滝行

～～～滝～～～

ドドドドドドドドドドド

京太郎「……いや、マジで？マジで言ってるんですか？」

久「藤田プロから聞いたわ、この滝はあの牌のおねえさんも打たれた滝なのよ」

久「この滝に打たれてから言動に一切の恥じらいが無くなったらしいわ」

京太郎「……いや、それは、ええ……？」

久「とにかく行って来なさい。和をボッコボコに出来るチャンスなのよ、チャンス」

京太郎「……とにかくやってみますけど……」

ドドドドドドドドドドドドドド

京太郎「んｔぎゃｗんだあっ冷たｘfuia」

久「……あ、もしもし？優希？ちゃんと修行中だから」

久「……うん、うん。大丈夫だって、タコスも作り置きしてあるでしょ？」

久「命に関わることはまあ大丈夫だから、しないから。はーい、よろしくー」ﾋﾟｯ

京太郎「xxaxaっまっ部chｆおおofao」

京太郎「はぁ……はぁ……」

久「お疲れ、どうだった？」

京太郎「……ぼやけた視界の中で楽しそうに電話してる部長が見えました」

久「優希から伝言よ。『応援してるじぇ』だって」

京太郎「……全くあいつは」

久「それで、オカルトが宿ったって感じ、有る？」

京太郎「それは……」

>>下2のコンマが70以上でオカルト取得

京太郎「いえ、特には……」ｷｶﾞｴｷｶﾞｴ

久「そう……やっぱり瑞原プロ見たいな断固たるキャラ付…決意が足りないのかしら…？」

京太郎「いや、俺にあの人並みの…あれはちょっと難しいです」

久「うーん……まあ良いわ、下手なオカルト数打ちゃ当るって言うし」

京太郎「滝行レベルを数打たないで下さい、俺がやばいです」

久「コレも全ては和にオカルトを覚えさせるため！次は>>14するわ」

京太郎「マジすか」

プロに弟子入り

京太郎「…………」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

久「やっぱり私より上手い人に教えてもらうのが一番ね、うん」

京太郎「いや、俺ってアレですよ？和とか咲とかはともかく半ば雑用係でしかも男ですよ？」

久「男は度胸！なんでも試してみるのが一番！」

久「って、咲の読んでた本の中に書いてあったから…さぁ！さぁ！」ｸﾞｲｸﾞｲ

京太郎「それも気になりますがそんな押すのはっ、せめて覚悟が決まってからっ」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

>>18「はーい」ｶﾞﾁｬ

すこやん

健夜「すいませんがウチは仏教で新聞も消火器も間に合ってるんで……」

久「あの、清澄高校の者なんですが……」

京太郎「……え？」

健夜「」

ﾊﾞﾀﾝ

久「ちょっと！小鍛冶プロ！折り入って頼みが有るんですけどー！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

＜忘れて！今のはお願いだから忘れてー！

久「忘れますから！」

久「まさかあの小鍛冶プロが夕方なのに寝癖つけっぱで」

久「上下ジャージで」

久「頬に布団の跡を付けてプロ麻雀せんべい片手に客に応対したなんて忘れますからー！」

＜うわあぁぁぁぁぁ

京太郎(……今、間違い無くノーブラだったな……)

～～～状況説明完了～～～

健夜「……つまり、その子を弟子にしてオカルトを教えて欲しいと」

久「各種雑用をこなせて、美味しいタコスも作れますよ」

久「掃除も得意ですし……」ﾁﾗ

健夜「な、何を言ってるのかな……？」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

京太郎(あ、今度はブラジャー着けてる)

健夜「……そうは言っても、弟子はちょっと取らない主義だからね……」

京太郎「お手数お翔けしてすいません……ほら、帰りますよ部長」

久「うーん……そうね、でもお茶を飲み終えるまでは……」ｽﾞｽﾞｽﾞ

健夜(……でも折角来てくれたし、こーこちゃんとセールス以外で久し振りのお客さんだし)

健夜(どのくらいの力を持ってるかぐらいは、確かめてみようかな……)ｶｯ

京太郎「！？」

京太郎の素質:>>29コンマ下二桁
80以上で咲レベル

ほい

健夜(……中々良い力を持ってるみたい)

