一夏「なんか告白されたんだが」 (157)
一夏「あ~やっぱり、女の子ってバレたら、部屋の移動は余儀なくされるんだな」
シャル「うん…仕方ないよ…」
一夏「でも、やっぱり残念だよな」
シャル「え!?僕と離れるのがってこと?」
一夏「まあ、そりゃ…話しやすい相手が一緒の方がいいじゃないか」
シャル「ああ…やっぱりそういうこと…」
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シャル「………」
一夏「シャル?どうした?具合でも悪いのか?」
シャル「一夏はさ…」
一夏「ん?
シャル「僕のことどう思ってる?」
一夏「どうって……」
シャル(僕は何言ってるんだろう…凄い恥ずかしい…)
シャル(でも、この部屋離れたら告白の機会失っちゃうかも…)
一夏「シャル、どうしたんだよ?言いたいことでもあるのか?」
シャル(う~~どうしよう……、いいや、もう言っちゃえ!)
シャル「ぼ、僕さ…その」
シャル「一夏のことが……その…す、好きなんだ…!」
一夏「え?まあ、俺もシャルのこと好きだよ」
シャル「ち、違う…そうじゃなくてさ…つ、付き合ってほしいんだけど…」
一夏「どこに?」
シャル(ああ、この言い方じゃダメなんだった…!)
シャル「だ、だから…こ、ここ…」
一夏「こ?」
シャル「恋人になってほしいんだ!!」
一夏「……」
一夏「……え?」
翌日
一夏「よく寝た…よく寝たんだけど…」
シャル「スヤスヤ」
一夏「爆弾発言されました。ある意味寝不足です…」
一夏「どうしよう…顔合わしづらい…今日休みだし…」
一夏「よし、弾のところに行こう…こういう時に頼りになる奴だし」
短いですが、また書きます。
>>1です 書きます。 レスありがとうございます。
弾「で、俺に相談ってわけだな?」
一夏「ああ、まあそういうわけなんだよ…」
弾「…」
一夏「…」
弾「羨ましいな…何が居心地悪いだよ」
一夏「最初は本当に悪かったんだよ…周り全員女子とか」
蘭「…」チラチラ
一夏「なんか蘭の視線感じないか?」
弾「ん?まあ、それは…な」
一夏「なんだよ?」
弾「いや…それより告白の件だが」
一夏「お、おう」
弾「おまえの気持ちはどうなんだよ」
一夏「…俺は…」
弾「…」
一夏「シャルのことは好きだな。ISのことでもお世話になってるし」
弾「ふ~ん」
一夏「でもまさか、告白されるなんてな…シャルが望んでるなら承諾しようと思ってるんだけどな」
弾「なに…?」
蘭「…」ソワソワ
弾(あいつに聞こえてないよな?)
弾「おまえ…マジか?恋人になるつもりか?そのシャルロットていう男女の子と」
一夏「ああ…てシャルはちゃんとした女子だぞ」
弾「ああ悪い…でも本当かよ…」
一夏「どうしたんだよ?」
弾(なんか血を見る争いになるんじゃないか?)
弾「よし、お前の気持ちはわかった」
一夏「そうか?よかったよ」
弾「でもな、一つだけ言っておくことがある」
一夏「なんだ?」
弾「鈴…だけじゃないのか…まあ、周りの子には内緒で付き合った方がいいと思うぜ」
一夏「なんで?」
弾「なんでもだ」
一夏「はあ…」
蘭「あ、あの~一夏さん」
一夏「よう、蘭」
蘭「こ、こんにちは…お話終わりました?」
一夏「うん、そうだな…一応は」
弾「蘭…色んな意味でおわったな。かわいそうに」
蘭「ん?」
学園内
一夏「よう、シャル」
シャル「一夏!…朝からいないから心配したよ。どこ行ってたの?」
一夏「ちょっと野暮用…部屋もう移動したんだな」
シャル「うん、ラウラと同室なんだ」
一夏「そっか、それなら安心だな」
シャル「…」
一夏「…」
シャル「あ、あのさ、一夏…」
一夏「…シャル」
シャル「え?」
一夏「付き合おう」
シャル「…え?」
一夏「付き合おう、俺たち。俺、シャルのこと好きだし」
シャル「ほ、ほんとに…?どこかに付き合うとかそんなオチじゃない?」
一夏「ああ、もちろん!」
シャル「そ、そうなんだ。よかった…!」
一夏「でもさ、みんなには内緒の方がいいかもな」
シャル「え…あ、確かにそうだね…」
一夏(あれ?シャルも肯定した…やっぱり内緒にした方がいいんだろうな)
シャル「よ、よろしくね、一夏!」
一夏「ああ、よろしく」
シャル(内緒の方が二人だけの秘密っぽいよね!)
