと、どういうつもりよ!?」
絵里「いやぁ、お小遣いが足りなかったからほんの少しだけ海未に借りようと思って……」
海未「絵里っ!」
絵里「あっ、海未、待ってたわ」
海未「ハァハァ、なんとか…… なんとか持ってこられました……」
希「海未ちゃん、すっごい息切らしてるけど大丈夫?」
海未「大丈夫、です…… 家まで、走ってきたので…… 少し、疲れただけです……」ハァハァ
にこ「でも、ちょっとお金借りようとしただけでしょ?」
希「わざわざ家に帰る必要あるん?」
海未「しかし、絵里に言われた時はさすがに手持ちにはあの金額のお金は無かったので」ドサッ
海未「これで良いですか?」
絵里「えっ?」
のぞにこ「えっ?」
海未「キッチリ30万円です。家に親がいなかったので何とか金庫から取り出すことができました」
にこ「30万!? 絵里あんた、そんな大金借りようとしてたの!?」
希「エリチ、さすがにこれは……」
絵里「ちょっと待って! 私そんなこと言ってないわよ!?」
にこ「でも海未は持ってきてるけど?」
海未「ええ、絵里に言われたので」
絵里「私が海未に言ったのは」
絵里『30! たったの30で良いの! 貸してくれないかしら?』
絵里「自販機でジュースを買おうと思ったら丁度10円玉が無くて」
絵里「でも100円玉もあまり持ってなかったし、お札は崩したくなかったのよ」
希「いや、でもその言い方はちょっと……」
にこ「この前妹たちがヤクザモノの映画観てから、そんな言い方でお金の計算してたわ……」
海未「ちょ、ちょっと待ってください! じゃあ絵里が言ったのは『30円貸してほしい』という意味で」
海未「私は勘違いをしてしまったのですか!?」
絵里「ごめんなさい、私の言い方が悪かったわ……」
海未「ならば、急いで家に帰ってこのお金は金庫に戻してきます!」タッタッタッタ
絵里「海未、本当にごめんなさい……」
命令安価
誰が ↓
誰に ↓2
どんな命令? ↓3
絵里「それじゃ、今日の練習はこれで終わりね」
希「みんなお疲れ様」
海未「風邪をひかないように、汗を拭いて着替えてから帰ってくださいね」
凛「はーい! さーて、かよちんと真姫ちゃん一緒に帰るにゃー」
真姫「だから着替えてからって海未が言ってるでしょ?」
凛「そ、そうだったにゃー…… それじゃかよちん、更衣室に行こ?」
花陽「あっ、えっと……」
凛「どうかしたのかにゃ?」
花陽「年功序列ゲーム、花陽も試してみたいなぁ、って……」
花陽「そういうことだから、凛ちゃんは先に帰ってて良いよ?」
凛「そっか、残念だにゃ…… まっきちゃーん! 一緒に帰るにゃー!」
真姫「だから着替えてからって言ってるでしょ?」
花陽(よし、それじゃ早速……)
花陽「ねえ、にこちゃん」
にこ「あら、花陽じゃない。どうかしたの?」
花陽「うん、年功序列ゲームのことなんだけど……」
にこ「げっ、もしかして命令するってこと?」
花陽「ダメ、かなぁ……?」
にこ「まあ、ルールだし? 真姫や凛よりは花陽の方がソフトな命令っぽいし……」
にこ「良いわ、ここで良いの?」
花陽「できれば、みんなが居ないところの方が……」
にこ「了解」
----------
にこ「それで、命令はどんなコト?」
花陽「う、うん、えっとね……」
にこ「?」
花陽「にこちゃんに花陽の靴を舐めてほしいの、じっくりと丹念に!」
にこ「…………」
にこ「あなた、花陽よね?」
花陽「はい、花陽です!」
にこ「いつも『ダレカタスケテー』とか言ってる花陽よね?」
花陽「はい、その花陽です!」
にこ「あんた……」
にこ「そんなキャラ隠してたの!?」
花陽「そそそ、そういうわけじゃないですよ!?」
にこ「だって、だって!?」
花陽「いえ、違うんです!」
花陽「こんな事ってこういう機会じゃないと言い出せないじゃないですか!?」
にこ「言い出せないって、やっぱり隠してたんじゃない!?」
花陽「だから違うんです!」
にこ「何が違うのよ!?」
花陽「えと、その…… とにかく違うんです!」
にこ「いやいや信じられるわけないじゃない!」
にこ「と言っても、この1週間は絶対言うこと聞かなきゃダメなのよね……」
花陽「そうだよ、『年功序列ゲーム』だから!」
にこ「はぁ、分かったわよ…… 靴って今履いてるそのローファーで良いの?」
花陽「はい、構いません。できればハイヒールとかを舐めさせたかったんですけど、仕方ないです」
にこ「今更驚かないわよ……」
にこ「それじゃ、舐めるから動かないでよね?」スッ
花陽「お、お願いします……」ゴクリ
にこ「んっ…… ペロッ、んむ……」
にこ「ちゅ、くちゅ……」
花陽「うっ、このアングルはS心がそそられます……」
にこ「んちゅ……」
にこ「はい、これで良いでしょ?」
花陽「はい! とっても興奮しました!」
にこ「もう、花陽のイメージが一気に崩れ去ったわ……」
花陽「にこちゃんが良いなら、このあと一緒に帰らない?」
にこ「えっ? 別にいいけど」
花陽「やった! えっと、こんなことさせちゃったからお詫びにコンビニのおにぎり奢ってあげるよ」