久「はー……何だか実家みたいに落ち着きますね……」

京太郎「ここは小鍛冶プロの家ですから、ほら、さっさとお暇した方、がっ」

健夜「……やっぱり、弟子は取れない」

健夜「だけど、東風戦なら付き合っても良い」

京太郎「えっ」

久「……へぇ、急に気が変わったんですか？」

健夜「弟子は取れないけど、折角来てくれたんだし」

健夜「私との戦いが、何かの役に立ってくれたら……」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

久「……須賀君、やる気は有るかしら？」

京太郎(……す、すげぇ……さっきまでノーブラで寝癖を付けてた人とは思えないっ…！)

健夜「三人で悪いけど、早速……」

ｶﾞﾁｬ

健夜母「ただいまー！予定が早く…あら、健夜ちゃんにお客さん？」

健夜「っお、お母さんっ！？」

健夜母「うちの健夜がお世話になっていますー。はい、コレプロ麻雀煎餅カレー味」

健夜「わー！？わーっ！！？」

久「……」ﾆﾔﾆﾔ

京太郎(うわぁ)

～～～何だかんだで健夜母含めた麻雀後～～～

健夜母「健夜ちゃんは相変わらず強いわねぇ……」

健夜「…………」

久(小鍛冶プロのお母さんも凄かった……)

久(でも、それ以上に……)

久(須賀君が、明らかに……前半と後半で、打ち筋が違った)

京太郎「…………」

京太郎(最初は偶然かと思ったが、これは確かに……俺の力で出来たんだ……)

京太郎(これが、オカルトって奴か？部長の悪待ち、咲のリンシャン)

京太郎(……これが、俺のスタイルっ……！)

京太郎「……小鍛冶プロ…今日はありがとうございました…」

健夜「……私も、楽しかっ」

健夜母「あらあら大変、健夜ちゃんに頼まれてた」

健夜母「ミルクチョコレートを忘れて来ちゃったわ」

健夜「」

京太郎(うわぁ)

久「……ありがとうございました」ﾆﾔﾆﾔ

～～～清澄高校～～～

久「早速だけど、麻雀打つわよ！」

久「私！咲！和！そして須賀君！」

咲(京ちゃんの雰囲気が、何だか違ってる……)

和「分かりました…修行がどれ程の成果を持ったか、見せてもらいます」

優希「頑張れ京太郎ー！今日こそハコ下脱出だじぇー！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

まこ「応援する時ぐらいタコスから手ぇ離さんか」

京太郎「……行くぜ、咲」

咲「っ…う、うん、京ちゃんっ」

久(これは、和にオカルトを教えさせる為の麻雀)

咲(トイレでひたすら部長にリンシャンを狙えって言われたけど……)

和(せめて此方の当たり牌ぐらいは察して貰いたいですね……)

京太郎(手に入れたこの能力…>>44で)

京太郎(今日こそ和に、いや、咲にも勝つ！)ｺﾞｯ!

近過ぎるから>>47で

振込0

和(そろそろ来る筈なんですが)ﾀﾝｯ

久(どうやら早速来てるみたいね……)ﾀﾝｯ

咲(和ちゃんの当たり牌、もしかしたら京ちゃんが……？)ﾄﾝｯ

咲「リーチ」ﾄﾝｯ

京太郎(……分かる)

京太郎(この牌は和の、そしてこっちは咲の当たり牌)

京太郎(場に出ているのも含めて、これを切らない限り)

京太郎(どっちも上がれない。リーチをしたから)

京太郎(そして俺はこの牌を抱えたまま)

久「…ノーテン」

咲「テンパイ」

和「テンパイ」

京太郎「テンパイ」

和(……まさか貴方が？いえ、たまたま二枚持ってただけです)

咲(京ちゃん、やっぱり……)

久(違和感に気付いたのは、小鍛冶プロとの後半戦)

久(普通にドラ16とかやってたのに、明らかに前半より点数の移動が少なかった)

久(そして、須賀君の点数がじわじわ上がり始めた……)

和「リーチ」ﾄﾝｯ

咲「リーチです」ﾄﾝｯ

京太郎「……」ﾄﾝｯ

久(今も同じね……きっと須賀君は二人の当たり牌を殆ど持ってる)

久(そして切らない。だから振り込まない。そしてツモれない)

久(須賀君はひたすらテンパイを作るだけで良い)

京太郎(流局するまで俺は逃げる。リーチの分だけ他の点は減る)