セシリア「一夏さん、こんなところにいらして?」
シャル「あっ」
一夏「セシリア、どうしたんだ?」
セシリア「みなさんでお昼をどうかというお話になっているのですが…ぜひ如何ですか?」
一夏「それなら、て…俺弁当つくってないけど」
セシリア「大丈夫ですわ。私のお弁当が余っておりますから」ニコ
一夏「…ああ、うん…」
シャル「と、とにかく行こうよ!」
今日はここまでで。また書きます。
アニメを見て書いていますが、まだまだ浅くて、呼び方とか違うかもしれないです…すみません。
呼び方とか俺もあんまり覚えてないから気にしなくていいぜ
学園 屋上
鈴「よし、一夏にシャルロットも加わったわね」
セシリア「全員集合ですわね」
一夏「全員集合て…昔テレビでそんなのが…」
シャル「一夏、そこまで」
箒「全員集合とは言ったが…ラウラがいないな」
セシリア「そういえばそうですわね」
シャル「ラウラはまだ部屋で寝てるかな」
鈴「こんな時間まで?まあ好都合かも」チラ
一夏「ん?」
箒「確かに、せっかく寝ているのを起こすのも無粋だな」チラ
セシリア「同感ですわね」チラ
シャル以外(ライバルが減ってるのは好都合!)
シャル(なんかやな予感がする…)
シャル「でも、僕も一夏もお弁当持ってないだ」
鈴「大丈夫よ、私たちの分けてあげるから」
箒「友人として、当たり前だな」
セシリア「ええ、そうですわね」
一夏「ありがとな。やっぱり持つべきものは、友達だな」
鈴「なら、早速…私のから味見してみてよ」
一夏「前と同じで、酢豚か?」
鈴「それだと一夏が飽きると思って…じゃーん!」
みんな「おおっ、これは!」
鈴「ジンギスカンよ、ジンギスカン!」
シャル「ジンギスカン……鹿肉の料理だよね?」
一夏「弁当になんて物入れてんだよ…」
箒「まあ、酢豚を弁当に持ってくる時点で既にあれだが」
シャル「これは…すごく手間がかかってるんじゃない?」
鈴「まあね、けっこう大変だったのよ。良い鹿肉の調達とか」
一夏「これ、俺の為に作ってくれたのか…?」
鈴「う、うん…そ、そうよ…一夏が喜んでくれるかなって…」
一夏「あ、ありがとな…」ドキ
箒「むっ」
セシリア「んっ」
シャル(一夏、照れてる…)
鈴「じゃあ、早速。はい、あ~ん」
一夏「なに!?」
箒「なっ!」
セシリア「鈴さんっ!?」
シャル「だ、ダメだよ、一夏っ!」
パクリ
鈴「どう?」
一夏「あ、ああ…」モグモグ
一夏「や、柔らかいな…すげぇおいしい」
鈴「ほ、ほんと!?よかった~~」
一夏「マジで旨いよ。凄いな鈴。こんなのまで作れるなんて」
NTR、ハーレムは無しかな?
そうだと嬉しい
鈴「そうよね、がんばったんだから」
シャル「一夏…」ジロ
一夏「シャル…!?」ビク
シャル「はい、あ~んか…うらやましいね」ニコ
一夏(う…ちょっと怖い…)
箒「一夏」
セシリア「一夏さん」
>>NTRはないです。ハーレムもないかと、修羅場はあるとおもいます。
>>35 上記は35さんあて
一夏「なに…?」
箒 セシリア「もちろん、私たちのも食べてくれるんだろうな?(ますわよね?)」
一夏「も、もちろん…」
シャル「相変わらず、モテモテだね、一夏」
鈴「むむむ…」
箒「私の弁当はこれだ。いつもから揚げが多かったからな、少し変えてみた」
みんな「おお、これは…!」
シャル「鮭弁当…?」
セシリア「これは鮭ですの…?」
鈴「鮭の切り身っぽいわね」
一夏「おい、箒、これって…サーモンか?」
箒「その通りだ。サーモンづくしだ」
一夏「コンビニでなんかサーモンづくしの弁当売ってたけど…」
シャル「また、すごい物を入れてきたね…」
セシリア「どういう心境の変化ですの?」
箒「たまには違う食材に挑戦しないと、ダメだと思ったまでだ」
一夏「はは、箒らしいな。じゃあ、もらってもいいのか?」
箒「そうだな、食べてくれ」
一夏「いただきます」パク
一夏「これは、うまいな箒!すごい!」
箒「そ、そうか…!そんなに喜んでもらえて何よりだ!」
箒(はい、あ~んを忘れていたが、まあよしとしよう)
鈴「く…やるわね、箒…まさか同じタイミングで料理変えてくるとは…」