にこ「そんな、悪いわよ」
花陽「良いの、花陽がしてあげたいことなんだから!」
にこ「後輩から奢られるのも癪に障るけど、そこまで言うならお言葉に甘えるわ」
花陽「うんっ♪」
花陽「あともう一つ」
にこ「もう一つ?」
花陽「また、お願いね♪」
命令安価
誰が ↓
誰に ↓2
どんな命令? ↓3
チュンチュン チュンチュン
ことり「ふわ~あ、思ったより早く目が覚めちゃった……」
ことり「そうだ! こんなときは『年功序列ゲーム』で……」
prrrrrr ガチャッ
ことり「もしもし、真姫ちゃん?」
真姫『ことりじゃない、どうしたのよこんな早くに?』
ことり「うん、『年功序列ゲーム』の件でちょっと……」
真姫『うっ、いつか命令されるとは思ってたけど……』
ことり「今から○○温泉に来てもらって良い?」
真姫『……分かったわ』
プツッ
----------
ことり「おはよう、真姫ちゃん」
真姫「おはよう。それで命令は?」
ことり「うん、この温泉の混浴風呂に入ってほしいの」
真姫「今から?」
ことり「うん、そしてそこに居るお客さんと身体の洗いっこをしてもらうよ♪」
真姫「はぁ? 混浴ってことは男性客も来てるんじゃない?」
ことり「うん、だから……?」
真姫「嫌に決まってんでしょ!? そんな命令は認められないわ!」
ことり「へえ、真姫ちゃん…… 逃げるんだ?」
真姫「ッ!」
真姫「や、やってやろうじゃない!」
ことり「さっすが真姫ちゃん! それじゃことりはカメラの用意を……」
ことり「あぁ、この時間だし……」
真姫「まあ、当然よね……」
カポーン
真姫「客は誰もいないわ、帰って良いでしょ?」
ことり「うーん、でも……」
真姫「なに? まだ何か命令するの?」
ウキッ
ことり「あれ、今の声……」
真姫「今のって……」
野生の猿「ウキィ……」
真姫「さささ、猿!?」
ことり「うわぁ、お猿さん!」
真姫「き、危険よことり! 早く出ましょう!」
ことり「確かに、ここは山の近くだし……」
真姫「そんなことはどうでも良いでしょ!?」
ことり「真姫ちゃん、命令は達成してないよ?」
真姫「客と身体の洗いっこってやつ? それは客がいないから無理ってことに……」
真姫「ッ! ま、まさかことり!」
ことり「このお猿さんと身体の洗いっこ…… は無理だから、お猿さんの隣で温泉に入ってお猿さんにタッチする!」
真姫「はぁ…… 分かったわよ……」
野生の猿「ウキィ……」
真姫「うぅ……」
チョンッ
野生の猿「ウキッ?」
真姫「ひぃ!」ダダダッ
真姫「こ、ことり! これで良いでしょ!?」
ことり「まあ、合格かな♪」
野生の猿「ウキィ……」
穂乃果「男性客が人間だなんて書いてないしね!」
ことり「それと、次からはエッチな命令は禁止ですよ!」
命令安価
誰が ↓
誰に ↓2
どんな命令? ↓3
キーンコーンカーンコーン
凛「遂にこの時が来たにゃー!」
真姫「いきなり叫んで、どうかしたの?」
凛「『年功序列』だよ!」
花陽「凛ちゃん、登校してる時からずっと考えてたもんね」
凛「そうだにゃ!」
真姫「そう…… で、誰に命令するの?」
凛「ふっふっふ…… 実はもう部室に呼んでいるのにゃ!」
凛「折角だしかよちんと真姫ちゃんも来るにゃー!」
----------
ガチャッ
希「おっ、待ってたで」
凛「命令する相手は希ちゃんだにゃ!」
希「あれっ、花陽ちゃんと真姫ちゃんも連れてきたん?」
花陽「はい、凛ちゃんが『一緒に来るにゃー!』って」
真姫「凛のせいで廊下ダッシュして疲れたわよ……」
希「それで、どんな命令なん? もしかしてウチの胸をわしわししたいとか……」
凛「嫌味かにゃ?」
希「それとも、逆にわしわししてほしいとか?」
凛「そんな訳ないにゃ!」
凛「凛からの命令は……」
カサカサッ
花陽「ひっ!」
真姫「い、今その辺に何かいたわよね……?」
カサカサッ
凛「そ、そいつは……!」
希「スピリチュアルな外見やね……!」
G「…………」カサカサッ
真姫「いやあああああああ!!」
花陽「ご、ゴキ○リッ! いやっ! ダレカタスケテー!」
凛「うにゃあああああ!! こっち来たにゃあああああ!!」
カサカサッ
希「えっと、凛ちゃん命令は……?」
凛「命令!? 今それどころじゃないにゃ!」
希「えっ、でも……」
真姫「こいつを始末してもらいなさいよ! 希は平気そうだし!」
花陽「ダレカタスケテー」
凛「そ、それだにゃ! 希ちゃん、こいつを駆除してほしいにゃ!」
希「そんなことで良いん?」
凛「早くするにゃあああああ!!」
希「確かこの辺にゴキジェットが…… あった♪」
カサカサッ
希「観念するんやでー? 希パワー、はーいプシュー!」プシュー
真姫「や、やったの!?」
カサッ…… カサッ…… コテッ
希「そして、新聞にくるんで外にポイっと」
希「はい、これで命令は遂行したで?」
凛「た、助かったにゃ……」
希「それにしても、凛ちゃんが考えてたっていう命令は?」
凛「あっ! それもやってもらうにゃ!」
希「でも……」
キーンコーンカーンコーン
希「時間やね♪」
