ベルトルト「ユミル、結婚しよ」(433)
・ジャン「リア充は俺が駆逐してやる…この世から…一匹残らず…!」
からの派生
・ベルユミ
・ぬるいr18
・ライクリ、アルアニ、エレミカ、コニサシャなどのcp要素あり
一発で内容わかった方がいいかと思ってスレタイ変えた
最初は一緒
グダッててごめんなさい
ライナー「クリスタに告白しようと思う」
ベルトルト「うん?」
ライナー「だから、明日、クリスタに告白しようと思う」
ベルトルト「うん。…うん?」
ライナー「だから」
ベルトルト「いや。ちょっと待ってくれないかな、ライナー」
ベルトルト「今僕達は、今後の作戦について話してたよね」
ライナー「ああ。」
ベルトルト「ちょっと整理してみようか…?」
ベルトルト「4年半前、僕が超大型巨人として、君が鎧の巨人として壁を壊し、ウォールマリアを陥落させた。そして2年と半年前、僕達は訓練兵に潜り込むことに成功した。次の狙いはウォールローゼ。訓練をつみながら、こうして機会を伺っている」
ライナー「随分説明的だな」
ベルトルト「誰のせいだと思ってるの?」
ベルトルト「それで、話を戻すよ?」
ライナー「ああ」
ベルトルト「次に壁を壊すのは…卒団後すぐ?それとももう少し慎重に…配属されてから様子を見る?君の意見を聞きたいんだ、ライナー」
ライナー「そうだな…ところでベルトルト、お前は」
ライナー「クリスタは天使だと思うか?それとも女神だと思うか?」
ベルトルト「うん?」
ライナー「俺は因みにどっちもだと思う」キリッ
ベルトルト「…なんなの?メンヘラなの?」
ライナー「クリスタがメンヘラ?…だがそれもいい」
ベルトルト「違う!!さっきから何の話をしてるんだ君は!!」
ベルトルト「前から思ってたけど最近の君はおかしい!何を聞いてもクリスタクリスタクリスタクリスタ!ちょっと奴らに肩入れしすぎなんじゃないのか!?」
ライナー「いれるとかいれないとか言うな!///」
ベルトルト「殴るぞクソゴリラ!」
ベルトルト「…僕達は故郷に帰るんだよね?それは忘れてないよね?」
ライナー「当たり前だろ。…生き延びて、必ず帰るぞ。」
ライナー「俺とベルトルトとアニとクリスタの4人で」キリッ
ベルトルト「増えてる増えてる」
ライナー「単身赴任は反対派だ」
ベルトルト(あ、)バキッ
ライナー「う!な、なにをするだぁー!」
ベルトルト「ライナー、君は疲れてるんだよ…」
ライナー「…あぁ、そうかもしれないな」
ライナー「なぁ、ベルトルト。俺たちには使命がある。故郷へ帰るという夢もだ」
ライナー「だが、どんなに背伸びしたって俺達は17そこらのガキだ。気のしれた仲間と遊びたいしバカやりたいし、恋だってしたい」
ライナー「…そう思うことはいけないことなのか?」
ベルトルト「…それは」
ライナー「というわけで俺はクリスタに告白する」
ベルトルト「何がというわけなんだよ」
ベルトルト(あ、いや…まてよ…)
ベルトルト(告白したところでどうせフラれるか。なんたってあの女神なんだから)
ベルトルト(こっぴどくフラれればライナーも目を醒ますかもしれない)
ベルトルト「…まぁ好きにしなよ」
ライナー「おう」
ベルトルト「じゃあおやすみ。」
ライナー「おやすみ」
スースー…
ウーン…ムニャムニャ
ムームー…
クチクシテヤル…
ベルトルト「…」
『そう思うことはいけないことなのか?』
ベルトルト(いけないに決まってるじゃないか…)
ベルトルト(…僕らのしたことを忘れたわけじゃないだろう?)
時系列は前作より前なのか
翌日
ライナー「クリスタに告白した」
ベルトルト「へー、それでどうだったの?」ホジホジ
ライナー「正式にお付き合いすることになった///」
ベルトルト「ファッ!!!?」ブシュッ
ベルトルト「嘘だろ!?あり得ない!」ボタボタ
ライナー「俺だってそう思ったさ…
クリスタも正直なところ『好きかもしない』という段階らしい。
お試しで…ってやつだな
だがお試しでも2人で過ごす時間は増えるだろう
こらからはゆっくり愛を育んでいこうと思う」
ベルトルト「な、何言ってるんだ!?ライナー!故郷はどうなるんだよ!」
ライナー「…」
ライナー「これは持論だが…」
ライナー「何かを変えられることのできる人がいるとしたら、その人はきっと…大事なものを捨てることができる人だ!」ダッ
ベルトルト(あ!逃げやがった!)
ベルトルト「…」
ベルトルト「アニに相談してみようかな…」
>>11そうです
ベルトルト「…」トボトボ
ベルトルト(まさか、本当に成功してしまうなんて…)トボトボ
ベルトルト(…クリスタってどっかちょっとおかしいんじゃないの…あんな主成分がほぼゴリラな人間のどこがいいんだ…)トボトボ
ベルトルト(アニいないし…イライラする…)トボトボ
ベルトルト(ん…?)
サシャ「行きますよコニー!ファイヤークレンジング・デッドボール!!!!」ゴヌン
コニー「ぐあぁぁぁぁぁ!」
コニー「次は俺だ!ファイナルブラックサンダー!」ズコォ
サシャ「バリア」
コニー「!?」
サシャ「コスメティックバイオメトロノーム!!!」ドギャン
コニー「ぐあぁぁぁぁぁぁ!」
ベルトルト「…」
ベルトルト(平和だな)
ベルトルト「やあ、2人共」
サシャ「ベルトルト」
コニー「くらえベルトルト!スーパーストロング・キック!!」ビシィ
ベルトルト「…アニを見なかった?」
コニー「シュッ!シュシュッ!!」ビシィビシィ
サシャ「アニなら宿舎裏のほうへ歩いて行くのをみましたよ?」
ベルトルト「ありがとう」ゴスッ
コニー「」
宿舎裏
アニ「…」
ベルトルト「あ、いたいた。アニ…!?」サッ
アルミン「…」
ベルトルト「…とアルミン?」壁|ベ
ベルトルト(こんなところで一体なにして…)
アルミン「す、好きなんだ!」
アニ「は?」
アルミン「ぼぼぼ、僕と、つ、付き合って下さい!」
アニ「」
ベルトルト「」
ベルトルト…(何やっとんじゃ!あのマッシュルームヘッドがっ!)
ベルトルト(アニは僕とライナーにとって妹みたいな存在!お兄ちゃんに許可も無く話かけるなんて万死に値する!)
アニ「…」
ベルトルト(断れ!アニ!『二千年早ぇ!』と蹴りをいれつつフッてしまえ!)
アニ「…嘘じゃ、ない?///」
ベルトルト「」
アルミン「嘘なんかつかない!」
アニ「どうして私…なんだい?」
アルミン「君は綺麗だし、ちょっと感情表現が苦手だけどすごく優しい子だ!そんな君が好きなんだ!」
アルミン「わ、わ、い…言っちゃった!////」カァァ
アニ「…///」カァァ
アニ「…わ、わかった」
アルミン「付き合ってくれるの…?」
アニ「…///」コクン
アルミン「アニ!!」ダキッ
アニ「きゃあ!///」
ベルトルト「」
ベルトルト「…」トボトボ
ベルトルト(まさか…ライナーに続きアニまで…!)
ベルトルト(ここに長くい過ぎたんだ…こんな生ぬるいところにいたから…戦士であることを忘れてしまった)
ベルトルト(人類に絆されやがって!こうなったら…!)
ベルトルト「人類は僕が駆逐してやる…この世から…一匹残らず…!」
ユミル「何1人で物騒なこと言ってんだよお前…」
ベルトルト「ユ、ユミル!?」ビクッ
ユミル「よう、ベルトルさん」
ベルトルト「…もしかして今の聞いてた?」
ユミル「ああ。…お前…」
ベルトルト(まさか…今の発言で僕の正体が…!?)
ユミル「いくら名前覚えてもらえないからって駆逐とか…それはねーよ。」
ベルトルト「え!?」
ユミル「…人見知りこじらすと大変だな。」
ベルトルト「違うよ!えっとその…」
ベルトルト「と、ところでクリスタは一緒じゃないの?」
ユミル「…」
ベルトルト「?」
ユミル「…クリスタならライナーに馬術教えるんだってよ」
ベルトルト「あっ…」
ベルトルト「ごめん」
ユミル「あ?」
ベルトルト「ライナーが…その…」
ユミル「なんであんたが謝るんだよ」
ベルトルト「だって君は、いつもクリスタと結婚するって言ってたじゃないか」
ユミル「…あのなぁ、ベルトルさんよ」
ユミル「私は女で、クリスタも女だ。
どんだけ私がクリスタを愛したとしても…結局最後には男を選んで、その男と結婚すんだよ。
きまってんだろ?世の中そうなってんだ。
私が女である以上…選ばれることはねぇんだよ」
ベルトルト「…」
ユミル「女同士じゃ無理なんだ。…私はそんくらい弁えてるよ」
ベルトルト「うーんと…」
ベルトルト「つまり、クリスタのことは冗談だったってこと?」
ユミル「…はは、結構いうじゃねぇかベルトルさん。だがな…」ドスッ
ベルトルト「う!」
ユミル「今度言ったら、ぶっ殺す」
くそ、くそ…
すげー良作ベルユミみて自信喪失したわ
ちくしょう、ただのオナニーssだよこんなの。誰も見てないけど
どっか行けよ。顔にスペルマぶちまけるぞこんちくしょう
ベルトルト「…」
ユミル「…」クルッ
スタスタ…
ベルトルト「今日は厄日だな…」
食堂
ガヤガヤ
サシャ「パァン!」
コニー「うるせぇな、お前は。つつしみを覚えろよ」
サシャ「つつしみの意味がわからないコニーに言われたくないですね」モグモグ
コニー「そんくらい分かるわ!」
サシャ「じゃあ漢字かけます?私は無理ですね!」ドヤァ
クリスタ「仲がいいね、2人とも」クスクス
サシャ「クリスタ!」
コニー「おっライナーも一緒か?お前らも仲良いじゃん」
クリスタ「へへ…///」
ライナー「///」
ベルトルト「…」
ベルトルト(あ、僕はどうしてライナーに張り付いてるんだ?)
ベルトルト(もうその必要もないのに…いつもの癖だな…)
サシャ「あれ?ユミルはどうしたんですか?」
クリスタ「それが…探してるのにいないの。みんなでご飯食べようと思ったのに」
ライナーもアニも報われて俺得だ
頑張って書き上げてくれ。期待してる
ベルトルト(ユミルはきっと、わざと避けてるんだろうな…そんなこともわからないのか…)
ベルトルト(結局、自分が1番可愛いんだね。天使でもなんでもないよ君は…陰核みたいな名前して…クリ○○○このやろう)
クリスタ「?ベルトルト、どうかしたの?」
ベルトルト(今はこの顔見てるだけでイライラする…)
ベルトルト「あ、そういえば…ユミルが木陰でお昼寝してたのを見たよ」
クリスタ「え?本当?」
ベルトルト(嘘だよ)
クリスタ「私連れてくる!先食べてて!」タッ
ライナー「あ…クリスタ…」
ベルトルト「天使()がああ言ってるんだし、先にいただこうよ」
ライナー「お、おう」
>>32-34
ありがとうありがとう
おいどん頑張るよ
アニ「…邪魔するよ」ストン
ライナー「アニ!?」
ベルトルト「どうしたの?珍しいね」
アニ「別に。いいだろたまには」
ベルトルト「別に構わないけど折角なら彼氏と食べたら?」
ライナー「か、彼氏!?」ガタッ
ベルトルト「なんだ、ライナー知らなかったの?」
アニ「…なんであんたは知ってんのさ」
ベルトルト「どうでもいいじゃない、そんなの」
ライナー「だ、誰だ!?俺たちの許可なくアニに手ェ出しやがったのは!」
アニ「うるさいゴリラ」
ベルトルト「アルミンだよ」
ライナー「アルミンか…ならば仕方ない」ストン
ベルトルト(なにが)
ベルトルト「で?なんでアルミンと食べないの?」
アニ「それが…あんた達と私が同郷だってアルミンにばれちゃって」
ベルトルト「え?」
アニ「ど、どうせなら…自分に構わず仲良くしてこいって…ダーリンが///」
ベルトルト(ダーリンwwその顔でwwヌカポォwww)
ライナー「…なんでまたばれたんだ?ポロっと零しちまったか?お前らしくもないな。」
アニ「なんか、私がアルミンと話してると…ライナーとベル兄の話がよくでてくるらしい…それで…いろいろ聞かれて…ほら、察しがいいから」
ライナー「なん…だと…!」
アニ「ごめん」
ライナー「お前…!」
ライナー「カワイイ奴だな全く///」ナデナデ
アニ「ちょ、やめ…///」
ライナー「このこの///」グリグリ
アニ「やめろ」
ライナー「ウィッス」
ベルトルト「…」
ベルトルト(少しずつ…だが、確実に変わっていってる…)
ベルトルト(怖いな…)
ベルトルト(そして…)
ベルトルト(吐き気がするほど気持ち悪い)
ベルトルト「サシャ、食べかけでよかったら、これあげる」
サシャ「いいんですか!?ベルトルトは仏様です!」アリガタヤ
アニ「…食べないの?」
ベルトルト「うん、少し、気分が悪くて」
ライナー「おい、大丈夫か?」
ベルトルト「医務室、行ってくるね」ガタッ
ライナー「待て、俺も行く」ガタッ
ベルトルト「大丈夫だよ。
…1人で行けるよ」
ベルトルト「…」スタスタ
ベルトルト(あの2人はもう戦士じゃなくなってしまった…)スタスタ
ベルトルト(ていうか…)
フランツ「ああ…ハンナ…君はなんて輝かしいんだ…松明に明るく燃えるすべを教えたのは君だね?
