鷺沢文香「ブラッシング...」 (59)

のんびりと書いていきます

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P「文香、そろそろ準備はいいか?」

文香「はい...」

P「入るぞ」


ガチャッ


P「おぉ...」

文香「あの...大丈夫でしょうか...変じゃないですか?」

P「....」


ギュッ


文香「あっ...」

P「変なわけないだろ、すごく綺麗だよ...」

文香「Pさん...」

P「みんな待ってるぞ、早く行こう」

文香「ええ...」

P「ほら、手を...」スッ

文香「ありがとうございますPさ...」

P「Pさん?」

文香「あっ、すみません...」



文香「あなた...」

------

ピピピピピピ....


文香「んっ...」パチッ

文香「あなた...?」

文香「あれ?ここは...部屋?」


文香「...夢...かぁ...」


文香「...でも、なんだかすごく現実感のある夢だったな...」

文香「私がウェディングドレスを着て...それからPさんと...」

文香「......///」カアァァァ

文香「昨日読んでた本のせいかな...」

文香「最近は恋愛小説ばかり読んでる気がする...」

文香「...また見たいな...」

文香「あっ、それより時間....っ!!」

文香「いけない!寝坊...」

鷺沢文香(19)
http://i.imgur.com/33oyjax.jpg
http://i.imgur.com/BCeeG1t.jpg

ガチャッ


文香「お疲れさまです...」

P「よう文香、お疲れ」

文香「あっ...///」カアァァァ

P「どうした?」

文香「いえ、なんでも...」

P「さっきトレーナーさんから連絡受けたぞ、今日は文香が珍しくレッスンに遅刻ギリギリだったってな」

文香「すみません...」

P「いやいや、ちゃんと間にあったんだからいいよ、それよりどうかしたのか?具合悪いとか?」

文香「えーっと...その...」

P「?」

文香「な、なんでもないです...」

P「まあ、それならいいけど...なにかあったらすぐに言うんだぞ?」

文香「はい...」

P「しかし最近は暑いなぁ、そろそろクールビズをしないとな」

文香「そうですね...」

P「だんだんとジメジメしてくるからこの時期は嫌なんだよ...」

文香「私も...あまり好きではないです...」

P「おっ、文香もか?」

文香「湿気は...本の大敵なので...」

P「なるほど、確かに文香みたいな読書家にとってはそうだろうなぁ」

文香「それに...暑さも苦手で...」

P「もっと薄着を着ればいいじゃないか、半袖とかにすれば少しは涼しいと思うぞ?」

文香「ええ、そうなんですけど...その...」

P「なんだ?」

文香「身体のラインが見えてしまうような服は...あまり...」

P「なんでだよ、別にいいじゃないか」

文香「昔は意識してなかったんですけど...最近、大学とかだと...周りの目が...」

P「ああ、今まで目立たなかったけどアイドルになってから文香のスタイルの良さに気付いたわけだ」

文香「私なんか見ても...おもしろくないのに...」

P「そんなことないよ、文香の身体はすごく綺麗だし、俺は好きだぞ?」

文香「うっ...」

P「早く梅雨が終わってくれればなぁ、文香と海へ行くのを楽しみにしてるんだが...」

文香「...もう!」

P「行きたくないのか?」

文香「それは...行きたいですけど...」

P「まっ、もう少し仕事が落ち着いてからだな、文香も俺もまだ忙しいし...」

文香「ええ...」

P「でも落ち着いたら、今まで忙しかった分いっぱい遊ぼうな」

文香「はい...」

P「楽しみにしてろよ?計画立てておくからさ」

文香「ふふっ...はい♪」

文香「水着、選んでおきます...」

P「ああ、早く見たいな文香の水着」

文香「もう...Pさんのえっち...」


「ぷろでゅーさー...」トテトテ...


P「んっ、どうしたこずえ?」

こずえ「あのねー...こずえね...きょうれっすんがんばったよー...」

P「そうだな、トレーナーさんも褒めてたぞ」

こずえ「ふわぁ...こずええらいー?」

P「ああ、えらいぞこずえ」ナデナデ

こずえ「ありがとー...それじゃあねー...」



こずえ「いつもの...あれ...してほしいのー...」

遊佐こずえ(11)
http://imgur.com/UXWp0SZ.jpg
http://imgur.com/Tue1fBe.jpg

文香「いつもの...あれ?」

こずえ「ぷろでゅーさー...やってー...」

P「ああいいよ、おいで」

こずえ「わぁーい...えへー...」

P「ほら、ソファーに座れ」

こずえ「えーい...」ピョン

P「ソファーじゃなくていいのか?」

こずえ「ぷろでゅーさーの...ひざがいいのー...」

P「そうか?まあ、こずえがいいならいいけどな」

こずえ「ぷろでゅーさー...はやくー...」

P「わかったわかった、文香?」

文香「...はい?」

P「悪いんだけど俺のデスクの中にブラシと霧吹きが入ってるから取ってくれないか?」

文香「...これですか?」

P「ああ、サンキュー」

こずえ「まだー...?」

P「ちょっと待ってろ、やる前に...」シュッ シュッ

こずえ「ふわぁ...つめたいー...」

P「よし、じゃあするぞ」


スッ スッ...