穂乃果「安価近すぎたかな? 今度はちょっと間隔を空けてみるね!」
穂乃果「あっ、それと!」
穂乃果「こんな調子で1日を朝・昼休み・放課後・練習後の4回に分けて命令安価を飛ばすよ!」
海未「つまり、初日の2回は別として、1日で4回の命令安価を1週間やるのでチャンスはあと26回となります」
海未「さすがに今日中に最後までいくのは無理だと思いますので、そこのところはご了承ください」
穂乃果「ってことで、命令安価いっくよー!」
命令安価
誰が ↓2
誰に ↓4
どんな命令? ↓6
キーンコーンカーンコーン
海未(各メンバーが着々と命令をこなしていると聞いています)
海未(さて、そろそろ私も動きますかね……)
海未「さあ穂乃果、一緒に部室に行きましょう!」
穂乃果「うん! 今行くよ!」
---------
海未(さて、HRが終わりすぐに部室に向かいました)
海未(ことりは日直の仕事があると言ってましたし……)
海未(この時間なら他のメンバーも来てないでしょう!)
ガチャッ
真姫「あら、早いじゃない」
海未「…………」
穂乃果「真姫ちゃん! もう来てたんだ?」
真姫「ええ。凛は日直の仕事、花陽はアルパカのお世話とか言ってたわ」
真姫「わざわざ2,3年の教室まで行って誰かと一緒に部室に向かう必要は無いし」
真姫「それなら早く行って作曲でもしようかなって」
海未(まさか真姫がこんなに早く来ているとは、計算外でした……)
海未(しかし、この程度で諦める私ではありません!)
真姫「ちょっと電話……」
海未(グッドタイミング! このうちに穂乃果に命令をしてしまえば!)
海未「穂乃果!」
穂乃果「……zzz」
海未「なん……だと……?」
海未(なぜこの短時間で寝ているのですか!?)
海未「穂乃果っ! 起きてください!」
海未「今から命令を! ではなく、大事な話をしたいんです!」
穂乃果「ふぇ?」
海未(良かった! 思ったよりあっさり目を覚ましてくれました!)
海未(私が穂乃果に出す命令はたった一つ……)
海未(将来を約束させること! 絶対権限のこの命令で!)
穂乃果「どうしたの海未ちゃん、凄い悪そうな顔してる……」
海未「えっ!? そんなことありませんよ!」
穂乃果「えっ、でも……」
海未「そんなことより穂乃果、『年功序列ゲーム』です!」
海未「私から穂乃果に命令を出します! この命令は絶対に守ってもらいますからね!」
穂乃果「……?」
海未「穂乃果、私は今まであなたと共に過ごしてきてとても楽しかったです」
海未「ただ楽しいだけではありません、穂乃果と一緒に居る時間は夢のようで……」
海未「そんな穂乃果のことを、いつからか私は『スキ』になっていました」
海未「ですから穂乃果! これから毎朝、あなたの朝食を食べたいのです!」
穂乃果「あぁ、海未ちゃん……」
海未「はい、何か?」
穂乃果「『年功序列ゲーム』のルール、覚えてる?」
海未「ええ、命令には必ず従うと」
穂乃果「海未ちゃん、穂乃果達2年生は1年生にしか命令できないんだよ?」
海未「はっ!!」
海未「そ、そんな……」
穂乃果「えっと、ごめんね……?」
ガチャッ
真姫「う、海未が干からびてる……?」
穂乃果「ほら海未ちゃん、折角だから真姫ちゃんに命令してみなよ!」
真姫「ヴェエ!?」
海未「そうですね、真姫に命令ですか……」
海未「はぁ、穂乃果の朝食が……」
穂乃果「だからそれは、ルール違反だよ」
海未「あぁ、じゃあ真姫」
真姫「な、何よ……?」
海未「今日の我が家の料理当番は私なのですが、なんか疲れたので……」
海未「真姫が今夜の夕飯を作ってください」
真姫「えっ、そんなこと!?」
海未「だって、穂乃果の朝食が……」
穂乃果「あ、あはは……」
穂乃果「残念ながら同学年への命令はルール違反だよ!」
穂乃果「ってことで、勝手ながら安価の一つ上だった真姫ちゃんを命令の対象にさせてもらったんだけど……」
穂乃果「こんな風に、安価で採用できないレスだった場合は前後の採用できるレスを使うからね!」
穂乃果「ってことで、次の安価いっくよー!」
命令安価
誰が ↓2
誰に ↓4
どんな命令? ↓6
穂乃果「つっかれたー!」ペタン
海未「汗をかいたまま寝転がると汚れますよ?」
穂乃果「だって練習疲れたんだもーん!」
ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃん、お疲れ様」
穂乃果「ことりちゃ~ん、おちゃ~」
ことり「はい、穂乃果ちゃん♪」
海未「もう、それくらい自分で取ればいいじゃないですか……」
穂乃果「そうだ! このあと一緒にクレープ屋さんに行こうよ!」
ことり「私は賛成!」
絵里「ちょっとごめんなさい」
海未「絵里、どうかしました?」
穂乃果「あっ! 絵里ちゃんも一緒にクレープ食べに行く?」
絵里「そうしたいところなんだけど、ちょっとことりを借りても良いかしら?」
ことり「えっ、ことり?」
絵里「『年功序列ゲーム』の件で、ちょっとね?」
絵里「それと海未、この前は本当にごめんなさいね?」
絵里「穂乃果、海未とクレープを食べに行くならこのお金で食べてきなさい」スッ