…君の美しさは東洋人の耳を飾る宝石のようだ…
使うのも恐れ多く…この世のものとは思えない…
周りの女の子とは比べ物にならないよ…
まるで、カラスの群れに舞い降りた一羽の純白な鳩さ…」
ハンナ「フランツ…///」
ミカサ「エレン…頬に食べカスついてる…」プチ
エレン「おう、悪いな」
ミカサ「次は私…とって///」ピト
エレン「自分でつけてんじゃねぇよ。…仕方ない奴だな。ほれ」プチ
ミーナ「マルコ…ここいい?///」
マルコ「?どうぞ」
ジャン「そんでよ…って聞いてんのかよマルコ」
ベルトルト(なんか…カップル多いなここ)イライラ
ベルトルト(どいつもこいつもバカじゃないの?兵士が恋愛なんて…やる気あんの?)イライラ
ベルトルト(愚かな。…まぁ仕方がない。救いのない人類は僕が駆逐してあげるよ)
ベルトルト(…僕、1人でも)
ある日の男子部屋
ちなみにジャンはいない
ガチャ
アルミン「ただいま…」
エレン「おかえりアルミン。アニとのデートどうだったよ?」
コニー「やったのか?やっちまったのか?なぁなぁ」
アルミン「…///」
コニー「お?おおお!?」
ライナー「…大人の階段のーぼるー♪お前はもう、シンデレラさ」ガシ
コニー「…かあちゃん、赤飯を頼む」ガシ
マルコ「ダレガカアチャンダ」
エレン「よかったじゃねぇか、アルミン」ポン
アルミン「は、恥ずかしいからやめてよ皆…///」
エレン「なぁ、アニのおっぱいどうだった?」
ベルトルト「…」イラッ
アルミン「そ、そんなこと!…言えないよぉ///」
エレン「あいつ意外と巨乳だよなぁ。まあミカサは美乳だがな」
コニー「おっぱいといやぁ、クリスタっておっぱい小さいよなー」
ライナー「ばっ!お前!///」
コニー「本当のことだろ?」
ライナー「やめろアホ!ちっぱいのどこが悪い!ていうかクリスタをそんな目で見るな!」
バンッ!!
ビクッ
ベルトルト「…」
エレン「なんだよベルトルトか。…ビビらせんなよ」
ベルトルト「そこ退いて」
コニー「ん?お前も話に混ざりたいのか?」
ベルトルト「混ざらないよ。早く退いてよ。」
コニー「あ?」
ベルトルト「うるさくて読書に集中できないんだよ。外で読むから退いてって言ってるの」
ライナー「おい、何をイライラしてんだよベルトルト」
ベルトルト「うるさいって言ってるだろ!喋るなクソムシが!」
シーン
アルミン「ベルトルト…?」
ベルトルト「なんなんだよ君らは…くだらないことにぎゃあぎゃあ騒いで…頭が痛くなってきた。
ここはイカ臭くて吐きそうだよ。みんなバカみたいな話でバカみたいに笑って…気持ち悪いんだよ。この性欲猿共!」
ライナー「おい!」ガシッ
ベルトルト「触るな!」
エレン「ベルトルト!」
ベルトルト「!」
エレン「嫉妬は見苦しいぞ」
ベルトルト「…は?」
コニー「…なんだよお前~そういうことかよ」
ブチッ
ドガッ
コニー「ぐっ!」
ベルトルト「お前に…」
ベルトルト「お前に何がわかる!」
ダッ!
バタンッ
ライナー「ベルトルト!」
コニー「って~。なんだよあいつ…」
ライナー「すまん…コニー」
アルミン「ライナー。ここは僕に任せて…行ってあげなよ」
ライナー「…すまん」ダッ
ベルトルト「…」スタスタ
ライナー「ベルトルト!待て!」
ベルトルト「…」スタスタ
ライナー「おい、待てって!」ガシッ
ベルトルト「ライナー…」
ベルトルト「帰りなよ…君の居場所はあのバカ共のザーメンでベタベタした気持ち悪いところなんだろ?」
ライナー「…お前は違うってのか?」
ベルトルト「違うに決まってるだろう!」
ライナー「ベル、お前、泣いて」
ベルトルト「頼むから1人にしてくれ!
これ以上バカと話してると頭が悪くなる!」バシッ
ライナー「うっ…」
ライナー「ベルトルト…」
ベルトルト「離せよ!離せ!」ガッ
ユミル「うるせぇな。喧嘩かよ」ヌッ
ベルトルト「!?」
ライナー「ユミル…」
ユミル「…と思ったら痴話喧嘩か?」ニヤニヤ
ベルトルト「…」
ユミル「おっと、すげー目。…おいライナー」
ライナー「なんだ?」
ユミル「ここは私に任せてみねぇか?」
ライナー「!?」
ユミル「何があったかしらねぇけど…完全に血がのぼっちまってる。興奮材料がお前だってんなら、まともに話はできねぇと思うぞ?」
ライナー「…」
ユミル「話し聞くだけだ。なんもしねぇよ」
ライナー「…すまん。任せた」
ユミル「言っとくがタダじゃねえ。今度なんか言うこと聞いてもらうからな」
ライナー「フッ…わかったよ」
ユミル「さぁてと。…なぁベルトルさん」
ベルトルト「…」
ユミル「思考を止めて、感情のままに暴力で相手を従わせようなんて、知性ある人間のすることじゃねぇな」
ベルトルト「ごめんなさい…」
ユミル「私に謝ったって意味ねぇだろうが」
ベルトルト「…」
ユミル「まあ、そういう奴もいるがな。…少なくとも、あんたは違うだろ?」
ベルトルト「…君に、僕の何がわかるの?」
ユミル「わからねぇよ。だからこうして聞いてんだ。」ケラケラ
ユミル「…めんどくせぇことこの上ないがな」
ベルトルト「…」
ユミル「お前ら、いつっもベタベタ気持ち悪いくらい一緒にいたのにな。
なんだって喧嘩したんだ?
差し支えないなら理由を聞かせろよ」
ベルトルト「ごめん…」
ユミル「話せない、か…」
ベルトルト「ごめん…」
ユミル「謝んなよ。私もプライベートなこと突っ込んじまった。あーあ、こんなのキャラじゃねえよな~」ケラケラ
ベルトルト「…」
ユミル「しかし、ちょっと意外だったな…」
ベルトルト「何が?」
ユミル「いや、ベルトルさんは自分の意志を持たない、ライナーの言うことやることに付き従う腰巾着野郎だと思ってたから」
ベルトルト「ひどいなぁ…」
ユミル「悪かったよ」
ベルトルト「…」
ベルトルト「…僕にもあるよ。夢や、自分の意志が…いや、漸くできたってところかな」
ユミル「ライナーと、決別して…か?」
ベルトルト「…」
ユミル「ああ、悪い。また余計なこと聞いたな。」
ベルトルト「いや…その通りだよ」
ユミル「…」
ベルトルト「僕の夢は…故郷へ帰ることだ。それだけなんだ。」
ユミル「…1人でも、か?」
ベルトルト「…ああ」
ユミル「そうか…」
ベルトルト「…いや、違う」
ベルトルト「わかんなくなっちゃった…もう…」
ユミル「…」
ユミル「吐けよ」
ベルトルト「…え?」
ユミル「ここには私しかいないんだ…思ってること全部吐いちまえよ」
ベルトルト「ユミル…」
ユミル「あんたが背負ってるもんとか…降ろせないかもしんねぇけどよ…ちったあ軽くなるかもしんねぇぜ?」
ベルトルト「…っ」
ベルトルト「…」
ユミル「…」
ベルトルト「怖いよ…」
ユミル「そうか」
ベルトルト「…っ」*グスッ
ベルトルト「1人にしないで…」
ベルトルト「1人にしないで…!ライナー…!アニ…!」
ユミル「…」ギュ
ベルトルト「!」
ベルトルト「…う」
ベルトルト「うわぁぁああん!」
ユミル「…っ!」グスッ
ところでエロい部分を細かく濃厚に書こうかサラッと書こうか迷っている
ベルトルト「ごめんね…もう大丈夫」
ユミル「ちったあ気が済んだか?」パッ
ベルトルト「うん、後でコニーとライナーにも謝るよ」
ユミル「そうか」
ベルトルト「ユミル、目が赤いよ。大丈夫?」
ユミル「…っゴミが入ったんだ!」
ベルトルト「そうなの?見せて、とってあげるよ」スッ
ユミル「…っ!」
ユミル「近づくな!バカ!」ダッ
ベルトルト「あ…」
ベルトルト「いっちゃった…まだちゃんとお礼言ってないのに…
まぁ明日も会えるしいいかな」
ガチャ
ベルトルト「ただいま…」ソロ
アルミン「ベルトルト」
ベルトルト「あの…えっと…みんなごめんね」
ベルトルト「コニー。その…さっきはごめん。痛くなかった?」
コニー「大丈夫だ。こっちこそ悪ノリしてすまん」
エレン「俺も悪かったよ」
ベルトルト「そんな…いいんだよ」
ベルトルト「ライナーも…ごめん。僕は感情的になっていた」
ライナー「いいんだ。お前が大丈夫なら。」
ジャン「ん?おい、何の話だ?」
マルコ「…まぁ、仲直りしてるんだからいいじゃない、ジャン」
ライナー「おいベルトルト…お前、ユミルになんかされなかったか?」コソッ
ベルトルト「なんかって?」
ライナー「いや、あいつはなんというか…謎な部分が多いからな…少し心配してたんだ」
ベルトルト「心配なんてそんな…ユミルはいい人だよ。僕の話を聞いてくれたし、僕を抱きしめてくれたよ。」
ライナー「!?」
ベルトルト「…ちゃんとお礼がしたかったなぁ」ハァ
ライナー「ほう…」ニヤニヤ
ベルトルト「ライナーキモイ」
ライナー「お礼がしたいんだったら、何かプレゼントでも送ってやったらどうだ?」
ベルトルト「え?」
ライナー「花とか、アクセサリーとか、あいつが喜びそうなもんをよ」
ベルトルト「ううん…」
ベルトルト(プレゼントか…うん、いいかもしれない。こういうのは気持ちだから)
ベルトルト(でもなぁ女の子に何か送るのは始めてだ…)
ベルトルト(あ、いや、アニにその辺で摘んだ花をリボンで留めて花束にしてあげたことあるな。
花は枯れちゃったけど、リボン、ずっと持ってたなぁ。…アニはああいうのなかなか捨てられないんだよな。今も持ってるかな)
ベルトルト(ユミルが花…?うーん。もっと使えるモンよこせとか言いそう。アクセサリーは即効で誰かに売られそうだし)
ベルトルト(明日何がいいか聞いてみよ)
ベルトルト「わかった、そうするよ。」
ライナー「よし!金が足りなかったら言えよ!俺がかしてやるからな!」
ベルトルト「うん。ありがとライナー」
ライナー「いいってことよ!」
ベルトルト「キモイ」
ライナー「大人の階段の~ぼる~♪君はまだ~シンデレラっさ」
翌日
アサカラカクトウカー
カッタリー
ネミィー
ベルトルト(えっとユミルはっと…)キョロキョロ
ユミル「おいクリスタ。愛しの筋肉達磨と組まなくていいのか?」
クリスタ「もーそんな言い方して!いくら親友のユミルでもライナーをバカにしたら怒るよ!」プンスカ
ユミル「へいへい」
ベルトルト(あ、いた)スゥゥー
ベルトルト「ユミルゥーーー!!」ビリビリ
ウオッナンダ!?
ユミル?