シャル「料理作ってはこなかったけど…僕の方が大分リードしてるよね」
シャル(なにせ恋人なんだし)フフフ
セシリア「わ、私のを忘れてもらっては困りますわ!」
鈴「え…」
箒「あ…」
シャル「一夏…」
一夏「あ、ああ…そうだな…なに作ってきたの?」
セシリア「これですわ!」
みんな「こ、これは…!」
一夏「日の丸弁当…」
セシリア「シンプルイズベストですわっ!」
一夏「こ、これなら…確かに…」ゴク
一夏(梅干しと白ごはんだけ…大丈夫なはず…)
パクリ
……
ドーーーーン
一夏「う~ん…」パチ
シャル「あ、目が覚めた?」
一夏「ここ…保健室か?」
シャル「そうだよ、セシリアのお弁当食べたあと、一夏気絶しちゃって…」
一夏「本当か…すごい味だったけど…」
シャル「ごはんと梅干しであの味出せるなんて…ある意味才能だよね」
一夏「じゃあ、他のみんなは?」
シャル「今は席外してるけど…さっきまではすごく心配そうに一夏のこと見てたよ」
一夏「そ、そうか…悪いことしたかな…」
シャル「はい、あ~~ん♪…うまいな箒!すごい!…」
一夏「え、シャル?」
シャル「……」
一夏「ど、どうした?」
シャル「箒や鈴とすごく仲良いよね、一夏って」
一夏「まあ、ファースト幼馴染とセカンド幼馴染だし…」
シャル「つまり、一号さんと二号さんってことだよね?」
一夏「なにを言ってるんだシャル?」
シャル「僕達って付き合ってるよね?まだ一日目だけど…」
一夏「も、もちろん」
シャル「なら…さっきの屋上でのやり取りは、ちょっと納得いかないのもわかるよね?」
一夏「……?」
シャル「………」
一夏「そういうことか…」
シャル「……?」
ガバ
シャル「ひゃ、一夏…?」
一夏「つ、つまりだな…シャルは自分が蔑ろにされて…妬いてたってことでいいのかな…?」
シャル(あ、鈍感な一夏が…)
シャル「う、うんまあ、そんな感じ…」
一夏「ごめんな、シャル…気づかなくてさ」ナデナデ
シャル「いいよ、僕は一夏のそんなところも大好きだから」
一夏「お詫びも兼ねてさ、今度の休みにデートでもしないか?」
シャル「ほ、ほんと?」
一夏「ああ、行こうぜ」
シャル「じゃ、じゃあさ、水着見に行きたいな…」
一夏「水着?」
シャル「夏に着れる水着見に行こうかと思ってたから」
一夏「そ、そうだな…行こうか」
シャル「うん!」
ガラ
箒「ん…!」
鈴「ちょ…!なにやってんの二人とも…!?」
一夏「い、いや…これは…違う…!」(殺気を感じる…)
シャル「あ…」
箒「心配して見に来たのだが…そんな必要はなかったな!」
鈴「よし、殺そう!」
一夏「ま、待て!話せばわかる!」
鈴 箒「問答無用!」
一夏「わ~~~~~~~!」
それから、しばらくして…平日
キ~ンコ~ンカ~ン
一夏「あ~やっと、今日の授業も終了か…」
シャル「お疲れ様、一夏」
一夏「シャルか、ISはやっぱり難しいな。基本構造が分かりにくい」
シャル「前よりは理解できてるんじゃない?」
一夏「どうかな…」
「ねね、あの噂って本当なのかな?」
「聞いてる~織斑君に彼女がいるかもってあれでしょ?」
「なんで、そんな噂になってるの~」
「なんでも、織斑君が女の子に興味もってるからだとか~~~」
「え~~~とうとう目覚めたの~~~」
「それ、違う意味に聞こえる」
2組
鈴「……一夏に彼女がいるかもしれない…」
鈴「ふ~ん、へ~え、ほ~お」
鈴「ふふふふふふ」
一夏「なんか今日、俺たちのクラス騒がしくなかったか?」
シャル「うん、そうだね」
シャル(やっぱり、一夏の彼女の話だよね…)
シャル(どこからそんな噂が…内緒で付き合うの難しいよ~)
一夏「シャル、どうかしたか?」
シャル「ううん、なんでもないよ」
鈴「一夏~」
シャル「…?」
一夏「鈴…どうした?」
鈴「べつに~~一緒に帰ろうかと思って!」ガシ
一夏「一緒にて…寮に帰るだけなんだからさ…」
鈴「それでも、いいでしょ」ギュウ
一夏「腕を絡ませるなよ…!」
シャル「…へえ」
一夏(シャルがにらんでる…)
鈴(一夏に恋人いるなんて嘘よ!今日からアプローチしまくって、私のものにしてやるっ!)