穂乃果「えっ、良いの!?」
海未「わ、悪いですよ! あれはただ私が勘違いをしただけですし!」
絵里「良いのよ、ついでにことりのレンタル代も入れとくから♪」
穂乃果「よーし! それじゃ海未ちゃん、クレープ屋に行くよ! ことりちゃんも、また今度行こうね!」
海未「絵里、ありがとうございます。この恩はいずれ」
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ことり「それで絵里ちゃん、どんな命令?」
絵里「ふふふ、それはね……」
絵里「これから一週間、私のことを『お姉さま』と呼ぶことよ!」
ことり「『お姉さま』?」
絵里「そう、『お姉さま』よ。一度呼ばれてみたかったのよねぇ……」
絵里「亜里沙は教育を間違えたのか、『お姉ちゃん』って呼ぶし」
絵里「いや、『お姉ちゃん』っていう呼び方もそれはそれでアリよ?」
絵里「むしろ『お姉ちゃん』の方が自分のことを好きなんだな、って強く感じるしね?」
絵里「でも折角こういう機会だし、すこーし刺激が欲しいなぁ、なんてね」
絵里「想像してみなさい? とっても可愛い後輩が自分のことを『お姉さま』だんて呼んでくれるのよ!?」
ことり「と、とっても可愛い後輩……///」
絵里「もう想像するだけで絶頂よ絶頂! 鼻血が出そうだわ!!」
絵里「そもそも妹っていう属性には無限の可能性が詰め込まれているの!」
絵里「なんてったってまずはその幼さからくる愛らしさよね!」
絵里「そこから生まれるマイナスイオンオーラは最強で……」
絵里「……ってことなのよ!」
ことり(な、長かった……)
絵里「ということで、これから1週間の間ことりには私のことを『お姉さま』って呼んでもらうわ!」
絵里「さあ、言ってみなさい!」
ことり「えっ? えっと、お姉、さま……?」
絵里「はうぅー!」ズキューン!
絵里「ハ、ハラショーよことり……」
ことり「ねえねえお姉さま、ことり、クレープが食べたいな♪」
絵里「ハラショー!! こんなに可愛い妹にねだられたら買ってあげるに決まってるじゃない!!」
ことり「ありがとう、お姉さま!」
絵里「ハラショー!!」
穂乃果「今日はここまでだよ!」
穂乃果「正直1日で命令4回×7日の合計28回の命令を甘く見ていたよ!」
穂乃果「まだ1日目終了なのに疲れちゃった……」
穂乃果「明日の夜に再開する予定だけど、もしかすると今日の夜に早くも再開するかも!」
穂乃果「ここまで見てくれたみんなありがとう! また今度の機会に会おうね!」
穂乃果「って、ゲーム発案者なのにまだ一度も命令してないよー!」
穂乃果「再開は12時ごろの予定だよ!」
穂乃果「それまで待っててくれると嬉しいな!」
穂乃果「よーっし、再開していくよー!」
命令安価
誰が ↓
誰に ↓2
どんな命令? ↓3
穂乃果「うーん……」
穂乃果「はふぅ、まだ眠たいや……」
穂乃果「…………」
穂乃果「はっ! 今日は朝の内に品出ししとけ、ってお母さんに言われてるんだった!」
穂乃果「時間は…… 7時!? これじゃ穂乃果一人じゃ終わるわけないよー!」
穂乃果「うわーん! 雪穂ー! 手伝ってー!」
高坂ママ「雪穂なら、クラス委員の仕事とかでもう出たわよ?」
穂乃果「そんなー!」
穂乃果「そうだっ! こんなときは『年功序列ゲーム』の出番だっ!」
prrrrrr
凛『うにゃ、穂乃果ちゃんどうかしたのかにゃ……?』
穂乃果「凛ちゃん助けて!」
凛『にゃにゃ!? 何かあったのかにゃ!?』
穂乃果「時間が無いんだよ! 急いで穂乃果の家に来て!」
凛『りょ、了解にゃ!』プツッ
----------
凛「どうしたの穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「大変なんだよ!」
凛「何があったのか分かんないけど、凛が助けてあげるにゃ!」
穂乃果「ありがとう凛ちゃん!」
凛「それで、何が大変なのかにゃ?」
穂乃果「これだよこれ! お饅頭の品出し!」ドサッ
凛「えっ?」
穂乃果「品出しのお手伝い、すっかり忘れちゃっててさ~」
穂乃果「穂乃果一人じゃ間に合いそうにないから手伝って欲しいんだよね!」
凛「そんなことー!? なんか大ピンチって感じでもないにゃ……」
穂乃果「ううん! 穂乃果にとっては大ピンチなんだよ!」
穂乃果「このまま品出しをやって遅刻して先生に怒られるし……」
穂乃果「品出しを放って学校に行ったらお母さんに怒られるし……」
凛「ど、どっちを選んでも怒られるなんて……」
穂乃果「よく叱られる凛ちゃんなら分かってくれるよね!?」
凛「なんか聞き捨てならない言葉が聞こえたけど、お手伝いするにゃ!」
穂乃果「よーっし、一緒に品出し頑張るぞー!」
凛「頑張るにゃー!」
その結果、穂乃果がつまみ食いをしてしまったために母親に怒られ、
そのまま遅刻してしまい先生にも怒られるのであった。
命令安価
誰が ↓2
誰に ↓4
どんな命令? ↓6
キーンコーンカーンコーン
凛「それで朝からいきなり電話が来て……」
……キチャーン!
