「走れ千早」 (33)

カウントダウンしたいだけのSSです。

何番煎じと思われるかも知れませんが、ご容赦下さい。

キャラ崩壊注意。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399942601

千早は激怒した。必ず悪のプロデューサー、Pを覗かなければならぬと決意した。

千早「事務所をプロデューサーの手から救います」

P「お前がか」

千早「覚悟!」

P「よく見ると、巨乳じゃない?」

千早「そ、そんな……」てれてれ

P「隙あり」

千早「!?」

P「……さて、どうしてくれようか」

千早「弟の優の結婚式があるのです……三日だけ私を許してくれませんか?」

P「可笑しなことを言う……逃がした小鳥が帰って来るとでも言うのか?」

千早「ええ。戻って来るのです」

P「話にならん……貴音、あずさ、律子の合同グラビア撮影の仕事を入れてやろう」

千早「やめてください! やめて! やめてえぇ! や・め・てえぇぇぇ!!」

P「お、おう……そんなに嫌なのか……」

千早「私が信じられないのなら……私の親友にアイドルの春香がいます」

春香「え、私!?」

千早「彼女を人質に置いていきます。私が帰って来なかったら……春香を好きにして構いません」

春香「ちょっ……」

P「良いだろう……」

千早「必ず、帰って来ますから」

千早「優ーー! 幸せになってねーー! お姉ちゃん、ずっと見守ってるからー!」

優「お、お姉ちゃん……」

千早「……何か忘れている気がしないでもないわ……ま、大した用事ではないでしょう」

優「お姉ちゃん……ありがとう。僕、幸せになる……彼女も幸せにしてみせるから」

千早「ええ……!」

優「それより……お友達の春香さんは来ていないの?」

千早「何でかしら……心配ね」

優「心配だね」

千早「……」

千早「私は……何かを忘れている……?」

千早「……!」

千早「そうよ……何で忘れていたの……?」

千早「大事な事じゃない……!」

千早「……早く、早く行かないと……!」

千早「あの子の元に……走らないと……!」

千早「……!」

ドン

ガチャ

千早「高槻さーん!」

やよい「千早さん?」

千早「優が、優が結婚して……私、一人なの! 寂しいの!」

やよい「……わかりました!」

千早「高槻さん……!」

やよい「千早さんが寂しい時は、私が優さんの代わりに、妹になっちゃいます!」

千早「高槻さん!」

千早は激怒した。必ず悪のプロデューサー、Pを……。

千早「……この流れ、見覚えがあるわ……」

千早「……デジャブ?」

千早「……?」

千早「何か急がなければならないような……」

千早「とにかく……走りましょう!」

真「えっと……ボク達、何してるんだっけ?」

響「真はバカだなぁ」

真「何だと!」

響「プロデューサーに頼まれて、もうすぐここを通る人を倒すんじゃないか」

真「どんな顔だっけ?」

響「忘れた」

真「響はバカだなぁ」

響「何だと!」

真「……」

響「……」

真&響「あっははは……」

千早「……ちょっと良いかしら?」

真「はい?」

響「ん?」

千早「道を開けて欲しいのだけど」

真「あ、ごめん」

響「自分達、邪魔だったな……ごめん」

千早「良いのよ……それじゃあ」

真&響「またねー」

玲音「キミが千早?」

千早「……誰?」

玲音「玲音」

玲音「走るのをやめた方がいい。もう、間に合わない……あの子は助からないよ」

千早「……?」

玲音「キミは遅かった……もう少し……もうちょっとでも早ければ……春香は助かったのに」

千早「……」

千早「……」

千早「……あ」

千早「玲音さん、だったかしら」

玲音「……?」

千早「私は諦めないわ……あの子が、春香が私を信じて、待っててくれる……それだけで私は走れるから」

玲音「いい目だね……わかった。もう止めはしない」

千早「玲音さん。私にまだ伝えたいことがあるんじゃないかしら?」

玲音「そうだね……伝えたいことがあるとしたら……あれしかない」

千早「あれ……?」

玲音「ああ……」

玲音「アイドルマスターワンフォーオール5月15日に発売! 残りは2日! 限定版を買わない? そんなのプロデューサーじゃない! 」

千早「A○azonで予約したわ」

玲音「そう? ありがとう」

千早「それじゃあ……」

玲音「うん」

千早は再び走った。最愛の友の元に……!