P「痛くないか?」

こずえ「うん...きもちいいよー...」

スッ スッ...


こずえ「ふわぁ...ぷろでゅーさー...じょうずー...」

P「おう、ありがとなこずえ」

文香「こずえちゃんの髪の毛...ブラッシングしてあげてるんですか?」

P「まあな、やり始めたのは最近だけど...」

こずえ「ぷろでゅーさーに...やってもらうとねー...すごくきもちいいんだよー...」

文香「へぇ..」

P「こずえの髪の毛は綺麗だなぁ」

こずえ「ほんとー...?」

P「ああ、本当だよ」

こずえ「えへー...うれしいなー...♪」

文香「Pさん...ブラッシングもできるんですね...」

P「まあな、知り合いのメイクさんに教えてもらったんだよ」

文香「わざわざですか?」

P「なにか役に立つかもしれないと思ってな、ライブでメイクの人手が足りないに時々手伝ったりしてるんだぞ?」

文香「そうなんですか...」

P「まあ、プロの仕事に比べると全然だけどな」

こずえ「こずえはねー...ぷろでゅーさーに...やってもらうの...すきだよー...」

P「本当か?そう言ってもらえると嬉しいな」スッ スッ

こずえ「ほんとだよー...ママより...じょうずかもー?」

P「そっかそっか、ありがとうこずえ」

こずえ「ふわぁ...きもちいい...」



文香「...ブラッシング...」

ガチャッ


ありす「お疲れ様です」

P「おっ、ありすか」

こずえ「ありすおねーちゃんだぁ...おつかれさまー...」

ありす「プロデューサー、今日のレッスンは無事に終わりました」

P「ああ、お疲れ様、疲れたか?」

ありす「いえ、大丈夫です、これくらいなんともありません」

P「そうか...よし!終わったぞこずえ」

こずえ「ありがとー...ふわぁ...」

P「眠いのか?」

こずえ「うん...こずえはねー...おねむなのー...」

文香「きっとリラックスしたんですね...こずえちゃん...」

ありす「こずえさん...またプロデューサーに髪をとかしてもらってたんですか?」

P「ありすおねーちゃんも...してもらってるのぉ?」

ありす「私は普段、メイクさんから習って自分でやっています」

こずえ「そうなんだー...すごいなー...」

P「ありすはしっかりしてるな、手がかからなくて助かるよ」

ありす「でも、たまには他の人やってもらうのもいいかもしれません」

P「いいのか?俺がやっても」

ありす「たまたまレッスンで疲れてたところです、私にもお願いします」

P「さっきなんともないって言ってたような気もするが...まあいいや、ソファーに座って...」

ありす「こずえさん、プロデューサーの膝から降りてください、次は私の番ですから」

こずえ「はぁーい...」ピョン

文香(...やってほしいんだ)

スッ スッ...


P「痛くないか?」

ありす「....」

P「ありす?」

ありす「んんっ...」トローン

文香「気持ちいいみたいですね...」

ありす「んっ...悪くない、です...」

P「やっぱり疲れてたんじゃないか」

ありす「疲れてなんて....んっ...いませんよ...」

ありす「そんなこと言う暇があったら...もっと心をこめてやってください」

P「はいはい、わかったよ」スッ スッ...

ありす「ふぁ...」



文香(ありすちゃん...すごく気持ちよさそう...)

>>16 間違えた...