ベルトルトトユミル?メズラシー
ユミル「…」
クリスタ「…ベルトルトが呼んでるよ?」
ユミル「…」ズカズカ
ベルトルト「ユミルおは…げほっ!」
ユミル「大声で呼ぶなアホ!」
ベルトルト「っ…ごめん…」
ユミル「なんか用かよ朴念仁」
ベルトルト「あの…昨日はありがとう」
ユミル「律儀な奴だな。もういいっつーの」
ベルトルト「その…本当に嬉しかったから」テレテレ
ユミル「頬を染めるな!でかい図体して女子かお前は!」
ベルトルト「ご、ごめん」
ベルトルト「ご、ごめん」
ユミル「もういい。用はそんだけか?」
ベルトルト「いや、その…昨日のお礼に、君に何かプレゼントしたいと思ってるんだけど、何がいい?」
ユミル「…ストレートに聞くんだな」
ベルトルト「え?」
ユミル「ま、あんたのそういうとこ嫌いじゃねぇけどな」
ベルトルト「う、うんありがとう」
ユミル「ま、もらえるもんはもらっとくか…うんと、そうだな…」
ベルトルト「なんでもいいよ。お花?アクセサリー?お菓子?」
ユミル「うーん。花は枯れちまうし、アクセサリーはつけねーし…菓子は食べたらなくなっちまうしなー」ムー
ベルトルト(悩んでるユミル…なんか、こう…なんだろう…
変だな。へんなかんじ)モンモン
ユミル「…よし。じゃあお言葉に甘えて」
ベルトルト「え、うん!何?」
ユミル「デートしようぜ」
ベルトルト「はい!?」
ベルトルト「な、な、なんで?」
ユミル「今欲しいもんとか思いあたらねぇしさ。物色がてらなんか買ってもらおうかと思ってよ」
ベルトルト「でも、ぼ、僕女の子とデートしたことないし」ゴニョゴニョ
ユミル「女の子、ね…」
ベルトルト「うん?」
ユミル「…まあ、そこは男見せろよ、ベルトルさん!」バシッ
ベルトルト「いおっ」
ユミル「よし、じゃあ次の休日にな~」フリフリ
ベルトルト「わ、わかった~」フリフリ
ベルトルト「…」フリフリ
ベルトルト「…ふぅ」
ベルトルト(デートか…)
ベルトルト(いや、何を浮き足たってるんだ。
僕の目的を忘れるな…僕は、あの2人の様にならない。)
ベルトルト(…何着ていこうかな♪)
アニ「チェーンのネックレスに、短パンでどう?」
アニ「そして白ハイソックスで最後にデー○ン閣下メイクでしまいよ。」
次の休日
ベルトルト「結局いつもの黒いベストできちゃった…」ドキドキ
ベルトルト「11時時計塔前…あっ!ユミル、もう来てる!マジでか!」ダッ
ベルトルト「ごめんね。待った?」ハァハァ
ユミル「おっせーよベルトルさん。私を待たすなんていい度胸してるじゃねぇか」
ベルトルト(…待ち合わせよりまだ10分も前だけどね)
ベルトルト(それよりも、だ。ユミルの格好…)
ベルトルト(白いシャツに…細いベルト…ピンクのロングカーディガン…そして)
ベルトルト(白くてふんわりしたスカート!!)
ユミル「何じろじろ見てやがる」
*
ベルトルト(ユミルがスカート履いてる…こんな日がくるなんて…)
ベルトルト(スカート姿のユミルとか…正直…)
ユミル「おい、いくぞ」フワリ
ベルトルト(超カワイイんだけど)ムハー
ベルトルト(は、いかん。うんと、先ず会ったら…)
ベルトルト(不服ながらライナーにデートの心得を聞いてきたんだ…えっとなんだっけ)
ライナー『かわいい格好してきたらちゃんと褒めろよ。女の子は取り敢えず褒めておけ。褒めて褒めて褒め千切れ』
ベルトルト「ちぎる!よし!ユミル!」
ユミル「なんだよ」
ベルトルト「その…か、可愛いね。よく似合ってるよ」モジモジ
ユミル「あ?」
ベルトルト「スカート。普段もはけばいいのに」モジモジ
ユミル「…ありがとよ」ボクッ
ベルトルト「おうぇ」
ユミル「行くぞ」
ベルトルト(お腹に蹴り入れられた…全然よくない。ライナーのアホ)
ユミル「で、今日のデートコースは?」
ベルトルト「よくぞ聞いてくれました!」
ベルトルト(これはライナーと深夜まで考えた力作だ!)ガサガサ
ベルトルト「まず、時計塔で待ち合わせ!※このとき必ず彼女より早くくること!
ユミル『モウ!ベルトルサンオッソーイ!』
↑だがこれもオイシイ!
街をプラプラ歩いてお話ししがてらいろいろ聞き出す!←趣味とか男性のタイプとか
注意!あくまでさりげなく!
お昼はオシャンティーなカフェでパスタすする!
ユミル『ベルトルサンオイシイネ!』
恋愛映画で気分を盛り上げる!このときホロリと少し泣いたりすると尚よし。※目薬買う
映画館をでたところで不良にからまれるが一発ko!
ユミル『キャーベルトルサンカッコイイ!』
ウィンドウショッピングで彼女が見ていたアクセサリーをこっそり買い、後でプレゼント!
ユミル『キャーベルトルサンステキ!』
そして夜はこれまたオシャンティーなバーに繰り出し大人の時間を味わう!どう!?」
ユミル「つまらん、パス」
ベルトルト「」
ユミル「…」ハァ
ベルトルト「」
ユミル「…いつもあんたは出掛けるとき何処へ行くんだ?」
ベルトルト「ホンヤヘイキマス」
ユミル「じゃ、本屋だな」
ベルトルト「あ、はい」
カランカラン
ユミル「お、本があるな」
ベルトルト「本屋だもの」
ユミル「あ、私あっちの棚見てくる」
ベルトルト「いってら」
ベルトルト「新作なんか入ってるかな…」
ペラリ…
ベルトルト(あ…これ黒塗りされてる…なにか外の世界のことが書いてあったのかな)ペラ
ベルトルト(ここ最近、規制が強化されてきてるなぁ…面白い本はどんどん発禁になるし)ペラペラ
ベルトルト(表現の自由も許されないなんて、なんてくだらない世界なんだ)
ユミル「おい」
ベルトルト「はい!」ビクッ
ユミル「そういや私、本なんて読まねぇわ。なんかオススメしてくれよ」
ベルトルト「えっと…うーん…あ、これは?」スッ
ユミル「『ハンターズワイフ』なんだ?エロい話か?」
ベルトルト「全然違うよユミル…」
ユミル「お、短編集か?」ペラペラ
ベルトルト「うん。長編より短編集が好きなんだ。読みやすいし。」
ユミル「へぇ。どんな話?」
あ、?抜けてた
ユミル「『ハンターズワイフ』?なんだ?エロい話か?」
ベルトルト「えっと…動物に触って、夢を見るハンターの妻の話、みたいな…?うん…説明難しい」
ユミル「ふぅん。」
ベルトルト「この人の短編は面白いよ。なんか不思議で。本当は『シェル・コレクター』って話が1番好きなんだけど、発禁になっちゃった。前にアルミンにも貸したけど、彼も面白いって言ってたよ。」
ユミル「へぇ…じゃあ、これ買ってくれ」
ベルトルト「え?これ、僕持ってるから貸すよ?」
ユミル「借りたら返さなきゃいけねーだろ」
ベルトルト「うん?…うんまぁ…それもそうか」
マイドアリー
ベルトルト「はいどうぞ。」
ユミル「おう、ありがとな」
トボトボ
ユミル「…腹減ったな」
ベルトルト「何処かはいる?」
ユミル「いいよ、めんどくせぇし」
トボトボ
ユミル「あ、ホットドック。」
ベルトルト「美味しそうだね」
ユミル「あれにすっか。安いし。」
ベルトルト「気にしなくていいのに。じゃあ、買ってくるね。」
マイドアリー
ベルトルト「はいどうぞ。」
ユミル「おう、悪りぃな」
ユミル「…あんたそれで足りるのか?」ガサガサ
ベルトルト「うん、平気」ガサガサ
ユミル「そっか」
ユミル「…」フガフガ
ベルトルト「…」フガフガ
ベルトルト「あ、アクセサリー売ってるよ?」
ユミル「興味ねぇな」
ベルトルト「そっか」
ユミル「うまかった」クシャクシャ
ベルトルト「ご馳走様でした」クシャクシャ
ゴーン…ゴーン…
ユミル「鐘だ」
ベルトルト「鐘だね」
ユミル「鐘撞堂にのぼってみるか。街を見下ろしてみたい」
ヒュォオオオ…
ユミル「おー。意外と高いな」ヒョイ
ベルトルト「そう?」ヒョイ
ユミル「おい、あんまり乗り出すな。落ちるぞ」
ベルトルト「平気」
ユミル「へぇ、てっきりビビるかと思ったが、度胸あんじゃねぇか」
ベルトルト「うん」
ベルトルト(僕の方が圧倒的に高いしね)
ユミル「まあ、立体起動で慣れてるしな」
ベルトルト「人が多いね」
ユミル「ああ」
ユミル「お、あの2人、連れ込み宿入ってくぞ」
ベルトルト「ユミル、何見てるの…」
ユミル「…」
ベルトルト「…」
ユミル「なぁ、ベルトルさん」
ベルトルト「うん?」
ユミル「あいつらもうヤったかな」
ベルトルト「やめようよ。そういうこと考えるの」
ユミル「私はいつも、想像しちまう…」
ベルトルト「…」
ユミル「あーあ、私はまだ吹っ切れてないみたいだな。」
ベルトルト「時間がかかることには、時間をかければいいよ。
いっぱい寝るとか、いっぱい遊ぶとか…君の心のために必要なことをすればいい」
ユミル「…」
ベルトルト「もし、そのために自分以外の誰かがいるなら、僕がいるよ。僕が手伝えることは言ってね?」ニコ
ユミル「…」
ユミル「…なぁベルトルさん。」
ベルトルト「うん」
ユミル「私達もヤっちまうか」
ベルトルト「うん?」
ユミル「だからよ、セッ…」
ベルトルト「女の子がそんなこと言っちゃいけませんっっ!女の子はそんなこと知りませんっっ!」
ユミル「舐めんな。女だって性欲くらいあるぞ」
ベルトルト「ありませんっっ!」
ユミル「しようぜ。パパッと一発」ススス…
ベルトルト「しませんっっ!」
ユミル「なんでも手伝うって言ったじゃねぇか…」ピトン
ベルトルト「むむむ胸がむむむむむむ無理無理無理無理無理無理!」
ユミル「そんなに無理無理言うな。…ちょっと傷つくだろうが」
ベルトルト「え?ごめん」
ユミル「私の顔が見たくないってんなら暗くすりゃいいだろ」
ベルトルト「顔?」
ユミル「だからよ、ソバカスブスの顔でイチモツが萎えちまうってんなら隠すなり暗くするなりしてみなけりゃいいだろ?…つか、皆まで言わすなよな」
ベルトルト「ええ?ブス?君が?」
ユミル「ああ。つか、私がそう言われてんの知ってんだろ」
ベルトルト「そうなの?へぇ~」ジッ
ユミル「じろじろ見んなっつたろ…」
ベルトルト「うーん…うん!」
ユミル「あ?」
ベルトルト「僕、ユミルは普通に美人さんだと思う。うん全然イケる。寧ろアリ」フンス
ユミル「そうか」
ベルトルト「うむ」
ユミル「…てい」ゴッ
ベルトルト「おあんっ!」
ユミル「なんだ、世辞も言えるんだなベルトルさん」ギニュー
ベルトルト「お世辞じゃ…あ、やだ!耳引っ張らないで!いたた」
マイドアリ…
ギィ…バタン
ベルトルト「…来ちゃったね」
ユミル「ああ…」
ベルトルト「どうしたの?」
ユミル「あ、いやその」
ユミル「…てっきりあんたは最後まで逃げ腰で、結局お流れになるかと思ってからよ」
ベルトルト「…据え膳食わぬほど、枯れちゃいないよ」
ベルトルト(寂しいだけなんだね…君は…そして、僕も)
ベルトルト(この、寂しいと感じる瞬間、そばにいてくれるなら誰でもいいんだ…)
ベルトルト(ねぇ、ライナー。今だけ…少しだけ。僕も、現実から逃避したっていいだろう?)
ベルトルト「…怖気ついちゃった?」
ユミル「ふざけんな」
ベルトルト「そう、じゃあ」ギュ
ユミル「!」
ユミル「…おい」
ベルトルト「うん?」
ユミル「言っておくが、一回だけだぞ…こっれっきりだからな…」
ベルトルト「わかってる」
ベルトルト(あくまで冷静に…だ。そう、事務的に事を済まそう)
ユミル「…」ズイッ
ベルトルト「!!?」
ベルトルト(ユミルがっ…あのユミルが…目を閉じてキスをせがんでいるっ!)