花陽「あれ、何か聞こえない?」
真姫「気のせいでしょ。さ、凛の話の続きを」
……ッキチャーン!
凛「話を続けたいところだけど、凛にも空耳が聞こえて……」
真姫「えっ、凛も?」
マッキチャーン!
真姫「っ!?」
穂乃果「まっきちゃーん!」ドーン
真姫「いっててて……」
真姫「って穂乃果、何すんのよー!?」
穂乃果「いやあ、廊下を歩いてたらたまたま真姫ちゃん達が目に入って」
穂乃果「なーんか暇だし、ちょっかいを出そうかなぁ、って……」
真姫「余計なことしないでよね!」
穂乃果「良いじゃん良いじゃん! 『年功序列ゲーム』だもん!
真姫「くっ…… それを出されると命令になるし……」
穂乃果「そうだなぁ、真姫ちゃんの家はお医者さんだから……」
穂乃果「白衣を着てお医者さんの真似とか?」
真姫「それってお医者さんごっこってこと? 全く、子供じゃないんだから……」
穂乃果「良いの! ほらやるよ~」
真姫「しょうがないわね…… アンタが患者で私が看護師さんね」
穂乃果「さすが真姫ちゃん! 意外とノリノリだね!」
真姫「そんなんじゃないわよ! 早く終わらせたいだけよ!」
穂乃果「はいはい、それじゃスタート!」
真姫「ふぅ、それで? 今日はどんな御用件なんですか?」
穂乃果「えっと…… とにかく病気なんです!」
真姫「病気って、いったい何の病気かって聞いてんのよ?」
凛「わざわざそこからやらなきゃいけないのかにゃ?」
花陽「凛ちゃん、面白そうだから黙って眺めてよう?」
穂乃果「えっと、胸のあたりがドキドキッってなったり……」
真姫「胸の動悸ね」
穂乃果「真姫ちゃんのことを考えてボーっとしちゃうときとか……」
真姫「……認知症の恐れもあるわね」
穂乃果「真姫ちゃんから目が離せなくなったり……」
真姫「あ、新手の病気ね……」
穂乃果「…………」
真姫「それだけ? それじゃあ診察を終わり……」
穂乃果「もうっ! これじゃつまんないよ!」
真姫「ヴェエ!?」
穂乃果「折角穂乃果が恥ずかしいコトばかり言ってるのに……」
穂乃果「真姫ちゃんもノリに乗ってくれたっていいじゃん!?」
真姫「ノリってねぇ…… 診察をふざけてやるわけにはいかないでしょ?」
穂乃果「だって『お医者さんごっこ』だよ!? 遊びだよ遊び!」
真姫「でも……」
穂乃果「こうなったら穂乃果がお医者さんになるよ!」
真姫「なんでよ!」
穂乃果「さーて、患者さんの真姫ちゃんに触診しちゃいますよ~?」
真姫「はぁ? ちょっと、どういうつもり?」
穂乃果「そーれワシワシー!」ワシッ
真姫「やああああああ!!」
穂乃果「ふむふむ、これはマズい症状ですねぇ……」ワシワシ
真姫「ちょっと! 早くやめなさいよ!」
穂乃果「えぇ~、だって『お医者さんごっこ』だし~?」ワシワシ
真姫「もう!」
真姫「イミワカンナイ!」
凛「り、凛には刺激が強すぎたにゃ……///」
花陽「穂乃果ちゃん、グッジョブ……」
穂乃果「いやぁ~、眠気には勝てなかったよ!」
穂乃果「昨日は本当にごめんね!」
穂乃果「ってことで、命令安価いってみよー!」
命令安価
誰が ↓
誰に ↓2
どんな命令? ↓3
キーンコーンカーンコーン
花陽「よし、にこちゃんとの一件でいろいろと吹っ切れたしどんどん命令していこう!」
凛「かよちん、そろそろ屋上に行って練習するにゃー!」
花陽「あっ、凛ちゃん。ちょうど良かった、凛ちゃんも一緒に行こう?」
凛「えっ?」
花陽「さあさあ、早く!」
凛「か、かよちんが妙に積極的だにゃ……」
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花陽「希ちゃーん、お待たせー!」
希「花陽ちゃんに、凛ちゃんも?」
凛「かよちんに連れてこられたんだけど、凛は今から何をするのか分かってないにゃ」
希「花陽ちゃんに教えてもらって無いん? あっ、でもGじゃないから安心してね?」
凛「当たり前だにゃ!」
花陽「さあ、練習前の腹ごしらえだよ!」