今日はこのくらいで、また明日~
鈴「ねえ、一夏」ギュウ~
一夏「ん~?」
鈴「明日の休み、どっか行くの?」
シャル「…」
一夏「明日はちょっと用事があるな」
鈴「ふ~ん、どこ行くの?」
一夏「え…それは…」
>>1です 少し更新します
一夏(まずいな…シャルとデートとは言えないし…)
シャル「五反田食堂に用事があるんだよね?」
一夏「え…あ、ああそうだった…!」
鈴「弾の実家に行くんだ…へえ~」
一夏「なんだ?どした?」
鈴「…」
鈴(まさか、蘭に会いに行くのかしら…?まさか、蘭と…?)
鈴「…」
一夏「…?」
シャル「なんだか、ややこしいことになってる…もう一夏は…」
一夏(なんかすごく嫌な空気が流れてる…)
翌日 デートの日
シャル「んもう、一夏の馬鹿っ!」
一夏「すまん、シャル…でもお前の機転で助かったよ」
シャル「まだ、全然安心できないってば」
一夏「え、そうなのか?」
シャル「昨日、鈴は何も言わなかったでしょ?きっと今日尾行するつもりだよ」
一夏「ま、マジか…?」
シャル「だから、今日は食堂にまず行かなきゃ…」
一夏「シャルと二人でか?」
シャル「本当はそうしたいけど…怪しまれるから、向こうで待ち合わせしよう」
一夏「それがいいかな」
シャル「行ったことないから場所教えてね」
一夏「わかった」
少し時間おきますね。
期間あけてしまいましたが、書いて行きますね
弾の食堂
シャル「…」
鈴「…」
箒「…」
シャル(一夏とは離れてきたけど…)
シャル(案の定いたよ…しかも箒まで)
鈴(おかしいわね、シャルロットは呼んでないはずなんだけど…)
箒(どうなっている…?シャルロットがなぜ?正直鈴もいらないが…)
鈴「ねえ、あのさ」
シャル「な、なに…?」
鈴「なんで、シャルロットがここにいるわけ?」
箒「そうだ、ここは私と一夏の思い出の場所だ」
鈴「違うでしょ、私と一夏の思い出の場所なんだけど。中学の頃来てたし」
箒「ぬ…」
シャル「……思い出…か…」
鈴「そうそう思い出よ。ここの弾ていうのと、一夏と私でよく遊んでたし」
箒「中学のころの話か?」
鈴「うん、そうよ」
箒「初めて聞いたぞ…一夏め…」
鈴「そりゃ、小学校の時離れ離れになったファーストさんは知らなくていいことなんじゃない?」
箒「…」ゴゴゴゴ
弾「なんかあそこの一角、怖いぞ…」
蘭「お兄…注文とってきてよ…」
弾「いや…なんとなく命の危険が…鈴の奴もいるし…」
蘭「でも、さっきから一夏さんの話題が出てるよ」
弾(案の定ややこしいことになってしまってるな…多分あの子たちだろ?一夏の言ってたのは)
弾(もしかして、風貌からあの金髪の子が一夏の付き合ってる子か?)
弾(美人だな…あいつ、うらやまし過ぎるだろ)
弾(ていうか、後から一夏も来るのかね…)
鈴「私、しばらくここにいるけど、二人は帰ったら?用事とかないんでしょ?」
シャル「いやだね」
箒「断る。というか、鈴が私を誘ったんだろう」
鈴「…シャルロットはどうしてここにいるのよ?」
シャル「僕は、一夏に以前この場所のこと聞いてたんだ。だから、一度足を運んでみようとおもっただけさ」
鈴「ふ~ん」
箒「ほほう、他意はないということだな?」
シャル「う、うん…」
蘭「どうぞ、お水になります。」ドン
箒「…」
シャル「…」
鈴「…」
蘭「ご注文は?」
鈴「私たちお客なんだけど…?」
蘭「お久しぶりですね、鈴さん」
鈴「ええ、久しぶりね。ねえ、今日一夏来ることになってんの?」
蘭「え、一夏さん来るんですか!?」
鈴「この反応…」
箒「一夏め…この食堂にも毒牙を…」
シャル(早くもバレた気がする…まずいよ~)
一夏「ういっす!」ガラ
蘭「一夏さん!」
シャル(タイミング悪いよ、一夏~~~!)