ベルトルト「激カワっ!」ガバッ
ユミル「うおっ」
ベルトルト「ユミル…ユミル…」ハァハァ
ユミル「…」
ベルトルト「ユミル…ユミルゥ…」ハァハァ
ユミル「…」
ベルトルト「ユ…」
ユミル「うっせ」ドコッ
ベルトルト「おんっ!?」
ユミル「うるせーよ、ベルトルさん。隣に聞こえたらどうすんだよ」
ベルトルト「ご、ごめん」
ユミル「盛りのついた猿かよ。興奮してんじゃねぇよこのボケ」
ベルトルト「」
ユミル「つーかベルトルさん汗っかきだなぁ。ベトベトして気持ち悪りぃ」
ベルトルト「」
ユミル「ベトベトンが」
ベルトルト「」
ユミル「だいたいな」
ユミル「んな呼ばなくてもちゃんとここにいんだろうが」
ベルトルト「!」
ベルトルト「ユミル…!」ダキッ
ユミル「いちいちひっつくな!」
ベルトルト「あ、ごめん…」
ユミル「チッ…童貞が」
ベルトルト「」
ユミル「…面倒くせぇから服は自分で脱ぐわ。あんたも脱げ」
ベルトルト「…うん」
ベルトルト(いかんいかん。がっついたらダメだ…あくまでクールに…うん)ヌギヌギ
ベルトルト(…そうこれは…ただ、お互いの寂しさを埋めるだけの行為であって…恋愛とか本当に関係なくて…)ヌギヌギ
ベルトルト(つまりそう、体だけのドライな関係!)バッ
ユミル「…」プルン
ベルトルト「わぁい!おっぱい!」ガシッモミモミ
ユミル「…おっぱい好きか。そういうところはやっぱり男だな」モマレモマレ
ベルトルト「何を言っているんだ。この世に生を受けたる誰しもが初めて口に咥え吸うのがおっぱいだ。おっぱいは別格だ。高貴な脂肪だ」モミモミ
ユミル「うざい」
ベルトルト「ん…柔らかい」ペロリ
ユミル「…っ」
ベルトルト「ん、んん…///」チュッチュッ
ユミル「う、うわっ、ちょっ」
ベルトルト「んふ、はぁ…///」ヂュルル
ユミル「…なんでお前が悶えてんだよ気持ち悪りぃな」ゲンナリ
ベルトルト「ユミル…」ドサッ
ユミル「お」
>>80
探しみたけど無いからurl貼ってくれない?
>>1だ。今日は寝まーす
>>142コレダヨ
ベルトルト「真夏の夜の淫夢」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1371925368/l30)
ユミル「顔ちけぇよ」
ベルトルト「キスするんだから当たり前じゃない」ズズイッ
ユミル「…」フイッ
ベルトルト「どうしてよけるの?」ムッ
ユミル「やっぱりキスは、その…ダメだ。好きな人とするもんだ。うん」
ベルトルト「あ!」
ユミル「お?」
ベルトルト(えい)カプ
ユミル「!?」
ベルトルト「ん…///」チュルル…
ユミル「…!!!」
ベルトルト「んふ…///」ヌチュヌチュ
ユミル「!!…!」
ベルトルト「ん、はぁユミル…///」ツー
ユミル「てめぇ、ぶっころしゅ…」ハァハァ
ベルトルト「かわいいなぁ、もう///」
ベルトルト「ほら、ユミルのせいでオチンチンすごい勃っちゃったよ…」ギンギン
ユミル「…」ジッ
ベルトルト(見てる…)
ユミル「…///」フイッ
ベルトルト(あらやだ、かわいい///顔そらしちゃって)
ベルトルト(さて、どうしてくれようかな)フフ
ベルトルト(取り敢えず舐めよう。余すことなく)ベロベロ
ユミル「う」
ベルトルト「…」ベロベロ
ユミル「ま、ちょ、…っ!!」
ベルトルト「ふぅ」
ベルトルト(さてと…では、お待ちかねの秘密の花園()に突入だ!)
ベルトルト(朧げながらの性知識だけど…『女の子は濡らさないと入らない』…よし先ずは指から)シャキン
ベルトルト(ここ、かな?)クニ
ユミル「…!」
ベルトルト(なんかもうヌルヌルしてるな…女の子は常にこうなのか?これじゃパンツ幾つあっても足りないじゃない)クニクニ
ユミル「…っ見てんじゃねぇクソ野郎」
ベルトルト「あ」ズボッ
ユミル「!!?」
ベルトルト「なんか簡単に入っちゃった」
ユミル「言うな…」
ベルトルト「どうしよう」オロオロ
ユミル「聞くなっ」
ベルトルト「この辺?」クニュ
ユミル「っ!」
ベルトルト「いいの?」
ユミル「バカ」
ベルトルト「ねえ、どこがいいか教えてくれないと困る」クニュクニュ
ユミル「くっ…」
ベルトルト「…」クニュクニュ
ユミル「ぐぅ…クソっ」
ベルトルト「…」クニュクニュ
ユミル「ちくしょう…う、」
ベルトルト「…」クニュクニュ
ユミル「何無表情で人の股ぐら掻き回してんだよお前は!…ぅ」
ベルトルト(うーん、もう少しかわいい声は出ないものか)クニュクニュ
ベルトルト(ふふ、なんかスイッチを探してる気分だ)グチュッ
ユミル「う、うわぁあ!」ゾクゾク
ユミル「やだ、やめろ。本当にやめてくれ、ベルトルさん」
ベルトルト「痛い?」
ユミル「いたく、ない、けどっ…」
ユミル「恥ずかしくて死にそうなんだよ、さっさと入れろこの野郎ぉ」
ベルトルト「顔真っ赤ですよ?///」
ユミル「うぜぇ!」
ベルトルト「うん、じゃあいくね…///」
ベルトルト(…すごい、心臓破裂しそう)バクバク
ベルトルト「…入れるね」ピト
ユミル「…」コクン
ベルトルト「…」グッ
ユミル「…っ」
ベルトルト(…あれ?)
ベルトルト(もっとこう、ズボッといくかと思ったけど…硬い。硬いよこのウォールマリア…)
ベルトルト(これなら本物の壁の方がチョロ…おっと、不謹慎だな)
ベルトルト「もう少し押すよ?…よいしょっと」グッ
ユミル「っは…入った、か…?」
ベルトルト「もうちょっと…」ググッ
ユミル「くっ…」ブルッ
ベルトルト(先っぽ入った)
ベルトルト「…ぅ」グググッ
ユミル「~~~」プルプル
ベルトルト(全部…入った)ハァハァ
ユミル「…」ハァハァ
ベルトルト「入った!全部入ったよユミル!」
ユミル「…分かったからはしゃぐな。いてぇよ」
ベルトルト「痛いの!?」
ユミル「あ」
ベルトルト「血が!!!」
ユミル「…」
ベルトルト「し、止血…」オロオロ
ユミル「うるせぇ」バチン
ベルトルト「痛い!」
ユミル「…いいからだあって…だ、抱きしめろ///」
ベルトルト(激カワキュンキュン丸!!)
ベルトルト「ユミル…動くよ?」ギシッ
ユミル「…あっ///」
ベルトルト「!!?」
ユミル「ん…ベルトル、さん…///」
ベルトルト(ユミル、声、かわっ!)ドピュ
ベルトルト「あ」
ユミル「は?」
ユミル「…ベルトルさんマジねーわ」
ベルトルト「…」ズゥン
ユミル「ちょっとww拙者早漏で候ってwww言ってみwww」
ベルトルト「…くだらないジョークはいいから、早くシャワー浴びてこれば?」
ユミル「は?」
ベルトルト「は?って、一回だけの約束だったじゃないか」
ユミル「…」
ユミル「…ベルトルさんの股間はまだ不満足みてぇだが?」ギュッ
ベルトルト「あんっ!///」ビクッ
ユミル「こいよ」
ベルトルト「え?」
ユミル「…し、仕方ねーから満足するまで付き合ってやるっつってんだよ///」
ベルトルト「ユミル…!」
ユミル「あ?」
ベルトルト「結婚しよ!」ガバッ
ユミル「するかアホ!…んっ///」
完
じゃないよ。もうちょい続きます。
そういや前作のエレンの台詞なんだが、
エレン「ミカサ…お前は俺が守る」
と書くつもりが
エレン「ミカサ…俺はお前が守る」
になってましたすいません
どんなwwヘタレww宣言だww
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ガチャ…キィ…
ユミル「…」キョロキョロ
ユミル「よし…」ササッ
クリスタ「ユミル」
ユミル「わいっ!」ビクッ
クリスタ「びっくりしすぎだよ」クスクス
クリスタ「どうしたの?外套なんて着て…こんな時間から外へ出るの?」
ユミル「えっと、いや、そのな…」
クリスタ「?」
ユミル「…あいつと…ほ、星見る約束してんだよ…///」
クリスタ「あ、そうなんだ///よかったねユミル」
ユミル「まあな…」
クリスタ「あまり遅くならないようにね…明日の解散式、体調不良で欠席なんて格好がつかないよ?」
ユミル「わってるよ」
あ、こっからギャグパートなんでよろしくっす
森と同じ色を纏った女が、夜の闇をかける。
その手には、夕食の時にこっそり渡された紙きれが握られていた。
それはある男からの、『呼び出し』であった。
その紙には完結に、待ち合わせ場所と時間…そしてある『お願い』が書かれていた。
はあはあと息をあげ走る女の息遣いと、生物の呼吸とが同調し、境目を曖昧にする。
堅く握られた手の痛みで、女は辛うじて自分の存在を確立していた。
約束の場所の少し手前で止まり、走ってきたことを勘付かれないよう、胸をおさえながら息を整える。
そして、できるだけ大袈裟な素振りで気だるそうに歩く振りをする。
そうまでしても、心臓の鼓動の高鳴りが収まることはなかった。
蔓が右往左往に伸び絡まる獣道の先の、双子杉を過ぎた、少し広く開けた場所。
そこにお揃いの外套を着た男が、太い木に持たれ掛かっていた。
(お揃い、といっても訓練兵すべてに配給されたものだが)
男は女に気がつくと、暗い闇と同じ色をした目に光りを灯し、顔を綻ばせながらゆっくりと近づき、
思い出と共に小物入れに大切にしまっていたものを、そっと取り出すような手つきで女に触れた。
ベルトルト「ユミル…会いたかった…」ギュ
ユミル「いや、今日訓練で会ったし。飯の時間も一緒だったろうが」
ベルトルト「五分と君と離れたくない」
ユミル「バーカ///」
ユミル「だいたいな、すぐ会いたいならこんなとこ呼び出してんじゃねぇよ」
ベルトルト「恋人は待ち合わせをするものだよ?」
ユミル「…場所えらべっつてんだ。寒ぃだろうが」
ベルトルト「…寒いのは」
ベルトルト「君が外套の下に何も着てないからだろ?」バサッ
ユミル「きゃああ!///」
ベルトルト「素肌に外套だけなんて、露出狂だねユミルは…」
ユミル「これはお前が…///」
ベルトルト「あ、やだ、乳首勃ってる」クリクリ
ユミル「寒いからだ!う…んん///」
ベルトルト「ねぇユミル?僕は『裸二、外套ダケデ来テネ*』ってちゃんと書いたのに、どうしてズボン履いてるのかな?」サワサワ
ユミル「あっ…///さ、流石に無理だろそりゃ…んぁ」
ベルトルト「ふふ、まあいいか。可愛いから許す」
ベルトルト「今日もいっぱい愛してあげるね」
そう言って男は女のベルトに手をかけ、慣れた手つきで素早くズボンを下着こと下げてしまう。
女は口ではバカ、やめろなどと言って抵抗を示すが、無意識に脚をあげて男がズボンを取り払うのを手伝っていた。
そんなお決まりのやり取りをしている間に、女は男の望んだ通りの、素肌に外套だけの格好になってしまった。
女は恥ずかしそうに顔を伏せるが、陰部を隠そうとはしない。
男の躾の賜物だろう。
しなやかに伸びる太ももの付け根は、月光を浴びて、夜目にもはっきりと分かる程にヌラヌラと光っていた。
男はその光景に、満足そうに笑みを浮かべる
ベルトルト「どうして欲しい?」
ユミル「ぁ…」
ベルトルト「言って」
ユミル「さ、触って、ほしい」
ベルトルト「ちゃんと言いなさい。舌で舐めて欲しいの?手で撫で回しててほしいの?それとも、指突っ込んでイカせてほしいの?」
ユミル「…///」
ベルトルト「教えてくれないと、困る」
男はいつか女に言ったのと同じ言葉を、同じ抑揚で言う。
ただ一つ違うのは、数ヶ月前のその時、男は困ったように眉毛をハの字に下げていたが、今回はそれをピクリとも動かすことなく、目を細めて笑っていたことだった。
女は羞恥で紅潮した顔を男の肩口にうずめ、男の手を震える両手で包み、ぎゅうぅ、と力を込め握る。
ユミル「これ、が…いい…」
ベルトルト「…よく言えました」
男はそういって、左手でよしよしをするように女の頭を優しく撫でた。
女はそれに気を良くして、目を閉じてその手の動きに酔いしれる。
そちらに気を取られていた為か、唐突に体に捻じ込まれた男の右手の指に、ビクンと大きく体を揺らした。
ユミル「…っああ!」
ベルトルト「うふふ…いいの?」グチュグチュ
ユミル「ば、か…ん、んんっ…」
ベルトルト「ここは?」グチッ!