○ こずえ「ありすおねーちゃんも...してもらってるのぉ?」


× P「ありすおねーちゃんも...してもらってるのぉ?」

橘ありす(12)
http://imgur.com/sXuaF4c.jpg
http://imgur.com/Sv4TjK0.jpg

P「ありすの髪の毛は綺麗だな」

ありす「んっ...本当ですか?」

P「ああ、きちんと手入れされてるって感じだ」

ありす「当たり前です...毎日ブラッシングしてますから」

P「えらいなぁありすは...」

ありす「プロデューサーは...髪の綺麗な女の人は好きですか?」

P「うーん、そうだなぁ...まあ嫌いじゃないよ」

ありす「その言い方は好きじゃありません、好きなんですか?嫌いなんですか?」

P「わかったわかった、好きだよ、髪の綺麗な女の人は好きだ」

ありす「なるほど...わかりました」



文香(髪の綺麗な人が好きなんだ...Pさん...)イジリ イジリ

P「よし、終わりだ」

ありす「ふぅ...ありがとうございます」

P「どうだ?やっぱり自分でブラッシングする方がいいか?」

ありす「いえ、プロデューサーの方が上手だと思います」

P「おっ、ありがとな」

ありす「なかなかいい感じです、またお願いしてもいいですか?」

P「うん、別に構わないぞ」

ありす「ホントですね?ウソをついたら怒りますよ?」

P「まあ、手の空いてる時ならだけど...」

ありす「約束ですからね、私ハッキリと約束しましたから」

P「わかったわかった、約束だ」

ありす「次にしてもらう時はもっと髪を綺麗にしておきますからね、それじゃ失礼します」ペコリッ

ありす「ふむふむ、髪の毛を綺麗にするにはバランス良く全ての栄養素を...」ガチャッ

文香「すごい勢いでタブレットをいじってますね...」

P「歩きながらいじって、転ばなきゃいいけど...」

こずえ「ぷろでゅーさー...ふわぁ...」

P「寝てもいいぞ、仮眠室のベッドが開いてるからな」

こずえ「うんー...ちょっとだけ...ねるー...」

文香「あっ、じゃあ私が寝かせてきます...」

P「悪いな、頼むよ」

------


文香「はい、どうぞこずえちゃん...」

こずえ「ありがとー...」

文香「....後で起こしてあげますからゆっくり寝ててください...」ナデナデ

こずえ「はぁーい...」ウトウト


文香(こずえちゃんもありすちゃんも...綺麗な髪...)

文香(ツヤツヤしてて...サラサラで...)

文香(Pさんも...こういう髪の人がいいのかな...)


こずえ「ふみかおねーちゃん...どうしたのー?」

文香「えっ?」

こずえ「こずえのかみのけ...さわるのすきー?」

文香「え、ええ...綺麗だなと思って...」

こずえ「そうなのー?...ありがとー...ぷろでゅーさーのおかげー...」

文香「そうですね...」ナデナデ

こずえ「ふわぁ...おやすみぃ...」

文香「おやすみなさい...」

P「こずえは寝たのか?」

文香「はい...ぐっすり...」

P「そうかそうか、疲れてるみたいだししばらく寝かせてあげてくれ」

文香「わかりました...」


P「さてと...」カタカタ...

文香「.....」ペラッ


文香「.....」チラッ

文香(こずえちゃんもありすちゃんも...ブラッシングされて...すごく気持ちがよさそうだった...)

文香(私も...同じように...)


P「んっ?」クルッ

文香「....っ!!」サッ!

P「...どうかしたのか?」

文香「い、いえ...気にしないでください...」

P「....」カタカタ...


文香「....」チラッ

文香(お願いしたら...やってくれるのかな...)

文香(でも...ずうずうしいって思われるかも...)


パタン


P「ふぅ...」

文香(あれ?仕事終わったのかな...)

P「文香」

文香「は、はい?」


ポンポン...


P「...おいで」

文香「えっ...?」

P「いいからおいで、お前にもブラッシングしてやる」

文香「あっ...でも...」

P「ほら、ここに座って」グイッ

文香「あ、あの...」

P「なんだよ?」

文香「その...どうして急に...」

P「だってさっきからチラチラ俺の方を見て様子をうかがってただろ」

文香「うっ...」

P「顔に書いてあるぞ、『自分もやってほしい』ってな」

文香「そ、そんなこと...」

P「でもこずえやありすをブラッシングしてた時も羨ましそうに見てたじゃないか」

文香「そ、それは...」

P「あんな風に見られたら嫌でも気付くよ、それともやってほしくないのか?」

文香「えっと....」

P「どうだ?」

文香「してほしい...です...」

P「よしわかった、ヘアバンド外すぞ?」スッ

スッ スッ...