鈴「一夏」
一夏「鈴…どうした?」
鈴「あんた昨日、五反田食堂に用事があるって言ってなかった?」
一夏「え…ああ、言ってたけど」
鈴「蘭は知らなかったみたいだけど?」
一夏「う…それは…」
鈴「どういうことよ?」
箒「そうだ、どういうことだ」
蘭「どういうことですか?」
シャル(ま、まずい~~本当にまずい…)
一夏「じ、実は…弾に借りようと思ってた物があってさ…」
弾「ん…?」
一夏「なあ、弾!」
弾(これは助けを求めている眼か!よし、任せろ一夏!)
弾「ああ、これだな一夏!」
ジャーーーン
鈴「なにこれ?」
弾「俺秘蔵のエロDVDだ!」
蘭「…」
箒「……」
弾「いやー、一夏の奴に貸してくれ、貸してくれとせがまれててな…本当に」
一夏「弾…」
鈴「…一夏…」
一夏「はい…」(すげぇ抑揚のない声…怖すぎる…)
箒「そうか、一夏もそういう物を欲しがる年齢になったのだな…」
一夏「なんだ、箒…その姉みたいな発言は…俺たち同じ年だろ…」
シャル(ごまかせそうだけど…これはこれで…)
鈴、箒「一夏~~~!」
一夏「ぐわ~~~~~~!」ゴギャ
…………
一夏「くそう…ひどい目にあった…」
シャル「でも、よかったじゃない。僕達のことがバレなくて」
弾「そうそう、俺の機転に感謝してほしいくらいだぜ」
一夏「何言ってんだよ…よりにもよってエロDVDって…」
弾「お前、あれ見たいから貸してくれって本当にいってただろ」
一夏「ちょ、お、おい弾…!」
シャル「…」
シャル「どういうことかな、一夏?」
一夏「あ、い、いや…シャル違う…」
シャル「違うって何が?」
一夏「いや、だから……」
シャル「一夏はそれ見て、何をするつもりなのかな?」
一夏「な、なにって…」
弾「それは、一つしかないよな」
一夏「弾、追い打ちをかけるなよ…!」
シャル「一夏は僕とはそういうこと、したくないんだね」
一夏「なに言ってんだよ……」
一夏(これも…シャルは拗ねてるのかな…?)
一夏「お、俺はシャルとそういうことがしたい!当たり前だろ」
シャル「一夏…!」カアア
一夏(うわ~~すげぇ恥ずかしい…!)
シャル「じゃあ、そのDVDは必要ないよね」
一夏「いや、それとこれとは話が違うというか…なんというか…」
シャル「一夏…そんなに見たいんだ…」
一夏「ううう…」
弾「そりゃ、男が興奮するシチュエーションの総まとめだもんな、このDVD」
一夏「弾…俺の寿命を縮めたいのかよ…」
シャル「もう…一夏のバカっ!隕石にぶつかって死んじゃえ!」
一夏「隕石って…」
蘭「あの…一夏さん」
一夏「蘭…なに?」
蘭「そちらの方と付き合ってるというのは本当なんですか?」
一夏「え、うん本当だよ」
蘭「そうなんですか……」
弾(蘭の奴泣き出しそうだな…)
シャル「蘭…さんかな…。その、ごめんね?」
蘭「い、いえそんな…」
弾(こりゃ、今日は蘭を慰めてやるか…)
蘭「私、来年はIS学園入りますし」
シャル「ん…」
一夏「ああ、そうなんだ」
蘭「はい、第一志望です」
一夏「勉強頑張れよ!」
蘭「はい!」
シャル「……」ムム
蘭「一夏さん中学の頃この食堂たくさん来てくれましたよね」
一夏「ああ、そうだったな」
蘭「これからもいっぱい来てくださいね!」
一夏「ああ、もちろん!」
シャル「ね、ねえ一夏…」
一夏「なんだ?」
シャル「そ、そろそろ行こ?時間がもったいないし」
一夏「そっか、そろそろ行くか」
蘭「また、来てくださいね!当時のアルバムとかあるんで」
弾(慰める必要ないかも…シャルロットて子からしたら、強力なライバルか)
今日はここまでです。それではまた
>>1です 更新
シャル「…」スタスタ
一夏「…」スタスタ
シャル「…」
