俺「どうせドラクエ3はおっさんの思い出補正による過大評価だろ」 (6)

以前に1も2も相当に楽しんだ小生であったが
3の異常なまでの高評価は、発売当時のことであって
流石に今では過大評価だろうと思っていたのだ

しかし数日後の小生はこう思った

「なにこの神ゲー……まごうことなき最高傑作だわ」


小生を待ち受けていたのは、壮大な物語とシリーズを代表する名曲の数々
亡父オルテガの遺志を継ぎ、勇壮なBGMをバックに冒険の旅に出る勇者
甦らせた不死鳥ラーミアに乗り『おおぞらをとぶ』を聴き
小生の初プレイのドラクエであった8を大いに懐かしむ
魔王バラモスを討ち倒してこれにてエンドかと思いきや
まさかのどんでん返しに戸惑いを隠せぬ小生
古のアレフガルドに降り立ったときの『広野を行く』のアレンジは感動ものであった
実は生存せし父オルテガとの親子対面を果たすも今生の別れ……その亡骸を後にする辛きことよ
そして遂に大魔王ゾーマを滅ぼし、ラルス王よりロトの称号を受けた折には
「なんと伝説の勇者ロトとは主人公である自分だったのか……!」と深く感銘した
追い打ちをかけるように流れる『ロトのテーマ』『そして伝説へ』のコンボに小生は昇天した

小生は、かような日本ゲーム史を代表する神ゲーに手を出そうとしなかった自分を呪った





そしてキャラバンハートに手を出し
ロト世界の崩壊を目の当たりにした小生
よりいっそう種泥棒のキーファを激しく憎む日々が到来したのであった

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