伊織「碧い世界へあなたと」 (3)

「伊織、どうだ綺麗だろう。」

「ええ、お父様。澄み渡った空みたいですごく綺麗ね。」

「気に入ったか!よし、また連れてきてやろう。」

「・・・・・・ううん、いいわ。」

「おや、どうしてだ?」

「理由?それはね・・・・・・」


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私はここではっと目を覚ます。

白い部屋に、大きな鏡台、そして大きな窓が一つ。

鏡に映し出された自分の姿を見て、今の状況を思い出す。

純白のドレスに覆われた自分の姿、それは女の子ならいつかは憧れるはずのもの。

でも今の私には永遠の牢獄へ収監される為に着た囚人服にしか見えなかった。

顔は泣きはらした目と化粧で隠したつもりのひどい隈。

ああ、そうだ私はここで泣き疲れて寝てしまったのだと理解する。

あ、しまった。
ちょっと立て直します。

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