一夏「なあ、シャル…」
シャル「なに…?」
一夏「で、デート行くだろ?水着見に行かないとな」
シャル「当たり前でしょ?今日はその約束だったんだから」
一夏「そ、そうだよな…」
一夏「やけに怒ってませんか?」
シャル「蘭ていう子ともずいぶん仲がいいね、一夏」ニコ
一夏「蘭か…い、いや…そうかな…」
シャル「そうだよ」
一夏「すまん、シャル!」
シャル「…今日のデートでちゃんとエスコートしてくれたら、許してあげる」
一夏「エスコートか…」
一夏「エスコートか…」
一夏「どうぞ、私めのお手をお姫様」スッ
シャル「…」
シャル「プッ…なにそれ…」アハハハハハ
一夏「え?エスコートってこういうんじゃねぇの?笑うなよ恥ずかしくなる…」
シャル「ごめんごめん、アハハハ…でも、それでいいよ。行こうか」ガシ
一夏「お、おう…」(手じゃなくて腕に引っ付いてきた…)
総合スーパーの中
シャル「あ、あそこなんていいんじゃない?」
一夏「水着専門店…男は入りずらいな…」
シャル「彼女と二人なら普通だよ」
一夏「そうだよな…」(さっきから胸が当たってる…シャルは大きいんだな)
シャル(少しくらい意識してくれてるかな?顔が赤いし)エイエイ
一夏「とにかく入ろうぜ!」
シャル「うん、はいろう!」
シャル「この水着なんてどうかな?」
一夏「黄色か…シャルの髪の色と近い感じだし…いいんじゃないか?」
シャル「そう?じゃあ、これにしようかな」
シャル「一夏もついでだし、買ったら?」
一夏「もう買ってあるよ」
シャル「早いね…」
一夏「他に何か買うものあるか?」
シャル「う~ん、ついでだから浮き輪とかビーチバレーボールとかも買って行こうかな」
一夏「お、いいなそれ。海行くとき楽しめそうだ」
シャル「だよね、だよね!」
一夏「ああ」
場所変わって、喫茶店
鈴「あ~あ、なんだか無駄な一日使ってる気がする」
箒「まあそう言うな。同じ勉学に励む者同士で交流するというのも重要だろう」
鈴「箒がそんなこと言うなんてね」
ラウラ「ここのパフェは絶品だな。シャルロットが言うだけのことはある」パクパク
セシリア「確かに…いけますわね」パクパク
鈴「なんで、二人も混ざってるの?」
ラウラ「そう固いことを言うな」
鈴「あんた、ついこの間まで敵対心むき出しだったでしょ!」
ラウラ「いつまでも過去を振り返るな。時間は+の方向にしか流れていないのだぞ」
箒「しかし…一夏の彼女というのは噂でしかないのだろうか…」
鈴「わからないけど…弾のところにも、エロDVD借りに行ってただけみたいだし」
セシリア「まあ、一夏さんがそのような物を…!?」
ラウラ「…彼女…か」
ラウラ(昨日のシャルロットの部屋での様子…そういうことか…)
ラウラ「やれやれ…」
ラウラ「とりあえず、シャルロットにはここのパフェをこれから、奢ってもらうとするか」
鈴「はあ?何言ってんの、あんた」
ラウラ「いや、なんでもない」
セシリア「でも、一夏さんに彼女がいるなんて…信じられませんわ…」
箒「あの天然ジゴロにな…」
シャル「一夏、はいあ~ん」
一夏「なあ、ちょっと恥ずかしいんだけど…」
シャル「こういうのは、恋人の間で通らなければならない儀式だよ」
一夏「そういうもんかな」パク
シャル「どう?おいしくない?ここのパフェ」
一夏「ああ!すごくうまいな!」
シャル「でしょでしょ?」エヘヘ
ラウラ「ぶふっ!」
鈴「ちょ…どうしたのよ、あんた…」
セシリア「はしたないですわね」
ラウラ「いや、なんでもない。こっちを向いていろ…いいな」
箒「…どういうことだ?」
ラウラ(あの二人…やはり…しかもあんなに堂々と…)
ラウラ(私が最初に発見したのがよかったのか…?)