文香「んっ...」

P「痛かったか?」

文香「いえ...その...」

P「ああそうか、文香は髪の毛が弱いんだっけ」

文香「んんっ...そう...です...」

P「じゃあもうやめるか?」

文香「...いじわる」

P「冗談だよ、しっかりブラッシングしてやるからな」

文香「はい...」



文香「気持ちいい...」

P「気持ちいいのか?」

文香「はい...とても上手なので...」

P「すごく綺麗だよ、文香の髪...」

文香「...本当ですか?」

P「ああ、もちろんだ」

文香「私...髪の毛に関しては...今まで気にしてなかったんですけど...」

P「あー、なんとなくそうじゃないかと思ってたよ、初めて会った時も半分目が隠れてたし...」

文香「どう...思いました?初めて私を見て...」

P「うーん、表情が読み取れないなとは思ったよ、それと...」

文香「それと?」

P「髪の毛の下にはどんな顔が隠れてるのかなって興味が湧いたかな」

文香「...ふふっ、やっぱり不思議な人ですねPさんは...」

P「そうか?」

文香「ええ...変わった人です...」

P「変わった人か...でも文香の髪の毛をこうして手入れできるならそれでもいいよ」

文香「...楽しいんですか?」

P「ああ、すごくツヤツヤしてるし、いじってて飽きないからな」

文香「そう...なんですか...」

P「それに文香は普段髪の毛を触ろうとすると逃げちゃうし...」

文香「そ、それは...」

P「それはなんだ?」

文香「もう...知ってるくせに...」

文香「髪の毛を触られると...変な声が出そうになるんです...」

文香「Pさん以外の人に...聞かれたら...恥ずかしいですから...」

P「わかってるよ、でも今はふたりだけからいっぱい触ってもいいだろ?」スッ

文香「あんっ...」

P「文香は髪型を変えたりしないのか?」

文香「あまり...でも書店で本の整理をしたりするときは髪を上げたりしますけど...」

P「へぇ、そうなのか」

文香「Pさんは...髪を上げた方が好きですか?」

P「まあ時々は見てみたいとは思うけど...でも無理して変える必要はないよ、今の文香だって充分すぎるくらい素敵だ」

文香「はい...」

P「ただ、文香が髪型を変えたいっていうのなら反対はしないぞ?」

文香「うーん...どうしようかな...」

P「いっそのこと、急にガラッと変えてみるとかどうだ?ツインテールにするとか」

文香「そ、そういうのは似合わないと思うので...いいです...」

P「そっか、そりゃ残念だ」

P「はい、できたぞ」

文香「ありがとうございます...」

P「なんかブラッシングされてる時の文香は犬みたいだな」

文香「犬...?」

P「目を細めて本当に気持ちよさそうにしてるからさ」

文香「もう...またそんなこと言って...」

P「怒るな怒るな、可愛いんだからな」

文香「あの...Pさん...」

P「んっ、なんだ?」

文香「迷惑じゃなければ...なんですけど...」

文香「またお願いしてもいいですか?ブラッシング...」

P「ああ、いいぞ」

文香「よかった...」

P「でも意外だな、文香の方からお願いしてくるなんて」

文香「...そうですか?」

P「髪の毛を自分から触らせるようなことはしないと思ってたからな」

文香「...人によります」

P「人に?」

文香「はい...」

文香「髪を触られると...変な声が出ちゃうので...少し恥ずかしいんですけど...」

文香「やっぱり...好きな人に触ってもらえるのは...嬉しくもあるんです...」

P「そうか...それじゃ文香、してほしくなったらすぐに言うんだぞ?」

文香「...ありがとうございます、でも迷惑じゃ...」

P「迷惑だなんてとんでもないよ」


ギュッ


文香「んっ...」

P「文香が綺麗でいられるなら、喜んでやらせてもらうよ」

文香「Pさん...」

P「だから遠慮なんかしちゃダメだぞ?いつでもしてやるからな」

文香「はい...」

P「文香...」ナデナデ

文香「んんっ...」

P「前髪あげてもいいかい?」

文香「えっ...」

P「ダメか?」

文香「いえ...どうぞ...」


ススッ


P「こうすると文香の顔がよく見えるな...」

文香「あっ...」

P「恥ずかしいか?」

文香「少しだけ...でも、平気です...」

P「文香と出会ったばかりの頃にこんなことをしようとしたら、絶対にさせてもらえないだろうな」

文香「ええ...昔の私なら...前髪をあげたら...人と目を合わせられなかったと思います...」

P「成長したな、文香」

文香「でも...こんなに近くでも目を合わせられるのは...Pさんだからですね...」

P「そうか...」

文香「はい...」



P「綺麗だよ、文香...」

文香「そう思うなら...キスしてください...」

P「ああ...」


チュッ

P「んっ...」

文香「ちゅっ...んんっ...」

P「文香...」ナデナデ