ユミル「~っ!!」ビクビク
ベルトルト「君にはスイッチがいっぱいあるね」
ユミル「あ、あ、やだ、やだぁ」ビクビク
ベルトルト「何が嫌なの?」グチュグチュ
ユミル「恥ずかしくて、しんじゃう…っ」
ベルトルト「うん、死んで?」グリュッ
ユミル「あーっ!あ、」ビクッ!
女は男の肩に必死でしがみついて下半身から駆け上がる快感に耐えていた。
男はその腕に屈することなく、激しく二本の指を膣壁に擦り付けながら、女の肩に顎を乗せ、耳元で質問を投げかける
ベルトルト「どうしてこの場所を選んだと思う?」*
ユミル「…わ、わか、んっ!」
ベルトルト「ここはね?よくライナーとクリスタが逢引に使ってるところなんだ」
ユミル「っ!!」
ユミル「いや、だ、言わないで…っ」*グスッ
ベルトルト「やだ、今すごい締まった。君のここ、きゅうきゅう言ってるよ?」*グニュグニュ
ベルトルト「ねぇ、想像してみて。男の指で大事なところを掻き乱されて、涎を垂らしながらあんあん喘いでる、君を
クリスタが、見てるよ?」
ユミル「いや、う、うわあああぁぁぁ!」*ビクビクビク
エロってこんな感じだろうか。
ううん、中途半端だ。ちょい疲れた
ミカサ「んほぉ」のように吹っ切れられたらどんなに楽だろうか
女は弓形に体をしならせ、涙を流しながら果てた。
男は痙攣を続けるそこから指をゆっくりひき抜き、それを徐に口元に持っていくと、付着した粘着質な液体を丁寧に舐めとった。
そして、は、はと浅く息をつく女を逃がさないように腕で閉じ込め、ぐっと体を密着させる
女は太ももになすり付けられている熱を帯びた男の存在に身震いし、小さく悲鳴をあげた
脚の間に膝を差し込み、腿でぐいぐいと濡れそぼったそこを刺激しながら、わざとらしく声に吐息を交えて男は聞く。
ベルトルト「前から突き上げてほしい?後ろから貫いてほしい?
君が望むようにしてあげるよ」
背筋を這い回るような男の低い声に、面白いくらいに反応してしまう。
女はとっくに焦点の合わなくなった目で男をみやると、唇を薄く開けて、熱にあてられドロドロに蕩けた頭の中の欲望を口にする
ユミル「前から、がいい。
ぎゅって、抱きしめてくれ」
男はその言葉に耐えきれず、性急に自分のズボンを下ろすと、先程から痛いくらい膨張していたソレを取り出した。
ソレに見惚れる女の片足を掴み肩に乗せ、そこにあてがうとすぐに腰を押す。あの硬く閉ざし、何者の侵入を許さなかった壁は、今では当たり前のようにソレ受け入れ、ズブズブと奥まで飲み込んでいった。
ベルトルト「こんなに、簡単に入っちゃったよ」ハァハァ
ユミル「いわな、い、で」
ベルトルト「言わないでほしいことばっかりだね。君ってほんと、ムッツリすけべ」
男は奥まで詰まっていたソレを少し引き、ぐ、ぐと浅く強く前後に動かし、亀頭を膣壁に擦り付ける。
女はいたい、いたいと小さく泣いていたが、その刺激によって分泌された粘液がソレに絡まり、ヌチャヌチャと艶かしい音を立てる頃には、もっと、もっとと乞うように啼き、時折不意にされる深い挿入の度に、その体を痙攣させた。
男は腰の動きを変えることなく、体を器用に曲げ女に覆いかぶさると、耳を舐め啄んだり、口に指を出し入れするといった軽い悪戯をする。
女はその指と舌の動きと、耳にかかる男の熱を帯びた吐息が頭の中を蹂躙していくのを感じながら、森中に響き渡るような嬌声をあげ、太い木の幹に縋りつき腰から駆け上がる快感に耐えていた。
ベルトルト「ねえ、好きって言って」ハァハァ
ユミル「そんな、の」
ベルトルト「言え!」グッ
ユミル「んーっ!」ビクッ
ベルトルト「お願い…ユミル」
ユミル「好きっ…好きだ…ベルトルト」ハァハァ
ベルトルト「そう。じゃあ中に出していいよね?」
ユミル「!?」
ユミル「なかは、ダメ、だ、だめだっ!んん!」
ベルトルト「出すよ、全部出すから、ユミル」パンパン
ベルトルト「僕を受け取って。」
ユミル「やめ、やっ…あ、ああああ!」
ベルトルト「イッちゃった?ごめんね、僕まだだから、もう少し、我慢して」ググッ
男は担ぎあげていた片脚を一旦下ろし、もう片方の脚と一緒に脇に抱え直した。
脚を持ち上げられ、宙に浮いた女の体の支えは、肩甲骨に当たる木の幹と結合部だけになり、自然と自重で深く挿入されてしまう。
限界まで張ったソレに内臓を押し上げられ、女はひゅ、と喉を鳴らす。
それでも男は容赦なく鍛え上げられた逞しい体をそこに押し付ると、木の幹と挟み込む形で、更に奥を責め立てるように抽送を再開した。
ベルトルト「ユミル、ユミル…っ」パンパン
ユミル「っ…ベルトルさん、て、て、にぎって…」
ベルトルト「うん」ギュ
ユミル「いっ、いっしょに」
ベルトルト「うん。いっしょにいこう?」
より一層激しい律動に、女は男の背中に爪を食い込ませながら、声にならない声をあげ仰け反る。
男はその白い首筋にに噛み付いて、最奥にむけて腰を叩きつけ、やがて限界を迎えると
獣のような咆哮をあげながら精を放った。
ユミル「~~~っ!」
ユミル「あ、あ…」
ベルトルト「…っ、」ハァハァ
ユミル「ばか、あほ…んん」チュ
ベルトルト「…」チュ…チュル
ユミル「おいこら…誤魔化すな。ん」
ベルトルト「僕が好き?ユミル」
ユミル「何回聞くんだてめぇは」
ベルトルト「何回でも教えて?」
ユミル「す、好き、だよ///」
ベルトルト「そう…」
ベルトルト「僕は、嫌いだ。」
ユミル「は?」
ベルトルト「僕は君が嫌いだ」
ユミル「ベルトルさん?」
ベルトルト「僕はね、ユミル。人間じゃないんだ」
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ライナー「なんだ、こんなところに呼び出して」
ベルトルト「長くなりそう?僕この後約束あるんだけど」
アニ「…」
ライナー「お?もしかして式のこと相談したいのか?食堂で公開プロポーズされちまったもんなぁ///
こりゃもう披露宴しないと示しつかないよなぁ」
ベルトルト「ライナーウザイ」
ライナー「いやあ、アルミンは男だぜ。スピーチは任せとけ。お前の涙腺が崩壊しちまうくらいとびっきりの…」
アニ「巨人だっていった」
ベルトルト「え…?」
ライナー「…アニ、すまん。もう一度いってくれ」
アニ「アルミンに、いった」
アニ「私が巨人であることを、いった」
ベルトルト「なん、だって?」
ライナー「ベルトルト、一旦落ち着け。もう少しアニの話を聞こう。」
ライナー「アニ。…俺たちのことも話したのか?」
アニ「…104期の中で、巨人は私だけしかいない、っていってある」
ライナー「いや、お前はアルミンを見くびってるな。…俺たちのこともとっくに勘付かれだたろう」
アニ「…」
ライナー「アルミンはなんて言っていた?」
アニ「少し、考えさせて欲しいって」
ベルトルト「…」
ベルトルト「僕らを売ったの?アニ」
アニ「違う…!」
ベルトルト「同じことだろう!」ガシッ
ライナー「ベルトルト!やめろ!」
アニ「ちがう…」
ベルトルト「何を考えているんだ!?…僕らが何のために正体を隠してきたか分かってるのか!?それをこんな軽率に…!もうここにはいられなくなるぞ!君はそれでいいのかよ!?」
アニ「よくない、けど。
これが、私の選択
私は、戦士になれなかった」
ベルトルト「…」
ライナー「アニ…たくさん、悩んだんだな。…すまん。1人にして悪かった」
ベルトルト「…この裏切り者に、どうして謝るの?ライナー。」
ライナー「俺も同じだ。戦士には…なれなかった。もっと早く言い出すべきだった。そうすれば」
ベルトルト「ライナー」
ベルトルト「君は、クリスタに自分の正体を話したのか?」
ライナー「…!」
ベルトルト「言ってないんだね?」
ライナー「…」
ベルトルト「君は戦士でも、兵士でもない。中途半端のクソ野郎だ。
クズはちょっと黙っていろ」
ベルトルト「…」バシッ
アニ「…っ」
ライナー「べ…!」
ベルトルト「ねぇアニ?どうして?」バシッ
アニ「…」
ベルトルト「どうして、ねぇどうして?」バシッバシッ
ベルトルト「どうしてそんなことするのさ!」ガッ
アニ「…ぅ」ドサッ
ベルトルト「やっと、正解を見つけたとおもったのに」
ベルトルト「この吐き気がするほどくだらない日常に埋れて、何もかも忘れて生きようと思ったのに…なのに」
ベルトルト「どうして?…どうして壊すんだ!」
ライナー「やめろ。アニは怖かったんだ…」
ベルトルト「僕だって、ずっと怖かったよ!」
ライナー「…ああ、そうだったな…そうだよな。
ごめん、ごめんな、ベルトルト」
ベルトルト「謝ったって許さない…」
アニ「ごめんなさい…」
ベルトルト「謝るなっていってるだろう!」
アニ「…っ」ポロポロ
ベルトルト「泣くな。…弱者の振りをするのは卑怯だ。アニ」
アニ「アルミンは…っ」
アニ「アルミンは、好きだって言ってくれた。真っ正面から、こんな、私を、すきだって」
アニ「私は、ちゃんと向き合いたいんだ。アルミンに…そして、私自身に」
ベルトルト「ハッ…バカなんじゃないの?」
アニ「…」
ベルトルト「…受け入れられないに決まってる」
ベルトルト「ねえ、拒否されたらどうするの?手のひら返して巨人側につくつもりか?平気な顔して奴等を殺すのかよ。その手で、その口で。
あはは、ムシの良い話だ。まるで子供のすることみたい」
アニ「わたしは、もうころさない。ころしたくない」
ベルトルト「君がアルミンを殺さなくても、彼は君を殺すだろうね」
アニ「ー。」
ベルトルト「当たり前じゃないか、僕らが毎日必死でやってるのは、何のための訓練だ?」
アニ「いい。」
ベルトルト「!?」
アニ「それでも、いい。私がしんでも、私が彼を愛したことは、きえないから」
ライナー「アニ」
ベルトルト「ああそうか!なら勝手にしろ!君がどんな風に、アルミンに殺されるか見ものだね!」ダッ
ライナー「っベルトルト!」
バタンッ
ダダッ
ベルトルト「おえっ、げっ…」ビチャビチャ
ベルトルト「ハァハァ…う」
ー鏡ー
ベルトルト「わぁ、酷い顔…」
ベルトルト(僕らのことは、104期の、いや、人類すべてに知れ渡るだろう)
ベルトルト(…そしたら、君はどんな目で僕を見るだろうか。)
ユミル『…』
ベルトルト「ユミル…」
ユミル『あんたが、巨人?』
ベルトルト「ああ」
ユミル『壁を壊したの?』
ベルトルト「…ああ」
ユミル『…そうなんだ』
ユミル『どうして黙ってた?』
ユミル『話して欲しかったよ』
ユミル『どうして教えた?』
ユミル『知りたくなかったよ』
ユミル『それでも私は、あんたを愛している』
ユミル『なんて言うとおもったか?』
ユミル『受け入れられるとでも思ったか?』
ユミル『あんたはどんな答えが欲しかった?』
ユミル『人殺し』
ユミル『何人死んだか知らないわけじゃないよな?』
ユミル『なのにさ、なにのうのうと、飯食って、クソして、笑って…毎日幸せを感じて眠りについてんだ?』
ユミル『なに私達と同じ空気吸ってんだよ、クソ野郎』
ユミル『喋るな。見るな。息をするな。』
ユミル『気持ち悪い。』
ユミル『ないわー。本当にないわ、お前さ』
ユミル『なぁ』
ユミル『ベルトルさん』
ユミル『死んで?』
ベルトルト「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」ガシャン
ベルトルト「うう…」グスッ
ベルトルト「やめて…やめてよぉ…」
ベルトルト『ねえ?何を怖がってるの?』
ベルトルト「耐えられないんだ」
ベルトルト『もう過去には戻れないよ?』
ベルトルト「だから怖い」
ベルトルト『君は強い。すごく強い。全てを踏み潰せる力を持ってるのに』
ベルトルト「好きなんだ」
ベルトルト『いつか屠殺すると分かっている家畜でも、餌をやり水をやり、毎日世話をしていれば愛着くらい湧くさ。そのようなものだよ』
ベルトルト「好きなんだ」
ベルトルト『どうせ、全員、僕が殺すのに?』
ベルトルト「好きなんだ」
ベルトルト『ああ』
ベルトルト「でも彼女は」
ベルトルト『僕を受け入れてはくれない』
ベルトルト『大丈夫』
ベルトルト「…」
ベルトルト『きみにはぼくがいるよ』
ベルトルト「ぼく」
ベルトルト『ぼくにはきみがいるよ』
ベルトルト『さあ』
ベルトルト『壊されるくらいなら、』
ベルトルト「壊してしまえ。」
ーーー
ーーーーー
ーーーーーーー
ユミル「何言ってんだ?ベルトルさん?」
ベルトルト「…」スッ
ユミル「ナイフ…」
ザシュッ
ユミル「!」
ベルトルト「…」シュウゥゥ
ユミル「…」
ベルトルト「僕は巨人なんだ」
ユミル「…なるほどな」
ベルトルト「だからね、僕は人類の敵なんだ。大嫌いだよ、君達なんて」
ベルトルト「黙っててごめんね?