希「おー!」
凛「お、おー!」
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凛「うおー! ラーメン屋!? 今からラーメン食べるの!?」
希「そうそう、花陽ちゃんの命令でね」
花陽「このラーメン屋さんは少し前に凛ちゃんと一緒に来たんだけど、実は白ごはんも美味しいの!」
希「へえ、ラーメンにご飯ね……」
凛「ねえねえ! 早く入ろ?」ソワソワ
花陽「そうだね!」
ガラガラッ
店主「ラッシャーセー!」
花陽「とんこつラーメンと白ごはん大盛りお願いします!」
店主「トンコツイッチョウ! コメオオモリイッチョウ!」
希「それにしても、どうしてウチをここに?」
花陽「希ちゃんは3年生の中で一番おいしそうに食べそうだなぁ、って」
希「そう? チョコレート食べてる時のエリチも中々のモノだと思うけど……」
凛「そろそろラーメンが出来上がるにゃ!」
店主「オマタセッシター!」スッスッ
凛「ラーメン! いっただっきまーす!」
花陽「いただきます」
希「いただきます」
花陽「希ちゃん、ラーメン食べる前にちょっと良い?」
希「どうかしたん?」
花陽「はい、あーん」スッ
希「お、お米?」
花陽「食べさせ合いっこだよ、希ちゃん! あーん♪」
希「あーん、うん、白ごはんも美味しい♪」
花陽「次は希ちゃんの番だよ?」
希「あっ、このラーメン?」
花陽「そうそう!」
希「でも、花陽ちゃんも同じの頼んだやん?」
花陽「あーん、ってしてくれないの……?」ウルウル
希「……もう、しょうがないなぁ…… あーん」スッ
花陽「あーん♪ 美味しい!」
希「そう? なら良かった♪」
花陽「お返しに希ちゃん、白ごはん♪」
希「うん、ありがと♪」
凛(凛、場違い感が半端ないにゃ……)
穂乃果「念のためおさらいしておくよ!」
穂乃果「命令できるのは3年生は2年生に、2年生は1年生に」
穂乃果「そして1年生は3年生に対してだけ!」
穂乃果「同学年への命令は反則だから、気を付けてね!」
命令安価
誰が ↓2
誰に ↓4
どんな命令? ↓6
絵里「ふぅ、今日も中々実のある練習だったわ……」
希「お疲れ様、エリチ。はい、ドリンク」スッ
絵里「ありがとう、希。希も疲れてない?」
希「ウチ? ウチはそうでもないよ、スピリチュアルやし♪」
絵里「そう、なら良いけど」
希「でも、『希も』ってことはエリチはお疲れなん?」
絵里「いや、私じゃないんだけど……」
海未「絵里、少し良いですか?」
絵里「あら海未、どうかしたの?」
海未「今日のダンスについてなのですが」
絵里「そうね、少しズレてたわよね……」
海未「はい…… 日々鍛錬を積んでいるはずなのですが、私としたことが……」
希「お疲れの子ってもしかして海未ちゃんのこと?」
絵里「ええ、そうよ。珍しく練習に集中できてなかったように見えたし、疲れがたまってるんじゃないかしら?」
海未「も、申し訳ありません! 明日からはしっかりと皆さんに着いて行けるように……」
希「なるほどね……」
希「そうや海未ちゃん、折角やからウチが癒してあげようか?」
海未「癒す? 一体どうやって……?」
希「ほぉら、膝枕してあげるから♪」ポンポン
海未「い、いいですよ!」
希「そんなにウチの膝枕が嫌なん……?」ウルウル
海未「そ、そういう訳ではなく…… その、恥ずかしくて……///」
希「じゃあ『年功序列ゲーム』の命令として言うわ、ウチが膝枕してあげるからおいで?」
海未「っ! ズルいですよ……」
希「これも海未ちゃんを癒してあげるためなんやから♪」
海未「もう、希は…… それでは失礼します……///」
絵里「うふふ、珍しい光景ね」クスクス
海未「わっ、笑わないでください!///」
絵里「うふふ、ごめんなさい。それじゃ私は邪魔をしないように帰るわね」
海未「うぅ、これだから恥ずかしいんです……///」
希「まあまあ、今は癒されることに専念しい?」
海未「……それもそうですね」
希(そうだ!)