京太郎(だから俺は……)

>>55コンマ下二桁
00～30:咲がリンシャンツモ
31～61:京太郎逃げ切り
62～80:奇数なら和、偶数なら久がツモ
81～:京太郎役満

ふんふむ

咲「……カン！」ﾁｬｯ

京太郎(！やっぱり咲か……)

咲「……ツモ！リンシャン！」

京太郎(残ってた辺り牌は一枚かそのぐらい)

京太郎(だからと言って、ツモを防ぐ訳じゃないんだよなぁ……)

京太郎(その辺りはどうしようもない……)

和(相変わらず咲さんは良くリンシャンが出ますね)

和(まぁ気のせいですけど)

咲(これで良いんだよね…普段通りだけど)

久(……いけない、最早咲のリンシャンが当然の事みたいになってる…)

久(なんとかして、もっとオカルティックな流れを…！)

そしてオーラス:>>61コンマ下二桁
00～30:大体プラマイゼロ
31～50:久が単騎待ち連続成功で一人勝ち
51～80:流局多めで京太郎がちょい勝ち
81～99:S.O.Aにより和が一人勝ち

ほい

和(た、たまたま…ですよね？)

咲(残り一枚の牌をわざわざ待つなんて……)

久「……和。相変わらず私は悪待ちが上手く行くのよねー」

和「そ、そんなオカルト…有る筈が無いですっ」ﾄﾝｯ

久(大分和も揺らいでる…須賀君、そろそろかしらね……)

京太郎(……来てる)

京太郎(あの時と同じだ。絶対に振り込まない……それより先の能力)

京太郎(一回しか使えないが、だからこそ。このオーラスで、決める)

京太郎(もう一つの力、>>65で……)ｺﾞｺﾞｯ

相手の鳴きを封じる

京太郎(……これで、良い)ﾀﾝｯ

久「……」ﾀﾝｯ

和「……」ﾀﾝｯ

咲「……」ﾄﾝｯ

京太郎(この三人は、俺の捨て牌に鳴けない)

京太郎(あの時のオーラスも、俺以外鳴かなかった)

京太郎(……そして俺は、振り込まない)

京太郎(当たり牌じゃない牌を、切り続ける……)ﾄﾝ

久「……！」ﾄﾝ

咲「京ちゃん、まさか……」ﾀﾝ

和「そ、そんなオカルト……」ﾄﾝ

京太郎「だったら、試しに鳴いてみたらどうだ…？」ﾄﾝ

京太郎(火力は要らない)

京太郎(だから俺は、これで……)ﾀﾝｯ

>>72コンマ下二桁
00～30:咲が海底ツモ、逆転
31～50:久が逃げ切り
51～90:京太郎、流し満貫成功
81～:S.O.A

ほい

ﾀﾝｯ

京太郎「……流し満貫……俺の逆転勝ちだな」

和「」

咲「……京ちゃん」

優希「す、すごいじぇー！まさかあの京太郎が！咲や和、部長を前にして！」

まこ「やったのう……」

久「……さて、和？いよいよ信じる気になってくれた？」

久「この間まで点数計算もまともに出来なかった須賀君が」

京太郎(今もおぼつかないのは黙っておこう)

久「みんなの当たり牌を察知して止めたのも」

久「流し満貫で逆転したのも、修行してオカルトの力を手に入れたからなの」

久「だから、これからオカルトを考慮して貰える？」

和「>>77」

コンマ下二桁
77以下:オカルトを信じる
78以上:SOA

SOAA

和「……分かりましたよ」

和「ここまでされたのなら、信じるしかありません」

久「本当！？」

和「咲さんのリンシャン、部長の悪待ち、そして須賀君の流し満貫」

和「そういう・オカルト・ありえます」

久「やったー！それじゃあ先ずはこの阿智賀の……」

京太郎(……これで、副将戦もまあ安心かな…)

京太郎(ありがとう、ノーブラ…小鍛冶プロ、そして部長……)

優希「京太郎ー！お前のトップ記念にタコスを作らせるじぇー！」

まこ「われが食うんかい！」

こうしてオカルトを認めた和もあってか、無事に清澄は大会優勝を納めたのであった。
個人戦でも流し満貫を駆使しベスト8に京太郎が「ヤオ牌に愛された子」として世間に名を広めるのはもう少し先の話になる。

終わり