でも君も気持ちよかっただろ?
何回もイッたよね?
いい夢みれたかい?
このブス」
ユミル「…」
ベルトルト「次の作戦までの暇潰しに家畜共と遊んでやろうと思ってさ。簡単に股開きそうなメスが君だったんだ。こんなに上手くいくとは思わなかったよ
…僕の演技はどうだった?最高だったろう?」
ユミル「演技?」
ベルトルト「ああ、そうさ。全部嘘だよ。本気になるわけないだろ?君みたいな口も顔も悪いブスに。勘違いもいいとこだよ」
ベルトルト「馬鹿だね、君は本当に」
ユミル「…」
ユミル「それが、あんたの本心か?」
ベルトルト「ああ…」
ユミル「そうか。聞けてよかったよ」ニコ
ベルトルト「…!」
ユミル「帰るわ、眠いし」
ベルトルト「ユミル」
ユミル「あー、このことは黙っとくから安心しろよ。あんたのことに興味ねーし。巨人とか人間とかよく分からんわ」
ユミル「ただな。お前、一個勘違いしてるぞ」
ベルトルト「…え?」
ユミル「私だって、そばにいてくれりゃ誰でもよかったんだ」
ベルトルト「…そう」
ユミル「じゃあ達者でな、ベルトルさん」
ベルトルト「うん…さようなら、ユミル」
ところでこいつら真っ裸とフルチンで話してるんだけどばれてない?
今いいところなんだ…*そういうこと言うなよ………ッ*
>>263
ギャグパートだっつったろうが
ーーーーー
ーーー
ペラリ…
パタン
ユミル「…」
クリスタ「ユミル」
ユミル「よう、クリスタ。10位に入れてよかったじゃねぇか。」
クリスタ「はは、まぐれだよ。」
クリスタ「本読んでたの?」
ユミル「別に」
クリスタ「…」
ユミル「あー。なんか3年間あっという間だったなぁ。…明日の初任務はトロスト区だっけか?かったりーなぁ」
クリスタ「…何かあったの?」
ユミル「なんも。別に。ただ」
ユミル「なんか知らんがフられた」
クリスタ「そっか」
クリスタ「…どんな気持ち?」
ユミル「…なんか気持ち悪い。モヤモヤして、いやな気分だ」
クリスタ「そう。それは、悲しいね」
ユミル「別に」
ユミル「クリスタ、お前なんか勘違いしてるよ。私とベルトルさんはそんなんじゃない」
クリスタ「じゃあどんなのだったの?」
「誰だって良かったんだ。お互いさ。寂しかったんだよ。
セックスしたのも成り行きだ。
そりゃ、こんなんでも女だし、体許すくらいだからちったあ特別だったかもしれないさ。他の男よりは」
「うん」
「あいつ、バカなんだ。どっか出掛ける度に、毎回計画表作ってくるんだ。メモ用紙に細かい字でいっぱい書き込みしてあるんだ。すげぇバカなんだ。それをからかうのが面白いくて、でも、全部嘘だって。本当かな」
「ああ、くそあいつをブン殴ってやりてぇ。散々人を好き放題しといて。
でも会いたくねぇ。私のことをすっかり、記憶ごと忘れて欲しい
ちょっと、わかんなくなってきた。なんなんだよ。」
「うん」
「気持ち悪いんだ。なんか、どっかに走り出したいような、隅っこに座っていたいような変な気分だ。
1人にしてくれ。いやだ、1人にしないで」
「ちがう。私は知ってたよ。知ってた。どんなに離れたくなくても、みんな、私じゃない他の誰かを選んで、私はどうせ、最期には1人なんだ。誰もいないなら、誰もいらないと思った」
「そう」
「なぁクリスタ、すべてなかったことにしたいよ。戻りたい。あいつのこととか、何にも、知らなかったころに。」
「あいつのこと思い出すと心臓から血が吹き出そうなんだ。苦しい。気持ち悪い。」
「それはね、ユミル」
「失恋っていうんだよ」
「ーー。」
クリスタ「恋してたんだね、ユミル。」
ユミル「…ああ。」
クリスタ「ユミル、泣いてるの?」
ユミル「鼻水だ」ズッ
クリスタ「そう」
クリスタ「私もね、フられちゃった」
ユミル「!?」
ユミル「あいつが…どうして…?」
クリスタ「ライナー、調査兵団に入るんだって…」
クリスタ「調査兵団に入れば、いつ死ぬかわからない身だから…クリスタには、帰ってこないかもしれない男を待っていて欲しくないって。幸せになって欲しいって。勝手だよね。」
ユミル「…」
クリスタ「最初からそのつもりだったみたい。ライナーは、私に指一本触れなかった。私達、キスもしてないんだよ?笑っちゃうよね。」
ユミル「そうか…」
クリスタ「本当に、ムカつくよね。最後まで添い遂げる覚悟もないくせに、人にさ、好きって言ったんだよ?」
ユミル「…」
ユミル「ベルトルトとライナーは同郷だったな」
クリスタ「うん?そういってたね」
ユミル「…」
クリスタ「私、行ってくるね?ユミル」
ユミル「何処へ行くんだ?」
クリスタ「すごくムカつくから、もう一度、ちゃんと好きだって伝えてくる。」
ユミル「!?」
クリスタ「私は本気よって。本気で、あなたにすべて捧げるつもり。だから、つべこべ言わずに受け取りなさい
私を幸せにできるのはあなただけなんだし、あなたを幸せにできるのも私だけなんだから」
ユミル「…」
クリスタ「ユミルも、思ってることちゃんと伝えなよ。うじうじ考えてるなんてユミルらしくないよ」
ユミル「…無理だ。」
ユミル「わかったんだ、私は…弱いんだ。全然強くないんだ。」
ユミル「もしあいつに…言って、それを拒否されたら今度こそぶっ壊れちまう。もう直せないくらい、コナゴナに」
クリスタ「そしたらね、私がくっつけ直してあげる。そして、『もう一回いって来い』ってお尻引っ叩いてあげるよ
私はユミルの、親友だから 」
翌日トロスト区
ユミル「なんで整備とかww面倒くせー立体起動重いww外してぇww」
クリスタ「…」
ハンナ「あ、いたわ。ユミル~」タッタッ
ユミル「うわww今1番会いたくない奴ktkrwwさっさとハゲんトコ帰れバカップルww」
ハンナ「あら挨拶ね。そんなこと言うと、預かり物渡してあげないわよ///」
ユミル「預かり物ってなんだよww誰からだよww金ならもらうww」
ハンナ「うふふ///これ」メモ
ユミル「…!」
ハンナ「フランツはライナーに渡されたって言ってたけど、書いた人なんてバレバレよね///貴方に手紙を送る人なんて1人しかいないわよね///」
ユミル「…ハンナは悪気がないから余計腹立つ」
クリスタ「ユミル!」
ユミル「いいから、寄越せよ」
ハンナ「はい、どうぞ」
ユミル「…」カサ…
ハンナ「私にも見せて見せて///」
『ガスヲダイジニ』
ユミル「…」
ハンナ「?変なラブレターね?」
カンカンカンカン…
「緊急召集命令発令ー!緊急召集命令発令ー!」
メラニン色素に繋がるのこれ…?
メラニン色素の時期を経てこうなったの?
だとしたらベルトルさんも一時期かなり壊れかけてたんだな……
>>292 >>293メラニンは越えてんで。
デート→付き合う→メラニン→アニライナーと喧嘩→青姦→解散式→トロスト区
みたいな感じ。時系列分かりにくくてすまんち
一応ヘタレトルトからメラニンなる話は考えてた。挟めなかったからおまけで書こうかなと
つかこれからの展開全部書き溜めてあるけどシリアス過ぎてクサいから恥ずかしい。ギャグのオマケを挟もうか、このままスパッと終わらそうか悩んでるわぁ
逃避してギャグ書いてたらおまけが増える増える
早く終わらす。というわけで続きかくわ
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーウォールローゼトロスト区
壁の上ー
ヒュオオオオオ…
ベルトルト「…」
ベルトルト(壁の穴塞がれちゃった…エレンがまさか、巨人だったなんて…思わぬ伏兵、ってやつだね)
ベルトルト(人類の、初勝利…か)
ヒュオオオオオ…
ベルトルト(高い、なーー)
ベルトルト(壁の上からの景色。見慣れてるはずなのに、それだけで、こんなにも違うんだね)
ベルトルト(みんな嬉しそう…犠牲は決して少ない訳じゃない。それでも、とても、嬉しそうだ。)
ベルトルト「…ねぇ、神様。僕は、何のために生まれてきたの?」
ユミル「お前ってさ、独り言多いよな。」
ベルトルト「…え」
ベルトルト「ユミル…?」
ユミル「よう」ポイッ
ベルトルト「あ…」ポスッ
ユミル「それ返しに来た。んで、文句いいにきた」
ベルトルト「…見覚えがないね」
ユミル「あっそ」
メラニン色素ってわかんないんだけどネタバレ?
ヒュオオオオオ…
ユミル「死ぬとこだったか?」
ベルトルト「…」
ユミル「飛べよ、見ててやっから」
ベルトルト「痛いかな」
ユミル「しらねぇよ」
ベルトルト「…やめとくよ」
ユミル「そうか」
>>303 ごめん、前作を見てとしか言えん。
自分も軽いネタのつもりだったのに意外とメラニンメラニン言われて困惑している
ユミル「…穴塞がれちまったな?超大型巨人さんよ」
ベルトルト「うん。…これからどうしようかな。なんだかすごく、疲れちゃったよ…」
ユミル「…」
ベルトルト「ねぇ、ユミル。お願いがある。」
ベルトルト「そのブレードで、僕を殺してくれないか。今、ここで」
ユミル「…」
ベルトルト「どうせ、自首するにせよ捕まるにせよ、僕は殺される。
だったら、君がいいな。君に殺されたい」
ユミル「…私の周りには死にたがりばっかりいやがる」ガシガシ
ベルトルト「違うよ、僕は死にたくない。痛いのやだもん。
生きたいよ。…ごめんなさい。僕は生きたい。」
ベルトルト「かといって、逃げ続けて、すべて忘れて生きることは無理なんだ。
僕はもう、どこにも行けそうにない」
ユミル「…」
ユミル「…」シャキン
ベルトルト「…ありがとう」
ブシュッ!