希「ねーむれー、ねーむれー」
海未「のぞ、み……?」
希「かーわいいわたしのこーよー」
海未「なんだか、意識が……」
希「疲れてるときは、思いっきり休んでいいんやで?」
海未「くぅ…… のぞ、み……」zzz
希「可愛い、まるで子供みたいやね♪」
穂乃果「今日はここまで! 短くてごめんね!」
穂乃果「次は寝落ちせずにしっかり1日分やるからね!」
穂乃果「それじゃ、またねー!」
穂乃果「命令回数が残り何回あるか確認したらその回数の多さに絶望して書く気が失せてたけど……」
穂乃果「なんかモチベーション上がったから帰ってきたよ!」
穂乃果「よーっし、じゃんじゃん命令していこー!」
海未「ルールのおさらいです」
海未「このスレは安価で命令をするもの、されるもの、そしてその命令の内容を決めてもらいます」
海未「しかし、その命令も自由というわけではありません」
海未「3年生は2年生に、2年生は1年生に、1年生は3年生に対して命令をすることができます」
海未「卑猥な表現のレスや、ルールにそぐわないレスは安価下となります」
海未「それでは、どうぞよろしくお願いします」
命令安価
誰が ↓
誰に ↓2
どんな命令? ↓3
絵里「穂乃果!」
穂乃果「ん? あ! 絵里ちゃん! おはよー!」
海未「おはようございます、絵里」
ことり「おはよう、絵里ちゃん」
絵里「おはよう、穂乃果、海未、ことり」
穂乃果「それで、さっきの話だけど……」
ことり「やっぱりことりは、してもらう方が良いかなぁ……」
海未「私はする方が性に合ってますね」
穂乃果「うーん……」
絵里「ねえ、何の話をしていたの?」
ことり「えっとね、『お姫様抱っこはしたいか、されたいか』ってことなの」
海未「ことりはされる側、私はする側が良いという意見です」
絵里「なるほどね、穂乃果はどっちが良いの?」
穂乃果「うーん、そうだなぁ……」
ことり「穂乃果ちゃん、中学校の頃ことりが脚を怪我した時にお姫様抱っこして保健室に運んでくれたよね」
海未「ということはやはり、穂乃果も『する方』が良いのでは?」
穂乃果「おお! ことりちゃんと海未ちゃんが言うならそうなのかも!」
絵里「穂乃果、自分の意見を持ちなさい……?」
穂乃果「だって、そもそもお姫様抱っこされたことなんてないし……」
絵里「っ!」
絵里「じゃあ穂乃果、ここから学校まで、私がお姫様抱っこで連れて行ってあげるわよ!」
穂乃果「えぇ!? いいよ! 恥ずかしいし!」
絵里「『年功序列ゲーム』、ここで使わせてもらうわ♪」
穂乃果「うわっ、ズルいよ絵里ちゃん!」
絵里「ほら、つべこべ言わずに!」
穂乃果「ちょ、ちょっと! ホントに学校までお姫様抱っこで行くつもり!?」
絵里「ええ、もちろん♪」
穂乃果「はぁ、分かったよ……」
絵里「素直でよろしい♪」
絵里「それじゃ、行くわよ? よいしょっと……」
穂乃果「うわぁ! バ、バランスが!」
絵里「け、結構重い……」グラグラ
穂乃果「大丈夫なの!?」
絵里「ええ、大丈夫よ…… 多分」
穂乃果「多分!? 怖いよ! 下ろしてよー!」
絵里「しょうがないわ、『年功序列ゲーム』だもの」
穂乃果「うわーん! 絵里ちゃんのバカー!」バタバタ
絵里「暴れないで穂乃果! 落ちるから!」グラグラ
海未「ことり、私たちもやりますか?」
ことり「い、良いの?」///
命令安価
誰が ↓2
誰に ↓4
どんな命令? ↓6
キーンコーンカーンコーン
ガラッ
凛「にっこちゃーん!」
にこ「凛じゃない、どうかしたの?」
凛「にこちゃん、今から時間大丈夫?」
にこ「今から?」
にこ(昼休みだし、一緒にご飯食べようとかそういう話かしら……?)
にこ「ええ、大丈夫だけど」
凛「よっし、それじゃ出発にゃー!」ギュッ
にこ「えっ?」
ダダダダッ!