ラウラ(さて、どうしたものか…)
ラウラ(ここは他の者にバレないように対処した方がよさそうだな…)
ラウラ(シャルロット、私の嫁に手を出しただけじゃなく…フォローまでさせるとは…)
ラウラ(まあ、パフェで手を打とう…いや、それだけじゃ温いな)
鈴「なに?なんかあんの?」
ラウラ(さて、どうしたものか…0.5秒で作戦を考えなくては…)
今日はここまでです。お休みなさい
ラウラ(作戦は考えた…しかし、うまくいくかどうか)
セシリア「どうしましたの?」
箒「妙な奴だな」
ラウラ「なんでもない、それよりこのパフェは絶品だぞ。でひ食べてみろ」
鈴「なによ、くれるの?」
ラウラ「少し分けてやる」
鈴「ふ~ん、なにか盛ってるんじゃないでしょうね」
ラウラ「安心しろ」
ラウラ(視線誘導…マジシャンなどがよくやる手口だ。戦場においても重要なテクニックのひとつだな)
ラウラ(さて、あの二人は…)チラ
一夏「ほら、お返しだシャル」
シャル「あ~ん」パク
シャル「おいしい~~!すごくおいしいよ、一夏!」
一夏「そのパフェもいいけど、こっちの抹茶もなかなかだよな」
シャル「うん、そうだけど…一夏に食べさせてもらってるからおいしいんだよ」
一夏「なっ…!」カアア
ラウラ「……」
ラウラ(おかしい…ただのバカップルというやつになっている…)
ラウラ(クラリッサ、これはどういうことだ…?メーデー、メーデー)
鈴「このパフェ、おいしいわねっ!」
ラウラ「ん?貴様、とり過ぎだ!」
鈴「なに固いこと言ってんのよ。さっき分けてくれるって言ったでしょ」
ラウラ「いくらなんでも取りすぎだ!」
セシリア「言葉には責任をもちませんとね」パクパク
箒「その通りだな」パクパク
ラウラ「食べるな!無くなるだろう!」
箒「しかし、うまいものだな…甘い物は少し控えていたが…」
セシリア「ああ、自分の物と二つ食べてしまいましたわ…」
鈴「ていうか、なんか他の物も食べたくなってきたわね。店員さんは」クル
ラウラ「!」
ちょっと休憩します。
>>1です 再開です。
ラウラ「待て!こっちを向け!」
鈴「な、なによ…大声出して…!」
セシリア「どうしたのですの?」
箒「なんだ?」
ラウラ「見ろ、曲芸だ」
鈴「へぇ~スプーンを手の上に立たせて倒れないようにバランスとるなんて凄いわね」
セシリア「そんな細い物よく倒さないで済みますわね」
箒「無駄な芸のような気もするが…」
ラウラ「ふふん、すごいだろう?これもドイツ候補生だからこその成せる技だな」
ラウラ(ふう、なんとか視線誘導はできたが…)
シャル「一夏~~~」ダキ
一夏「シャ、シャル…大胆過ぎだって…」
ラウラ(これは、今夜にでも問い詰めなくてはならないな…見ていろ)
その夜 シャルの部屋
シャル「ラウラ~お風呂空いたよ」
ラウラ「ああ、すまない」
シャル「話ってなに?」
ラウラ「…」
シャル「ラウラ?」
ラウラ「今日はずいぶんとお楽しみだったな」
シャル「え…?」
ラウラ「私の嫁と…」
シャル「……見てたんだ…」
ラウラ「ああ」
シャル「そっか…」
ラウラ「あぶなかったな、セシリア達にも見られていたら大変なことになっていたぞ」
シャル「彼女らもいたの…?」
ラウラ「全員いた」
シャル「そうなんだ…ひょっとして、助けてくれた?」
ラウラ「そのことについては、あのパフェで手を打とう」
シャル「う…まあ、安いものかな…」
ラウラ「それよりもだ、私が言いたいのは、一夏のことだ」
シャル「…」
ラウラ「付き合ってるのか?」
シャル「うん、告白したのは最近だけどね」
ラウラ「そうか…なら、お前とも敵対するかもしれんな」
シャル「そうだね…でも、僕と一夏は正式に付き合ってるから…」
シャル「奪ったりしたら、いくらラウラでも許さない」
ラウラ「……」
シャル「…」
ラウラ「…少なくとも、しばらく黙っていた方がいいだろうな、他の連中には」
シャル「うん、そのつもりだよ」
シャル「…一夏からしてみれば、誰でもよかったのかもしれないよ」
ラウラ「なに…?」
シャル「告白するのが僕じゃなくても、一夏はOKしてたかもしれないってこと」
ラウラ「…」
シャル「さすがに誰でもOKってわけじゃないと思うけど、親しい間柄の人だったら…一夏、優しいから」
ラウラ「…お前…」
ベシッ
シャル「いた…!なにするのっ!」
ラウラ「…そんな中途半端な感情でお前は告白したのか?」
シャル「え…?」
ラウラ「付き合うというのはそんなに軽いものなのか?」
シャル「…」
ラウラ「そんな中途半端で、私の嫁をとったのか…?」
シャル「ラウラ…」
ラウラ「告白するなら、自分の好きな男が、自分を一番好きであると確信して告白しろ!」
シャル(なんだか、話が逸れてきてる気がするけど、まあいいや)
シャル「違うよ、ラウラ。僕だってそんな中途半端で告白したんじゃないよ」