ベルトルト「!?」
ベルトルト「…どうして自分の、手を…」
ユミル「…」シュウウウ…
ベルトルト「ユミル…君は…」
ユミル「そうだ」
ユミル「私も巨人だ」
ベルトルト「…」
ユミル「黙ってて、悪かった」
ベルトルト「そう…だったんだ」
ユミル「だがあんたとは違う。」
ベルトルト「…え?」
ユミル「私は自分の存在を恥じたり、否定したりはしない!私は私だ。この体と、この名前と、この生き様こそが私だ!」
ベルトルト「…あはは。君の、そういうところ…好きだったよ」
ユミル「過去形やめろこのバカ」
ベルトルト「…」
ベルトルト「ねえ、ユミル」
ユミル「なんだよ」
ベルトルト「今から話すことは、独り言だから、聞き流してくれていい」
「僕は、妙な星の元に生まれてきちゃって、
どうして僕なの?って、ずっと考えてたんだ。
自分が、この世に生まれてきた意味を、考えていた。
迷うこともあったけど、僕には仲間がいた。
正しいところへ導いてくれる仲間が。…だから頑張れた。
でも、彼らは、自分の意志で自分の運命を選択した。
裏切られたと思ったよ。
すごく、怖くて、不安だった。
大切な人達に置き去りにされた。
すごく悲しくて、腹が立った。」
「そのとき、ある人が現われた。
その人は僕の話を聞いてくれた。
寂しくて泣いてる僕を黙って受け止めてくれた。
その人は、強くて、ちゃんと自分自身を愛していて、まっすぐ生きていた。…とても羨ましかった。
見ているだけでよかった。それなのに
ある日、僕はその人に触れてしまった。
…その行為は僕を救ってくれたんだ。
そのときだけは何も考えなくてすんだから。とても、幸せだった。
…幸せだと感じてしまった」
「だけど何時の間にか…その人を抱く度に恐怖を覚えていた。
幸せを感じるたびに、罪悪感で押しつぶされて、自分の存在が、気持ち悪くなっていったんだ。
知られたくなかった。
否定されたくなかった。
怖かった。
だって僕はいつしか…
心から、君を愛していたから」
ユミル「…また過去形かよ」
ベルトルト「過去だよ。もう、戻れない日々の、話だから」
ユミル「…ああ、よく分かったよ」
ベルトルト「うん。だから、」
ユミル「おい、ベルトルさん。」
ベルトルト「え?」
ユミル「これから私がいうことは、なんていうか、独り言だ」
ベルトルト「え?」
ユミル「私の中のもん、全部ぶちまけてやる。だからあんたはその中から、都合のいいとこだけ選んで聞けばいい」
ベルトルト「え、あの?ユミル…?」
ユミル「よく聞けってんだこのバカ男!」
ベルトルト「うん!?」
ユミル「あんたは確かに罪を犯した!
だが、誰だって正しい道ばっかり歩けるわけじゃねぇんだよ…
一度や二度の失敗ならやり直しゃいいんだ!
過去は消えないが、這いつくばってでも生きりゃ未来だって消えねぇだろ!」
ユミル「ああ、もう!だいたいあんた真面目すぎるんだ!忘れて生きることの何がいけねぇんだよ!
みんなそうやって臭いモンに蓋して傷舐め合って生きてんだよ!そんな世界はクソか?くだらねぇか?ああ?」
ユミル「てめぇだって、このクソくだらなくて、つまらねぇこの世界の一部のくせにイキがってんじゃねぇぞこの童貞野郎!」
ユミル「もし!もしもだ!あんたがまた道を踏み外しそうになったら、私が殴ってでも止めてやる!
それでも間違えて、死ぬほどの自責の念に駆られたとしたら、私が抱きしめて慰めてやる!だから」
ユミル「私に賭けろよ、ベルトルト」
ベルトルト「…!」
ユミル「あんたの命と、人生全部私に賭けろ!
必ず幸せにしてやる!」
ベルトルト「ユミル」
ユミル「…あんたが言ったとおり、私はブスで性格も悪い。でももういい、考えるの面倒くせぇ。
誰も私を選んでくれねぇなら、私が誰かを選んでやるよ」
ベルトルト「…」
ユミル「さぁ、次はお前の番だ。
選べ。ベルトルト」
ベルトルト「…独り言だっていったじゃない」
ユミル「うるせぇ」
ベルトルト「一つ聞いていい?」
ユミル「あん?」
ベルトルト「どうして、僕なの?」
ユミル「知るか、そんなの。簡単にわかったらこんなに苦労しねーっつの。
ただ…
私は、あんたがいい。
あんたがいいんだよ。
…このボケ。言わすな」
ベルトルト「…」
ユミル「…」ハァ
ユミル「あのな、女にここまで言わせたんだぜ?ちったあ責任とれよな、ベルトルさん」
ベルトルト「…ユミル!」
ユミル「なんだよ」
ベルトルト「僕は君が好きだ」
ユミル「ああクソ。知ってるよ、バカ」
ベルトルト「大好きだから、君を抱きしめてもいいだろうか。」
ユミル「聞くな、アホ」ギュ
ベルトルト「好きだ、大好きだ…大好き。大好きだよユミル…!」
ユミル「…うん」
ベルトルト「ユミル…ユミル、ユミル…」
ユミル「あーうっせぇ、あんた、うるせーよ…」
ベルトルト「ユミルゥ…うぅ、う」グスッ
ベルトルト「うわぁぁああん!」
ユミル「泣くなよ…大の男が…そんな…」グスッ
ベルトルト「うわぁぁああん!」
ユミル「うぅ…うわあぁぁぁ、うわぁぁぁぁあん!」
ウワアァァァン…
アァァァン…
それから、僕たちは壁の上で、抱き合って泣き続けた。
まるで、この世に生まれたばかりの赤ちゃんのように、ずっと。
ユミルも同じ様に思っていたみたいで、「生まれたてのサルかお前は」と言って涙を拭いてくれた。
僕は愛しているよ、と言った。
愛してるよ、ユミル。
どの位そうしていたか、やがて僕たちは泣き疲れて、手を握ったまま、一言も喋らず壁を降りた。
ベルトルト「ごめん、先に戻ってて」
ユミル「…」キュ
ベルトルト「大丈夫。もうどこにも行かないよ」
ベルトルト「少し…話をしておかなきゃいけない人がいるから」
ベルトルト「ライナー」
ライナー「…ベルトルト!お前、どこ行ってんだ!探したぞ」
ベルトルト「うん、ごめん」
ライナー「壁、塞がれちまったな」
ベルトルト「うん」
ライナー「…ベルトルト。悪い、俺は」
ベルトルト「分かってる。いいんだ。…ライナー。」
ライナー「ああ」
ベルトルト「僕は、もう、壁を壊さない」
ライナー「…そうか」
ベルトルト「うん。決めたんだ」
ライナー「お前も…人類を選んだか」
ベルトルト「違う。彼女を選んだんだ。それだけだよ」
ライナー「…ああ。そうだったな」
ライナー「…お前、配属はどうする?憲兵団か?」
ベルトルト「いや、兵士は辞めるよ。…僕には、家畜の世話をするほうが性に合ってる」
ライナー「…そうか」
ベルトルト「ねぇ、ライナー。ムカつくから、ずっと言わなかったけど」
ライナー「なんだ?」
ベルトルト「君は、兵士に向いてると思っていたよ」
ライナー「…ああ」
ベルトルト「…さよなら」
ライナー「バカ野郎」デコピン
ベルトルト「いた」
ライナー「さよならじゃねぇ。
お前が嫌がろうが、俺はお前に会いに行くからな。
お前は一生、俺の親友だ。そう簡単に放してやるもんかよ。
だからまたねだ。
またな、ベルトルト」
ベルトルト「…うん、またね。ライナー」
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
10年後
ベルトルト「ユミル」
ユミル「あ?」
ベルトルト「結婚しよ」
ユミル「もうしてんだろ」
ベルトルト「うん」
バンッ
ベルjr.「うわぁぁああん!」ポロポロ
ユミル「おかえり!泣くな!どうした!」
ベルjr.「またいじめられたぁ!」ポロポロ
ユミル「あんだとぉ!やり返してこい!」
ベルjr.「びぇぇええええん!」ポロポロポロポロ
ベルトルト「どうしてそう喧嘩腰なのかな君は」
最初にメラニン色素言い出したの俺です。なんかすいません。
ベルトルト「ほらおいで。ママは怖いねぇ、よしよし」ヒョイ
ベルjr.「う、ぐすっパパぁ…」グスッ
ユミル「あんたがそうやって甘やかすから泣癖がつくんだよ」
ベルトルト「人は泣いて強くなる生き物だよ」
ユミル「ケッ」
ユミル「あ、そうだ。明日アルミン達が遊びにくるってよ」
ベルトルト「そうなの?」
ベルjr.「本当!?」パァァア
ユミル「そうだ。アルミンのトコのガキと、ライナーのトコのチビも来るぞ。お前、1番年長さんなのに、泣き顔からかわれてもいいのか?」
ベルjr.「…やだ」
ユミル「だったらほら、さっさと顔洗ってこい」チュ
ベルjr.「うん!」
バタバタ…
ベルトルト「…」
ユミル「まぁたそんな顔して」ペチ
ベルトルト「え?どんな顔してた?」
ユミル「捨てられた大型犬見てぇだ。寂しそうに笑うなアホ」
ユミル「…ライナー達に会うのまだ気まずいのかよ」
ベルトルト「そんなんじゃないよ。ただ」
ベルトルト「平和だな、と思ってさ」
ユミル「…まぁな、あの馬面団長も頑張ってるらしいからな。」
ベルトルト「ユミル」
ユミル「うん?」
ベルトルト「君と結婚してよかったな」
ユミル「気がつくのがおせぇよ、バーカ」
ベルトルト「そうだね~」
ユミル「さてと、飯の用意でもすっかな。あんたは風呂いれてきな」
ベルトルト「はぁい」
ユミル「おい」
ベルトルト「うん?」
ユミル「好きだよ、ベルトルさん」
ベルトルト「ふふ、やだ///新婚さんみたい」
ユミル「うっせぇ」
ベルトルト「大好きだよ。ユミル。
生まれてきてよかったな。
君と、会うことができたから」
終わり
完 遂
どうも長々とありがとうでした。
後はオマケをぽちぽち思いつく限りのせてきます。
オマケはいつ終わるかわかんないのでまとめサイトとかにはのせるときはスルーしてください。恥ずかしいし
>>339
そうなの?いや、困惑はしたけどネタがウケたのは普通に嬉しいありがとう。
>>1はリア充とこれ以外に何か書いてるのか?
>>352
恥ずかしながら、アニ「超大型巨人チン…!」を書いたのは自分です
超大型巨チンのスレに他に書いたのも書いてある
分かる通り山奥組に愛が偏っている。最近ベルユミにはまってヤバイ。
進撃のwikipediaのユミルのとこの最後の一文だけで滾る
ユミル「おい、ベルトルさん、ちょっと」チョイチョイ
ベルトルト「何か用?ユミル」
ユミル「今からしねぇ?」
ベルトルト「いきなり藪から棒を突っ込んで来ましたね。いや、この場合突っ込むのは僕の棒か。ってやかましいわ。しませんよ」
ユミル「なぁ、私生理前でさ、ムラムラしてんだよ。付き合えよ」
ベルトルト「やめて生々しい」
ユミル「これでもだめか?」ムニュ
ベルトルト「そんな脂肪の塊には何の効力もありません。」
ユミル「…」
ベルトルト「…」
ユミル「…」
ベルトルト「…」モミモミ
ユミル「…」
ーーーーー
ーーー
ベルトルト「ユミル…」ギシッ
ユミル「ん…」
ベルトルト「いたい?」
ユミル「うん、ちょっとな」
ベルトルト「じゃあ動かないね」ギュッ
ユミル「…」
げ、本編に感動して泣きながらレスしたのにおまけ中かよ
ただのエロ好きじゃねーかおまけありがとう。ありがとう。ありがとう
ベルトルト「ね、キスしていい?」
ユミル「やだ、キスはやだ」
ベルトルト「君が断ることを断る」チュ
ユミル「ん…」チュ…ムチュ
ベルトルト「…」チュ…チュルル
ユミル「…」チュウゥゥ
ベルトルト「…ふぅ」チュルン
ユミル「…ぁ」
ベルトルト「…ねぇ」
ベルトルト「…ねぇ」
ベルトルト「なんで不機嫌なの?」
ユミル「あ?」
ベルトルト「そんなに嫌だった?」
ユミル「別に」
ベルトルト「じゃあどうして怒ってるの?」
ユミル「…怒ってないぴょん」ミクボイス
ベルトルト「可愛いく言っても説得力皆無だからね?」
ユミル「…」ムゥ
べるとると「擬音可愛いけどこの子今僕をくっそ睨んでますからね」
>>360ごめんがっついてて。本編書き中に書いたから書き溜めてあるんだ。だからすぐやっちゃえと。
別スレ立てた方がよかったかな?
