エレン「おっ、ビリビリじゃねーか」ミカサ「誰がビリビリよ!」(18)

科学と魔術が交差するとき巨人が目覚める――


かもしれない

キャラはできるだけ変えないようにする

学園都市が舞台だけど本編焼き回しもなんだし
あえて禁書側の設定は色々無視でいこうと思う

コーポウォールマリア・エレンの部屋

エレン「……どうしてベランダにシスターがいるんだ?」

サシャ「お腹が空きました……」グッタリ

エレン「はぁ?お前大丈夫かよ?残りもんだけどよ、パンでも食うか?」

サシャ「パァァン!」ムクッ

エレン「うぉっ!」

サシャ「がつがつがつ」ムシャムシャ

エレン「なんなんだよこいつ……」

サシャ「もっとパァァンはありませんか?」

エレン「悪ぃな。さっきので最後だ」

サシャ「……そうですか」

エレン「……ご飯なら」

サシャ「ご飯!」パァァァァ

エレン「で、あんたは誰なんだ?なんで俺んちのベランダに引っかかってんだよ?」

サシャ「ンマーイ!」

エレン「聞けよ!」

サシャ「えーとですね、私はサシャ・ブラウスです!好きなことは食べることです!」

エレン「……俺はエレンイェーガーだ。……で?そのサシャさんはどうしてベランダにいたんだ?」

サシャ「わかりません!お腹が空いて気がついたらここに!」

エレン「そうか。よくわからないけど食ったら出てけよ」

サシャ「はい!……って、そうでした!私狙われてるんですよ!」

エレン「はい?」

サシャ「私の頭の中にはですね、10万3千冊の魔道書が記憶されているんですよ」

エレン「魔道書?10万3千冊?記憶?プハッ!ねーよ!だってお前頭悪そうじゃん」

サシャ「笑わないで下さいよ!ほんとなんですってば!」

エレン「はいはい」ポンポン

ビリッ

サシャ「きゃあああああ」全裸

エレン「ふぇっ?」

サシャ「なんで!?なんで私の歩く教会が!?」

エレン「知らねーよ。肩触っただけだっての」

サシャ「特別な霊装なんですよこれ!」

エレン「霊装?」

サシャ「エレンは魔術も知らないんですか?」

エレン「知るわけねーだろ、なんだよ魔術って。ここは科学オンリーな学園都市だぞ」

サシャ説明ちゅう~

エレン「イギリス清教?必要悪の教会?」

サシャ「はい」

エレン「つまりお前の中にある10万3千冊の魔道書とやらを狙ってる奴がいる、と?」

サシャ「端的に言えば」

エレン「俺はただの学生だ。それもレベル0の落ちこぼれ。能無しなわけ。悪いがお前の助けにはなれそうにないぜ」

サシャ「……そうですよね……ご迷惑おかけしました」

エレン「悪いな」

サシャ「いえ」

エレン「これ、携帯の番号だから。何かあったら掛けてこいよ」

サシャ「ありがとうございます、エレン」

サシャ「それでは、食事感謝します」

エレン(しばらく家で匿うべきだったか)

ゴォォオオオ

エレン「!?」

コーポウォールマリア前

サシャ「」プスプス

ベルトルト「どういうことだ!?歩く教会が機能していない……?」

エレン「おい!息してないぞ!救急車!」

ベルトルト「どうしよう」オロオロ

エレン「はい……はい……火傷です!背中一面……はい……呼吸はしてません……急いで!急いで来て下さい!」

ベルトルト「どうして……」

エレン「……お前か?お前がサシャを……」

ベルトルト「待ってくれ!誤解だ!」

エレン「何が誤解なんだよ?」

ベルトルト「こんなことになるとは思わなかったんだ。彼女の歩く教会ならあんな攻撃で傷つくわけが……」

エレン「言い訳すんな!実際にサシャは傷ついてる!お前がやったんだよ!」

ベルトルト「っ!」

ピーポーピーポー

こうしてサシャは病院へと搬送された。

ベルトルトはアンチスキルに連行されることになった。

キース「かろうじて一命はとり留めたが、予断は許されない状況だ。今は絶対安静としか言えない」

エレン「そうですか」

アニ「サシャは大丈夫なんですね!?」

エレン「誰?」

アニ「サシャの……保護者よ」

アニ「私はアニ・レオンハート。連行された男はベルトルト・フーバー。誤解してるようだから言っておくわ。私も彼もサシャの敵ではない」

エレン「敵ではないならなんで攻撃したんだよ」

アニ「魔術についてはサシャから聞いたみたいね」

エレン「ああ」

アニ「彼女には歩く教会という霊装があった。簡単に説明すると、歩く教会はあらゆる攻撃を弾く防護結界が組み込まれた服と思ってくれていいわ」

アニ「なぜか安全ピンで留められていたあの修道服のことよ」

アニ「ベルトルトもサシャを傷つけるつもりはなかったのよ。誤解があって逃げようとしたサシャを足止めしようとした……それだけなの」

エレン「それだけって……」

アニ「わかってるわ。ベルトルトのミスよ」

アニ「こんなことになるなんて思わなかった」

エレン「お前も魔術師なのか?」

アニ「まあね。サシャと同じくイギリス清教に所属してるわ」

エレン「助けを求められたのに、サシャを見捨てた俺も同罪だ」

アニ「本当に見捨てていたら見知らぬ相手に電話番号なんて教えない。そしてわざわざ病院に付き添ったりはしないでしょう?」ヒラヒラ

アニ「サシャが握っていたそうよ。あなたの番号でしょ?これ」

エレン「…………」

アニ「エレン・イェーガーくん」

ちょっと用事ができたのでまた明日

またねっ!

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