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にこ「ねえ、これはどういうつもりなの?」
凛「にこちゃん、癒しだよ!」
にこ「意味分かんないわよ…… というか学校の敷地から出ちゃってるけど大丈夫なの?」
凛「気にすることないにゃー! それより、猫カフェだよ!」
にこ「ああ、猫カフェだったのねここ」
凛「さっ、入ろ?」
にこ「いや、校則思いっきり破ってるじゃない!」
凛「そんなこと気にしてたら、一流アイドルにはなれないにゃ!」
にこ「関係ないわよ!」
凛「うーん…… じゃあ『年功序列ゲーム』の命令ってことで!」
にこ「うぐぐ、それを出されると逆らえないじゃない……
ガチャッ
にこ「す、すごい数の猫ね……」
凛「うぅ~、やっぱり猫は可愛いにゃ~」ウットリ
にこ「凛は猫カフェによく来るの?」
凛「ううん、初めてにゃ!」
にこ「へえ、そうなのね」
凛「ふわぁ…… くしゅん!」
にこ「どうしたの? 風邪か何かじゃないでしょうね?」
凛「違うよ…… くしゅん!」
にこ「じゃあ何なのよ……?」
凛「ふわぁ、はぁ…… くしゅん!」
にゃぁ
凛「くしゅん! くしゅん! ふわぁ。くしゅん!」
にこ「凛、アンタまさか!」
にゃぁぁん ごろごろ
凛「ふわぁ、あっ、くしゅんくしゅん!」
にこ「早く出るわよ!」
凛「ふえっ? にこちゃん?」
ダダダダッ
凛「もう、いきなりどうしたのにこちゃん?」
にこ「あんた、何でくしゃみ止まらなかったのか分かる?」
凛「えっ? そうだなぁ……」
にこ「アレルギーなのよ! 猫アレルギー!」
凛「えぇ!?」
にこ「あんた、どうして猫アレルギーなのに猫カフェなんて来たのよ!? 死ぬわよ!?」
凛「ふえぇ…… だって知らなかったんだもん!」
にこ「全く、自分の身体のことくらい自分で把握しておきなさいよね……」
凛「うぅ、折角の猫カフェがぁ……」
にこ「……って、時間!」
凛「時間?」
にこ「昼休み終わっちゃうわ! 早く戻らなきゃ!」
凛「アハッ☆ 完全に忘れてたにゃー☆」
にこ「ふざけんじゃないわよおおおおおおおお!!」
命令安価
誰が ↓2
誰に ↓4
どんな命令? ↓6
ガチャッ
海未「こんにちは」
真姫「あら、穂乃果は一緒じゃないの?」
海未「ええ、私はいつも穂乃果と一緒、というわけではないのですよ?」
真姫「それもそうね」
海未「…………」
真姫「…………」
海未「あの、真姫」
真姫「なに?」
海未「暇じゃないですか?」
真姫「それもそうね」
海未「折角二人きりですし、何かしませんか?」
真姫「良いけど、『何か』って?」
海未「それは考えてませんが……」
真姫「それじゃ、思いついたらまた話しかけてくれる? 私は本でも読んでおくから」
海未「うーん……」
真姫(そんなに本気で考えなくても、他のみんなが来るのを待てばいいのに……)
海未「そうです!」
真姫「うわぁっ!」
海未「事故紹介をやりましょう!」
真姫「自己紹介?」
海未「いえ、事故紹介です!」
真姫「?」
海未「ほら、覚えてませんか? ファーストシングルの時の……」
真姫「あ、あれをやるの!?」///
海未「ほら、早くやってくださいよ」ソワソワ
真姫「あんた、二人きりになると結構面倒なノリね……」
海未「そうですか?」
真姫「そうよ、ってことで断るわ」
海未「それでは暇が潰せないじゃないですか」
真姫「私は本を読んでるのよ。海未も本でも読めばいいじゃない」
海未「良いじゃないですか、『事故紹介』!」
真姫「嫌よ!」
海未「『年功序列ゲーム』」ボソッ
真姫「海未、あんた……っ!」
海未「さあ、やってくれますね?」ニコッ
真姫「わ、分かったわよ……」
真姫「私、こーんなに可愛いのに一般人として街に埋もれてるなんてちょっともったいないかなーって」
真姫「私にキュンキュン恋しちゃってる、あなたの頭の中身を捌いてあげる?」
海未「…………ぷふっ」
真姫「…………///」プルプル
海未「あれ、もう終わったのですか? ぷくくっ……」
真姫「何で、どうしてあの時の私は……っ!」
海未「真姫、あなたは最高です…… くくくっ……」
真姫「海未、覚えてなさいよ!?」
海未「まあまあ、誰にだってそういうことはあります。恥ずかしがる必要は、ふふっ、ありませんよ」
真姫「まだ笑ってるじゃない!?」
海未「頭の中身を…… 捌いて、ふふふっ……」
真姫「もう! イミワカンナイ!」プイッ
穂乃果「真姫ちゃんが、真姫ちゃんが…… うくくっ……」コソコソ
ことり「穂乃果ちゃん、笑ったら可哀想だよ…… ふふっ……」コソコソ
絵里「そ、そういうことりこそ…… ぷぷっ……」コソコソ
希「あの頃の真姫ちゃん、思い出すわ……」コソコソ
凛「『私、こーんなに可愛いのに一般人として』って、真姫ちゃんも一般人だにゃー」コソコソ
花陽「み、みんな、笑ったら可哀想だよ……」コソコソ
海未「それにしても、みんな遅いですね」
真姫「もう、帰っていいかしら……」
海未「ダメに決まってるじゃないですか。それにしても、さっきの『事故紹介』、みんなにも見せたかったですね」
真姫「絶対嫌よ!」
海未「何ですか、ノリが悪いですね」
真姫「ホント、この海未は相手にしたくないわ……」
このSSまとめへのコメント
再安価は甘え…といいたいけどクソみたいな安価出すバカどもが増えてるから一概に言えないよなあ
安価スレって相当安価の捌き方に自信がないと
きちんとした作品を生み出すことは難しいよね。
再安価が甘えというよりは安価自体が甘えだと思ふ。