文香「んむっ...Pさん...今日の事なんですけど...」

P「なんだ?」

文香「レッスンに遅れそうになっちゃった事...」

P「別に怒ってないって...」チュッ

文香「んんっ...あれは...寝坊したんです...」

P「へぇ...また夜遅くまで本を読んでたのか?」

文香「それもありますけど....夢を見ていたんです...」

P「夢?」

文香「はい...」

P「どんな夢だ?」

文香「すごく幸せな夢でした...ちゅっ...」

P「内容は?」

文香「秘密...です...」

P「教えてくれないのか?」

文香「ええ...」

P「じゃあ無理にでも聞き出そうかな...」チュッ

文香「んむぅ...あっ...」

P「ほら、これでも言わないか...」

文香「んっ...あっ...」

P「強情だな、なら...」

文香「あんっ...ダメ...」

P「ダメなのか?」

文香「...まだダメ...」

P「まだ?」

文香「はい...でも...」



文香「きっとそのうち...本当の事になると...思います...」

アイノス
事務所

P「文香がそんなこと言うなんてめずらしいな...」

文香「私も...そう思います...」

P「でもなんだかそんな風になる気がするな...」

文香「はい...」チュッ

P「んんっ...」

文香「Pさん...その...」

P「なんだ?」

文香「さっき...遠慮するなって言ってたから...甘えちゃいます...」

文香「これからずっと...私の髪をブラッシングしてください...」

P「...ああ、いいぞ」

文香「その代わり...お礼と言ってはなんですけど...」

文香「今度から...お弁当を作ってきても...構いませんか?」

P「俺にか?」

文香「ええ...その...将来のために...お料理も勉強しないと...」

P「将来、か...」

文香「は、はい...迷惑じゃなければ...」


ギュッ


P「いや、全然迷惑じゃない...お願いするよ」

文香「...はい♪」

>>45
誰が上手いこと言えと...

こずえ「ぷろでゅーさー...」ゴシゴシ...

P「おっ、起きたのかこずえ」

こずえ「うんー...ふわぁ...」

P「もうそろそろ夜になるからな、寮まで送って行くよ」

こずえ「ありがとー...」

P「文香も一緒に帰るか?」

文香「はい...お願いします...」

こずえ「ふみかおねーちゃん...」

文香「なに?」

こずえ「こずえも...ふみかおねーちゃんに...おべんとうつくってほしいのー...」

文香「...えっ?」

こずえ「ふみかおねーちゃんのおべんとう...たべてみたいなー...」

文香「こ、こずえちゃん...ど、どうしたの急に?」

こずえ「さっきぷろでゅーさーに...おべんとうつくるって...いってた...」

P「こずえ...お前、見てたのか?」

こずえ「こずえも...ぎゅってしてほしいなー...」

文香「こ、こずえちゃん!さっき見た事は...誰にも言っちゃダメ...」

こずえ「...どうしてー?」

P「ど、どうしてもだ!俺とこずえと文香だけの秘密だからな?」

こずえ「...ひみつー?」

文香「こ、今度...こずえちゃんにもなにか作ってあげるから...ねっ?」

こずえ「うんー...わかったー...」

P「さぁ車に行ってなさい、今行くから」

こずえ「はぁーい...」テクテク...

P「ふぅ...危なかった...」

文香「はい...」

P「もうちょっと自制が必要だな...」

文香「そ、そうですね...」

P「今後はもっと周りに気を配るようにしよう」

文香「わかりました...」

文香「...はやく人目を気にしなくてもいいようになりたいな...」ボソッ

P「えっ、なに?」

文香「な、なんでもないです...」

P「よしそれじゃ行こう、文香たちを送っていくから」

文香「あっ...」ギュッ

P「どうした?」

文香「あの...お別れの...」

P「...言ったそばから...」

文香「で、でも...今なら誰も...」

P「しょうがないな文香は...」

文香「すみません...」

P「いやいいよ、ほら...」

文香「はい...」


チュッ


P「んっ...」ナデ...

文香「んんっ...」

P「やっぱり髪の毛が感じやすいな、文香は...」

文香「そうです...だからPさん以外の人には...触らせません...」

P「俺だけか...」

文香「はい...大好きなPさんにだけです...」

文香「愛してますから...」



P「文香...」ギュッ

文香「Pさん....」




こずえ「ぷろでゅーさー...まだかなー...」



おわり

駄文失礼しました~
最初は海に行く話を書こうと思いましたが
新SRが出てからにすることにしました
そろそろ文香の声優さんが発表されないかなー...
ではまた~

今回はイチャイチャが足りなかったので
次回を書くとしたら思いっきりイチャイチャさせたいな

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