走れ! 千早!

千早「裁かれるべきなのは私よ!」

春香「千早ちゃん!」

千早「ごめんなさい……春香」

春香「ううん……良いんだよ……千早ちゃん、来てくれたんだもん!」

千早「……聞いて欲しいの」

春香「?」

千早「私は一度、諦めようとしたわ……春香。私を力一杯、はたいて頂戴」

春香「何で……?」

千早「でないと……私はあなたの親友だなんて、胸を張って名乗れない」

春香「……うん。わかった」

パシン

千早「……ありがとう。春香」

春香「千早ちゃん。私は……この三日間、千早ちゃんを少し疑ったの」

千早「え……?」

春香「だから力一杯、私をはたいて……でないと、千早ちゃんの親友だなんて名乗れない」

千早「……わかったわ」

バシン!!

春香「……っ!?」

千早「春香……?」

春香「あ、ありがとう……千早ちゃん」

P「……お前等の望みは叶った。お前等は俺の心に勝ったんだ」

千早「……プロデューサー」

春香「プロデューサーさん」

P「俺もお前達の仲間に入れて欲しい。どうか、俺の願いを聞き入れ、お前達の仲間の一人にしてくれ」

千早「……喜んで」


終劇

P「良い話だったなぁ」

千早「全米が涙しますね」

春香「いやいやいや! 何なんですか、今の!?」

春香「何でいきなり、三文芝居に付き合わさせられたんですか!?」

千早「そうだわ……! ちょっと、聞いて欲しいのだけど!」

春香「な、なに……?」

千早「プロデューサーが私の牛乳プリンを捨てたの!」

春香「ぷ、プリン?」

千早「そう! 私が楽しみにしてた牛乳プリン!」

P「だから……それは……」

春香「うーん……確かに、黙って捨てたプロデューサーさんが悪いかな?」

千早「春香ならそう言ってくれるって、思ってたわ!」

春香「事務所の冷蔵庫に入れてたの?」

千早「家のよ?」

春香「ふーん……え?」

千早「家の冷蔵庫に冷やしておいた牛乳プリン……仕事終わりのお風呂上がり……楽しみにしてたのに」

春香「んー……ちょっと待とうか……春香さんの頭が追いつかない……」

P「……千早」がしっ

千早「な、なんですか……?」

P「家にあったプリンな……」

千早「……」どきどき

P「……賞味期限がかなり、過ぎてたんだ」

春香「待ってって言ったじゃないですか、やだー」

千早「そんな……!」

P「千早。見ないで食べそうだし……お腹壊さないように、捨てたんだ」

P「ごめんな?」

千早「い、いえ……そういうことなら……むしろ、謝るのは私です!」

春香「春香さん置いてけぼりにするの、いっくなーい」

P「俺が作ったので良かったら……冷蔵庫にあるから」

千早「プロデューサーが……?」

P「ま、まあ……市販のものより、味は落ちるだろうけど……」

千早「嬉しいです……」

P「そうか? なら、作ったかいがあるよ」

千早「お風呂上がりに……今度こそ、二人で食べましょう」

P「ああ……そうしような?」

春香「あれ? 本当に放置、するの?」

春香「……」

春香「……」

春香「春香さんは激怒した」

終わり。

おまけ

桃美希「鬼退治するのー」

響「なんくるないさー」

亜美「おー!」

真美「鬼を退治したら、宝は真美達のものだね!」

亜美「宝があれば、毎日が酒池肉林だよ!」

響「どうやって、わけるんだ?」

美希「美希が10、みんなが0でどう?」

三人「おい」

美希「あれが鬼ヶ島なのー!」

響「腕がなるさー」

真美「鬼って何体ぐらい?」

亜美「そんなに多くないっぽいよ?」

美希「楽勝なの!」

律子「……」

日高舞「……」

小鳥「……」

あずさ「……」

四人「」

とりあえず今日の分はおわりました。

また明日もよろしくお願いします。

依頼出してまきした。

明日は

春香「これはプロデューサーさんの……?」

で行きたいと思います。

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