阿良々木暦「みんなからの好感度がわかるようになった?」 (7)

八九寺真宵「そうです。私、わかってしまうようになったんです!」

阿良々木暦「物凄い嘘くさいけど、それ本当なのか? ギャルゲならむしろそれぐらいの事はいかにもありそうだけど、僕らはそうじゃないぞ」

真宵「阿良々木さん、そういうメタ発言は控えた方が良くないですか?」

暦「メタ発言?」

真宵「そうです。今回はSS出演だとか、元々は小説出身だとか、ハリウッドから実写映画のオファーが来ているだとか、そういった発言は良くないと思うんです」

暦「ハリウッドから!? それマジで!?」

真宵「主演はもちろんジョニー・ デップで」

暦「僕が!? ジョニー・デッ プ!?」

真宵「そうです。逆から読むと素で嘘です」

暦「どっちだよ!?」

真宵「まあ、それはともかく」

暦「話がずれたな」

真宵「物語シリーズでは通常営業ですね」

暦「シリーズとかやめよう、八九寺。また話が脱線する」

真宵「そうですね。では、本当に話を戻しまして」

暦「好感度がわかるのか?」

真宵「はい。そこはもう本当ですから」

暦「でも、何だか嘘くさいよな……」

真宵「では、試してみますか?」

暦「試せるのか?」

真宵「もちろん」ニコッ

真宵「では、肩たたきさん」

暦「?」

真宵「失礼。噛みました。では、阿良々木さん」

暦「ちょっと待て。それはもう噛んだとかいうレベルを越えているだろ。明らかにわざとだよな、そうだよな」

真宵「噛みました。いえ、あの、噛みまみた」

暦「何で言い直したんだよ!」

真宵「何せもうネタがですね。私達も色々な所に出ずっぱりなので、いい加減ネタ切れを起こしているんですよ」

暦「メタ発言は良くないと言った張本人がそれかあ!」

真宵「時代は常に動いているんですよ、阿良々木さん。さっき言った事が今も正しいと誰が決めたんですか」

暦「僕だ! たった今、僕がそう決めた! だからいい加減、話を早く進めてくれ、八九寺!」

真宵「この脱線に次ぐ脱線が物語シリーズの一つの魅力ではあるのですが……。仕方ありません。そこまで言うのなら……」

暦「ああ、そうしてくれ! 脱線はいい加減に嫌なんだ。早く話を進めてくれ」

真宵「で、無駄に三レスも消費した訳ですが」

暦「無駄にとか言うな。切なくなるだろ」

真宵「まず手始めに、そうですね。阿良々木さんが私の事をどう思っているかを確認しようかと」

暦「僕が? お前の事を?」

真宵「ええ。私への好感度を確認しようと思います」

暦「それは別にいいけど……」

真宵「まあ、多分これで信じてもらえると思います。ちなみに好感度は数字で出ますから、言い逃れは出来ませんよ、阿良々木さん」キラーン

暦「何で僕が言い逃れをするんだよ。僕はこう見えて正直者で通っているんだ。嘘なんかつかないからな」

真宵「だといいんですが」

暦「どういう意味だよ、それは」


暦→真宵 の好感度
コンマ↓1
00は100%扱いで

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