ラウラ「だろうな、少なくとも他の者は自分が一番だと思っているはずだからな」
シャル「そっか…」
ラウラ「ああ…」
シャル「実は、僕も最近まで男だったこと、一緒に寝食共にしたこと、その他諸々鑑みて一番、一夏と親密になってると思ったんだ」
ラウラ「ん…?」
シャル「特に男と偽って行動を共にしたのは大きかったと思う。あれで信頼関係はぐっと高まった感じがするね」
ラウラ「……」
シャル「ありがとう、ラウラ。かばってくれて。パフェだっけ?よければ毎日でもおごるよ?」ニコニコ
ラウラ「……」
シャル「これからも、よろしくね?」ニコニコ
ラウラ「……シャルロット…」
今はここまでにしときます。だらだら書いてるんで、終わりが見えないというか…でもすぐ終わるかもです、わからないです…
>>1です。更新遅れて申し訳ないです、書いて行きます。
ラウラ「いいか、シャルロット。こえだけは言わないといけない」
シャル「うんうん」ニコニコ
ラウラ「私は決して買収されたわけではないぞ」
シャル「わかってるよ、気高いドイツ候補生の君がそんなわけないよね」
ラウラ「その通りだ、しかしこのパフェは旨いな」パクパク
シャル「本当にね」ニコニコ
例のお店…
シャル「でもラウラ、クリームが口についてるよ」
ラウラ「おっと、私としたことが」サッ
シャル「約束だよ?いつでも奢ってあげるから、一夏とのことはしばらく黙っててね」
ラウラ「ああ、了解した。あいつらに知られるのは、私としてもいいことではないからな」
シャル「争いの火種になりそうだしね」
ラウラ「そうだな」
ラウラ(しかし、この女も思った以上に計算高い奴だな…こういうのを腹黒いというらしい)
ラウラ「ところでシャルロット」
シャル「なに?」
ラウラ「一夏とは…その…あれはもうしてあるのか…?」
シャル「あれって…?」
ラウラ「ほら…夜の営みというやつだ…」
シャル「な…!…ええ…!」
ラウラ「あいつの、アレの大きさはどうなんだ?」カア
シャル「な、え…ラウラ…!?」カアア
ラウラ「やはり凄いのか?」
シャル「ま、まだ見たことないよ!ていうかなんて話してるの!」
ラウラ「恋人同士はそういうことをして当たり前だと聞いているぞ…」
シャル「かもしれないけど…早すぎるよ!…なんか間違ったこと教わってるよね…」
ラウラ「夫婦は、もっと頻繁にしてもいいのだとか…そうか…」
シャル「ん?」
ラウラ「私とはふ・う・ふなのだから、そういうことがあっても問題ないのか…」
シャル「ラウラ~~~~!」
ラウラ「冗談だ、本気にするな」
シャル「全然本気に聞こえなかったよ!!」
その頃
一夏「シャルはどこ行ったんだろ…」
鈴「一夏~~」
一夏「鈴、どうかしたか?」
鈴「えっと、用事があるわけじゃないけどさ…」
一夏「なんか、顔が赤くないか?」
鈴「う…」
鈴(どうしよう…ここで告白するの?…でも早くしないと…)
一夏「鈴?」
鈴「あ、あのね…私さあんたのことが…」
箒「…」
セシリア「…」
一夏「あれ?」
鈴「え…?て、なんで二人がこんなところにいんのよ!」
箒「こっちのセリフだ」
セシリア「なにをしようとしていたんですの?鈴さん」
今日はここまでで
鈴「なにって…なんでもいいでしょ」
セシリア「よくありませんわ。私にはものすごくよろしくないことのように見えたんですが」
箒「同感だな」
鈴「ぬ…!」
一夏「おいおい、落ち着けよ、みんな」
セシリア「あの、一夏さん?」
一夏「ん?なに?」
セシリア「よろしければ、この後二人で出かけませんこと?」
一夏「え?あ~それは…」
箒「待て。このあと一夏は私と稽古の約束がある」
鈴「ほんとに~?」
一夏「あったっけ?」
箒「貴様は…!」
箒「そこは、私に合わせてくれるのが常識だろう!」
一夏「な、なんだよその理屈…!」
箒「まったく、お前は…!」
鈴「箒って、たまにバカになるよね」
セシリア「そうですわね」
箒「なにか言ったか?」ギロ
鈴「なに?バカって言っただけだけど?」
箒「ほう、叩きのめされる覚悟はおありとお見受けする」スチャ
セシリア「竹刀を抜きましたわね」
鈴「ここはIS学園よ?いくら日本一の剣の使い手になっても、部分展開できる私には関係ないわよ?」
箒「部屋の中で全展開はできまい。展開してない部分に打撃をお見舞いしてやる」
鈴「へえ、前の時で少し学習したんだ」
箒「そういうことだ」
セシリア「幼馴染の対決ですわね。二人とも潰しあってくれれば…」
一夏「おいおいおい…お前ら本気でやりあうとか言うなよ…」
その頃 喫茶店
シャル「じゃあ、そろそろ戻ろうか」
ラウラ「そうだな」
シャル「ねえ、ラウラ。みんなに話すタイミングは重要だよね」
ラウラ「だろうな、といってもずっと隠せることでもないしな」
シャル「だよね…」
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