ユミル「お前、もっと好き放題やれよ。私のことはただの穴だと思ってさ」
ベルトルト「何言ってるの、怒るよ」
ユミル「うんとな、その」
ユミル「優しくされるとどうしていいかわからん」
ベルトルト「…今日はえらく殊勝じゃない。どうしたの?」ヌポン
ユミル「あ、こら、抜くな」
ベルトルト「あ、ごめん」ズポッ
ユミル「そこは言うこと聞くのかよ!」
ベルトルト「うん?」
ユミル「まあいいや」
ベルトルト「ねぇ、ユミル
君と僕の関係は確かに歪かもしれない。きっかけも衝動的だった。
でももう、寂しいからってだけで君を抱いたりしない。そんな理由は嫌なんだ。
多分まだ、思春期特有の性欲の処理とか、そこらへんから抜け出せてないとは思うけれど
僕は君としたいからしてる」
ユミル「…」
ベルトルト「君だからしてるんだよ?君以外とはこんなこと死んでもごめんだよ」
ユミル「それって」
ベルトルト「うん?」
ユミル「なんでもねぇ」
ベルトルト「かわいいよ。ユミル。君はとても可愛い。君とこうしてるとき、僕は恥ずかしながら幸せを感じている」
ユミル「やめろ。割とマジで」
ベルトルト「あ、ごめん」
ユミル「そこは引き下がるのかよ!」
ベルトルト「え?」
ユミル「お前、何考えてるかよくわからん」
ベルトルト「それよく言われる」
ユミル「なんか面倒になってきた。さっさと終わらせてくれ」
ベルトルト「自分から誘っておいて…」ムゥ
ギシギシ
ユミル「あ、あっあっ」
ベルトルト「ユミル…」ギシギシ
ユミル「ん、んんっあ、」
ベルトルト「ユミル、ユミル…」ギシギシ
ユミル「はぁ、あ…ベルトル、さん…す」
ユミル「好き、だ」
ベルトルト「うん?」
ユミル「あ」
ベルトルト「ねぇ今君、僕のこと好きっていった?」
ユミル「…言ってねぇよ」
ベルトルト「いや、言ったよ?確かに言った。。君の唇は確かに『好き』と発音した。君の喉は確かに『好き』と振動した。好き、すき、スキ、エス.ユー.ケー.アイ、suki。うん、確かに言った。再生完了。僕は君の声を常に心に録音している」
ユミル「ちょっ、キモイんだけど」
ベルトルト「キモくていい。キモイくらいがちょうどいい。私とゴリラとパァンと、みんな違ってみんなキモイ。いや、キモくなんかない。
いや、重要なのはそこじゃない。君が、僕に、好きっていったことだ。その事実確認が最優先事項だ」
ユミル「いや、その…」
ユミル「勢いとか、あるじゃん?」
ベルトルト「つまり常日頃から思っていたことがつい口から出てしまったと?」
ユミル「いや、えっと」
ユミル「雰囲気だよ、そういう空気読んだだけ」
ベルトルト「雰囲気?どんな?恋人同士が醸し出す大人の雰囲気ですか?もやしもんですか?そうですか。かもすぞ!」
ユミル「何いってんだ?」
ベルトルト「空気というのはリア充共が散布する、否応なしに周りの温度を絶対零度まで引きずり下ろす居た堪れないかつ生産性のかけらもないあの空気?」
ユミル「いやあの、こぇえよ、ベルトルさん」
ベルトルト「うん、ちょっと論点ズレてるね」
ベルトルト「じゃあ、もう一回、聞くからね?」
ベルトルト「君は、僕が好きなの?」
ユミル「…」
ベルトルト「そう、あくまで黙秘決め込むつもり?じゃあこっちにも考えがあるよ?」
ベルトルト「君よりも君のことを雄弁に語る、この体に聞いてあげるね?」
完
なんか寝れそーにないから今日全部載せちゃうわ
アニ「ダーリン」
アルミン「なんだいハニー」
アニ「これあげる」つアスパラ
アルミン「…好き嫌いしちゃ駄目だよ、アニ」
アニ「…」
アニ「私は別にアスパラが嫌いってわけじゃないんだよ」
アルミン「じゃあどうして食べないの?」
アニ「存在意義がわからない」
アルミン「え?」
アニ「茎だか野菜だかわかんないんだよ。なんなの?」
アルミン「一応ユリ科ユリ目の植物だね」
アニ「そうだよ。草じゃないか。なんで訓練で疲れて帰ってきて草食べなきゃならないんだよ。栄養なさそうだし。食べる意味なくない?」
アルミン「…たしかにキュウリなんかは、食べて得る摂取カロリーより、キュウリを消化するのに使う消費カロリーのほうが高いっていうね」
アニ「そうだろ?」
アルミン「でもアスパラにはビタミンcやeが豊富で、美容にいいよ」
アニ「…」
アニ「とにかく、味も形も何もかも中途半端なんだよ。私中途半端なヤツは嫌いだよ」
アルミン「本当は?」
アニ「齧るときゅ、ってなるのがイヤ」
アルミン「君って本当にかわいいよね」
ベルjr.が3、4歳くらいのはなし
通貨わからんので円にした。
ユミル「ただいま!」バタン!
ベルトルト「おかえりユミル」ノシ
ベルjr.「おかえりー」ノシ
ユミル「ああこんちくしょう撫でさせろこの天使!」グリグリ
ベルjr.「きゃあー」
ベルトルト「ねぇねぇ僕は?」クイックイッ
ユミル「あ、いたの?」
ベルトルト「」
ベルトルト「さてと、お決まりのやり取りも終わったところで、どうしたの?何怒ってるの?」
ユミル「野菜がまた値上がりしたんだよ!あの親父ぼりやがって!くそったれが!」
ベルトルト「はい、100円」つ
ユミル「うん?」
ユミル「あああ!しまったあ!」
ベルトルト「溜まったねぇ、ユミルの悪口貯金」チャリン
ユミル「なぁ、悪口一回100円って高くね?私のお小遣い底ついちゃう」シクシク
ベルトルト「いや、どう考えても高いのは使う頻度だよ。これ位しないと君の口の悪さは治らないだろ?」
ユミル「ちっ…大体金貯めてどうすんだよ」
ベルトルト「壁外に旅行でもする?」
ユミル「ボケてんじゃねえぞ?だぁほ」
ベルトルト「100円」つ
ベルjr.「ひゃくえん」つ
ユミル「あああ!」ガクガク
ベルトルト「ふふ、ママはかわいいね」
ベルjr.「ままかわいい」
ユミル「…次かわいいっつたら、100円な」
ベルトルト「そんなの僕破産しちゃうよ!」
ユミル「冗談だよ、パ~パ///」ギュ
ベルトルト「どかわいい!」
ユミル「100円」つ
ベルjr.「ひゃくえん」つ
ベルトルト「あああん!でもかわいいぃぃい!」
ユミル「バカかお前は」
ベルjr.「ままひゃくえん」つ
オワレ
時系列は前作のジャンが「ちくしょぉぉぉ!」って逃げてから解散式の前日の「リア充は駆逐してやる!」の間。
ジャンが可哀想な話
ミカサ「…ふっ…ふ」ギッギッ
エレン「…」
ミカサ「…うっ…」ギッ
エレン「少し休むか?結構回数やってるし」
ミカサ「私は平気。…っ」ギッ
エレン「体力あるなぁお前…ふぅ」
ミカサ「エレンは疲れてない?エレンが休みたいなら、そうする。」
エレン「いや俺は平気だ。それに…」
ミカサ「?」
エレン「お前の赤くなったかわいい顔が見れるだけで結構役得だぞ///」
ミカサ「///」
ジャン「…お前らなにしてんだ?」
エレン「え?何って」
ミカサ「腹筋」
ジャン「…」
クリスタ「…本当にいいの?」
ライナー「何いってんだ、上に乗りたいって言ったのはクリスタだぞ?」
クリスタ「えっと、じゃあ乗るね?よいしょ」
ライナー「…///」
クリスタ「重くない?」
ライナー「ああ、大丈夫だ。じゃあ動くぞ?」グッ
クリスタ「わっ…」
ライナー「平気か?」
クリスタ「うん、乗馬してるみたいで楽しい…///」
ライナー「よし、続けるぞ。ふんっ」グッグッ
クリスタ「あっ…」
ジャン「…お前らなにしてんだ?」
クリスタ「え?何って」
ライナー「腕立て伏せ」
クリスタ「私重し!」ピッ
ジャン「…」
アルミン「ごめんね、洗ってないから汚いかも」
アニ「平気だよ」キュ
アルミン「…ひっ」ビクッ
アニ「ふふ、まだ触っただけだよ?」
アルミン「ごめん、くすぐったくて」
アニ「痛かったらいってね」グニッ
アルミン「あっ…いっ…」ビクッ
アニ「痛い?」グニグニ
アルミン「痛いけど…気持ちいい…///」
アニ「そう、じゃここは?」グニッ
アルミン「うあぁ、っいい…」ビクビク
アニ「ふふ…だからいっただろ?意外と得意なんだよ、こういうの」
ジャン「…お前らなにしてんだ?」
アルミン「え?何って」
アニ「足つぼマッサージ」
ジャン「…」
コニー「ほらここに寝ろ」ポンポン
サシャ「…痛くしないでくださいね?」
コニー「何ビビってんだよ。初めてでもねーだろ?」
サシャ「うう…」ゴロン
コニー「力抜けって。強張ってると逆に変なとこはいっちまう」
サシャ「コニー!!」ブルブル
コニー「大丈夫だから俺に任せとけって」
サシャ「奥までいれるときは言ってくださいね!」
コニー「はいはい」スッ
サシャ「うっ…」
コニー「…」クニッ
サシャ「ううん…あ」ピクッ
サシャ「あぁ~気持ちいい///」プルプル
ジャン「…お前らなにしてんだ?」
コニー「え?何って」
サシャ「耳かきですよ?」
ジャン「…」
ユミル「こんなとこで…誰か来たらどーすんだよ」
ベルトルト「こんなとこだからいいんじゃない」
ユミル「バカいって…っ!」
ベルトルト「…」
ユミル「ちょ、いきなり、う、…はぁ」
ベルトルト「ほら、ここはもうこんなんだよ?」
ユミル「バカ///」
ベルトルト「ほら、後ろ向いて」グッ
ユミル「う…」
ベルトルト「…」ググッ
ユミル「んん…あ」
コンコン
ユミル「!」
ジャン「…お前らなにしてんだ?」
ベルトルト「え?何って」
ベルトルト「セックスだよ」ニコッ
ジャン「」
ジャン「トイレでやってんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええええええ!」ダンッ!
ユミル「激しく同意」
ジャン「うわあぁぁぁぁぁん!」バタバタバタ
ベルトルト「まったく…空気読んでよね。これだから童貞は」ヤレヤレ
完
「何をしているの?」
「…」
「こっちを見なさい」
「…」
「目を逸らすな。僕の目を見て。」
「もう一度聞く。」
「君は、そのナイフで赤ちゃんに何をするつもりだったの?」
「それをこっちに渡すんだ」
「だめだ」
「どうして」
「確かめるんだ、こいつが、巨人なのか」
「確かめて、どうするの」
「…」
「質問を変えよう。」
「確かめて、この子が巨人だったら、どうするの?」
「…」
「…なぁ」
「何」
「お前の人生は、幸せだったか?」
「…」
「自分の運命を、一度も恨んだことがないって言い切れるか?」
「もしこいつが巨人で、誰かに体をことを知られたら、こいつは虐められるかも知れない。
疎まれて、恨まれて、不幸になるかも知れない。
永遠に孤独かも知れない。
生まれてきたことを後悔するかも知れない。
そんなことになったら、
それは、私達のせいだ。」
「…」
「生命を作ることが出来る生物には、その生命を管理する責任があると思わないか?」
「だからといって、全てを束縛できるわけじゃない。この世に生まれるということは、子供が母親の体から離れ、別の個体になるということだ。人格も意思も尊厳もある。」
「大丈夫だよ。」
「どうしてそう言い切れる?お前は怖くないのかよ」
「うん。僕には、君がいるから。」
「ー。」
「誰もがこの子を嫌いになっても、僕らは好きでいてあげよう。
誰もがこの子を否定しても、僕らはしないであげよう。
たくさん褒めて、たくさん叱ってるあげよう。
泣いていたら抱きしめてキスしてあげよう。
怒っていたらなぜ怒っているのか話を聞いてあげよう。
不安になっていたら、大丈夫だよって頭を撫でてあげよう。
勉強を教えよう。歌を教えよう。絵を教えよう。
戦い方を教えてあげよう。
強さとは何か教えてあげよう。
弱さとは何か教えてあげよう。
善とは、そして悪とは何か教えてあげよう。
その上で、この子が感じること、思ったことを、すべて肯定してあげよう。
花を見せて、鳥を見せて、森を見せて川を見せてあげよう。
春を、夏を、秋を、冬を見せてあげよう。
美しいものと醜いものを見せてあげよう。
たくさんの世界を見せてあげよう。
そして、毎日、生まれてきてくれてありがとうって伝えよう。
鬱陶しいくらい、たくさん愛してあげよう。」
「…」
「大丈夫だよ、僕がいるよ。」
「…ぅ」
「泣いてもいいよ、弱くたって、いいんだよ。」
「…う、うう、ふ」
「うわぁぁああん…」
「きっと、この子は君に似て、泣き虫さんだね。」
ある、○○のかぞくのはなし・了
書き溜め終わり。ふースッキリツヤツヤ
なんか思い付いたら書くかもだけど、これにて本当に終わりです。
なんかまた長々とすいませんでした
ここまでお付き合いマジあざっす。愛してるぜノシ
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